2018年06月21日

更にレアな  ウンモンテントウ

カメノコテントウがレアなテントウと知り、見たことない虫に俄然興味が湧いてきた所、またしても変わった模様のテントウムシを発見しました!

この子もまだ翅が乾いてないような初々しい状態で、若しかしたら『このぼやけた模様や色は、時間経過ではっきりしてくるのかも…?』 と思いつつ、先を急ぐ身、とりあえずこの状態を撮っておきました。(翅が乾くとやはりもう少し赤みを帯びたオレンジ色になるようですが、個体差が大きいとのことなので、このままの可能性もあり?)

この日は、「クモキリソウ(雲霧草、蜘蛛散草)に会いたい!」のハイキング中だったのですが、図鑑を調べてみると偶然にもこの子の名前にも「雲」の字が・・・

P6143256 (440x293)ウンモンテントウ.jpg
【ウンモンテントウ/雲紋天道】テントウムシ科
 体長 6.7〜8.5cm
 針葉樹上、その林床で見られるが、希少。 
 食性などの生態は未だ謎のまま。

なのだそうです。 
雲の模様が浮かぶ、めったに見られない、未だ謎多きテントウムシだったのでした。 知っていたら、もっと大騒ぎしたところでしたが、知らないことはお客様にもお伝えできないので、他の花を撮っていらっしゃるお客様の後ろでそっとシャッターを切ったのでした…。 天地にはまだまだ知らないことばかり! 生かして頂いている命を大事にして、色々なものを見つけ、また多くの人にお伝えできたらと思います。

*ちなみに、写真で可愛い大きな目をした顔のように見える部分は「胸」で、本当の「頭」は豚の鼻のような模様から下の部分にあります。 大事な頭の部分を大きな顔模様でカモフラージュして守っているのかなと思います。


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2018年06月20日

レアな カメノコテントウ

 駒木野バス停で降りて、沢沿いの道を歩いていたら、1pほどの大きなテントウムシを見つけました。 後で聞くと、虫好きには垂涎のテントウムシの一つだそうで、もっといろんな角度から撮っておけばよかったと悔やまれます。

 丁度蛹から羽化したばかりだったのでしょう。 そこら中の葉の上で正に亀の子のように甲羅干しをしていました。

<2018-06-02 裏高尾>
P6022778カメノコテントウ (443x590).jpg

この子は赤い模様の部分が少なくて、黒い部分が目立ちますが、図鑑に載っていた子はもっと赤い模様が大きく、黒が背景的な配色でした。 とまっていたのは、沢沿いに多いアブラチャン(油瀝青)の葉で、葉身が4cm程ですから、カメノコテントウがナミテントウ等に比べてかなり大型なのがお分かりでしょう。


P6022741カメノコテントウ (443x590).jpg
【カメノコテントウ】テントウムシ科 体長 8〜11.7cm
 広葉樹林、畦畔樹林で見られ、オニグルミ等のクルミの仲間の葉につくクルミハムシの幼虫を捕食する。

昆虫って、本当に美しい生き物ですね!
マクロが撮れるコンデジを持ってから、以前よりもっと昆虫の世界が知りたくなりました。


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2018年06月19日

今年もクモキリソウに会えました!

 「今年も会えたね」
 小さな小さな、そこに居ると知っていても見逃してしまいそうな、他の草や落ち葉に埋もれてひっそり咲いている若草色の可愛らしい蘭、クモキリソウ。  訪ね歩いて今年で4年目。 段々と目が慣れたのか、今年が当たり年だったのか、沢山の個体に出会うことが出来、未だ嬉しさの興奮冷めやらずです。

 とはいえ、カメラの腕は一向に上がらず、うす暗い森の木陰に咲く小さな半透明の花の可憐さを伝えることのできないモドカシサ…気持ちだけお伝えできればと存じます。    

P6143259クモキリソウ (393x590).jpg

P6143247クモキリソウ (393x590).jpg

クモキリソウとは不思議な名前ですが、この小さな花の形が、蜘蛛に似ていることから蜘蛛散草、クモチリソウ→クモキリソウになったという説もあります。

P6143374クモキリソウ (443x590).jpg

若しくは、雲や霧のでるような季節、またそんな場所に咲くことから、雲霧草とも。

P6143375クモキリソウ (440x330).jpg

P6143251クモキリソウ (443x590).jpg

P6143257 (443x590)クモキリソウ.jpg

霧の露を帯びて光る姿も、梅雨の晴れ間の木漏れ日を浴びる姿も、それぞれに気品があって素敵です。

P6143245クモキリソウ (443x590).jpg

P6173430クモキリソウ (443x590).jpg

この株が今年一番大きく育っていたものでした。 

P6173423クモキリソウ (440x330).jpg

大きく立派なのも勿論見事ですが、小さな株の愛らしさに惹かれます。

P6173404クモキリソウ (393x590).jpg

園芸種のように何でも大きく色鮮やかにされずとも、神様の意匠そのままの姿が何より美しいと思います。

P6173405クモキリソウ (443x590).jpg
【クモキリソウ/蜘蛛切草、雲霧草など】ラン科クモキリソウ属


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ラベル:クモキリソウ
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2018年06月18日

ケロは無事です

ケロは無事です。 ご心配をおかけして申し訳ありません。
出勤途中で電車が止まり、誘導に従って線路を歩いて帰宅したそうです。

本当は、昨晩のうちに東京の我が家に来て泊まっている筈でしたのに、諸々あって出発できず今朝の移動となり地震に遭遇してしまいました。 折角主人が東京に避難させようとしてくれていたのでしょうに、もう一息押しが足らなかったようです。 それでも懸命に守ってくれたお蔭でケロは何とか無事でした。

昨年の5月、哀しさを道連れに旅した高槻市。 初めての土地で、何人もの優しい人に道案内され、美味しいお店を教えて頂き、助けて頂きながら、難しい場所にある旧跡などを訪ねて歩くことが出来ました。 寂しい心に人の情けが沁みました。 あの優しい方々は今、震災に遭われてどうしていらっしゃるかと胸が痛みます。 どうかこれ以上、哀しみが広がらないことを祈っております。

断層に大きなずれが生じたようで、余震が心配です。
倒れやすそうなもの、上から何か落ちて来そうな所、ブロック塀の近くなど、危険が予知される場所に近寄らないで歩く心がけも必要です。

山桜は、このところ次々と立て続けに色々なことが生じて、少々参りました。 残念ながら、段々と無理がきかなくなってきたようです。 弱音を吐いてすみません。 ゆっくり温泉にでも浸かりに行きたいです。


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2018年06月13日

この子、だれの子?

P5302724 (440x330).jpg

 高尾の森の中で、蛍光マーカーの黄緑色をした美しい幼虫に出会いました。 と言っても、ポトリと木の上から落ちて来て、正に「虫の息」状態で、殆ど動きませんでした。 鳥に突かれでもしたのでしょうか? それとも死んだふり?

 五分狩りに切りそろえたような毛並みが珍しく、幼虫図鑑と照らし合わせると、ピッタリ同じとまではいかないものの、どうやらヒメヤママユの幼虫のようです。 

 ヒメヤママユは、成虫もモフモフの蛾ですが、幼虫時代からモフモフだったのですね。

(ヒメヤママユガ と書いておりましたが、正しく ヒメヤママユ と書き換えました。 ヤママユガ科ですが、名前にはガがつかないのですね。 ややこしいなぁ)


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ラベル:高尾山 幼虫 毛虫
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2018年06月09日

虹色のたまゆら(Orb オーブ)?

 主人が目に見えない世界の住人となっての一周忌が過ぎ、2度目の誕生日が過ぎ、父の四十九日法要も過ぎ、ようやく先へ先へと伸ばされていた直近のゴールポストに辿りつきました。  

 ホッとしたのも束の間、なにやかやと諸事に追われる日々を過ごしております。 ブログの更新も滞り、ご心配のメールまで頂き、申し訳ありません。  

大丈夫です、お蔭様で、元気に生きております! 
ありがとうございます。

 昨日の山歩きの写真を見返していて、小さな虹色の「たまゆら」をみつけました。 いわゆるOrb(オーブ)と呼ばれるもので、カメラのレンズ、または空気中の埃や水滴に光があたり、その部分の焦点がずれていることによって映し出されるものということは、以前にブログ友の幽黙さんにも教えて頂きました。 
(その時に空気で埃を吹き飛ばす用具も買いました^^;) 

 それでも、こういう境遇におりますと、美しい虹色の光の玉を見て、
「ここにいるよ…」
という亡き人のメッセージのようで嬉しくなってしまいます。

P6083011 (440x330).jpg
こちらは「たまゆら」部分だけ、拡大したものです。
気のせいでしょうけれど、お顔が浮かんで見えて泣きました。
主人の顔にも、父の顔にも見えるから不思議です。

P6082901 (440x330).jpg
元の写真は、見過ごしてしまいそうな小さな玉です。
それでも、一目で釘付けになったので、メッセージと思わせてください。
小さな喜びが生きていく力となりますので。

「虹色のたまゆらさん、伝えてくれて、ありがとう」


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posted by 山桜 at 12:51| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月26日

西城秀樹さん告別式

P5172138ハクウンボク (440x330).jpg
【ハクウンボク/白雲木】

 病名は異なるものの主人と同じ頃に病に倒れ、ほぼ同じ年月病と闘い、ほぼ一年差で亡くなられた西城秀樹さん。 

 今日は彼の告別式で、亡き主人の誕生日でした。 

 野口五郎さんの弔事に、主人の姿が重なりました。 

 国民的アイドルと比べるのは失礼かもしれませんけれど、
私にとって主人は唯一無二のアイドルでした。 

「もうリハビリしなくていいよ」
「もう頑張らなくていいよ]
「お疲れ様…ありがとう」

そして、
「お誕生日おめでとう!」
「一緒に歳を重ねましょう」
「Kさんだけ若いままじゃ、わたし困るもの」


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posted by 山桜 at 22:18| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月24日

ヤセウツボ

 堤防の斜面に何か怪しげな牧草の混合タネが播かれたなぁ…と訝しんでいたら、案の定、見たことの無い花がニョキニョキ、気が付いたらそこらじゅうに生えて来ていて驚きました。 

<2018-05-11 狭山丘陵>
P5111836ヤセウツボ (393x590).jpg

ハマウツボともヤマウツボとも違うけれど、その仲間であることは間違いなさそうなので、調べてみると地中海沿岸産の外来種で1937年千葉県に上陸が確認され、 牧草に紛れ込んで分布を広げている、葉緑素を持たない寄生植物です。 

P5111835ヤセウツボ (443x590).jpg
【ヤセウツボ/痩靫】ハマウツボ科ハマウツボ属

写真のバックにも写っていますが、シロツメクサ(クローバー)やアカツメクサ等のマメ科植物の他、キク科、セリ科にも寄生。 大きいものでは、40pほどの高さになり、牧草の中で多数生えているのは異様な風景です。 農作物に寄生し始めたら、被害が出るかもしれません。 

P5111837ヤセウツボ (393x590).jpg
一つの花は1cm以上もあります。 丁度夕暮れ時にさしかかる頃で薄暗い中、この何とも言えない肌色に薄紫の色合いの毛深い花は、フードをかぶってサングラスをかけ、不気味に笑っているようでゾクッとしました。



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2018年05月18日

ハコネウツギ と ニシキウツギ

 この時期「○○ウツギ」と名のついた木々が沢山ありますが、紅白の花をつけるので目立つのは、ハコネウツギとニシキウツギ。 似ているようで、よく見ると違いが分かります。 

<2018-05-16 狭山丘陵>
P5162005ハコネウツギ (393x590).jpg
P5162001ハコネウツギ (393x590).jpg
P5162007ハコネウツギ (393x590).jpg
【ハコネウツギ/箱根空木】スイカズラ科タニウツギ属
日本各地の海岸地域 箱根でも山域には少ない(植栽除き)
蕾〜咲き始めは、「
次第に淡紅色〜紅色に変化する。
花筒の下部が箱のように角ばって膨らんでいる
公園などにもよく植えられている。

<2018-05-10 高水山>
P5101825ニシキウツギ (443x590).jpg
P5101823ニシキウツギ (440x330).jpg
【ニシキウツギ/二色空木】スイカズラ科タニウツギ属
本州・四国・九州の太平洋側山域
蕾〜咲き始めは「淡黄色
次第に淡紅色〜紅色に変化する。
花筒はラッパのように先に向けてすらっと広がる

属名本家「タニウツギ」は、最初から淡紅色で色変わりしない
分布はニシキウツギと棲み分けて日本海側。


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2018年05月16日

緑の中の白い乱舞

「木の上の沢山飛んでる白い蝶々? あれは何?」
この季節になると、よくそんな風に尋ねられます。 

 そう、その正体こそ、先日来お伝えしてきたミズキに大量発生の毛虫たちの晴姿です。 蛹になり始めていたのを見てから2週間が経過していたので、大量の羽化を期待し出かけ、バッチリ観察することが出来ました。 (蛹化〜羽化は通常1週間程)

♀ <2018-05-16 狭山丘陵>
P5161906キアシドクガ (440x293).jpg
【キアシドクガ/黄脚毒蛾】ドクガ科 
 ドクガ科ですが、幼虫も成虫も無毒です。
 半透明無紋純白の翅に黄色の前肢が特に目立ちます。
 ♀メスは前肢以外の4肢の先も黄色い。
 ♂オスは翅の縁や脈が黒ずんでいる。

 白い群舞の写真をどうにかして捉えようと思ったのですが、緑の中の白い影は光に溶け込んでしまい、私のカメラと腕ではどうにもなりませんでした。 動画を撮れば良かったのだと、今頃思いついても遅いなぁ。

P5161893キアシドクガ群舞 (440x330).jpg

 もっともっと綿雪が舞うように沢山飛び交っていたのですけれど、近づけば散ってしまうし、遠くからだと何が何やら分からない写真になるし、やっとそれらしいのが撮れていたのはこれだけでした。 こうしてみても、蝶に見えますけれど、美しく透ける白い翅をもった蛾の仲間です。

P4270891キアシドクガ幼虫 (187x280).jpgP5161901キアシドクガ蛹 (210x280).jpg
終齢(蛹化前段階の)幼虫   薄い糸の繭の中の蛹


P5161884キアシドクガ (210x280).jpgP5161885キアシドクガ羽化 (210x280).jpg
蛹から出たばかりの成虫  その上は翅が伸びきった先輩


P5161925 (393x590).jpg
うな垂れているのは、翅を伸ばすのに力を振り絞ったから?


P5161900キアシドクガ (443x590).jpg
頭を上げ、触角の先までぐ〜んと伸ばしました。


P5161897キアシドクガ (443x590).jpg
堂々たる姿。背中の白い羽毛が風になびいてカッコイイ!


P5161886キアシドクガ (443x590).jpg
 鳥の羽のような形の触角も見事で惚れ惚れしました。 蛾は夜も飛ぶので、単純な形の蝶の触角より性能の良いセンサーが必要でこんな形なのかな? キアシドクガは昼行性ですが、夜の灯りにも集まるそうです。

上が♀、下が♂
P5161899キアシドクガ交尾 (443x590).jpg
P5161867キアシドクガ交尾 (187x280).jpgP5161870キアシドクガ交尾 (187x280).jpg
 恋の季節は短くて、というよりも口吻が退化して摂食せず成虫期間はごく短いので、早速遺伝子伝達活動です。 交尾の形は特に決まって無いようで様々個性的。

P5161974キアシドクガ (440x293).jpg
 暗めの森から明るい草原に舞い降りてみたキアシドクガ。 蝶のように見えてもちょっぴり日差しがまぶしすぎたのか、面食らってふらついているようにみえました。

P5161928ミズキ再芽吹き (440x330).jpg
 葉柄を残して丸坊主だったミズキも少しずつ息を吹き返して新しい葉を展開し始めていました。 今年は何とか大丈夫そうです。 来年、どれだけキアシドクガが発生してダメージを受けてしまうか、また観察を続けます。

<追記>
 森林インストラクター東京会のメンバーからの報告によれば、
 こちらの
 ・狭山丘陵 以外にも
 ・目黒区 自然教育園(国立博物館付属植物園)
 ・代々木公園
 ・小金井公園
 ・府中市 武蔵野台園地 でもキアシドクガは大量発生。
 そして、昨日登った
 ・山梨県 権現山山麓 でもミズキへのキアシドクガの食害が多数見られました。


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ホトトギス初音 2018

 今年のホトトギスの初音は、多摩湖畔で5月16日 午後13:30頃に聞きました。  珍しく早寝してしまい、縁起がいいとされる、夜の初音を聞き漏らして残念でした。

 ツツドリの声は、5月2日に高水山〜棒の折山付近で聞きました。

 あとは、カッコウが鳴くのを待つばかり。 ここ数年聞いていないので、今年こそはと待っています。 

 そして、できるなら、ウグイスではなくて、ガビチョウの巣に托卵してくれないかなぁ  ガビチョウに罪はないとは思えども、余り我が物顔で増えすぎて、散歩していてもけたたましい声で威嚇して来てちょっこし憎たらしいので、自然淘汰を願っております。


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2018年05月14日

よりによって区長さん?

 今日はどういう訳か、全く知らない見覚えのない市外局番の電話番号から何度も電話がかかってくるので、
『ハイキングの問い合わせ?』
と訝しがりつつ、念の為その電話番号を検索してみると、とある「小学校」の電話番号。 

 『環境教育の依頼でも?』 
県外から個人あてに掛かってくるとは思えないけれど、念の為かけてみると、向こう側も全く覚えがないと仰る。
 『保護者か誰かの番号と間違っているのでは?』
と思ったけれど、それ以上話してもこちらの電話代がかかるばかり、あちらで確認すれば良いことなのでやめておいた。 

 ところが数時間後、また同じ番号から掛かって来て、
「○○区長さんでいらっしゃいますか?」
と、言うので驚き、同時に溜息が出た。

「この電話番号は間違っていますからご確認ください」
と伝えておいたのに、また掛けるとは…違う人だとしても伝達されていないものなのか。

 ○○区長さんにどんな電話が掛かってくるのか、暫く黙って聞いてみればよかったかしら。


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2018年05月10日

高水三山〜御岳渓谷

 この頃の天気予報は余程難しいと見えて、一日の内でもコロコロと変わる。 結局当日の天気予報も雨上がりが3時間ずれ込み、スタート時には上がっている筈の雨が、お昼までしょぼしょぼと降り続くこととなった。 それでも流石、中級コース参加者の皆さんは慣れたもので、サッと上下の雨具にスパッツ装着で待機してくださり、本当に有難い。

(下見と重複する地点の記録は、先日の下見の記録をご覧ください。)

 今年は何でも開花が2週間ほど早く、梅雨時に咲く下向きの花たちも既に咲き始めていた。
<2018-05-10>
P5101709ハンショウヅル (210x280).jpgP5101711ニシキウツギ (210x158).jpg
【ハンショウヅル/半鐘鶴】   【ニシキウツギ/二色空木】

P5101718 (440x330).jpg
色とりどりの雨装備の皆さん、しっかりとした足取りで進まれる。

P5101721 (443x590).jpg
急登もなんのそのの健脚ぞろいで頼もしい。

P5101809 (440x330).jpg
岩茸石山(793m)山頂、ガス上がり晴れゆく山並みの荘厳さに心打たれ、
「山の神様は必ずご褒美をくださる・・・」
との言葉に静かに頷く方々
P5101814 (440x330).jpg
P5101813 (440x330).jpg
P5101817 (440x330).jpg
【岩茸石山からの展望】 
下見の時とは違う山の表情に一期一会の感動を思う。

P5101735ヤマツツジ (440x330).jpg
段々と晴れゆく気配に思いを残しつつ、午前中の雨中歩行の疲労度を考え、棒ノ折山登頂の予定を高水三山の残りの一つ惣岳山へと周り、高水三山縦走に変更決定し、ヤマツツジに見送られて出発。

P5101736 (210x280).jpgP5101737マルバウツギ (187x280).jpg
【ギンラン/銀蘭】      【マルバウツギ】

惣岳山(756m)山頂は木々に囲まれ展望はなく、青渭神社の奥ノ院が祀られている。  奥多摩三山に連なる山域にも同じ名前の惣岳山があるが、周囲の山の内の惣領の山と言う意味とか。 
P5101738ヤマツツジ (210x140).jpgP5101740シイタケ? (210x158).jpg
【ヤマツツジ】         【天然の椎茸?】

P5101742 (187x280).jpgP5101744マムシグサ (210x280).jpg
【シダ】              【マムシグサ】

P5101750 (443x590).jpg
【しめつりの御神木 青渭神社】
注連縄を張られていたご神木は、靄の中で一層神秘的
此処から上が奥ノ院のご神域となっている。

P5101753 (443x590).jpg
山の神様やご神木に手を合わせたお蔭か、木漏れ日が差し込み始め、心も足取りも軽くなる。

P5101756ガクウツギ (210x158).jpgP5101776ヤブデマリ (210x158).jpg
【ガクウツギ/額空木】   【ヤブデマリ/藪手毬】

P5101757 (210x280).jpgP5101831ツクバネウツギ (187x280).jpg
【シダ】       【ツクバネウツギ/衝羽根空木】

P5101767 (210x280).jpgP5101769 (210x280).jpg
【青梅市内最古の道標】    【古民家の蕎麦店】

P5101770ジャニンジン (210x158).jpgP5101771スイカズラ (210x158).jpg
【ジャニンジン/蛇人参】   【スイカズラ/忍冬】

P5101772 (210x280).jpgP5101778御岳渓谷 (210x280).jpg
あの雨が嘘のような真っ青な空の下御岳渓谷遊歩道を歩く。

川の音、鳥の鳴き声、雨に洗われ輝く緑
P5101774 (443x590).jpg
P5101777御岳渓谷 (440x330).jpg
最後は渓谷沿いにある酒造の園内でビールや地酒で乾杯! 
お疲れ様でした。 また棒ノ折山、リベンジしましょう!!


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2018年05月09日

ヤマルリソウ 2018年

 ホタルカズラの群生にも出会えて、
「今年は何だかムラサキ科に縁がある? 
 そういえば、ヤマルリソウにも沢山会えたなぁ」
と思い出し、蕾〜花後の果実までもう一度まとめてみました。

<2018-04-08 青梅丘陵>
P4080122ヤマルリソウ (440x330).jpg
【ヤマルリソウ/山瑠璃草 Omphalodes japonica 】
 ムラサキ科ルリソウ属
 別名: ヤマウグイス、ヤガラ
 学名の Omphalodes は omphalos(へそ)+ eidos(形)
 「へそ形?」 最後の写真を見て頂ければ納得です。


<2018-03-29 奥多摩・馬頭刈山>
P3291933ヤマルリソウ (443x590).jpg
 馬頭刈山の林縁で未だ固い蕾を持ったこのようなロゼットを沢山見て、翌週には下の右の写真のように開花が見られました。

                <2018-04-06 馬頭刈山>
P3291934ヤマルリソウ (210x280).jpgP4062497ヤマルリソウ (210x280).jpg

<2018-02-24 高尾山>
P2240889ヤマルリソウ (210x158).jpgP2240900ヤマルリソウ (210x158).jpg
 まだ寒い高尾山2月末の開花は、葉が寒さで赤みを帯びた霜焼色、花序も伸び出さず地際で咲いた花色は薄め、咲くときに霜か凍結か? 何かでいじけてしまったのか潰れた形の花もありました。

<2018-03-31 高尾山>
P3312173ヤマルリソウ (440x330).jpg
 この石垣の大株は、登って来た人々の目の前なので、今年も大勢の人の歓声を浴びたことでしょう。

<2018-03-31 高尾山>
P3312280ヤマルリソウ (440x330).jpg

<2018-04-08 青梅丘陵>
P3312177ヤマルリソウ (210x158).jpgP4080123ヤマルリソウ (210x158) (2).jpg
 咲き始めは薄ピンクで段々と色濃くなり瑠璃色に染まっていきます。

<2018-04-28 高尾山>
P4281098ヤマルリソウ (440x293).jpg
 花が終わると、花弁に隠れて目立たなかった萼片が伸びだし、長く伸びた花序に笠のように連なって地面にうつ伏せになります。 このような状態は、目立たないので咲いていた場所を覚えていて探さないと、見つけ難いかもしれません。

 この俯せの笠たちをひっくり返してみると・・・ビックリ!!
P4281222ヤマルリソウ (440x293).jpg

P4281101ヤマルリソウ (440x293).jpg
 私には「蛸の吸盤」のようにも見えますが、この真中が凹んだ果実の様子を「へその形」と見做しての学名なのでした。  

 「ムラサキ科の果実が面白い!」 シリーズ化? 花後の観察を続けてご報告しますね。


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2018年05月02日

高水・岩茸石山〜棒ノ折山(下見)

 高水三山のうち、高水山・岩茸石山の二山〜棒ノ折山、そして百軒(正しくは百間)茶屋へと下山するコースの下見の記録です。

JR青梅線・軍畑(いくさばた)駅を背に左手の道を行き、線路を渡り沢沿いの道を登ります。

<2018-05-02>
P5021569ユズ (210x280).jpgP5021439ヤブデマリ (210x280).jpg
【ユズ/柚子】  【ヤブデマリ/藪手毬】

P5021444 (210x158).jpgP5021446イロハモミジ (210x158).jpg
【2種のカエデの実の付き方の違い】

P5021447高源寺 (210x158).jpgP5021448高源寺 (210x280).jpg
【高源寺】

P5021450ベニフジ (210x280).jpgP5021573イヌガラシ (210x280).jpg
【ベニフジ】            【イヌガラシ/犬芥子】

P5021452セリバヒエンソウ (210x280).jpgP5021453マルバウツギ (210x280).jpg
【セリバヒエンソウ/芹葉飛燕草】  【マルバウツギ】

山道に入るとガクウツギのハチミツのような独特の香りに包まれました。 ヒメウツギも香っているのかもしれませんが、どっちがどの香りなのか判別不能でした。
P5021454ガクウツギ (210x158).jpgP5021456ヒメウツギ (210x280).jpg
【ガクウツギ/額空木】     【ヒメウツギ/姫空木】

P5021457 (210x280).jpgP5021458 (210x280).jpg
途中に置かれている石標には、○合目、地名等の上に梵字も刻まれていました。

【高水山常福院】真言宗豊山派
P5021459高水山常福寺 (210x280).jpg
P5021461高水山常福寺 (443x590).jpg
P5021465常福寺 狛犬 (210x280).jpgP5021464常福寺 狛犬 (210x280).jpg
狛犬さんは、垂れ耳の仔犬?スヌーピーのようでとても可愛らしい

P5021467高水山常福寺 (440x330).jpg

P5021468高水山常福寺 (210x280).jpgP5021469高水山常福寺 (210x158).jpg

P5021471ミヤマシキミ (210x280).jpgP5021472高水山 道標 (210x280).jpg
【ミヤマシキミの実】  【高水山(759m)山頂の道標】
高水山はこの道標が無ければ山頂とは気づかず通り過ぎてしまいそうです。

P5021475コバノガマズミ (210x158).jpgP5021476?スミレ (210x158).jpg
【コバノガマズミ】 【アケボノスミレの葉?】
この大き目の綺麗なハート形の葉は、アケボノスミレ? 花の頃には葉が開ききっておらず、葉が沢山出てきた頃には花が終わっているので、今度は花の頃に来て確かめたいです。

P5021477岩茸山 登り (210x280).jpgP5021479フモトスミレ (210x280).jpg
【岩茸石山への急登】短いのでそれ程大変ではないです。
【フモトスミレ/麓菫】 第一フモトスミレ、発見! 小さなスミレの花を探している内に頂上へ・・・

P5021481岩茸山からの眺望 (440x330).jpgP5021483岩茸山からの眺望 (440x330).jpgP5021484岩茸山からの眺望 (440x330).jpgP5021486岩茸山からの眺望 (443x590).jpg
【岩茸石山(793m)からの眺望】

P5021487オトコヨウゾメ (210x280).jpgP5021493道標 (210x280).jpg
【オトコヨウゾメ】   【道標】

P5021498フモトスミレ (210x280).jpgP5021500シロバナツクバキンモンソウ? (210x280).jpg
【フモトスミレ】【シロバナツクバキンモンソウ/白花筑波金紋草】

P5021501道標 (210x280).jpgP5021502ベニドウダン (210x280).jpg
【道標】   【ベニドウダン(チチブドウダン)】

P5021511棒ノ折からの眺望 (440x330).jpg
【棒ノ折山(969m)山頂】
P5021512棒ノ折からの眺望 (440x330).jpg
P5021513棒ノ折からの眺望 (440x330).jpg
P5021514棒ノ折からの眺望 (440x330).jpg
P5021520棒ノ折からの眺望 (440x330).jpg
【棒ノ折山からの眺望】

P5021522コアジサイ (210x158).jpgP5021581クモ隠れ帯 (210x158).jpg
【コアジサイ】     【蜘蛛のうずまき隠れ帯】

P5021535ミヤマハコベ (210x280).jpgP5021529祠 (210x280).jpg
【ミヤマハコベ】          【祠】

P5021528ガクウツギ (443x590).jpg
【ガクウツギ】
この日は、一日中、ガクウツギの甘い香りの中を歩き続けました。

P5021532ヒメレンゲ? (210x280).jpgP5021596クワガタソウ (210x280).jpg
【ヒメレンゲ】         【クワガタソウ】

P5021544ラショウモンカズラ (210x280).jpgP5021547ツルカノコソウ (210x280).jpg
【ラショウモンカズラ】    【ツルカノコソウ】

P5021550 (210x280).jpgP5021548コクサギ♀ (210x280).jpg
【ワサビ】          【コクサギ♀】

P5021559トウゴクサバノオ (210x280).jpgP5021562 (210x280).jpg
【トウゴクサバノオ/東国鯖の尾】      【沢】

P5021563 (210x280).jpgP5021564 (210x280).jpg

P5021567百間茶屋 (210x280).jpgP5021597百間茶屋 (210x158).jpg
【百間茶屋】 
 「百軒」茶屋とお店の看板にも書いてあるのですが、女将さんの仰るには正しくは「百間」だそうで、この話の続きは、また別の時に書きましょう。

 今はもうお食事は出していらっしゃらないとのことで、こちらで頂けるのは飲み物だけになりますが、女将さんの楽しいお話を聞いたり、空いていれば下の沢沿いのキャンプ場に降りて休んだりも出来て、バスの待ち時間までゆっくりと過ごせますよ。

 外観やキャンプ場の様子など、本番の時に撮影すればいいと思っていたら、本番はコース変更でこちらに降りて来られずでした。 やはり何でも機会を逃してはダメですね。

 百間茶屋直ぐそばの「清東橋」バス停から乗車15分でJR川井駅着です。


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posted by 山桜 at 23:05| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

白く香る花の季節

 まだ初々しい新緑の森や山を歩くと、ふいに薫風に足を止められ振り返ることがあります。 
「あ、この懐かしい香りは何の花だったろう?」
毎年の事なのに、殆どは直ぐには思い出せず色々な花が脳裏に浮かびます。

 今年も山の中でフルーティな甘い香りの正体を探すと、斜面で丁度顔の高さ辺りに咲いていたのは、

P4270883ホオノキ (443x590).jpg
【ホオノキ/朴の木】

 ホオノキでした。 この花を見れば、思い出す懐かしい面影があります。 泣きそうになって空を見上げれば、青い空に若葉が透けて風に揺れていました。 若葉の君、そんな葉陰から私を見ていて、ずるいなぁ

高い梢から目線を下げると、里山の初夏を告げて群れ咲くのは、
P5021555ヒメウツギ (443x590).jpg
【ヒメウツギ/姫空木】

♪卯の花の匂う垣根に・・・ とうたわれますが、鼻を近づけても余り香りはないような・・・。 それでも沢山の小花をつけて揺れている様子は、いかにも良い香りが立ち上るように見えます。 この季節、柑橘類など他のいい香りが漂ってくるのを、卯の花の匂いと思い違えた可能性もありでしょうか?

こちらがその薫り高い柑橘類の一つで、里山に多い、
P5021437ユズ (443x590).jpg
【ユズ/柚子】
葉柄に翼があって、するどい棘があります。 アゲハの幼虫が隠れているかも。

アゲハといば、チョウチョの形の白い花が丸くなって咲く、余りにも可愛らしいこの子は、
P5021439ヤブデマリ (440x330).jpg
【ヤブデマリ/藪手毬】
 蝶手毬だったら、ピッタリなのに、どうして藪なんてつけたのかなぁ

ハチミツのような甘〜い香りはどこから・・・?と、鼻をクンクンさせて辿りついたのは、
P5021528ガクウツギ (443x590).jpg
P4281103 (440x293).jpg【ガクウツギ/額空木】
 別名: コンテリギ/紺照木 青緑ともいうような他とは違う葉の色が目立ちますが、日当たりのいい場所だともっと紺色が増します。 花の形からミッキーマウスの木などと呼ぶ人も居ます。

ガマズミは未だ固い緑の蕾でしたが、小葉ガマズミのほうはご覧のように満開でした。
P5021475コバノガマズミ (440x330).jpg
【コバノガマズミ】
やがて酸っぱい真っ赤な実をならせます。 ほんのりピンク色がかる所に、後の赤い色素が隠れているようで奥床しい。

P4301406ヤマボウシ (440x330).jpg
【ヤマボウシ/山法師】
 比叡山から白衣に光を集めて降りてくる山法師たち!

 ああ、白い花、白い花に、なぜこうも惹きつけられるのでしょう。 白い花が大好きだった人、私と一緒に今年も見ていてくれていることでしょう。

 この日、大切な先生のご主人様がご逝去されたことを知りました。
白い花々を手向け、慎みて心よりご冥福をお祈り申し上げます。


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posted by 山桜 at 19:53| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月01日

ホタルカズラ/蛍蔓

 里山の中を歩き回っている内に道に迷い、通りがかりの方にお尋ねすると、
「同じ方向だから、一緒に行きましょう」
と言ってくださって、あれこれお喋りしながら歩いていたら…
「えっ、こ、こんな所にホタルカズラ!?」
2度見して振り返り、お話を中断することをお詫びして、慌てて戻って一枚、

<2018-04-27 狭山丘陵>
P4270981ホタルカズラ (440x293).jpg
【ホタルカズラ/蛍蔓 Lithospermum zollingeri 】
 ムラサキ科ムラサキ属 
別名: ホタルソウ、ホタルカラクサ
 学名は Lithospermum=石のような種子の 
 zollingeri=ツォーリンゲル(蘭植物学者)の意

 小さな花が多いムラサキ科の中で、花径1.5cm程と大振りで青色も鮮やか、目を見張る美しさです。 ワスレナグサやヤマルリソウなどでは副花冠となっている花びらの基部の白い隆起が花弁の先に向けて長く伸びて五弁で「星形」に見えます。 

「瑠璃色に白い星の光」という神様の意匠の素晴らしさ!
そこに「蛍の光」を連想するご先祖様のセンスの良さ! 
もう、何だかとっても幸せな気持ちです。

 これだけ走出枝を伸ばし一面を覆って咲いていると、本当にそこだけ青く輝いているようで正に「蛍蔓」でした。 一人だったらもっと写真を撮ったのですが、余りお待たせしては申し訳ないので一枚きり。 また明日にでも来ようと思いつつ、一度逃すとチャンスはなかなか訪れないものですね。  ムラサキ科の実りは面白いものが多く、学名の「石のような種子の」も気になるので、花後にでもまた出かけたいです。 


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posted by 山桜 at 00:12| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月30日

囁いて欲しい ササバギンラン

P4240762ササバギンラン (443x590).jpg

P4301316ササバギンラン (443x590).jpg
【ササバギンラン/笹葉銀蘭 Cephalanthera longibracteata 】
 ラン科キンラン属
 多年草 地生ラン
 花序、葉裏、葉縁に短毛あり
 下から2つの花の苞葉が花序の高さと同じ位か長い

 キンランと同じほどの背丈で、こちらをギンラン、ギンランをヒメギンランとでも呼びたいようですが、いかんせん、ササバギンランは個体数が少なく、数の上では小さなギンランの圧勝です。

P4301325ササバギンラン (393x590).jpg

・・・と、ここまでは背丈も30cm程と大きくて、一目でササバギンラン!と分かるのですが、

P4240705ササバギンラン (443x590).jpg

こちらは、この写真だけでは分かりにくいですが、実は下の写真のように柵の下の10pほどの隙間に生えていたのです。

P4240706ササバギンラン (443x590).jpg

こんなに小さいとギンラン?と迷ってしまいますが、花序の下2枚の苞葉が長くて、葉も笹のように細長いので、やはりササバギンランだと思います。

P4240707ササバギンラン (210x280).jpgP4240760ササバギンラン (210x280).jpg

上の右の株は、葉は丸みがあって背も低くギンランっぽいのですが、花序の下の苞葉が長くて悩ましい・・・。 こういう時は短毛があるかどうか確かめれば良かったのですが、そういう時に限って見ていない。  やはり図鑑や図鑑の記載に頼らず、たくさんの個体を実際に見て見分けていくしかなさそうです。

P4301326ササバギンラン (187x280).jpgP4301412ササバギンラン (210x280).jpg

P4301430ササバギンラン (443x590).jpg

P4240776ササバギンラン (210x280).jpgP4240777ササバギンラン (210x280).jpg

こういう見るからにギンラン!というのは、ハッキリしていて助かります。

P4301413ササバギンラン (440x330).jpg

上から花序を見るとらせん状に花がついています。

P4301324ササバギンラン (393x590).jpg

キンラン > ササバギンラン > ギンラン の順で花の開き方が大きいです。

P4301318ササバギンラン (210x280).jpgP4301436ササバギンラン (187x280).jpg

ササバギンランはかろうじて花の中の様子が窺えますが、いかんせん小さくて風が強くて苦戦。

P4240683ササバギンラン (443x590).jpg

こちらは一足先に花が終わり変色し始めていた株で、既に子房が膨らんできていました。

P4240686ササバギンラン (443x590).jpg

蘭の仲間のタネは粉のように細かく無数に風に乗って飛んでいき、菌根菌と共生できる条件の合う所に着地したものだけが育って行くことになります。 それにしても、あの鉄柵の下のササバギンランは何が気に入ってあそこに生えたのか話せるものなら聞いてみたいものです。


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posted by 山桜 at 23:08| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

草原の青い花

 ちょっとゾワッとした?毛虫の記事の後は、爽やかな草原の風景をお届けします。

<2018-04-30 狭山丘陵>
P4301397ヤグルマギク (440x330).jpg

 初々しい若草色の中で揺れる青い花は、ヤグルマギクです。 ヨーロッパ原産の外来種ですが、丈夫で日本人の好みにも合って、秋のコスモスと同様、田園地域に植えられているのを目にします。 中には薄ピンクや白や紫の花も混じっています。 

P4301400ヤグルマギク (443x590).jpg
【ヤグルマギク/矢車菊 Centaurea cyanus 】
 キク科ヤグルマギク属 英名: Corn flower
 和名は、花が、鯉幟の柱の「矢車」に似ていることから。
 学名は、 Centaurea=ケンタウロスの cyanus =浅葱色 の意
 ケンタウロス族の中の賢者がこの草の抗菌消炎作用で傷を治したことによる。
 英名は、穀物畑の花の意で Corn flower blue=美しい青の形容等にも用いられる。
 ドイツ、エストニア、マルタなどの国花
 ツタンカーメンの胸の上に供えられていた花
 フランス王妃マリーアントワネットも愛した花(田園趣向)

<参考>こちらは、「葉」が「矢車」に似ている方の、
P5305061 (207x310).jpg<
【ヤグルマソウ/矢車草】ユキノシタ科
 園芸店などでは時々名前の混乱が見られますが、在来種の全く違う植物です。

P4301394こいのぼり (440x330).jpg
ヤグルマギクと自分たちの上で廻っている矢車のご縁を知ってか知らずか、ヤグルマギクの草原の上を鯉幟たちが気持ちよさそうに泳いでいました。


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posted by 山桜 at 21:53| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月29日

クチナシグサ発見!

 良く歩いていた道から思いついて少しそれた道を下り、とある池畔を巡っていたら初めて見る草に出会えました。 地を這う長い茎の先が立ち上がり、対生の細長い葉の腋から花柄を伸ばし、1cmもない程の小さなゴマノハグサ科タイプの白い花を付けています。

<2018-04-27 狭山丘陵> 絶滅危惧II類(VU)
P4270949クチナシグサ (393x590).jpg

P4270948クチナシグサ (393x590).jpg

【クチナシグサ/梔子草
  Monochasma sheareri (S.Moore) Maxim.】
 ハマウツボ科(前ゴマノハグサ科)クチナシグサ属

P4270951クチナシグサ (393x590).jpg
花の後ろに見える「実の形」が「クチナシの実」に似ていることからの命名です。

P4270952クチナシグサ (393x590).jpg
蕾の状態で見ると、花の周りの葉のようにみえていたのが4枚の萼片とその基部に付く2枚の苞だったことが分かります。 花柄が伸び出している所が本当の披針形の葉の付け根(葉腋)です。 葉は少しざらついた感触です。

P4270950クチナシグサ (393x590).jpg
 花後、この萼片が、葉長(2.5〜3p)と同じぐらいまで長く伸び出し、更にクチナシの実の形に良く似て来ます。 実の成長過程を観察にまた訪れて続報を書きますね。

P4270953クチナシグサ (393x590).jpg
 草姿全体を見ると、四方八方に長く(20cmくらい)茎を這わせているのが分かります。 根元の葉はうろこ状とのことですが、そこは確認していませんでしたので、次回こそ。

 今年沢山出会えたギンランと同じように、アズマネザサを刈り取った跡に生えていました。 里山の手入れをすることで甦ってくる種族なのでしょう。 笹類の根に半寄生する植物なので、今はゴマノハグサ科からハマウツボ科に移動して分類されています。

 この世には、こんな直ぐそばにも、まだまだ見たことの無い植物、生物が満ち溢れています。 「毎日が発見!」と思うと、時々もたげる「十分生きたかな、もう、いいかな…」という弱気な心が引っ込んで、生きる気力が甦って来ます。 今日は何に出会えるかな!?


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posted by 山桜 at 22:10| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月28日

キュウリグサ と ハナイバナ

P4270925キュウリグサ (440x293).jpg
【キュウリグサ/胡瓜草 Trigonotis peduncularis】
 ムラサキ科キュウリグサ属 別名:タビラコ
 副花冠は「黄色」
 葉や茎を揉むと、胡瓜のような匂いがする。
 
P4060665キュウリグサ (440x293).jpg
 平らに丸く広がった根生葉(ロゼット)から、先がクルリと丸まったサソリ型花序が出て、開花と共に伸び上がってゆく。(花序には葉が無い)



P4270942ハナイバナ (440x293).jpg
【ハナイバナ/葉内花 Bothriospermum tenellum】
 ムラサキ科ハナイバナ属
 副花冠は「白」

P4270943ハナイバナ (440x330).jpg
 小さな青い花はソックリなのに、もさもさとした草姿はキュウリグサとは全く違います。

P4270940ハナイバナ (393x590).jpg
 花は葉と葉の中に一つずつ付くので、「葉内花」 漢字で書けば直ぐ納得なのですが、ハナイバナと最初に耳で聞いた時に、「花茨」?「花稲葉」?と頭が混乱して覚えられず、いつも思い出すのに苦労してしまうのは私だけ? 何とかして「葉内花」のイメージを脳裏に焼き付けたいのですが…。


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posted by 山桜 at 23:00| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

氷河期の生き残り ウスバアゲハ

 半透明の翅でふわりと目の前に舞い降りてきた春の妖精

<2018-04-28 高尾山>
P4281220 (443x590).jpg

 また目が合ってしまいました。 害のない奴と思ってくれたのか、ゆっくりと羽も広げてくれました。

P4281058ウスバアゲハ (440x330).jpg
【ウスバアゲハ(ウスバシロチョウ)薄羽揚羽】

 蝶は余り翅を広げてとまらないのですが、氷河期の生き残りとも言われ、マンモスのように毛深くて蛾にも似たような体を持つウスバアゲハやギフチョウは、このように翅を広げたまま長い時間とまってくれます。 ただ、もう前翅の先が傷んでいますし、この子の命は風前の灯なのかもしれません。 美しい姿を見せてくれてありがとう。

幼虫の食草となるケシ科キケマン属の植物
P3261776ムラサキケマン (210x280).jpgP3261781ジロボウエンゴサク (210x280).jpg
【ムラサキケマン/紫華鬘】【ジロボウエンゴサク/次郎坊延胡索】

P3291942ヤマエンゴサク (210x280).jpgP3261779エゾエンゴサク (210x280).jpg
【ヤマエンゴサク/山延胡索】【エゾエンゴサク/蝦夷延胡索】
エゾエンゴサクは北海道では鮮やかな青い花のイメージですが、白・薄紅色・赤紫など色幅があるそうで、本州のものは赤みを帯びたものが多いとか。 花序の下の苞に鋸歯があればヤマエンゴサク、少し切れ込みが入っていても全縁であればエゾエンゴサク。

 ギフチョウの時にも書きましたが、交尾の後にオスがメスに交尾嚢(受胎嚢など色々な呼称あり)というプラスチックカプセル状の貞操帯?をつけ、以後の交尾を遮断すると言われています。 蝶なのに繭を作ったり、幼虫が温まった石の上で日向ぼっこをしたりと、変わった(古い昔のままの)生態を持つことが知られています。

 上の写真では、ムラサキケマンに止まっていたので、
「産卵?」
と、思ったのですが、ムラサキケマンはやがて地上部は枯れてしまう筈・・・ 
「春一度発生の卵越冬なのに、それで大丈夫なの?」
と、調べると、来年食草が生えてくるであろう近辺の枯葉などに産卵するのだそうです。 結構な博打ですよね。 食草は多いのに余り生息数が増えない理由が垣間見れた様な・・・。

 蝶の名前は、私が子供の頃の図鑑とは耳慣れない名前に変わっていて、
「え、それ何?」
ということが度々あります。 

 この蝶もその類で、昔は「ウスバシロチョウ」と呼ばれていて、モンシロチョウ等の仲間かなと思っていましたが、アゲハの仲間でギフチョウに近い属、氷河期の生き残りとも言われ古い形の生き方をしている蝶だと、今頃調べて知りました。 

 武蔵野自然塾塾長さんも蝶の愛好家ですし、今年になってギフチョウ、ウスバアゲハと目の前に現れてくれて、蝶々は昔から亡くなった人の魂を乗せてくると言われていますし、何だか蝶の世界に誘われているような気がしています。


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posted by 山桜 at 22:18| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月27日

自生のカザグルマ

 日本に自生するクレマチス(センニンソウ)属の「カザグルマ」と思われる野生の姿を初めて見ました。 ずっと庭で栽培していたのですが昨年手入れが出来ずにいたら消えてしまいガッカリしていたので、こんな所で出会えて本当に驚きました。 

 大きな淡い青紫色の花を沢山付けていて、知らなかったらクレマチスの園芸品種と思うくらい見事な姿です。 春一季咲きで、この季節だけに力を集中して咲きこぼれていました。 当地の自生種は絶滅危惧IA類です。

 クレマチスのパテンス系園芸種の交配親としても有名です。 「カザグルマ」の子供たちには、大輪で一季咲き多花性の性質を残したものも多いです。

<2018-04-27 某所>
P4270970 (443x590).jpg

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【カザグルマ/風車 Clematis patens 】
 キンポウゲ科センニンソウ属
 
 高い所に咲いていて、ふっと見上げていなければ見過ごすところでした。 
「ほら、ここに咲いているよ・・・」
って、またいつも一緒に居てくれる人が教えてくれたようで嬉しいな。 

上記「パテンス系」でご紹介した品種群が掲載されています
「湘南クレマチス園」のトップページはこちら


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posted by 山桜 at 23:50| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

キアシドクガ 大量発生!

毛虫、芋虫の類が苦手な方は閲覧ご注意です

         *         *         *

<2018-04-27 狭山丘陵>
P4270891キアシドクガ (393x590).jpg
【キアシドクガ/黄脚毒蛾】ドクガ科
 ドクガ科に属するものの、毒針毛はなく刺されることはないとされています。 

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目を転じると、ナント! 擬木の柵の手摺の上をぞろぞろ行軍中…

P4270906キアシドクガ (440x330).jpg
縦杭の上で止まってグルグルウロウロ…

向かいから男性が枝をクルクル回しながらやって来られ、
「毛虫が酷いでしょう?上から垂れてくるから気を付けてね」

『キアシドクガは毒はないんですよ…』
と虫好きは心の中で呟きつつ、毒はなくても身体にとまられたら気持ちはよくないもの、
「本当、スゴイですね、ありがとうございます」
道行く人の親切な言葉は、いつも嬉しいものです。
毛虫が襟首に入るのが嫌な人(皆そうですよね)は、この季節の森歩きでは、必ず帽子を被りましょう。

森の中からサクサクショワショワと風とは異なる音がするので、目を凝らしてみたら…

P4270910ミズキ キアシドクガ (440x293).jpg
キアシドクガの群れが、ミズキの葉を猛烈な食欲でモシャモシャとかじっている音でした!

P4270907ミズキ キアシドクガ (443x590).jpg
P4270935ミズキ キアシドクガ (440x330).jpg
こちらの木は既にすべての葉が丸坊主! 可哀想に・・・といっても、一度ぐらい丸坊主になっても次の新しい葉が出て、枯れることは無いそうです。 次の葉もやられたら流石にダメージ大きいでしょうけれど、キアシドクガの発生は一年に一度なのでセーフかな? ただ余り何年も食害を繰り返されると、徐々に衰弱して枯死する木も出るそうです。

1週間後、擬木の上を彷徨っていた毛虫たちは、次の食べ物を探していたのではなく、お腹いっぱいになって蛹になる場所を探していたようで、
<2018-05-04 狭山丘陵>
P5041605キアシドクガ (440x330).jpg
蛹化したばかりのキアシドクガ、お尻の方に最後に脱皮したばかり殻が残っています。

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こちは、すっかり蛹になっています。 よく見ると、既に脚ができていますね。 タイミングよく羽化は見られたら、またご報告します。


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posted by 山桜 at 23:20| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月25日

小さな白い妖精 ギンラン

 先日ご紹介した、まばゆいぐらい華やかなキンランと比べると、背丈も小さく白い小花も全開せず地味なのですけれど、森の木陰で出会えると、嬉しくなって
「ああ、今年も元気に出て来たね〜」
と、しゃがみこんで話しかけてしまいます。

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【ギンラン/銀蘭(Cephalanthera erecta )】
 ラン科キンラン属
 多年草 地生ラン 半寄生植物
 別名: ハクラン/白蘭

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P4250820 (210x280).jpgP4240763ギンラン (210x280).jpgP4240764ギンラン (210x280).jpgP4240765ギンラン (210x280).jpg

小さい小さいと言って、どれぐらい小さいかと言えば・・・

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上の写真では、木の階段の杭の高さと比べてください。

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こちらは、笹薮を刈り取った後に生えていたギンランです。  刈残されたアズマネザサと比べるとその小ささがお分かりになるでしょうか。


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キンランよりも薄暗い所に生えている傾向で、小ささと相まって一層見つけづらいかもしれません。 近縁のササバギンラン(また後日ご紹介しますね)は、キンランと同じような所に生えていて背丈も高いので、生えていれば見つかりやすいのですが、個体数はこの辺りでは一番少ないです。

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P4240772ギンラン (210x280).jpgP4250818 (210x280).jpg

キンランと比べると、余りかたまって群生せず、ポツリポツリと表れる感じです。 ただ木の杭沿いに少しずつ離れて並んでいたり、笹刈後のあちこちに現れたりすることが多いようです。 そういう所に発生している菌類と共生しているのでしょう。 ギンランはキンラン以上に栽培は困難と言われます。 キンラン同様、お持ち帰りは厳禁です! 

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この日は蕾ばかりで、お花の中を覗けませんでした。 もっとも咲いても半分ほど口を開いたぐらいの恥ずかしがり屋さんです。



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2018年04月23日

カマツカ と サワフタギ

ほぼ同じころに咲く白い小花をつけるこの2つの木は、昔から似ていると思われていたようで、鎌の柄に使うような強靭な材のカマツカの別名がウシゴロシなら、サワフタギは似ていて青い実を付けるので「ルリミノウシゴロシ」。 カマツカはバラ科で赤い実をつけます。

<2018-04-23 狭山丘陵>
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P4200493カマツカ (440x330).jpg
【カマツカ/鎌柄】バラ科カマツカ属
 よく見るとユキヤナギにも似たバラ科らしい花です。
 上の写真の花の下に潜んでいるのはワカバグモ?

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PA227840 (440x293)サワフタギ実.jpg
【サワフタギ/沢蓋木】ハイノキ科ハイノキ属
 花びらよりも長い雄しべが目立ちます。
 美しい瑠璃色の実をつけます。

P4200498カマツカ (210x280).jpgP4200520サワフタギ (210x280).jpg
【カマツカの葉】 と 【サワフタギの葉】
カマツカの葉は無毛で艶があり、楕円形〜倒卵形
サワフタギの葉は有毛で倒卵形〜楕円形
葉形は変化があり似た形のこともあって紛らわしいです。


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posted by 山桜 at 21:13| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月20日

キンランきらきらの森

「この飴、歯の詰め物に注意して噛まずに舐めてくださいね」
そう言って、お客様にお配りした「甘酒飴」の残りを自分の方がうっかり噛んでしまい、歯医者さんに行く羽目となりました。 家にばかり閉じこもっていないで外に出るように、父か主人かがやってくれたのかもしれません。 幸い直ぐに治して頂け、帰りはちょっと寄り道してお気に入りの森を歩いてみました。

「えっ? あらあら・・・あらららら〜〜!!」
このところ、少しずつ増えているとは思っていましたが、まさかまさか・・・こんなに沢山ドキドキ
<2018-04-20 某所>
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森のそこここがキラキラ光ってまばゆいこと

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P4200430キンラン (210x280).jpgP4200431キンラン (210x280).jpg
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【キンラン/金蘭(Cephalanthera falcata)】
 ラン科キンラン属  多年草、地生ラン 
 別名:オウラン/黄蘭、キサンラン/奇参蘭、キフネエビネ/貴船海老根、アリマソウ/有馬草、アサマソウ/朝熊草

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この株の花達、みんな大笑いしているみたいで、つられてつい笑顔に😃

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キンランのオン・パレードです! キンランは半寄生植物で、菌根菌(ラン菌とも呼ばれてきた)、特に生きた樹木の根に外菌根を形成するイボタケ科、ベニタケ科(担子菌門・キノコ)などの菌種との共生(お互いにメリットがある)の中に入り込んでいるので、このように根に沿って並んで生えることも良くあります。 (キンランは木やキノコに何か益をもたらしているのかは不明なので調べてみます)

生きた根と共生している菌根菌への依存度が高いので、自生地から掘り起こして例え周りの土と一緒に移植しても、長くは元気に生き続けることは出来ません。 やっとこのように回復してきたキンランの楽園です。 決して盗掘などしないでください! 

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P4200445キンラン (210x280).jpgP4200446キンラン (210x280).jpg
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こちらにも群生が〜 もう、どれだけ咲いているのでしょう・・・夢を見ているようで頭がクラクラして来ました
小さなギンラン、のっぽのササバギンランも見つけましたので、また後日ご紹介しますね。

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全開しないギンランと違って、キンランはこのように蘭の花らしく綺麗に開きます。

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ここは未だ咲き始めた蕾ばかりの子たちがひしめいていました。 なんて初々しいのでしょう。
 
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興奮の坩堝状態から少し落ち着いて、静かな静かな森の中、一人きりの贅沢な時間・・・ゆっくりキンランを眺めていたら、ヒラリとお客様が舞い降りました。 そう、遊んでいるのは私だけ、足元でも頭上でもみんな生きる為に懸命に動いたり鳴いたりしています。  また森に学んで元気を貰いました。 やっぱり、私の守護神さんたちが、外に連れ出してくれたようです。 いつもありがとう、大好き


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posted by 山桜 at 15:43| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月18日

父の散歩道

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退院したら
一緒に行こうと約束してた
いつもの散歩道は
新緑とツツジがきらきら

ほら、あの鴨がこっちを見てる
餌をやってはダメと言っても
時々こっそりやってたでしょう?

ごめんね、
もうお爺さんは
餌をやりには来れないの
おまえも
自分の力で
生きていくんだよ

もし、光の向こうへ
飛んでいけるなら
今までありがとうって
伝えておくれ


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posted by 山桜 at 23:50| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月17日

微睡む父の見る夢は

言葉にならずとも 
問いかけに頷き
握る手を握り返す父

時折、手を宙に伸ばし
何かを手繰り寄せている

ああ、
釣り名人の父よ
あなたは春の川辺で
水の流れを見詰め
竿を揮っているのだろうか

その傍らには
川原で遊ぶ
幼い私もいて欲しい


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posted by 山桜 at 12:20| Comment(6) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月12日

岩尾根で生きる イワウチワ

 3月〜4月にかけて、私にとっては人生の山場というか越えねばならない峠が2つ重なってしまい、山の春の花たちに出会っていながら、ブログに上げることもままなりませんでした。 だいぶ掲載が遅れてしまいましたが、例年なら今頃開花することが多いので、ギリギリセーフでしょうか。 (5月1日に記事を上げましたが、2度目の撮影日の4月12日に移動しました。)

 風の強い尾根道の足元の崖縁に咲いていた可憐な花。 花言葉の一つは「適応力」だそうで、こんな厳しい環境で風にも負けずぴったりと岸壁に張り付いて咲いていました。

<2018-04-06 馬頭刈尾根 東京>
P4062524イワウチワ (443x590).jpg

肉眼ですと、葉がもっとピカピカに光って見え、最初の株は花が落ちていたので、
「イワカガミ? 早すぎない?」
と思ってしまいました。 イワウチワとしても、例年より2週間ほど早い開花です。

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【イワウチワ/岩団扇 Shortia uniflora】
 イワウメ科 イワウチワ属 日本固有種

 岩場に咲き、葉形がウチワのように丸いことによる命名。
 葉形は変異が多いようで、区別して違う名前をつけている分類もあります。

P4062486イワウチワ (443x590).jpg

後姿も可憐です。 というか、崖の上から撮ると、下向きなので殆ど後姿しか撮れないのですが、花の作りや草姿が良く分かって、結構気に入っています。 

<2018-04-12 鋸尾根 東京 奥多摩>
P4120303イワウチワ (210x280).jpgP4120348イワウチワ (210x280).jpg

こちらは一週間後の別の尾根の花。 足場に注意するのが精一杯、殆ど真っ白の花に光が差していて飛んでしまいました。


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posted by 山桜 at 22:26| Comment(10) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする