2017年08月15日

新盆

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 亡き人の思い出語り偲ぶ盆 貴方の笑う声に空見ゆ

 とめどなく葉月の雨の降り続く 愛しむ涙のかれぬが如く

 わが胸に住み共に生く われの喜び君に届けむ (山桜) 

 
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2017年08月11日

カマキリの脱皮

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 先日、武蔵野自然塾でFさんよりカマキリの脱皮のお話を伺いながら、そう言えばカマキリが脱皮するところも脱いだ皮も見たことがないなぁ…と思っていたところ、家の庭のシモツケを刈り込んでいる時に脱ぎ立てのカマキリの皮をみつけました。 カマキリはてっきり自分で脱いだ皮も無駄なく食べてしまうのかと思っていましたが、こうして脱ぎ残していくのですね。 

 初めてカマキリの抜け殻を見、慌てて脱ぎ立てホヤホヤのカマキリを探したら、丁度お隣との境界の塀を伝って向こう側に逃げていく所。 タッチの差でシャッターを切り損ねました。 まだ柔らかい体は外敵に狙われやすいでしょうから、素早くその場から立ち去ったのでしょう。 

となると、やっぱり抜け殻は食べないのかな? 今まで見たことがなかったのは、セミの抜け殻と違って薄くて軽くて風に飛ばされやすいからかもしれません。 ふっと吹けば天にも昇る天女の羽衣のようでした。
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2017年08月07日

2017m今年の山・雲取山へ登る(本番)

【コース】JR青梅線・奥多摩駅−<バス>−鴨沢(WC)〜お祭〜(後山林道)〜三条の湯(泊)〜水無尾根〜三条ダルミ〜雲取山(東京都最高峰2017.09m)〜避難小屋(WC)〜小雲取山(1937m)〜雲取奥多摩小屋〜五十人平ヘリポート〜ブナ板〜七ツ石山(1767m)〜七ツ石小屋〜堂所〜小袖〜鴨沢−<バス>−JR奥多摩駅

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【JR奥多摩駅舎】      【アカメガシワ】トウダイグサ科 実

 迷走台風5号の動きを気にしつつも、晴男・晴女のパワー強くカンカン夏日下の奥多摩駅集合となる。 バス車窓から見る奥多摩湖岸の露肌広く、いつもは見られぬ島も顔を出し湖面の照り返しがキラキラ眩しい。 トイレのある鴨沢バス停下車、炎天下の林道歩きを覚悟したが、意外や日差し遮る優しき雲たなびき爽やかな風も吹き出し大いに助けられた。 その風に乗って漂う、クズ、クサギ、ヤマユリの花などの香りの違いを楽しむ。 

 アカメガシワのサボテンのような実を見ている時、お客様から故郷福井ではこの葉で塩魚と麹と飯を包んで作る鮓(熟れ寿司)を(今は酢飯でも)作るというお話を伺え、「カシワ=炊き葉」の名を頂いている由縁に確証が得られ嬉しかった。 

P8066074 (207x310).jpg「お祭*(地名)」から後山林道を登る。 7月の大岳〜御岳では手の届かぬ所に数輪咲いていただけのイワタバコが、そこかしこに群生・満開。 小株〜大株の葉の大きさ、花付きや花色の濃淡での風情の違いなども堪能出来た。 沢山咲いていると「ああ、またか」とつい見過ごしてしまいがちだが、良く知るためのチャンスと捉え逃さず観察を楽しみたい。 それにしても足下の崖にピンクの滝のように咲き揃ったイワタバコは見事だった。 崖下に下りて仰ぎ見られたら最高なのだか未だ命は惜しい。

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足元をこわごわ覗いて見下ろしたイワタバコ
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他の場所で下から見上げたイワタバコ

 林道終点より山道に入る。 やや急登ながら、谷筋から吹き上がる冷気、滝から舞い上がる飛沫、緑陰から響くヒグラシの声、下界の暑さを忘れさせてくれる清涼さの中を行き、3時前には三条の湯へ到着。 幸運にも我等一行の貸切状態で、早速明るい内からつるつるの温泉にのんびりゆったりと浸かり今日の汗と疲れを流す。 
「ああ、いいお湯でした〜! さっぱりしたわ〜」
と、部屋に戻って来られた皆さんは、つやつやピカピカのたまご肌で10歳程も若返ったご様子!(自分にも効果があったかは鏡が怖くて未確認。)

 夕食には、三条の湯の社長さんが撃ち取った鹿肉ローストの赤ワインソース添えや自家農園の新鮮野菜(お澄ましの茗荷の辛さが最高)もたっぷり、各々赤白ワイン・ビール・冷酒などで盛り上がり、ずっと気になっていたフォークギターを弾いて欲しいとリクエスト。 忙しくて断られるかと思いきや、食器の片づけも手早く済ませ、早速番頭?ヤスさん、ご登場♪ 

 1曲目が何だったのか記憶にないのは、心の奥の琴線に触れ突然涙が溢れて止まらなくなってしまったから…。 その上の「涙そうそう」には降参、「皆で盛り上がる曲をお願いします!」と言うのに、真打登場の社長さんは輪をかけて哀しい歌(松山千春、ユーミン、小田和正…)好きで、困ったなぁ、もう。 それでも、ほぼ同年代の歌の輪は徐々に盛り上がり、前に出て「上を向いて歩こう」を歌って下さったお客様あり、リクエストあり手拍子ありコーラスあり、何やら懐かしい山小屋の歌の集い、青春時代に戻ったような熱き夕べとなった。
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 夕方〜夜の雨の後、深夜2時頃には満天の星空だったそうな。 泣き歌い疲れ、朝までぐっすりで見損ない、残念。

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 谷間の朝の薄日の下で見送ってくれた山百合の花

 翌朝は素晴らしい晴天下5時半出発。 山頂で日の出を迎えたら最高だったに違いないが、今回我らは温泉の楽しみを優先したので、二兎は追えない。 三条の湯から暫くは急登が続くので歩きに専心、心肺と足慣らしの為ゆっくり確実に歩を進める。 安全担当みっきいさんが下見後に連絡してあった道崩れ箇所もきちんと補修されてあって有難い。

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【ホタルブクロ】キキョウ科      【ヒヨドリバナ】キク科 

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尾根に出ると雲一つない青空!
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 展望の期待も高まり、水無尾根から亜高山樹林と笹原の急登をひたすら上る…

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 いよいよ念願の今年の山、雲取山2017.09m山頂に無事到達! 富士山は雲の中に隠れてしまっていたが、青い空の下、記念の年に登頂できた幸運に感謝したい。 集合写真の後、皆さんそれぞれに感動の面持ちで記念碑と記念写真を撮りあっていらした。 山頂の碑は記念年に新しい石造りのものに建て替えられている。 「二千十七年の記念碑」の方は今年限定とのこと。

 雲取山のお花畑は今やシカ避けネットの中だけの僅かな空間のみ。 ヤマハハコ、コオニユリ、シモツケ、シュロソウ、ギボウシの仲間などが咲いていた。
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  その外は、鹿不嗜好性植物、マルバダケブキ、イワオトギリ、ワラビ、イワニガナ(ジシバリ)ばかりが目についた(更に下の方ではフタリシズカが大繁殖)。 刈り込みで返り咲きする性質のシモツケが、恐らく鹿に食べられた後、ほんの小さい背丈で咲いてピンク色を添えてくれているのが健気だった。 人を見ても身じろぎもしない鹿、この日も悠然と尻尾を振りながら黙々と草を食んでいた。

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【マルバダケブキ/丸葉岳蕗】キク科
 苞に包まれたつぼみの塊がだんだんほどけて花開いていく。

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【イワオトギリ/岩弟切】オトギリソウ科

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鹿が食べ残したマルバダケブキとワラビばかりが広がるかつてのお花畑山域。 三条の湯の社長さんは、元のお花畑を取り戻すために鹿射ちをされているとか。

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 来し方雲取山を眺めることの出来る七ツ石山へ向かう途中から白いガスの勢いが増し、七ツ石山に登り着いたときには雲取山はみるみるとガスに呑み込まれつつあった。 

 急速に天候が変化していく兆しが見えたが、降雨予報は三条の湯での情報で3時過ぎから1o程とのこと、何とかバス停までは降らずに済んでほしいと祈りつつ、七ツ石山での休憩を短縮、七ツ石小屋広場で昼食。 隊長がコッヘルでどんどん湯を沸かしてくれ、カップ麺やカップご飯から食欲を刺激する香りが立ち上る。 何でも日清の「カレーメシ」は三種(ビーフ、シーフード、スパイシーチキン)とも絶品らしい。 待ち時間5分と長いので、その間に水汲みとトイレを済ませるのがよろし、とのこと。

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【岩弟切】   【ミゾホオズキ/溝酸漿】ハエドクソウ科(前ゴマノハグサ科)

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【ノリウツギ/糊空木】アジサイ科

後発の我が隊はポツポツと水滴を感じ、早めに撤収。 念の為、ザックカバーと雨具の上着装着で出発。 この時点で暑くても面倒でも雨具の下も履いて頂くべきだったかと今更ながら思う。 降らなかった場合に脱ぐのは面倒なだけだが、濡れてしまってから履くのは手遅れだ。 しかしその時点で後の降雨時刻と降水量は私には予想できなかった。 

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【蛍袋】萼片と萼片の間が反返る     【山蛍袋】萼片と萼片の間が膨れ盛上る

途中、平将門公を祀る祠に手を合わせ、無事下山を祈念、下山途中に突然激しい降雨に見舞われつつも全員滑りも転びもせず、無事バス停に到達することが出来た。 元々の下山予定時間にたっぷりとした余裕が含まれていたのも心強かった。 

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 予め連絡してあった鴨沢の「山の休憩所・かゑる」カフェのご夫婦(元山小屋勤め)は、ずぶ濡れの私達を気持ちよく迎えて下さり、着替えもさせて頂けて大変助けられた。 靴を脱ぐのが面倒でなければ、座敷も含めて20名は収容できるそうなので是非利用されたし。 ナッツ付缶ビールやお汁粉、楽しいグッズの販売もあり。

「記念の年に雲取山に登れて感激」
「三条の湯にゆったりと浸かれて最高」
「久し振りにギターと歌で楽しい夕べ」
「鹿を食べた翌日に鹿に会ってビックリ!」
「お花畑復活の為に鹿を撃ちに来たい(免許有)」
「2日目の上り下りが長くて心配だったが、無事に歩けて良かった」
「森の中の花や土やいろいろな香りに癒された」
「雨の中を歩ききり、そんな中でも転ばず歩けて自信がついた」
「ずぶ濡れもいずれ愉快な思い出話になる」
等々、嬉しい感想を沢山頂いた。

 今回の参加者の皆さまは、我々のハイクに参加され続ける内に、山好き・山登り嗜好となり、ご自分でも意欲的に山へ行かれるようになった常連の方々ばかりで、歩きも確実で頼もしく知識も智恵も豊富、楽しく生きていきたいという前向きで気持ちのいい方ばかり、却って励ましや教えを頂き感謝感謝の山行であった。

<主な観察の記録> 
【木本】
〔花〕合歓木(ネムノキ)、凌霄花(ノウゼンカズラ)、臭木(クサギ)、木萩、令部(リョウブ)、糊空木?、藤空木、駒繋(コマツナギ)
〔実〕鬼胡桃、赤芽槲(アカメガシワ)、熊四手/紙垂(クマシデ)、千鳥の木(山柴楓)、大葉麻殻(オオバアサガラ)、三葉木通(ミツバアケビ)、野葡萄、深山?榛木(ミヤマハンノキ)、大亀の木(虫狩)、深山桜、夏茱萸(ナツグミ)、七竈(ナナカマド)、檀(マユミ)、木五倍子(キブシ)、更紗満天星(サラサドウダン)  〔その他〕桂、橅、栃、樅、落葉/唐松(カラマツ)、白檜曽(シラビソ)、米栂(コメツガ)

【草本】 掃溜菊(ハキダメギク)、竹似/煮草(タケニグサ)、盗人萩(ヌスビトハギ)、河原撫子(カワラナデシコ)、仙人草、牡丹蔓(蕾)、山鍬形(ヤマクワガタ・実)、深山塔花、岩煙草、玉川杜鵑(タマガワホトトギス)、銀龍草(ギンリョウソウ・実)、山百合、蛍袋、山蛍袋、山葎(ヤマムグラ)、砧草(キヌタソウ)、深山谷蕎麦、深山谷蓼、丸葉岳蕗、蕨(ワラビ)、岩弟切(イワオトギリ)、沢弟切、山母子(ヤマハハコ)、車百合、下野(シモツケ)、棕櫚草(シュロソウ)、大葉擬宝珠(オオバギボウシ)、溝酸漿(鬼灯)(ミゾホオズキ)、糊空木(ノリウツギ)、二人静、丸実の山牛蒡、夏水仙、野萱草(ノカンゾウ)

【昆虫】キアゲハ、アオスジアゲハ、ルリタテハ、ミヤマカラスアゲハ、オオミドリシジミ、ウラギンシジミ、ヒラタクワガタ?♀、コクワガタ♂、ヒグラシ、ツクツクボウシ
【鳥】コゲラ、キビタキ、コマドリ、オオルリ、ゴジュウカラ(木マワリ)、ジョウビタキ(冬鳥の筈なのに)、カケス、ウグイス、ガビチョウ
【動物その他】ニホンジカ、ヒキガエル、ヤマアカガエル、トカゲ(カマドウマ捕食中)、クガビル

(例によって本番は本文、観察の記録に合う写真を撮れる機会少なく、ご容赦ください。)
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2017年08月05日

ツクツクボウシ初鳴き

 夏の到来を告げるアブラゼミが鳴き出すのが随分遅いと思えば、夏の終わりを告げるツクツクボウシが早くも鳴き出してしまった。 

 気温が低く日照が少ない影響だろうか? 7月が暑かっただけに8月に入ってからの低温と雨続きは、まるで梅雨にもどってしまったかのようだ。
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2017年08月02日

アブラゼミ初鳴き

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 梅雨明けしてからぐずついた天気が続き、真夏の太陽が照りつける日が少ないせいか、アブラゼミの鳴き声がなかなか聞こえてこなかったが、8月も2日になってようやく
 🎵ジワジワジワ・・・ジャワジャワジュワジュワ〜〜〜〜
と、夏らしいアブラゼミの鳴声を聞くことが出来た。

 子供の頃、小金井〜杉並に暮らしていたが、一番ありふれて身近に沢山見られたのはアブラゼミ。 ミンミンゼミは、祖母の住む秋葉原に行く途中、乗換の電車待ちの間、御茶ノ水の駅の辺りで鳴声を聞く位で、姿を見ることは滅多にない貴重なセミだった。 神田川沿いの茂みや聖徳太子廟や神田明神の杜など、余り人が踏み込まない土地がミンミンゼミを守っているのだと子供心に思っていた。

 そして今、森の近くに住んでいるので、貴重なミンミンゼミもいっぱいいるのだと思っていたら、今は都会はミンミンゼミの方が多く、アブラゼミは湿った森を好み乾燥に弱いので、ヒートアイランドの都会では数を減らしてしまっているのだという。 ありふれたアブラゼミが貴重になる時代が来るとは思わなかった。 これは、本当なのかな。 子供心にしみ込んだ記憶が邪魔して、もう一つ信じ切れていない。 

 アブラゼミについて、ホントなのかな? と、思うもう一つは、名前の由来。 今はネット情報優先時代なので、ウィキペディアに載っていることがあっという間に広まってしまう。

 アブラゼミの名前の由来は、「鳴声が油で揚げものをしている時の音に似ているから」と書いてある。 まぁ、確かにそう言われればそう聞こえないことも無いけれど、あの鳴声を聞いて揚げ物している時の油の音を連想するだろうか? 今も直ぐそこで鳴いているけど、全然天ぷらも唐揚げも思い浮かばない。

 では、ゴキブリのことを「アブラムシ」とも呼ぶのは何故? ゴキブリは鳴かないし、身体の色が(昔の)油の色だからでは? アブラゼミだってあの茶色い羽を見て「油」を想像したと考えるのが自然だと思うが、へそ曲がり? ごく素直な考えだと思うのだけど。

(写真: 羽化したばかりのアブラゼミ 2014-08-02)
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2017年08月01日

また八月が来た

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7月末に観察園の大掃除で色んなホコリを浴び、喉をやられたかも…と思っていたら案の定、朝から喉が痛くて体が怠い。 梅雨が明けたと言うのに、急に涼しくなってしまいエアコンを掛けるまでも無いと窓を開けて寝たのが良くなかったのか。 独り身で健康が勝れないということの不安を初めて感じた。

 昨日届いたばかりのお仏壇の扉を開け、過去帳の「一日」を開き、手を合わせる。 
 「どうか山へ行く日までに元気になれますように」

 八月と言えば、毎年主人の母の所へ行き、お墓詣りをして一緒に温泉などに行くのが結婚してからの恒例だった。 皆が元気な頃は、今年は何処へ行こうかと考える範囲も広かったが、ここ数年は主人も母も遠出がシンドイ状態で近場ばかりになっていた。 

 それでも家族そろって旅する楽しみで心躍る八月だった。 お正月、GW、8月と年三度の母を連れての旅行が、去年の八月で最後になってしまうとは、あの時はまるで考えもせず、主人が長い運転に耐えられるのだろうか、代わりに移動で疲れたケロが運転して大丈夫だろうか、自分が術後の身体で旅行が出来るだろうかという不安があるばかりだった。 

 去年の8月1日、私は胆嚢摘出手術を受けた。 主人は背中の痛みを堪えながら車を運転してお見舞いに通って来てくれていた。 やがて退院の日の会計を待つ間、
 「折角今、この辺で一番大きな病院に来ているのだから、背中の痛みを診て貰ったら?」
と勧めたのに、週明けにペインクリニックに行く予定の主人は、ちょっと考えてはいたけれど、遂にその気になってはくれなかった。

 外は焼けつくような日差し、森の中にある病院はお互いの声も聞こえないほどの蝉の声に包まれていた。 強い痛みを抱えつつも日々鍛えたしっかりとした身体で荷物を持ち、いつものように愛車に身体を滑り込ませる主人を頼もしく見ていたあの夏の日。 長い間、看病とお見舞いばかりだった私と主人の立場が反対になって、少しは私の気持ちも分かってくれたかなと嬉しいような気持もしていた。 まさか重い病が主人の身体を蝕んでいるとは思いもせずに。

 あの時、もっともっと強い気持ちで引きずってても診察を受けさせていたら、今も主人は元気で傍に居てくれただろうか? 今更考えてもどうにもならないことを、ついつい考えてしまう。 きっとこれからも、八月が来て蝉の声を聞くたびに。 

(写真)
 去年八月、最後に皆で詣でた時の夏の日差しに包まれた
 大洗磯前(いそさき)神社 本殿
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2017年07月30日

コパルを磨き古代を覗く

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(左)【オルソセラスの化石】生きている化石オウムガイの仲間。直角石とも呼ばれる。古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)
(右)【恐竜の背骨の化石】 種名はメモし忘れ、ごめんなさい。

 2日続けて武蔵野自然塾のイベント助手で「恐竜と昔のいきもの、コパルを磨いて古代をのぞいてみよう」に参加した。 タイトルを聞いただけでワクワクしてくる人気のイベントで抽選に当たった親子さんの中には、お父さんの方が前のめりな方も見られたほどだった。

 化石もコパル(完全な琥珀になる前の半化石)も「石」なので、兎に角重いのは間違いない。 講師の方には、周到な準備は勿論のこと、持込自体も大変なことと頭が下がる。

 宇宙の始まり、地球の始まり、生命の誕生、化石の出来方、恐竜とは? 等々、ちょっとレベルが高いかな?と思うような話も、そういう学術的な話を聞ける場に少し大人になった気持ちで昂揚した子供たちが聞き入っている様子がうれしい。

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 丁度テレビで「ジュラシック・パーク」をやっていたばかりなので、さぞや皆も見て今日のイベントを楽しみにしていたことと思ったら、一人も見ていなくて残念・・・最近の子供は映画も見ないのかなぁ その映画の中では、恐竜の血を吸ったまま琥珀の中に閉じ込めらた蚊の中から取り出された恐竜の遺伝子でクローンを生み出して大変なことになってしまったのだが、そんな話も聞いて子供たちのコパルを磨く手に俄然力入る。

 見事虫を磨き出した子あり、虫は居なくても綺麗な磨きコパルをお母さんのお土産(お母さんは虫ナシが嬉しいですよね)にした子あり、持ち帰ってまだまだ磨くゾ!の子あり、夏休みの楽しいイベントは終了した。

*琥珀もコパルも樹脂が化石かしたものだが、完全に化石化した琥珀になる為には3000万年以上、コパルになるのでも1000万年以上の経過が必要とのこと。


ラベル:化石 恐竜
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2017年07月27日

大岳山(1266.5M)真夏に涼

【コース】
JR青梅線・御嶽駅―<バス>−滝本駅―<ケーブルカー>−御岳山駅〜御嶽神社下〜長尾平分岐〜天狗の腰掛杉〜芥場峠〜(道標05-690)中沢の頭〜(山頂下)大嶽神社〜大岳山山頂〜(道標05-730)綾広の滝分岐〜ロックガーデン東屋〜天狗岩〜長尾平分岐〜御嶽神社下〜御岳山駅ー<ケーブルカー>−滝本駅ー<バス>−JR御嶽駅 

(今回も下見(20日)と本番(27日)を合わせての観察記録です。)

 梅雨明け宣言も出て、いよいよの真夏、涼を求めて奥多摩の大岳山(おおだけさん・おおたけさん)1266.5Mへ! ケーブルカーを降りると直ぐに谷から吹き上がる冷気がヒンヤリと心地よい。

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ケーブルカー御岳山駅前広場「御岳平」からの展望(20日)

今年のレンゲショウマの一番花です。
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他はぜ〜んぶ蕾でした。(20日富士峰園地外周ネット際にて)
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あちこちで咲き始めました!(27日御嶽神社随身門下階段脇にて)
【レンゲショウマ/蓮華升麻】キンポウゲ科レンゲショウマ属 日本特産種 1属1種
 平開して花びらに見える部分は萼片で中央の先が紫色に色づいた筒状の部分が花弁です。 種名は花が蓮の花、葉が晒菜升麻に似ていることから。 御岳山は日本一の群生地として知られ、8月中頃が最盛期で「レンゲショウマ祭」も開かれ賑やかになります。

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【ヤマユリ/山百合】ユリ科 
 芳香を放ち堂々と花開く山百合、「山の女王様」と平伏してしまう気高さです。
 
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左【ミヤマタニワタシ/深山谷渡】マメ科ソラマメ属
右【オカトラノオ/丘虎の尾】サクラソウ科オカトラノオ属

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【キヌタソウ/砧草】アカネ科ヤエムグラ属(共に20日)
 「砧」に似た実を付けるということですが、未だ確認したことがなく残念です。 しかしこの小さな花の実が目立つほど大きく実るとも思えず、本当に実の形が名前の由来なのか・・・。 私自身「砧打ち」の意味は知り、お茶道具の中の花入等で「砧」の形は見たことがありますが、実際に「砧」を見たことが無いので、何故この小さな植物にその名前が付いているのか、それ程身近な道具だったのか、色々想像が膨らんで楽しいマイブームの植物です。
 
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【アカショウマ/赤升麻】ユキノシタ科チダケサシ属 (20日)
上段:白い花穂と拡大  下段:結実した果穂と拡大

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【産安社(うぶやすしゃ)】       【安産杉(夫婦杉)】

「富士峰園地」や「産安社」はコース外で、20日下見時と27日先着組の皆さんのみ歩きました。

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【モミジガサ/紅葉傘】キク科   【キクバドコロ/菊葉野老】ヤマノイモ科

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【マムシグサ/蝮草】サトイモ科の実 【ソバナ/岨菜、杣菜】キキョウ科の蕾

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【ミヤマトウバナ?/深山塔花】シソ科トウバナ属
 トウバナの仲間は同定が難しい・・・

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【ムラサキニガナ/紫苦菜】キク科アキノノゲシ属

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【サワオトギリ/沢弟切】オトギリソウ科  【トチバニンジン?/栃葉人参】ウコギ科

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【カノツメソウ/鹿爪草】セリ科 別名ダケゼリ 上部の三出複葉が特徴

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P7276014 (207x310).jpg 【クマヤナギ/熊柳?】
クロウメモドキ科クマヤナギ属 落葉つる性木本

 小型であったのでミヤマクマヤナギと迷ったが、左の写真のように花芽の無い伸びあがった別の枝先に「ツル性」が見られたことから一応クマヤナギと同定。 

クマヤナギには小型のものもあるとの記載もあり、この個体はそれに該当するのかもしれない。 

葉脈は7‐8本と数えられる。



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【静寂の雲霧の中を歩く】

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【タマアジサイ/玉紫陽花】アジサイ科アジサイ属(27日)
 蕾が真ん丸のゴルフボールのような形で苞に包まれていることが名前の由来です。 このように開いてしまうと、もう何故タマアジサイなのか分かりませんね。

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【ギンバイソウ/銀梅草】アジサイ科ギンバイソウ属 多年草 (20日)
 真ん中の両性花の方が派手で中性花(アジサイ科のいわゆる装飾花)が目立ちません。 先が2つに割れた足袋のような形の葉が珍しい。 花粉好きのヨツスジハナカミキリのデートスポットになっています。

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【ヤマアジサイ/山紫陽花】アジサイ科アジサイ属 落葉低木(20日)
【クサアジサイ/草紫陽花】アジサイ科クサアジサイ属 多年草(27日)

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左【タニタデ/谷蓼】アカバナ科ミズタマソウ属(27日)
 タデとつくがタデ科ではなくアカバナ科 丸い実の頃になればミズタマソウ属に納得がいく。
右【ヒナノウスツボ/雛の臼壷】ゴマノハグサ科ゴマノハグサ属
 臼壷の中にお雛様が座っているように見え・・・ますか? とても小さな花で風で揺れピンボケですみません。 昔の人は、本当にこんな小さな花の中まで良〜く見てお雛様の姿を見出していたのでしょうか。

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【ミヤマナミキ/深山浪来】シソ科タツナミソウ属(20日)
【サワギク/沢菊】キク科キオン属(20日) 細く切れ込んだ葉が涼しげな沢菊。 27日には全部羽毛のある種になっていました。

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【タマガワホトトギス/玉川杜鵑】ユリ科ホトトギス属(蕾20日、花27日)ロックガーデンにて
 沢沿いの湿った所を好む。「玉川」は京都木津川の支流で山吹の花の名所。 山吹色のホトトギスの意味で「玉川」の名を冠するという。

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【ウバユリ/姥百合】ユリ科 蕾(20日) 花(27日)
 花が咲くころ葉(歯)が落ちる=「姥」というが、必ずしも葉は落ちていない。 瑞々しくすくっとした立ち姿で良く目立つのに、この名前の所為でおどろおどろしいイメージがあるのが気の毒に感じる。

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【天狗岩】            【武蔵御嶽神社・奥の院】

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【ヤマユリとガクアジサイ/山百合・額紫陽花】
 ケーブルカー駅前のアーチの手前、余りにも淡いブルーと白の色彩が美しかったので思わず足を止めましたたが、看板などを入れずに撮るのにちょっと苦労しました。

 大岳山は遠くからでも良く分かる形(キューピー山、デベソ山などとも呼ばれる)なので、一度登って見たかったというお客様も多く、岩場を慎重に一歩一歩クリアして見事山頂に到達できたことを、
「すごい達成感ありました!」
と、とても喜んでくださり、こちらこそ嬉しかったです。 

 晴天で眺望のあるハイキングも勿論素晴らしいですが、白い霧や雲の中、幽玄の静寂に実を置いて歩くのも山ならではの楽しみです。 またその霧や雲が立ち込めることで育つのが、レンゲショウマやタマガワホトトギスですから、欠かすことの出来ない大切な自然の気象です。 
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御嶽と御岳

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【武蔵御嶽(みたけ)神社 奥宮遥拝所】

JR青梅線「御嶽」駅で降り、「御岳山」に向かう多くの人が思う疑問のひとつ、

 『何故JRの駅は「御嶽」で、
  山の名前は「御岳」の漢字を使うのだろう?』

 『山の名前は「御岳山」なのに、
  神社は「御嶽神社」の漢字を使うのだろう?』

 思うに、先ず「御嶽山」と書いた場合は、木曽「御嶽山(おんたけさん)」を第一に指すので、全国に数多ある「おんたけさん」や「みたけさん」の最高峰(3,067M)で筆頭である「木曽の御嶽山」に崇敬の心を表し、こちらは謙り「御岳山」の漢字を用い「みたけさん」と呼んでいるのではないでしょうか。 

 またJRの駅名「御嶽」の方は、御岳山にある「武蔵御嶽(みたけ)神社」最寄りの駅であることから、「御嶽」の字を用いているとのことでした。 ケーブルカーの「御岳山」駅との混同を防ぐ意味もあるのかもしれません。 事実、先日JR御嶽駅で「ケーブルカーの乗り場はどこですか?」と聞かれました。 漢字を違えていても勘違いされる方は存在するということですから、意識的に区別しているのは正解だと思います。

 ところで「嶽」という漢字の成り立ちは、「山」と「獄」。
「獄」は「裁きを受ける場」、
 真ん中の「言」は神への言あげ、またはご神託?
 左右の「ケモノ偏」と「犬」は生贄。

「人の命運を握る程の霊力のある山」との意味と思われます。
「武蔵御嶽神社」の方には「嶽」の字が掲げられているのも「ご神威」の具現でしょうか。

 神社の形としては、

     (神)
   (人・神官)  
    
「山」の麓、「言」神託を得る神官(人)、両脇に眷属の「山犬」
ということも考えられます。(こんなことは武蔵御嶽神社の正式HPのどこにも記載はなく、私の勝手な想像ですので、誤解のありませんように。)

 そのHPでもご祭神の「櫛眞智命神(くしまちのみことのかみ)」
や、櫛眞智命神を祀る旧(明治まで)社名「大麻止乃豆乃天神社(おおまとのつのあまつかみのやしろ)」
について殆ど触れられていないことも不思議なのですが、調べてみるとどうやら、

「くしまち」=「奇しき=霊妙なる/まち=卜占(鹿卜・亀卜)を司る神」
「おおまとのつ」=「大きく丸い地の津(船着き場)」

とも思われ、これらは上記の「獄」の意味とも一致しそうです。

 「岳」は「嶽」の新字体とされていますが、成り立ちは「丘」と「山」。
「尖ったゴツゴツした山」と言う程の意味で、随分レベルが落ちる気がします。

 何故成り立ちの違う漢字を旧字体と新字体のように扱っているのかにも謎を感じます。

 山伏の修行の場でもある御嶽神社、大口真神として祀られている眷属が山犬(狼)で、日本武尊・倭建命(ヤマトタケルノミコト)を助けてここに祀られたという伝説もあり、愛犬を連れた参拝も許されています。

 「山伏」「嶽」どちらにも「犬」の字が入っているのも興味深いことです。

山伏= 山(神)・人・犬
 嶽= 山(神)・言(人)・犬」

と置き換えることも出来るのでは・・・?

 久し振りにまた、こちらの世界の考察に足を踏み入れてしまったようですが、不思議なことに考えを巡らせていると、あっという間に時が過ぎてくれるので、今の私は大いに救われます。
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2017年07月20日

父転ぶ

 大岳山のからの下山中、普段なら歩き途中でメールなど見ないのだが、受信音に胸騒ぎがして確認すると母からで、散歩に出た父が自宅すぐ横で転倒し大腿骨を骨折、救急車で運ばれ明日手術を受けると言う。 一瞬動揺したが、既に安全な病院に運ばれて頭も打っておらず意識もはっきりしているとのことで、焦っても仕方ない、予定通りの下見を続けて帰宅。 情報を得て、翌日の手術の時間前に病院へ行き、父に会うことが出来た。 病院への無料のシャトルバスが丁度ない時間帯で、地図を見ながら歩くと20分程だった。

 普段から毎日一時間は歩き、健康オタクを自認するほど食生活から運動まで健康管理に努めている父であるが、近道をしようとして段差を超えられず足を引っ掛けて転倒したようだ。 平地を歩いているだけだと、どうしても腿が思うように上がらなくなる。 良く歩いている人でも、躓き転倒は要注意だ。

 父が私に、
「お前に頼みたいことがある」
等と言うので、すわ遺言?何事か?と思いきや、
「お母さん一人だけになると野菜を食べないから、きちんと食べるようにしてね」
だって・・・。 こんな状況でも母の食生活を心配しているなんて、泣けてくる。

 傍に居た母に、
 「幸せだね、羨ましいよ」と言うと、
 「そうやっていい人ぶって、ズルいんだから」

 亡き主人とは違い、煩いくらいに母に声を掛け構う父なので、母にはこの幸せが分からないようだ。 無ければ無いで欲しくなり、有れば有ったでうっとおしい。 無い物ねだりは人の常なのだろう。
ラベル:骨折
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2017年07月19日

ちびトトロの木

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 ケロが小さい頃、公園を一緒に散歩していると、

 「あ〜っ、木の上にちびトトロがいっぱい!!
 とってとって〜〜!」

と、主人にねだり、主人もまだ若くて元気でジャンプして手を伸ばしてみたり、(周りに危険を及ぼさないことを確認して)木の枝などで狙ってみたりしてみましたが、ちびトトロの実はしっかりと枝についていて、なかなか落とせるものではありませんでした。 

 何とかして丸のまんまのヒマラヤ杉ボックリを手に入れたいと、毎年の様に大騒ぎして挑んでいましたっけ・・・。 何年かして嵐の翌日だったか、労せずに丸ごとを拾えてしまった時は何だか興醒めでした。 なかなか手に入らない憧れの実であって欲しかったんですよね。

 その後主人が入院した病室の窓辺にもヒマラヤスギの木があり、まるでサツキとメイがお母さんの病室にトウロコモシを届けた後、木の枝に座っていた様子さながらにヒマラヤ杉ボックリが並んでいるのが見えたものです。 それもそのはず、この病院はその物語の一つのモデルとなった病院だったのです。

 ケロの手を主人と私でそれぞれに繋ぎ、真ん中にぶら下げて三人で歩いた道、ちびトトロの実をいっぱいにつけたヒマラヤスギを仰ぎ見ながら、今は一人、歩きます。 ケロが巣立ったら、二人手を繋いで歩きたかった道なのに。

 「あ、あそこであなたとケロが笑った気がする」
 「案外そうかもしれないよ・・・」
 優しく風がそう言って通り過ぎてゆきました。

 ケロが帰って来た新暦のお盆の連休中、一緒にお仏壇を見ていろいろなお道具も共に求めました。 一人ではなかなか決められないことも、ケロがいると頼りになって心強いです。 私の中には主人の心が宿っていてくれますが、ケロの身体の中には主人の遺伝子も宿っている、主人が生きた証なのだと思うと、命のバトンを繋いで生まれて来てくれたこと、共に人生を歩んでくれていること、本当に有難いことと思います。

【ヒマラヤスギの実】
 秋に茶色に熟すとバラバラになって落ちるのですが、天辺の部分だけはばらけずに落ち、その姿からシダーローズ(ヒマラヤ杉の薔薇)とも呼ばれています。
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2017年07月18日

豪雨が過ぎて

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 郵便局で定期を解約しようとしたら、マニュアル通りなのでしょうけれど振り込め詐欺被害防止の為の質問を何か条も確認されました。

「冠婚葬祭の費用と言うように言われませんでしたか?」
「お孫さんの・・・お若くて、未だいらっしゃいませんよね。」

と、そこだけは良かったけど、何だか悪いことをしているような責められているような感じで、あんまり気分のいいものではないですね。 雨が降り出さない内に早く済まして銀行に回りたかったのに、そうこうしている内に空が暗くなり雷が鳴り出して土砂降りの雨・・・微妙な雰囲気の中で暫く雨宿り、明るくなって来たのを見計らって早々に退散。 歩き出すうちにもう光が差してきました。

 二駅先の銀行に向かう途中の橋からみた川の水位が短時間で随分上がっていてビックリでした。 上流はもっと降っていたのでしょう。

 「豪雨の後、川に近づいては行けません!」

 1時間も降っていない位でこうなのですから、本当に集中豪雨とは怖ろしいものです。
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2017年07月14日

朝散歩

暑さと日差しに負けて宵散歩ばかりしてたので、今までなら朝食やら洗濯やらが優先されて出来なかった朝散歩、今はもう寂しさを感じながらも何をしようしまいと自由気まま、何もせずに早速出掛けてみました。

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湖を渡る風に吹かれて歩きます。 いい風をありがとう。

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堤防の下へ降りると早くも濃くなった夏色の空眩しく、大勢咲き並んだヒマワリの花達が何やら賑やかに話しかけて来ます。 そうね・・・

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お日さまに顔を向けて生きましょう、堂々とね!

<2017-07-18 追記>
 真夏のヒマワリを見ていたら、昨年の11月に東京でも雪が降り積もりビックリ! 自宅療養中だった主人と雪見障子を上げて眺めたこと、山梨ではヒマワリに雪が積ったというニュースがあったことを思い出しました。 暑さの中、あの雪景色をもう一度見たいと思い検索してみつけたのが、沢山の写真を掲載されているこちらのブログです。
「信州諏訪発気まぐれ親父のブログ」
気まぐれ親父様のご了承を得て、リンクを貼らせて戴きました。 涼しくなりますよ〜、暑くて参っている方々、是非ぜひ、ご覧くださいませ。
ラベル:ヒマワリ 青空
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ミンミンゼミ初鳴き

 ミンミンゼミ も やっと初鳴き。
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2017年07月13日

宵散歩

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 昼間の暑さに負け出そびれて、日が長いのを良いことに宵の散歩に出ました。 木々のシルエットが夕暮れ色の空に浮かび、影絵の世界です。

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ああ、富士山もいつの間にか黒い雲に飲み込まれて・・・

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 こちらでは森の闇が人の営みの光に侵食されて、不夜城が現れたようです。 右手の山の森は、ここに越して来た時は向こうの端まで続いていたのに、もう半分も残っていません。 いずれ家々の光に全て覆い尽くされてしまうのでしょうか。 

 どうか梟の棲家が残りますように。
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2017年07月12日

「牧野式植物図への道 T」展

森鴎外記念館で牧野先生のお人柄に触れ、もっともっと知りたくなって、この日(7月3日)、東京で一番の暑さを記録した練馬区(大泉学園から徒歩 5分ほど)にある
「牧野記念庭園・記念館」 に出かけました。 

P7035809 (210x140).jpg余りの暑さに思わず駅前の中華料理屋さんにフラフラと。 塩分不足だったのかいつもなら頼まないようなラーメン+炒飯のランチを注文。 てっきり「半ラーメン+半炒飯ランチ」だと思っていたら、ラーメンは半分ではなく・・・美味しくて全部行けるかな?と思いましたが、やはり無理でした〜ごめんなさい! 
地元の方に愛されているお店らしく、あっという間に次々と席が埋まり、上品な年配の奥様が「いつもの」と、お昼からギョーザ+生ビールで寛いでらっしゃるのを見て羨ましく思いましたが、ここでビールを頂いたら、もう炎天下を歩けませんのでぐっと我慢。

さて、満腹になって出発。 駅前の道を真っ直ぐ行くと、間もなく一目であそこだなと分かる牧野記念庭園の森が見えてきました。

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 「草を褥に 木の根を枕 花を恋して五十年」(遂には九十四年)
 「何時(なんどき)までも 生きて仕事にいそしまん
              また生まれ来ぬこの世なりせば」

庭園奥の記念館では、下記の巡回展示を公開中。 先ずは暑さ凌ぎに館内へ
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【高知県立牧野植物園からの巡回展示】
牧野式植物図への道 T―種の全体像を描くために―

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左【シコクチャルメルソウ】1902年「大日本植物志」牧野富太郎
右【サクユリ】1902年「大日本植物志」牧野富太郎
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左【ヒメキリンソウ】1889年「日本植物志図篇」牧野富太郎
  先生、ンを書き忘れたんですね。人間味が垣間見れて、いいなぁ
右上【植物啓原譯文」宇田川榕菴(ようあん)著 牧野富太郎訳
右下【コシアブラ】1880年 牧野富太郎
(画像は戴いたパンフレットに掲載されていたものです)

なかなか高知県まで行けない私にとって、原画を間近で見られる貴重な機会でした。 かねがね植物の本当の姿を知る為には、隅々まで観察してその姿を掴みとるスケッチが一番と思っていました。 写真を幾らとっても、歩きながら観察した積りになっても、通り一遍の記憶となってしまいます。 長い時間をかけてよくよく観察して描いている内に、何故その形になっているのか、どうしてそういう仕組みになっているのか、植物が自ずと教えてくれるように思えます。 植物と語り合いながら姿を映していくのは至福の時です。

牧野先生愛用の筆記用具も展示(一部復元物)されていて、なんとあの細密な植物画が全部毛筆で描かれていたことに驚きました。 細い部分には、鼠の毛三本で出来た筆も使っていたそうです。 

そして今や目のピントがあやふやになってしまっている私からすると、牧野先生の視力の良さは正に驚異です。 会場にいらした係の方に伺うと、
「先生は視力で困られたという話がなくて、とても目が良かったようですよ。 掛けられているのは老眼用のメガネだそうです。」
とのお答えでした。 知りたい見たいという好奇心でもって使っていれば、目も応えてくれるということでしょうか。 私ももっともっと外へ出て、生きた植物や自然をこの目で見続けたいと思います。

書斎や資料室が丸ごと書屋館内に保存されています。
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「牧野先生(の等身大パネル)と一緒に写真を撮ろう! 」のコーナー。 どうですこの無邪気で人懐っこい笑顔! 誰もいないのを幸いに何テイクも失敗しつつ、何とか牧野先生に負けずに笑顔でツーショットを撮りました。 いやいや、とても敵いません。 あんな心からの笑顔は今の私には無理でした。 写真はこの点、実に正直です。

書斎の縁に一緒に座ってお話もしました。 
「お聞きしたいこと、いっぱいいっぱいあるんです」
と言ったら、嬉しそうに、
「実物と、私が生涯かけて記録し残したものをよ〜く、見て下さいね」
と聞えたような・・・。

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嘗てはこの棚にぎっしり詰まっていた資料や標本は首都大学東京牧野標本館、高知の牧野資料館等に寄贈されています。

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こちらにお住まいだった頃の邸宅敷地内のジオラマ

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ご愛用の採集道具    何処から飛んで来たのかトンボが・・・

冷房の利いた館内でたっぷり展示を楽しんだ後、庭園の観察に出ました。
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【イヌホオズキ?】ナス科     【ウバユリ】ユリ科

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左【ノダフジ】マメ科
フジには、この野田フジと山フジがあって、巻き方が違います。 それを右巻き左巻きと表現すると、上から見てか下から見てか? とヤヤコシイことになるので、この頃はZ字型巻き、S字型巻き等とも言います。私はそれもピント来ないので、野田フジは「ふ」の字=S字巻き、山フジは「ヤ」の字=Z字巻きと憶えています。 野田フジの蔓の部分が「ふ」の字の真ん中ように左上がり右下がりの形に見えるからです。

右【アンズ/杏】バラ科
  梅に近い仲間ですが、樹肌は随分違うのですね。 初めて認識しました。

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【スエコザサ/寿恵子笹】イネ科
 家守りし 妻の恵みや 我が学び 
      世の中のあらむかぎりや すゑ子笹 (結綱子)

 発見した新種の笹に、自分では好きなこともせず、貧窮しながらも研究を支え続けた奥様の名前をつけています。

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【ダイオウショウ(マツ)/大王松】マツ科
【ヒメウツギ/姫空木】アジサイ(前ユキノシタ)科ウツギ属

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【ヤブラン】キジカクシ科ヤブラン属

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【ヘラノキ/箆の木】アオイ科シナノキ属
 分布は近畿以西ですが、牧野邸にある珍しい木であることから「練馬区の木」とされているそうです。

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【イイギリ/飯桐】ヤナギ科イイギリ属 別名ナンテンギリ/南天桐
 大きな葉に食物をのせたことから飯桐の名が、またこの実が赤く熟して葉が落ちた後も良く目立つ為、南天桐の別名があります。

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【オトギリソウ/弟切草】オトギリソウ科
【ヤマシャクヤク/山芍薬】ボタン科 実

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【スズラン/鈴蘭】キジカクシ科 青い実 やがて赤く熟します
【アオイスミレ/葵菫】スミレ科 葉が葵に似ていることから

花の少ない季節でも、いろいろ楽しめました。 巡回展は、後期の8月11日〜10月9日もあるので、また訪ねてみたいと思います。
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ヒグラシ初鳴き

 今年は山でエゾハルゼミの声をたくさん聞いた所為か、ヒグラシのことを忘れかけていたが、不意に沈黙を突き破り、

 カナカナカナカナカナ・・・・

が響き渡った。 

 ああ、ヒグラシはこの声だった。 
 似ていると思ったけれど、エゾハルゼミとは違うもの悲しさがある。

 肩並べ 耳澄ましたし カナカナよ  (山桜)



ラベル:ヒグラシ
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2017年07月11日

オケラ初鳴き

 シーーーーージーーーーーー 

 土の中から沁みだすような、いや反対に土の中に沁み込むようなこの声を聞くと、夏の草いきれ、眩暈がする程暑い日の陽炎、空に湧き上る入道雲を思い出す。 

  風もなき 一人真昼の 螻蛄(おけら)道 (山桜)


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2017年07月07日

七夕の逢瀬

 新暦の7月7日は梅雨の真っ只中、年中行事の中でも最も季節に合わないものと思っていましたが、今年は朝からいいお天気で、お互い家庭の事情で外出ままならず長い間会えずにいたFITの同期生に会うことが出来ました。 彼女とは、一番最初の顔合わせの時からランチを一緒にし同い歳で話が合って・・・と、きっとご縁の深い人なのだと思います。

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【ウマノスズクサ/馬の鈴草】ウマノスズクサ科 下から覗きこんだ写真
【ノカンゾウ/野萱草】ユリ科 ワスレグサ(ヘメロカリス)属  

 雑木林の中の川沿いの道、ひんやりとした風に吹かれて、のんびり歩きながらお互い胸の内に溜まっていた事柄をポツリポツリと話していたかと思えば、

「あ、ウマノスズクサの花が咲いてる!」
「おお、すご〜い、ヤマユリ沢山だ〜」
「ノカンゾウとヤブカンゾウの違いは・・・」

と、まぁ植物オタクの性が出てしまい、直ぐに横道に。

「えっと、今、何の話していたんだっけ?」
「何だったかなぁ」

となることもしばしば、でも、それが許されるのも同好の士なればこそで嬉しいことです。

 やがて訪ねあてたのは、木々に囲まれた手作り空間の心地よい小さなカフェ。 掌に丁度納まるカップを抱き、マスターのお人柄が溢れる優しく豊かな珈琲の香りに包まれて、手作りの焼き菓子も頂きながら、心安らぐ至福のひと時を過ごしました。 

 お互い人生いろいろ・・・なんてまぁ、生きていくのはシンドイこと、多いのでしょう。 それでも「幸せ」「不幸せ」を決めるのは、結局は自分の心なのかな。 人の心を変えるのは難しいけれど、自分の心の持ちようは、何とかして変えられるかもしれないと思えるようになりました。

 もう何度も同じようなことを書いたかもしれませんし初めて書くかもしれませんが、3ヶ月が過ぎた頃から心の中で繰り返し思うことは、

 「これ程に愛せる人に出会え共に歩むことが出来、別れと言う大きな喪失の哀しみを経験している人生は、主人に出会えず別れの哀しみも知らずに過ごせた人生よりもずっとずっと素晴らしい。」ということ。

 良く主人が自分の病状等について、

 「どんなことでも、先ず3週間、3ヶ月、3年、それが節目だ。」

と言っていたのを思い出します。 「3」は私のキー・ナンバーでもあります。 そう言えば今年、結婚30周年を迎える筈でした・・・。 

  若し、この別れの苦しみを消す代わりに、主人との思い出も全部消してあげると言われたら、絶対にお断りします。 今、私はまた手の届かない人への片思いと、私だけのものになった魂との両想いと、二つの恋をしています。 恋すること、それは苦しく切なく、そして、とても幸せなこと。

 七夕の夜、十三夜の月明りで星はあまり見えませんでしたけれど、カーテンを少し開けて月明りを浴びながら眠りました。 優しい月の光を注いでくれて、ありがとう。
posted by 山桜 at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月05日

ケロと初桃と赤福

 ケロが会社の研修で上京、家に2泊。 ケロも主人も大好きな「初桃」をツルリと剥いて切り分け、一緒に東を向いて笑って楽しみました。 主人の故郷の秋田では「初物」を頂く時は、「東を向いて笑う」習慣があると聞いてから、我が家でもずっと継承しています。 

 お土産の「赤福」も主人とケロの大好物です。 私は粒餡の方が好きだったのですが、二人のお蔭で今は漉し餡も好きになりました。 この日の赤福は湿度と温度の所為なのか、お餅が今まで戴いた中で一番柔らかで伸びて伸びて笑いました。 主人の懐かしい笑い声も確かに聞こえました。 ありがとう、ケロ!
ラベル: 赤福
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2017年07月04日

台風3号

 「ヤモリ君も食い溜めしていたし、台風来る来ると言ってたけど、こっちはそれたのかな?」

と思っていたら、もう、突然に、豪雨と雷鳴!
トタン屋根でもないのに、もの凄い雨音で怖ろしいくらいです。

 慌ててテレビを点けると、
「竜巻・突風注意報」が出ていました。

 こんな時、やっぱり一人でいるのって不安です。 そうこうしている内に、それ程すごい風も吹かずに過ぎ去ってくれてヤレヤレでしたが、イザと言う時どうするか、ちゃんと決めておかねばいけませんね。 何て言ってて、過ぎてしまえば直ぐに忘れるのが人間で、困ったものです。
ラベル:台風
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少年斥候(ボーイ・スカウト)

 朝の連続テレビ小説「ひよっこ」では、今、ビートルズ・ファンの宗男さん(主人公みねこの叔父)が活躍中ですね。 顔や姿は似てないのですけれど、髪型とかファッションとか洋楽ファンな所とか、何となく若い頃の主人を思い出し重ねて見てしまっています。

 宗男さんは、子供の頃はお兄さんの後ろに隠れているような大人しい子だったのに、少年兵として戦争に行き太平洋戦争中最も無謀で凄惨、殆どの仲間を失ったインパール作戦から戻って来た後、笑ってばかりの妙に明るい性格になっていたという・・・その理由に泣かされました。

 少年兵の宗男さんは「斥候」として敵国イギリス軍の偵察に赴き、途中、顔を黒く塗った同じ年頃のイギリス少年兵に出くわしますが、その少年は仲間に何か伝えるとニッコリ笑って去って行きました。 同じ少年兵同志、何か心に通じ合い戦いたくない気持ちが生じたのでしょうか。 その時、宗男さんは自分もニッコリ出来なかったことが悔しくて、「どうせ拾った命、これからは自分も笑って生きていこう!」と思ったのだそうです。

 私はこの話を聞いて、このイギリス少年兵はボーイ・スカウトの隊員だったのではないかと思いました。 私はガール・スカウト所属で、似たような話を聞いていたからです。 「アンノウン・ソールジャー(無名のスカウト兵)」と呼ばれる、スカウト仲間では有名な話です。

「アンノウン・ソールジャー(無名のスカウト兵)」
 太平洋戦争末期、日米の激闘が繰り返されていたある南洋の島で、1人のアメリカ兵が日本軍と戦闘を交え負傷し気を失い倒れていた。 気付いた時には仲間は引揚げた後、突撃してくる日本兵の銃剣が喉元に迫るのを見て、再び気が遠くなりかけた瞬間、彼は無意識のうちにボーイスカウトの三本指を立てる礼(三指礼)をしていた。  再び目覚めた時にはもう誰もおらず、木の枝にぶら下がっている小さなメモに気付くと、英語で、こう書いてあった。

 「自分もかつてはボーイスカウトだった。 世界中のボーイスカウトは皆、兄弟だ。 3つの誓いを表す3本指を見てスカウトとしての気持ちが甦り、傷ついている兄弟である君を殺すことは出来なかった。 手当をしておいた。 1日も早く回復してほしい。 幸運を祈る!」

 この実話では、助けたのは日本兵、助けられたのはアメリカ兵ですが、スカウト精神を持った兵士であれば、他にもきっとあったであろう話だと思います。 私でも、宗男さんの小鹿のような怯えた目を見たら、ニッコリ笑って逃がしたくなります。 

 そもそも「ボーイ・スカウト」を直訳すれば「少年斥候」という意味であることは、戦争アレルギーの日本では、余り知らされていないと思います。 今はもう「斥候*」の意味も分からない人が多いでしょう。 軍隊色の強い言葉なので、スカウト運動発祥地のイギリスでは、少女たちは「ガール・スカウト」の呼称は用いず少しソフトに「ガール・ガイド」と称しています。 日本のスカウト運動は、アメリカ経由で入ってきたので、男子と同じ呼称を望んだアメリカ女子の心意気のまま「ガール・スカウト」を用いています。

 *「斥候」:本隊の移動に先駆けてその前衛に配置され、進行方面の状況を偵察しつつ敵を警戒する任務を遂行する兵士のこと。 転じて、現代の少年少女のスカウト活動は、自然と共に生き、常に自分を高め人に役立つことを心がけ、人々を正しい道に先導する役割を担える存在であろうとする活動、と私は認識しています。
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2017年07月03日

ヤモリ捕食中

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何やら不穏な気配がして窓ガラスの方を見ると、ヤモリが一匹忙しそうに動き回っていました。 灯りに集まってくる虫を夢中になって捕食中の様子。 外側の格子に飛び移ったかと思えばまたペタッと戻って来て、パタパタ音を立てるのでこちらもドキドキ・・・。 近づいてくる台風に備えて食い溜めしてるのかもしれません。 ということは、やっぱりこちらにも台風来るんですね。 心積もりしておけということでしょうか。
ラベル:ヤモリ
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2017年07月02日

初除湿

 湿度がとうとう70%を超え、遂に我慢できず初除湿を掛けました。 クラクラするほど暑い日でしたが、夕暮れになってから都議選へ行ってきました。 

 選挙の通知も一通しか来なくなり1人で選挙に行くのも初めてで、何につけても初めての事ばかり多いこの頃、その都度寂しさに捕らわれますが、もう慣れていくしかないのですね。

 心の湿っぽさも除いてくれるといいのになぁ
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2017年07月01日

’17高尾山6-7月

6月末〜7月初の高尾山。 FIT主催の清掃登山の下見と本番の観察記録です。 同定できていないもの、あやふやなものも含まれています。 自然保護の観点からコース等の詳細は記載しておりません。

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集合場所下の清流の中で歌うカジカガエル

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【ハエドクソウ/蝿毒草】ハエドクソウ科 蕾 【ヨゴレネコノメ】ユキノシタ科 葉

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【サワハコベ】ナデシコ科ハコベ属 別名ツルハコベ

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【ミヤマナミキ/深山波来】シソ科タツナミソウ属
 FITの大先輩T様のご教示により種名が判明いたしました。 ありがとうございます。

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【タニタデ】アカバナ科 タデとつくがタデ科ではない。 谷蕎麦はタデ科で名前が混乱しがち

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【マタタビ】マタタビ科 雄花の表(雄蕊のある方)と裏(萼片がある方)
 花弁がバラバラに散ってしまうと、後ろ側の萼片が小さな花のようになって散っていることが多い。

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草丈1m程の大きなシダ

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左【クワガタソウ/鍬形草】オオバコ科(前ゴマノハグサ科)花と実
右【ミヤマハハソ/深山柞】アワブキ科 別名ミヤマホウソ等 葉

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【エゾスズラン】ラン科 別名アオスズラン

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【ミヤマシキミ/深山樒】ミカン科  【シラキ/白木】トウダイグサ科 雌花
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【ウメガサソウ/梅笠草】ツツジ科(前イチヤクソウ科)ウメガサソウ属

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【カナウツギ/金空木】バラ科 花はコゴメウツギに似ているが葉はずっと大型

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【クモキリソウ/雲霧草・雲切草・雲散草】ラン科

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雲海が消えて現れてきた峰々

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【キクバドコロ/菊葉野老】ヤマノイモ科   【オオルリソウ?】ムラサキ科

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【シオデ】ユリ科シオデ属        【ホタルブクロ】キキョウ科


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江の島遠望 地平線の向こう「二こぶ」の島です。 展望灯台も見えています。

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【サンカクヅル】ブドウ科 別名「行者の水」 【フジキ】マメ科

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左【ヤブムラサキ】クマツヅラ科
右【ボダイジュ/菩提樹】シナノキ科 細い葉のように見える総苞の真ん中から総状の花柄をぶら下げる

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【ヨツバムグラ/四葉葎】アカネ科    【ヤマムグラ】アカネ科

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【イワガネゼンマイ】ホウライシダ科  【ヒヨドリバナ/鵯花】キク科

P7015791 (207x310).jpgP7015790 (207x310).jpg【オオバギボウシ/大葉擬宝珠】ユリ科 
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【カヤ/榧】イチイ科カヤ属

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【オオバジャノヒゲ】ユリ科ジャノヒゲ属 【イチヤクソウ】ツツジ科イチヤクソウ属

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【テイカカズラ/定家蔓】キョウチクトウ科 【ウラジロノキ】バラ科

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【アカショウマ】ユキノシタ科   【エサキモンキツノカメムシ】ハート紋が目印

P7015800 (207x310).jpgP7015808 (207x310).jpg【ダイコンソウ】バラ科     【ムラサキニガナ】キク科ニガナ属

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【ギンリョウソウ】ツツジ科(前イチヤクソウ科)ギンリョウソウ属
【イヌホオズキ?】ナス科

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【タニギキョウ】キキョウ科 地を這う草姿 若い実

下山路でブヨ(ブユ)にこめかみを噛まれ(小さな黒い虫をつぶしたので間違いありません)、傷口から毒を摘まみ出し、掻かずに我慢して強力な痒み止めを塗り続けましたが、やはり翌日以降段々腫れて来て、目が半開き状態に・・・。 それでも掻かずにいたので、四日ほどで腫れは引き出し、ヤレヤレでした。 これから9月頃までの間、水辺に近づく時は薄荷(ミント)のスプレー必須です。 普通の虫除けはブヨには効果がありません。 噛まれた直後はチクッとした違和感位しかなく、掻いてしまうと後あと症状が重くなるので要注意です。
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2017年06月30日

「鴎外の庭に咲く草花ー牧野富太郎の植物図とともに」展

 夏越の大祓いの日、暫く行けないでいた持病の経過観察に行き、肥大も悪化もナシでホッと一息。 折角都心に出て来たついでに、同じ地下鉄路線で行ける「森鴎外記念館」まで足を伸ばしました。 この企画展のタイトルを見たら行きたくなって・・・

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 *既に終わってしまってからのレポで申し訳ないです。
 
 自邸の庭に四季折々に咲く花々を記した「花暦」には、私も同様ですから鴎外さんと「仲間ですね!」と固い握手をしたい気持ちになりました。 牧野先生の植物愛溢れる細密な植物画と共に足跡を辿った展示もさることながら、鴎外と富太郎を語る動画が4本流されていて、もう、知らなかったことだらけで・・・恥ずかしながら森鴎外も牧野富太郎もどういう人柄なのか誤解していたというより、殆ど知らなかったことに愕然としました。 

 鴎外は夏目漱石に比べると何だか気難しそうで、小説にも手が延びにくかったのですが、これ程までに植物を愛し自分の庭で沢山育てていたこと、小説の中にも沢山の植物を登場させていたこと、そして主人と同じくらいの若さで亡くなったこともあり、ぐっと親しみが湧き今更ながらもっと読んでみたくなりました。

 考えてみれば、「森 林太郎」という本名からして、森や林、そこに暮らす植物・生物に興味を持つのは必然ですね。 牧野先生が「植物の精」とすれば、鴎外は「森林の精」かもしれません。 森林の国ドイツへ行ったのも偶然ではないような。

 余りにも優秀過ぎお国の為の軍医という仕事に専念せねばならない立場、自分のやりたいことが自由に出来ず苦悩しながら若くして亡くなった鴎外と、自分のやりたいことに思い切り没頭して94歳の人生を全うした牧野富太郎、奇しくも同じ年に生まれた二人が、それぞれ違う道を進みながらも植物と言う接点とそれを通した交流を持っていたことに救われる思いがしました。

 牧野先生の植物画は人気で殆ど売り切れており(鴎外記念館でそれらを求めるのは自分的に?ですし)、鴎外の多才さの一片を思い知らされた「東京方眼図」を手に入れました。

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 今では普通にお世話になっている地図の方眼割りですが、日本では鴎外が最初に取り入れたのだそうです。 「いろは・・・ と 一二三・・・」の割り振りが時代を感じさせます。 タモさんが古地図でぶらぶら出来るのも鴎外のお蔭なんですね。

 残念ながら鴎外の愛した庭や東京湾も望めた自邸「観潮楼」などは焼失(後に住んだ人の失火と戦火で)、イチョウと門の敷石と「三人冗語の石」に僅かに面影を遺すのみ。 今は、敷地跡に鴎外への気持ちが籠められた職人技を集めて造られたモダンな森鴎外記念館(陶器二三雄氏設計)が建っています。 最早「モダンな」と言う言葉が既に古い感じがするようになりましたね。

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左:焼け残ったイチョウとその奥に見える「三人冗語の石」
  鴎外が腰掛け、幸田露伴、斎藤緑雨と共に写った写真が残る
右:門の敷石(団子坂ではなく当時正面玄関のあった藪下通りに側)
  軍服姿の森鴎外が出勤前にここで軍馬と写った写真が残る


〔展覧会要旨〕森鴎外記念館HPより
文京区立森鴎外記念館には、『花暦』と題する鴎外の自筆原稿が遺っています。この原稿には、2月から9月までの8カ月間の草花の開花状況が記されています。書かれた年代は確定できていませんが、明治30年頃の観潮楼(鴎外自邸)の庭を観察したものと推定されます。

 明治の文豪・森鴎外が草花を観察していたこと、少し意外に思われるかもしれません。鴎外の日記や子どもたちの遺したエッセイからは、草花を好み園芸を楽しむ一面をみることができます。また、鴎外は自身の作品の中にもたくさんの草花を登場させています。その数500種以上、植物専門家でもないひとりの作家が取り上げる数としては、並外れた数といえるでしょう。作品の中の草花は、季節感や自然の美しさを忠実に伝えるものもあれば、鴎外の想いを伝える表現手段として登場するものもあります。草花の健やかな姿に鴎外は心を癒されると同時に、草花への関心が創作活動の契機にもなっていたにちがいありません。

 本展では、観潮楼で咲いていた草花と鴎外作品にみられる草花を、鴎外と同じ文久2(1862)年生まれの植物学者・牧野富太郎の植物図とともに紹介します。草花の姿や印象を文字で記録した鴎外と、部分図や解剖図を盛り込み形態や性質を緻密な図で記録した牧野。互いの日記に名前が記されるなど、2人には交流もありました。物事を克明に捉え続けた2人の目を通して、鴎外の〈庭〉に咲く草花をご覧ください。
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2017年06月29日

良く歩き、良く働いた

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午前中に郵便局と銀行へ、お昼は久し振りに駅前の十割蕎麦「ますも」で天蒸籠。 新潟のへぎ蕎麦のように海藻ツナギ?のツルツル麺が喉越しよく美味しい。 上手く蕎麦を啜れなくなっていた主人もこちらのお蕎麦は良いようだった。

帰宅後に裏の月桂樹、金木犀、椿、ヒサカキ、ロウバイの伐採と剪定。 10cmほどの幹を三本、山で習ったように鋸で倒す方向を定め受け口・追い口を入れツルも残して伐り倒した。 北側が開けて明るい日差しが差し込むようになって嬉しいが、重い枝木の始末が憂鬱だ。 日干しにして少しでも軽くなってから何とかして片付けようと思う。 庭で燃やせなくなったので伐採処理が厳しい。
ラベル:蕎麦
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2017年06月26日

百箇日

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 光差す窓辺に君の笑み浮かび 
       吾名呼ばれ 振り返る百箇日 (山桜)
ラベル:富士山 短歌
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2017年06月25日

井の頭公園観察会下見・6月

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FITの新年観察会に向けての下見に、6月になってやっと初参加しました。 懐かしい青春の思い出から主人との思い出まで、たくさん詰まった井の頭公園。 懐かしくて早めに来てしまいました。 このステージにもベンチにも思い出がいっぱいです。 

🎵そんな〜時代も〜あ〜ったねと〜
 いつか笑える日が来るわ〜

懐かしいメロディが頭に浮かんできて、雨と一緒に涙まで落ちて来そうに・・・。 

🎵雨がしとしと降れば〜 思い出は地面に沁み込む・・・
 しょうがない〜 雨の日はしょうがない
 公園のベンチで一人・・・

闘病生活もいつか笑い話に変えられると思っていたのに、それは叶わなかったなぁ でも、一緒にいっぱい笑って生きてくれたと思います。 思い出もいっぱい遺していってくれました。

時間通りに仲間も集まって来て、先ず最初は雛の子育て中というカイツブリの巣の見学へ。 仲間のプロ級の写真も頂きましたが、ここは私が必死に撮ったピンボケでお許しください。

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母鳥、ちょっとイラッと来てますよね。 ごめんなさい! 早々に退散致しましょう。

いつもは観察写真撮りまくりなのに、この日は雨だった所為なのか、話に夢中だったのか観察記録が他にこれしか残ってなくて、帰宅して笑いました。

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井の頭公園の巨樹を探しまわり、
「えっ、これって巨樹かなぁ・・・?」
と訝しがる面々。 いつももっと大きな巨樹を見慣れているので、どれもこれもさっぱりピンと来ない私達なのでした。

ラベル:井の頭公園
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2017年06月23日

母は強し

 小林麻央さんの闘病の様子は主人と重なる部分多く、また遺された海老蔵さんのご心情も我が身に重なり、またあの頃に引き戻されて苦しくなってしまいました。 主人は自分も病に侵されながら「若いのに可哀想に…」と麻央さんに心を寄せていました。 

 やはり、麻央さんがあそこまで頑張れたのは、幼い2人の子供の為、母としての強さあればこそと思います。 未だ5歳と4歳では、黙っていたら殆ど母の記憶は残らないでしょう。 骨転移の痛みは想像を絶するものです。 強い医療麻薬を使って痛みを抑えれば、睡魔や幻覚に見舞われて何かをしようとする気力さえ失われます。 そんな中、家族の思い出、家族への思い、皆で力を合わせた闘病の記録…渾身の思いで日々気力を振り絞り、紡いでいったのだと思います。 

 主人は文字には殆ど残してくれませんでしたけれど、沢山の言葉を私に遺していってくれました。 忘れないように書きとめてもありますが、心の中でその時の様子や声と共に繰り返し思い出しています。 それを見られるのは私だけなので、生きている限り思い出し、娘にも伝えてやりたいと思います。 私も母として、もっと強くあらねば。
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