2023年09月29日

「らんまん」の日々は続く


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ヤマザクラ 牧野植物図鑑より
P9290843 牧野先生 ヤマザクラm.jpg

P3240174 ヤマザクラm.jpg

「草花が待ちゆうき♪」
「おまん、誰じゃ?」

今日も、草花たちに会いに、
愛しい天の上の人と一緒に、
行って来ま〜す!

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2023年09月28日

高尾山「秋の花を探そう」ハイキング(2)


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(編集中・・・取り敢えず、写真を先に掲載します。)

マルバハギ
P9030380 マルバハギm.jpg

アカネ            アキカラマツ
P9030381 アカネs.jpg P9030383 アキカラマツs.jpg

シモバシラ
P9120534 シモバシラm.jpg

ワレモコウ          ウツボグサ(花後)        
P9030386 ワレモコウs.jpg P9030389 ウツボグサs.jpg

シオデ
P9030387 シオデm.jpg

シオデ            サルトリイバラ
P9030388 シオデs.jpg P9030365 サルトリイバラs.jpg

ヒメドコロ
 P9030390 ヒメドコロs.jpg

アキアカネ
P9030391 アキアカネm .jpg

イガホオズキ         イガホオズキ
P9030392 イガホオズキs.jpg P9030393 イガホオズキs.jpg

イガホオズキ 
P9070443 イガホオズキms.jpg

ツルニンジン 蕾(萼の部分)  蕾が膨らんだ所         
P9070442 ツルニンジンs.jpg P9120545 ツルニンジンs.jpg

ツルニンジン 開花
P9190616 ツルニンジンm.jpg

ツリガネニンジン
P9130553 ツリガネニンジンm.jpg

ツルリンドウ
P9030394 ツルリンドウm .jpg

ツルリンドウ
P9030396 ツルリンドウm.jpg

オトギリソウ         ネコハギ
P9070448 オトギリソウs.jpg P9120538 ネコハギs.jpg 

(つづく)

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ラベル:高尾山 大垂水
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2023年09月25日

高尾山「秋の花を探そう」ハイキング(1)


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高尾山口駅前 10:24発のバスは始発ではないので大体5〜10分程遅れての到着が常で気が揉めるのですが、今年は幹事のマサさんの熱意が通じて臨時増便を出して頂け、定刻に出発! 幸先の良いスタートでした。

大垂水バス停         迂回路入口
P9030312 大垂水バス停s.jpg P9030315 迂回路入口s.jpg
バス停から迂回路入口までの歩道は歩く人が少なく(道路を横断する人が殆ど)、下見時に剪定鋏持参で草刈りをしたり踏み倒したりしておいたので、道路に踏み出すことなく歩くことが出来ました。道路はカーブしていて見通しが悪い割りに飛ばしてくる車が多いので、横断は危険、迂回路を選択しています。

カラムシ           アメリカイヌホオズキ
P9030314 カラムシs.jpg P9030321 アメリカイヌホオズキs.jpg
そんな道すがらにも観察対象がありますが、立ち止まれないので説明はなし。こちらでご紹介しておきますね。

カラムシは、昔は繊維を採るために栽培もされており、今も人里で雄々しく生き延びています。福島県の昭和村では今も特産品として改良種が栽培され、その繊維は今や高級織物となっています。

アメリカイヌホオズキは、在来種のイヌホオズキより花も実も小型で茎も細いのですが強健で分枝して横広がり、在来種を凌駕しつつあります。花色は紫〜白。花実が花実軸の先に固まって着く(ほぼ一点から)のが特徴です。熟果は黒光り。イヌホオズキの花実はやや散漫に着き、花色は白、黒い熟果に光沢なし。

ボントクタデ         ギンレイカ                
P9030316 ボントクタデs.jpg P9030317 ギンレイカs.jpg 
ボントクとは、蓼酢に用いられるヤナギタデのような辛味がないことから「凡庸篤実」の略ではないかなと私は思っています。花は少し赤味を帯びたものが多く、多数垂れ下がって咲くさまはなかなか風情があり素敵です。

ギンレイカの花は白で、黄色の花のキンレイカに対しての名前です。既に茶色になっていましたが、果実が鈴生りとなった頃は可愛いものです。

コバノヒノキシダ?      ヤマヤブソテツ?
P9030318 コバノヒノキシダ?s.jpg P9030319 ヤマヤブソテツ?s.jpg
すみません(。。;)シダは未だ未だ勉強中で自信がありません。

ヒメワラビ?         イヌトウバナ
P9030322 ヒメワラビ?s.jpg P8169701 イヌトウバナs.jpg

ツリフネソウ         ハシカグサ
P9103394 ツリフネソウs.jpg P9070421 ハシカグサs.jpg
ツリフネソウは、下見時には蕾でしたが、ちゃんと本番に咲いていてくれました。待ちかねていたのは虫さんも同じですね。
ハシカグサも地味な花ですが、牧野博士は最初、新種のヤマトグサをハシカグサと間違えていたという逸話があります。花が咲いていないときはよく似ています。

ミズタマソウ アカバナ科ミズタマソウ属
P9070419 ミズタマソウm.jpg
果実に密生した毛が露を帯びて光る姿は、まさに水玉です。
P9030327 ミズタマソウm.jpg
ミズタマソウ属は、萼片、花弁、雄しべが2つずつなのが特徴です。

キンミズヒキ         ヒメキンミズヒキ
P9030330 キンミズヒキs.jpg P9120535 ヒメキンミズヒキs.jpg
キンミズヒキとヒメキンミズヒキは、株の大きさも違いますが、雄しべの数が違います。小さすぎて肉眼で数えるのは難しいですが、ぱっと見てキンミズヒキは雄しべが多く華やかで色も濃く見えます。ヒメキンミズヒキの葉は、羽状複葉の先の3枚が苺の葉の様に丸いので見分け易いです。

ヤハズソウ          
P9030331 ヤハズソウs.jpg P9070417 ヤハズソウs.jpg 

ユウガギク
P9030333 ユウガギクm.jpg

分岐道標           オオハナワラビ
P9030334 分岐道標s.jpg P9030335 オオハナワラビs.jpg
無駄に背が高くて見逃しやすい要注意の道標。分岐点を太い木が塞いでいて道があるように見えないので、下見時に出会った保守作業の方にコース目印のピンクテープを巻き付けて頂きました。

ツルリンドウ         カノツメソウ
P9030336 ツルリンドウs.jpg P9030337 カノツメソウs.jpg
今年は雨が少なかったせいか、高尾山でもツルリンドウの花が小さいです。

ジャコウソウ
P9190610 ジャコウソウ2m.jpg
何度も下見に来て、なかなか蕾が膨らまずヤキモキさせられましたが、見事本番で花開いてくれました! 麝香のようないい香りとはいきませんが、葉を揉めば微かに香ります。花の香りは未だに良く分かりません。群生していたら風に揺れて香るのでしょうか。

大垂水峠橋
P9030342 大垂水峠橋m .jpg

P9030343 大垂水峠橋s.jpg P9030344 大垂水峠橋s.jpg

               エゾエノキ
P9030345 大垂水峠橋s.jpg P9030346 エゾエノキs.jpg
エゾエノキは、高尾山ではめずらしく、エノキの葉もやや左右非対称ですが、エゾエノキはそれが顕著だそうです。

イヌトウバナ         ヤマホトトギス
P8169701 イヌトウバナs.jpg P9030353 ヤマホトトギスs.jpg

アケボノソウ        
P9030352 アケボノソウm.jpg
下下見時に見つけた背の高い植物・・・何か分からなくてモヤモヤしていましたが、別のイベントで同行して下さった高尾山全植物図鑑のY先生に「アケボノソウ」と教えて頂き、驚きました。こんなに大きく(目の高さほど)なるとは思いませんでしたし、花が咲けば花ばかり見ていて、他の部分の観察を怠っていた証拠で、お恥ずかしい。

P9120525 アケボノソウs.jpg P9120527 アケボノソウ 葉.jpg
こんな小さな蕾(初めて見たときは、これを花だと思ったので、余計検討がつきませんでした。)言われてみれば、葉はリンドウ科の特徴がありますね。

石に囲まれた石仏      
P9030355 石に囲まれた石仏s.jpg
高尾山の歴史にも詳しいボランティア・ガイドの方に伺っても、この石仏の謂れは不明でした。ご存じの方、教えて下さると嬉しいです。

ノハラアザミ         タイアザミ
P9030359 ノハラアザミs.jpg P9030356 タイアザミs.jpg

ノハラアザミ
P9030360 ノハラアザミm.jpg

ツリガネニンジン       ヤマハッカ
P9030358 ツリガネニンジンs.jpg P9030371 ヤマハッカs.JPG

アキノタムラソウ
P9030362 アキノキリンソウm.jpg
花期の長いアキノタムラソウ。サルビアの仲間なので切り戻されればまた花芽が上がってきて、綺麗に咲き続けます。

ネコハギ           トキリマメ
P9030370 ネコハギs.jpg P9030368 トキリマメs.jpg
ネコハギの葉は猫ちゃんの様に毛むくじゃらでモフモフしています。

(つづく)

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2023年09月23日

ヒガンバナ と カラスウリ


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 「この花をみつけたら思い出すと言った・・・」

 桜田淳子の「三色すみれ」の歌詞のように、ある植物を見るとある人を思い出すことってありますよね。

 お墓参りで彼岸花が勢揃いして咲いているのを見れば、

ヒガンバナ(彼岸花)ヒガンバナ科ヒガンバナ属 2023.09.23
P9230628 ヒガンバナm.jpg

 「ああ、Kさんもお父さんもご先祖様もみんな、彼岸から見守っていてくれる」

と、目頭が熱くなります。

 開花が遅れて心配していた彼岸花も、雨が降ってくれたお蔭で元気回復、お彼岸参りに満開になってくれました。


 お墓参りの前に庭の手入れをして、余りにも広がりすぎた蔓草たちに少し遠慮して貰いました。けれど、蔓は巻き取っても可愛いウリ坊たちをゴミ袋に入れられず、ついつい拾い集めてしまいました。

カラスウリ(烏瓜)の青い実 2023.09.23
P9230629 カラスウリm.jpg

 「カラスウリ友の会?」の ひらりんから塊根を分けて貰ったこのカラスウリは、雌花がまるで雄花のように固まって蕾を着け、次々と沢山咲いて実も鈴生りになります。山盛りになったウリ坊達を撫でながら、
 「ひらりん、元気かなぁ」
同じく「カラスウリ友の会」の
 「観察人Tさん、元気かなぁ」
と、懐かしく顔を思い浮かべました。お二人とも、ブログから遠ざかってしまわれたようですが、また、カラスウリ談義をしてみたいものです。

 ところで、このウリ坊たち、どうしよう・・・キュウリに似た匂いがしますが、美味しくないでしょうねぇ どうだろう? 無害か調べて後で一寸食べてみようかな。


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posted by 山桜 at 23:29| Comment(0) | TrackBack(0) | カラスウリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

八幡平 白い花たち


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2023.06.29 八幡平

マイヅルソウ(舞鶴草)キジカクシ科マイヅルソウ属
P6297855 マイヅルソウm.jpg

 横に広がる2枚のハート型の葉を、ラブコールしながら舞う鶴の羽に見立てた名前。白い花の集まる花序も鶴首に見えるような・・・?それとも群れ飛ぶ白鳥でしょうか。

ノウゴウイチゴ(能郷苺)バラ科オランダイチゴ属
P6297901 ノウゴウイチゴm.jpg
5弁花が基本のイチゴ科の中で、花弁が7〜8枚という異色。葉も表は光沢の無い緑白色、裏は粉白色。能郷は発見地、岐阜県能郷村に因みます。

オオカメノキ(大亀の木)別名 ムシカリ(虫刈)レンプクソウ科ガマズミ属
P6297902 ムシカリm.jpg
蕾と咲き始め、真ん中の両性花は仄かにピンク色を帯びています。周りを縁取っているのは装飾花。大きな葉っぱは基部で湾入してハート型。亀の甲羅に似ている? 

ウラジロナナカマド(裏白七竈)バラ科ナナカマド属
P6297863 ウラジロナナカマドm.jpg
ナナカマド、タカネナナカマド、ウラジロナナカマドの3種、ずっとモヤモヤしていましたが、実物を見比べてやっと区別出来るようになりました。だって、言い訳ですが・・・裏白という名ななのに、そんなに裏が白くないのですよ。小葉の先が丸いのと、鋸歯が上半分程にしか無いのが決め手でした。

この後、白山で3種を見比べられたので、ようやくはっきりと自信が持てました。実物を見るのが一番ですね。

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2023年09月22日

モズの初高鳴き


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 肌寒さに目覚めた朝、

 ♪キチチチチ、ジッジッ、キィ〜ジジキチキチキチキチ・・・

 とても文字にするのは難しい複雑な鳴き方ですが、聞けば直ぐに分かる「モズの高鳴き」がやっと聞こえて来ました。

 声はとても近いのに姿が見えなかったので、恐らく家の屋根のてっぺんのアンテナにとまって鳴いていたのでしょう。自分の縄張りを広く見渡せる高い所が好きなので、毎年お気に入りの場所です。

 今年は遅いなぁと思ったのですが、ブログの過去の初高鳴きを聞いた記録を見るとそうでもなくて、拍子抜けでした。思い込みはいけません。やはり記録は大事ですね。

 下のラベルの「モズ」をクリックして頂くと、過去の記録がご覧になれます。


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posted by 山桜 at 22:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

八幡平 カラマツソウ


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八幡平 2023.06.29

カラマツソウ(唐松草)キンポウゲ科カラマツソウ属
P6297942 カラマツソウm.jpg

P6297872 カラマツソウm.jpg
名前の由来は、花の形がカラマツの短枝の先の葉の着き方に似ることから。

カラマツの短枝
カラマツP4010377.JPG
傘を広げたように放射状に広がる葉が特徴。


P6297941 カラマツソウm.jpg

草姿
P6297998 カラマツソウm.jpg
花だけ見たら、キンポウゲ科?とも思いますが、葉を見ると、同じキンポウゲ科のオダマキに似た感じです。

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posted by 山桜 at 21:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年09月20日

彼岸花 開花


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 今年はなかなか蕾が伸びてこず心配していた彼岸花が漸く開花しました。高麗の巾着田でも開花が遅れているというニュースを見ました。

2023.09.16 狭山丘陵
P9160591 ヒガンバナm.jpg

お彼岸に間に合って良かったですが、やっと一つだけ・・・蕾を掲げた茎も何だかひょろひょろしていつもの台地を突き破って生えてくる逞しい勢いが足りません。猛暑による乾燥、雨不足が原因でしょうか。

P9160592 ヒガンバナm.jpg

2023.06.13 高尾山 薬王院裏
P9130555 ヒガンバナm.jpg
一方、高尾山薬王院裏の斜面では、一足早く満開になっていました。この暑さで、日向が好きな彼岸花も却って日陰の方が過ごしやすかったのかもしれませんね。


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八幡平 オオバタケシマラン


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 6月の尾瀬でタケシマランを見つけた時、先輩に、
「オオバタケシマランは花柄がクルリと捻れている」
と伺って、
「え〜っ、面白い、それ見た〜い!」
と思って八幡平でも葉っぱをみてはひっくり返していたら、沢山の蕾に出会えました。

オオバタケシマラン(大葉竹縞蘭)ユリ科タケシマラン属
P6297928 (2) オオバタケシマランm.jpg
例によって小さくて屈んで写真を撮るのが膝痛持ちには結構しんどい・・・

P6297931 オオバタケシマランm.jpg
ひっくり返して手で持てば揺れてピントが合わなくて、クルリと丸まっている部分が上手く撮れない

P6297997 オオバタケシマランm.jpg
何とか、輪を描いていることが見える写真が撮れました。
それにしても、何故、花柄が一回転しているのでしょう。風が強い所に対応して強度を増している?
花が咲いていてくれたら良かったけれど、それはまたのお楽しみに。

(参考)タケシマラン 尾瀬 2023.06,07
タケシマランm P6077162 (2).jpg
こちらは花柄が捻れていません。

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2023年09月18日

おまん、誰じゃ〜!?


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 あちこち観察して歩き回っていますが、久し振りに、「らんまん」の万太郎さんのように、

「おまん、誰じゃ〜!?」
「えっ、何これ〜見たこと無い??」

最初は9月3日に気がつきながら、
「んんんっ? ややや〜これ何?」
と思うばかりで写真も撮らず、7日にまた観て、
「いやいや〜一体ナンダロウ??」
その5日後にまた観ると葉腋に小さな緑色の花の様なものが着いていたので、これは何かの手掛かりになりそうと、漸く写真に収めました。

2023.09.12 高尾山
そこにだけすくっと背筋正しく伸びていた植物の草丈は150cm程もあり、葉は対生で、その葉腋からまた小枝を伸ばしていました。
P9120526 アケボノソウ?.jpg

P9120527 アケボノソウ 葉.jpg
笹のような形(披針形)、縦に走るの葉脈が目立ちました。

下の方の葉腋に緑色の小さな5mm程の花?
P9120525 アケボノソウ?.jpg

 実は、その後、高尾山の図鑑も作られたY先生に観て頂き、名前は判明しているのですが、皆さんにも考えて頂こうと、暫く名前は伏せておきますね。分かってから見ると、成程なるほど・・・でした。また続報をお知らせしますので、お楽しみに〜♪

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2023年09月17日

八幡平 ヒロハユキザサ


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2023.06.29 八幡平

ヒロハユキザサ♂(広葉雪笹)
キジカクシ科マイヅルソウ属(旧ユキザサ属)
P6297861 ヒロハユキザサ?.jpg
白い花被片のユキザサに対し、黄緑色の花被片をつけるので「ミドリユキザサ」の別名があります。雌雄異株で、こちらは雄株。
ユキザサ属がマイヅルソウ属になったそうで・・・はぁ、もう覚えられない。

P6297861 ヒロハユキザサ? 茎の稜.JPG
ヤマトユキザサの花被片も黄緑色で別名ミドリユキザサなのでややこしいのですが、ヒロハユキザサの茎にはこのような稜があるので区別出来ます。

また、私が尾瀬で見たヤマトユキザサの茎は紫色を帯びていましたが、八幡平ではみかけませんでした。(ヤマトユキザサの分布を調べると山形・福島〜奈良とのこと。もしかして奈良でみつかったので大和がつくのでしょうか。)

(参考)ヤマトユキザサ 2022.07.12 尾瀬
P6056556 (2) ヤマトユキザサ.jpg

P7120037 尾瀬 ヤマトユキザサ.jpg
黄緑色の花被片と言いながら、蕾と花後の若い果実の写真しか無くて、すみません(。。;)

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2023年09月16日

八幡平 ズダヤクシュ


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ズダヤクシュ(喘息薬種)ユキノシタ科ズダヤクシュ属
P6298008 ズダヤクシュ.jpg

民間薬として喘息(富山などでズダと言う)や咳止めの薬とされた為、この名があります。花の形はユキノシタとは随分違いますが、葉の形や草姿、好きな場所(日影で湿っぽくても水はけは良い所)などは似通っています。

P6298010 ズダヤクシュ.jpg

果実(参考 2022.07.12 尾瀬)
尾瀬 ズダヤクシュ P7129638 (2).JPG

花は小さいですが、よく観れば可愛らしく「ティアレラ(ズダヤクシュ属)」の名前で外国産の園芸種が色々出回っています。よく似ていてカラフルな「ヒューケラ(ツボサンゴ属)」もユキノシタ科で近縁です。

また、ティアレラ×ヒューケラの別属交配種の「ヒューケレラ」まで作られていて、一体どちらの仲間なのか分からなくなってしまいます。

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2023年09月15日

八幡平 シナノキンバイ、ミヤマキンポウゲ


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 山で見かける黄色い花の多くは、キンポウゲ科とバラ科。どちらもよく似ていて、花だけを見て同定するのはなかなか難しいです。

 キンポウゲ科の花弁に見える黄色の萼片にはクチクラ層(髪の毛で言えばキューティクル)があり、キラキラと光沢があるのが特徴です。

 同じ黄色い花でも、バラ科の花にはそのようなキラキラ光沢はないので、先ずそこで区別することが出来ます。

 今回は、高山で良く見かけるキンポウゲ科の2種です。

シナノキンバイ(信濃金梅)キンポウゲ科キンバイ属
P6297985 シナノキンバイ.jpg

P6297983 シナノキンバイ.jpg

ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花)キンポウゲ科キンポウゲ属
P6297982 ミヤマキンポウゲ.jpg

「え、同じ花じゃない? 何処が違うの!?」
って、言いたくなりますよね。右脳人間の私、ぱっと見で違うと感じたのですが、それでもじっと見ている内に、段々と分からなくなって来ます。でも葉の形が違うので、やっぱりこちらはミヤマキンポウゲだと思います。実物を見ていれば分かるのですが、こうして時間が経って写真で見返すと迷いが出ますね・・・。あれもこれも手を出して、一向に作業が進まない自分が嫌になります。

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2023年08月22日

生き続ける・・・田邊教授


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 毎朝、NHK BSP7:15〜「あまちゃん」、7:30〜「らんまん」を心待ちにしています。

 「あまちゃん」は、最初の放送時からBSP、NHKと朝2度、お昼も観れば3回、土曜の一週間分再放送も含め4回ずつ観て、数年後の再放送も観て、今回も同様・・・もう何回観ているのか分からず台詞も覚えているのに、いつも新鮮で面白い! どれだけ笑ったり泣いたりさせられているやら・・・もはや、オチの分かっている落語のようで、次の台詞を待って笑いたくてウズウズしてしまいます。

 そして「らんまん」。植物オタクの私には、牧野先生は憧れと共感の人、どっぷり嵌まっています。

 今日は、史実に基づいた展開「田邊教授が鎌倉の海で溺死」・・・観るのが辛い回、と気が重かったのですが、遺された聡子さんの強さ、嫉妬やしがらみから解放された素のユーシーらしい遺言(心ならずもそうなってしまった)と形見分けに救われました。

 「これって、本当に事故!?」
 私も含め、そう思ってしまう人々への、このドラマからの一つの答えでもありました。海に出掛けた教授の心は、生きる力に満ちて晴れ晴れとしていたに違いありません。

 一方、万太郎に贈られた蔵書に挟まれていた、教授が愛したシダ、ホウライシダ(愛妻 聡子さんの面影)にあの優しい笑顔が重なって・・・手紙ではなく植物で「聡子、愛しているよ」から「聡子をよろしく頼む」へ、と。

 私は未だに、主人の蔵書を開けないでいます。主人の心を勝手に見るようで憚られて。もし、何かをみつけてしまったら、また新しい哀しみが生まれてしまいそうで、とても恐くて開くことが出来ないのです。

 聡子さんに、教授の遺伝子を継ぐ新しい命が宿っていて幸いでした。私も娘のケロの中に生きている主人に、どれだけ救われていることでしょう。

 そして教授の遺伝子は、生命的なものだけではなく、植物学に命を燃やす万太郎や弟子達に受け継がれています。そして、そして末端に居る私にも、きっと!

 田邊(矢田部)教授、ありがとうございます。教授の遺伝子、受け継いで生きて生きて、そして、周りの人と分かち合い次代にも渡して参ります。

 嗚呼、鎌倉の海に・・・合掌

 (鎌倉の海辺で、長屋の人達のように、子供達とスイカを食べて種を飛ばしたでしょうか・・・)

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2023年08月07日

キツネノカミソリ 狐の剃刀


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 20年位前までは、宅地となった間に残っている林縁の土手などでも良く見かけましたが、最近はなかなか会う機会がなくなりました。むさしの自然観察園でも毎年葉っぱは出てくるのに、花が咲かない年が続いていて今年もダメか・・・と草をかき分けては溜息。

 今年も猛暑が続き山野草の様子が気になりつつ全く行けない日が続き、先日久し振りに朝早めに行ってみると・・・

 わぁ、咲いてる・・・なんてなんて可愛らしいのでしょう。通り雨を浴びて露をまとい光っていました。

キツネノカミソリ 狐の剃刀 ヒガンバナ科ヒガンバナ属
2023.08.07 むさしの自然観察園
P8079670 (2) キツネノカミソリm.jpg
 
 まるで私が来るのを待って咲いてくれたようで、私の目にも露が。

P8079674 (2) キツネノカミソリm.jpg

 花被片(花弁と萼片を含めて花びらのように見える部分)と雄しべの長さがほぼ同じなので、普通のキツネノカミソリです。(花被片より雄しべが長く伸び出していて、花や葉が大型のものはオオキツネノカミソリ。)

P8079671 (2) キツネノカミソリm.jpg

夕方、少し日が翳って来た頃、露も乾き花の朱色が透けるよう。
P8079684 (2) キツネノカミソリm.jpg

立ち姿もすくっと美しい。
P8079683 (3) キツネノカミソリm.jpg

春先に伸び出すカミソリ似の葉が名前の由来と言いますが・・・
P3145758 キツネノカミソリ葉m.jpg

 それなら水仙なども似てますよね。やはり「狐の」と付くのは、蕾が上がる頃には跡形も無く消えている葉、何も無いところから突然ひょっこり蕾を伸ばして咲く花の様子が「狐に化かされているよう」だからかなと。そして私には、花の形も狐の顔に似て見えて・・・ちょっと贔屓が過ぎますかね。

 他の草が伸び出してくる前の早春2〜3月頃に葉を伸ばし光合成に励み、周りが茂ってきたら葉は枯らし花茎を伸ばして咲かせことに専念。エネルギーを効率よく使う賢い植物です。

 図鑑に結実しやすいと書いてあったので、実ったら大事に種を播いて増やしてみたいです。いや、自然に任せた方がいいかな。貴重な種なので、そのまま落ちるに任せる分と少しだけ苗床に播かせて貰おうかな。そこから花が咲くまであと何年だろう・・・生きて見られたら嬉しいけれど、後に続く人が喜んで見てくれるのなら、それもまたいいなぁ

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posted by 山桜 at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年08月04日

園ちゃんのヒメスミレ


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 園ちゃんがお空に帰っていってしまいました。朝ドラでこれほど涙が止まらなくなったのは初めてです。史実でこうなると分かっていたものの、園ちゃん役の赤ちゃんの余りにも愛らしい仕草、天使のようなあどけない表情、「七歳までは神の内」そのものでした。残されたヒメスミレの絵・・・愛しい命の確かに生きた証、胸が締め付けられます。

 ヒメスミレは、ある所にはある、それ程珍しくないスミレの仲間ですが、いざ探すとなかなか見つからないかもしれません。私のフィールド内(狭山丘陵の森林、林縁)での株数は、スミレ>ノジスミレ>ヒメスミレ、一番少ないです。(名前が似ているヒナスミレはやや湿り気のある林縁に多く、薄いピンク色の花)

 春の花ですので今は花に会うことが出来ませんが、園ちゃんに会いたくて、これまでブログに書いて来た「ヒメスミレ」の部分を集めてきました。

 改めて写真の日付をみると、丁度ソメイヨシノが咲いている時期ですね。小さなスミレなので、園ちゃんのように目線が低い子供の方が仲良しになれるのかもしれません。ソメイヨシノが咲き出したら、是非、足元にも目を向けて、園ちゃんのヒメスミレをみつけ、可愛い面影を重ねて頂けたら嬉しいです。

2018.04.04
P4042406ヒメスミレ (443x590).jpg
花も葉もスミレやノジスミレより小型でいかにも「姫」
花色は、スミレ、ノジ、ヒメの3種の中で一番青みが強い

2022.03.30
ヒメスミレP3306437.JPG
葉は、あまり立ち上がらず、地面に伏せ広がるように生える

2017.04.08
P4083991 (440x293).jpg
花はスミレより小さく青みがかり条腺目立つ  
葉は縁が波打つ 葉柄に翼は殆どない 裏は紫を帯びることが多い

P4174144 (207x310).jpgP4174143 (207x310).jpg
P4083987 (207x310).jpgP4083988 (207x310).jpg
上弁がウサギの耳様に立つ 側弁基部有毛 距は白っぽく太い

 草丈が低く、周りに高い草の生えていない日向に生えることが多く、住宅地のアスファルトや縁石の隙間、公園の芝生の中、畑の周り、墓地・石碑の石の間、などで良く見かけます。お地蔵様の足元なども探して見て下さい。

 園ちゃん、お空の上は気持がいいですか。お父さん、お母さん、これから生まれる弟妹を応援してくださいね。園ちゃんが一緒なら、百人力です。合掌

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posted by 山桜 at 08:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・ドラマ・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年07月08日

戸隠草(トガクシショウマ)


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 朝の連続テレビ小説「らんまん」で「トガクシソウ」をめぐり、不穏な動きが出てきましたね。

 ところで、
 「トガクシソウって?」
 調べると「トガクシショウマ」の別名でした。

 トガクシショウマは、ずっ〜と憧れて続け、今年の6月、色々なご縁が重なって初めて綺麗に咲いている様子に出会えたばかりでした。(ドラマの中の教授たちも花の標本を探しあぐねていますね。)出会えた年にドラマで話題にもなるという不思議なご縁に感謝して、もう一度、今年の写真を集めてご紹介しますね。

トガクシショウマトガクシソウ
(戸隠升麻/ 戸隠草)
Ranzania japonica (T.Itô ex Maxim.) T.Itô
メギ科トガクシショウマ属

2023.06.06 尾瀬
トガクシショウマm P6066879 (2).jpg

雪解け水から生まれた妖精・・・長い花柄の先で俯き咲く可憐な姿。いつまでも、ずっと見ていたい・・・

トガクシショウマm P6066874 (4).jpg

メギ科の花の意匠を凝らした造形の美に惚れ惚れします。
蕾の基部に見える小さな萼片3枚は開花時には落ち、残りの萼片6枚が花びらに見える部分として残ります。
本当の花弁は真ん中の雌しべ・雄しべを囲み小さな釣鐘状に丸を描いている部分。

俯いて咲いているので、はっきり撮しづらくて・・・下のスマホ写真なら、ご覧になれますでしょうか。

トガクシショウマm DSC_0489 (002).jpg

日本固有種で、本州北部・中部の多雪地帯、落葉樹の林床を好み、適地であれば地下茎を延ばして群生するようですが、人目につく場所では盗掘に遭ってしまうのか、なかなか自然界ではお目にかかれません。どうか彼女たちが大好きな場所で、この先もずっと咲いていけますように・・・。

盗掘するような業者は、売れてお金になれば後は枯れようがどうしようがお構いなしです。私達に出来る事は、目を光らせる守ること、そして決して「買わないこと!」です。

トガクシショウマm P6066871 (2).jpg

全姿は高さ50cm程、意外に大きくしっかりしていて逞しい!

トガクシショウマm P6066876 (2).jpg

トガクシショウマs P6066865 (2).jpg トガクシショウマs P6066867 (2).jpg
左は、最初にみつけて気落ちした花の終わった株。
「葉だけでも出会えて良かった!」
と思い直していたら、その後に、上の写真の花々に出会えて、一瞬、言葉を失いアワアワしました。
右は、花が落ちた後の若い果実。白く熟すのだそうです。

「破門草事件」
「らんまん」でこの後描かれる?かもしれないので、先を知りたくない方は読まないで下さい。)

東京大学教授 本草学者 伊藤圭介(1803-1901)の孫、
伊藤篤太郎(1865-1941)が、この事件の主人公。
東京大学植物学教室に出入りを許された在野の植物学者。

1875年 叔父の伊藤謙が戸隠山でトガクシソウを採取、
    小石川植物園に植栽。
1883年 伊藤篤太郎、露の植物学者マキシモヴィッチに
    標本を送る。
1884年 東大教授 矢田部良吉(1851-1899)戸隠山で本種採取
    小石川植物園に植栽。 
1886年 マキシモヴィッチ、ロシアの学術誌
   「サンクト・ペテルブルク帝国科学院生物学会雑誌」に
    Podophyllum japonicum T.Itô ex Maxim.
    メギ科ミヤオソウ属の一種として発表。
   (T.Itô ex Maxim.は、伊藤の代理でマキシモが登録の意)
1887年 矢田部はマキシモヴィッチに標本を送り、鑑定を依頼。
1888年 3月 マキシモヴィッチは、
「本種をメギ科の新属である考えYatabea japonica Maxim.
    の学名をつけたいので、正式発表前に花の標本を送れ」
    と回答。
    
この動きを察知した伊藤は、叔父が最初にみつけ、自分が学名をつけた植物の属名が新属名として矢田部教授に献名されることに怒り焦る。

1888年 10月 伊藤は、英の植物学雑誌
    Journal of Botany, British and Foreign 誌に、
    新属 Ranzania T.Itô を提唱、
    Podophyllum japonicum T.Itô ex Maxim. (1887) を当属に移し、
    新組合せ名 Ranzania japonica (T.Itô ex Maxim.) T.Itô (1888)
    として発表。

マキシモヴィッチによる Yatabea japonica Maxim.は、伊藤の発表の後塵を拝した為に無効。矢田部教授は怒り、伊藤篤太郎を植物学教室の出入りを禁止した。このことにより、トガクシソウは「破門草」という不穏な別名を持ってしまった。

属名 のRanzania は、伊藤が尊敬する江戸時代の本草学者 小野蘭山に献名されたもの。

伊藤篤太郎は、「日本で初めて学名をつけた人物」
トガクシソウは、「日本固有種で、日本人により学名を付けられた最初の植物」

牧野富太郎は、「日本で2番目(1889年)に学名Theligonum japonica Okubo et Makinoをヤマトグサにつけた人物」
(学名の中にあるOkuboは、あのオオクボさんかな?)
ヤマトグサは、「日本固有種で、初めて日本人の手によって記載され、日本の学術雑誌に発表された植物」
マルバマンネングサは、「マキシモビッチにより、牧野に献名され、初めて日本人の名がつき発表された植物」
ということでしょうか。間違っていたらご教示ください。

尚、「らんまん」では、それぞれのモデルの人物名は、

伊藤篤太郎→伊藤孝光
牧野富太郎→槙野万太郎
矢田部教授→田邊教授

となっています。 
学名に用いられている Ito、Makino は、役名でも変えられなかった訳ですね。一方、Yatabeが無効となってしまったので、矢田部は田邊教授に・・・
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2023年07月03日

八幡平 ベニバナイチゴ


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2023.06.29 八幡平

ベニバナイチゴ バラ科キイチゴ属 日本固有種
P6297881 ベニバナイチゴm.jpg

全体にトゲの無いキイチゴの仲間。赤い花を下向きに咲かせるのは、花期が梅雨時だからでしょうか。雨を避けるために下向きに咲いても、目立つ赤色で虫を呼べるのかもしれません。

上の写真は下から覗いて撮ったもので、本来は下の写真のように控えめに俯いて咲いています。果実は赤く熟し食べられるそうです。

P6297893 ベニバナイチゴm.jpg

時に「ベニバナイチゴ」の名前で流通しているものは、白花のオランダイチゴ属と赤花のキジムシロ属を掛け合わせた園芸種で、本種とは全く違うものです。

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八幡平 イワナシ


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 昨年、尾瀬のガイドのマサさんに初めて教えて頂いた時は、岩肌に張り付いた枝と葉だけでしたが、今年は尾瀬でも八幡平でも可愛らしい花に会うことが出来ました。

 ツツジの仲間の花は、開いたラッパ型とこのような釣鐘型、また小さな壺型もありますね。

イワナシ(岩梨)ツツジ科イワナシ属
P6297916 イワナシm.jpg

 朝露を帯びて、キラキラ光っていました。ガラス細工のように透けるタイプではないようです。 

P6297915 イワナシm.jpg

 萼の大きさが目立ちます。

P6297913 イワナシm.jpg

 葉っぱも花柄も有毛なのに、萼は無毛ですね。密毛は水分を集める為か、虫除けか。花には虫が来て欲しいから萼は無毛なのかな。
 かと思うと、果実には毛がびっしり! こちらは虫除けの為?

(参考)果実 2023.06.05 尾瀬
P6056602 イワナシ 実m.jpg

 イワナシの実は、甘みがあって食べられるらしい・・・今度、熟したのをみつけたらトライしてみたいけど、ちゃんと種は落としていかなくてはね。

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八幡平 ショウジョウバカマ


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2023.06.29 八幡平

ショウジョウバカマ(猩々袴)シュロソウ科
P6297945 ショウジョウバカマm.jpg

 今まで見たことがあるのは、淡紅色か白に近い花色でしたが、ここでは赤色で、正に猩々の毛色顔色と言う風情でした。どちらかと言えば、幻獣としての猩々よりもお能の装束をつけた猩々のイメージでしょうか。それで袴(根生葉)も履いているのですかね。

P6297856 ショウジョウバカマm.jpg

 昨年この花後の状態を尾瀬で見て、何処かで見たことがあるのだけれど、その背丈の高さからピンと来なかったのでした。今はもうちゃんと認識出来たので、ショウジョウバカマの花後で、残った萼片が花の様に見えるけれど中に果実(柱頭の下に3つの刮ハ)が出来ていることが分かります。

 新潟出身の祖母は、ショウジョウバカマのことも「雪割草」と呼んでいました。雪解けの下から咲き出す春の女神を見つけた時の雪国の人の嬉しさは、一体どれ程なのでしょう。長い冬を乗り越えた人にしか味わえない、特別な喜びなのでしょうね。

 そう言えば、秋田出身の主人は、軒のつらら(秋田弁で「たろんぺ」)が溶け出してポタポタ雫が落ちる音を聞くと、春になったなぁと思うと良く言っていました。そして「どじょっこふなっこ」の歌を

 ♪は〜るになれば、しがこもとげで〜

と、普段は訛らないのに戯けて嬉しそうに歌っていましたっけ・・・。

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2023年07月02日

八幡平 ウスバスミレ?


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2023.06.29 八幡平

初めて見る純白の繊細な雰囲気のスミレ。図鑑と見比べて一番似ているのがウスバスミレでした。分布も生えてたのが亜高山帯の苔むす場所なのも合致していますので、そうかなぁ・・・と。

ウスバスミレ?(薄葉菫)
P6297896 ウスバスミレ?.jpg

P6297924 ウスバスミレ.jpg

菫は距が見える横顔を撮っておかねばと思いつつ、足場が悪くて撮れていませんでした。葉の形、全体に無毛の所も合っていると思います。

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八幡平 オオバキスミレ


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オオバキスミレ(大葉黄菫)
P6297860 オオバキスミレm.jpg
同じ黄色い花のスミレの仲間、キバナノコマノツメが唇弁が長く面長(馬面?)なのに比べ、唇弁が他の花弁より短いので横面ッ子(秋田弁でほっぺたが膨らんだ幼子のこと)です。側弁の基部は有毛。

キバナノコマノツメ(参考)
P6157399 (2) 三つ峠 キバナノコマノツメ.jpg

黄色いスミレや三色スミレ達は「スミレ色」が紫系なことをどう思うのかしら。そう言えば、クレヨンも「肌色」表記をやめましたよね・・・すみません、直ぐに横道に逸れるのが悪い癖。

P6297857 オオバキスミレm.jpg
柔らかな葉脈が目立って少し皺っぽいような葉、先は尾状に伸びています。

P6297869 オオバキスミレm.jpg
上から見たところ。葉柄や花柄は、やや赤味を帯びることもあります。

P6297858 オオバキスミレm.jpg
種子からだけではなく地下茎でも増えるので、このような大群落を作ることもあります。

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八幡平 イワイチョウ


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2023.06.29 八幡平

イワイチョウ(岩銀杏)別名 ミズイチョウ
ミツガシワ科イワイチョウ属
P6297877 イワイチョウm.jpg
リンドウ科だと思っていたらミツガシワ科になったのですね。沢山見たはずなのに、写真が少なくて意外でした。
雌しべが長い花(長花柱花)、短い花(短花柱花)の2種類の「異形花柱花」を持ち、長花柱花だけが結実する、異花柱花同志だけが受粉する、などの説があります。

P6297876 イワイチョウm.jpg
尾瀬などで見たミツガシワに似ていますが、葉は腎臓型。
葉の形がイチョウに似ているとよく書かれていますが、似てませんよね? 寧ろ、秋の黄葉をイチョウに擬えた説に私は賛同します。

よく観てみたら、ミツガシワ?
P6297975 イワイチョウm.jpg
イワイチョウの写真かと思って拡大してみたら、どうやら葉が三出複葉のミツガシワのようです。ミツガシワの花は近くで見れば花弁の縁にフリンジがついています。

ミツガシワの花(2023.06.05 尾瀬)
ミツガシワm  P6056684 (2).jpg
もちろんミツガシワ科の花ですから、異形花柱花を持っています。タンカチュウカ、チョウカチュウカ、イケイカチュウカ・・・早口言葉みたいでどうも苦手です(^^;)

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八幡平 ミツバオウレン


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2023.06.29 八幡平

朝ドラ「らんまん」で、万太郎のお母さんが好きだった花は、(シコク)バイカオウレン(小葉が5枚の掌状複葉)でしたが、それに近い仲間で小葉が3枚の三出複葉で、バイカオウレンより少し標高の高い亜高山〜高山に分布します。

ミツバオウレン(三葉黄連)キンポウゲ科オウレ属属
P6297914 ミツバオウレンm.jpg
セツブンソウ等と同様、白い花弁に見える部分は萼片、黄色い頭部が目立つのが花弁で密腺を持っています。
この写真では、雄しべは濡れて垂れ下がってしまっています。
後ろに移っているハート型の葉は、マイヅルソウの葉。

P6297895 ミツバオウレンm.JPG
頭が黄色い小さな花びらが分かりますでしょうか。

P6297894 ミツバオウレンm.jpg
サンカヨウ同様、濡れると少し透けて見えますね。
この下の葉は、オオバタケシマラン?

P6297897 ミツバオウレンm.jpg
やっと三葉黄連の三つ葉がちゃんと写せました。別名カタバミオウレンとも言うそうです。

P6297900 ミツバオウレンm.jpg
濡れていてもすこし崩れていても、どの表情も可愛らしくて、ついつい撮ってしまいます。

P6297912 ミツバオウレンm.jpg
こんな風にポツンと独立して咲いていることは少なくて・・・

P6297923 ミツバオウレンm.jpg
大体は、他の背の低い湿っぽい所好きの仲間達と一緒に群れています。

P6297952 ミツバオウレンm.jpg
果実が実って種子が落ちる頃には、周りの植物が育って日影と湿度を保って発芽を促してくれそうです。

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2023年07月01日

八幡平 キヌガサソウ・コツマトリソウ


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2023.06.29 八幡平

キヌガサソウ(衣笠草)シュロソウ科
P6297936 キヌガサソウm.jpg
花径8p程のとても大きな花。花弁に見える白い大きな外花被片(萼片)とその内側に白い細紐状の内花被片があります。
この白い大きな外花被片には葉脈も残っていて、花びらは葉が変化したもの、に納得してしまいます。

P6297935 キヌガサソウm.jpg
大きな葉が丸く広がる様子、又は同様に広がる花の様子を、古の貴人に背後からかざす絹を張った長柄の傘=衣笠に見立てたのが名前の由来です。

こちらは、花の大きさはぐっと小さい(1.5ー2.3cm)のですが、似た雰囲気の白い花なのに科は異なります。

コツマトリソウ(褄取草)サクラソウ科
P6297871 ツマトリソウm.jpg
残念ながら丸い葉先は写っていませんが、湿原に生えていたので、ツマトリソウではなくコツマトリソウとしました。「褄取り」とは花弁の先にしばしば赤い縁取りが出る様子に依ると思われますが、何に擬えているかは図鑑によってマチマチで何が正解なのか分かりません。
・着物の褄取りに例えた
・鎧の威色目の一つである褄取りに例えた
・花弁ではなく、葉先がぼかしたように濃くなるさまを着物の褄取りに例えた

個人的には、褄取りする時、着物の裾回しの色が控えめに見える感じを例えたのではと思うのですが、どうでしょう? 和服文化が生活から遠ざかると、こういうことが実感できなくなり寂しいですね。

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八幡平 イワカガミ


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(編集中・・・)

2023.06.29 八幡平

イワカガミ(岩鏡)イワウメ科イワカガミ属
P6297965  イワカガミm.jpg

P6297911  イワカガミm.jpg

P6297849 イワカガミ.jpg

P6297880  イワカガミm.jpg

P6297904  イワカガミm.jpg

P6297918  イワカガミm.jpg

P6297854  イワカガミm.jpg

P6297883  イワカガミm.jpg

P6297865 イワカガミm.jpg

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八幡平 チングルマ


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2023.06.29 八幡平

チングルマ(稚児車)バラ科ダイコンソウ属/チングルマ属
P6297964 チングルマm.jpg
草本のように見えますが、落葉矮性低木。高山の雪渓などの雪解けを待って一気に咲き広がります。

P6297878 チングルマm.jpg
葉は奇数羽状複葉で「大根の葉の様な」ダイコンソウ属の特徴が見られます。独立したチングルマ属ともされます。

P6297963 チングルマm.jpg
イワカガミと好む環境が似ているようで、混生すると引き立て合う彩りが美しい。

P6297962 チングルマm.jpg

P6297882 チングルマm.jpg
水気が多すぎるとイワカガミは嫌がるのか、今度は水中を好むイワイチョウが混生していました。

P6297971 チングルマm.jpg
一面に広がるチングルマ。雪が花に生まれ変わったよう。

P6297848 チングルマm.jpg
花弁が落ちた後の姿も星のようで愛らしい。

「稚児車」に見立てられた果実 2022.07.12 尾瀬
P7129694 (2) チングルマm.jpg
沢山(35本程)のそう花から羽状の赤い花柱が長く伸びて目立ちます。「稚児車」とは、幼子の遊ぶカザグルマの意とも、カザグルマのように剃り残した幼子の髪型の意とも。

 やがて羽状の花柱のついた痩果は風に吹かれて飛散し、葉は赤く色づき、草では無いけれど「草紅葉」として愛でられます。

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八幡平 ヒナザクラ


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2023.06.29 八幡平

ヒナザクラ(雛桜)サクラソウ科サクラソウ属
P6297967 ヒナザクラm.jpg

花径1cm程の小さなサクラソウの仲間。学名は、Primula nipponica「日本のサクラソウ」

P6297988 ヒナザクラm.jpg

霧に濡れて殆ど下をむいてしまっていた中で、顔を上げて咲いている健気な花を探しましたが・・・

P6297968 ヒナザクラm.jpg

俯いて咲く花達も奥ゆかしい。

P6297957 ヒナザクラm.jpg

こちらは賑やかにお喋り中?

P6297939 (2) ヒナザクラm.jpg

出番を待っている蕾たち 葉っぱは肉厚ですね。

P6297850 (2) ヒナザクラm.jpg

果実たちは上向きにすくっと伸び上がり、種播く日を待っています。

P6297938 (2) ヒナザクラm.jpg

花弁なのか雫なのか・・・

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2023年06月29日

八幡平 サンカヨウ


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 今年の6月初め、尾瀬で純白の咲き立てのサンカヨウに出会えてから、ガラス細工のように透明になった花もいつか観たいと願っていたら、6月の終わり、細かい霧の中の八幡平で夢が叶いました。

サンカヨウ(山荷葉)メギ科サンカヨウ属
2023.06.29 八幡平
P6297948 (3) サンカヨウm.jpg

雪が氷の粒の集まりなのに白く見えるのは、それぞれの粒が光を散乱させる為。サンカヨウも乾いているときには、細胞の間に隙間があるので光を散乱させて白く見えますが、水分を含むことで細胞間の隙間が埋まると光を散乱させずに透過してしまうので透明に見えるということのようです。

P6297947 (2) サンカヨウm.jpg

ただ雨に当たっただけでは直ぐには染みこまず、時間をかけてじわじわと染みこんでいくそうで、花はそれ程長く咲いている訳ではないので、透明な花が見える確率も低くなります。この状態を見られたのは、とてもラッキーでした!

P6297949 (3) サンカヨウm.jpg
やや終わりかけの花の方が、しっかり水が染みこんでいて透明率が高いですね。

2023.06.05 尾瀬
こちらが純白の咲いたばかりのサンカヨウ
P6056532 (2) サンカヨウm.jpg

この目も覚めるような初々しい純白の花に出会えたときも、小躍りしたくなるほど嬉しくて、白か透明か、どちらも甲乙付け難く「尊い」・・・です。

青い実
P6297937 サンカヨウm.jpg

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八幡平 シラネアオイ


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2023.06.29 八幡平

雪解け水の豊かな場所を好むシラネアオイ。瑞々しい大きな葉の中から、透けるように美しいピンク色の花を咲かせていました。

シラネアオイ(白根葵) キンポウゲ科シラネアオイ属
P6297859 (2) シラネアオイ.jpg
シラネアオイ属 一属一種です。

尾瀬では、ネットに囲われた中と山小屋の近くで守られている状態でしたが、流石に八幡平では天然の野性味を感じる個体に沢山で会えました。

P6297866 シラネアオイ.jpg

草姿も花の表情も個性があって魅力的です。

P6298003 (2)シラネアオイ.jpg

霧露を纏うと、サンカヨウのように花弁が少し透けるようです。

P6298005 (2) シラネアオイ.jpg

どうも終始大きな葉の方にピントを持って行かれました。花の気高さに震え、眩しすぎて捉えきれなかったのかな・・・。

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