2023年03月23日

中峯 一本桜(山桜)


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 最初の下見の時に、丘の上の悠々とした姿に出会い、満開の時に青空の下でFITの 「低山はいかい」の仲間と一緒にお花見が出来たらどんなに良いかと思って居たら、まさかまさか・・・本当に夢が叶いました。七回忌法要まで頑張ったので、きっと天国からKさんのプレゼント! 数日前まで雨マーク付の天気予報が見事な快晴となり、そうとしか思えない奇跡の光景でした。

2023.03.22
P3223675 中峯一本桜m.JPG

この枝振りを見ると、ソメイヨシノのようなのですが、山桜も他の木々に紛れず、このような場所で伸び伸びと育てばこのような姿にもなれるのですね。ただ、かなり下の部分で何本にも分枝しているので、若木の頃に何かあったのかもしれません。

P3223674 中峯一本桜m.JPG

お茶畑に実生で育っていたものを、地主のみつこさんがこの場所に移植して大切に世話して育て上げたのだそうで「みつこ桜」とも呼ばれています。

P3223669 中峯一本桜m.JPG

「この山桜に会えただけでも、今日来た甲斐があったね」
そんな嬉しい声が沢山聞こえて、企画した私も感激でした。

P3223668 中峯一本桜m.JPG

どの方角から見ても、素晴らしくて溜息ばかりついてしまいます。


2023.03.20
P3203653  中峯一本桜m.JPG

こちらは2日前、法要参列の為に帰ってきていたケロと一緒に見に行った時の様子です。満開も勿論素晴らしいですけれど、八分咲き位の蕾が残っている初々しさも好もしいですね。向こうの青空が透けて見える部分が幾分多く感じます。

P3203655  中峯一本桜m.JPG

P3203657  中峯一本桜m.JPG

萌えだした新緑と山桜、私の大好きな山笑う頃の春の色合いです。

P3203656  中峯一本桜m.JPG

この赤味のある葉色とほんのり桜色の色合いが、まさに山桜の魅力です。幾ら見ていても見飽きることなく・・・うっとりです。


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posted by 山桜 at 22:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月21日

謎のマックロクロスケ


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 田んぼの中のカエルの卵を観察しているとき、何か視線を感じる先を見てみると・・・

P3163590 (3) イチョウウキゴケm.JPG

「ややや、こ、これは?」

P3203652 イチョウウキゴケm.JPG

「マックロクロスケ!?」

更に寄って見れば、これはもう、マックロクロスケそのものにしか見えません。しかしそれらは、田んぼの水に浮いて漂っているのです。

P3163590 (2) イチョウウキゴケm.JPG

後で調べてみると、なんと、今や準絶滅危惧種のイチョウウキゴケという苔の一種のようです。面白い苔で、この写真のようにウキクサのように水の上に漂っていたかとおもうと、水が減れば土の上でも根を下ろして生きていけるのだとか・・・。

是非、陸に上がったマックロクロスケの様子も見たいので、引き続き観察を続けて行こうと思います。

<追記>2023.03.22
今日、同じ場所で、陸に上がりかけた個体を発見しましたので、載せて置きます。
P3223667 イチョウウキゴケm.JPG
水上と陸、彼らには、どちらが住みやすいのでしょうね?


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posted by 山桜 at 23:35| Comment(2) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月20日

桜 陽光 満開


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 暖かい日が続いて、次々と桜が競うように咲いています。今日は、河津桜、修善寺寒桜に続いて、早咲きの陽光が満開を迎えました。

陽光(ヨウコウ)アマギヨシノ×カンヒザクラ
2023.03.20
P3203630 陽光m.JPG

P3203631 陽光m.JPG

2023.03,17
P3173607 陽光m.JPG

P3173606 陽光m.JPG

 ふっくら大きな花、濃い花色で人気の桜です。開花から日が経つにつれて赤い筋が目立ってきます。

河津桜 と 陽光
P3203639 (2) 陽光 河津桜m.JPG

 左手前、早咲きの河津桜は、早くも葉桜になりました。

 桜の追いかけっこは続き、ジンダイアケボノ、ソメイヨシノも咲き出しました。


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posted by 山桜 at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | さくら・桜・櫻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月19日

七回忌


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 あれから6年が経ちました。
 今年の枝垂れ桜は、いつもより色が白く花がふっくら見事。
 
DSC_0240 (002) 枝垂れ桜m.JPG
 
 年ごとに、心をいやしてくれてありがとう。
 泣かずに見上げられるようになりました。

mDSC_0239 (002) 枝垂れ桜.jpg


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posted by 山桜 at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月18日

カエルの卵たち


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 卵だけでは私には見分けが付きませんが、高尾山ではヤマアカガエル、狭山丘陵辺りではニホンアカガエルのようです。

ニホンアカガエル?の卵 2023.02.17
P2173064 ニホンアカガエル 卵m.JPG

2023.03.16
P3163589 ニホンアカガエル卵m.JPG

P3163589 ニホンアカガエル卵m (2).JPG

上の写真では、未だ黒い点だった卵が、下の写真では尻尾も生えて動いていました。分かりづらくてごめんなさい。もうじき孵化してオタマジャクシだらけになりますね。

アズマヒキガエル?の卵 2023.03.17
P3173625 アズマヒキガエル 卵m.JPG

先日、闇夜に現れたアズマヒキガエルの卵? 長い紐のような中に卵が入っているのがヒキガエルの卵と聞いていましたが、見たのは初めてです。池全体にホースを長くまき散らかしたかのように沢山広がっていました。こんなに太い(人間の親指ほど)んですね・・・ほんと、初めて見ました!


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posted by 山桜 at 17:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月15日

カエル ガコゲコピョン


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 先日まで高尾山麓の清滝の水が落ちてこず、干からびそうな下の池。折角産んでいた卵も心配だったのですが、この所大した雨も降らなかったのに、突如、滝の水が復活。

 それが嬉しくて堪らなかったか、何処に隠れていたのか、わらわらとヤマアカガエルも湧き出して、数えられる範囲でも10数匹、元気にゲコゲコケロロロと、ほっぺたを膨らまして鳴き競っていました。

 盛んに鳴いているカエルに背後から忍び寄るカエル・・・
P3103459 (3)ヤマアカガエルm.JPG

合体!? と思ったら、(ビビってぶれました^^;)
P3103460 (2) ヤマアカガエルm.JPG
 
「鳴いているのはオス、後ろから飛びついて上に乗るのもオス、だからオス同士でしょ」
と、大先輩が教えてくださいました。
恋の季節、目の前で動いているものなら、魚でも何でも抱きつくのは知っていましたが…
「蛙って、蝉みたいにオスしか鳴かないの?」
驚いて同僚の顔を見ると、彼も首を傾げ…良かった私だけでなくて(汗)

 後で調べると、大部分の蛙は雄しか鳴かないのだそうです。(例外はトノサマガエルなどで、メスも鳴く)
ああ、森林インストラクター8年目、まだまだ知らないことばかり(反省)

 項垂れて、トボトボカエル、暗い道・・・動く影にビクッ!

アズマヒキガエル
DSC_0208 (002) アズマヒキガエルm.JPG
危うく踏んでしまうところでした。動いてくれて良かった〜💦

 そしてまたの日、こっちは、ひっくりカエル
P3073408 ひっくりカエルm.JPG

 急に暖かくなりすぎて上せたんでしょうか・・・つっついたら、生きカエル(笑) さようなら〜


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posted by 山桜 at 20:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月14日

春の囁き


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 締切を作らないと仕事が出来ない私。今日中にやる!と決めて取り掛かっていたのに、今日は余りにもいい春の陽気…
「ちょっと、外へ出ておいで〜🎵」
春の囁きが聞こえたような気がして、
「う〜ん、30分だけ!」
我慢できずに、ついふらふらと…散歩に出てしまいました。

 そうしたら、これですよ! 山盛りのタチツボスミレの花が、まだ葉も開ききっていないのに、待ちきれずに咲いて咲いて、嬉しさ一杯、一斉にお喋りしていました。
P3143578 タチツボスミレ.JPG

 茶色い枯れ葉が降り積もる中、そこだけふわりと紫色で、春の女神が舞い降りた足跡のよう。

 もう、こんな可愛いものに巡り会って、一人では勿体なくて、
「ああ、Kさんにも見せたかったなぁ」
と呟いたら、
『何を言ってる。俺がお前に見せたくて呼んだんだぞ』
そんな声が聞こえて堪えきれず、忽ち目の前の風景がぼやけてきます…帽子とマスクを被っていて良かったなぁ

「ありがとう、ありがとう。」
いつも一緒に居るんだって言ってる癖に、こんなに優しくしてくれていることに気づきもせず、鈍感でごめんね。

カラスノエンドウ
P3143579 カラスノエンドウm.JPG
見守ってくれていて、ありがとう。時々は、囁くのもお願いします。


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posted by 山桜 at 22:40| Comment(2) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月13日

むさしの自然観察園(3月2週)


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 今日は、久し振りに纏まった雨が14時頃まで降り続け、たっぷりと土が潤いました。この所続いた20℃近い最高気温に加えての恵みの雨で、また春が一層歩みを早めそうです。

 観察園では、早咲きの河津桜が散り、アーモンドの花が咲き始めました。

アーモンド
HORIZON_0002_BURST20230313141708076 (002)アーモンドm.JPG
桜色の桃のような可憐な花です。実の中の種が所謂「アーモンド」として頂く部分。

シデコブシ          レンギョウ
DSC_0219 (002) シデコブシs.JPG DSC_0221 (002) レンギョウs.JPG

先週はピンクのシデコブシ、今週は白いシデコブシに、コブシも咲き出しました。レンギョウやユキヤナギが咲き出すと、いよいよ春も本番な気持です。

バイモ(貝母)
DSC_0230 (002) バイモm.JPG
二枚貝のような球根から芽を出します。

赤花フキ           クサイチゴ
DSC_0220 (002) 赤花フキs.jpg DSC_0229 (002)クサイチゴs.JPG
赤かったフキノトウが咲き進み、鮮やかな赤はぼやけてきています。
クサイチゴという名前の木苺の花も一輪咲きました。

ニリンソウ          イチリンソウ
DSC_0225 (002) ニリンソウs.JPG DSC_0226 (002) イチリンソウs.JPG
キンポウゲの中まで唯一山菜として食べられるニリンソウの葉は、薄くて柔らかで瑞々しい。
イチリンソウの葉は、少ししっかりとして固めの手応え。

ヒメウズ           オオミスミソウ
sDSC_0231 (002)ヒメウズ.jpg DSC_0222 (002)オオミスミソウs.jpg
私の大好きなヒメウズは、小さな小さなオダマキのような花。でもオダマキのような距はありません。
雪割草として知られる仲間の一つオオミスミソウは、色鮮やかで沢山の品種が作出されています。父の故郷の山にも色とりどりのオオミスミソウが沢山生えていたそうです。今はどうなっているのでしょう…。最早私にはどの山がうちの山かも分かりません。

大切に育ててきたタカオスミレの株も少しずつ増え、早くも蕾をもたげていました。作業に追われて写真を撮り忘れ残念。今年こそ開花を見たいです。


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posted by 山桜 at 23:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月12日

コブシ(辛夷)開花!


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 20℃を越えるような日が続き、未だ固いと思って居た辛夷の蕾があっという間に膨らんで花を咲かせ始めました。コブシが咲くと寂しかった山里が一斉に元気復活! 木の芽も花芽もムクムクと動き出す気配に、こちらもワクワクそわそわしてきます。

コブシ(辛夷)モクレン科モクレン属
2023.03.09 狭山丘陵
P3093438 コブシm.JPG

P3093442 コブシm.JPG
花弁は6枚、下に小さな萼片が3枚

P3093446 コブシs.JPG P3093445 コブシs.JPG
そして花の下には、普通葉っぱ1枚が付き(例外もあり)

P3093447 コブシm.JPG
蕾(花)の向きがアチコチ向いていて自由奔放です。

 これに対して、外来種のハクモクレン(白蓮とも)は、萼片も花弁のように大きく白いので花弁のように見える(花被片)が9枚、蕾(花)は、揃って同じ方向を向いています。花弁の質は少し厚め、花形も余り開ききりません。


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posted by 山桜 at 22:32| Comment(4) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月06日

むさしの自然観察園(3月1週)


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 コブシやシデコブシの花が開き、むさしの自然観察園にも、いよいよ本格的に春がやって来ています。

2023.03.06

シデコブシ(四手辛夷)
P3063394 シデコブシm.JPG
コブシよりも細い花弁が沢山つき、神社の神職さんがお祓いに振る四手に似ているのが名前の由来。

P3063398 シデコブシs.JPG P3063397 シデコブシs.JPG

P3063396 シデコブシs.JPG P3063395 シデコブシs.JPG
蕾が膨らんでいく過程が一度の見られて楽しかったです。

マンサク(万作)       赤花フキ
P3063393 マンサクs.JPG P3063399 赤花フキs.JPG
「まんず咲ぐ」からマンサク。
赤花フキの、赤い部分は「苞」という花の蕾を包んでいる部分です。花は白いので「赤花」と言って良いのかな? 花も蕾の時は赤っぽいので「赤蕾フキ」の方が正しいかもしれませんね。苞が赤いために、普通のフキノトウでは目立たない花の部分が良く観察出来ます。

キクザキイチゲ(菊咲一華)  レンテン・ローズ
P3063400 (2) キクザキイチゲ青s.JPG P3063406 レンテンローズs.JPG
白い花に混じって青い花の蕾も上がってきました。ヘレボルスの中でクリスマスの頃に咲く早咲きのものがクリスマス・ローズ(ヘレボルス・ニゲラ)、レンテン(四旬節)の頃に咲くのがレンテン・ローズ(ヘレボルス・オリエンタリス)です。

シュンラン(春蘭)
P3063403 シュンランs.JPG P3063405 シュンランs.JPG
シュンランは株毎に花の個性が違っていて通好みの渋い花。江戸時代に一大ブームとなり、今も愛好家が多いですが、盗掘も相変わらずあり、残念でなりません。


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posted by 山桜 at 23:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月05日

クヌギカメムシ


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 いきものふれあいの里センターのガイドウォークに初めて参加。これまた初めてのカメムシの幼虫と卵を観ることが出来ました。

 先日ご紹介したヨコヅナサシガメ同様、樹名板の裏側でびっしり蠢いていました。こういうのが苦手な方、ごめんなさい(。。;)

クヌギカメムシ 1齢幼虫 2023.03.05
P3053392 クヌギカメムシ 幼虫m.JPG

クヌギカメムシ 卵塊
P3053380 クヌギカメムシ 卵m.JPG

 どうもカメラのレンズに埃でも付いていたのか、ピントが甘くて残念。樹肌の凹みの中で、一見苔でも生えているように見えましたが、苔の方は晴天続きでカラカラに干からびていたのに、この緑の塊だけが濡れて光っていたので、見つけることが出来ました。

 卵はゼリー状の物質で守られていて、レンジャーさんの解説写真では、呼吸するための「呼吸管」が出ているとのことでしたが、この卵では分かりませんでした。

 このゼリー状物質の成分は、水分60%・炭水化物26%・タンパク質8%で、幼虫が成長するのに必要な栄養分が十分に含まれている上に、共生細菌も含まれていることが最近の研究で解明されたそうです。

 この細菌は、幼虫が植物の汁を餌にするのに役立つもので、親から産卵時にゼリー状物質に移り、それを子が食べることで受け継がれていくとのこと。

詳しくはこちらのサイトへ:
産総研マガジン「クヌギカメムシの共生細菌入り卵塊ゼリーの機能を解明」

 

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posted by 山桜 at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月04日

'23 3月 高尾山グリーンクリーン作戦 下見と本番


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 3月の声が聞こえ、高尾山にも瞬く間に春がやって来たようです。

下見 2023.02.25 (土) 本番 2023.03.04(土)
下見と本番の間の他のイベントの下見 2023.03.01(水)

キクザキイチゲ
P3043366 キクザキイチゲm.JPG
下見では見られなかったユリワサビの白い花が咲き出し、春の妖精、キクザキイチゲまで目覚めだしていました。

ダンコウバイ 02.25      03.04
P2253338 ダンコウバイs.JPG P3043368 ダンコウバイs.JPG
春に咲く黄色い小花の魁け、ダンコウバイは下見でほころびだし、本番では満開でした。

ムササビの食痕(ヤブツバキの蕾)03.01(上) 02.25(下)      
P3013359 ムササビ食痕 ツバキ.JPG P2253336 ムササビ食痕s.JPG 
ムササビも食欲旺盛に活動し始め、ツバキの蕾を食べ散らかしていました。

タチツボスミレ 02.25     ヤマルリソウ 03.01
P2253337 タチツボスミレs.JPG P3013358 ヤマルリソウs.JPG
気の早いタチツボスミレやヤマルリソウの「開花一番乗り!」をみつけました。

キチジョウソウ 03.04     シュンラン 03.04
P3043367 キチジョウソウs.JPG P3043369 シュンランs.JPG
こちらは縁起の良い吉祥草と春蘭です。

富士山も春霞の頃を迎えましたが、なんとか綺麗に拝めました
03.01
P3013361 高尾山山頂より富士山m.JPG
03.04
P3043371 高尾山山頂より富士山m.JPG

イワタバコの新芽 03.01
P3013355 イワタバコm.JPG
いつもなら水の滴る岩肌には、去年の花殻の下にイワタバコの芽がムクムクと膨れだし、水を受けて伸び広がる日を待ちわびていました。

天狗焼き 黒豆餡が独特。その場で熱々が最高!
DSC_0205 (002)天狗焼きs.JPG 
持ち帰ると天狗のまじないが解けて…??

 暖かで穏やかな早春の一日、春の妖精たちの目覚めに立ち会え、また、予想外に空いていた「天狗焼き」も焼きたてを味わうことが出来、とてもラッキー! 参加者の皆さんにも喜んで頂け、にこにこ笑顔が一杯、幸せでした〜

 ゴミは相変わらずマスクが多く、ペットボトルも多めでした。暖かくなってきて、使用量が増えたのでしょうか。ちょっと置いて忘れたような飲みかけのものも幾つかありました。


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posted by 山桜 at 22:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月03日

河津桜 満開


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 ひな祭の今日、早咲きの河津桜が早くも満開となっていました。今年は桜の開花が一週間程早いそうです。ただ、雨が少なかったので花が小さいのではないかと心配していたのですが…見事に咲いていました。

カワヅザクラ(河津桜)
DSC_0198 カワヅザクラm.jpg

HORIZON_0001_BURST20230303153529292_COVER カワヅザクラm.jpg

DSC_0200 カワヅザクラm.JPG

サンシュユやマンサクは、花期が近いのと、桜色と黄色の取り合わせが春らしい彩りなので近くに植えられることが多いですね。

サンシュユ(山茱萸)
P3035590 サンシュユm.JPG

マンサク(万作)
DSC_0201 マンサクm.JPG

梅の勉強をしようと思ってまごまごしている内に、桜も追いかけてきて、春の花たちも勢いづいて…忙しくなって来ました〜🎵


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posted by 山桜 at 19:21| Comment(0) | TrackBack(0) | さくら・桜・櫻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月02日

春、蠢く


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 今日は「春一番」が吹き、狭山丘陵にも春が駆け足でやって来ています。あちこちで生き物もうごめき出しました。

ヨコヅナサシガメ 幼虫
P2193108 ヨコヅナサシガメm.JPG

ニホンアカガエル 卵
P2193109 ニホンアカガエル 卵m.JPG


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posted by 山桜 at 21:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月01日

官ノ倉山 と 周辺 (4)北向不動・八幡神社・小川町


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 石尊山から小川町方面に下る途中の右手に急な細い長い階段が見えてきました。これが北向不動のようです。折角来て未だ余力もあったので、頑張って登ることにしました。北向きなので薄暗く神秘的な雰囲気が漂っています。

北向不動 長い急階段
P1092631 北向不動 階段m.JPG

P1092634 北向不動m.JPG

北向不動尊のお堂      下りの方が要注意
P1092632 北向不動s.JPG P1092633 北向不動 階段下りs.JPG
北向きの仏尊は一際霊験あらたかと伝わっているそうで、北向地蔵尊なども時折見かけますね。

不動の滝          三十六童子供養塔
P1092635 不動の滝s.JPG P1092636 三十六童子供養塔s.JPG
お不動さんと滝、またしてもありましたが、ここの滝は修験の水行をするような大きな滝ではありません。

高尾山でも三十六童子はお不動さまに仕えているとされますが「供養塔」というのが気になって調べてみると、どうも昔小作人を大事にして年貢を取り立てずにお不動さまの山からの利益で立て替えていた荘屋さんが、遂に支えきれなくなり村を去る事になった時、三十六戸あった小作を童子に見立て、共に営んできた村の足跡として建立したものと伝わっているそうです。

巳待供養塔・二十二夜供養塔・庚申塔
P1092637 二十六夜供養塔などm.JPG

登山口前のトイレ      ビワ
P1092639 トイレ登山口s.JPG P1092640 ビワs.JPG
登山道を下りて車道とぶつかるT字路を右手にゆくと綺麗な公衆トイレがあります。このハイキング・コースは木の香りの新しいトイレが設置されていて気持が良いです。

花の少ないこの季節、ビワが随所で花を咲かせていました。ここでは既に終わっていましたが、やがてビワの実になる片鱗が見えます。

見逃しやすい道標      ここに出る(振り返って)
P1092641 見逃しやすい道標s.JPG P1092643 ここに出てくるs.JPG
川(水路)を右に渡る道標は、うっかりしていると見逃しやすいので要注意です。グーグルマップを見返さなかったら通り過ぎてしまうところでした。その先はまた山道になっていて、そこを抜けて振り返った処が右の写真です。

異形となったケヤキの巨木
P1092644 ケヤキ巨木s.JPG P1092645 ケヤキ巨木s.JPG

その先も道標はポツポツとあるのですが、どうも方向を失うような道で小川町方面へ出るのに迷いがちでした。小川町方面から歩く人用の道標は、逆から見ると見づらいのです。観光案内に携わる方に、一度見直して頂きたいものです。

立派な門
P1092646 長福寺?m.JPG

郷社八幡神社
P1092656 八幡神社m.JPG

八幡さまや弁天さまの境内で遊んで育ったので、八幡さまと弁天さまは、素通りできません。丁寧にお参りさせて頂きました。

P1092647 八幡神社m.JPG

P1092648 八幡神社m.JPG

P1092649 八幡神社m.JPG

狛犬(手前の新しめの一対)
P1092655  八幡神社 狛犬s.JPG P1092654 八幡神社 狛犬s.JPG

狛犬(拝殿前の古めの一対)
P1092652 八幡神社 狛犬s.JPG P1092651 八幡神社 狛犬s.JPG
向かって右手の狛犬の方が、更に古そうで何とも愛らしい表情です。

八幡さまのご眷属「鳩」   拝殿の扁額
P1092653 八幡神社 眷属鳩s.JPG P1092650 八幡宮 扁額s.JPG

八幡さまの参道の桜並木は開花時にはさぞ見事なことでしょう。他にも長福寺、古墳や、名跡等いろいろあり、ゆっくり見て回りたかったのですが、何処でお蕎麦を頂くかの方にも気がいってしまい、次回のお楽しみとしました。

図書館           酒造
P1092657 図書館s.JPG P1092658 酒造s.JPG
「和紙の里」「武蔵の小京都」とも呼ばれる歴史ある小川町の風景に合う素敵な図書館。見学や試飲もできる酒造が幾つかあって次の機会の訪問が楽しみです。今回は相棒が車で帰る予定なので、残念ながらパスでした。

お稲荷さん         武州めんの天ぷら蕎麦
P1092661 お稲荷さんs.JPG 1677815816686 蕎麦s.jpg
お蕎麦屋さんの前に「名物 いなり寿司」に誘われてお土産に購入。相棒のケロが検索して決めた駅の先の武州めんに落ち着きました。うどんの有名店で蕎麦を頼んだ相棒の写真です。お芋の天ぷらがとろけるほど柔らかで甘くて最高でした。私は素直にうどんを頼んだのですが、これがまたアゴが外れるほど固いうどんで参りました。いくらなんでも固すぎない?地元の人にはこれが普通なの? お昼すぎにも関わらず大賑わいで、座敷に上がらないと座れない程でした。

小川町は歴史と文化の町、まだまだ興味のある場所が沢山あります。外秩父七峰と共に引き続き探ってみます。

(おわり)


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posted by 山桜 at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 神社・仏閣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

官ノ倉山 と 周辺 (3)官ノ倉山・石尊山


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 東武竹沢駅からの里山歩きを楽しんだ後、いよいよ「外秩父七峰(官ノ倉山、笠山、堂平山、剣ヶ峰、大霧山、皇鈴山、登谷山)縦走」の起点、官ノ倉山登山口に到着です。「かんのくら」と聞けば自ずと浮かぶ通り、元々は「神の倉」「神坐」として崇められてきた山なのでしょう。

官ノ倉山へ 道標      コウヤボウキの冠毛
P1092618 官ノ倉山へ 道標s.JPG P1092619 コウヤボウキ?s.JPG

官ノ倉山への登り
P1092620 官ノ倉山への登りm.JPG
登り出しこそ木漏れ日がありましたが、1月の午前中、日の当たらない斜面は結構な寒さでした。お日様が恋しい季節…春になったら何が芽生え咲き出すのか想像しながらの登り。

峠に出れば快晴の青空、山頂からは360℃の見事な眺望が得られました。山々を見晴らしながらのランチです。

官ノ倉山山頂標 344.7m
P1092621 官ノ倉山 山頂標s.JPG

官ノ倉山山頂より展望
P1092622 官ノ倉山山頂より展望m.JPG
赤城山方面

P1092623 官ノ倉山山頂より展望m.JPG
榛名山方面

P1092624 官ノ倉山山頂より展望m.JPG

1677815816349 官ノ倉山山頂より展望m.jpg

官ノ倉山〜石尊山 途中展望
P1092625  石尊山山頂より展望m.JPG

P1092626  石尊山山頂より展望m.JPG
堂平山・笠山

石尊山山頂         石尊山山頂祠・献灯
P1092627 石尊山山頂標s.JPG P1092629  石尊山山頂s.JPG

石尊山山頂祠
P1092628  石尊山山頂の祠m.JPG

石尊山からも360℃のパノラマ展望が得られます。ただ、こちらでは昼食をとられる方が多く、写真を撮るのは遠慮してしまいました。この石祠の前にも人が座っていらしたので、お願いして一瞬だけ撮らせて頂きました。なので、祀られている神仏の確認も出来ず…またの機会にです。

天王沼(池)からの官ノ倉山への登りではどなたにも会わなかったので、小川町駅方面から登ってこられた方々なのでしょう。

下りの鎖場
P1092630 急坂の鎖場m.JPG
鎖無しでも登り下りは可能な斜面ですけれど、あれば安心ですね。お日様を浴びながらの快適な下山でした。

(つづく)


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2023年02月28日

官ノ倉山 と 周辺 (2)三光神社・天王沼(池)


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2023.01.09

 重要文化財 吉田家住宅を後にして更に官ノ倉山への道の途中、地元を治めていた竹沢氏の子孫が創建したという三光神社さんに参拝。

三光神社
P1092609 三光神社m.JPG

三光神社ご由緒
P1092608 三光神社由緒m.JPG
 
 ご由緒を読めば、今は「月日星」の三光としていますが、元は「北辰妙見大菩薩」=北斗七星を祀っていたとのこと。ご縁のある私、道理で心惹かれた訳です。

三光神社摂社         ご神木(スギ)
P1092610 三光神社摂社s.JPG P1092611 三光神社ご神木s.JPG

紅梅(八重寒紅?)      キーウィ
P1092607 紅梅s.JPG P1092613 キーウイs.JPG
早咲きの紅梅がほころび始めていました。 キーウイも鈴生り! 収穫せずに追熟させているのでしょうか。

天王沼(池)        
P1092615 天王池m.JPG
大きな灌漑用水の沼池。

P1092616 天王池m.JPG
大分落ち葉が堆積しているようで、かい掘りした方が良さそうな…? ただ、こう言う浅瀬もある方が、カエル等の産卵には助かるでしょうね。

東屋             小さな神社
P1092614 池ノ端の東屋s.JPG P1092617 神社s.JPG
ほとりには東屋があり、桜の咲く頃には賑わいそうです。 こちらの神社は、ごめんなさい、手を合せるだけでご祭神も確認していませんでした。場所的に水神さま関連でしょうか。それとも「天王沼」なので、牛頭天王で八坂神社?

(つづく)


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2023年02月27日

官ノ倉山 と 周辺 (1)重文 吉田家住宅


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 1月の初め、埼玉県小川町の官ノ倉山とその周辺をケロと一緒に歩いて来ました。埼玉県の小川町は、元気プラザなどにキャンプで何度か来ていましたが、駅付近の山歩きは初めてでした。

2023.01.09

 JR八高線と東武東上線が乗り入れている小川町駅、八高線の竹沢駅、東武東上線の東武竹沢駅の3つの駅が利用可能。帰りに何処へ寄り道するかで出発地の候補を選ぶことになります。今回は、小川町駅付近で寄り道をする予定でゴールに、東武竹沢駅をスタートに。

東武竹沢駅          道標
P1092589 東武竹沢駅s.JPG P1092588 道標s.JPG
未だ新しい駅舎。駅前にお店などは無く、ハイキングへの道標と慈光尊の祠が建てられています。

慈光尊の祠
P1092586 慈光尊の洞s.JPG

慈光尊の由緒
P1092587 慈光尊の由来m.JPG

小川町の観光マップ
P1092590 観光マップm.JPG

霜を帯びた葉         木部(きべ)の公衆トイレ
P1092591 霜の草s.JPG P1092592 木部トイレs.JPG
冷え込んだ朝で地面の草には霜が降りていました。

キリの実           凍った池
P1092593 キリの実s.JPG P1092595 凍った池s.JPG

国指定重要文化財 吉田家住宅 外観
P1092606 吉田家住宅m.JPG
国指定重要文化財でありながら、中に入ったり上がったり、食事が出来たり、体験イベントに参加出来たりする、享保6(1721)年に建築の記録が残る、埼玉県最古の古民家です。

P1092596 吉田家住宅m.JPG

トウガラシ          アズキ
P1092597 トウガラシs.JPG P1092598 アズキs.JPG

床の間のある部屋       囲炉裏の煙
P1092601 床の間のある部屋s.JPG P1092602 囲炉裏の煙s.JPG

ゴマ             ダイズ
P1092603 ゴマs.JPG P1092605 ダイズs.JPG

小正月の飾り木「削り花」 
P1092604 ハナノキm.JPG
魔除けの力を持つ真っ白な「ニワトコ」や「ヌルデ(オッカドノキ)」を削って作ります。名称は「削り花」など色々あるようですが、この地方では何と呼ぶのか聞き損ねました。余りゆっくりしていると、山へ行くのが遅くなるので中の方に声を掛けづらかったのです。本当はここでゆっくりしてみたかった・・・次回を楽しみにしています。

P1092600 吉田家住宅m.JPG

国指定重要文化財 吉田家住宅

(つづく)


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2023年02月26日

良く歩いた一週間


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 狭山丘陵、大宮、川越、高尾山・日影沢林道、高尾山・病院道〜2号路〜3号路〜5号路〜もみじ台〜高尾山頂〜薬王院・・・、ふと見ると合計歩行距離は、約73km? ええっ、ほんとに? この計測って間違ってない??

 昨年の今頃は、未だストックをつき一歩一歩痛みを堪えて歩いていたのですから、今も未だ痛みがあるとは言え、随分歩けるようになったものと我ながら驚きです。

 デスクワークなどで動かない時間が長くなると、歩き出しが特に痛みますが、動き始めれば徐々に薄れていきます。躓いたり下りで衝撃を受けたりすると痛みが増すことがありますが、以前のように膝が腫れ上がって歩けなくなることはなくなりました。

 後は、2ヶ月に一度の免疫抑制剤点滴を受けなくとも良いとのお達しを待つばかり・・・晴れて寛解の日が待ち遠しいです。

 書きたいことは沢山なのに、流石に疲労が溜まって、ついつい転た寝をしてばかり。気がつくと夜で、翌日に備えなければ・・・の繰り返しです。今日も明日に備えて休みます。祖母が、Kさんが、父が、義兄が、旅立ってしまったこの季節、忙しく過ぎてしまうのが有り難いです。


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posted by 山桜 at 21:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月20日

観梅会 大宮第二公園


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 梅の香りに誘われ、初めての大宮で沢山の梅の花を堪能して来ました。とても全部は無理なので、目に留まったお花のお裾分けです。馥郁とした香りも感じて頂けたら嬉しいです。

曙枝垂 あけぼのしだれ 
P2203113 ウメ 曙枝垂 あけぼのしだれm.JPG
日本人が好きなほんのりサクラのような色合いの花が滝のように枝垂れていて、誰しも見とれて足を止めてしまいます。開ききると、花弁の先が少し反る傾向。

見驚 けんきょう        鴛鴦 えんおう
sP2203129 ウメ 見驚 けんきょう..JPG P2203112 ウメ 鴛鴦 えんおうs.JPG
こちらも正に「見て驚く」程、大きくふっくらした優雅な梅で、今日一番のお気に入り。若し、庭に余裕があったら植えたい!と思った程! 無理ですが・・・。

鴛鴦とはオシドリのことで、仲良しのつがいのように実が二つくっついて生るそうです。そう言えば、神戸で一つの花から沢山の実がなる梅を見ました・・・あの品種は何だったか? 後で調べてみます。

芳流閣 ほうりゅうかく     緑萼枝垂 りょくがくしだれ
sP2203118 ウメ 芳流閣 ほうりゅうかく..JPG P2203117 ウメ 緑萼枝垂 りょくがくしだれs.JPG
芳流閣は、白梅の中で一番大輪で、実梅としても沢山栽培されている品種。
同じ白梅でも、萼や若枝が赤いものと青いもの(青軸)があります。青軸の中でも「緑萼」は、八重咲きの品種。

緑萼枝垂 りょくがくしだれ
P2203116 ウメ 緑萼枝垂 りょくがくしだれm.JPG

宇治の春
P2203119 ウメ 宇治の春 うじのはる.m.JPG
今まさに満開状態・・・男性陣は「見事だねぇ!」でしたが、女性陣は「咲き始めで蕾があった方が好き!」と意見が分かれました。

紅牡丹 べにぼたん       茶筅梅 ちゃせんばい
P2203120 ウメ 紅牡丹 べにぼたん.s.JPG P2203121 ウメ 茶筅梅 ちゃせんばい.s.JPG
紅牡丹は、梅の花ではないような真っ赤な花色。

茶筅梅は花弁が退化して殆ど見えず雄しべが茶筅のよう。茶席の話題としては面白そうですけれど、出番は待合止まりでしょうか。余り重なり(茶筅)を良しとしませんし、梅の花自体、香りが強いので用いませんね。

蓮久 れんきゅう        蓮久の裏側    
P2203123 ウメ 蓮久 れんきゅう.s.JPG P2203122 ウメ 蓮久 れんきゅう.s.JPG
蓮久は、花弁の裏側が濃い紅色で、それが透けて覆輪のように見えました。

大盃 おおさかずき       白加賀 しろかが
P2203128 ウメ 大盃 たいはい.s.JPG P2203124 ウメ 白加賀 しろかがs.JPG
スッキリした花形で、紅梅・白梅の見本のような二品種。

白加賀 しろかが
P2203125 ウメ 白加賀 しろかが.m.JPG

花香実 はなかみ
P2203126 ウメ 花香実 はなかみ.s.JPG P2203127 ウメ 花香実 はなかみ.s.JPG
「花美しく香り良く実も良し」と、後水尾天皇が命名されたとのこと。

春日野 かすがの
P2203130 ウメ 春日野 かすがのm.JPG
枝によって白と桃の花が咲き分けます。一つの花の中で花色が先分けることも。

緋の司枝垂 ひのつかさしだれ
P2203132 ウメ 緋の司枝垂 ひのつかさしだれm.JPG
こちらも濃い緋色で、遠目にはアクが強い雰囲気ですが、近づいて見ると簪細工のような繊細な美しさです。

藤牡丹枝垂? ふじぼたんしだれ
P2203142 ウメ 藤牡丹枝垂? ふじぼたんしだれ.JPG P2203143 ウ メ藤牡丹枝垂? ふじぼたんしだれ.JPG
これは、先輩方が協議の結果、花姿に乱れがある、開ききった花弁が反り返っている点で「?」印がとれませんでした。

 こんなに梅の品種を沢山、じっくり見て歩いたのは初めてで、今も頭がパンクしそうです。梅が咲いているほんの短い間に見比べなければ、なかなか見分けられるようにならないですよね。これから何年かかることやら・・・というか、後何年梅の花をみられるのか・・・。

 今日は、梅の花が好きで、亡くなる6日前にも家の冬至梅を愛で、今は梅の名所の水戸に眠る祖母の命日。沢山の梅の花を一緒に見られて祖母も喜んでくれているでしょう。


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posted by 山桜 at 23:26| Comment(2) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月19日

ヤマナシ と ヤマリンゴ


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 高尾山では、日本在来種の ヤマナシ と ヤマリンゴ(オオウラジロノキ)を見ることが出来ます。普通に皆さんが歩いている道の縁に実が落ちていますが、気付く人は殆どいないようです。

2022.12.27

ヤマナシ(ニホンヤマナシ) バラ科ナシ属
PC272552 ヤマナシm.JPG

ピンポン球より一回り小さい程の実ですが、小さいだけで姿は梨そのもの、梨の香りもします。
ナシ属の実の特徴は、萼片の先の名残が無いこと。果実的には先端ですが、俗に言うお尻の部分の窪みがツルンとしています。写真に撮るのを忘れてごめんなさい。

ニホン在来種のナシの仲間(ナシ属)には、イワテヤマナシ、その変種のアオナシなどがあります。

オオウラジロノキ(オオズミ、ヤマリンゴ)バラ科リンゴ属
PC272564 オオウラジロノキm.JPG

PC272563 オオウラジロノキ.JPG

一方、リンゴの仲間は、このように萼片の先が残っています。リンゴの皮を剥いて種の部分を除くとき、お尻の部分に、五片のポサポサが残っていますよね。

日本在来種のリンゴの仲間(リンゴ属)には、ズミ、エゾノコリンゴ等があります。


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2023年02月18日

一瞬が永遠になる


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 朝ドラ「舞い上がれ」は、主人公の成長につれ、ステージやテーマが様々に変わりますね。

 人の気持を思いやりすぎ自分の好きなことも我慢して生きづらかった少女時代。

 自分のやりたいことをみつけ、パイロットを志願してやり遂げた青春時代。

 時代の変化にパイロットの道を閉ざされ「父の夢を継ぐ」道を新たに選んで進む今。

 その中で、今の幸せが壊れるのが怖くて包み隠してきた自分の想いを、遂に打ち明けた昨日の回。

 ずっと見守ってくれてきた幼馴染みと、その「短歌」に込められた思いに注目が集まっていますね。俵万智さんのTwitterで自作の短歌も添えての呟きも追い風です。
(下2首、俵万智さん詠)

 七夕の夜に言葉を交わせども 
         織姫よりも君は遠くて 


 それ以上近づけないけど傷つかない
        『ありがとう』とは便利な言葉


 和歌に和歌で返す。いいなぁ・・・日本人の原点、憧れます。


 「短歌にすると、一瞬が永遠になるんやね」
舞ちゃんのその言葉で、

 「そう・・・そうね」
Kさんを亡くした頃の拙作が胸に甦りました。


 光ふる窓辺にまどろむ君ありて 
        寝息たしかむ日々ぞ恋しき  山桜


 今もその窓辺にまどろむあなたが見えますよ。

 そして、梅津貴司くんの舞ちゃんに告白して詠んだ歌・・・


 目を凝らす 見えない星を見るように
        一生かけて君を知りたい   貴司



 まだまだ分からないこと、知らないことがいっぱいだったように思うKさんのこと、もっともっと一生かけて知っていきたかったなぁ 

 そうやって、届かない思いを抱いて一生追いかけていく私を、いつか優しく迎えに来てね。 

 あと一ヶ月と一日で六年。七回忌がやって来ます。


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posted by 山桜 at 09:57| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月14日

むさしの自然観察園(2月1週)


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2023年2月6日(月)

セツブンソウ
P2062931 セツブンソウm.JPG

P2062930 セツブンソウm.JPG
 節分、立春も過ぎたので、そろそろ咲いているのでは・・・?と思って、そっと落ち葉を除いてみると、小さな花たちが急に降り注いだ春の光を浴び、眩しそうに花を開き始めてくれました。今年も咲き始めに出会え、嬉しくて思わず小さな声を上げてしまいました。

ミチノクフクジュソウ
P2062896 ミチノクフクジュソウs.JPG P2062897 ミチノクフクジュソウs.JPG
毎年、書いているような気がしますが、フクジュソウに比べて萼片の長さが花弁の半分程と短いのが特徴です。横から見ると良く分ります。

キクザキイチゲ       ナニワヅ(蝦夷鬼縛、蝦夷夏坊主)
P2062895 キクザキイチゲs.JPG P2062902 ナニワヅs.JPG
温かくなり、キクザキイチゲも伸び伸びと開いて来ました。ナニワヅの開花も、もう一息?

マンリョウ          ノシラン
P2062894 万両s.JPG P2062908 ノシラン種子s.JPG
万両は赤い実、ノシランの方は、実は「実」ではなく「種子」。なんで?って思いますよねぇ そう思った方は、ようこそ植物の世界!

オオカマキリの卵嚢      ハラビロカマキリの卵嚢
P2062923 カマキリ卵嚢s.JPG P2062904 カマキリの卵囊s.JPG
カマキリの種類によって卵嚢の形も様々です。

赤花蕗のフキノトウ   足跡
P2062905 赤花フクジュソウs.JPG P2062907 足跡s.JPG
普通の蕗に少し遅れて、赤花蕗のフキノトウも上がってきました。
最近色々な動物が観察園の中を闊歩しているようで、常緑樹エリアの築山の段を毎週崩していた犯人の足跡が残っていました。

学校ビオトープ
P2062892 学校ビオトープ.JPG P2062891 学校ビオトープ フキノトウ.JPG
この日は、観察園当番の前に、市内の学校ビオトープ授業のサポート。久し振りに小学生たちのワクワク光る目と笑顔と弾む声に囲まれて元気を沢山貰いました。


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posted by 山桜 at 19:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月11日

むさしの自然観察園(1月5週)


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 随分久し振りのむさしの自然観察園だよりです。8月以来! 写真はそれなりに撮っていたのですが、9月頃から忙しくなり、すっかり掲載をサボりました・・・。

2023年1月30日(月)

アカハライモリのチビコ     外水槽に張った氷
DSC_0156 アカハライモリs.JPG DSC_0154 水槽の氷s.JPG
 他のアカハライモリは食欲旺盛、他のイモリを押しのけても餌に群がるのですが、このチビコだけは皆と離れて餌の取り合いにも参加しません。そのことをずっと気にかけている相棒が、少しずつ口の傍に餌を近づけては丁寧に餌やりして来た甲斐あって、やっとヤセッポチながらも育ってきました。近づくと「餌くれるの?」とでも言うように振り返る仕草が愛おしいです。

 外の小ビオトープ傍らの水槽に厚い(5cm位)氷が張っていました。氷点下が続いていたので、夕方になっても溶けずにそのままでした。

ミチノクフクジュソウ      キクザキイチゲ
DSC_0152 ミチノクフクジュソウs.JPG DSC_0153 キクザキイチゲs.JPG
 春を告げるフクジュソウが次々と咲き始めています。キクザキイチゲも日だまりでは一足早く、未だ葉が展開する前に咲き始めてしまいました。水を求めて低い通路の方に出てきてしまっている子たちには、踏まれないように目印を付けています。

コショウノキ          ムクロジの実
20230130115138545 コショウノキs.JPG DSC_0155 ムクロジ 実s.JPG
 コショウノキは、良い香りのジンチョウゲの仲間です。日本では雄株ばかりの外来種の沈丁花と違い、日本在来種で赤く熟す実を「唐辛子」に見立てて、コショウノキと呼ばれます。辛いもの=コショウと呼ぶ地方がありますね。柚子胡椒も柚子と青唐辛子で作ります。

 ムクロジの実のこの半透明の果皮にはサポニンが含まれているので、ペットボトルに水を一緒に入れて振ると、ブクブク泡立ちます。手を洗ったり洗濯に使ったりも出来ます。中の固い種は、羽根つきの羽根の玉や数珠に用いられます。沢山拾ってあるので、見に来て下さいね。


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posted by 山桜 at 17:47| Comment(2) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月10日

朝から雪、しんしんと・・・


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 朝、カーテンを開けたら既に白く雪が積もっており、予報より早い降り始めでした。接骨院の予約があったので、用心の為に山用のストックを持って出掛けると、あらら玄関先に靴がない・・・7人のキャンセルがあったそうです。足腰傷めている方々ですもの、そうですよね。

 受診後、折角出掛けて来たので、雪の様子を見に行って来ました。そんな物好きは余り居ないようで・・・

DSC_0160 狭山公園 雪m.JPG

 雪景色、独り占め。 

DSC_0161 狭山公園 雪m.JPG

 風があり、木の幹にも雪が吹き付けています。

DSC_0164 狭山公園 雪m.jpg

 雪道の一番乗りは気持いいですよね。嬉しくも申し訳無いような気持で、キシキシと足跡を刻んできました。

20230210110515823 狭山公園 雪 (2)m.JPG

 池に雪も音も吸い込まれ、消えてゆきます。

 そして今、日も暮れましたが未だ降り続けています。朝、箒で掃いた玄関先も、その跡形無く再び真っ白です。都内の大雪警報は注意報になりましたが、ここは未だ警報がでたまま。それでも明日の気温が高そうなので、たちまち消えてしまう淡雪でしょうか。


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posted by 山桜 at 18:14| Comment(2) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月07日

秩父・水潜寺(破風山つづき)


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満願の湯でゆるりとつるつるの温泉に浸って温まった後、バスに乗り、朝下車した華厳の滝方面に戻り「札所前」下車、秩父札所三十四番の結願の寺へと向かいました。札所巡りは未だ終わってないのに、先に満願の湯に入ってしまいましたが、大丈夫なのかな・・・?

水潜寺(すいせんじ)は、埼玉県秩父郡皆野町の曹洞宗寺院
山号は日沢山(にったくさん)
本尊は千手観世音菩薩
秩父三十四箇所、日本百観音霊場「結願(けちがん)」の寺

秩父札所三十四番 日沢山 水潜寺HP

バス停の直ぐ前から、苔むした参道が続きます。

目を惹かれる美しい苔     二界萬霊を鎮める石塔
P1192734 苔s.JPG P1192723 二界萬霊s.JPG

水潜寺境内図
P1192724 水潜寺境内図m.JPG

有り難い観音さま方がお出迎え
P1192725 日本百観音結願所m.JPG

六地蔵
P1192726 水潜寺 六地蔵.JPG

本堂
P1192727 水潜寺本堂.JPG

長命水の傍らの水掛け地蔵に祈願中のつーさん 可愛い苔たち
P1192728 水潜寺 長命水s.JPG P1192736 苔s.JPG

水潜りの岩屋へと続く道
P1192729 水潜寺 岩屋へm.JPG
水潜りの岩屋は、残念乍ら現在非公開でした。

讃佛堂
P1192731 水潜寺 讃仏堂m.JPG

お札を頂くのに一生懸命で、観音堂を撮っていませんでした・・・(T0T)

千手観音さま         日沢山水潜寺のお札
P1192732 水潜寺 千手観音s.JPG sDSC_0159 (002) 水潜寺お札.jpg

今度はお見送りして下さる観音様方
P1192733 水潜寺 百観音m.JPG

帰りのバスがなかなか来なくて、日陰の寒さの中、苔などを観察。満願の湯で温まっていて幸いでした。

地衣類のハナゴケ属の仲間 アカミゴケ?(参考)5月に見た似たもの
P1192730 白い地衣類s.JPG P5218324 鳩ノ巣 地衣類s.JPG

苔たち 苔や地衣類、未同定のままの掲載でごめんなさい。分かり次第追記します。
P1192737 苔m.JPG

P1192735 苔m.JPG

破風山は、素晴らしい眺望、バラエティに飛んだ山道、古から続く信仰の山、また植生も豊かで、とても魅力的な山でした。
また、花の頃に再訪したい山リストが増えました🎵


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posted by 山桜 at 11:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 神社・仏閣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月03日

節分考察、竈門炭治郎の故郷は?


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 今日は節分、鬼遣らいの日に因み「鬼滅の刃」の主人公の竈門炭治郎くんの故郷に思いを馳せてみます。原作未読の方は、ネタバレがありますのでご注意ください。

 竈門炭治郎の故郷は、公式ファンブックに「雲取山」とあります。雲取山には何度か登ったことがありますが、麓には炭治郎が炭を売りに行ったような、通りの両側に商家が立ち並ぶような村はありませんでした。(大正時代のことですから奥多摩湖が出来る前。その頃には湖に沈んだ村がありましたが、今は残念ながらしのぶことが出来ません。)

 鴨沢からの途中に薬草(マルミノヤマゴボウ)等が植えられていて、人が住んでいたような痕跡が見られますので、この辺りという可能性もありやと思っていました。(「鬼滅の刃」は、架空の話ではありますが、空想を楽しみます。)

 処が、昨年何度か訪ねた雲取山の埼玉県側からの登山口に「三峯神社」があり、その三峯とは「妙法ヶ岳」「白岩山」「雲取山」の三つの峯の総称です。ですので、この辺りも「雲取山」山域と言えなくもないかなと。三峯神社の参道傍の登山口の近くには、三峯神社に関係する務めをする人々が住まわれていた「神領民家」が保存されています。
(今はムササビが住んでいるようです^^ 中には入れません。くれぐれも踏み荒らす等しないようにお願いします。)

三峯神社「神領民家」
PB172092 (2)三峯神社神領民家.JPG

これを見た時、「鬼滅の刃」ファンの私は、思わず目を見張りました。炭治郎一家の住んでいた家にそっくりjではないですか!? 少なくともアニメの方の作画の参考にされたのでは・・・と思ってしまいます。

何より、竈門家は代々炭焼きを生業にしていましたが、始まりの呼吸の剣士「継国 縁壱(つぎくに よりいち)」の「日の呼吸」を伝える「ヒノカミ神楽」の伝承の家系、神社にお神楽を奉納していた筈。ぴったりの環境です。

上の登山道から見ても、今にも炭治郎たちが姿を現わしそうな風情。
PB172129 三峯神社 神領民家m.JPG

そして、三峯神社奥の院「妙法ヶ岳」の先、霧藻ヶ峰へ向かう途中には、「炭焼平」という場所に「竈門跡」もありました。先の「神領民家」から歩いてそう遠くない場所です。

炭焼平
PA111433道標炭焼平s.JPG

竈門跡
mPA111434 炭焼平 竈門.JPG

また、三峯一帯は霧が出ることが多く、野口雨情がこんな歌も遺しています。

「朝にゃ朝霧、夕にゃ狭霧、秩父三峰霧の中」

「狭霧」! 炭治郎が修行をした鱗滝さんの住む山は「狭霧山」でしたよね。

「霧藻ヶ峰」という、秩父宮殿下が名付けられた山も、霧深い山に生える「サルオガセ=霧藻」に因んでいます。
PB172120 霧藻ヶ峰.JPG

日本武尊も崇拝された「両神山」も間近
PA111445霧藻ヶ峰から両神山m.JPG
「両神」とは、伊弉諾(いざなぎ)尊・伊弉冉(いざなみ)尊、「日の神」である「天照大御神」の御親神様方です。(同時に、月読尊・つくよみのみこと、素戔嗚尊・すさのおのみこと、合せて「三貴神」を誕生させました。)

 酸素が薄い狭霧山、炭治郎が修行を積んだ山もこの辺りなのかなぁ等と思うと、思わず息苦しく・・・なるどころか、足取りも軽くなってしまいます。

こんなことを考えて、にこにこワクワクしていたら、鬼も逃げていくでしょう!

「鬼は〜外!」
「優しい鬼は〜内!」

明日はいよいよ立春、春が来ますねぇ🎵


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posted by 山桜 at 19:43| Comment(2) | TrackBack(0) | マンガ・アニメ等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月31日

多摩湖 夕景


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2023.01.29
DSC_0145 多摩湖夕景m.JPG

DSC_0147 多摩湖夕景m.JPG

DSC_0149 多摩湖夕景m.JPG

DSC_0150 多摩湖夕景m.JPG

日々変わりゆく美しい風景、神様、今日の日もありがとうございました。


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posted by 山桜 at 21:31| Comment(2) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月28日

水の中に蝶々?


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 湿地の浅い水底にヒラヒラ動く小さな蝶々のような影が動いていました。

P1262840 ミズスマシの影m.JPG

 水面を歩く?泳ぐ?アメンボの影が底の泥の上に映った姿でした。影の斜め上にいるアメンボ(多分まだ幼虫)の姿がお分かりでしょうか。

 肉眼では、アメンボの姿しか見えませんが、水面を軽やかに滑っているようで、細い足の先にこのような丸い影が出来る程の圧が掛かっている(凹んでいる)のですね。

 透明な水面の下に映る不思議な黒い影が、目には見えていないアメンボの頑張りを見せてくれました。

<訂正>
 ×ミズスマシ → ○アメンボ
 とうとう昆虫名まで混乱する頭になったかと、気付いて茫然としました


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ラベル:ミズスマシ
posted by 山桜 at 23:55| Comment(2) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月27日

多摩湖 冬景


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 大寒波の名残が何かあるかなと上がってみた多摩湖・・・流石に全く凍っていませんでした。

穏やかな風が湖面にさざ波を立てるのみ・・・
P1262835 多摩湖 取水塔m.JPG

取水塔と天祖山
P1262837 多摩湖取水塔 天祖山m.JPG
いつも二つの取水塔の間に見える白っぽい山は何山かと思い、調べてみると、どうやら「天祖山」。元は「白石山」と呼ばれていたとのことで、雪が積もっているのではなく、山自体が白っぽい石で出来ているのかもしれません。明治の初め「天学教」の霊山となり、山頂に天祖神社が祭られてから、天祖山と山名が変わったそうです。

その左は、東京都最高峰の雲取山(2,017m)です。

マガモたちのお昼寝
P1262838 多摩湖 カモの昼寝m.JPG

水の上は流石に寒いのか、温かい日だまりでまどろんでいましたが、カラスの鳴き声で一斉に飛び立ちビックリ! 浅瀬にいてカラスに襲われたことでもあるのか、あっという間の逃げ足(羽?)の速さでした。まぁ、直ぐに何事も無かったかのように戻って来て元通りに羽に頭を埋めていました。


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posted by 山桜 at 21:31| Comment(8) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする