2010年05月07日

東大寺「修二会」最終日

《2010年3月14日》
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 山の辺の道を歩いた後、柳本の駅からJR桜井線(万葉まほろば線)で奈良駅へ戻り(駅の観光案内は17:00にシャッターが閉まります! 観光案内地図などは早めにゲットしておきましょう。 私たちに地図を渡し、ものすごい早口で説明して下さった直後にガラピシッと閉めはりました…。)

 東大寺へ向かう循環バスに乗って門前でバスを降り、17:27やっと遅い昼食?「にしん蕎麦」をいただき元気を盛り返し、参道で出迎えてくれた鹿さんたちをろくに構いもせず(ちょっとだけ遊び…ケロロンに「ついて来るから構っちゃダメ!」と叱られました;;)

 東大寺南大門をくぐり…
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 修二会最終日を迎える東大寺二月堂前へ足を早めました。 最終日はあまり観光客に知られていないので、有名な12日の「お水取り」よりは人出が少ないらしいとはいえ、混雑は避けられない(観光案内の方談)そうで、いい場所に立てるか不安でしたが、なんとか上手く拝めそうな位置に入ることが出来ました。 後から来て背の高い人〜、前に立たないで〜 お帽子脱いで〜(禿てて?)カメラの三脚上げないで〜(泣;;)

辺りは明るく、まだまだ時間があるなぁ…と思っている内に暮色が迫り明かりも点りだしました。 この明かりが消えるといよいよ始まるというサインだそうです(アナウンスでそう聞いたのですが、真ん中の街灯は最後まで消えませんでした…)
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 18:35 向かって左の階段を駆け上がってくる火の玉が見えました!
それがダ〜ッと目の前の欄干を左から右へ横切ってゆき、右の隅で止まったかと思うと、次の火の玉がまた現れて駆け上りダダ〜っと横切っていきます。 普通この火の玉は次々と現れては駆け抜け去っていくのだそうですが、最終日だけは最後まで10個の火の玉全てが欄干に留まって揃い踏みを見せてくれます。

 火の勢いが落ちそうになるとぶんぶん回したり上下に揺すったりして勢いを上げています。 何だかものすごく元気いっぱいの火の玉もあれば、割りに穏やかに漂っているのもいて、なかなか個性的です。
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 欄干に横一列に勢揃いした火の玉は、まるで連獅子の如く激しくぶんぶんと回り踊り狂い辺りに火の粉を滝のように撒き散らしながら、炎の乱舞の最後を飾ります。 今こうして写真で振り返ってみれば、なんと始まりから終わりまで、たったの5分間! とてもそんな短いひと時だったとは思えません。 人の体感時間って本当に不思議です。 

 このありがたい火の粉を浴びることが出来る場所に入れるのは限られた東大寺の徽章を持つ会員、それも男性だけとのことで・・・私もケロロンも永遠に無理ということですね〜残念! そう遠くない所から素晴らしい行の修めを拝めただけでも何か良いことありそうな春の訪れの宵でした。

 思えば東京生まれの私が「お水取り」を身近に感じられたのは、幽黙さんに、「お水取り」の竹から削り出した茶杓を頂戴した時からでした。 それが今年はとうとうその場に来ることが出来ました。 奇しきご縁とお導きに感謝致します。

去年の日記: 「お水取り」で春到来
http://yamasakuran.seesaa.net/article/115474161.html

 

        *        *        *

【東大寺二月堂修二会(しゅにえ) <お水取り・お松明>】

*はじまり
 天平勝宝4年(752)東大寺開山良弁(ろうべん)僧正の高弟、
 実忠(じっちゅう)和尚によって始められたと伝えられる。
 以来平成21年の1259回まで一度も途絶えることなく続けられる
 「不退の行法」。

*「修二会」の名の由来
 現在3月1日より2週間に渡り行われるこの法会は、元来旧暦2月1日
 から行われていた為、二月に修する法会で「修二会」と呼ばれた。
 二月堂の名も由来も同じ。

*「お水取り」の名の由来
 行中3月12日深夜(13日午前1時半頃)、若狭井(わかさい)という
 井戸から観音さまにお供えする「お香水(おこうずい)」を汲み上げる
 「お水取り」の儀式が行われる為。

*「お松明(たいまつ)」の名の由来
 この行を勤める練行衆(れんぎょうしゅう)の道明かりとして、
 夜毎大松明に火が灯され、参集した人々を照らし出す為。

*法要の全体像
 ・12月16日(良弁僧正の命日)の朝、翌年の修二会を勤める
  練行衆11名の僧侶が発表される。
 ・翌2月20日より、前行「別火(べっか)」が始まり、
  3月1日からの本行に備える。
 ・3月1日から14日まで、二七ヶ日夜(二週間)の間、
  二月堂に於て修二会の本行が勤められる。

 「修二会」の正式名称は「十一面悔過(じゅういちめんけか)」といい、我々が日常に犯している様々な過ちを、二月堂の本尊である十一面観世音菩薩の宝前で練行衆が懺悔し、「天下泰平」「五穀豊穣」「万民快楽(けらく)」等を願い祈りを捧げる行を勤める。 前行、本行を合わせほぼ1ヶ月、準備期間を加え3ヶ月に及ぶ。
 
 華厳宗大本山 東大寺公式HPより抜粋編集

posted by 山桜 at 18:21| Comment(14) | TrackBack(0) | 旅・山歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする