2011年03月28日

桜の花を咲かせたい

いつもはお彼岸に咲く多磨霊園の枝垂れ桜の蕾は固く閉じ、
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 近くの公園でも、大震災の前に咲き始めていた、寒緋桜とその血が流れる河津桜だけが咲いていて、他の桜の蕾はぎゅっと結んだまま。 染井吉野や山桜は、まだ色づくどころか蕾の気配もない冬芽のまま。

あの日 天も地も人の心も凍りつき、
とうに咲いている筈の
花もぎゅっと蕾をとじたまま。

桜は、春を待ちわびて
浮き立つ人の心を
吸い上げて咲くのだろうか。

咲かせたい、咲かせたい
熱い気を湧き上がらせて、
今年の桜を咲かせたい。
春待つ人の心いっぱいに。

そうして花びらに乗り、
震える肩にそっと舞い降りて
この温もりを伝えたい。
ラベル:
posted by 山桜 at 19:08| Comment(6) | TrackBack(0) | さくら・桜・櫻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月27日

親はらからの心地すれ

 
  誰みても親はらからのここちすれ
 
       地震(ない) をさまりて朝に到れば  
 
                      与謝野晶子


 
 関東大震災の時に詠まれた歌だそうです。(2011.3.27 産経新聞「主張」より)

 今まさに、日本で、世界で、同じ気持ちで多くの人が大震災報道を見守っていてくれましょう。 大地震以来、世界中から寄せられた応援の言葉には誠の心がこもっていて、 
 「日本は決して東の果てのひとりぼっちの国じゃなかった。」
 「日本のやって来たことを、世界の人々は知っていてくれた。」
と、胸が熱くなりました。

 身近でも、昨日の街頭募金では、いつもの10倍以上のお気持ちが集まりました。 誰もが悲しみを我が身に置き換えて、親はらからの苦しみに、何か自分に出来ることはないかと思いを寄せていることをひしと感じました。 この心持ちがある限り、日本はきっと立ち直れると信じます。



  しきしまの大和心のをゝしさは

       ことある時ぞあらはれにける

                        明治天皇御製
 
ラベル:東日本大震災
posted by 山桜 at 18:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 心に残る言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月26日

皇居・御所で自主停電

 天皇、皇后両陛下、皇太子殿下ご一家は、東日本大地震の被災地に思いを馳せられ、

 「国民と困難を分かち合いたい」

 「寒いのは(服を)着れば大丈夫」


とおっしゃられ、第1グループに分類された地域の停電時間帯に合わせ、15日以降一日も欠かさず、一回約2時間に渡り自主停電を続けられているという。 明かりや暖房といった電気の使用を一切控え、時にはろうそくや懐中電灯を使用されながら過ごされ、暗い中で夕食をとられたこともあったとか…。 計画に合わせ一日2度の停電をされたことも複数回あったという。


 
 ああ、陛下、私も本当にそうすべきでした。 
 なぜ、そこに気付けなかったのでしょう!

 それどころか私ときたら、

 「計画停電があると思って準備していたのに…」
 「折角協力しようと思っているのに…」
 「やると言ったのなら、やればいいのに…」

 何度も計画停電が中止となると拍子抜けになって、回避されて何よりのことだというのに、ついそんな文句を呟くことさえありました。 出来ることはするなどと言いながら、節電はしつつもきっちり徹底しての停電まではしていませんでした。

 明日からは出来るだけ、陛下や殿下と同じように自主停電に努めます。 私にも、今もっと出来ることを教えてくださり、ありがとうございます。

 両陛下、寒さ厳しき折、どうかお体お労り下さいますように…。

 
ラベル:東日本大震災
posted by 山桜 at 00:49| Comment(5) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月24日

故吉田茂元総理の訓示

 先程、きえさんへのお返事にうろ覚えを書いてしまったので、調べた訓示を備忘録として残しておきます。 国民を導く立場の人間には、伝えるべき言葉を持って欲しいものです。


【1957年(昭和32年)3月26日
防衛大学校 第1期学生 卒業式に於いて】

 君達は自衛隊在職中、決して国民から感謝されたり、
 歓迎されることなく、自衛隊を終わるかもしれない。
 きっと非難とか誹謗ばかりの一生かもしれない。
 御苦労だと思う。

 しかし、自衛隊が国民から歓迎されちやほやされる事態とは、
 外国から攻撃されて国家存亡の時とか、災害派遣の時とか、
 国民が困窮し国家が混乱に直面している時だけなのだ。

 言葉を換えれば、君達が日陰者である時の方が、
 国民や日本は幸せなのだ。
 どうか、耐えてもらいたい。

 一生御苦労なことだと思うが、
 国家のために忍び堪え頑張ってもらいたい。
 自衛隊の将来は君達の双肩にかかっている。
 しっかり頼むよ。

               吉田茂 元内閣総理大臣 訓示

posted by 山桜 at 23:06| Comment(8) | TrackBack(0) | 心に残る言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月23日

お子さんに目を手を心を

 繰り返されるACのCMではありませんが、今、どうか大人が身近なお子さん方に目を配り、手を当て、心を寄せて下さるよう願ってやみません。

 止まらない余震とその警報音、流される大震災関連の報道、長いこと生きてきた大人の筈の私でさえ、冷静であろうとする気持ちとは裏腹に、もたらされる情報の正しい読み取り、先読み、とるべき行動等を考え、ずっと心臓が高鳴ったままのような落ち着かない状態が続いています。
 
 そんな私の強張った顔を見ると、もう大きな娘であるケロロンでさえ、笑わせようとしておどけたりからかったりして来ます。 彼女持ち前のクールさで何でもない風にしていますけれど、不安な気持ちの裏返しではないかと思います。 ましてや未だ小さなお子さん達の心の不安さはいかばかりでしょう。

 娘をそんな気持ちにさせている不甲斐ない私。 言う資格も無いのですが、反省を込めて…。

 何が起きているのか分からない程小さなお子さんでも、身近な大人の気持ちは伝わります。

「こわいよ」
「さびしいよ」
「こっちを向いてよ」

そう言えないで、黙って我慢しているお子さんが身近にいませんか?

 今、貴方はこわい顔をしてずっとテレビや携帯やパソコンの画面を見てはいませんか? もしそうなら、一度ゆったりと深呼吸し気持ちを整え、笑顔を思い出し、お子さんを抱き寄せ目を見て、

「大丈夫よ」
「大好きよ」
「ここにいるからね」

と暖かい体温と共に伝えて下さい。

 お仕事でそばにいられない時は、電話でも録音でもメモでも、字の読めない子には絵でで写真ででも、いつも心を寄せていることをお伝え下さい。 どうか柔らかな心が守られますように…。 
ラベル:東日本大震災
posted by 山桜 at 21:39| Comment(4) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月22日

轟音響かせて

 轟音を響かせて、黒い機体が何機も何機も北を指して飛んで行く。

 毎年の訓練キャンプでお世話になっている陸上自衛隊の方々も、あの大きな救援ヘリに乗って何度も被災地へと往復しているに違いない。 操縦席に少女を抱き上げた快活な青年の瞳に今映っているのは、闇に静まる被災地の中の命の灯火だろうか。 

 有事に備え訓練を重ね鍛え上げた心身に、危険を顧みず強い使命感を帯びて向かい行く彼等に、心からの敬意と感謝とありったけの応援を送る。 余震未だ途切れず、放射能の危険去らず。 君死にたまふことなかれ。 無事の任務遂行を祈る。

 遠ざかる機体を見送りつ、私は私の持ち場を守ろう。
  
ラベル:東日本大震災
posted by 山桜 at 22:03| Comment(2) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月17日

日本の大部分は元気なんだ!

 大震災後、昨日初めて買い物に出ました。 まだ備蓄品で何とか生活できる範囲ですが、町の様子も見ておきたかったので…。 報道などを見て、正直、スーパーの棚など空っぽだろうと覚悟していましたが、山ほどとはいかないまでも程ほどに商品が並んでいるではありませんか。

 しかし、産地を見ると、「熊本産 あさり」「福岡産 鯵」など、普段はあまり見かけない地名が並んでいます。 そう、日本の大部分は普段と変わらず元気に活動していて、こちらに向けて物資を融通してくれているのですよね。

 身体の一部の機能がピンチになれば、ごく自然に正常な部分が補っていくように、日本列島という一つの生命体が、被災地に向けて脈々と支援の気持ちも物資も送ってくれていることをヒシヒシと感じました。 ありがとうございます! 西の方で元気に活動してくれている方々に感謝です。 

 不要不急な品を買い占めることなく、出来るだけの節約をして、自分達の元気も失うことなく、不死鳥の如く蘇る再生を信じて前に進みます。

 震災後、「三陸産 塩鮭」「志津川産 わかめ」の朝食を戴きました。
この鮭を、わかめを海から揚げ、塩漬けし出荷して下さった方々は今、どうしてらっしゃるのでしょう…。 こみ上げる気持ちの中で、被災地の方々から、沢山の恩恵を受けていたことを感謝しながら、祈りを捧げて戴きました。 少しでも恩返しが出来ますよう、御地の産物で英気を養わせて戴きました。 

 血管の詰まりがとれて、物資は向かっています。 あと少し、待っていて下さいね!

 昨日は「福島産 春菊」も買ってきました。 今の時期、ビニールハウスの中の栽培ですし、出荷できている品には何の心配もありません。 購入することが産地への支援になります。 若し、また見かけることがあったら、私は迷わず購入します。

 使用電気のことも考え、取り急ぎ伝えたい気持ちを書きました。 言葉の及ばない点など、どうかお許しください。 
ラベル:東日本大震災
posted by 山桜 at 10:13| Comment(12) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月14日

東京電力・計画停電

東日本大震災の影響を受け、東京電力では本日より計画(輪番)停電を実施しています。

昨晩遅くになってからの報道の上、情報が混乱しており確認が取れたのは11時過ぎでした。 今朝6:20〜停電のグループの方々が、全く知らずに早く就寝されて朝起きたら停電だったらどうするのだろう…と危惧しておりましたが、JR私鉄各社が踏切の電力系統確認が出来ず運行を控えた為(電車運行の為の電力と運休により休みになった会社の電力が抑えられた為)、夕方の第5グループまでの停電は回避されました。 明日以降はどうなるか分かりませんが、ご自分の地域がどのグループに属し、どの時間帯に停電の可能性があるか把握しておかれることが大切です。 未確認の方の為に東京電力のHPのurlを下に掲げておきます。 

クリックして表示された頁に、グループの該当時間帯が載っています。
先ず、それを確認してから該当地域の頁に飛んでください。
同じ区市内でも町によって、グループが異なる場合も多いので、よくご注意下さい。

明日15日のグループ毎の時間帯は、本日14日とは異なります。念の為、コピーして掲げておきます。

【15日の輪番】
 第3グループ 6:20〜10:00 
 第4グループ 9:20〜13:00 
 第5グループ 12:20〜16:00 
 第1グループ 15:20〜19:00
 第2グループ 18:20〜22:00
 
東京電力HP → http://www.tepco.co.jp/index-j.html

また、今日の報道を見ておりますと、

「グループ内の幾つかの地域で、該当時間帯の範囲の中で停電の可能性がある」ということのようですので、この時間帯いっぱい全該当地域が停電するということではないようです。

また、報道でも繰り返されておりますように、停電に伴い断水する地域も生じる可能性がありますので、お風呂や容器などへの水の備蓄をお忘れなく。 力を合わせてこの危機を乗り越えましょう。
ラベル:東日本大震災
posted by 山桜 at 22:39| Comment(3) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月11日

大揺れ地震!

とりあえず、現在、お蔭さまで無事でおります。
家族とも連絡がとれました。 電車が終日運行停止と決まったので
帰宅は叶いませんが、それぞれ宿泊場所は確保できたようです。 
主人の母とは電話で一度話せましたが、その後は繋がりません。
171伝言ダイヤルを残しました。 伝言再生ができるかどうか…
実家は、旅行中の父以外は無事を確認できました。

   緊急用ダイヤルで伝言を残す 171+1+電話番号
   緊急用ダイヤルで伝言を再生 171+2+電話番号


地震は庭にいる時に発生しました。
暑いほどの日差しが眩しい晴天から、一転、かき曇り気温が下がり、
雷でも来るのでは…と怪しんでいると、聞いた事の無い唸るような不気味な音、
キ〜ンと耳鳴りが押し寄せました。
続いてガレージの屋根がミシミシと軋む音、風が出てきたのかと思う間に、
足元が波打つように揺らぎ、吊り鉢が大きく揺れ始め、
「地震!!」
と気付きました。

道の真ん中へ立ち、家が揺れ、電線がバサバサとぶつかり合う様子を
見守る間の不安感は例えようもありません。
嵐の海の船のように、大きな横揺れが長く繰り返し押し寄せました。 
どうか家が崩れたりしませんようにと祈るばかりでした。

丁度、宅配便の集荷をお願いし梱包をしていた時でしたので、
宅配便の運転手さんが来てくれ、話が出来、少し救われました。
ご近所はみなさん不在の様子で、この一角に一人きりで周りの家々の
揺れをも見守っていましたので… 

いざ宅配便の宛名を書こうとして、手が小刻みに震えていることに
気付きました。 冷静になろうとしていても、体の反応は別物でした。

未だに余震が続いていて、船酔い状態も動悸も耳鳴りもおさまりませんが、
家の中では本が棚から落下したり、立て掛けてあった額が倒れたり
したものの、食器などの破損も無く、被害は殆どありません。

福島・宮城・茨城などの被害の大きさを知り、どれだけ恐ろしいことかと…
実際に自分が経験してみて初めて、大きな地震の恐ろしさが成すすべの無さが
身に染みました。 被害に遭われた方々の一刻も早い救済を祈っています。

それでは、次に備えて、すべきことを考えます。

お心配り下さった皆様、ありがとうございました。 
携帯など未だ繋がり難いようですが、山桜は無事です。
ラベル:東日本大震災
posted by 山桜 at 18:26| Comment(19) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月03日

春を呼ぶ「糊こぼし」

 去年からの約束を覚えていて下さったありがたいお方より、都に春を訪れを告げる東大寺・修二会を飾る椿の造花を模し、その時期だけ供される、東京では得がたい和菓子「糊こぼし」が届きました〜揺れるハート ありがとうございますぴかぴか(新しい)

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梱包を開けると、奈良市餅飯殿(もちいどの)通り・御菓子司「萬々堂」さんの包装紙の意匠も素晴らしく… 

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      お箱には、また可愛らしい椿の花々が咲いていて…

早く「糊こぼし」を見せて〜って、ごめんなさい、もったいぶってて…
だって勿体無いんですもの(笑) ではでは、箱を開けますよ〜

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きゃ〜っ、もう綺麗でしょ〜〜ハートたち(複数ハート) 可愛いでしょ〜〜〜ハートたち(複数ハート)  

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とってもとっても柔らか〜なお菓子なのに、遠路大切に運ばれてきたようでご覧の通り、しゃんとしてます。

乱暴にトンと置いたら潰れてしまいそうなほど柔らかな仕上がり、花びらの部分は餅と白餡で出来ていて、真っ赤な椿に白い糊がこぼれた…そんな風情に彩られています。 蕊の部分はまた一層とろけるように柔らかでカスタードクリームに近い程のまろやかな黄味餡です。 上品な甘味の中にそれぞれの材料の風味の素晴らしさが生きていて、今まで戴いた数々の和菓子の中でもピカイチの美味しさに、ケロロンと二人、奈良のお水取りの思い出に浸りながら、お抹茶たっぷり点ててうっとりと頂戴いたしました。

そうそう、昔はこの2倍程の大きさだったとか… 
いいなぁ! 私、このお菓子だったらもう、幾らでも戴けます♪
今は殆どの生菓子が、あのプラケースに入る大きさになってしまいましたね。

それにしても世の中には美味しい物がなんと沢山あるのでしょ〜 
ああ、和菓子の栄える日の本の国に生まれてよかった…

御菓子司「萬々堂通則」さんHPより
 【糊こぼし】春をよぶ東大寺二月堂のお水取りの間中須弥壇の
       四隅を飾る造花。それを形どったこの時期だけ
       作る鮮やかな姿の生菓子「糊こぼし」。
       口中でさっと溶けてゆく絶品を味わいください。

       販売時期:2月〜3月中旬


昨年の拙ブログ「東大寺・二月堂・修二会最終日」←クリックで飛べます。

椿の品種「糊こぼし」の画像はこちら↓
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椿専門店・椿華園さんHP: http://www.chinkaen.jp/ より

椿の方が本当に糊がこぼれてしまった感じで、和菓子はずっと洗練された意匠になってますね。
posted by 山桜 at 00:00| Comment(24) | TrackBack(0) | 和菓子・洋菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする