2013年04月17日

利休梅

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 今年は色々な草木の花付が良く、嬉しい一方で何かを予知して種を残そうとしているのかとちょっと怖いような気持もしてきます。 7年前に我が家へやって来た利休梅も例年にない勢いで、まるで噴水があふれ出るように咲き、その柔らかでしなやかな枝が春風に揺れています。 (後ろに垣間見られる赤い花は開き始めた花水木で、撮影から数日たった今では紅白花の競演! 運動会の玉入れ競争みたい?…笑)

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このすべすべのお餅のような蕾がまた何とも愛らしくてたまりません♪

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以前にも書いたように思いますが、利休さんの生きていらしたころには未だこの花は中国から渡来しておらず(明治の末頃渡来とのこと)、お名前は戴いていても利休さんはこのお花のことはご存じなかったことと思われます。 花の形が「利休梅」と呼ばれる梅文様に似ているのが命名の由来とも聞きますが、まぁ似てなくもないかなぁという程度でしょうか。 「茶花として良く使われたので」という記載もネットでは多く見られますが、余り水揚げがよくないですし枝垂れる枝なので「好もしい姿に入れるのはちょっと難しいような…。

同じバラ科でも「梅」というよりも寧ろ「雪柳」に性質は似ているようで(ユキヤナギはシモツケ属、リキュウバイはヤナギザクラ属と属は異なるのですが)、私は大きな雪柳と思って手入れをしています。 春に伸び出た若い枝に花が咲きますので、その分を引いた位置で剪定すれば好きな高さで咲かせることが出来ます。 
posted by 山桜 at 18:49| Comment(8) | TrackBack(0) | 自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月05日

梨の花

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 梨花さんというお名前はよく目にするけれど、「梨の花」となると産地以外の方は目にする機会も少なく、その姿がピンと来ないのではないでしょうか? 私もこちらへ引っ越して来て初めて間近で見られるようになり、果実の控えめな姿に似合わぬ花の豪華さと香りの強さに驚きました。 芳しいとは言えないまでも、梨の花はやはりどことなく梨の実のような香りを漂わせ虫たちを大いに惹きつけ、最盛期にはその香りと虫の羽音が相まってムワ〜ンっとむせかえるようです。 そういえば子供の頃、梨狩りに行くと梨の鈴なりには勿論、蝉の数の多さにも目を見張りました。 甘い樹液に惹かれるのでしょうか。 恐らく土の中の幼虫時代からお世話になっているのでしょう。虫たちにとって梨園は天国ですね。 人間の梨園の方では、新歌舞伎座の杮落し目前に相次いで本当の天国へ召されていかれましたが…。 

 そうそう、ケロが学校で習って来て教えてくれたのですが、梨や葡萄の棚は作業がし易いように、その果樹園の主の背丈に合わせた高さで組んであるのだそうです。 若し跡継ぎさんの背丈が段違いだった場合は少しずつ調整していくのでしょうか? そこの所を質問してもらう前に卒業してしまいました…残念。 今度梨園近くを散歩する時に、作業の邪魔にならないように園主さんに伺えたらと思います。


【ニホンナシ(日本梨)】
 古く弥生時代には栽培され(日本書紀には693年栽培の奨励の記載あり)、野生のヤマナシから幾世代に渡り改良され、特に江戸時代に改良が盛んになる。(本来は五弁花ですが、当地の品種は写真のように八重咲き) 
 果皮の色により赤梨系(長十郎・幸水・豊水など)と青梨系(二十世紀・新世紀など)に分けられる。 丸型で追熟なしでも甘く生食できる。 普通は果皮などに含まれ細胞壁を強くする「石細胞」を果実の中にも持つ為、シャリシャリとした食感がある。

【チュウゴクナシ(中国梨)】
 丸型・ビン型(下ぶくれの洋梨型)もあるが、収穫してから一週間以上の追熟で日本梨のようなシャリ感のある甘さになる。 
 「梨花」は漢詩の題材として多用され、楊貴妃の姿の形容にも用いられている。

【セイヨウナシ(西洋梨】
 (下ぶくれの)ビン型。 収穫してから一週間以上の追熟で甘く滑らかな食感となる。
 キリスト教普及以前、ゲルマン人は「神聖な木」として崇拝していた。
タグ: セミ
posted by 山桜 at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする