

<2017-09-15 撮影>
【タニタデ/谷蓼】アカバナ科ミズタマソウ属
分布:北海道〜九州 渓流沿いなど
花期:8〜9月
花径:3〜4mm
肉眼では見過ごしてしまいそうな小さな小さな花ですが、拡大してみるとこんなに可愛らしい妖精のような姿をしています。 ふわふわの妖精の頭に見える部分は繊毛を残して種となって丸くなり、水滴をまとうと水玉のように見えます(ミズタマソウ属の命名の由来)。
種名にタデとつきますが、タデ科ではありません。 生えている場所がタデの仲間と同じようなやや湿り気のある場所で赤みを帯びた茎と長く伸びた花序が似ている為なのでしょう。 ミヤマタニタデ(ミズタマソウ属)、ミヤマタニソバ(タデ科)、タニソバ(タデ科)と似たような名前が多いので、インストラクションの時に言い間違えてしまいそうで要注意の花です。

自然観察ランキング