2018年01月05日

葉っぱに書初め?

DVC00083マユミ (405x720).jpg

 これは、ハイキング中の小学生が見つけてくれた自然の匠の技、大人もその見事さに歓声を上げて驚きました!
 マユミという木の葉が枝先で重なって垂れ下がっていた状態で紅葉し、日の当たった部分は表面のクロロフィル(緑の色素)が分解されアントシアニン色素の赤に、当たらなかった部分は未だクロロフィルが回収されずに残っておりくすんだ緑、ジカキムシ(字書き虫、絵描き虫とも=ハモグリバエ/葉潜り蝿の幼虫)が表面の色素の部分を食べ進んだお蔭で、赤側は下層のカロチノイドの黄色が、くすんだ緑側はクロロフィルの緑が出ているという仕組みなのかなと思いますが、そんなことは考えず、ただただその不思議さにうっとりするのが一興ですね。
 
PC269713マユミ (213x320).jpgPC269712 (213x320).jpg

 こちらは持ち帰って押し葉にしたもう一枚の葉です。 文字というより縁取りですね。 そして裏側にはジカキムシくんの足跡が見えていません。 この薄い葉の中でそれだけの細胞の層の重なりがあるということ。 この世には、目に見えているようで見えていない世界があるということ。

 「見えぬものでもあるんだよ」(金子みすず)


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posted by 山桜 at 00:00| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月04日

朝な富士・夕な富士

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 多那都物百之木草母天照須日乃大神之米具美延弖許曾
 たなつものもののきぐさもあまてらす
            ひのおおかみのめぐみえてこそ  

 朝與比尓物喰毎尓豊受氣能神乃米具美袁思閇世之人
 あさよひにものくふごとにとようけの
            かみのめぐみをおもへよのひと

      本居宣長(もとおりのりがな)食前食後の歌

朝な夕なに富士山を拝み、健やかに食事を頂ける幸せに感謝いたします。

 それにしても言葉と文字とは、面白いものです。
 
 人が以心伝心が出来た頃には言葉さえ要らなかったものが、段々と人が増え人と人の間に隔たりが出来ると誰にでも同じように伝えることが出来る言葉が必要になり、やがて約束の証拠を残す為に文字まで必要になった、とすれば、長い間文字を持たずに仲良く暮らしていられた私たちのご先祖様は何と幸せだったことか。

 しかしまた、一旦、文字を手に入れたご先祖様たちは、面白い道具を得たように自由自在に活用を始めた訳で。 漢字の意味や音を巧みに使い分けて自分たちの言葉を書き表す遊びは、大層面白かったのでしょうね。 自分の智慧と教養の見せどころでもあったことでしょう。 

 それをまた「書」として書き表す楽しみまで得てしまうと、遂には「仮名」や「カタカナ」まで生み出し、それらを書き易い美しく滑らかな和紙を漉き、果ては重ね継ぎまで施した料紙に独自の散らし書きの美まで到達してしまうとは、まぁ、つくづく遊び好きな民族だなと嬉しくなってしまいます。

 私も随分とその血を受け継いでいるようで、
 「遊びをせんとや生まれけん」
興味が湧いてくる限り、楽しみをみつけながら生きていけそうです。

 とうとう哀しみの底にまで興味が湧いて、潜りに潜って底の石を拾って浮き上がって参りました。 どん底の石でもお日様の光に当てればポカポカと温まり、お月様の光に当てればすうっと清らかになります。

 こんな私でもまだまだ「天地に遊ぶ」人で居ることができるようです。 


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posted by 山桜 at 00:00| Comment(8) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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