2018年02月28日

大磯はいかい3「高麗山〜浅間山」

 さて、はいかい3では、大磯町指定天然記念物の高麗(こま)山〜浅間(せんげん)山の植生を楽しみましょう。
P2281101 (210x280).jpgP2281100 (210x280).jpg【ユリワサビ/百合山葵】アブラナ科ワサビ属
 今年は高尾では開花が遅く、大磯で初花を見ました。 白い小さな花の集まりが愛らしい。 あのワサビと同属で、葉茎をかじればピリリと辛みが後から来ます。

【アリドオシ/蟻通】アカネ科
 別名:コトリトマラズ、イテイテ、オニノメッキ、メズミノメザシ、一両、など
 蟻をも突き通すという程鋭いトゲがあります。 様々な別名もその特徴を表していてイタタタ!な気持ちになって来ます。 一方、自身は別名「一両」と控えめながら、翌年まで赤い実が残ることから「有り通し」の意味ともとられ、センリョウ、マンリョウなどと一緒に寄せ植えにすると、「千両、万両、有り通し」となり金運向上に縁起がいいと喜ばれます。 3月でも未だ一粒赤い実が残っていました。

P2281102 (210x158).jpgP2281103 (210x280).jpg
【謎の赤い実】直径1センチほどの赤い実です。 固まって落ちていたので、動物の糞が雨で洗われたものかもしれません。 この時期の赤い実と言えば限られるので、後で調べて分かったら追記いたします。

P2281106モクレイシ (210x158).jpgP2281107モクレイシ (210x158).jpg
P2281110モクレイシ (210x158).jpgP2281109モクレイシ (210x158).jpg
【モクレイシ/木茘枝】ニシキギ科 雌花と葉
 雌雄異株、葉は綺麗な十字対生(対生する葉の組み合わせが交互に90度ずつずれているので、上から見ると十文字に見える) 暖帯〜亜熱帯の沿海地の林中に自生。
日本では概ね2地域(神奈川・伊豆・千葉何部を中心とする地域、九州を中心とする地域)にのみ、遠隔離分布する珍しい木で、本州では大磯の高麗山は有名な自生地の一つ。
 緑の外皮の中から真っ赤な実が現れる様子をツルレイシ(ゴーヤ)になぞらえての命名とされるので、ゴーヤが自然分布している地域で付けられた名なのでしょう。

P2281115 (210x280).jpgP2281116 (210x158).jpg
【ムクノキ/椋木】アサ科ムクノキ属
 発達した板根(ばんこん) メモし忘れましたが、この樹肌と板根はムクノキだと思います。

P2281215ヤブツバキ (210x158).jpgP2281214ヤブツバキ?淡紅色 (210x158).jpg
【ヤブツバキ/藪椿】ツバキ科ツバキ属
 基本の赤色の他に薄桃色もありましたが、ヤブツバキかどうかは不明です。

P2281121オニシバリ (210x280).jpgP2281124オニシバリ (210x280).jpg
雌株(下・雌花のアップ)    雄株(下・雄花のアップ)
P2281213オニシバリ (210x158).jpgP2281212オニシバリ (210x158).jpg
【オニシバリ/鬼縛り】ジンチョウゲ科
 別名:ナツボウズ(夏に落葉することから) 雌雄異株 繊維が強くしなやかで山仕事の縄代わりにも使用。
 高尾山では一生懸命探して数本のオニシバリが、尾根沿いに雌花も雄花も幾らでも生えていてビックリ! 沢山あると、また先にもあると思って対して立ち止まりもせず、もっとじっくり観察すればよかったと後悔。 どうやら雌花にも退化した雄蕊が残っているようで、雌雄が紛らわしいが黄色い葯が外に出て目立っているのが雄花のようです。 雄花の方が少し大きくて色合いも明るくみえました。 雌雄の花の作り、香りの違いなど、どうしてきちんと確かめなかったのか・・・ダメダメな未熟観察者です。

P2281131ヒメウズ (210x280).jpgP2281138フキノトウ (210x280).jpg
【ヒメウズ/姫烏頭】キンポウゲ科【フキノトウ/蕗の薹】キク科

P2281132カゴノキ (443x590).jpg
【カゴノキ/鹿子の木】クスノキ科ハマビワ属
 関東以西の暖地に自生するが適応力は強い。 成長するに従い樹皮が細かく剥がれ落ち、鹿の子模様になるのが特徴。

P2281136 (210x280).jpgP2281135 (210x280).jpg
【浅間(せんげん)山(181.3m)】
 浅間神社      一等三角点
 
あと一息で湘南平、やっとお昼の時間です。 なかなか見られない珍しい植物たちの興奮したのと、大磯駅まで2時間半近くかかる為早起きしたのとで、すっかりお腹がペコペコです。


人気ブログランキング
ご訪問ありがとうございます。
1クリック応援賜れますれば光栄に存じます。


posted by 山桜 at 23:55| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大磯はいかい2「高麗山・高来神社」

 化粧坂を過ぎた頃、目の前に現れたのは美しい山容の高麗山。
P2281079 (440x330).jpg
【高麗(こま)山(165m)】
 江戸時代末期までは高麗寺の霊域として樹木の伐採が禁じられ、明治時代には宮内省官吏の御料林となり、昭和13年に神奈川県に下賜されてからも引き続き保護されてきました。 しかし戦中・戦後の資材確保の為、北〜東斜面の樹木は伐採され、「江戸から続く植生*」は南斜面にのみ残され、今は県の天然記念物に指定されています。

P2281117 (210x280).jpgP2281100 (210x280).jpg【「宮」印の入った御料林の石標】 【アリドウシ(一両)】

(その1)でご紹介した安藤広重の錦絵「東海道五十三次 大磯 虎ケ雨」の右端に描かれているなだらかな山が高麗山です。 奈良時代にこの山側一帯に高句麗からの渡来人が居住し集落を作ったことから「高麗(こま)山」の名前がついたといわれています。

 足利氏内乱の攻防あり、北条早雲(伊勢新九郎)の籠城あり、上杉謙信の本陣が置かれたり、見晴らしの良い典型的な山城として高麗山はたびたび歴史の舞台となってきました。

*「江戸から続く植生」大磯町指定天然記念物
 スタジイ・タブノキなどの常緑広葉樹
 ケヤキ・ムクノキ・イロハモミジなどの落葉広葉樹の混交林。
 モクレイシやカゴノキという高麗山ならではの樹木も自生。

P2281081大磯虚空蔵堂 (210x280).jpgP2281083大磯高来神社 (210x280).jpg 
【高来神社入口右の虚空蔵堂】   【高来神社入口の鳥居】

P2281086大磯高来神社 (210x158).jpgP2281085大磯高来神社 (210x158).jpg 
【二の鳥居の銅注連縄】   【高麗寺慶覚院山門(天台宗)】
明治時代に廃寺になった高麗寺の貴重な仏像等はこの鳥居右奥の「慶覚院」に移されています。 徳川家菩提寺の上野寛永寺と繋がりがあるとのことで葵のご紋が見えました。 次はこちらもゆっくりと参拝したいです。 

P2281087狛犬 大磯高来神社 (210x280).jpgP2281089狛犬 大磯高来神社 (210x280).jpg
阿の狛犬さんの足元の仔犬のお尻がなんともカワイイ!

P2281091狛犬 大磯高来神社 (210x158).jpgP2281090狛犬 大磯高来神社 (210x158).jpg
仔犬さん甘噛みしてますね〜可愛すぎです。 吽の狛犬さんがこっちにも来てくれないかな〜と羨ましそう?

P2281092シイニッケイ 大磯高来神社 (443x590).jpg
【シイニッケイ/椎肉桂】
 スダジイ(推定樹齢300年)の上部にヤブニッケイ(推定樹齢150年)が着根して共存している大磯町指定天然記念物

P2281095大磯高来神社 (440x330).jpg
P2281096大磯高来神社 (210x280).jpgP2281217大磯高来神社 (210x158).jpg
【高来神社拝殿・本殿】
神武天皇朝 創建
垂仁天皇朝 神皇産霊尊、天津彦穂邇々伎尊を祀る
533年/安閑二年 神功皇后・応神天皇が合祀される
717年/養老元年 本地垂迹・神仏習合により高麗寺別当所管
寛永年間      東照大権現を併祀
1868年/明治元年 神仏分離令で高麗寺は廃寺、高麗神社に
1897年/明治30年 高来神社に改称
          戦国時代の相模国大住郡「高来」に由来

 寛永年間に東照大権現(徳川家康公がご祭神)が併祀されて後、参勤交代の大名たちも皆下馬して参拝せねばならなかったそうな。

P2281098ナギ (210x280).jpgP2281099 (210x280).jpg
【ナギ/梛】葉と樹肌
 針葉樹でありながら平たい広葉樹形の平行脈の葉を付ける。 

P2281113 (210x158).jpgP2281114 (210x158).jpg
【高麗山頂上の上宮跡】
 度重なる戦乱の世の攻防の舞台となり荒廃してしまったそうです。 今は高麗の人々は埼玉県日高市の高麗に移住してしまっている為なのか、寂寥感が漂っておりました。

 高麗(こま)と聞けば、埼玉県日高市の高麗の巾着田、高麗神社、高麗王若光(高句麗の王族とされる) を思い出します。 大磯の高麗との関係は、大磯は最初に若光が上陸し大陸文化を伝えた地、日高は後に若光一族も含めた関東の各地の高麗人が武蔵野国に集められ高麗郡が設置され、若光はその郡令に任命され終焉を迎えた地ということになります。 年月を経て、期せずして(どちらも人に連れられて)両地ともに訪れることになった不思議を思います。

 高句麗人と今の朝鮮半島に住む人々(新羅系)は、民族的・言語的に隔たりがあり、祖先と言う根拠はないとされますが、例によって論争の決着は見られないようです。 日本においてもこの部分に誤解があり、大磯の高麗の地でも、現代の嫌韓的拒否反応からなのか看板の文字の削除等が見られるのは残念なことです。 今までは彼の国が騒ぎ立てないように、この時代の歴史にはあまり触れずにいたように思います。 一度この時代からきちんと歴史を見直して、任那問題も含め日本としての歴史認識をしっかりと述べて欲しいものです。 と、また大いに横道にそれて今日も終わってしまいました。 つづく・・・ 


人気ブログランキング
ご訪問ありがとうございます。
1クリック応援賜れますれば光栄に存じます。
posted by 山桜 at 23:20| Comment(0) | 神社・仏閣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大磯はいかい1「化粧坂、ホルトノキ」

 FIT「低山はいかい倶楽部」の面々と大磯の町山海をはいかい(ここは種々の意味を踏まえて敢えてのひらがな)して参りました。

【コース】JR東海道本線 大磯駅〜化粧(けわい)坂松並木〜高麗(こま)ホルトノキ〜高来(たかく)神社〜高麗(こま)山〜浅間(せんげん)山〜湘南平(昼食)〜善兵衛池〜稲荷神社〜島崎藤村旧邸〜鴫立庵(大ケヤキ)〜照ヶ崎海岸(アオバト飛来地)〜地福寺(藤村夫妻のお墓)〜大磯駅

 大磯宿は、東海道の品川宿から八番目の宿場町。 治療養生の効用有りとする軍医松本順氏により、日本初の海水浴場「大磯海水浴場」として開設され、明治中期〜昭和初期頃には、政財界要人の別荘が150戸にも達したそうです。

P2281067大磯化粧坂松並木 (210x280).jpg安藤広重 大磯 (210x137).jpg
「化粧坂の松並木」 安藤広重「東海道五十三次 大磯 虎ケ雨」 
電柱電線が無ければ、まるで江戸時代の風景そのままのような

P2281069大磯化粧坂大榎 (443x590).jpg
P2281070 (440x330).jpg
「化粧坂の一里塚・大榎」
一里塚は旅人の休息の場として、南側には枝を高く広く伸ばして日影をつくるエノキを、山側にはセンダンを植えたとのこと。 センダンの木は成長が早く寿命が短いので見当たらず。

P2281072大磯化粧坂井戸 (210x280).jpgP2281073大磯化粧坂井戸 (210x158).jpg
「化粧坂の井戸」
休息には喉を潤す水が必要、井戸もありました。 
この井戸は、日本三大仇討*「曽我物語」の曽我兄弟の兄十郎の思い人、遊女「虎女・虎御前」が化粧をするのに使った井戸。 「化粧坂」の名も、この井戸があったことで命名されたとのこと。 虎女は、十郎の分骨を抱いて長野善光寺で出家、そこで口述したものが「曽我物語」の元となったと言われています。

*日本三大仇討もの:「曽我物語・曾我兄弟の仇討」「忠臣蔵・赤穂浪士の討入」「伊賀越の仇討」(岡山藩士渡辺数馬が義兄荒木又右衛門と共に、父(一説に弟)のかたき河合又五郎を伊賀上野で討った事件)

P2281075ホルトノキ (443x590).jpg
P2281078ホルトノキ (440x330).jpg
「大磯町指定天然記念物 高麗(こま)ホルトノキ」
 樹齢300年以上、樹高18m、胸高直径1.2m、樹冠広がり20m 神奈川県下に残る2本のホルトノキの一本で、画家の堀文子氏がこの地を購入し伐採より守ったとのこと。 ご覧のような堂々たる巨樹! 下には赤く色づいた葉や実やタネが沢山落ちていました。 実はなるほどちょっとオリーブ(モクセイ科)の実に似てます。

【ホルトノキ】ホルトノキ科
 別名:ヅクノキ、ハボソ/葉細、モガシ/紋樫・紋様樫(鹿児島)など 雌雄同株 両性花 
 ホルトノキ=ポルトガルの木、ホルト油(オリーブオイル)を採る木 の意味であり、紀伊にて平賀源内がこの木を見てオリーブの木の自生を発見したと見誤ったことから広がった呼称とされるとのこと。 きっと実がなっている時に見てしまったのでしょうね。

 そもそも明らかに別種であるものの同定を誤った当時の学者のレベルの低さ、誤称であると判明した後もそのまま使用し科名にも採用しているという捻じれた事態を、牧野富太郎先生は著書 『植物一日一題』の中でも非常に憤慨しておいででしたが、今もって是正はなされていません。

『植物一日一題』より抜粋
 このヅクノキをオリーブと間違えるなんて当時の学者の頭はこの上もなく疎漫で鑑定眼の低かったことが窺われる。 ヅクノキの葉は互生で鋸歯があり裏面が淡緑色であるから、オリーブの葉の対生で全辺で裏面が白色であることと比較すれば直ぐその違いが判るのではないか。 無論オリーブとヅクノキとは科も異なりオリーブは合弁花を開くヒイラギ科に属し、ヅクノキは離弁花のヅクノキ科に隷れいする。(中略:橄欖=オリーブと言う誤りにもご立腹) 誠に学問の進歩に対し後れ返ったことどもで、日は最早や午に近く高う昇っているから早く灯火を消したらどうだ!

 鹿児島での呼び名「モガシ」は、緑の葉の中で老化した葉が赤く色づく様子を紋様に見立てたものとのこと。 ちょっと見にはヤマモモにも似て見えますが、この赤い葉が常時見られる点で見分けがつきます。

 FIT(Forest Instructor of Tokyo 森林インストラクター東京会)メンバーの低山はいかいなので、どうしても木のところで足が止まり、また帰宅後も山桜の興味が縦横に広がってしまいなかなか前に進みません。 続きは次回へ・・・


人気ブログランキング
ご訪問ありがとうございます。
1クリック応援賜れますれば光栄に存じます。
posted by 山桜 at 22:50| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月27日

麗しのセツブンソウ

 大好きなセツブンソウの花も むさしの自然観察園の片隅に密かに花開いていました。 ご覧のような美しさですので乱獲が進み、自生地が減ってしまっています。 石灰質の土壌を好むとの記載がありますが、そのようなほかの植物が棲息できない土壌でも生きていけるということかもしれません。 石灰質であれば、雑菌も繁殖しづらく排水も良いので根腐りしづらいのでしょう。 観察園のキクザキイチゲの傍の普通の土壌でもこのように咲いてくれていますが、石灰や硬質鹿沼土などを混ぜてみようかと思案中。 栽培は難しく、また自生地で咲く美しさこそ格別ですので、そっと見るだけにして大切に守っていきましょう。 

P2261036セツブンソウ (443x590).jpg
大雪が長く残っていた所為か茎がまっすぐ伸びず、寝てしまっていて可哀想・・・

P2261042セツブンソウ (443x590).jpg
【セツブンソウ/節分草】キンポウゲ科セツブンソウ属
 写真で見ると大きさが分かりませんが、花の大きさは一円玉程の小さなもので、その中にご覧のような世にも美しい造化の妙が秘められています。 
 一番外側の細いふわふわの襟巻状の部分は総苞片という蕾を包んでいた葉の変化した部分、五弁の花びらに見える部分は萼片、先端に黄色い蜜腺を付けているのが変化した花びら(先端が2分裂した先に蜜腺)、その中に蕊も葯も紫色の雄蕊と真ん中に雌蕊があります。
 これだけの趣向を凝らして虫を招いているのですから、タネの実りも良い筈。 絶やさず地道に増やしていきたいです。


人気ブログランキング
ご訪問ありがとうございます。
ブログランキング参加中です。
1クリックの応援頂けましたら幸いです。
posted by 山桜 at 23:00| Comment(6) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月26日

キクザキイチゲ開花

 むさしの自然館観察園のキクザキイチゲがあちこちで開花し始めています。 地下茎を伸ばして移動するので毎年どこにヒョッコリ顔を出すのか楽しみです。 

P2260971キクザキイチゲ (443x590).jpg

P2260969キクザキイチゲ (443x590).jpg
【キクザキイチゲ/菊咲一華】キンポウゲ科イチリンソウ属
 花も菊の花に似ていますが、この仲間は総じて菊の花に似ているのに、どうしてこの種だけそう呼ばれるのか疑問です。 他のイチリンソウ属と比べると寧ろ「葉が菊に似た」深い切れ込みが特徴だと思います。 23日にご紹介したユキワリイチゲは葉がミツバに似ていることで見分けがつきます。 もっと似ていて自生地もほぼ同じなアズマイチゲは、もう少し優しげな雰囲気(私の中のイメージですが)で葉の切れ込みがほとんどないかごく浅いことで見分けがつきます。 観察園は乾燥気味ですので葉の展開が遅れていますが、自生地では花と葉はほぼ同時に展開しています。

P2110497キクザキイチゲ (158x210).jpg こちらは2月11日に土の中から蕾を持ち上げてきた時の姿です。 このイチリンソウの仲間は日差しを受けて花開く性質ですので、日が陰ればたちまち花を閉じてしまいます。 


人気ブログランキング
ご訪問ありがとうございます。
ブログランキング参加中です。
1クリックの応援頂けましたら幸いです。
posted by 山桜 at 22:08| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月25日

夢の島熱帯植物館

 夢の島熱帯植物館再訪です。 ゆうかり橋のたもとのユーカリは引き続き咲いていましたが、反対側のもう一種のユーカリは未だ蕾のままでした。 外側のユーカリ林などの風景は1か月たってもあまり変化が無いようでしたが、足元の芝生の間から、チューリップやラッパ水仙の芽が顔を出していました。

 熱帯の植物は、私たちの生活に馴染みのあるものの生きている時の様子や、殆ど見たことの無いような奇妙な姿なども見ることが出来、四季が無いような空間でも少しずつ咲いたり実ったりの変化が見られました。

P2250912 (443x590).jpg
P2250913 (210x280).jpgP2250914 (210x158).jpg
【バナナ】バショウ科 大きくぶら下がる花序(ムラサキの大きな苞葉の中に段々に花が並ぶ、上の方には緑の未熟果が見える) 一つの花  一列に並んだ花

P2250917 (210x280).jpgP2250916 (210x280).jpg
左【ゾウタケ/象竹】イネ科マチク属 世界最大の竹 筍は食用、材としても有用 地下茎は出さず叢生するので、筍は必ず株の外側に出る。
右【キンシチク/錦糸竹・金糸竹】イネ科ホウライチク属
  漢名:蘇芳竹
  ゾウタケよりやや細めな巨竹。 黄金色に緑の縦縞が入る。

P2250919 (210x280).jpgP2250920 (210x158).jpg
【コエビソウ/小海老草】キツネノマゴ科
 まるで小海老のように見える苞葉が目立ちますが、花もなかなか綺麗です。 キツネノマゴ科ですから、ハグロソウなどとも花の作りが似てます。 キツネノマゴのあの地味なぼさぼさの苞の部分がこんなに綺麗になっている訳ですね。

高尾で咲く小さな蘭の仲間たちとは異なる大きく艶やかな蘭の仲間
P2250922パフィオペディラム (210x158).jpgP2250923パフィオペディラム (210x158).jpg
P2250925パフィオペディラム (210x158).jpgP2250924パフィオペディラム (210x158).jpg
【パフィオペディラム】ラン科
 袋状の唇弁が特徴で花形花色に変異が多く、世界的に愛好家も多数です。 この花型花色の多様さは、ドイツアヤメのそれにも似ているようで、園芸熱を感じます。

P2250926 (210x280).jpgP2250931コーヒーノキ (210x280).jpg
左【セント・ポーリア】 別名:アフリカスミレ
右【コーヒーの美】アカネ科 この真っ赤な実の中の白いタネを薫り高く焙煎してコーヒー豆にします。 

P2251041ヒスイカズラ (443x590).jpg
P2251039ヒスイカズラ (210x280).jpgP2250929ヒスイカズラ (210x158).jpg
【ヒスイカズラ/翡翠蔓】マメ科 英名:Jude Vine 和名この英名を直訳したのでしょうけれど、それ以外ないような独特な色合いのゴージャスな花です。 一つの花を見ればマメ科に納得です。

P2250934 (210x280).jpgP2250935 (210x280).jpg
【ゴレンシ/五歛子】カタバミ科 英名:スターフルーツ
 酸っぱくて余り美味しくないイメージでしたが、完熟して落ちていたこの実を摘まんでみると、甘い芳香が・・・このくらい熟せば甘くておいしいのかもしれません。 ヤドリギで懲りたのもあって、舐めてみなかったのが残念っ・・・て、植物園の実は拾ったり食べたりしてはいけません!

P2250937カカオ (210x280).jpgP2250936カカオ (210x280).jpg
【カカオ】アオイ科 
 子供の頃、図鑑でこの木に直接なる実を見て、
 「どうなってるの? 間違ってない?」
 などと思ったものでした。 初めて本物を見た時もなかなか信じられなかったなぁ(笑)
 カカオ豆からチョコレートを作る方法の展示もありました。

P2250944タコノキ (210x280).jpgP2250947パパイヤ (210x280).jpg
左【タコノキ】タコノキ科 幹から地面に伸びる気根がタコの足の楊よう。 アダンの近縁種。
右【パパイヤ】パパイヤ科 普通はとても高い所に実がなるのですが、矮性種のようで近くで見られました。

P2250945ドンベヤ・ウォリッキー/アオギリ科 (443x590).jpg
【ドンベヤ・ウォリッキー】アオギリ科 英名:ピンク・ボール
 思わず笑っちゃうような変な名前は、この甘い香りの花手毬にはふさわしくないようですけれど、一度聞いたら忘れられないですね。 でも、ドンペイ・ウィッキーさんって覚えちゃいそうです。 

P2250954バンクシア・エリキフォリア (210x280).jpgP2250956 (210x280).jpg
【バンクシア・エリキフォリア】ヤマモガシ科バンクシア属 英名:ヒース・バンクシア
 松ぼっくりみたいな花や実、葉っぱも松葉のようです。 エリキフォリアはエリカ属(ヒースの仲間)に似たという意味です。

P2250961 (210x280).jpgP2250962 (210x280).jpg
【バンクシア・インテグリフォリア】ヤマモガシ科バンクシア属 英名:コースト・バンクシア
 こちらも花は松ぼっくりに似ていますが、葉っぱは小さめのシャクナゲのよう。 インテグリフォリアは「全縁の」と言う意味で、鋸歯のある葉がほとんどのバンクシア科の中の少数派のようです。

P2250958グレビレア・ヤマモガシ科 (210x280).jpgP2250959グレビレア・ヤマモガシ科 (210x280).jpg
【グレビレア】ヤマモガシ科
 何と形容してよいか分からない不思議な形の花です。 蕾ももっと奇妙。 やはり、オーストラリアの動植物は他の地域と大きく異なりますね。 

P2250964ケガキ/カキノキ科 (210x158).jpgP2250965 (210x280).jpg
右【ケガキ/毛柿】カキノキ科 実は食用 材も有用
左【アマゾン・リリー】ヒガンバナ科 流通名:ユーチャリス、エウカリス 白い清楚な花は、花嫁さんのブーケなどに人気ですね。 今は、マンガ「ONE PIECE」の中に出てくる王国名と思う人多いかも。

 父がインドネシアに赴任していた折、食事はなかなか口に合わなかったけれど南洋フルーツの大ファンになって帰国。 当時はまだ珍しかったドリアン、マンゴスチン、マンゴー、パパイヤ、などの話を聞いたり、時には買って来てくれて食べ方を教えて貰ったりしていたので、私もこれらの果物(ドリアンを除く)に親しみを感じて育ちました。 また井の頭公園の温室に熱帯植物やカンムリ鳩を見に行くのも楽しみにしていましたので、大人になってまた、このような熱帯植物園にご縁が出来たことを嬉しく思います。


人気ブログランキング
ご訪問ありがとうございます。
ブログランキング参加中です。
1クリックの応援頂けましたら幸いです。
posted by 山桜 at 20:50| Comment(4) | 海浜・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月24日

高尾山6号路ほか

高尾山Green Clean作戦、6号路コースの下見に行ってきました。 ヤマルリソウとハナネコノメの差き具合が気になっていたのですが、ヤマルリソウはポツポツ咲き始め、ハナネコノメやヨゴレネコノメはまだ小さな蕾でした。 暖かい日が続かないと本番はまだ咲かないかなぁ・・・

P2240889ヤマルリソウ (210x158).jpgP2240900ヤマルリソウ (210x158).jpg
【ヤマルリソウ】ムラサキ科ルリソウ属
 ワスレナグサに良く似た花は、蕾〜咲き始めは淡紅色、段々と青みを増して瑠璃色となります。

P2240843ハナネコノメ (210x158).jpgP2240884ヨゴレネコノメ (210x158).jpg
【ハナネコノメ】      【ヨゴレネコノメ】
 随分と名前に差がつけられていて、白い花びらに赤い葯が可憐なハナネコノメは人気者、ヨゴレネコノメは日陰者っぽいですがなかなか渋い魅力があります。

P2240844アズマヤマアザミ (210x158).jpgP2240846アシナガバチの巣 (210x158).jpg
【アズマヤマアザミ・根生葉】 【アシナガバチ・空巣】
 花は地味目の東山薊ですが、根生葉は白い網目模様が入ってなかなかパンチがきいています。 風でめくられた葉の裏に蜂の巣の名残が・・・

P2240850ミヤマシキミ♀ (210x280).jpgP2240852ミヤマシキミ♂ (210x280).jpg
【ミヤマシキミ・雌花(左)・雄花(右)の蕾】ミカン科
 雌花の方が花数が少ないので蕾の状態でも見分けがつきます。

P2240848オニシバリ (210x280).jpgP2240858コナラ (210x280).jpg
【オニシバリ・幼実】     【コナラ・発芽】
先月は黄緑色の花を咲かせていたオニシバリは小さな実を付けていました。 コナラ(どんぐり)は日を受けて真っ赤に染まっての発芽です。

P2240878ナガバノコウヤボウキ (210x158).jpgP2240897コウヤボウキ (210x158).jpg
【ナガバノコウヤボウキ・実と冠毛】【高野箒・実と冠毛】
ナガバノコウヤボウキは側芽からも咲くので花付きが良く、コウヤボウキは頂芽しか咲かないのでやや花も大きく実の冠毛もふんわり豊かで、時にピンク色に染まったものも見られます。

P2240887タチツボスミレ (210x158).jpgP2240898シュンラン (210x280).jpg
【タチツボスミレ】     【シュンラン/春蘭】
今年はスミレの開花がかなり遅れています。 タチツボスミレがやっと2輪ほど咲き始めていました。 春蘭はまだ花芽が顔を出したくらいです。

P2240903 (440x330).jpg
日影に残る雪に浮かぶ雫模様は春の景色

P2240886アオキ (210x158).jpgP2240885アセビ (210x158).jpg
【アオキ・実】       【アセビ/馬酔木】
アオキの実も赤くなってきました。 馬酔木の花は照り葉の陰で目立たないですが、春一番、小さな釣鐘型の花が沢山咲き出して可愛らしいです。


人気ブログランキング
ご訪問ありがとうございます。
ブログランキング参加中です。
1クリックの応援頂けましたら幸いです。
posted by 山桜 at 23:54| Comment(6) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月23日

林芙美子記念館

新宿区立 林芙美子記念館も「染の小道」に協賛していて、表門に暖簾がかかり、ギャラリーに染物の作品も展示もされていました。 勿論「染物」の見学に歩いていたのですが、ついつい大好物の日本建築と素敵なお庭(昨日ご紹介のユキワリイチゲなどが咲く)、センスの良い設えなどに目を奪われてしまいました。 他所に気を取られている後ろめたさから写真もサッと撮りしかできませんでしたが、少しだけご紹介します。

P2230802林芙美子記念館 (440x330).jpg

P2230805林芙美子記念館 (443x590).jpg
お客様の人数によって組み替えられる卓袱台

P2230806林芙美子記念館 (210x280).jpg林芙美子記念館P2230842 (210x280).jpg

P2230810 (443x590).jpg
ギャラリーの中で一番私好みだった作品です。

P2230811林芙美子記念館 (440x330).jpg
6畳の部屋が広く見える(使える)のは、神棚や物入れ等を壁の中に予め組み込んでしまっていること、縁側の幅を広く取っていることからとのこと。 成る程です。
P2230820林芙美子記念館 (210x280).jpgP2230821林芙美子記念館 (210x280).jpg
2段ベッドは、旅をしたシベリア鉄道の寝台車からヒントを得て作ったという書生さんの部屋

P2230812林芙美子記念館 (440x330).jpg
元はお母様の部屋として、後には顔を合わせさせたくないお客様の予備部屋などとして使用とか。

P2230816林芙美子記念館 (443x590).jpg
物入れの戸に更紗模様の生地がお洒落!

P2230818林芙美子記念館 (210x280).jpg林芙美子記念館 (210x280).jpg
お台所            総檜の浴槽

高台のこんな素敵な住まいで静かに暮らせたら素敵でしょうねぇ 無い物ねだりばかりせずに、取り入れられるところは取り入れて、主人の残してくれた家を自分なりにもっと整えて生きていくことに致します。

新宿区立 林芙美子記念館HP 詳しくはこちらのHPをご覧ください。


人気ブログランキング
ご訪問ありがとうございます。
ブログランキング参加中です。
1クリックで応援頂けましたら幸いです。
ラベル:記念館 林芙美子
posted by 山桜 at 23:58| Comment(4) | 記念館・資料館等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ユキワリイチゲ

「染の小道」めぐりの途中に訪れた林芙美子記念館の素敵なお庭で、ユキワリイチゲの群生に出会いました。 先日むさしの自然観察園で咲き始めを見たキクザキイチゲに花は似ていますが、葉は三つ葉形で白みを帯びた赤錆色とでも云うような渋い色合いで斑があり独特です。

P2230841ユキワリイチゲ (443x590).jpg
【ユキワリイチゲ/雪割一華】キンポウゲ科イチリンソウ属
 自生地は西日本〜九州ということですが、栽培は関東でも可能で場所が気に入れば地下茎で増えて群生している様子が見られます。

P2230840ユキワリイチゲ (443x590).jpg

P2230809ユキワリイチゲ (443x590).jpg

 林芙美子と画家のご主人のお住まいはとても素敵でしたのでまた後日ご紹介したいです。


人気ブログランキング
ご訪問ありがとうございます。
ブログランキング参加中です。
1クリックで応援頂けましたら幸いです。
posted by 山桜 at 23:00| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「染の小道」落合・中井

「森の草木染教室」の研修で、新宿区落合(西武新宿線/大江戸線・中井駅周辺)の「染の小道」見学へ行ってまいりました。 協賛している商店街の店先を「のれん」で飾る「道のギャラリー」と、妙正寺川に「反物」を架ける「川のギャラリー」で中井駅周辺は職人さんたちの染物作品で彩られていました。

P2230778 (440x330).jpg

P2230776 (443x590).jpg

P2230772 (440x330).jpg

P2230773 (440x330).jpg

「二葉苑」の工房では、型染め見学
P2230743 (210x158).jpgP2230744 (210x280).jpg
P2230741 (210x158).jpgP2230746 (210x158).jpg
いろいろな型枠、道具類

あちこちの店先を飾る「のれん」には、お店への思いが込められているようでした。

P2230752 (210x280).jpgP2230753 (210x280).jpg
P2230754 (210x280).jpgP2230766 (210x280).jpg

P2230755 (440x330).jpg
P2230788 (210x158).jpgP2230751 (210x158).jpg
お寿司屋さんの暖簾

P2230760 (210x280).jpgP2230761 (210x280).jpg

P2230787 (210x158).jpgP2230782 (210x158).jpg

P2230786 (210x280).jpgP2230797 (210x280).jpg

P2230762 (210x280).jpgP2230803 (210x280).jpg

P2230767 (443x590).jpg
「藍染」の暖簾たち

P2230756 (210x280).jpgP2230757 (210x280).jpg
赤塚不二夫先生お気に入りの洋食屋さんの暖簾、折角素敵な柄なのにエアコンの風に煽られてしっかり見られず残念でした。 

P2230763 (440x330).jpg

P2230791 (440x330).jpg

P2230765 (210x280).jpgP2230783 (210x280).jpg

P2230784 (210x280).jpgP2230766 (210x280).jpg

P2230822 (210x280).jpgP2230823 (210x280).jpg
キャベツ畑・・・よく見るとモンシロチョウやアオムシくんも

P2230827 (440x330).jpg

P2230829 (440x330).jpgP2230908 (210x280).jpgP2230839 (210x280).jpg
大海原からジャンプするシロナガスクジラの身体は大勢の海の仲間から形作られていました。 オリーブオイルとオリーブの木

P2230799 (210x280).jpgP2230800 (210x158).jpg
学生さんの優秀作品の素敵な色合いに誘われて・・・よ〜く柄を見てみたら、ウーパールーパーたちでした! 型にはまらない若い新しい発想っていいですね。 トウキョウサンショウウオの保護活動をされている先輩もいっしょでしたので、その可愛さに共感し盛上りました!


人気ブログランキング
posted by 山桜 at 22:06| Comment(4) | 草木染 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月22日

針葉樹のつらら

針葉樹(コメツガ?)の細く細かい葉からの雫が凍って、繊細な氷柱が出来ていました。

P2200714氷柱 (440x330).jpg

朝日に照らされてキラキラ光っている様子は息を飲むほどの美しさでした。

P2200715氷柱 (443x590).jpg

 主人は、
「たろんぺ(秋田弁でつらら)から雫が落ちるのは春の音だ」
と言っていました。 
 本当に寒い内は雪は溶けず氷柱も出来ないのだそうです。

 去年の今日、散歩に出て道を渡ったガードレールに腰かけたまま動けなくなったKさん。 最後の散歩になってしまいました。 もっともっと二人で歩きながら、いろんな秋田の話も聞いておきたかったなぁ


人気ブログランキング
遊びに来てくださり、ありがとうございます。
ブログランキング参加中です。
1クリック応援、頂けましたら嬉しいです
ラベル:氷柱
posted by 山桜 at 00:00| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月21日

ヤドリギ/宿木・寄生木

白樺の梢に淡黄色と橙色の実を付けたヤドリギをみつけました。

P2200713ヤドリギ (440x330).jpg
真珠を散らしたような淡黄色の実をつけたヤドリギ

P2190718ヤドリギ (440x330).jpg
雪をかぶったオレンジ色の実をつけたヤドリギ

P2200693ヤドリギ (440x330).jpg
【ヤドリギ/宿木・寄生木】ビャクダン科ヤドリギ属
 古名:ほよ、ほや、ほい、/保与、保夜
 半寄生常緑低木(自ら光合成もするので半寄生)

 青い空に白い梢、そこに緑色のヤドリギの丸い塊がぶら下がっています。 木々の葉が落ちた冬の落葉樹の森でヤドリギだけが緑色の生命力を見せている様子を見て、西洋でも人々は神秘的な力が宿っていると感じ「神聖な木」としてヒイラギと共にクリスマス・カードに描いたり、ケルトの宗教行事に用いられたりしています。
 
 クリスマスにヤドリギの下で求めらたキスは拒めないなどの風習が英語の教科書に載っていたのを覚えています。 ヤドリギの英名は mistletoe でしたね。(左上の赤い実はナナカマドの実です)

 日本でもその冬も変わらぬ緑の生命力は古くから親しまれていたようで、万葉集一八巻に次のような大伴家持の歌があります。(天平勝宝二(750)年、正月2日の宴の席にて詠める歌)

(原文の万葉仮名表記)
 安之比奇能 夜麻能許奴礼能 保与等理天
 可射之都良久波 知等世保久等曽

(よみ)
 あしひきの、山の木末(こぬれ)の ほよ取りて
 かざしつらくは 千年(ちとせ)寿(ほ)くとぞ

(意味)
 山の木の梢に生えている「ほよ」を取り、髪飾りにしたのは 千年続く長寿を祈ってこそ

ヤドリギ (440x330).jpg
 遠くから見ると鳥の巣のようにも、ぽっと灯った明りのようにも見えます。

P2200696ヤドリギ (210x280).jpgP2200706ヤドリギ (210x280).jpg

「甘いから食べてご覧」
とのFITの先輩のお言葉に従いヤドリギの実を一粒口に入れると、ほんのり甘いゼリーのよう・・・
「飲みこんじゃ駄目よ、タネだしてね!」
と言われ、慌てて種を摘まみだすと納豆など及びもつかない固く強い糸を引いて大変なことに!! やっとのことで木の股に擦り付けて放すことが出来ましたが、口の中に残った粘々はしつこくて幾ら吐き出しても取りきれず、未だに喉の奥に張り付いている感覚があります。 酷い目に遭いました〜。 ゚(゚ノ´Д`゚)ノ゚。 ウワーン

 木に張り付けた種はまるで鳥の糞そのもの・・・鳥も動物ももう食べようとは思いませんね。 ここから発芽するかなぁ


人気ブログランキング
遊びに来てくださり、ありがとうございます。
ブログランキング参加中です。
気に入って頂けましたら1クリック応援、よろしくお願いします
posted by 山桜 at 00:00| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月20日

皇海山と登山難易度

「あのクレヨンしんちゃんのお尻みたいな山」と指差される特異な山容が際立つ山は、その名も「スカイさん」と印象的。 どんな山なのかと調べてみたら、「日本百名山」であり、何と栃木県内最難関の山でした。 あの切り立った壁をみれば、さもありなんです。

P2190716皇海山 (440x330).jpg
【皇海山(すかいさん)2,144m】(日光市/沼田市)
 体力度「7」、技術的難易度「D」(下記に詳細あり)

 古くは成層火山だったものが浸食により今のような山容になったそうで、その形から笄山(こうがいさん)→皇開山→皇海山と表記が変わり、「皇」が「す(めら)」と読まれて「すかいさん」となったと記されています。

 ここでまた、細かいことが気になる悪い癖が・・・そもそも笄(両端が少し太くなった棒状の髪を纏める道具)には似ていません。 この説明は正確ではなくて、笄で止めて輪のようになった髷「笄髷(こうがいわげ・まげ)」の形に似ているのではないでしょうか? 「笄」に「笄髷」の意味も含まれているので、昔の人は「髷」を直ぐに連想できたのでしょうけれど、今となってはその「笄」自体の意味もあやふやで、その形を思い浮かべられる人はどのくらいいるでしょう・・・。 

 我々の仲間では「コウガイビル」でその名を知っている人が多いかもしれません。 コウガイビルの画像は載せないでおきます。 あまり気持ちの良い姿ではないので・・・^^; 勇気のある人は検索してみてください。

一般的な登山ルートのグレーディング(長野県・群馬県・栃木県など同様の基準)で示される難易度の評価:
【体力度】距離、標高差、歩行時間等の10段階。
 1〜3は日帰りが可能
 4、5は1泊以上が適当
 7、6は1、2泊が適当
 8〜10は2、3泊が適当
【技術的難易度】地形上の特徴、必要な能力等の5段階。
 Aは難易度が低い
 Bは沢や崖を通過、急な上り下り、道が分かり難い場所あり
 Cははしご、くさり場があり
 Dは岩場を通過するのにバランスを取る必要があり
 Eは緊張を強いられる厳しい岩尾根が続くなど難易度が高い


人気ブログランキング
ご訪問ありがとうございます。
ブログ・ランキング参加中です。
1クリック応援頂けたら嬉しく存じます。
 
posted by 山桜 at 22:31| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月19日

影を慕いて

P2190673 (443x590).jpg

 白銀の果て無く続く雪原を影を慕いて一人歩まむ

P2190690 (443x590).jpg

 冬木立あふれる光まばゆくて駆けより来たる君が影揺れ


人気ブログランキング
posted by 山桜 at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月18日

関越道北上中

 トンネルを抜けてないけれど、いつのまにか「雪国」でした。

P2180662 (440x330).jpg

 雪もちらついてきました・・・。 結構積もりそうです。

拙ブログにご訪問ありがとうございます。
ブログ・ランキング⤴にポチッと応援頂けたら嬉しく存じます。

人気ブログランキング
posted by 山桜 at 00:00| Comment(3) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ミチノクフクジュソウ

 昨日の羽生選手の金メダルに因んで黄金色に輝く福寿草の話題です。

 日本に自生するフクジュソウの仲間は、
@フクジュソウ(福寿草)北海道、本州、四国
Aキタミフクジュソウ(北見福寿草)北海道
Bミチノクフクジュソウ(陸奥福寿草)本州、九州
Cシコクフクジュソウ(四国福寿草)四国、九州
4種類あって、その内キタミフクジュソウは北海道の一部、シコクフクジュソウは四国と九州の一部のみの自生、フクジュソウとミチノクフクジュソウの自生地は本州で重なっているので、この2つの内のどちらか調べる時は、萼片の長さを見るのだそうです。

P2110499ミチノクフクジュソウ (443x590).jpg
達人は花色を見れば分かるそうですが、凡人は上から見ただけでは分かりません。

P2110502ミチノクフクジュソウ (443x590).jpg
このように横から見て、萼片が花弁の長さの1/2より短いのがミチノクフクジュソウ。 殆ど同じかやや短いくらいなのがフクジュソウとのこと。 観察園ではミチノクフクジュソウしかみつかりませんでしたが、今年はフクジュソウを見たら、片端から横から覗いてみようと思います。

P2110504ミチノクフクジュソウ (210x280).jpgP2110503ミチノクフクジュソウ (210x280).jpg
あちらからもこちらからも、むくむくと蕾を持ち上げて来ています。

P2110500ミチノクフクジュソウ (210x280).jpgP2110501ミチノクフクジュソウ (210x280).jpg
このように花弁のうらが茶色っぽいのもミチノクフクジュソウの特徴らしいです。 萼片と紛らわしいですが、一番外側の短いものが萼片です。 一面咲きそろう日が待ち遠しいことです。 


人気ブログランキング
posted by 山桜 at 00:00| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月17日

ヽ(*゚▽゚)ノ▽▼☆【金銀おめでとう!】☆▼▽ヾ(゚▽゚*)ノ

 素晴らしい!! 日本の美しい若者達がとうとうやってくれました〜! フィギュアスケート66年振りのオリンピック連覇、日本人金銀メダル受賞、おめでとうございます!! 

 銅メダルのスペインの貴公子フェルナンデス選手が、何度も何度も羽生選手を抱きしめて健闘を称えてくれていたのも印象的でした。 同じコーチの元、ずっと切磋琢磨しながら歩んできた絆の強さを感じます。 間に挟まれた宇野選手がどうしていいやら戸惑っていたのも、18歳の少年らしくて可愛らしかったです。

 それにしても最後の最後まで目の離せない凄い勝負でした。 男がなよなよと踊って気持ち悪い等という人もいますけれど、それはもうよくある白鳥の水面下の足かきの例えの如く、平然と美しく魅せる為の見えない部分の鍛練の賜物、「美と技」を融合させたスポーツ芸術の世界です。 とはいえ、見ているこちらは力が入りっぱなしで、こんなに肩が凝ったのは何年振り、暫く脱力&放心状態でした。

 羽生選手も宇野選手も、時に演技中に垣間見える鬼気迫る表情とリンク外に出た時の憑き物がとれたようなあどけない少年の顔の落差にほっこりして、こちらまで顔が緩んでしまいます。 フェルナンデス選手やP.チャン選手などは余り変わらなく見えるのは、大人の風格なのでしょうか。 鬼神が降りてきて宿る条件が何かあるのかもしれません。 羽生選手は正に陰陽師でしたものね・・・。

 オリンピックの初舞台でラストの重圧に負けず、羽生選手に勝る高い技術点を出した宇野選手のこれからも楽しみです。 既に羽生選手を脅かす存在です。 今はピーターパン風ですが、もう少し背が伸びたらいいなぁと思いつつ、バランスが崩れて苦しむのも辛そうだし・・・いやそれぐらい彼ならきっと克服してくれそうです。

 演技後に羽生選手が右足をさすっていたのが「頑張ってくれた右足への感謝」だったと聞いて、泣けました。 貴乃花が痛めていた膝で武蔵丸との優勝決定戦に出た無理が響いて引退を早めたようなことにならないよう祈っております。 無理しないでと思いつつ、若し完治していて世界選手権に出場できるとしたら、技術点アップの最強プログラムと見てみたいです!(鬼)

 将棋界では国民栄誉賞・羽生善治竜王が藤井聡太五段に負けてしまったのですね・・・同じ日に読みは違えど二人の羽生さんが勝負の日を迎えるとは、何とも不思議な巡り合わせでした。 若し今日「羽生敗れる」のようなテロップが出ていたとしたら心臓に悪かったでしょうね。

ブログランキングバナーもゴールドフレームでお祝いです

人気ブログランキング
posted by 山桜 at 17:27| Comment(4) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

3,343アクセスって??

 昨日2月16日の拙ブログへのアクセス数が「3,343」となって、ビックリしました。 10日にも丁度2,000アクセスという数字が出ていたのですが、流石にピッタリだなんて何かの間違いではと思い驚きつつも気に留めていませんでした。 それが昨日、再度このような数字が出て混乱しております。 何か妙なサーチがはいいているのかもしれず暫く推移を見てみようと思い、休んでいたアクセス数の表示も復活させました。

 昨日3,000アクセスを超えたのは、未だ羽生選手の事を書く前でしたので、羽生くん人気に乗ったわけではない訳で、益々原因が分かりません。 普段はほぼ600〜900アクセス程で推移していましたので、まさかの急増に、もちろん嬉しいことなのですが、訳が割らず戸惑っております。

 理由は分かりませんが、改めまして数多あるサイトの中から拙ブログへお越しいただき、ありがとうございます。 心より御礼申し上げます。 「天地(あめつち)に遊ぶ」のタイトル通り、山桜と共にゆったりと自然の理(あめつちのことわり)の中で遊んで頂けたら嬉しく存じます。

 Google analyticsにも登録しつつ殆ど見ていなかったので恐る恐る解析を確認すると、アメリカ、トルコ、ドイツ、フランス、台湾、中国、香港、キプロス等(過去90日アクセス数順)からのアクセスがあり嬉しくなりました。 日本語を学ばれている方なのか、そちらに住んでいらっしゃる日本の方なのか、どちらにしても遠い異国から日本の片隅発信の拙ブログにご興味を持っていただき、ありがたいことです。 このような所がネットの素晴らしさですね。 コメント頂けて交流が出来たら、更に嬉しく存じます。 日本語の分かる方々でしょうけれど、英語でしたら何とか分かりますので、お声が届きます日をお待ちしております。


人気ブログランキング
ご訪問ありがとうございます。
ブログランキングに参加しております。
応援頂けましたら嬉しく存じます。
ラベル:アクセス数
posted by 山桜 at 12:05| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月16日

美しい姿に鬼神の魂

 感動を表す比喩に「鳥肌が立つ」とか「総毛立つ」は誤用なのだと知りつつも、今日の羽生選手の3か月前の怪我を見事克服しての圧巻の演技を目にして、ジャンプする毎に総毛立ち、スピンの美しさに息をを呑み、ステップの華麗さに鼓動は高まり、フィニッシュを決めた時には正に耳の産毛まで総毛立ち、身震いするほどの感動に襲われました。 浅田真央選手のソチでのフリーの演技を見た時は涙が止まりませんでしたが、今回は息が止まるかと思いました〜(危ない)。

 私は元々それ程特別な羽生ファンではありません。 その頼りなさげな中性的容貌(最初に彼を目にした時、ケロに、
 「エヴァンゲリオンの碇シンジにそっくり!」
と言ったのを覚えています)ちょっと生意気な俗にいう「ビッグマウス」ぶりがアンバランスでしたし、熊のプーさんを抱えてるのもオイオイという気持ちでした。 また、浅田真央選手を苦しめたライバルと同じコーチというのも、ちょっと気に入らなかったのです。

 しかし、容貌は生まれつきで彼の所為ではなく、たまたまあのフェミニンな姿に鬼のような闘魂が宿ってしまったという奇跡・・・。 いや、考えてみれば、日本の英雄は、ヤマトタケルノミコトにしろ牛若丸/源義経にしろ、羽生選手と同じ、

 「両性具有的美しい姿に鬼神の魂宿る」方々でした。

 こういう姿の英雄は、昔から日本人の大好物だったのですね。 そして、不運・逆境に耐えて偉業を成し得てきた所も共通しています。

 羽生選手は、次のフリーの結果がどうであれ、既に永遠に語り継がれる稀代の伝説的英雄の一員でしょうけれど、是非、オリンピック2大会連続金メダルで、また一人、日本の伝説的の美しい英雄に成って欲しいものです。 


人気ブログランキング
ご訪問ありがとうございます。
プーさんでなくてごめんなさい。
1クリックで応援頂ければ幸いです。
 
posted by 山桜 at 16:20| Comment(4) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月15日

冬芽その5「バンザイ」

 小さな冬芽たちの姿を借りて、冬季オリンピックで日本選手の活躍に「バンザ〜イ!!」のお祝いを!!

P2110517シナレンギョウ (210x280).jpgコバノガマズミ (210x280).jpg
左【シナレンギョウ/支那連翹】モクセイ科レンギョウ属 
  中国原産日本育ち、この際応援してもらいましょう!
右【コバノガマズミ/小葉莢蒾】レンプクソウ科ガマズミ属
  ちょっと開きかけの姿が可愛い「バンザ〜イ!!」

P2110491マルバノキ (210x280).jpgP2110493マルバノキ (210x280).jpg
【マルバノキ/丸葉の木】マンサク科マルバノキ属
 真っ赤に興奮した「バンザ〜イ!!」 興奮して開きそうになってます?

DVC00546トチノキ冬芽 (210x280).jpg
【トチノキ/栃、橡】ムクロジ科トチノキ属
 トチノキの冬芽は余り低い位置では見られないのですが、これは実生の幼木の先端の控えめな「バンザ〜イ!」

P1109895ミズキ冬芽 (440x293).jpg
【ミズキ/水木】ミズキ科ミズキ属
 これはちょっと反則で、枝の先が折れてしまったのがおどけた表情に見えて「バンザ〜イ!!」


人気ブログランキング
ブログランキングに参加しています。
1クリックで応援頂けたら、私も「バンザ〜イ!」です
ありがとうございます。
posted by 山桜 at 19:24| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月14日

バレンタイン・ディの朝

 朝、横に座っている元気でちょっと若い感じの主人と普通に話をしているところで目が覚めました。 あまりにも自然で日常で、目が覚めてそこに主人の姿が見えないことが不思議なくらいでした。 残念なことに、何を話していたのか、
「夢だったんだ・・・」
と思った瞬間に記憶がすうっと消えいってしまいました。 

 どちらか先に死んだ時は、死後の世界はどんな所か教えに来ること約束していたのに、忘れちゃったんだろうな。 そういうこと、み〜んな忘れてしまう人でした。 大好きだったりんごチョコを供えたお礼にちょっとだけ顔を見せてくれたのかな。 

 去年のバレンタインには、ケロから手足が冷える主人の為に、あったかふわふわの靴下とズボンのプレゼントが送られてきて、
「ケロは優しいなぁ 俺は幸せだなぁ」
と大喜び。 
「ケロにお礼の写メを送るよ〜」
と私が言うと、プレゼントに顔をうずめ照れくさそうに笑ってくれました。 
「はい、もっと嬉しさいっぱいに〜!」
と言うと、手足をバタバタさせて全身で喜びを表現するので、可笑しくてお腹が痛くなるほど笑ったっけ。 こちらも笑っていてピントのずれたボケボケの写真は、それきり未だ見ることはできません。

 普段眉間に皺を寄せて難しそうな顔を見せることも多かったけれど、本当はこうしておどけてふざけるのが大好きな、とってもとっても可愛い人でした。 また笑わせに来てくれないかなぁ。 


人気ブログランキング
posted by 山桜 at 22:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月13日

残雪の景信・堂所・明王峠・陣馬高原下

 「雪を踏みしめて歩く景信山ハイキング」本番は、下見からの1週間でかなり雪が溶けていましたが、踏み固められた雪がカリカリに凍った部分もまだまだ足が沈むほどの雪の残る所もあり、初めて軽アイゼンを付けて歩かれる方にも良い練習になりました。 足元の不安が無くなり、快適に歩けることを実感して頂けたと思います。 本番は休憩時くらいしか撮影できませんので、数枚ですがご紹介します。

P2130599富士山fr景信山 (440x330).jpg
景信山山頂休憩所からの富士山

P2130600 (440x330).jpg
富士山左(西丹沢)大室山  加入道山

P2130603富士山fr明王峠 (440x330).jpg
明王峠からの富士山 富士山に雲の帽子が・・・

P2130604ウグイスカグラ (443x590).jpg
【ウグイスカグラ/鶯神楽】スイカズラ科スイカズラ属
 先週よりすこ〜し伸びて膨らんだかな? 

P2130606景信山ハイク (210x280).jpgP2130612景信山ハイク (210x280).jpg
下見後の降雪もなく雪が溶け土の部分が増えていました。 日本海側の大雪を少し分けて貰えたら・・・

P2130611ツクバネ (210x280).jpgP2130615ツクバネ (210x280).jpg
【ツクバネ/衝羽根】ビャクダン科ツクバネ属
下見では気付かなかったツクバネの実が沢山ぶら下がっていました。 先月の大楢峠からの尾根道では見つけられなかったので、ここで出会えてラッキー! 急いで撮ったのでピンボケやら羽が欠けているやら・・・でも嬉しかったです。

やはり今日もアイゼンを外して林道に出てからの道が一番滑って気が抜けませんでした。 いっそスケーティングでと滑りたくなるくらいなツルツル箇所も。 気が張ってカラカラになった喉には・・・
P2130614山下屋 (210x158).jpgP2130613山下屋 (210x280).jpg
ビールが染みわたって美味しいこと! この為に今日歩いてきたようなものですね〜 ウドの天ぷら、きのこ炒めなどのアテも美味しかったです。 (山下屋さんはご主人お一人で切り盛りされているので、大勢で入店の時はバスの時間もありますし、お蕎麦を頂くのはなかなか難しいようです。)

12月〜2月の冬のハイキングもお陰様で無事に終わり、3月は春の妖精たちに出会えるのが楽しみです。


人気ブログランキング
ご訪問いただきまして、ありがとうございます。 
楽しんでいただけましたら、バナーを1クリック、
拙ブログにご投票賜れれば幸いです。
posted by 山桜 at 23:20| Comment(10) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月12日

平昌五輪・選手ファーストではないのか?

 オリンピック開催地に立候補するって、何が目的だったのでしょう?  冬季競技に相応しい土地だとPRし、選手が実力を発揮してくれるように全力で準備するって約束したのではないのでしょうか? 

 スキージャンプもスノボー競技も、あの吹き流しが真横に音を立てて吹きすさび雪煙が上がる中、選手は次々と空中に身を投げ出していきました。 本来の力を発揮する均等な機会は与えられずの運任せ、ゼッケンが風をいっぱいに受け風に煽られ流され、バランスを崩し斜面に叩き付けられる様子は、何年も努力を重ねこの日を夢見ていた選手たちにとって余りにも残酷で見るに堪えない姿でした。 見事な技に目を見張り拍手を送りながら応援したかったのに・・・。

 選手が身の危険を感じたり、応援している人達が無事故を祈ったり、そんな競技会は異常です。 スポンサーの意向が第一で、選手の事は二の次で競技日程や競技時間を決めるなんて、とんでもないことです。 東京五輪も色々な工夫をしているとは聞きますが、この酷い事態を教訓に、今からでも真夏の開催を秋に変更すべく働きかけられないものでしょうか。 10月10日のあの抜けるように美しかった秋空よ、もう一度です。 


人気ブログランキング
posted by 山桜 at 19:46| Comment(4) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月11日

キクザキイチゲの目覚め

 建国記念日、青空に日の丸が翻るのを眩しく仰ぎながら観察園の当番に訪れると、雪が解けて積み重なった落ち葉の下から、春の妖精「スプリング・エフェメラル(春の儚き命)」キクザキイチゲが、一族に先駆け、あちらこちらで目覚め始めていました。

<2018-02-11 むさしの自然観察園
P2110498キクザキイチゲ (443x590).jpg
【キクザキイチゲ/菊咲一華】キンポウゲ科イチリンソウ属

 自生地では根雪の溶けだす頃一斉に咲き出すので、今年の大雪はお好みだったのかもしれません。 好きな場所に移動してしまうので、ここで咲いて欲しいと思う所に留まってはくれませんが、毎年どこに顔を出すのか見つける楽しみはあります。 暫くは気付かず踏んでしまわないように気を付けながら、目覚めを見守っていきましょう。
 
 暫く観察園に行けそうもないので、一昨年の開花した姿をこちらに載せておきます。<2016-03-06 日影沢>
P3080404キクザキイチゲ (210x140).jpgP3080405キクザキイチゲ (210x140).jpg
 今年の花に出会えたら、またご報告いたしますね。


人気ブログランキング
ご訪問いただき、ありがとうございます。 
花よ咲けと、バナーを1クリック、
拙ブログにご投票いただけますれば幸いです。
posted by 山桜 at 21:26| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月10日

冬芽その4「やじろべえ」

 春、黄色の小花を少しずつ時期をずらせ競うように咲かせるクスノキ科クロモジ属の木々は、冬芽も良く似たヤジロベエ型のものが多いのですが、よく見るとちょっとずつ個性の違いがあります。

PC279774アブラチャン (207x310).jpgP2060463アブラチャン (210x158).jpg
【アブラチャン/油瀝青】クスノキ科クロモジ属
 アブラチャンの花芽は拳骨グー型です。
 花柄が長めで私にはボクサーに見えます。
 樹形は株立ち、赤茶色の明るい樹肌、
 沢沿いなど水気の多い所に良く生えています。

P2090487クロモジ (210x140).jpgP2090162クロモジ冬芽 (210x140).jpg
P2090163クロモジ冬芽 (210x140).jpg
【クロモジ/黒文字】クスノキ科クロモジ属
 アブラチャンより葉芽が細くスッキリしており、
 花芽の先が玉ねぎやキューピーさんの頭のように
 チョンと尖っています。 ちょっとヤジロベエ
 としては一番バランスが悪そうですね。
 若い枝は緑色に黒い模様が文字のように見えます。
 枝の香りは一番強いです。
 蕾の尖がりを和服の袖先と見做すと私には
 烏帽子をかぶった陰陽師にも見えて来ます。
 樹肌に文字が浮かぶところも呪文のようで。

P1280268シロモジ冬芽 (210x280).jpgPC028993シロモジ (210x280).jpg
PC028992シロモジ (210x280).jpg
【シロモジ/白文字】クスノキ科クロモジ属
 クロモジと良く似た冬芽(葉芽と花芽2つ)ですが、
 葉芽がクロモジよりずんぐりして短めです。
 その分、バランスは良さそうです。
 こちらはピエロっぽいような。

PC090486ダンコウバイ (207x310).jpg
【ダンコウバイ/壇香梅】クスノキ科クロモジ属
 同じクスノキ科クロモジ属で、
 シロモジと似た3裂葉を持ちながら、
 ヤジロベエ型にはならずに、
 花芽に殆ど柄がなく枝に直接ついて見えます。

 この子たちがキラキラと咲きこぼれる春ももう直ぐ・・・

 ふりそそぐ光のごとく咲く春を共に見ゆるは叶わぬ望み
                      (山桜)


人気ブログランキング
ご訪問いただき、ありがとうございます。 
花よ咲けと、バナーを1クリック、
拙ブログにご投票いただけますれば幸いです。
posted by 山桜 at 21:05| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月09日

冬枯れの華

P2060485コウヤボウキ (440x330).jpg
【コウヤボウキ/高野箒】キク科コウヤボウキ属
今年は薄紅色に色づいたコウヤボウキの冠毛をあちこちで見かけました。 零下10℃などまで下がった寒さのせいなのでしょうか? まるで頬紅を含ませた刷毛のようにも見えます。

P2060482カシワバハグマ (440x330).jpg
【カシワバハグマ/柏葉白熊】キク科コウヤボウキ属
コウヤボウキに近い仲間のカシワバハグマも似たような冠毛つきのタネを飛ばした後、残った総苞弁が冬枯れの華となっていました。


人気ブログランキング
posted by 山桜 at 21:55| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月08日

雪の下からエノキダケ

 「きのこ」と言えば、殆どの人は春〜秋に顔を出すものと思われているでしょう。 私も同様でしたので、塾長から未だ雪の残る園内にエノキダケが出ていると聞いて驚きました。 

 エノキダケは別名「ユキノシタ」とも呼ばれる、晩冬〜早春の低温時期に発生する「きのこ」なのだそうです。 私たちの食卓上でお馴染みの白いエノキダケは光の当たらない場所でモヤシのように育てられていますが、野生の姿は別物です。

<2018-01-30 むさしの自然観察園
P1300274エノキダケ (443x590).jpg
【エノキダケ/榎茸】
 茶色い傘は、大きいものは500円玉くらいもありました。

P1300273エノキダケ (440x330).jpg

 おそらく森でこのきのこを見ても、今のところ私はあのエノキダケとは断言できません。 まだまだ修業が足りません。

P1300272エノキダケ (440x330).jpg

 このくらいの幼菌ですと、あのモヤシエノキの面影もありますね。 ヒョロヒョロのモヤシエノキは、細長い柄の部分も頂きますが、野生のエノキの柄は固いので傘に近い部分だけが良いそうです。 若しかすると柄も食べられるようにする為にモヤシ的栽培をしているのかもしれません。

P2040379エノキダケ (440x330).jpg

 数日後に育ったものを少しずつ頂いて帰り、例によってきのこ名人伝授のお湯洗い下ごしらえをして・・・

 あ、柄の下の方が黒くなっているのが分かりますね。 これがエノキダケの同定ポイントの一つだそうで「アシグロナメコ」の別名もあるそうです。 別名が多いのは、昔から人々利用されてきた証拠です。

P2040385エノキダケ (210x158).jpg 「酢の物が美味しいよ」
と伺っていたのですが、余りにも寒いので汁物にしてしまいました。 ナメコのようにぬるみが合って身体がホカホカと温まりました〜 ご馳走様でした


人気ブログランキング
ご訪問いただきまして、ありがとうございます。 
バナーを1クリック、
拙ブログにご投票いただけましたら幸いです。
posted by 山桜 at 00:00| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月07日

雪上の足跡

P2060423雪上足跡 (440x330).jpg
これは タヌキ かな?

P2060476雪上足跡 (440x330).jpg
こちらは イタチ ?

P2060439雪上足跡 (440x330).jpg
これは ノウサギ でしょう。 兎も真新しい雪の上を歩くの好きなんですね〜
P2060477雪上足跡 (440x330).jpg
P2060475雪上足跡 (440x330).jpg
楽しそうにあちこち雪の上を跳ねまわっていた兎の姿が見えて来るようです。


人気ブログランキング
ご訪問ありがとうございます。
ブログランキングに参加しております。
1クリック応援、賜れましたら幸いです。
posted by 山桜 at 23:49| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月06日

景信山雪深し

 ハイキングの下見で訪れた景信山への道を行けば、
P2060388雪木立 (440x330).jpg
真っ白な丘から真っ青な空に向かって伸びゆく木々の枝先は、ほんのり色づいて春の気配。

P2060399霜柱 (443x590).jpg
かと思えば、足元の霜柱はまだまだキラキラと健在で、

P2060402雪道 (210x280).jpgP2060403雪道 (210x280).jpg
山道は雪、また、雪の白銀の世界のまま

P2060404 (440x330).jpg
景信山から臨む奥多摩の山々も雪化粧

P2060408富士山 (440x330).jpg
富士山は静かに聳えるも、吹き付ける強風が雪煙を巻き上げる

P2060413スカイツリー (440x330).jpg
遥かに広がる関東平野にはスカイツリーが浮かぶ
ここで流石に安全の為、軽アイゼンを装着

P2060414雪道 (210x280).jpgP2060416雪道 (210x280).jpg
P2060419雪道 (210x280).jpgP2060420雪道 (210x280).jpg
更に雪深くなる道、気温も下がり、足音はザクザクからギュッギュッに

P2060421雪木立 (443x590).jpg
葉を落としたカジカエデの樹形に、こんなだったかと驚く

P2060422雪道 (440x330).jpg
スノーボーダーだったら飛び込んでいきたいようなふわっふわの雪 
いやいやダメダメ、飛び込んでは行けません!
そういう人がいるからかな、ロープ張りが増えていました。

P2060427 (210x280).jpgP2060431 (210x280).jpg
P2060433 (210x280).jpgP2060442 (210x280).jpg
真新しい「堂所山」の標     元は雪だるま?

P2060443明王峠雪 (440x330).jpg
雪に埋もれる明王峠の小屋

P2060446富士山 (440x330).jpg
明王峠からの富士山 

P2060473 (210x158).jpgP2060469ウグイスカグラ (210x280).jpg
ベンチで昼食も寒くて15分で出発  蕾膨らむウグイスカグラ

P2060465雪道 (443x590).jpg
底沢峠に戻って陣馬高原下へ下る

P2060456雪道 (210x280).jpgP2060466雪道 (210x280).jpg
この斜面は更に雪が深く

P2060479 (443x590).jpg
アイゼンを外して滑り降りたい衝動にかられる

楽しかった雪道も林道が近づくにつれ土や石が表れだし、林道に残る雪は踏まれて溶けてまた凍ってツルツル、既に軽アイゼンは外していましたので今日一番緊張した難所はこの林道でした。 やがて陣馬高原下バス停手前のお蕎麦屋さんが見えて来ましたが・・・

P2060462蕎麦屋山下屋 (210x158).jpgP2060464アブラチャン (210x158).jpg
「山下屋」さん    アブラチャンに花芽がいっぱい!

下山後の楽しみ、「山下屋」でバス待ちの一杯は、臨時休業中で残念ながらできませんでしたが、ザラメ雪からふわふわの新雪さながらの雪まで、色々な雪の感触を心行くまで味わえた山歩きでした。 本番までいい雪が残り、雪道歩きの楽しさをお伝えできますように・・・。


人気ブログランキング
ご訪問いただきまして、ありがとうございます。 
楽しんでいただけましたら、バナーを1クリック、
拙ブログにご投票賜れば幸いです。
posted by 山桜 at 22:01| Comment(10) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月05日

「行かないで」

 去年の今日は、今年の新年観察会の為の同期会での最初の下見日でした。 
 前の晩までは、割に元気で明るく、
「行ってきていいよ」
と言っていた主人でしたが、当日の朝、目を見合せながら、
「本当に大丈夫? Kさんが居て欲しいのなら、私は行かないのよ」
そう言うと、ちょっとうな垂れ考えて、やがて恥ずかしそうに、
「行かないで、やっぱり居て・・・」
 こんなに素直な主人は今まで見たこともなく、私は迷わず行くのを止めました。 参加できなくなったと仲間にメールを打ちながら、涙がぽたぽた、こぼれ落ちたのを覚えています。

 例えようのない辛い痛みとそれを抑える医療麻薬による睡魔や幻覚・・・。 どれだけ不安だったことでしょう。 独りで残されるのは堪らなく寂しかったことでしょう。 そんな人を置いて出掛けようとしていた私。 思い出すだけでも胸が苦しく締め付けられます。 何度謝っても、後悔しても、もう2度とあの貴重な、家の窓辺の陽だまりに二人一緒に並んで居られた日々は戻っては来ません。

 やっともう大丈夫、前向きに生きていけると思え始めていたのに、2月が来て、24日の入院までの日々がカウントダウンされていくように思い出され、足元から崩れ落ちそうな歪んだ落ち着きのない不安に囚われます。 自然の中に出掛けよう。 籠の鳥だった人が、どんなにか行きたかったであろう、あの山々へ。 
posted by 山桜 at 00:00| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。