2018年04月12日

岩尾根で生きる イワウチワ

 3月〜4月にかけて、私にとっては人生の山場というか越えねばならない峠が2つ重なってしまい、山の春の花たちに出会っていながら、ブログに上げることもままなりませんでした。 だいぶ掲載が遅れてしまいましたが、例年なら今頃開花することが多いので、ギリギリセーフでしょうか。 (5月1日に記事を上げましたが、2度目の撮影日の4月12日に移動しました。)

 風の強い尾根道の足元の崖縁に咲いていた可憐な花。 花言葉の一つは「適応力」だそうで、こんな厳しい環境で風にも負けずぴったりと岸壁に張り付いて咲いていました。

<2018-04-06 馬頭刈尾根 東京>
P4062524イワウチワ (443x590).jpg

肉眼ですと、葉がもっとピカピカに光って見え、最初の株は花が落ちていたので、
「イワカガミ? 早すぎない?」
と思ってしまいました。 イワウチワとしても、例年より2週間ほど早い開花です。

P4062483イワウチワ (443x590).jpg
【イワウチワ/岩団扇 Shortia uniflora】
 イワウメ科 イワウチワ属 日本固有種

 岩場に咲き、葉形がウチワのように丸いことによる命名。
 葉形は変異が多いようで、区別して違う名前をつけている分類もあります。

P4062486イワウチワ (443x590).jpg

後姿も可憐です。 というか、崖の上から撮ると、下向きなので殆ど後姿しか撮れないのですが、花の作りや草姿が良く分かって、結構気に入っています。 

<2018-04-12 鋸尾根 東京 奥多摩>
P4120303イワウチワ (210x280).jpgP4120348イワウチワ (210x280).jpg

こちらは一週間後の別の尾根の花。 足場に注意するのが精一杯、殆ど真っ白の花に光が差していて飛んでしまいました。


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posted by 山桜 at 22:26| Comment(10) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

カタクリ咲く御前山〜鋸尾根(2)

                    
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(更新日の6月25日から本来の日付4月12日に移動しました。)

お昼休みの後、芽吹いたばかりの新緑が綺麗で、そればかり写しておりました。
<2018-04-12>
P4120265 (210x158).jpg P4120268 (210x158).jpg
【ハウチワカエデ?】        【ツツジの仲間?】

P4120276 (210x280).jpg P4120296ウリカエデ (210x280).jpg
【イヌブナ】               【ウリカエデ】

P4120280 (440x330).jpg
【ナガバノスミレサイシン】

P4120282 (210x280).jpg P4120283 (210x280).jpg
【急な階段】雨の日は特に要注意 【オクモミジハグマ】

P4120286 (210x280).jpg P4120285 (210x280).jpg
【 ? スミレ】

P4120291 (210x158).jpg P4120292 (210x158).jpg

P4120293 (218x290).jpgP4120302 (210x158).jpg

P4120297 (443x590).jpg
【芽吹き柔緑の道】

P4120305イワウチワ (443x590).jpg

P4120303イワウチワ (210x280).jpg P4120304イワウチワ (210x280).jpg
【イワウチワ】 馬頭刈尾根のものはピンクでしたが、こちらは白い花でした。

P4120306鋸尾根 (443x590).jpg
【鋸尾根】久しぶりに「山に登った!」と思える手ごたえある楽しい道でした。
 
P4120309 (440x330).jpg
【天聖神社】

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【大天狗さま、小天狗さま】 が祀られています。

P4120310ヤマツツジ (210x280).jpg P4120312 (210x280).jpg
【ヤマツツジ】

P4120313 (443x590).jpg
【鋸尾根】 岩場や鎖場もあり、なかなかワイルドなコースなのですが、危険なのでそういう場所で写真撮っている余裕なし。

P4120317ヒナスミレ (210x280).jpg P4120321 (210x280).jpg
【ヒナスミレ】         【シロバナタチツボスミレ?】

P4120323 (443x590).jpg
【何サクラ?】

P4120325イカリソウ (210x158).jpg P4120326イワヤツデ(タンチョウソウ) (210x280).jpg
【イカリソウ/碇草】 【イワヤツデ、タンチョウソウ/丹頂草】

P4120327 (443x590).jpg
さぁ、橋を渡って駅はすぐそこです。 
この日のふりかえりは、奥多摩駅2階のお店で生ビール!


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posted by 山桜 at 00:00| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

カタクリ咲く御前山〜鋸尾根(1)

                    
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(4月に書けず、6月25日、やっと思い出し書きしました。  蒸し暑さの中、春の山の息吹をどうぞ…)
(本来の日付 2018-04-12 へ移動しました。 2018-08-06追記)

今年は既に里山のあちこちでカタクリを見たので、もう終わってしまったのではないかと危ぶんでいましたが、流石は奥多摩の春は未だ遅く、カタクリもまだまだ沢山の蕾が残る状態でした。

 JR奥多摩駅からバスに乗り奥多摩湖バス停で降り、ダムの堤防の上を渡ります。 私はあまり脚下が真っ直ぐに落ちている場所は得意ではないので、下は見ずに山を仰ぎ見て・・・ 眼前にこれから登る山の木々が、ふわりと色とりどりの柔らかな芽吹きをまとっていました。

<2018-04-12>
P4120157惣岳山? (443x590).jpg
これは惣岳山?

P4120159 (440x330).jpg
その奥が御前山でしょうか?

P4120160 (440x330).jpg
カメラをどちらに向けたか忘れてしまいましたが、こちらは未だ芽吹いたばかりの木々と桜の淡い点描画の世界。

P4120163 (480x640).jpg
頑張って下の方にも目を向けてみました・・・芽吹き時の緑の綺麗なこと…真下を見なければダイジョウブ

P4120333 (210x280).jpg P4120335オトメスミレ (210x280).jpg
落ちていた【イタヤカエデの花】    【オトメスミレ】

サス沢山にとりつくと、いきなりの急登りが続きます。 ここでバテたり足が攣ったりしないように、のんびりと可愛い花や木々の芽吹きを楽しみつつ、ゆっくりと身体を温めながら登ります。

P4120171 (210x158).jpg P4120178 (210x280).jpg 
木々越しに向こう岸の山が見えます。 青い空も梢越しに覗いて見えます。

P4120179イヌブナ (440x330).jpg
【イヌブナ】の芽吹き 青い空をバックに銀色の毛をまとったシルエットが光ります。

P4120180ブナ (210x280).jpg P4120181モミ (210x280).jpg
落葉広葉樹の【ブナ】 と 常緑針葉樹の【モミ】 を仰ぐ

P4120183 (210x158).jpg P4120184 (210x158).jpg
木立の向こうに奥多摩湖がチラチラと・・・あ、見えました!

P4120185奥多摩湖 (443x590).jpg
【奥多摩湖】 見晴らしのいい場所です。

【ミツバツツジ】
P4120189ミツバツツジ (440x330).jpg

P4120190ミツバツツジ (210x280).jpg P4120191サス沢山 (210x280).jpg
【ミツバツツジの葉】花が終わった後に葉先に三枚の葉が展開します。
【指(サス)沢山】標高940mあるのに奥多摩では、この扱い。 
           手書きの看板に感謝です。

P4120339エイザンスミレ (210x280).jpg P4120192エイザンスミレ (210x280).jpg
【エイザンスミレ/叡山菫】花は白〜淡紅色 葉が細裂する

P4120197ヒナスミレ (210x280).jpg P4120198ヒナスミレ (210x280).jpg
【ヒナスミレ/雛菫】花芯黄色目立ち花弁の先の色が濃い

いよいよお目当てのカタクリが登場し始め、上りの苦しさも忘れそう?
P4120235カタクリ (443x590).jpg
P4120218カタクリ (443x590).jpg
【カタクリ/片栗】 

次々と出会うカタクリの花、どれもみな表情が違っていて・・・ 
P4120221カタクリ (210x280).jpg P4120219カタクリ (210x280).jpg

もういい加減やめようと思いつつ、次々と写真を撮ってしまう。
P4120261カタクリ (210x280).jpg P4120262カタクリ (210x158).jpg

人々があれ程魅了される理由が良く分かった春となりました。
P4120275カタクリ (443x590).jpg

P4120231 (210x158).jpg P4120200トリカブト (210x280).jpg
P4120237 (210x280).jpg P4120236 (210x280).jpg
【ニリンソウ】           【トリカブト】
本当に同じ場所に隣り合って生えているので、よく見れば葉の質感も色合いも違うことは分かっていても、山菜としてニリンソウを摘むときに、猛毒のトリカブトの葉が紛れ込んでしまうことはあるかもしれません。 罪作りな植物です。

P4120234 (443x590).jpg
P4120228 (210x280).jpg P4120230 (210x280).jpg
【コバイケイソウ】         【ハシリドコロ】
こちらはどちらも、あの貪欲な鹿も食べ残す「毒草」です。

何だか毒草が続いてドキドキした後は、可憐な花たちの姿で心を鎮めましょう。 
P4120239コガネネコノメ (210x280).jpg 左の花は、ハナネコノメ、ヨゴレネコノメ、ヤマネコノメなどの仲間で、黄色の小花が鮮やか!  他のネコノメソウの仲間が渓流沿いの湿気の多い所を好みますが、この子は山頂近くの斜面に咲いていました。  この辺りのネコノメソウの仲間では一番レア、ここで出会えてよかった…。


【コガネネコノメ/黄金猫の目】

P4120242ミツバコンロンソウ (210x280).jpg P4120342ミツバコンロンソウ (210x280).jpg
【ミツバコンロンソウ/三葉崑崙草】

P4120247惣岳山への急登 (210x280).jpg P4120250惣岳山 (210x280).jpg
あと一息、惣岳山への急登!  【惣岳山(1348.5m)】登頂

息を整えてふと見ると、小さな可憐なこの花は・・・ああ、大好きなあの子、
P4120251ヒゲネワチガイソウ (210x280).jpg P4120343ヒゲネワチガイソウ (210x280).jpg
【ヒゲネワチガイソウ/髭根輪違草】

P4120257 (218x290).jpg 謎の穴に簡単なフタ? 何か出て来そうな井戸のような怪しい穴は一体? 看板か道標を立てる為の穴だとは、同行スタッフの意見。 それにしても、こんなに雑な感じで放置しておいて良いものなのかと。 夜行性の動物なら、落ちてしまうかも? それとも、実は落とし穴式のワナ? さて、この後、どうなったのでしょう? 






そして俯いている控えめなこの子は、
P4120259アズマイチゲ (210x280).jpg P4120260アズマイチゲ (210x280).jpg
【アズマイチゲ】

俯いている子たちを見ていたら何だか眠くなって…ここらで私も休憩です。 
(後半に続く)


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posted by 山桜 at 00:00| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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