2018年04月29日

クチナシグサ発見!

 良く歩いていた道から思いついて少しそれた道を下り、とある池畔を巡っていたら初めて見る草に出会えました。 地を這う長い茎の先が立ち上がり、対生の細長い葉の腋から花柄を伸ばし、1cmもない程の小さなゴマノハグサ科タイプの白い花を付けています。

<2018-04-27 狭山丘陵> 絶滅危惧II類(VU)
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【クチナシグサ/梔子草
  Monochasma sheareri (S.Moore) Maxim.】
 ハマウツボ科(前ゴマノハグサ科)クチナシグサ属

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花の後ろに見える「実の形」が「クチナシの実」に似ていることからの命名です。

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蕾の状態で見ると、花の周りの葉のようにみえていたのが4枚の萼片とその基部に付く2枚の苞だったことが分かります。 花柄が伸び出している所が本当の披針形の葉の付け根(葉腋)です。 葉は少しざらついた感触です。

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 花後、この萼片が、葉長(2.5〜3p)と同じぐらいまで長く伸び出し、更にクチナシの実の形に良く似て来ます。 実の成長過程を観察にまた訪れて続報を書きますね。

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 草姿全体を見ると、四方八方に長く(20cmくらい)茎を這わせているのが分かります。 根元の葉はうろこ状とのことですが、そこは確認していませんでしたので、次回こそ。

 今年沢山出会えたギンランと同じように、アズマネザサを刈り取った跡に生えていました。 里山の手入れをすることで甦ってくる種族なのでしょう。 笹類の根に半寄生する植物なので、今はゴマノハグサ科からハマウツボ科に移動して分類されています。

 この世には、こんな直ぐそばにも、まだまだ見たことの無い植物、生物が満ち溢れています。 「毎日が発見!」と思うと、時々もたげる「十分生きたかな、もう、いいかな…」という弱気な心が引っ込んで、生きる気力が甦って来ます。 今日は何に出会えるかな!?


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posted by 山桜 at 22:10| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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