2018年11月02日
奥多摩不思議空間(3)湖に浮かぶ橋
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タイムスリップしたような不思議な感覚を抱いたまま湖沿いに歩き続けると、
対岸の赤い橋、湖に消えていく細い岬などに、水底に沈む前の村落の姿の糸口が見える気がしました。
北向きに見ているのに北が下で湖の位置が実際に見えているのと逆という、頭が捩れそうな不思議な地図。 どうしてこの向きに描く必要があったのか、全く理解出来ません。 「責任者は誰!?」 と言っても仕方ないので、道しるべに従って湖の方へ下ります。
急な階段を下っていくと、樹林の間から眼下に青い湖が見えて来ましたが、浮橋の袂はぐるっと回った先で結構遠いのですよ・・・。 いろいろ不思議なことばかり。 どんな理由があるのでしょう?
やっと辿りついた通称「ドラム缶橋」は、既にドラム缶で出来た橋ではなくなって久しく、正式名称は「麦山浮橋」といいます。
水面に浮かぶ橋は、水の上を歩いてみたいという夢を叶えてくれます。 但し、ちょっと安定し過ぎていてスリル感は不足ですが、安全第一ですからしかたありませんね。 それでも橋の上で左右に広がる景色の中に立つと、湖との一体感があって素敵です。
無数の小魚の群れも見えました!
夢の世界から現実に戻る時って寂しいですね。 名残惜しい橋を蹴って陸地に渡り、橋を振り返りつつ浮世への階段を上りました。
本当にドラム缶を使っていた頃の写真と今の写真。