2018年12月28日

シモバシラ・高尾山



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先日の御岳山のシモバシラは、シソ科のカメバヒキオコシの根元に発生したものでした。 こちら高尾山でも、シソ科のシモバシラ以外の植物(オクモミジハグマ、カシワバハグマ、アズマヤマアザミ等)にもシモバシラの結晶ができていました。 

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オクモミジハグマの茎の上の方にまでできた結晶(稲荷山)

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シソ科のシモバシラの根元に出来た結晶(五号路)

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シソ科のシモバシラの根元に出来た結晶(もみじ台北路)

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シソ科のシモバシラの根元に出来た結晶(もみじ台北路)

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不明(葉も落ちて茎だけなので)の植物の茎の上方にまで伸びた結晶(もみじ台北路)

 最初のうちは根元の方だけに出来ていたシモバシラも、段々と茎がほころびてくると、上の方まで水が上って結晶するようになり、ついには破けて結晶しなくなります。

 地中の根がまだ活動して水を吸い上げ、その水が枯れた地上部の茎の中に毛細現象で茎に吸い上げられ、裂け目から染み出して少しずつ凍って結晶が伸びていくものと言われています。 
 ・根が活動している
 ・水を吸い上げる茎が裂けずに残っている
 ・零下の気温
 ・程よい風
 ・積雪なし
等が揃って初めて美しい氷の華の姿に成長するので、見られる時期は12月下旬1月〜中旬くらいまでの短い期間だけ、儚い冬の贈り物です。


posted by 山桜 at 23:32| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月26日

シモバシラ・御岳山



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 今年初めてのシモバシラの結晶は、御岳山のカメバヒキオコシ/亀葉引き起し(シソ科)の根元にできたものでした。 
 高尾山で見られるものは、その名もシモバシラ/霜柱(シソ科)という植物に出来るものですが、不思議なことに御岳山にはシモバシラは生えず、このカメバヒキオコシに生じます。

 その他にもカシワバハグマ、オクモミジハグマ、アズマヤマアザミなどのキク科植物にも生じますが、やはり四角い茎を持つシソ科植物に出来る者の方が、4つの稜から結晶が伸びて花びらのようになるので、「氷の華」ができて美しいです。
posted by 山桜 at 22:54| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月25日

小鳥が食べない赤い実、白い実



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ヒヨドリジョウゴ/鵯上戸 の 赤い実

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センダン/栴檀 の 白い実

赤い鳥小鳥
 なぜなぜ赤い
 赤い実を食べた

 白い鳥小鳥
 なぜなぜ白い
 白い実を食べた

確かそんな童謡がありましたが・・・

 こちらの赤い実、白い実は、冬になっても誰にも食べて貰えず青空に揺れています。
 
 ヒヨドリジョウゴは、ヒヨドリが食べて酔っぱらったように騒ぐなどと言われての命名と聞きますが、ヒヨドリは何を食べてもいつも酔っぱらって騒いでいるような鳥です。 ジャガイモの芽にあるので有名なソラニンという毒を含んでいるので、あの大食漢のヒヨドリさえも特にこの実が好きではないようで、大体干し柿のようにしわしわになって残っています。

 白いセンダンの実は、黄色くなった葉っぱが全部落ちてしまうと、急に目立って、
「あれは何の実ですか?」
とよく聞かれます。 
 こちらもメリアトキシンという毒素を含んでいて、犬なら5〜6個、人間の子供でも6〜8個で死に至ると言いますので、くれぐれも拾って口に入れるようなことの無いようにご注意を! ひからびて寒風に吹かれて果柄から離れ落ちるまでず〜っと冬空にぶら下がっています。

 地面に落ちて転がった頃、たまにツグミが突いているのを見ますが、食べているのかは未確認です。 但し、我が家の庭にも生えてきたということは、何者かが食べて糞の落とし物をして行った筈なのです。 若しかしたら、果実の部分が干からびて、中のタネだけになったら食べられる鳥か何かがいるのかな? いえいえ、人間のあなたは決して食べないでくださいね!
posted by 山桜 at 18:10| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月24日

クリスマス・イヴ、か・・・

 去年は、気負ってか頑張ってか、いつも通りちゃんとクリスマス・ケーキを焼いて、クリスマスっぽい夜を過ごしてみたっけ。 今年は、ケーキを焼くどころか買う気にもならず、誰かにプレゼントを選ぶような気持ちにもなれず、ピカピカの電飾にも心動かず終い。

 クリスチャンでもないと、一緒に過ごす相手がいないクリスマスなんて、ただの普通の忙しい年末の一日なんだなぁ プラゴミ、ペットボトル、古紙、古着回収の年内最終日だったし、朝から黙々とよく働いたなぁ。 やっと痛みが薄れかけていた左手が、重いものを運んでまた腫れて痛み出したのが、ちょっと哀しくてケロに泣きのメールをしてしまったけれど。 

 冬至には柚子湯に入ったし、「ん」の付くものも頂いたし、日本人はそれでいいのだ、なんて。 なんだか落ち着いたクリスマス・イブでした。


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posted by 山桜 at 23:58| Comment(5) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月23日

天皇陛下 お誕生日おめでとうございます

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ノジギク/野路菊 日本在来の野菊

天皇陛下 お誕生日おめでとうございます。

 皇太子殿下として、天皇陛下として、永く皇后陛下と歩んで来られた旅の道のりに思いを馳せられ、感極まられたご様子に、思わず共に涙した国民も多かったことと思います。 天皇皇后両陛下を象徴として、日本国民の生き方のお手本として、常に尊び、お優しい微笑みに温かく包まれ幸せでございます。

 今も尚、そしてご譲位のその時まで、象徴としての在り方を求め続けていらっしゃるお姿に、国民として多くを学ばねばならないと存じます。 どうぞ、明くる年も天皇皇后両陛下お揃いで、お変わりなくお健やかに過ごされますよう、心よりお祈り申し上げます。


 天皇陛下お誕生日に際し(平成30年)【宮内庁HP】
 http://www.kunaicho.go.jp/page/kaiken/show/25


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posted by 山桜 at 00:00| Comment(6) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月22日

冬至の満月キカラスウリに宿る?



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 22日の冬至の夜(正確には23日の午前2:43)が満月で、今年一番高い位置に上がる満月の筈でした。 残念ながら当地ではその満月は見られず、23日夜も雨予報なので、21日の夜に拝んだほぼまん丸のお月様が、私の出会えた中で今年最高天のお月様だったことになります。
<追記>ところが23日の夜は快晴で、殆ど真上に近い天空にまん丸の輝くお月様を拝むことが出来ました。 あんまり仰ぎ過ぎて首が痛くなり、眩しすぎて電気を消していた部屋に入ってもなかなか目が慣れず、真っ暗闇で怖い程でした。

 観察園へ向かう畑の生垣にキカラスウリが絡んでいて、四季折々の姿を楽しんでいるのですが、今やテニスボール程に肥大した黄色い実は、まるで満月のようです。 よく見れば、月の表面に見えるクレーターやら筋やらも浮かんでいます。

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P7274688キカラスウリ♀ (207x310).jpg P7023906キカラスウリ (207x310).jpg
 7月2日の花と若い実 この小さな実がここまで大きくなったのは、畑の栄養のお蔭かな?

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 観察園ではギンモクセイの花が咲き残っていました。 先日のコショウノキやエゾオニシバリよりやや控えめですが、良い香りを放っています。

 月の上で桂花=ギンモクセイ(日本ではキンモクセイの方が目立ちますが、元々は桂花といえば、母種のギンモクセイのこと)が満開になると、月があのように光り輝くのだという中国の伝えがあります。

 そしてその月の光が降り注ぐように、桂花が地上にこぼれ落ちて(月に住む嫦娥というお婆さんが舞い踊り、ご主人が桂花の木を叩いて囃し立てたので)、名月のころに地球の上でも咲くようになったのだと。

 なんて素敵な物語でしょう。 昔の中国の人々の感性、素敵ですよね。 日本人が憧れて学んだあの大陸の薫り高い文化を取り戻して、心を割って普通に対話できる隣国になってくれたら、どんなにか良いでしょうに。

 我家の梅の木は、いつの間にかカラスウリの方に巻き付かれ、真っ赤なカラスウリの実が鈴生りです。 冬至梅なので、早くとってやらないと蕾が膨らんでからでは傷めてしまうと思いつつ、ついつい烏瓜贔屓なもので・・・梅の木に申し訳ないです。
posted by 山桜 at 22:52| Comment(6) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月21日

クマシデ と サワシバ(デ)



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 森や山の案内をしていると、
「どうやったらそんなに覚えられるのですか?」
などと聞かれることがあります。 
 図鑑などの記載と照らし合わせて同定することもありますけれど、私の場合、そのものから受けるイメージと名前を一致させて、覚えてしまうことが多いです。

 たとえば、クマシデだったら、
「熊さんみたいに、まるっこい実」

クマシデ/熊四手 カバノキ科クマシデ属 雌雄同株
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丸っこい果穂を作っている一つ一つの小苞まで丸みを帯びています。
PC208758クマシデ (207x310).jpg PC208778クマシデ (207x310).jpg

 一方、サワシバ(サワシデ)だったら、
「サワサワ〜と流れる長い実」

サワシバ/沢柴 別名サワシデ/沢四手 カバノキ科クマシデ属 雌雄同株
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PB018008サワシデ (210x280).jpg PB018007サワシデ (210x280).jpg
「葉柄基部がハート形に湾入する」とは図鑑の判別法で、シデ類(アカシデ、イヌシデ、クマシデ、サワシバ等)の中、明瞭に湾入するのは、サワシバのみ。

 でも、こういうのって、
「あれ、湾入するのはどれだっけ?」
と忘れてしまいがち。 そういう時は「沢(水)は湾入する」と覚えてしまいます。

「頭に傷をつけて覚える」
この何かトリガーを作って覚える方法は、中学の地理のSS先生の教えです。 破天荒な先生でしたけれど、今もお元気でしょうか? 今も教えを守って勉強中です! 
posted by 山桜 at 21:37| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月20日

コショウノキ と エゾオニシバリの花



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むさしの自然観察園に入ってすぐ、左手の芭蕉の葉の下あたりを通ると甘い香りに足が止まります。 冬の花の少ないこの時期に、真っ白な小花を沢山付けて芳香を放っているのは、

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コショウノキ/胡椒の木 ジンチョウゲ科
分布:関東地方以西の太平洋側〜沖縄の林内
真っ赤な実がトウガラシ(辛いものを胡椒と呼んだ)に似ていることからの命名
萼片・萼筒の外側に密毛あり、良く似たジンチョウゲは無毛。 雌雄異株

そして園の奥まった所で少し見つけづらいですが、この日、同じジンチョウゲ科のエゾオニシバリも黄緑色の花を開き始めました。

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エゾオニシバリ/蝦夷鬼縛り ジンチョウゲ科 別名:ナニワズ
分布:本州(福井県以東・福島県以北の日本海側)、北海道、南千島、樺太南部の山地、山林中に点在。 雌雄異株

別名のナニワズの由来には諸説ありますが、私が好きなのは、古今和歌集由来説。

 難波津に咲くや此花冬ごもり 今を春べと咲くや此花

普通「此花」と言えば梅の花なのですが、エゾオニシバリの方が先に咲くので「ナニワヅ」と洒落たのでは?と思うと、誰がそう呼び始めたのか分かりませんけれど、時を超えてその方に、
「大好き ありがとう
と伝えたくなってしまいます。 
posted by 山桜 at 21:43| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月19日

数馬の切通し



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 大多摩ウォーキング・トレイル本番の後、どうも気になっていた「数馬の切通し」を見に、また奥多摩から白丸へと踵を返し向かいました。

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昭和橋渡り、「もえぎ橋」を渡り・・・

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もえぎ橋からの眺め  いつもは賑わう「もえぎの湯」は臨時休業でした。

PC148674白丸トンネル1459 (210x158).jpg PC148675数馬の切通し隧道1501 (210x280).jpg
白丸トンネルの右手に残る「旧青梅街道」へと進むと見えてきたのは、

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数馬隧道」 先程の白丸トンネルが掘られたと同じ大きな岩山の谷側寄りに、ツルハシや鑿(ノミ)を使って人の手で掘られた隧道(トンネル)です。

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近づくとツルハシや鑿の跡が残っていて生々しい。

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手作業の痕跡を心に刻みながら隧道を潜り、振り返ると光が眩く差し込んで・・・当時の人々も同じ風景を見ながら往来したのでしょうね。 何だか声が聞こえて来たような。

PC148682数馬の切通登り口1503 (210x280).jpg PC148683数馬の切通上り1505 (210x280).jpg
大多摩ウォーキング・トレイルの案内図では旧青梅街道に入ってすぐ左手に山道があるように描いてありますが、そのような登り口はなく、隧道を出て直ぐ左手の暗がりに落ち葉に半ば埋もれた石段がありました。
『地図には載っていないけど、その先に古びた鉄の階段も見えるし、この道しかないな』とまた、いつもの動物的勘で行動。 

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鉄階段の先には岩の間から沢水が流れ落ちて・・・
『え、ここ? いやいやこれはアブナイ、普通登らせないでしょう・・・』(後で図をみたら、昔はここを上ったようです)
若しやここで終わりかと思いきや、ヘアピンカーブで右に折れた方に石段? あ、こっちですね^^;

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PC148689数馬の切通ふみあと1507 (210x280).jpg PC148690数馬の切通ふみあと1507 (210x280).jpg
さて、登ってみると、どうもハッキリした道がありません。 下に舗装路が見えているけれど、そっちに降りてしまっては切通しがありそうもないし、落ち葉に埋もれた微かな踏み跡があちこちに伸びていて、一体どれが正解なのか・・・ こういう時はよ〜く見ていると正しい道がぱぁっと光って見えて来るものです(個人の意見です^^;)

PC148691マンリョウ1508 (207x310).jpg PC148692数馬の切通への道1509 (210x280).jpg
万両の赤い実がこっちだよ〜と教えてくれたような? 落ち葉の積もる中を探り探り進むと柵のある道に出て看板もみつかりました。

PC148693数馬の切通登って来た道1509 (210x280).jpg PC148699数馬の切通1512 (210x280).jpg
上って来た道を振り返る    ここも一つの切通しのような

(1クリックで大きくなります)
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数馬の切通しの図」 これがまた大まかで分かりづらい図で・・・現在の道なのか、過去の道なのか?? 嘉永時代と宝暦時代の道は残っていないのかな。 私が歩いて来た道がどこなのかは良く分からないけれど、元禄時代の道(谷川に柵のある道)に辿りついて現在地に着いたようです。 

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ふむふむ、大正末期に先ほどの隧道(トンネル)が出来て、岩の上の折角の切通しは不要になったのかも?

PC148696数馬の切通石碑1510 (443x590).jpg
宝暦年間の供養の石碑」 刻まれている文字は、
「従(役?)留浦村氷川数馬(?)道供養 願」でしょうか?
(?)の部分のシンニュウの漢字、お分かりになりますか? 

<追記 2018-12-21>
 多聞さんのお問いかけとご指摘を受け、もう一度良く考えてみて判明しました!
 多聞さん、一緒に考えて下さり、ありがとうございます。

 錦絵のタイトルで「従江戸伏見迄・・・(江戸から伏見まで)」とあるのをみつけたので、

 「留浦村氷川数馬道供養 願」で

 「留浦村から氷川数馬までの道供養 願う」
  の意味だと思います。


道を切り開くために犠牲になった方もおいでなのですね。 合掌

そしてここが
PC148697数馬の切通@1510 (443x590).jpg
数馬の切通しの一
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数馬の切通し一を振り返る

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一の切通しを抜けて、二の切通しへ向かって広がる景色

二の切通しを伝って下りると、旧青梅街道にぶつかり行き止まりになっています。 その道が大多摩ウォーキング・トレイルの案内図に載っているのですが、旧青梅街道からは入れないので、摩訶不思議な地図になっています。
どうも合点がいかずにこちらの道を彷徨っていて写真を撮るのを忘れていました。

PC148701数馬の切通1511 (440x330).jpg
また振り返ると、何かここも切り通そうとして諦めたのかな? 躊躇い傷が残っているような四角い岩

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沢の行き止まりです。 何となく登ったら面白そうにも見えましたが、未だ手負いの身、流石に無謀なことは止めておきました。

先程下に見えた舗装路に降りて進むと、<白丸駅→>の看板が見え、ホッと安心。

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十一面観音堂」 そっと中を覗いてみましたが、観音様はお留守なのか、お姿が分かりませんでした。

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印象的な三角の尖山は「天地山」。「奥多摩槍」とも呼ばれるそうです。 目に留まった山は登る運命にある筈。 次はきっとあの山へ・・・名前にも、ずっとご縁を感じていました。

天地山を仰ぐ位置に
「名に負える天地岳は人知らず
   奥多摩槍と言わば知らまし(川合玉堂)」の看板。

PC148710白丸駅上から1523 (210x158).jpg PC148711白丸駅上から1523 (210x158).jpg
白丸駅の上に出ました。

PC148713白丸踏切1524 (210x158).jpg PC148714踏切から奥多摩方面 (210x280).jpg
踏切を渡って・・・踏切の真ん中で写真を撮っていたら、結構車が通って邪魔してしまい、すみません。

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今後の参考に時刻表を控えたり、待合の中を眺めたりしている内にトンネルを潜って電車がやって来ました。 そういえば、ここもトンネルなのですね。 奥多摩に行くには幾つのトンネルを潜らないと行けないのでしょう。 トンネルが無かった時代には山を越えるしかなく、本当に奥の奥の地だった場所に今は気軽に行けること、先人の苦労に感謝です。
posted by 山桜 at 21:22| Comment(8) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月16日

森の憩い



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 なかなかハードな(今も肩と腰にやや疲労感残る)丸太運び、タープ用の大きなブルーシートの整理という山仕事も嫌いじゃないけれど(好きで行っている訳ですから^^;)、やっぱり森山での憩いの時間に癒されます。

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黄葉の木々の下、カマドから立ち上る煙

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コナラの榾木からは椎茸が、地面に埋めた山桜材からはナメコが

PC158727ナメコ (210x140).jpg PC158735カシワバハグマ (187x280).jpg
可愛いナメコたち         カシワバハグマの冠毛

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麹入りの豚汁の甘やかな香りがたまりません

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持参のおむすびと具沢山の豚汁のお昼 昼休みは皆まったりと

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シジュウカラの巣箱掛け

PC158740サンショウ (210x140).jpg PC158742クサギ (210x140).jpg
山椒の黒光りする実        臭木の鮮やかな実

山仕事の後の森遊び、いいものですよ。 皆さん森へ遊びにいらっしゃいませんか?
posted by 山桜 at 22:33| Comment(0) | 森林保全活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月15日

「死者の指!?」という名のきのこ



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 パウロの森で伐倒した丸太にロープを付けて運んで、また丸太の山に戻る途中、先輩が突然木の根元を指差して、

「あっ、こ、これは、XXXXXXX!?」

標題の名前を仰っていたのだと思いますが私には良く聞き取れず、ナニナニ?と指差された所に近づくと・・・

Σ(゚д゚lll)ノノ ナナナ、ナニこれ〜〜??

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マメザヤタケ/豆鞘茸 クロサイワイタケ科マメザヤタケ属

 まるで埋められた地面を突き破って、ニョキニョキと付き出した手の指のよう・・・怖すぎです。 指?の先が割れているものは、ミイラが笑っているようにも見えて不気味・・・でも、ちょっとユーモラスで可愛いかも。 

 この仲間のきのこは、世界中に分布していて英語圏では "Dead man's fingers" 「死者の指」と、そのままズバリの名前で呼ばれているのだそうです。 和名は「マメザヤタケ/豆鞘茸」おまけに、クロサイワイタケ(黒幸茸?)科と穏やかで、ホッとしました。 見付けたら何か良いことあるのかな? 頭に「黒」が付くのがちょっと気になるけれど
<追記>
 サイワイタケ(幸茸)とは、マンネンタケ/万年茸=レイシ/霊芝 のことで、これが生えてくるのは瑞兆とされています。 黒幸茸は、私には余り近い仲間には見えませんが、どこか似ていなくもないかしら?
posted by 山桜 at 21:03| Comment(6) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月12日

やっとギプスが外せた!



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 あれから4週間、なんとか一人でも右手だけでも暮らせて来たものの(というか、相変わらず山にも行ってたのですけれど^^;)、晴れてギプスがとれて、衣服の着脱も楽になりました〜バンザイ!

 未だ重たいものを持ったり、ねじる(ビンの蓋を開ける等)動作は痛みがあって出来ないのですが、一日恐る恐る使っている内にキーボードを打つことは、漸く出来るようになって嬉しいです。

 両手のありがたさを忘れないように、片手しか使えなくなって苦労したことを書き残しておきましょう。 同時に、時間さえかければ殆どのことは出来るということにも驚きましたが、やはりとても大変でした。
(直ぐに左手が『お手伝いしましょう』とばかり寄ってくるけれど、激痛でまるで役立たず敢え無く退散・・・)

・衣服の着脱
・ボタンをかける
・靴ひもを結ぶ
・ゴミ袋の口を結ぶ
・お茶碗を持つ
・熱い丼を運ぶ(御汁を減らし鍋つかみの手袋をして片手で何とか)
・食器を洗う
・包丁で切る(左手で押さえないと難しい)
・野菜や果物の皮を包丁で剥く
・文字を書く(これも左手で紙を押さえないと難しい)
・洗濯物を洗濯ばさみで止める
・ビンの蓋を開ける(仕方なく両足に挟んで開けていました)
・袋の蓋を開ける(鋏が必需品)
・右手の爪を切る
・ジップタイプの袋の口を開ける(自分の口が活躍、歯型を残す^^;)
・割りばしを割る(これも口が活躍。但し外では流石に出来ない)
 ・・・
 段々できるようになると、あんなに苦労したのに忘れてしまうから不思議です。 これからは不自由されている方がいらしたら、(必要であれば)さっとお手伝いできるのではないかと思います。

 傷めたのが利き腕でなくて幸いでしたが、片手の不自由さをこの歳で初めて経験し、今頃になってあの頃のお姑様の気持ちが良く分かりました。 夫を亡くし独り暮らしになり心労からかリュウマチになり、どれだけ辛かったことでしょう。 まるでお姑様の人生を追体験しているようで不思議な気持ちです。 今話せたら心底分かりあえて、どれだけお互い良いだろうと思うのに、ままならぬのが人生。 認知症となり施設で暮らす母には、心を乱すようなことを一切伝えてはならないと、お世話してくださる方に言われています。
posted by 山桜 at 21:56| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月11日

メグスリノキの紅葉



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カエデの仲間の紅葉の最後を飾るのは、三出複葉(三枚の小葉で一つの葉)という、カエデの中ではちょっと変わった形の葉を持つ「メグスリノキ」 透過光で撮った写真では真っ赤に見えますが、ちょっとサーモンピンクがかった特徴のある色合いに染まるので、遠目でも「メグスリノキ」ということが分かります。

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PC108585メグスリノキ (440x330).jpg

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実際の色に近い紅葉した色合い    葉裏は白っぽくて

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葉柄に毛が生えているのが特徴    こちらは6月の緑の葉

メグスリノキ/目薬の木 ムクロジ科カエデ属
別名:千里眼の木、長者の木、蝶の木、ミツバハナなど
雌雄異株、翼の付いた大型の実を付ける
似た葉のミツデカエデには荒い鋸歯があり、葉は小さく薄い

名前は、枝や樹皮などを煎じたた汁で目を洗うのに用いた(抗菌作用)ことから。 眼病以外に肝機能促進など近年薬効が注目され、「メグスリノキ茶」やサプリメント等も売り出されている。
posted by 山桜 at 21:02| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月10日

アサギマダラの小さな子



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 大寒波が来るとの予報で、ひょっとしてシモバシラの氷の華の結晶が見られるかも?と期待したものの、それ程冷え込みもせず・・・その代わり、霜に当たって少しまるまりかけたキジョランの葉裏でアサギマダラの1pほどの小さな幼虫を見つけました。

<2014-12-10 高尾山>
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 このように拡大せず、肉眼で見ただけでは糸くずのようで、そうと知らなかったら見過ごしてしまいそうです。

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 どっちが頭でどっちが尻尾?となるように、大切な頭をカモフラージュで守っています。 どっちが頭か分かりますか?

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 とっても小さくて葉っぱを抑えている手も震えて、ピンボケですが、黒白模様の目のあるこちらが頭です。 可愛いでしょう? 冬はこのように葉っぱの裏や、落ち葉の下に隠れて冬越ししている子たちを探す楽しみがあります。 折角隠れているのですから、そっと観察したらなるべく早く元に戻してやりましょう。
posted by 山桜 at 21:49| Comment(6) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月09日

動く紀平梨花さんが見たい!

 あれは8月だったか・・・突然テレビが映らなくなった。 それまでも何度か同じような症状が出て、あちこちいじっている内に映るようになって来ていたので、そのうちフッと直るのではと放置していたら、いつの間にかテレビの無い生活にすっかり慣れてしまい存在自体も忘れてしまった。

 その後、地震や台風等災害が重なり、離れて住んでいるケロのことが心配だったが、幸い携帯やネットニュースで情報が得られるので、そう不自由さは感じずに済んだ。

 けれど、今回ばかりはテレビが見た〜い! 動く紀平選手の演技が見たい!!

 年末にはケロも帰ってくるし、テレビが映らないと怒られるだろうから、そろそろ修理を頼もうかな。

 その前に、もう一度あちこちいじってみようかな? ふっと直るかも??


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posted by 山桜 at 21:34| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月08日

「高輪ゲートウェイ」駅?

 東京のJR山手線(環状線)の品川駅〜田町駅の間に新設される駅(東京オリンピック開催の2020年春に開業予定、昭和46(1971)年開業の「西日暮里」駅以来、49年振りの新駅・東京オリンピックのスタジアムや京王高尾山口駅も担当の隈研吾さんが駅舎デザイン)の名前が、「高輪ゲートウェイ駅」に決まったと聞き、

「え? 池袋ウエストゲートパーク」の流れ?」
「なんでまたカタカナを使うの?」
「カタカナで国際化のつもり? 古いなぁ」
(大多摩ウォーキング・トレイルもしかり)
「山手線の他の駅名と馴染まず下品」
「ふりがな(たかなわげーとうぇい)を見たら気分が悪くなりそう・・・」

色々な思いが錯綜し、本当に気分が悪くなってきた。

 また、その選定方法を聞き及べば、ますますモヤモヤ感が増すばかり・・・。
 駅名は一般公募され、応募総数は64,052件、13,228種類、得票順位は、

1位「高輪」 8,398件
2位「芝浦」 4,265件
3位「芝浜」 3,497件
4位「新品川」「泉岳寺」2,422件
6位「新高輪」1,275件
7位「港南」 1,224件
8位「高輪泉岳寺」1,009件
9位「JR泉岳寺」749件
10位「品田」635件
 :
130位「高輪ゲートウェイ」36件

130位ですよ・・・何のための一般公募? この36名の素性も怪しい・・・初めから、この駅名ありきで目論んでいた関係者が含まれているのでは? それにしては少ないのが、身内の賛同者も少なかったようで情けなくも可笑しい。

 JR東日本の選定委員会で検討した結果、
「国際交流の拠点を目指すことやこの地域には古来より街道が通っていて、江戸の玄関口としてにぎわっていたことなどから、「ゲートウェイ」のことばを使った」
ということだが、今後、JR東日本は周辺地区を「グローバル ゲートウェイ品川」として再開発予定と聞けば、ますます最初から「ゲートウェイ」を付ける気満々だったように思える。

 とにかくこの新駅名に賛成という人は、私の周りには皆無。 日本語を大切に誇りに思う世論が高まり、何とかこの決定を覆して欲しいと願うばかり。 

 私の好みとしては「高輪」「芝浦」「高輪泉岳寺」のどれかかな。 駅名アナウンスを考えれば「高輪泉岳寺」は長いけれど、行ってみたくなる魅力的な名前だ。

 どうしても「玄関口」の意味が欲しければ、「高輪門」にして門も作ってはどうかしら?


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posted by 山桜 at 12:00| Comment(6) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月06日

春の予感?うっかりセミの子



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 一旦は霜も降りて冬の寒さが訪れていたのに、この日(12月4日)はここ裏高尾の尾根の陽だまりでも20℃近くまで気温が上昇、すっかり季節時計が狂ってしまったのか、セミの幼虫がのこのこと穴から這い出して来ていました。

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 私には幼虫でセミの種類は分かりませんが、20℃近くで羽化する種としたら、ハルゼミの幼虫でしょうか? ハルゼミの幼虫が棲むアカマツが生えていたか確かめておらず残念。 

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 暫く眩しげにお日様を浴びていましたが、やっぱりこれは春の日差しじゃないと悟ったのか・・・ずりずりとあとずさり

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 まさか土を掛けて埋める訳にも行かず、そっとその場を離れましたが、また元の土の中に戻れたかしら。 今度は間違えないで、ちゃんと仲間と一緒の季節に出て来て羽化するんだよ〜
ラベル:セミ 幼虫 裏高尾
posted by 山桜 at 19:31| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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