2019年01月06日

定家蔓 と 鬼女蘭



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「テイカカズラ と キジョラン」と書くのと「定家蔓 と 鬼女蘭 」と書くのとでは、なんと受ける印象が違うのかと自分で書いてみて、今更ながら驚いています。 それほど、この植物の命名は印象深さに基づいたものなのだと改めて思います。

 などと書いておきながら、名前の謂れは先入観が出来てしまうので別の機会にでも書くとして、これまでも折々の姿はご紹介して来ましたが、先ずはこの2種の冬の印象的な姿をご覧ください。

テイカカズラ/定家蔓 キョウチクトウ科
PC288987テイカカズラ.JPG
熟し切って弾け、タネを放出し出した実
PB248289テイカカズラ実 (443x590).jpg
こちらは秋の実の姿

キジョラン/鬼女蘭 キョウチクトウ科(旧分類ガガイモ科)
PC288945キジョラン.JPG
熟し切って弾け、タネを放出し出した実
P6041457キジョラン実 (440x660).jpg
同じく秋の実の姿

 先輩から頂いた実の中を見みようと割ってみたら、あっという間に次々とタネが噴出して来て、さぁ大変! 飛んで行かないように息を堪えて、急いで撮影しました〜💦

P1069007 (440x293).jpg
P1069008 (440x293).jpg
綺麗に並んでるなぁ・・・と思って接写する内にも・・・
P1069009 (440x293).jpg
空気を孕み、むくむくと膨らみ盛上り・・・
P1069014 (440x293).jpg
次々と綿毛つきのタネが飛び出して来ます。
P1069013 (440x293).jpg
生まれたてのキジョランのタネ ふわふわです〜なんて綺麗なのでしょう 軽く綿毛の一本一本にねじれが出てウエーブ状になるので、キラキラ光って見えます。

こちらは舞い飛んできたものを拾ってきたテイカカズラ(左)とキジョラン(右)のタネです。
P1069001 テイカカズラ・キジョラン(440x293).jpg
キジョランの種髪(綿毛)の方が少し長くて、やはり捻じれている為にふわふわ感が強いようです。 鬼女は白髪を梳ることも無く・・・ということかな。 そのような荒れた雰囲気は感じず、ウットリ見惚れていますけれど、「モヤモヤの方が鬼女」で、覚えやすくはありますね。

P1069002 テイカカズラ・キジョラン(440x293).jpg
テイカカズラの綿毛は素直な直毛で張りがある感じ。 お公家さんは御髪の手入れが良い、と覚えましょうか。

P1069006 テイカカズラ・キジョラン(440x293).jpg
下についているタネをはっきり撮りたいと思っても、静電気でくるりと回ってしまい難しく・・・

P1069005 テイカカズラ・キジョラン(440x293).jpg
キジョランの方がついに綿毛が取れてしまいましたが、これでタネの形が全く違うことがお分かりと思います。 テイカカズラの方はタネの形も真っ直ぐ細長く、キジョランの方はヘラかおさじのような形です。

タネを手に入れた以上、播いて育てずにはおれません。 また仲間が増えて、ますます我が家の腐海の森は深く・・・楽しさ倍増です


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posted by 山桜 at 23:27| Comment(6) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする