2019年01月15日

テイカ葉 と 定家様(よう)



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 後に定家様(定家流)とも呼ばれ愛された藤原定家の文字は、多聞さんの仰る通り、丸文字というよりも横長文字ということを改めて見直して納得しました。

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定家筆 拾遺愚草

 そうして再び、テイカカズラの地を這って木に登り始めた頃の葉を見てみると・・・
 
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対生についた葉が横長に見えます。
 
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これは紅葉して赤みの出た葉。

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こちらなど、自由に書き流した書体にも見えて来ませんか。

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この頃の葉には白い葉脈が目立ち表面は艶消しですが、日の当たる場所に出て葉も大きくなると、この白い葉脈は目立たなくなり表面に照りが出て、全く別の植物の葉のようになります。 (下の「定家蔓と鬼女蘭」の記事をご参照ください。)
posted by 山桜 at 21:12| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする