2019年03月01日

高尾駒木野庭園



                      自然観察ランキング


 高尾駅から歩いての裏高尾ハイキングの下見の途中、高尾駒木野庭園に寄り道。 ずっと気になりつつも、いつもバスで通り過ぎてしまっていたので、この機会に合間をぬっての駆け足でしたが見学が叶いました。
 
<2019-03-01>
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川の流れにも春の気配      ネコヤナギの芽も膨らんで

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上椚田橋の手前を右に小仏川沿いを歩くと、先程の合流先の川は滔々とした水の流れがあったのに、小仏川は底が見えてカラカラ。 あれだけの雨が降っても、まだ高尾の森は水を蓄えていて小仏川に流れ出るに至っていないとは、流石緑のダムです。

 朝方まで降り続いた雨露を帯びて植物たちも嬉しそう。 いろいろな梅の花が満開で馥郁とした香り漂う・・・
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品のいい駒木野庭園門を入るとマンサクの花が出迎え


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手入れのいい庭園

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樹木も綺麗に剪定されて

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石庭も美しい

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邸内では雛人形の展示がされていましたが、上がって見学する時間はなく残念

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石臼も再利用された中庭の敷き石 

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見事な盆栽・・・ゆっくり拝見したかった

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まだ春も浅いのに、夏の夕涼みも良いだろうなぁ・・・と思わせる軒下の風情。 睡蓮鉢の上の銅製のジョウロ、素敵ですね。 段々緑青が吹くのでしょうか? 匠の技、いいなぁ・・・とても手が出ないお値段でしょうけれど。


posted by 山桜 at 23:03| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ツチグリ ワラワラ大発生!



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3月に入ったら恵みの雨が降って、土の中からツチグリの子たちがワラワラと湧き上がって来ました。 随分高尾山を歩き回っていますが、こんなにツチグリが大発生しているのは初めて見ました。

胞子が活動しやすい水分のある時に土の中から姿を現して、生き物のように動き始めます。

<2019-03-01>
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斜面の表面が崩れかかったような場所に、ツチグリの丸い幼菌が次々と顔を出して・・・既に外皮が開きかけたものも見えます。

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土の中の丸い幼菌をちょっと摘まみ出していました。 
左が上部でやがて割れ開く方、右が下部で髭根状の菌糸束

この状態の時、収穫して塩茹ですると食べられるのだそうですが、日本では殆ど利用されず、東南アジアでは珍重されて缶詰が高値(現在日本では1,600円程で購入可能とか)で売られているそうです。 しかし、同じ仲間のニセショウロの仲間には軽い毒がありますので、きちんと区別できる方以外は口にされないように願います。

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ミカンの皮のように外皮が裂けて袋状の内皮が現れます。内皮の中央には穴(項孔)があり、水滴や他の刺激で圧がかかると胞子を放出します。

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生物のように、土の中からむっくりと這い出して・・・
ほぼ水平に開ききった処で止まるものもあれば、
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ツチグリ(イグチ目ディプロシスジチア科ツチグリ属)

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更にムクムクと外皮を下方に開き、土から全体を持ち上げて、
イザ、発進!

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斜面をコロコロと転がって場所を移動する強者もあります。
出来るだけ他と離れた場所に胞子を放出したいのでしょう。

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上手く落ち着けるものもあれば、こんな風に途中で引っかかって止まるものもあり。 右の個体は、私が観察の為に、ひっくり返して下側を見せたもの。 先程摘み上げた幼菌もこちらも、そっと元通りに戻して来ました。

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バタバタせずに、生まれた場所でのんびり過ごすツチグリたち。
「慌てない慌てない」そんな風に話しているみたい。

それでもまた乾いた日が続けば、そんなことは言ってられなくなり・・・
<2017-12-27>
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開いていた外皮をまたクルクルと閉じて丸まり、コロコロ転がって、より水気のある場所へと移動します。

外皮の内側のひび割れた白い部分(薄膜質)が水を吸って開き、渇くと閉じるという働きを担っているのだそうです。
 
<2018-06-08>
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何度も開閉を繰り返し、すっかり白い部分(薄膜層)がくたびれて取れてしまうと、このツチグリの旅も終わりに近づきます。 この個体はもう内皮の中の胞子も空っぽのようですね。 長い放浪流転の旅、お疲れ様でした。

因みに姿が良く似ている、ヒメツチグリ属のヒメツチグリやフクロツチガキなどとは、目レベルで異なる種であり、白いひび割れ部分を持たないヒメツチグリ属は、外皮は開きっぱなしで閉じて移動する機能はありません。

<2015-10-22>
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フクロツチガキ(ヒメツチグリ目ヒメツチグリ科ヒメツチグリ属)

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エリマキツチグリ(ヒメツチグリ目ヒメツチグリ科ヒメツチグリ属)
posted by 山桜 at 17:24| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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