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しばしば狂い咲きをするタチツボスミレスミレを除き、スミレの中で一番早く3月の初めに咲き出すのが、アオイスミレです。 全体に白い産毛をまとっていて、蕾はコロンとまるっぽくて、まるで帽子を被った赤ちゃんのように思えます。
<2019-03-12 日影沢>

<2019-03-01 蛇滝口>

<2019-03-19 日影沢>

アオイスミレ/葵菫 スミレ科 Viola hondensis
上弁は真っ直ぐ立ち上がり、側弁はそっと顔を隠すように前に出て、距もスクッと立ち上がります。






スミレハンドブックの著者・山田隆彦先生に教えて頂いたのは、展開前の葉が巻物のように左右くるくるっと上から下まで同じ太さで巻かれている姿です。 必ずこうなっているとは言えませんけれど、数を見て見慣れてくると、成程と納得できます。
花が咲いている時期は見間違えることはありませんが、花後の葉はマルバスミレとどちらか未だに迷います。 ランナーが出ていればアオイスミレ、丸い果実が葉の下にあればアオイスミレと分かるのですが、それらも見当たらないと迷宮に入ってしまうことも・・・。 まだまだ見る数も修行も足りないです。