2019年04月28日

自凝(おのころ)島神社



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 毎度のこと電線が邪魔ですが、自凝島神社の遠望です。
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 見上げる程大きな真っ赤な鳥居は、未だ新しいもののようです。(昭和57年建立とのこと) 伊弉諾神社もそうでしたが、何だか新しくなってしまっていて、以前の姿を知りたく思ってしまいます。

 「自凝島神社」は「おのころ島神社」と公式HPでもひらがなで表記されてますが、古事記では漢字の音を借りて「淤能碁呂志摩」の表記、この石柱には「磤馭慮島」と刻されていました。
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 有名な古事記の国生みの伝えによれば、
 「イザナギ・イザナミノミコトの御親神二柱は天の浮橋の上で、共に天の沼矛(あめのぬほこ)を持たれ、まだ混沌とした世界を「こおろこおろ」とかき回し、その矛を持ち上げられると、矛先からぽたりぽたりと滴りおちたものが自ずと凝り固まって島となったという、これが自凝島である。
  二神はこの島に降り立たれ、八尋殿(やひろでん)を建て、 先ず淡路島を産まれ、次々と大八洲(おおやしま)を産まれていかれた」とのこと。

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実はご一家で御祈祷を受けていらしたので、余り近づかず音も立てずそっとお参りをいたしました。 飽きてしまったのか、女の子が出たり入ったりしていたので、余計に気を散らさないようにと・・・。

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古い夫婦松(こえ松)の御神木     境内

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鶺鴒(せきれい)石

 「伊弉諾命・伊弉册命の二神様は、この石の上につがいの鶺鴒が止まり夫婦の契りを交わしている姿を見て、夫婦の道を開かれ御子様をお生みになられました。」とのこと。
 ケロも「新しいご縁を授かりたい時」の手順に法り、良縁を真面目に祈っておりました。

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 お参りを済ませ、大鳥居に向かって階段を下りながら、
「おのころ島に八尋殿を建て、次に生まれたのが淡路島ということなら、おのころ島と淡路島は別の島のはず。 この神社が建っている地は一体昔はどのような場所だったのだろう?」
 という疑問がむくむくと・・・

 帰宅して調べると、おのころ島は淡路島の東南に浮かぶ勾玉形をした「沼島(ぬしま)」説が有力で、その南東に立つ「上立神岩」は、その周りを巡りながら国生みをされたという「天の御柱」と伝わるのだそうです。 そして沼島には、「おのころ神社」が祀られています。 またもう一カ所、行かねばならぬ所が増えました。

おのころ島神社HP
posted by 山桜 at 23:37| Comment(0) | 神社・仏閣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

おのころ島神社へ



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 ちゃんと調べて出掛けていたら、伊弉諾神社に続いて岩上神社にお参りに向かったことでしょうに、残念ながら今回はご縁が無く何も知らず、淡路島のなだらかな山並みに見惚れながらドライブ・・・
<2019-04-27>
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 途中で一盛り5〜6個もあるようなタケノコが100円でビックリしたり、そこで車を留めずに後悔して、途中の産直野菜のお店を見つけ、大きなタケノコ250円? 見事なワケギ100円? そして瑞々しい新玉ねぎ450円? 確かイチゴも・・・(もう半月以上も経って、安かったという記憶だけで、値段はうろ覚えになってしまいました。 写真も撮って無し。)などを車に詰め込み、また出発!

 こんもりした緑の山(墳丘?)と真っ赤な鳥居が見えて来ました。 おのころ島神社に間違いないでしょう。
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(つづく)
posted by 山桜 at 22:12| Comment(5) | 旅・町歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

六甲山〜有馬温泉



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 「六甲山」といえば、阪神の応援歌「六甲おろし」ぐらいしか知らなかったのに、いつの間にかKさんの親友、ケロ、そしてハイキングのお客さま・・・と、ご縁が繋がって、この地を訪れている不思議。

 「六甲」というからには、6つの甲羅型の山でも連なっているのかと思ったら、武庫という地名があって「武庫の山」と呼ばれていたのが由来らしい。 もう一説は、単なる「向こうの山」という呼び名から発生したものだとか。 つまり、「ろっこうさん」ではなくて「むこうやま」が、元々の名前で、それに「六甲」の漢字をあて、遂には読み方も「ろっこう」となったという訳だ。

 4月に登った武蔵御岳山の奥ノ院も「甲羅山」の異名を持ち、ヤマトタケルノミコト(倭建命・日本武尊)が武具を収めたことから「武蔵(むさし)」という名が起こったと伝えられている。 「六甲」と「甲羅」、「武庫」と「武蔵」、ご縁が続くときは、何となく関連づくようなことが次々と目の前に現れるもので興味深い。

 さて、前置きが長いのは毎度のこと・・・その「六甲山」に登って来た。

【コース】阪急・芦屋川駅〜大谷茶屋〜風吹岩〜雨ヶ峠〜七曲り〜一軒茶屋〜六甲山最高峰〜住吉(魚屋)道〜有馬温泉

 阪急・芦屋川の駅前は、御世代わりGW絡みの10連休で大混雑。 お弁当と飲み物を買えるコンビニが、六甲山とは反対側の出口の方にしかないことを知らずに出遅れたら、長蛇の列で思わぬロスタイムとなった。 しかし、ここで仕入れなければ、その先にお店はなさそうなので、どうにも仕方がない。 次回は前もって準備しておこう。
<2019-04-28>
P4280475芦屋川駅からのアプローチ1015 (207x310).jpg P4280476登山口1025 (207x310).jpg
芦屋川沿いの道         高座川沿いの登山道入口

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ウラシマソウ         大谷茶屋近くの滝

P4280479海を臨む1039 (440x293).jpg
ふと振り返ると、海が見えた。 山に登って間近に海を見るのは、鳥海山以来だろうか?

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マルバアオダモの繊細な白い花、モチツツジのピンク色が新緑に映える

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マルバアオダモ        タニウツギ

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頭上には ハゼノキ      足元には コシダ

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風吹岩 から 瀬戸内海の眺め

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餌付けされたのか、人に慣れきったイノシシが出没

六甲山でたくさん見かけた花の一つ
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ムベ 常緑のアケビの仲間で、実はアケビのように爆ぜない。 白いブラシのような花は、花柄に葉の無いイヌザクラ

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ミツバアケビ/三葉木通   シハイスミレ/紫背菫

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ニオイタチツボスミレ/匂立坪菫 ナガバノタチツボスミレ

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アカフタチツボスミレ/赤斑立坪菫 くり貫かれた切通しの道

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コバノミツバツツジ/小葉の三葉躑躅

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コバノミツバツツジ      散り椿 ヤブツバキ

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六甲山最高峰931m  ツボスミレ・ニョイスミレ/坪菫・如意菫 

六甲山最高峰よりの眺め
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山頂から海に広がる景色が望めること・・・

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なだらかな山並みがどこまでも続いていくのが見渡せること、このような景色を見たのは初めてかもしれない。 奥多摩や関東の山々は高い山が連なるので、なかなかこのようにずっと向こうまで見渡すことはできない。

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シロバナトリガタ?ハンショウヅル/鳥型半鐘蔓 コバノミツバツツジ

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ムシカリ/虫狩        ニガイチゴ

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シロバナウンゼンツツジ/白花雲仙躑躅

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シロバナハンショウヅル

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有馬温泉側六甲山登山口      有馬稲荷神社
鳥地獄、虫地獄 など、嘗ては温泉の湧き口だったような立札を見て、地元の方?に謂れを伺ったが分からないとのこと。

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ウワミズザクラ
先程のイヌザクラと似ているが、こちらは花柄に葉が付いていて、花は小振り。

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有馬温泉 うわなり泉源

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有馬の温泉街で見かけたレトロな雑貨店 見事な藤の花に覆われていた。
posted by 山桜 at 18:08| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする