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山の名前は、麓に住んでいる地域によって表記や呼び方が違うことがあります。 山の向こうとこっちで呼び方が違っていても、昔は何の問題もなかったでしょうし、それぞれの文化は尊重されるべきですし、国境問題や領土問題とは違って、至って緩やかなものです。(地域によって若しかして、根深い食い違いもあるのかもしれませんが…)
東京都側からは「棒ノ折」と呼ばれる山は、埼玉県側では「棒ノ嶺」と呼ばれており、頂上は埼玉県なのでしょう「棒ノ嶺」の山頂標が立っています。 私は都民ですし、以前書きましたように百軒(本当は百間)茶屋の女将さんに名前の謂れを教わりましたし、昔から呼び慣れているので「棒ノ折」でいきますこと、お許しください。
さて、降り続いた雨の後で増水してるだろうな・・・と思いつつ、白谷沢から入る棒ノ折の下見に行ってきました。 飯能から乗ったバスの車中、見下ろすと河原が全く無い程に増水した濁流。 名栗湖(有間ダム)こそ静穏な水面でしたが、何処からか流れ込む水の轟音が響いていました。
有間ダム(名栗湖)
ニガクサ コボタンヅルの実
アカメガシワの実 ヒメヤシャブシの実
登山口から程なく現れたのは、
藤垂の滝?
岩肌を飲み込むように流れる沢の水
文字通り「ゴルジュ(喉)」に吸い込まれていく激流
真っ白に噴き出す天狗滝
足元に気を付け、慎重に沢を渡っていきます。
跳べる時はリズムよくタッタッタッと渡ってしまう方が楽なことも。
(I会長撮影)
これで沢歩きともお別れ 権次入(ごんじり)峠
ヤマジノホトトギス
「棒ノ折(棒ノ嶺)」山頂はガスの中 オオバヤシャブシの実
山頂広場 東屋で一服
4月に高水側から登った時は真っ白な雪で覆われていた山頂には、ススキが高く伸びていました。
今年の4月11日の山頂
マツカゼソウ 苔で覆い尽くされた倒木
反対側の沢の勢いは、やや大人しいながらも行く手を阻まれる
清東(せいとう)橋へ下る手前の山葵田に噴き出す滝
キヨスミイトゴケ ワサビ田
イワタバコ フジウツギ
「ちわき」外観 室内
お蕎麦 鮎
「あ〜っ!」
という間にI会長のおしゃもじが返り、鮎はご飯の中に消えてしまいました〜残念・・・
(お蕎麦や釜飯は、単品では頼めず、「〇〇膳」という形で供されます。)
雰囲気良く、お食事も美味しい「ちわき」でゆっくり休憩も出来、後はバスに乗って帰るばかり…と、「ちわき」を出てバス停に向かう間に、突如、滝の様な雨が降り出し、さぁ大変!
バス停にあるのは屋根のあるゴミ集積所だけ。 ザックをゴミ置き場に入れつつ、急いで傘を広げザックカバーを掛け、斜向かいのお家のガレージの軒を借りてバスを待ちましが、バス停にいないのでバスが気付かず通り過ぎてしまわないかと気が気ではありません。 幸い通り雨で、バスが来るころには殆どやみそうになり、バス停に行けたのでヤレヤレでした。
どうもこのところ、最後の最後で雨に降られます。 まぁ、そういう時期ということなのでしょう。 こんな季節は、本当に油断大敵です。
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