仰ぎ見るような大木も、最初は風に吹かれて飛ぶ(風散布)小さなタネから芽生えるものが沢山あります。 そこから芽生える双葉は、草と同じような小さなもので、知らずにいたら、まさか木の赤ちゃんとは思えないくらいです。
これは、今年の発芽ではなく、2年目か3年目の姿です。 まるで等間隔に植えたように生えていて、ビックリ!
ケヤキ ニレ科、 エノキ アサ科、 ムクノキ アサ科
嘗ては同じニレ科に分類され「ニレ科三兄弟」と呼ばれていた、武蔵野でよく見かける代表選手です。
これが有ると言うことは、芽生え状態もみつかる筈! 膝を未だ曲げられないというのに、地面を舐めるように観察開始です。 おっ、早速双葉発見! 双葉だけでは自信がないので、本葉が出ているのも探しました。
さぁ、それぞれ何の芽でしょう? 答えは下の方に隠しておきますので、当ててみて下さい。 ヒントは上の3つのどれかです。
本葉の鋸歯の形と方向に特徴があります。 虫食いの上にピントが甘くてごめんなさい。
朝顔のような特徴のある双葉、一度覚えたら忘れませんね。
葉の特徴がわかるように、右に成木の新葉も載せておきます。
これも武蔵野に多い落葉樹です。 折り紙の葉のように折り目正しい葉脈が特徴です。
さぁ、幾つ分かりましたか? 森林インストラクターを目指す方は、この4種の芽は覚えておきましょう。 こんなことは、試験には出ないと思いますけど(^^;)、現場に出たら、話しのタネに面白いと思います。

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答え: 上段から、ケヤキ、ムクノキ、エノキ、イヌシデ