
あちこちにニョキニョキ生えてきた可愛いきのこたちを追いかけウキウキと歩いていたら、ほぼ立ち枯れ状態のコナラの根元に、
「うわっ、この赤いのは、若しかして・・・」
「触っただけでもカブレて、非常に危ない猛毒の・・・」
カエンタケ(火焔茸)ボタンタケ科トリコデルマ属 2021.07.11
地から這い出してきそうな鬼の指、鬼の腕・・・
羅生門葛の花より、もっと切り落とされた鬼の腕そのもの!
まだ小さな1本指や3本指のもありました。
以前、裏高尾の「パウロの森」で教えて頂いたので、多分そうではないかと思いつつ、お騒がせになっても恥ずかしいのでスマホの画像検索で確認してから、公園の管理センターに報告しに行きました。レンジャーさんが早速確認して下さるとのことで安心しました。
翌日、念の為、確認に行くと、全て取り除かれていましたので、やはりカエンタケだったようです。カシノナガキクイムシによるコナラの仲間の立ち枯れ木の増加に伴って、この猛毒カエンタケの発生も増えているようです。
ベニナギナタタケと見間違えての誤食による、腎不全、肝不全、脳障害などによる死亡例(成人の致死量3g)が報告されています。口にしないまでも手で触れただけでも被れますし、その手で誤って口や目に触れたら尚更に危険です。
枯れ木の根元辺りで、「鬼の指や鬼の腕のような赤いきのこ」をみつけても、決して手を触れないで下さいね! 若し、怪しいと思ったら、出来れば通報も考えて下さい。
きのこは個体差もあり、また幼菌〜老菌までの間に姿がかなり変化しますので、図鑑やここの写真通りでなくとも似通った怪しいものには近づかないことです。
<追記> 現地に看板も出てました! 通報して良かったです。

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