2021年07月29日

チダケサシ(乳茸刺)

 例年、咲いたかと思うと草刈りで一掃されてしまうので、ドキドキしながら小川沿いの群落を見に行くと、咲いていました!

チダケサシ(乳茸刺)ユキノシタ科チダケサシ属 2021.07.12
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少し日陰の群落は未だ咲き始めでしたが、こちらの方が沢山株が増えていました。
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湿り気のある土が好きなようです。

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円錐花序で側枝は斜上するのが特徴です。同じチダケサシ属のアカショウマのように枝垂れずスクッとしています。このように枝がしっかりしているので、収穫した乳茸を刺して持ち帰るのに使われたと言われています。

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 細いリボンのような花弁は、一つの花に幾つあるのか、写真がピンボケで数えられませんでした。雄しべは10本あるようで、花弁の方が雄しべより長いです。

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 集合美も良いですが、近づいてみたときの、淡紅色の花弁と淡青紫の葯の色合いが繊細で美しいですね。

 この後、花が咲いている内はお目こぼしで残して有りましたが、近くで蕾を膨らませていたコバノギボウシは問答無用で刈り取られてしまいました。花が終わったら、チダケサシもあっという間に刈り取られ、跡形も無くなっていました。

 咲くことも出来ずに刈り取られてしまったコバノギボウシの蕾
コバノギボウシP7122732.JPG


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posted by 山桜 at 21:12| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする