2021年07月30日

コバギボウシ(小葉擬宝珠)

 先日刈り取られてしまったコバギボウシを別の未だ草刈りが為れていない場所でみつけました。直ぐ近くまで刈り取られているので、正に風前の灯火です。明日はもう無いかも・・・(T-T)

コバギボウシ(小葉擬宝珠)キジカクシ科ギボウシ属
2021.07.27
コバギボウシP7272966.JPG
花の基部の苞は緑色の凹んだ舟形で上向きに付きます。

 背景はぼやけていますが、草刈りが近づいているのがお分かりかと思います。デング熱などを引き起こす蚊の住処を無くし、また足元の安全を守るための手入れは有り難いことなのです。ただ、選別草刈りは難しいようで何もかも無くなってしまうので、その日が来ると呆然と立ち尽くしてしまいます。

 「観察を続けますね」とお伝えした、タツナミソウ、ノカンゾウ、ヤブカンゾウ等も既に跡形もありません・・・(T-T)

コバギボウシP7272965.JPG
花弁には白い縁取りと濃い紫の条があります。

コバノギボウシP7122732.JPG
蕾を見ると、苞のポジションと役割が分かりますね。開花まで大事に蕾を包んで守ってくれています。

コバギボウシP7272920.JPG
葉は光沢少なく細長めで、基部は葉柄に流れ翼のようになる傾向です。

 昨日は、コバ「ノ」ギボウシと記載しましたが、最近の図鑑でみると「ノ」は入らず「コバギボウシ」となっています。時々このようなマイナーチェンジがあるので、ポンコツ脳に上書き保存が出来ず困ってしまいます。

 同じ様に葉が小さいタイプで「コバノガマズミ」や「コバノイチヤクソウ」などのように「ノ」が入る名前と「コバギボウシ」のように入らない名前が混在するので、余計ややこしくなります。

 ただ、「オオバギボウシ」に対してのことなら「コバギボウシ」の方が、どちらも「ノ」無しでスッキリかもしれませんね。


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posted by 山桜 at 16:18| Comment(4) | 山野草木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする