斜面下の湿地帯でツリフネソウが咲き始めました。なんでもそうですけれど、この咲き始めの初々しさ、艶やかさは、満開時には感じられないトキメキがあります。
ツリフネソウ(釣舟草)ツリフネソウ科ツリフネソウ属
横から見ると、名前の由来が良く分かります。茶席で用いる「釣舟」という花入れに、そっくりです。表千家では重なりを嫌うので、恐らく釣舟形の花入れにツリフネソウは入れないでしょうね。花入れもお花もゆらゆらというのを見てみたい気がしますが・・・(^^:)
早速、目敏いお客様がやって来ました。まだ一つ咲いただけで蕾も沢山、本当に初々しく可愛らしい。
明日には咲きそうな蕾が、期待を膨らませてツヤツヤ光っています。
近縁種のキツリフネは、花が黄色で葉の下に咲きますが、ツリフネソウは葉の上に花茎を伸ばして咲きます。
昔は良く植えられていたホウセンカの仲間で、同じ様に果実が膨らんで熟すとパン!と弾けて種子を飛ばします。それで英名は”Touch-me-not"、学名の”Inpatiens”も「我慢できない」の意味です。最近ホウセンカより人気の園芸品種のインパチェンスも同じ仲間です。
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