2021年10月31日

閃輝暗点

 10月の初めの頃、テレビを見ていたときだったか、ふと左目の視界の右下が斜めに銀色の霞がかかったように消えて見え、最初はコンタクトレンズの汚れかと思い直ぐに外してみましたが、それでも視界の欠けは変わらず愕然としました。

 落ち着け落ち着けと自分に言い聞かせ、心を静めて深呼吸する内に段々と銀色は消えていきました。とても長く感じましたが、恐らく3分も経っていなかったと思います。

 不安になって眼科で診察を受けると「閃輝暗点」という診断でした。目の機能の異常では無く、強いストレスなどを受けた際に、脳の血管の一時的な異常収縮によって生じるのだそうです。今回は初めてで時間も短かったので、経過観察ということになりました。

 帰宅してネット検索して調べると、片頭痛を持っている人に割りに良く出る症状で両目に視界異常が起きることが多いとのこと。しかし、私の場合、頭痛もなく左目だけに生じていました。却ってこのようなケースの方が他の病気が潜んでいる可能性ありとのことで気になりつつ、パソコンやスマホを見る時間を減らし過ごしていました。

 その2週間後、今度は緑色の升型の上2辺が欠けたような形が一つ見え、段々とそれが弧を描いて増えて行き、長いジグザグの稲妻のような形になっていきました。これは、以前の銀色の霞のような欠け方とは違い、ネット検索でみた図形とよく似ていました。このときは、約30分続きました。

 症状が出た前に特に強いストレスを感じるようなことは無かったと思いますが、膠原病との診断の出ている膝の不調で何事も思うように出来ず、ストレスは溜まっていたと思います。また膠原病自体も強いストレスが引き金になることがあるとのこと、こちらは家人を亡くした壮絶な喪失感からではないかと思います。家人の母も殆ど同年代の頃に夫である義父を亡くし、膠原病を発症しています。

 膠原病で服用したり点滴を受けたりしている薬の影響は無いかと主治医に相談したところ、念の為、脳MRIを撮って頂けることになりました。思いがけないことが次々と起きる物ですが、一つ一つ対処していくより他ありませんね。


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ラベル:閃輝暗点
posted by 山桜 at 11:59| Comment(10) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月30日

第126回高尾山グリーンクリーン作戦下見

久し振りに高尾山グリーンクリーン作戦の下見に参加してきました。コースはこれも2年ぶりという久し振りの日影沢コースでした。山桜はずっとFITのふれあいハイキング「秋の花を探そう・裏高尾爽やかハイキング」の幹事や班長をしてきましたので、馴染みの懐かしい道です。

<コース>
 JR高尾駅北口(集合)ー(小仏峠行きバス)ー日影BS〜日影林道入口〜日影キャンプ場〜逆沢作業道〜もみじ台〜高尾山頂〜薬王院〜1号路〜高尾山口駅前小公園(解散)

 絶好のお天気の高尾山、コロナ禍明けでバスの増便も出る程の賑わいの中出発。日影沢に着くと、一度冷え込んで霜が降りたようで、ツリフネソウは殆ど溶けてしまっていましたが、日影沢入口の木の下に辛うじて残って咲いていました。

ツリフネソウ(釣船草)と キツリフネ(黄釣船)ツリフネソウ科
ツリフネソウ小P9103391.JPG キツリフネ小P9173555.JPG

オオハナワラビ(大花蕨)
オオハナワラビPA304232.JPG オオハナワラビPA304231.JPG

 冬にこのような胞子葉を伸ばす仲間のフユノハナワラビは、葉の先が鈍頭で余り尖っていません。

ジャコウソウ(麝香草)実 シソ科
ジャコウソウPA304235.JPG ジャコウソウPA304234.JPG
秋に赤紫色のシソ科にしては大きめの花を咲かせたジャコウソウは、シソの実のお化けのような大きな実を着けていました。

ベニバナボロギク(紅花襤褸菊)キク科
ベニバナボロギクPA304238.JPG アフリカ原産 ヨーロッパ原産で道ばたに良く生えているノボロギクよりずっと大型な外来種。因みにボロギクとは沢ギクの別名なのですが、私の大好きなサワギクをボロギクと呼ぶのには同意できません。

セキヤノアキチョウジ(関屋の秋丁字)シソ科
セキヤノアキチョウジPA304239.JPG
秋丁字は岐阜県以西の分布で、関屋の秋丁字はそれに似て、箱根の関所辺りでみつかった種です。

クジャクシダ(孔雀羊歯)
クジャクシダPA304240.JPG
孔雀の羽を広げたような・・・と言いますが、いつも赤ちゃんのよだれかけを思い浮かべてしまいます。

イイギリ(飯桐)
イイギリPA304400.JPG
秩父の方では「南天桐」とも呼ばれるように、朱色の実をいっぱい垂れ下げていました。

ウド(独活) ウコギ科
ウドPA304244.JPG ウドPA304245.JPG
最初は同じウコギ科のトチバニンジンかと思いましたが、近づいて黒い実がなっていてウドと分かりました。肝心のその実がピンボケですみません。少し触れると美味しそうなウドの匂いがしました。

もみじ台からの富士山
富士山PA304246.JPG
このあと、頭の上の傘もとれてスッキリした姿を現せてくれましたが、雲のある風情も捨てがたいのでこちらを採用。

サルトリイバラ(猿捕茨)
サルトリイバラPA304248.JPG サルトリイバラPA304249.JPG
いつも沢山実を着けている株は、今年も鈴なりでした。この勢いはあと何年続く?

マロングラッセ ミッキーさんの手作り! しっとり蜜が沁みて超美味でした〜♪ ご馳走様で〜す(^0^)
マロングラッセPA304250.JPG

ツタウルシ(蔦漆)ウルシ科
ツタウルシPA304252.JPG
山桜の枝を乗っ取って、陽当たりの良い場所で真っ赤に色づいていました。ヒラヒラと足元に散ってきても、ウルシ科で触れば被れますので要注意。

ヤクシソウ(薬師草)キク科
ヤクシソウPA304255.JPG
ヤクシソウが咲くと、秋も終わりが近づき冬がやって来るなぁと思います。

ホウチャクソウ(宝鐸草)実 イヌサフラン科
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青い実というのは、どうしてこう惹きつけられるのでしょう。赤い実とはまた違う大人の?魅力ですね。

イヌショウマ(犬升麻)実と葉 キンポウゲ科
イヌショウマPA304260.JPG イヌショウマPA304258.JPG

 サラシナショウマが咲いていたのに、花の写真を撮らずにいました。犬升麻の実の形は、花は全く違うのに同じキンポウゲ科のトリカブトに良く似ています。

アズマヤマアザミ(東山薊)キク科   コウヤボウキ(高野箒)キク科
アズマヤマアザミPA304259.JPG コウヤボウキPA244193.JPG

 アズマヤマアザミが草刈りで切り戻されて返り咲きしていました。沢山咲いている時よりも、一つの花として皆に綺麗だと鑑賞されて恥ずかしそうでした。同じキク科の木本であるコウヤボウキの花にもちょっと似ていますね。

ミゾソバ(溝蕎麦)  ミヤマタニソバ(深山谷蕎麦)タデ科  
ミゾソバPA214098.JPG ミヤマタニソバPA304261.JPG

「見返りブナ(橅)」の黄葉 ブナ科ブナ属
ブナPA304264.JPG

ブナPA304263.JPG

 1号路を下っていくと、右に折れるカーブの所にブナ(白ブナ、本ブナ)とイヌブナ(黒ブナ)が生えています。ちょっと急なので、少し下がった辺りで振り返ると両者が比較して見られます。いつもこうして振り返って見ることが多いので勝手に「見返り橅」と呼んでします。この呼び方が少しずつ普及しているようで嬉しいです♪

 ブナの木には、何となく生きているという気配を感じます。「見返り橅」も人肌の温もりさえ感じられるような滑らかな樹肌、手を大きく広げ胸をはっているような、懐の深い神様の佇まいに思えます。

アカガシ(赤樫)どんぐり ブナ科コナラ属  カラスザンショウ(烏山椒)実 ミカン科
アカガシPA304266.JPG カラスザンショウPA304267.JPG

 アカガシの核斗にはビロード状の毛が生えています。ケムンパという可愛い毛虫のクラフトの材料になります。カラスザンショウの実は、落ちていても余り気に留められませんが、時に踏まれて柚子の実のような柑橘系の良い香りを醸すと、一躍人気者になります。

メグスリノキ(目薬の木)ムクロジ科カエデ属
メグスリノキPA304405.JPG
 
 もう少し紅葉が進むと、独特な濃いめのサーモンピンクに染まります。大きなプロペラ型の実も特徴です。

十一丁目茶屋前のイロハカエデなどの紅葉
十一丁目茶屋前PA304269.JPG

 陽当たりの良い所では、綺麗に紅葉が始まっています。

トキリマメ(吐切豆)実と葉 マメ科
トキリマメPA304270.JPG トキリマメPA304273.JPG

 その紅葉の下の斜面には、トキリマメとテイカカズラが茂っていて、かき分けて良く観ると面白い実がなっています。

テイカカズラ 実 キョウチクトウ科  アオキ(青木)双葉 アオキ科
テイカカズラPA304271.JPG アオキPA304262.JPG

 テイカカズラの「人の字型」の実。 湿った斜面では、アオキの双葉がいっぱい開いていました。

アキノキリンソウ(秋の麒麟草)キク科   キッコウハグマ(亀甲白熊)キク科 I氏撮影
アキノキリンソウPA304274.JPG キッコウハグマ小DSC_4210 (002)飯塚さん.jpg

 高尾山では何故か少ないアキノキリンソウ。ひっそり石垣の間に咲いていました。同じくキッコウハグマの花も閉鎖花が多いのですが、本当の花はこんなに可愛らしいのです。キッコウハグマの写真は同行のI氏撮影のものです。

ツルギキョウ(蔓桔梗)キキョウ科
ツルギキョウPA304275.JPG これもなかなか数が少ないものの、毎年幾つかの決まった場所で咲いてくれるツルギキョウです。今年は花を見に来られず、赤い実を探しましたが、これもみつかりませんでした。ただ、三ヶ所の株(蔓性)が皆とても元気そうで安心しました。

 未だ膝にサポーター、ストックを片手に、痛み止めを服用し湿布を貼ってという情けない状態なので、十分な写真は撮れませんでしたが、今の日影沢〜高尾山の様子を少しでもお伝えできていれば幸いです。

 これから益々紅葉が進み、大賑わいとなるでしょうね。コロナ対策を十分に、また、足元などの装備も抜かりなくしてお越し下さい。朝夕は気温が低いです。着脱容易な服装で防寒着もご用意下さい。


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posted by 山桜 at 23:24| Comment(8) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月29日

オオムラサキシキブの核果

 6月にオオムラサキシキブを発見し、花が白くて驚き、実の色は何色かなと楽しみにしていましたが、普通に紫色でした。ただ、実の大きさは普通のムラサキシキブより一回り大きいようでした。

オオムラサキシキブ(大紫式部)果実 シソ科ムラサキシキブ属
2021.10.29
オオムラサキシキブPA294223.JPG

オオムラサキシキブPA294229.JPG

オオムラサキシキブ 花 2021.06.24
オオムラサキシキブP6242225.JPG

6月に書いた関連記事はこちらです。
オオムラサキシキブ

 そういえば、コムラサキ、ヤブムラサキは式部が付かないのに、オオムラサキは式部付きなのは、蝶の名前だけでなく平戸ツツジの品種に「オオムラサキ」があるからでしょうか。また、オオムラサキシキブは、ムラサキシキブの海岸に分布する変種とされているからかもしれません。


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posted by 山桜 at 22:59| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月28日

カマツカ(鎌柄)の 梨状果

 春にクリーム色の小花を沢山付けていたカマツカの実がなり、赤く色づいて来ていました。

カマツカ(鎌柄)別名:ウシコロシ、ウシゴロシ 
バラ科カマツカ属 2021.10.28
カマツカPA284222.JPG

 サクランボのような長い果柄がありますが、サクランボのすらっとした柄と違い、ちょっとゴツゴツした無骨な味わいです。流石、材が固くて鎌の柄に用い、「ウシゴロシ」の異名があるという木らしく感じます。

カマツカPA284213.JPG

 花数が多い割りに結実は少なめで、人目を惹くことは少ないようですが、よくみると可愛い小さなリンゴのような実(梨状果と呼ばれます)です。未だ食べてみたことはないのですが、リンゴ風味でありつつも余り美味ではないそうです。

カマツカPA284215.JPG カマツカPA284217.JPG

カマツカPA284221.JPG

赤く紅葉しない場合、独特のクリーム色の黄葉となり、ここにカマツカがあったと気付かせてくれます。

春に咲いた花 2021.04.20
カマツカP4201060.JPG

4月の記事はこちらです。
「カマツカ(鎌柄)とコデマリ(小手毬)の 花」


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2021年10月24日

赤い新葉はチャンチン(香椿)でした!

 4月に金比羅山ハイクの麓で見かけて正体不明、ハゼノキ?と書いてしまっていた樹木は、中国原産のチャンチン(香椿)だったようです。金比羅山ハイクの記事にも訂正を入れました。

 こちらのイチョウとコラボして印象的なサーモン・ピンクの新葉の色を覚えていらっしゃるでしょうか? 3月下旬〜4月までは赤く、5月には緑になってしまうそうですので、とても良いタイミングで出会えたのですね。

チャンチン(香椿)センダン科チャンチン属 中国原産
チャンチンP4150945.JPG

チャンチンP4150921.JPG

チャンチンP4150920.JPG

 日本には室町時代には来歴があるそうです。樹高15〜30mにも達するので「クモヤブリ(雲破り」、雷が落ちやすいので「ライデンボク(雷電木)という別名があります。 

 「すっとこどっこい、この唐変木野郎!」
なんて江戸っ子の生きの良い台詞がありますが、この「唐変木」もチャンチンの別名とされます(諸説あり)。 妙にすくっと大きくて、春にはビックリの紅葉を開くという突拍子無さが「唐変木!」なのかもしれません。

 中国では単に「椿」と書けば、このチャンチンを指し、ゴマやネギのような独特の香りがあり、樹皮を薬用に、新葉を食用にしているそうです。若し、薬用植物園などでみかけて、落ち葉などで香りを試せるようでしたらトライしてみてください。

 因みに、ちょっとややこしくなりますが、中国名では、
 
「山茶花」「山茶」=ツバキ
「茶梅」=サザンカ 
「椿」=現在では、このセンダン科の香椿チャンチンのことで、
    かつては空想上の迎春長寿の大木の意味だったそうです。



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posted by 山桜 at 14:49| Comment(8) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月23日

心源院古道ハイキング・下見

 爽やかな秋空の下、山笑(やまにこ)ハイキングの番外編、「心源院古道ハイキング」の下見は、久し振りの地元以外の山歩き、しかも初めてのコースを楽しんで参りました。

<コース>
 高尾駅北口ー(バス)ー川原宿大橋BS〜心源院〜女坂〜向山北砦〜大六天〜柵門台手前〜八王子城址公園〜ガイダンス施設〜美し(うまし)郷〜霊園前BSー(バス)ー高尾駅北口 (歩行時間 約2時間5分)

朝日を浴びる心源院手前のお地蔵様たち 10:14
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心源院 10:15
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八王子へ落ち延びた武田信玄の娘「松姫」が、剃髪し得度されたお寺です。

梵鐘
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梵鐘の鐘には地元の詩人・中村雨紅(「夕焼け小焼け」の作詞者)直筆の歌詞が彫られています。

本殿
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焼失後に再建されコンクリート造なのが残念。境内にはモミジの木が多く、紅葉が進めば素晴らしい景色でしょう。

男坂の入口にある秋葉神社
心源院古道PA234128.JPG
ご神木の真ん中、鳥居の真上にお日様がお出ましで、何だか歓迎されているようです。

東京マラソンの森の看板
心源院古道PA234129.JPG
出場したリカさんの参加費も生かされているんですね。

心源院・出発地点の看板 10:27
心源院古道PA234132.JPG

 ボランティアの方々の手作りの心の籠もった看板が道々に立てられています。コース沿いの植物も大切に保護されています。

女坂のセンブリ(千振)リンドウ科 10:31
センブリPA234176.JPG

 高尾山のセンブリに比べて、大切にされている為か、伸び伸びとしてお花も大きく感じました。

センブリPA234174.JPG

センブリPA234137.JPG
 
 リンドウの仲間は、お日様が当たれば花を開き、翳ると閉じてしまいます。閉じた蕾をみると、成程、リンドウの仲間だなと納得ですね。

ウメモドキ(梅擬)10:35
ウメモドキPA234138.JPG

 女坂を山野草を見ながらゆっくりと登ってしまえば、ゆるやかなアップダウンの尾根道が続きます。

向山砦 女坂と男坂(神社コース)合流点の看板 10:58
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どうも「現在地」と「卍(心源院)」の表記が逆のようですが、まぁ、合流・分岐点ということだけは分かります。

 大六天の展望台への道は、ちょっと登ります。

大六天・展望台 11:13
心源院古道PA234147.JPG
西武ドーム、スカイツリーなどが広く見渡せます。

大六天の看板 11:17
心源院古道PA234150.JPG

心源院尾根・松竹分岐 看板 12:14
心源院古道PA234151.JPG

 この辺りから柵門台へもまぁまぁ登ります。そしてその後の下りが、道が狭く少し歩きにくく、明け方まで雨が降っていたので、やや滑りやすくなっていましたが、それほど長くはありません。

アキノタムラソウ 12:21
アキノタムラソウPA234152.JPG

サラシナショウマ 12:24
サラシナショウマPA234153.JPG
サラシナショウマPA234155.JPG

神社鳥居 12:46 古道コースの終点です。
心源院古道PA234156.JPG

八王子城跡ガイダンス施設内にて
北条氏照室比佐御膳甲冑レプリカ   北条氏照甲冑レプリカ
心源院古道・氏照室甲冑PA234158.JPG 心源院古道・北条氏照甲冑PA234157.JPG

 美し郷は、元々庭園師・林さんのお住まいですので、お手洗いは一つです。ガイダンス施設で済ませて頂けると助かります。

美し郷にて
美し郷PA234159.JPG

 コルテッツア・チーズケーキ、60m掘った地下水使用のコーヒー、どちらもとても美味でした! 他のグループの方の窯焼きピザの良い香りが漂ってきていました。本番では焼いて下さるそうなので、お楽しみに。

室内の丁度品 サイカチの実  きのこの木彫
サイカチPA234160.JPG きのこ木彫PA234161.JPG
サイカチの実はサポニンを含んでいるので洗濯に使えます。きのこの木彫は、木に出来た瘤を利用して彫り出しています。

 奥様に、お庭の説明を沢山伺ったのですが、なんと、全く写真を撮っていなかったことに帰宅して気付きました。夢中になって聞いていたのですね〜💦 

 門の辺りに沢山落ちていた実は、常緑ヤマボウシの実。普通のヤマボウシの4倍もありそうな大きな実です。

リンドウ(竜胆)
リンドウPA234164.JPG
水琴窟の音を聞く時、足元に咲いていますので要注意。

タラヨウ
タラヨウPA234165.JPG
文字が書ける葉として有名。バス停迄の道の途中の橋の左手にあります。

アオツヅラフジ
アオツヅラフジPA234169.JPG
鈴なりに実をつけていました。


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posted by 山桜 at 21:41| Comment(7) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月22日

チョウジソウ(丁字草)袋果と種子

 4月に空色の星のような花を沢山咲かせたチョウジソウ。(先日から書いていますようにガガイモの仲間ですが、今はガガイモ科はキョウチクトウ科に統合されています。)テイカカズラと似た「人字型」の袋果をつけるので、種子には種髪がついているのではと期待していましたが・・・

チョウジソウ(丁字草)キョウチクトウ科チョウジソウ属 
袋果と種子 2021.10.05
チョウジソウPA053865.JPG

カリカリに乾いていて直ぐにポキッと折れてしまうので、暫く湿らせてから、半分に割って中を見てみると、種髪はなく長さ8o程の大きめの棒状種子がキッチリと隙間少なく並んでいました。

チョウジソウPA053863.JPG

 横から見ると、斜め平行四辺形で、表面には複雑な迷路のような凹み模様がありました。

チョウジソウPA053864.JPG

 シナモン等の香り漂うスパイシー・クッキーのようにも見えますが、この種子も含め全草有毒ですので、決して口にされないように。(香りはありませんでした。)

チョウジソウPA043859.JPG

 複雑な迷路模様の役割は分かりませんが、種髪が無く大きめの重さのある種子ということは、遠くへ行く積りは無さそうです。偶々袋果を開けるときに湿らせていた時の種子の写真を撮っていました。これを見ると、水分を蓄えて固い種子の殻を割るための溝かもしれないと想像します。

 開けた湿地草原のような所が自生地で、恐らく発芽にはかなりの水分を要すのではないでしょうか。適湿地で発芽したいが為の工夫に思えます。湿った土の中で引っかかり、また、潜りやすいのかもしれません。

 そのような湿地草原が激減したことにより、各地で殆ど絶滅危惧種のような状態で、園芸店で流通しているのは北米産の外来種が多いようです。  

結実し成長した若い「人字型」の袋果 2021.06.15
チョウジソウP6152142.JPG

開花 2021.04.23 
チョウジソウP4231153.JPG
 
 花期は短いですが、吸い込まれそうな空色、清々しい端正な姿が魅力的な花です。
 株分けや挿し穂で増やすのが普通のようですが、家ではこぼれ種でも増えている模様。折角の種子ですから播いて経過を観察してみるつもりです。


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posted by 山桜 at 13:50| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月21日

スズサイコ(鈴柴胡)袋果

 先日、草姿を見つけたスズサイコ、果実がなっていないか目を皿のようにして探して、みつけました! ガガイモの仲間らしい姿です。

スズサイコ(鈴柴胡)果実 キョウチクトウ科カモメヅル属 2021.10.19
スズサイコPA194066.JPG

 これが二つ「人」の字型についていると、テイカカズラやチョウジソウにも似ています。

テイカカズラ 果実 キョウチクトウ科テイカカズラ属
PB248289テイカカズラ実 (443x590).jpg

チョウジソウ 果実 キョウチクトウ科チョウジソウ属
チョウジソウP6152142.JPG

 そういえば、チョウジソウの果実の中の種子の姿、未だお見せしてませんでしたね。追ってご紹介しましょう。

 スズサイコ 先日の草姿 2021.10.16
スズサイコ?PA164012.JPG

 あれっ? 改めて見ると、この写真に果実が写っているような・・・どこに眼をつけていたのやら、情けない。

スズサイコ?PA164014.JPG

 草姿や花の痕跡を見て興奮して見逃していたのですね。舞い上がっていると、目の前の物が見えなくなるという良い見本です。


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posted by 山桜 at 09:20| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月19日

キチジョウソウ(吉祥草)

 「この花が咲くとその家に良い事がある」とされるキチジョウソウ。武蔵野自然観察園で草取りをしてすっきりさせたら、沢山の花が咲いているのが見えるようになりました。吉祥寺北町で吉祥草が咲くのは、何だか縁起が倍増しな気がします。

 花が咲くのはそれ程珍しいことではないようで、つまりは、
「庭の手入れをすれば、
       藪の中に咲いている花が見えるようになる」
綺麗に保つ心がけが福を招くということかもしれません。

キチジョウソウ(吉祥草)キジカクシ科キチジョウソウ属 2021.10.04
キチジョウソウPA043831.JPG

 こんな風に株元に咲くので、他の草や落ち葉が積もっていると、折角の開花を見逃してしまいます。

キチジョウソウPA043834.JPG

 雌しべの花柱が雄しべより長い両生花と、雌しべが退化した雄花があるとのことですが、そこまで観察できず、写真のピントも花序の先の方に咲くという雄花には合っておらず、残念。

キチジョウソウPA043836.JPG

 ここに見える範囲は全部両生花のようですね。清楚で清々しい色合いです。

キチジョウソウPA043862.JPG

 次は赤く熟すという実を見逃さないようにしましょう。


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2021年10月18日

オオスズメバチ 近影

 ぐっと冷え込んだ朝、ベランダに目を疑う姿あり、思わず2度見。それでも信じられず、恐る恐る近づいてみると、やはり間違い無くスズメバチが丸まって落ちていました。

 「スズメバチは死んでいると思っても動いて最後の力で針を刺す」とも聞いていたので、長い棒でつついたり、シャベルでひっくり返したりして、全く反応が無いことを確認。

 スズメバチの仲間を至近距離で観察出来る願っても無いチャンスに段々と興奮し、あらゆる角度から狙う大胆な?撮影会となりました。この時点では、私は未だオオスズメバチなのかコガタスズメバチなのか、確信を持てていませんでしたが、至近距離で観察出来て特徴を掴めた結果、オオススメバチであることが分かりました。

!!昆虫類が苦手な方は、この先の閲覧はお控え下さい!!

 先ずは、立派な面構えにご対面下さい。虫好きな私でも流石にちょっと心が震えました・・・。

オオスズメバチ
オオスズメバチPA164018.JPG

 なんと凶悪な、それでいてなんと完璧に美しいデザインなのでしょう!
 触角の下、人間で言えば鼻に見える部分=「頭楯」の下の突起が二つなのがオオスズメバチの特徴。

オオスズメバチPA164017.JPG

 ちょい斜めからの流し目も決まりました。
 なんで触角はそんな眼の傍の邪魔そうな所から生えているのか? 視覚を妨げないのか不思議です。生きている時は、その上の窪みに沿って上に跳ね上がっているのかもしれません。きっと物凄く機能的に出来ているのだと思いますが、私には仕組みが分かっていません。今、調べたくてウズウズしています。

真横から
オオスズメバチPA164005.JPG

 胸は黒く模様はナシ。腹は、黄色にほぼ同じ巾の暗褐色の帯

腹側から
オオスズメバチPA163992.JPG

 脚だけ見ていると、蟹とそんなに変わらないような。蟹という漢字に「虫」が付いているのも道理に思えます。

背中から
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 鼈甲細工のような美しく透ける翅 2枚に見えますが、よく観れば下に小さく更に薄い翅があり、合計4枚です。
オオスズメバチPA164003.JPG

極めつけは、仰向けで・・・
オオスズメバチPA164002.JPG

 お尻の先の針が死して尚鋭く、辺りを威圧するような緊張感を醸し出していました。

 オオスズメバチさん、最後に私の家のベランダを選んで降りてきてくださり、ありがとうございます。お陰様で、初めてオオスズメバチさんの身体の隅々まで観察することが出来ました。感動と興奮のあまり、色々なポーズを勝手にとらせてごめんなさい。尊敬のまなざしで見せて頂きました。後は蟻さんが解体して運んでくれるでしょうか。天地の営みに感謝です。


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posted by 山桜 at 23:56| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月17日

久し振りの「堤新亭」ランチ

 コロナ禍で殆ど外食もせずに過ごして来ましたが、先日の誕生日にケロがお祝いにご馳走してくれるというので、家族の思い出様々の「堤新亭」に久し振りに出掛けました。

 ケロが大阪へ行く前、家族三人で最後に外食したのも、Kさんの一周忌の法要をお願いしたのもこちらでした。全てお箸で頂けるフレンチ懐石です。

 もう一ヶ月近く経ってしまい、こういうものは頂いて直ぐに書かないとダメですね・・・さてさて、どのくらい覚えているでしょうか。

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野菜とオマール海老のテリーヌ
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こちらはお野菜がとても美味しいのです。

サツマイモのスープジュレ
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前菜盛り合わせ 左上は、オリーブのシフォンケーキと言うよりスフレに近いふわふわの卵味
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マイタケのフラン
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和の器で供されれば、出汁が異なるだけで殆ど茶碗蒸しですね。

カスベ(エイの仲間)ゼラチン質や軟骨の部分も美味 ムニエル
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新潟では干したカスベを戻して煮こごりを作ります。祖母から受け継いだ父の得意料理でした。そんなカスベとはまた違った、生の美味しさは初めて。父に食べて欲しかった・・・Kさんの一周忌の法要に具合が悪くて出られず、その日に救急車で運ばれ一ヶ月後に旅立った父でした。

カイノミ(牛の一番ヒレに近いバラの希少部位)ロースト ガーリックソース
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さくりとした柔らかさだけでなく、お肉の味が楽しめます。甘みを引き出した上品なガーリックソースが良く合いました。

この間に、新米のいくらご飯があったのですが、あっという間に頂いてしまい写真を撮り忘れました。「新米といくら」目の前にしたら、抗えない魅惑の組み合わせです。

ワインゼリー シャインマスカット イチジク 栗のアイスクリームだったかなぁ 記憶力が悪くてシェフに申し訳無いです。
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 ケロちゃん、ご馳走様でした。季節の味の一つ一つが優しい気持と共に心に身に沁みました。すっかり大人になって、独りでどんどん道を切り開いて生きて、頼もしい限りです。その姿が一番の誕生日プレゼントです。


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posted by 山桜 at 22:03| Comment(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ガガイモの仲間からのプレゼント

 今日は雨の誕生日になることが分かっていたので、昨日の晴れ間に散歩に出ると、
「こっち、こっち、ここだよ〜!」
と、強い引きの力を感じました。(こういうことを言うので怪しい人と思われる・・・)

 ずっと観察してきても見当たらなかったので、半ば諦めていたのですが、なんと結実していました!!

ガガイモの袋果 キョウチクトウ科ガガイモ属 2021.10.16
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 うう〜ん、このイボイボのついた紡錘形のフォルム、何か神秘の力を秘めた気配が堪りません。

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 位置から考えると、この子(花)が実ったのかもしれません、感激です 弾けて中の白い種髪付きの種子が飛び立つ日まで、どうか刈り取られず無事でありますように。

 足取りも軽く歩き出すと、今度はふと、最近歩いていなかった斜面に目が留まりました。こっちも何だか呼ばれているようです。おおおっ、こ、これは!!

スズサイコ?(鈴柴胡)キョウチクトウ科カモメヅル属
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 この草むらの中に、宝物を発見しました! 多分、見える人と見えない人がいると思います。見える人は仲間というか同類というか??(笑)

 以前は同じガガイモ科で、私の中では今でも「ガガイモの仲間」です。ガガイモを愛するガガイモ・レーダーがピピピっと反応しました!

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 花柄の名残が見られました。ここまで近づけば、ピンと来られた方も多いでしょう。残念ながら花期には出会えませんでしたが、来年の楽しみが増えました。どこかに実が成ってないかなぁ 果実を見たことが無いので探す楽しみも増えました。草刈りでやられずに本当に良かった!レンジャーさんに感謝です。

 ガガイモの神様、スクナヒコナノカミ様、素敵なプレゼントをありがとうございます お陰様で雨で肌寒い誕生日も心ホカホカで踊り出したい程に嬉しい日となりました。

 そうだ、コバノカモメヅルも結実しているかも! うう、どうしよう、雨の中出掛けるかなぁ・・・明日は他の予定があるし、確かめられる日が待ち遠しい。


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posted by 山桜 at 11:25| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月15日

キンモクセイの2度咲き

 キンモクセイは時に2度咲くことはあるのですが、大抵は先の開花が少なめで2度目が本開花で沢山咲くことが多いと思います。ところが今年は、1度目の開花も2度目の開花も、それぞれなかなか見事な咲きっぷりでしたので、あちこちで話題になっていました。

 そして、一度目の開花が、例年より2週間ほど早かったのは、夏の暑い時期が短く気温の低下が早かったからかなと思いました。

キンモクセイ(金木犀)モクセイ科モクセイ属 2021.09.14
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 この後、また気温が上がって夏日になり、再び低下したので、2度目の開花となったようです。1度目から約4週間後、2度目の花の方が気候の所為か芳香が高く感じられ、それによって気付いた人も多かったようです。

2021.10.10
キンモクセイDSC_1276 (002)10-10.JPG
スマホで日が陰った時間に撮ったので色が悪く見えますが、1度目に劣らず綺麗に咲いていました。

 実は、今年はギンナンの実が物凄く沢山落ちていて、拾う人も多いのに拾いきれない程で、
「オレンジ色に染まった地面が、まるでキンモクセイの花の色のようだなぁ」
と思った時、
「そういえば、今年は地面を染めるほどのキンモクセイの落花をみなかったような・・・」
とも思いました。やはり2度に分けて咲いたので、一度に落ちた花の量も少なめだったのかもしれません。

 所で、2度咲くと言っても、花芽分化から開花まではどの位かかるのでしょう? 9月に全部咲いてしまった後、新たに花芽ができて10月に咲かせることが出来るのでしょうか。

 花が2度咲いた事は確認しましたが、花芽〜蕾〜開花の様子は観察していなかったので謎は残ったままです。来年はどうなるか分かりませんが、出来れば以下の点を確認したいと思います。

(1)花芽分化〜開花が2度起きる。 
(2)枝によって、咲く時期が違った。
(3)出来ていた蕾の内の何割かが先に、残りが後に咲いた。
(4)木が生えていた場所によって咲く時期が違った。
(5)その他の現象

 手持ちの剪定の本によれば、
 「花芽は今年伸びた枝に着く、花芽分化は8月」
とありますので、花芽〜開花は約1ヶ月と短く、(1)の可能性はあるように思えます。

(4)については、家のキンモクセイ、及び、近隣のキンモクセイが2度咲いたのを確認したので除外しても良いのですが、一応、日本のキンモクセイは殆どがクローンとは言え、場所による開花時期の違いが大きいかは要確認。


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posted by 山桜 at 23:01| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月12日

ルリタテハの羽化

 今頃、ホトトギスやサルトリイバラの葉の裏を覗くと、黒とオレンジのボディに白い分岐したトゲトゲという派手な出で立ちの幼虫をみつけることがあります。これがあの瑠璃色に光るルリタテハになるのですから、昆虫の変身はミラクルです。

 武蔵野自然観察園には、在来種のホトトギスと繁殖力の強い台湾ホトトギスが生えていますので、ルリタテハが良く産卵に来ます。見学者が観察しやすいように飼育ケースの中で幼虫を育てていますが、私の当番の日、丁度羽化したてのルリタテハに会えてラッキーでした。

 欲を言えば、蛹から出てくるところを見たかったけれど、残念、間に合いませんでした。

ルリタテハ タテハチョウ科 2021.10.11 武蔵野自然観察園
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 飼育ケースの中で羽化し蛹の抜け殻に止まって一息。未だ、翅が濡れていて伸びきらずに皺が寄っています。飛ばない内に外の大ケージに食草のホトトギスの枝ごとそっと運ぶ途中、シャワーのようにオシッコを勢いよく放出しました。蛹の中にいた間中、体内に溜まっていた分ですね。大変身を遂げた細胞の老廃物と思うと神聖な気持になりました。

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大ケージの低木に枝ごと移すと、お日様を浴びて気持ちよさそうに翅を乾かしています。

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まだ飛ばないのをいいことに、そっと正面から失礼・・・『大人の眼になって初めて見る人間、怖くないでしょ』なんて、片手で枝を持っている私の方がビビってピントが甘いです(。。;)

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羽ばたきをする度にぐっと翅に力が入り、皺もグンと伸びていくようです。樹液などを好む蝶なので、翅裏は樹皮に似た模様ですが、表は美しい瑠璃色のラインが目立ちます。 
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飛んでいるときは、雄雌がお互いを見つけやすい色合いで、且つ、上から見る天敵の鳥などには見つけづらい配色なのかもしれません。

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ルリタテハ 終齢幼虫
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室内だったのでリングライトをあてて模様はハッキリ見えますが、
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実際の色はこちらの方が近いです。

 ホトトギス、サルトリイバラの他に、ユリの仲間の葉も食べますので、意外に気を付けて葉裏を探せば都会の庭などでも幼虫を見ることができます。家にそれらを植えられている方は、是非、探してみて下さい。


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posted by 山桜 at 11:42| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月05日

秋の七草 ハギ(萩)の仲間

 萩と書くだけあって、秋の花の代表であり、草本にも○○ハギとハギの名が付くものも多い中で、東京近辺で見られる真正の「ハギ属」は、それ程多くありません。代表的な物をご紹介します。ただ、庭木では交配された園芸種も多いので、何系かな?と時に迷います。

ミヤギノハギ(宮城野萩)マメ科ハギ属
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大きく枝垂れる枝に咲きこぼれていること、小葉の先が尖っていることが特徴です。花序も咲き進むにつれ長く枝垂れます。

ヤマハギ(山萩)マメ科ハギ属
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野山で最も普通に見られるハギ。葉よりも花序が長いこと、小葉は小型〜大型があり、先が丸いか凹んでいて疎らにつく雰囲気が特徴です。

マルバハギ(丸葉萩)マメ科ハギ属
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意外に写真を撮っておらず、肝心の葉が写った写真がみつかりませんでしたが、葉が小型で丸みがあり先端が窪むことが多い。葉よりも花序が短く、葉柄基部にコチョコチョっと纏まってこぢんまりと咲く雰囲気です。新しく写真が撮れたら差し替えます。

キハギ(木萩)マメ科ハギ属
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花が白と紫という独特な色の配色です。ハギ属で最も幹の木質化が進む。葉はやや厚く平面的に並んでつき、小葉の先は尖り縁はやや波打つ。

ネコハギ(猫萩)マメ科ハギ属
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地を這うように生えることが多く、全体に猫を思わせるような軟毛が多い。花は白地に紫の斑文。


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posted by 山桜 at 21:16| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月04日

秋の七草 クズ(葛)

 クズ、「秋の七草」の一つですのに、もう少し良い名前だったら、人々の目も扱いも違っていたのではと思える植物の一つです。但し、名前の由来は、決して「屑」ではなく根から採る葛粉の産地、奈良の「国栖(くず)」という地名によるのだそうです。

クズ(葛)マメ科クズ属 2021.09.07
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 旺盛な繁殖力が嫌われて頻繁に刈られてしまうので、なかなか綺麗な花に会えませんが、葡萄ジュースというかファンタ・グレープのような甘い香りを放つので、それに引かれて探すと大体みつけられます。

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 総状花序は立ち上がり、下から咲き上がっていきます。ノボリフジならず、葡萄香と相まって、サカサブドウのイメージです。

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 毛深い、薄い枝豆のような豆果を沢山付けますが、余りふっくらと実ったものは見かけません。蔓でその地域を覆い尽くすような繁殖力なので、若しかすると自家受粉が多い所為でしょうか。

2021.10.15 (写真を差し替え、また追加しました。)
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 人の手の届かない高みでは、青空に伸び伸びと蔓を伸ばし沢山の豆果をぶら下げていました。


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posted by 山桜 at 19:57| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月03日

カワラケツメイ(河原決明)

 マメ科シリーズ、ご紹介を逃していたものを掘り出しました。ピンボケでない花のクローズアップと豆果の写真が撮れてからと思って、先延ばしにしている内に花期が終わってしまいそうなので、若しも見つけた方が参照できるように、取り敢えず載せて置きます。

 日本在来種ですが、河原の環境悪化により、すっかり見ることが無くなりました。この写真は武蔵野自然観察園で栽培されているものです。

カワラケツメイ(河原決明)
マメ科ジャケツイバラ亜科カワラケツメイ属
2021.09.13 武蔵野自然観察園
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 木本のジャケツイバラと同じく、所謂マメ科らしい完全な「蝶型花」ではなく、左右対称でありながら、花弁が同型同大で普通の花っぽく見えます。それなのに、肝心な花の部分のピントが合ってなくて申し訳無い。

 「豆茶」「合歓茶」などとも呼ばれ、葉や豆果をお茶として飲用できます。葉っぱは成程「ネム(合歓)ノキ」に似てますね。

 カワラケツメイの名は、河原に生えていて同じジャケツイバラ亜科のケツメイ(決明=エビスグサ)に似ていることによります。

 エビスグサ(胡草、夷草)は、外来種(原産地は諸説あり)で種子は生薬「決明子(ケツメイシ)」です。この種子の形が面白いのですが、それはまたの機会に。「ハブ茶」としても流通(本来のハブは生産量が少ないので、代用品として用いられています) 緑肥と線虫対策として畑に植えられるのを見ることもあります。

 「ケツメイシ」という音楽グループ名は、エビスグサからとれる生薬名「決明子」からとったもので、メンバーに東京薬科大出身の薬剤師さんがいます。決明子は「下剤」なので、「全てを出し尽くす」との意味があるとか、それは後付けで、生薬のリストを開いてパッと出てきたページにあった名前をピックアップしたのだとか。一度聞いたら忘れられないインパクトのある名前ですよね。


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posted by 山桜 at 10:58| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月02日

ナンテンハギ(南天萩)

 秋のマメ科植物シリーズ。今回は、カラスノエンドウ等と同じソラマメ属なのに、羽状複葉でもなく巻きひげも殆ど見られないという異色な存在。名前もその特徴故に、ナンテンハギ(南天萩)、又は、フタバハギ(双葉萩)と呼ばれています。花は総状に多数固まって咲くことが多く、なかなか見応えがあります。

ナンテンハギ(南天萩)別名 フタバハギ(双葉萩)マメ科ソラマメ属 2021.09.27
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2021.09.17
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後ろ姿も美しく、ラインダンスの踊り子さんのよう?

2021.10.03
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ポツンと一輪咲いていたので横顔のモデルになって貰いました。

2021.09.17
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陽当たりの良い草地に生えます。当地ではお墓周りでも見られました。葉は対生しているように見えますが、小葉2枚で一つの葉となる2枚羽状複葉です。若葉は「小豆菜」「小豆っ葉」と呼ばれる山菜です。

2021.09.27 武蔵野自然観察園
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全体の姿。最初の内は立ち上がりますが、寄りかかれる他の草が無く、自立できなくなると寝てしまいます。この写真を撮った武蔵野自然観察園でも観察することが出来ます。

 いつも花にばかり注目していて、豆果が生ったところを見逃しています。地元で観察出来ている今年こそ、その姿を捉えたいと思っています。

 よく似ている「ミヤマタニワタシ」は、花期が6〜9月、こちらは9〜11月。ミヤマタニワタシは開花後も苞が残り、茎が明確にジグザグを描いています。(ナンテンハギも先の方は多少ジグザクしていますが角度が鈍い。) 托葉の形も違うのですが、私は未確認なので確認出来たらお知らせします。


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posted by 山桜 at 10:53| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年10月01日

アイヌ民族利用の ヤブマメ(藪豆)

 ツルマメ、ヤブツルアズキ、ときて、今度は、ヤブマメ。さぁ、こうなると頭がこんがらがって覚えにくくなってきますよね。名前を付ける人が規則も法則もなく、それぞれ勝手に付けるので、後の人は困るのですよね。

ヤブマメ(藪豆)マメ科ヤブマメ属 2021.09.30
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 ツルマメと同じ様な青い花ですが、固まって沢山咲くことと、細長く突き出て、やや下向きに咲く点が異なります。

2021.09.21
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 このように地上に咲く花とは別に、落花生のように地中に潜って閉鎖花を付けます。このことは、以前地中から掘り出して記事を書いたつもりでしたが、何故だかみつからず・・・。

 地上の豆は鞘の中に3つほどの豆を生らせますが、地中の方は地上の豆より3倍ぐらい大きな豆を一つだけ生らせます。アイヌの人々はその地中の豆を春に掘り出して茹でて食べたりお米と一緒に炊いたりするのだそうです。アイヌ語では、特に地中の豆を「エハ」とか「アハ」とか言うそうです。

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2021.10.03
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 若い豆果が沢山付いてぶら下がっていました。

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 ちょっと、キヌサヤっぽいですが、キヌサヤはエンドウ(豆科エンドウ属)の若い果実なので、属が違います。

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 アップの写真ばかりだと大きさが分からないので、また指と一緒に撮ってみました。

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 葉の形も、ツルマメ、ヤブツルアズキ、ヤブマメ、三者三様ですね。

<追記2021.10.06:ヤブマメの地中の閉鎖花についた豆果の写真が撮れましたので追加します。>

ヤブマメの地中に出来た豆果 2021.10.04 武蔵野自然観察園
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横に伸びた値の先にある白い丸いものが豆果です。

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少し拡大したものです。豆は一粒なので鞘と豆が一体かして見えます。

 これは未熟というか、殆ど実り始めの状態だと思います。美味しく食べられる状態のものが採取出来たら、是非、食レポしたいと思います。(これは、私が手入れをしている武蔵野自然観察園内のもので、雑草として草取りの対象となっているものです。)


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posted by 山桜 at 21:58| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする