2021年10月31日

閃輝暗点

 10月の初めの頃、テレビを見ていたときだったか、ふと左目の視界の右下が斜めに銀色の霞がかかったように消えて見え、最初はコンタクトレンズの汚れかと思い直ぐに外してみましたが、それでも視界の欠けは変わらず愕然としました。

 落ち着け落ち着けと自分に言い聞かせ、心を静めて深呼吸する内に段々と銀色は消えていきました。とても長く感じましたが、恐らく3分も経っていなかったと思います。

 不安になって眼科で診察を受けると「閃輝暗点」という診断でした。目の機能の異常では無く、強いストレスなどを受けた際に、脳の血管の一時的な異常収縮によって生じるのだそうです。今回は初めてで時間も短かったので、経過観察ということになりました。

 帰宅してネット検索して調べると、片頭痛を持っている人に割りに良く出る症状で両目に視界異常が起きることが多いとのこと。しかし、私の場合、頭痛もなく左目だけに生じていました。却ってこのようなケースの方が他の病気が潜んでいる可能性ありとのことで気になりつつ、パソコンやスマホを見る時間を減らし過ごしていました。

 その2週間後、今度は緑色の升型の上2辺が欠けたような形が一つ見え、段々とそれが弧を描いて増えて行き、長いジグザグの稲妻のような形になっていきました。これは、以前の銀色の霞のような欠け方とは違い、ネット検索でみた図形とよく似ていました。このときは、約30分続きました。

 症状が出た前に特に強いストレスを感じるようなことは無かったと思いますが、膠原病との診断の出ている膝の不調で何事も思うように出来ず、ストレスは溜まっていたと思います。また膠原病自体も強いストレスが引き金になることがあるとのこと、こちらは家人を亡くした壮絶な喪失感からではないかと思います。家人の母も殆ど同年代の頃に夫である義父を亡くし、膠原病を発症しています。

 膠原病で服用したり点滴を受けたりしている薬の影響は無いかと主治医に相談したところ、念の為、脳MRIを撮って頂けることになりました。思いがけないことが次々と起きる物ですが、一つ一つ対処していくより他ありませんね。


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ラベル:閃輝暗点
posted by 山桜 at 11:59| Comment(10) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする