普段は余り目立たない木ですが、実が赤く熟してくると俄然存在感を増して、ここにゴンズイ有り!と際立ちます。
独特の「赤と黒の2色効果」で鳥の食欲を刺激するいうゴンズイの袋果は、赤い果実が裂けると中の黒光りするタネがぶら下がって見えます。
ゴンズイ(権萃)ミツバウツギ科ゴンズイ属
2021.11.11
大きな羽状複葉の下にぶら下がっているので、葉が散らない内はこのように暗くてなかなか果実を撮りづらいものです。
2021.06.15
まだ若い実の内は葉の上に上向きで広がっていました。
2021.05.10 多分、花だと・・・遠くて良く分かりませんが、白っぽく見えていました。
ゴンズイの名前は、牧野先生は「樹肌の模様が海の魚のゴンズイの模様に似ているから、魚のゴンズイも木のゴンズイも役に立たないから」と酷い言いようですが、武田久吉先生は「ゴンズイの毒棘が怖れられることと牛王杖(これが転じてゴンズイとも)が害虫鳥避けになることの共通性」を考えられていて、私は今の処、どちらかと言えばこちらの説に共感しています。
人気ブログランキング