「クコの実」は、一時ブームになり野山から姿を消すほどでしたが、元々発芽力も匍匐茎による繁殖力も強いのでまたアチコチで息を吹き返しています。挿し木も容易。
中華粥や杏仁豆腐等の彩りに浮いている薬膳の赤い実のイメージがあるので、外来種と思われるかもしれませんが、日本全土に自生しています。
クコ(枸杞)ナス科クコ属 別名:カラスナンバン、カワラホウズキ、ノナンバン、ウルフ・ベリー、ゴジ・ベリー 2021.11.12
実の生っている葉腋に鋭いトゲがあります。
この赤い実だけで無く、若い葉や根も食用、薬用として用いられてきた有用植物です。別名、地方名が多いことからも、人々の間で親しまれてきた事が分かります。
花 赤い実が熟している同じ株で、未だ花が咲いていました。薄紫色のナス科らしい花です。
実、葉、根、それぞれが生薬となり、滋養強壮にも効くそうで、風の谷のナウシカがアスベルに渡した不思議な味の元気が出る「チコの実」のモデルかな?とも思っています。トゲもあるし小さな実だし「沢山集めるのは大変」というのも納得です。
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