この日(東京に初雪が降った12月14日)は、季節というか風が変わった日なのか、漂鳥*たちが亜高山から避寒の為に、ここ狭山丘陵の里山に下りて来たようです。そして縄張り宣言なのか、どこか挑戦的で近づいても逃げていかず、却って向かってくるような意気込みさえ感じました。
ググッ、ヒッヒッ、グググッ!と高い鳴き声に足を止めると、綺麗な瑠璃色の鳥、ルリビタキの♂が、こちらを睨みながらツインツインと梢を行き来していました。 なんとか止まってくれた一瞬、コンデジでは、これが限界でしたが、ルリビタキだということは分かりますね。
「幸せの青い鳥」に出会えて、何か良いことありそうな・・・。
ルリビタキ(瑠璃鶲)ツグミ科 2021.12.14
私が危なくないと確認できたのか、ツイっと薄暗い森の中に消えていきました。これから暫く越冬地である狭山丘陵で見かけることが増えるでしょう。
今度は、ベンチで日向ぼっこしていたら、背後に視線を感じ振り向くと、アオジがジッと私を見つめていました。
アオジ(青鵐)ホオジロ科
ふっくら膨らんで、円らな瞳で見つめる仕草の可愛らしいこと。
ヂッヂヂヂヂッと鳴きながら、あれこれポーズをとってくれましたが動きについていけず、やっと1枚なんとかぶれずに撮れました。
その内、すっかり安心したのか、お尻を向けて餌を探し始めました。全然逃げないのは、若しかして、餌をくれる人だと思っていたのかな?
*漂鳥 (ひょうちょう)とは、避暑・避寒のため、夏は 山地・冬は 平地 と、繁殖地と越冬地を季節によって移動している鳥のことです。
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