2022年01月31日

チガヤ(茅)の草紅葉

 先日は、刈り取られた後のチガヤの姿だけでしたが、刈られずに赤紫色に紅葉したチガヤの葉をフェンスの脇でみつけました。

チガヤ(茅)イネ科チガヤ属 2022.01.27
チガヤP1275176.JPG

 本当に鬼の目を衝きそうに固く尖った葉先・・・「嚇刀!」と思った人は、「鬼滅の刃」のコミックを読んだ仲間でしょう。(何でも嵌まりやすい性質ですみません💦)

 23日のチガヤの記事「最強草 チガヤ(茅)」にも追掲載しておきます。

 
posted by 山桜 at 11:31| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月30日

モミジバスズカケノキ(鈴懸木)

青字の部分追記しました。2022.01.31

 スズカケノキの仲間は、一般的には「プラタナス」と総称され、余り区別されていません。モミジバスズカケノキは、スズカケノキとアメリカスズカケノキの交雑種とされ、公樹樹や街路樹としてよく見かけるものです。

 スズカケノキの実が3〜7個と沢山着くのに対して、モミジバスズカケノキは普通2〜3個(2個のことが多い)ずつ着きます。アメリカスズカケノキは1〜2個(1個のことが多い)。

モミジバスズカケノキ(紅葉葉鈴懸木)スズカケノキ科スズカケノキ属
モミジバスズカケノキP1265188.JPG
誰が見ても「鈴懸木」の名前に異論無しでしょう。(【追記】「鈴掛」とは、山伏の装束に付いているボンボン飾りのようなもののことだそうです。)かなり風当たりの強い所に植えてあるので、落ちてしまい実の数が少なくなっているようですが・・・
モミジバスズカケノキP1265187.JPG
こちらの枝には未だちゃんと2個ずつ残っていました。

モミジバスズカケノキP1275178.JPG
これが全部、本当の鈴だったら、どれだけの音色が響き渡ることでしょう。

小さなドリアンにも似た丸い実は毛に包まれた小さなタネ(痩果)の集まりです。
モミジバスズカケノキP1305198.JPG モミジバスズカケノキP1305199.JPG
落ちた実は、踏んでみたくなるのか知らずに踏まれたのか、良く右の写真のような状態になっています。

幹が白っぽくなっているのは、樹皮が鱗状に剥がれ落ちやすい性格を持っているから。(スズカケノキも同じ)
モミジバスズカケノキP1305197.JPG モミジバスズカケノキP1305196.JPG
アメリカスズカケノキだけは、暗褐色で縦に割れ目が生じる。小さく剥がれると淡黄色の木肌が現れる。

葉っぱとつやつやの冬芽です。 
モミジバスズカケノキP1265108.JPG モミジバスズカケノキP1265099.JPG
人の顔に見えるような可愛い葉痕(ようこん)に比べると地味ですが、芽の周りをぐるりと囲んだ環状の痕痕になっています。 

これは、葉柄基部が三角帽子の様に被さっていたからです。
モミジバスズカケノキP1265112.JPG モミジバスズカケノキP1265106.JPG
このように葉柄の中に隠れている冬芽を「葉柄内芽」と言います。膨らんだ葉柄基部の中は空洞になっていて、冬芽にすっぽりと被さって守っていたことが分かりますね。

己の力が尽きるギリギリまで次世代の芽を守っていたなんて、風に舞う枯れ葉に「頑張ったね」と声を掛けたくなります。


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posted by 山桜 at 13:31| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月27日

今川焼?回転焼?

今川焼き.jpg

 朝ドラ「カムカムエブリバディ」のるいとジョーが「回転焼」のお店を開きました。焼きたての「回転焼」が画面に映る度、食べたくなってしまい困ります。我が町の駅前にそのお店があったのは、今は昔。最近「糖質オフ」流行のせいか後継者不足の為か、とんと見なくなってしまい残念です。

 ところで、皆さんの地域では、あの「回転焼」をなんと呼びますか? 私はずっと「今川焼」と思っていましたが、何故、その名前なのか考えたこともなく、チコちゃんに叱られそうなので調べてみました。

 JR神田駅の南、今は交差点の名前として残っている「今川橋」の袂で初めて売り出したことから「今川焼」と呼ばれたとのこと。

 今川橋は、日本橋を出発して最初に渡る橋で江戸城の掘(後に竜閑川)に掛けられており、当時地元町人の代表であった名主、今川善右衛門の名をとり命名されました。昭和25年に川は埋め立てられ、今川橋も360年の歴史を閉じました。現在は、神田鍛冶町一丁目です。

 今川焼、または、大判焼、それ以外の名前は知ってはいても、使ったことはありません。秋田では、「あじまん」と言ったと思いますが餡子たっぷりで皮が薄いのですよ〜(思いだしたので2022.01.31追記)、そして更に小さな回転焼で「金萬」というお菓子があります。小さくて食べやすく、ちょっと上品な白あんです。
秋田銘菓「金萬」
金萬about24.jpg


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posted by 山桜 at 18:42| Comment(6) | 和菓子・洋菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月26日

センダン(栴檀)の白い実

 美味しくないのか、なかなか落ちずに保蓄性が良いのか、いつも最後まで売れ残っている栴檀の白い実。

センダン(栴檀)センダン科センダン属 2022.01.03
センダンP1034913.JPG

センダンP1034894.JPG

気付いたら、いつの間にか一つ残らず無くなっていました!他の木の実りが少なかったのでしょうか。

2022.01.26
センダンP1275181.JPG

センダンP1275179.JPG

栴檀の実が無くなると、春が近いと感じます。またあの唯一無二の神秘的な花に会える日が楽しみです。

紫の霞のような花 2021.05.20
センダンP5201760.JPG


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2022年01月25日

残照

 夕焼け空の向かい側に広がる、落ちていく日の名残を受けて輝く風景が好きです。

残照PB144578.JPG
これは未だ緑だった落葉樹の葉が夕日で染まった一瞬。2021.11.14

残照DSC_0019 (002).JPG
既に落葉した梢が紅葉したように染まり、息を呑みました。2022.01.20

残照DSC_0018 (002).JPG
残照が消え行く前の最後の煌めきを仰ぎながら、家路につきました。


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posted by 山桜 at 23:19| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月24日

クロヨシノボリ

 むさしの自然観察園の水槽の中でクロヨシノボリの♀が産卵間近となり、お腹が膨れ黄色い卵が透けて見えていました。

クロヨシノボリ ハゼ科 ♀
クロヨシノボリP1175037.JPG
 時折、身体をくねらせて産気づいた妊婦さんのように藻掻いていて、今にも産卵するのではとワクワク見ていましたが、残念、この日はそれでお終いでした。

クロヨシノボリ ♂
クロヨシノボリP1175078.JPG
 雄は少し離れた所で心配そうに雌の様子をうかがっていました。岩などの裏に産卵が済むと、雄が胸びれで新鮮な酸素を送りながら孵化まで見守る面倒のだそうです。


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2022年01月23日

最強草 チガヤ(茅)

 定期的に刈り込まれ、草丈が低く保たれている土手などで良く増えて群落を作り、放置されてススキやセイタカアワダチソウ等の背の高い草が繁茂すると負けてしまったかのように見えますが、不屈の地下茎から強かに盛り返し忽ち再生する「世界最強の草」の称号を持つ植物です。

 その特性を生かし、法面保護に使われています。他の草が刈り込まれた後もしぶとく再生し、草丈は低いものの白い穂を無数に上げて、広い堤防斜面で存在感を光らせていました。

チガヤ(茅)イネ科チガヤ属
チガヤP1195053.JPG

チガヤP1195079.JPG
逆光を帯びれば、宇宙に渦巻く銀河系のように輝き

チガヤP1195048.JPG
順光では、ふっと姿を消してしまいます。

チガヤP1195045.JPG
風に煽られ、今しも吹き飛ばされんばかり

チガヤP1195047.JPG
近づけばふわふわの穂には、綿毛の付いた無数の種子

チガヤP1195081.JPG
キラキラキラ・・・1.5p弱程の小さな世界に、こんなにも眩しく美しい神様の意匠が潜んでいました。(種子4o、綿毛1.2oほど)

チガヤP1195080.JPG
お別れを惜しむかのように手を繋ぐ種子たち。次の風がくれば散り散りに・・・

 ここでは刈られて殆ど残っていませんが、葉があればなかなか渋い草紅葉がみられます。

<2022.01.31追掲載>紅葉している葉の写真が撮れたので追掲載します。
2022.01.27
チガヤP1275176.JPG

 茅は「かや」と読めば、茅葺き屋根に使われるススキやチガヤの総称。「万葉集」にも「つばな」の名で歌われるように、古から人々に親しまれてきた植物です。「つばな」「ちばな」とはチガヤの若い花序のことで、口に含むと仄かな甘みがあり子供達の楽しみでもあったそうです。

 葉は葉先が固く鬼をも刺すということで、ヒイラギ同様、魔除けにも用いられ、根茎は「茅根(ほうこん)」という生薬で、利尿・消炎・止血に用いられ、種子の綿毛もかつては止血に用いられたそうです。

 入り込まれて困る場所では厄介な雑草となりますが、四季折々の姿には目を奪われる趣があります。


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2022年01月22日

氷の描く模様

 先日は厚く張った氷のひび割れが見られましたが、この日は薄めの氷が様々な模様を描いていました。

 この池は、湧き水の流れがあるので、風の流れとも相まって、複雑な模様が出来るのかもしれません。

氷P1195061.JPG

氷P1195083.JPG

氷P1195082.JPG


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posted by 山桜 at 19:07| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月21日

小さな春みつけた

 寒い寒いと言いつつ、冬至過ぎれば日一日と明るい時間も伸びて嬉しくなります。日だまりでは、気の早い蕾が膨らみほころび始めていました。まだまだ霜や雪でやられてしまうでしょうけれど、『その気概や良し!』と、応援したくなります。

ユキヤナギ(雪柳)バラ科シモツケ属 2022.01.20
ユキヤナギP1205084.JPG
満開時には、雪が降り注ぐような集合美を見せてくれますが、魁て花開いたこの子のたった一つの美を、よ〜く愛でてやりたいです。

ウグイスカグラ(鶯神楽)スイカズラ科スイカズラ属 2022.01.20
ウグイスカグラP1205066.JPG
ウグイスカグラと言えば、明王峠の茶屋の前でいの一番に咲く木を思い出します。もう咲いているでしょうか・・・。ウグイスカグラ同士の連絡網で、今年は何処何処の誰が一番咲きだよ〜なんて伝え合っていたら楽しいなぁ


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posted by 山桜 at 14:06| Comment(6) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月20日

哀悼 水島新司さん

 昔、小金井に住んでいらしたので、時折お姿をみかけておりました。あまりにも自画像にそっくりなので一目でご本人と分かってしまいます。ご愛用の喫茶店「白鳥」も今は閉店してしまい、時の流れを感じます。

 一時11人家族で育った中、叔父達が買ってくる少年誌全てを読んでいた山桜ですが、葉っぱの小枝を咥えた規格外の男・岩鬼、ベース上で「白鳥の湖」を踊る天才・殿馬、エース里中、微笑三太郎・・・主役(ドカベンこと山田太郎)が誰なのか分からない位に他のナインが活躍していた「ドカベン」は、今思えば、チームプレイである野球漫画の神髄ですね。

 新潟出身で小金井市住まいで魚好きという父と似た所にも親近感を持っていました。好きな人達が次々と向こうへ行ってしまって寂しいですが、Kさんや父の廻りが賑やかになっているかと思えば、それもまた良しです。

 水島先生の遺して下さったキャラクター達は、私たちの心の中で生き続け励まし続けてくれています。素敵な作品を生み出してくださり、ありがとうございました。


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posted by 山桜 at 11:58| Comment(6) | マンガ・アニメ等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月19日

大河ドラマのキャスト

 私の中の源頼朝は「草燃える」の時の石坂浩二さん、北条政子は、岩下志麻さんなので、未だ、大泉洋さんと小池栄子さんに馴染めていませんが、大泉洋さんも小池栄子さんも好きな役者さんなので、この先を楽しみにしています。

 そして小池栄子さんは、「義経」で木曽義仲の妾 巴御前役がピッタリで強い印象が残っているので、ちょっと混乱します。妾ですし、年齢的にも、先日の記事にも書いた幼くして殺害された義高の母ではないでしょうが、義高の母にも当たるような人物から、義高を育てて暗殺の手から逃した政子へと、同時代の人物を同じ役者さんが演じるのはややこしいけれど、何やら数奇なご縁というべきでしょうか。

 「草燃える」で滝田栄さんが演じていた伊東祐之(北条義時の親友で北条政子に恋心を抱く)が、今回誰に当たるのかと思って調べたら、なんと架空の人物だったことにビックリ。歴史ドラマは時々そういう架空の人物が活躍するので、史実なのかこれまた混乱しますね。

 北条義時は、「草燃える」では、松平健さんでしたが、今回はなんと平清盛役で面白いなぁ 今回の義時役の小栗旬って、何をやっても余り熱くならず醒めた印象でピンと来ないのですが、この大河で化けますかね。今の処、いつも通りの醒めた役どころですね。

 鎌倉幕府絡みからちょっと離れて、徳川家康役といえば、私の中では断然、津川雅彦さんだったのです。惜しくも亡くなられてしまい、この頃はすっかり北大路欣也さんになってしまいました。あんなに毎回「今晩は、徳川家康です」と登場されてはね・・・(笑)

 織田信長は、渡哲也さんがカッコ良かった! これは未だに誰にも上書きされずに、私の心の中のイメージに残っています。 

 豊臣秀吉は、ちょっと古いけれど、緒形拳さんかな。勝新太郎もカッコ良かったけど、「猿」にしてはカッコ良すぎですよね。竹中直人は、「猿」っぽかったけれど、何でもやり過ぎて鬱陶しいから好きなれないのです。ただ水戸の徳川斉昭役は顔もそっくりで彼にしては抑えた演技がなかなか渋かったかな。

 急に今までの大河ドラマが思い出されて、勝手なことを書きました(^^;


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2022年01月18日

粟船山 常楽寺 その3(鎌倉)

 ブログ上では、山門をくぐって仏殿へと参拝したかのように掲載しましたが、実は、グーグルマップを見て歩いたので、ケロの所から最短の入口である常楽寺の裏手の崖、長い階段を上った先の公園から、『本当にここでいいの?』と恐る恐る坂を下っていったのです。

 何の看板も案内もないまま公園のフェンスの直ぐ裏にいきなり現れたのは、

「木曽塚」木曽義高(源義高)公のお墓
木曽義高墓 鎌倉常楽寺PB204642.JPG
 写真では光って読めませんが「木曽清水冠者義高公之墓」と刻まれています。
 義高公は木曽義仲(源義仲)の嫡男。源頼朝の娘「大姫」の許嫁(という形の人質)として兄妹のように鎌倉の地で仲睦まじく育ちましたが、同族ながら不仲だった頼朝により義仲が討ち取られると、義高暗殺の命が下りました。北条政子により密かに逃された義高でしたが、僅か12歳で逃亡途中の入間河原で命を落としました。

 木曽義高は、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、市川染五郎さんが演じるのだそうです。えっ、12歳なのに!?と思ったら、八代目の染五郎さんだそうで、私の知っている染五郎さんの息子さんなのですね。

さらに崖を下っていくと、

「姫宮塚」
姫宮塚 鎌倉常楽寺PB204643.JPG
北条泰時の娘の墓説と大姫の墓説があります。義高と大姫の悲劇を思えば、大姫のお墓であって欲しいと思ってしまいます。義高が亡くなった10年程後、婚約者を失った哀しみ、病、政略結婚の策謀などに翻弄された大姫もまた17歳前後の若い命を散らしています。

「粟船稲荷」
粟船稲荷 鎌倉常楽寺PB204644.JPG
可愛いお稲荷さんが、幼くして亡くなった義高と悲劇のお姫さまのお墓を守ってくれているようでした。


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posted by 山桜 at 17:08| Comment(0) | 神社・仏閣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月17日

粟船山 常楽寺 その2(鎌倉)

 お寺参りの魅力の一つは、手入れの良い植栽を愛でること。常楽寺で出会った私の好きな植物たち・・・

リンドウ(竜胆)リンドウ科 2021.11.20 鎌倉市
リンドウ鎌倉常楽寺PB204650.JPG
源氏の家紋であり鎌倉市の市章でもあるリンドウは、鎌倉の随所で見られますが、これ程美しい状態に出会えるとは!

リンドウ鎌倉常楽寺PB204648.JPG
一輪、岩陰で控えめに咲いている姿も良いものです。

ツワブキ(石蕗)キク科ツワブキ属
センリョウ(千両)センリョウ科センリョウ属
ツワブキ センリョウ 鎌倉常楽寺PB204652.JPG
お寺の下草の定番のように良く見かける植栽ですが、丁度ツワブキの花とセンリョウの実が盛りというのはなかなか見られないかもしれません。ツワブキもセンリョウも、本来、暖温帯の植物。ツワブキは海岸の岩場などに自生するので、正に自然分布地ですね。

トベラ(扉)トベラ科トベラ属
トベラ鎌倉常楽寺PB204655.JPG
トベラも暖温帯の海岸などに良くみられる木です。鎌倉は海沿いの暖地なのだと改めて気付きます。このあと実が弾けて真っ赤なタネが零れ出します。

イヌビワ クワ科イチジク属
イヌビワ?鎌倉常楽寺PB204645.JPG
イヌビワも同じく暖温帯の海岸に多い木です。実生が沢山生えていたので、きっと頭上に大きなお母さんの木があったのでしょう。崖の道でしたので足元ばかり見ていて、上を確認し損ねました。

イヌビワの実 むさしの自然観察園 2021.11.08
イヌビワPB084449.JPG
小さいけれど、イチジクにそっくりな実です。

前々から変だと思うのは、ビワはバラ科なのに何故にイヌイチジクではなくイヌビワなのでしょう? 実の形が似てるから??

また、得意の横道に逸れました。その3に続きます。


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posted by 山桜 at 23:57| Comment(2) | 神社・仏閣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月16日

粟船山 常楽寺 その1(鎌倉)

 昨年秋、鎌倉の端っこに引っ越したケロの所に遊びに行き、膝痛でも歩いて行けそうなお寺を探して参拝して来ました。

 今年の大河ドラマが「鎌倉殿の13人」ということも忘れてたのですが、このお寺に葬られている方々のお名前を見て、
「あ、そう言えば、来年の大河ドラマは・・・!」
と思いだし、鎌倉に注目が集まるこの時期に、ふいに繋がったご縁にハッとしました。

粟船山(ぞくせんざん)常楽寺(じょうらくじ)
鎌倉常楽寺PB204654.JPG
今は住宅街となった地の奥にひっそりと佇む山門
左手奥に大きく育った棕櫚が、東京より暖かな気候を感じさせます。常緑樹が多い中、未だ黄色い葉を残したイチョウの木が目立ちました。

鎌倉常楽寺PB204646.JPG

鎌倉常楽寺PB204647.JPG
扁額には「建長素堂」の文字もありました。元は密教系でしたが次第に禅宗色を強め、臨済宗(禅宗の一宗)としての創建は建長寺よりも古く、今も臨済宗建長寺派の素として重視されているそうです。

鎌倉常楽寺PB204653.JPG

宗派: 臨済宗建長寺派
本尊: 阿弥陀三尊
創建: 嘉禎三年(1237年)
開基: 北条泰時(やすとき)鎌倉幕府第3代執権
    (第2代執権 北条義時の長男)
開山: 退耕行勇

 泰時は、大河ドラマのキャストで言えば、主人公の北条義時(小栗旬)の長男。鎌倉幕府北条家の中興の祖として、「御成敗式目」を制定したことでも知られていますね。泰時を演じるのは何方になるのか分かりませんが、いずれ登場するのではないでしょうか。

仏殿
鎌倉常楽寺PB204649.JPG

阿弥陀三尊
鎌倉常楽寺PB204659.JPG
中尊 阿弥陀如来、左脇侍 観音菩薩、右脇侍 勢至菩薩 

仏殿の裏手に泰時の墓所があるのですが、初めてで流石に奥まで踏み入る勇気無く、本堂前から手を合せました。

 山号の「粟船山」を見て、ピンと来られた方もいらっしゃると思いますが、「あわふな」=「おおふな」の名前の由来と関係ありそうです。このお寺の前身も「粟船御堂」(北条泰時夫人の母の追善供養の為に建立)だったそうです。

(つづく)


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2022年01月15日

Seesaaブログ 復帰しました。

 昨晩、ケロもブログが見られなくなったと連絡があり、調べてくれるとTwitterに同様の報告があり、Seesaaからの返信も載っているとのことで、やはりSeesaa側の問題と分かり一先ずホッとしました。

 その後、更新画面を開いてみると、

「ご利用のプロバイダによってはSeesaaブログで作成されたブログが表示できない現象が発生しており対応を行っています。どのブログも表示できないという場合には時間の経過により解消が見込まれますので、後ほど改めてご確認ください。ご不便おかけして申し訳ございません。」

との文言が掲載されていました。公式に不具合が確認されたということで、時間経過を待つことで解消されると分かり、やっと生き返った心地がしました。そして、昨晩遅く、やっとアクセス可能に復帰してくれました。

 まさかまさか全部消えてしまうことは無いとは思いつつ、2005年から綴ってきたブログが何度クリックしても開けない状態が一日以上も続き、自分でも予想以上にショックを受けたことに驚きました。心に空いた穴から身体の力が抜けていくようでした。それが原因か分かりませんが、夜に胸が苦しくて眠れなくなり、5年ぶりに精神安定剤のお世話になりました。

 大切な存在を失う恐怖が蘇ったのかもしれません。

 思えば、Kさんの病気の救いの道が無いものかとネット検索を始めたことが切欠で、HPの掲示板、チャット、ブログ、SNS等で様々な方とも知り合うことが出来、ご縁が広がっていきました。その交流の積み重ねが、このブログには詰まっています。書こうと思えばまた書けるような記事内容よりも、皆さんから頂いたコメント欄の方が大切なくらいです。

 「天地(あめつち)に遊ぶ」は、私の大切な宝箱なのだと、改めて思い知れた貴重な出来事でした。

 これまでお付き合いして来て下さった沢山の皆さま、本当にありがとうございます。改めまして、ご縁に深く感謝申し上げます。


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2022年01月14日

Seesaa表示不具合 テスト投稿

 昨日から、ブログを見ることが出来なくなりました。

 他のインターネットは正常で、Seesaaも更新画面には入れるのに、公開されている記事本文にアクセスすることが出来ません。

 他の方のSeesaaブログも拝見出来ません。

 頂いたコメントは、更新画面から拝見することは出来ますが、お返事を書くことは出来ず、申し訳ありません。
(先程、更新画面からも投稿出来ることが分かったので、お返事書いてみました。)

 ケロに連絡すると、ケロはちゃんと見ることが出来ているそうですし、こうして更新画面は残っているので、消えてしまった訳でもなさそうで、そこは安心なのですが、余りにも長く見ることが出来ない状態なので不安になってきました。

 障害があれば、ネット上で話題に上る筈ですが、昨晩はそれも見当たらず、我が家だけ?そんなことがあるだろうかと疑問だらけです。

 これで更新が出来るのかの確認は出来ませんが、一応、保存してみます。


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posted by 山桜 at 12:56| Comment(0) | *お知らせ* | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月10日

露天風呂付きの温泉で・・・(秩父)

 この連休、母と娘と私の三人で温泉に行く計画でした。ところがまぁ、直前になって、そそっかしい母がまたもや転んで骨折、キャンセル料も勿体ないので仕方なく、娘(ケロ)と私で出掛けてきました。(母は弟一家と暮らしていますので留守番でも安心です。)

秩父 はなのやP1094970.JPG

 特別それが良くて予約したわけでは無いのですが、部屋に露天風呂がついていました。でも、露天風呂って、内風呂で先ず温まってからなら良いけれど、いきなり入るのは寒いですよね・・・。

 それで横着して、裾を捲くって湯船に腰掛け足だけ浸かろうとしたのです。ケロは上手に膝を浮かせて入ったのですが、私は膝に力も入りづらく下手っぴで、気がついたらお尻の方までお湯がつたわってびしょ濡れに! ぽかぽかぽかぽか温かくて立ち上がるまで全然気付きませんでした。

 一張羅が濡れてしまい、乾かすのが大変なことに もう夜景を見に行くのも諦めて、浴衣に着替えて大きな温泉の方でゆるりと寛ぎました。なんと大浴場の方の露天風呂には無料のお酒のサービスがあって、湯船で升酒を楽しめました。折角なので、ほんの少しだけ頂きました。

はなのや秩父1642244123393 (002).jpg
(この写真は、ケロ撮影のものでお酒たっぷりです。いいなぁ)

 贅沢なひととき・・・寒い中、出掛けなくて大きなお風呂も空いていて、却ってラッキーだったかもしれません。


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ラベル:秩父 温泉 升酒 お酒
posted by 山桜 at 00:00| Comment(0) | 旅・町歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月09日

ルリビタキはKさんかな?

 先日もふいに目の前に現れたルリビタキが、またしてもパタパタと前方の枝に舞い降りてしきりに囀り始めました。

 先日は、飛来したばかりで縄張り宣言と威嚇で姿を現わし鳴いているのかと思いましたが、今度は一丘越えて離れた道です。縄張りが広いのかもしれませんが、何だかよく観ると優しい眼差しなのです。誰かさんが宿って見守ってくれているような温かな気持に包まれました。

 マクロ撮影用のデジカメで鳥を撮ってもこんなですが・・・

ルリビタキ 2021.01.07
ルリビタキP1074942.JPG

 いつも傍に居るよって、伝えてくれているのかな。嬉しいな。ありがとう。
posted by 山桜 at 00:00| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月08日

ミニ御神渡現象?

 たっちゃん池に張った氷に、幾筋かの亀裂が走っていました。若し、この亀裂に薄氷が張って挟まれて持ち上げられては凍るを繰り返せば、諏訪湖の御神渡(おみわたり)現象が再現されるのでは・・・と期待しましたが、残念ながらそこまでの成長は見られませんでした。

氷P1074932.JPG

氷P1074935.JPG

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 今年の冷え込みは、いつもは見られない風景を見せてくれるので、朝の散歩も楽しみが増えています。


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posted by 山桜 at 09:49| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月07日

初積雪

 昨日から降り始めた雪が予想外に積りだし、夕方には5p、夜までには8p程積もりました。

2021.01.06 オリーブの木に積もりだした雪
雪P1064926.JPG

 膝を病む前の私なら、朝早く一面の雪景色を撮りに飛び出して行くところですが、流石に慎重となり、出遅れました。気温も上がり始め、早朝散歩組の方々が活動された後でしたが、それなりの雪景色を楽しみました。

2021.01.07 たっちゃん池
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 朝イチで施術を受けた接骨院で「たっちゃん池の上に雪が積もって真っ白で綺麗!」と聞いたので、帰路その足で向かったのですが、もう殆ど池面の雪は消えていていました。それでも残雪と氷の部分との色合いの妙が見られて、これはこれで美しいものでした、

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 森の中は、しんと静まり、飛び立つ鳥が振り落とす微かな雪の音に振り返るほど。

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 池端に戻ると、ソリ遊びの歓声が聞こえていました。貴重な機会を逃さずお子さん方に遊びを伝える大人の存在が頼もしく嬉しく、そっとシャッターを切らせて頂きました。

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posted by 山桜 at 12:51| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月06日

氷華シモバシラ その2

 今期は良く冷え込む日が多く、氷華シモバシラの様々な表情を再び捉える事が出来ました。先日よりもまた気温が低く、溶けかかっていない良い状態でした。

シモバシラ シソ科シモバシラ属 の根元に出来た氷華の結晶の数々です。
2021.12.27 むさしの自然観察園
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普通の土に出来るシモバシラも綺麗でした。
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氷も2p程の厚みになっていて、閉園時まで溶けませんでした。
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先日の様子はこちら 2021.12.20「氷の華 シモバシラの結晶」


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posted by 山桜 at 21:00| Comment(8) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月05日

ナニワズ(難波津)と コショウノキ(胡椒木)

 日本水仙と並び早春に芳香を放つ花、沈丁花は中国原産ですが、日本在来種にもよく似た仲間が数種あります。図鑑などでは3〜4月の開花となっていますが、むさしの自然観察園の日だまりでは12月から花を咲かせ始めていました。

ナニワズ(難波津)別名 エゾオニシバリ、エゾナニワズ、ナツボウズ ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属 北海道〜近畿の冷温帯に分布 冬は緑で夏に落葉 花は葉腋に着く
2021.12.27 
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コショウノキ(胡椒木)
ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属 関東南部〜沖縄の暖温帯に分布
常緑樹 花は枝先に集まって咲く
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 沈丁花の足を止めて振り返るほどの芳香とくらべると、鼻を近づけてやっと気づくほどの、ほんのりとした香りです。

 雄株の方が花が沢山着くので、栽培種として日本に植えられているジンチョウゲは殆ど雄株で実がなりませんが、オニシバリ、ナニワズ、コショウノキには赤い実がなります。

 雌雄異株なのか雌花、雄花、両性花の混在なのか、以前にも写真を撮っていて疑問に思い調べたことがありますが、どうも良く分かっていないというような状況のようです。引き続き観察してみます。


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2022年01月04日

ガガイモ 袋果ひらく!


ポチッとして下さると、ランキングにカウントされます。

 着蕾、開花、結実と、ほぼ毎日ずっと見守ってきたガガイモの袋果が新年を寿ぐように爆ぜて開きました!

ガガイモ キョウチクトウ科ガガイモ属
2021.01.02
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まるで天照大神の天岩戸開きのように、朝日を浴びて眩しく輝きを放ちました。

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一旦開いたら、風が吹く度、次々と種子が飛び立っていきます。

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自由だなぁ 何処へ旅して行くのだろう・・・

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旅立つ前にちょっと寄り道を願い、近影を撮らせて貰いました。
ケースに保存したので、下向きの寝癖?がついて、仲間の鬼女蘭の名前の由来を彷彿させるような風情に。

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種子の形はヘラ型ですが、鬼女蘭や鈴柴胡ほど凹みがなく、お杓文字のようです。

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真ん中辺りに膨らみが見えます。

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こちらはケースの外に静電気でくっついていた種子で、寝癖ナシの姿です。
種髪の長さ2p、種子6o、袋果の縦は8p程でした。

花 2021.09.10
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未だ青かった頃の袋果 2021.10.16 
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やや赤く色づいてきた袋果 2021.10.31
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posted by 山桜 at 00:00| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月03日

氷結 たっちゃん池

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 奥から昏々と湧いている水を溜めている「たっちゃん池」も、とうとう完全に水面が氷結しました。

 カモ、オナガガモ、カルガモ、カイツブリ・・・みんな多摩湖の方へ引っ越してしまい、ひっそり静まっていました。


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posted by 山桜 at 21:32| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月02日

多摩湖から奥多摩の山々

多摩湖 奥多摩DSC_0005 (002).JPG

 2年前まで毎週のように歩き回っていた奥多摩の山々、今年こそ、そっちに戻るから待っててね〜!


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ラベル:多摩湖 奥多摩
posted by 山桜 at 00:00| Comment(3) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月01日

令和四年 元旦

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私にとって長く暗いトンネルも
漸く明るい出口が見えてきているようです。
立ち止まり蹲っていても
出口は向こうから迎えに来てはくれません。
覚束ない足取りであろうと
一歩一歩明るい光に向かって進みます。
皆さまにとって佳き新年でありますよう お祈り申し上げます。

山桜


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posted by 山桜 at 00:00| Comment(6) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする