2022年2月28日(月)
セツブンソウ(節分草)キンポウゲ科セツブンソウ属
今年は雄しべの葯が青い花が見られないなぁと諦めかけた時、他の株が終わる頃に少し離れた所に咲いた2輪が念願の青い葯を持ったセツブンソウでした。今年もやっとその美しい色合いを目に出来て幸せです。
トチノキの冬芽
ペトペトした粘液をまとった芽鱗で守られたトチノキの冬芽が朝日に光っていました。隣の冬芽は何だったかなぁ・・・撮った時は分かっていたのでメモも取らず、今、思い出せません。思い出せたら、こっそり追記しますね(^^;
オオミスミソウ(大三角草) ナニワヅ(難波津)
父方の故郷の山に沢山咲いていたオオミスミソウ。スハマソウだったかも知れませんが今は確かめる術がありません。本当に様々な色や変化咲きがあって、マニアが収集する気持は分かりますが、どんどん盗掘されてしまいました。一度叔父が大事に東京に持って来たことがありますが、やはり数年で消えてしまいました。今はミスミソウや外国産のものとのハイブリッド園芸種が売られていて、それらは、こぼれ種でも増えるくらい丈夫です。
シコクフクジュソウ(四国福寿草) オウメソウ(青梅草)
現在4種(フクジュソウ、ミチノクフクジュソウ、キタミフクジュソウ、シコクフクジュソウ)に分類されている日本原産の福寿草の内、四国だけに自生する種。オウメソウは、青梅市で大事に保護されてきたフクジュソウの一品種のようです。
フキ(蕗)キク科フキ属の花芽=蕗の薹 雄株の花
フキは雌雄異株で、自然界ではほぼ1対1の確率で存在すると言われますが、観察園では雄株が多いようです。開花期がずれるのか、探しても雌株の花はみつかりませんでした。
雄株では丸い蕾がギッシリ隙間無く集まり、開花すると花粉のある葯で黄色っぽく見えます。結実しない棍棒状の花柱がある「両性花」です。開花後はそのまま伸び上がらずに枯れてしまいます。
雌株ではやや歪な蕾の間に隙間があります。開花すると細い糸状の花柱が多数伸び出します。中に雄株と同様の両性花が少し混在しますが花粉は出しません。結実した雌株の花はぐんぐん伸び上がり(これぞ正に「薹が立った」状態)、タンポポ状の綿毛の付いた種子を実らせ風に乗せて散布します。これからそのような変化も追って参りますので、どうぞお楽しみに。
因みに、雄花の蕗の薹の方がふっくら大きめで苦みがやや強く、天ぷら向きでしょうか。雌花は苦みが少ないのでフキ味噌向きかもしれません。雌雄の蕗の薹をお好みで使い分けるなんて、都会では贅沢な話しですね。私は先日、春野菜のペペロンチーノの最後に蕗の薹を一つ刻んで散らし、軽くひと煽りして春の香りと苦みを頂きました。

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