2022年 4月27日(水) (つづき)
ハンノキ、ウマノアシガタなどの生えている湿地に下りてまた登ると、そこには滝山城跡。八王子城に移る前の北条氏照の居城。但し、今回は自然観察に興味がいっており、余り歴史の下調べもせずに来てしまい、折角の説明も理解度が低くて申し訳なく・・・次回は八王子城と合せて勉強してから訪れたいです。
何の建物か不明(元YHがあった場所?) 滝山霞神社
加住と霞「かすみ」に使われたのは、どちらが先なのかな? と思って調べたら、霞神社は日露戦争での戦没者を祀った神社とのことで、こちらが後のようです。
金毘羅神社 コミスジ(小三筋)
本丸のあった辺りからの眺め
秋川と多摩川の合流地点などが見渡せます。
ノヂシャ(野萵苣)スイカズラ科 タイワンマダケ(台湾真竹)イネ科
ダーウィンが来たで映された倒木らしい・・・
カスマグサ(奥)と カラスノエンドウ(手前)マメ科
「カ」ラスノエンドウと「ス」ズメノエンドウの間の大きさで「カス間草」とは、誰が名付けたのか? ずっとスズメノエンドウとの違いをきちんと確認できていなかったのが、初めて現物と対面して良く分かりました。って、この写真は酷いですね。分かったのは自分だけですみません。身近ではスズメノエンドウは生えているのですが、カスマグサは見かけないので、もっときちんと撮れば良かった・・・残念。
アマドコロ(甘野老)キジカクシ科
ハタザオ(旗竿)アブラナ科
殆ど分枝せず真っ直ぐに伸びる茎に添う果実の様子を「旗竿」に見立てたと言います。花は「旗」なのかな?
ハタザオの花 スイバ(酸葉)タデ科
ツボミオオバコ(蕾大葉子)オオバコ科 北米原産
カナビキソウ(鉄引草)ビャクダン科 半寄生植物
普段歩いている狭山丘陵とはまた異なる植物を沢山見ることが出来ました。それとも気付いていないだけで、もう少し脚を伸ばして探せばみつかるのでしょうか。尊敬する先輩の散歩道を紹介して頂き、新しい視点、視界が開けたようで嬉しい「低山はいかい」でした。
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2022年04月28日
2022年04月27日
低山はいかい 加住丘陵・滝山城跡(1)
2022年 4月27日(水)
FIT仲間の会「低山はいかい」で、多摩川と秋川の南、東西に長く連なる加住丘陵にある都立滝山公園、高月町周辺の川沿い等をはいかい、春の自然を楽しんで来ました。また、北条氏照が八王子城を築城する以前の居城であった滝山城跡にて戦国時代の名残を見学、その歴史を偲びました。
【コース】JR昭島駅(バス)〜田中団地西〜拝島橋〜滝山城跡入口〜古峯が原園地〜滝山城跡中之丸(昼食)〜高月〜福生南公園解散
拝島橋を渡る途中、多摩川河川敷に生えていた大きな木々
?ヤナギ(?柳) シンジュ(神樹、ニワウルシ)ニガキ科
何柳か先輩の解説に耳を澄ましたのですが、橋の上の騒音でかき消され、後で確認も忘れてしまいました。ヤナギの仲間は勉強不足で良く分かりません。課題の一つです。
多摩川 拝島橋 地層
川の氾濫で古い地層が露出したそうです。
多摩川 拝島橋 木の化石?
地面に見える黒く丸い盛り上がりは木の根元の化石?
アミガサタケ(編笠茸)
土手に沢山出ていました。日本では殆ど食用にされませんが、フランスではモリーユ、英語圏ではモレルと呼ばれ、乾し椎茸のように乾燥したものを戻して使われることが多く、良い出汁が出る「高級食材」です。日本では他に美味しいキノコが多いので食べないのでしょうか?
クチナシグサ(梔草)ハマウツボ科
数年前、狭山丘陵の池の縁で初めて出会ったクチナシグサ。その時は名前も分からず最寄りのビジターセンターの方に写真を見せて教えて頂きました。今回は、クチナシグサの由来となった実も見られたので、別途掲載します。
ヤマツツジ(山躑躅)ツツジ科
ツツジ科の植物は有毒なものが多いのですが、このヤマツツジの花は食べられるとのことで、皆で少しずつ分けて試食・・・酸っぱくて渇いた喉を潤すのにぴったりの爽やかな味でした。但し、余り沢山食べるとお腹が緩くなるようですのでご注意ください。
ノジスミレ(野路菫) ツリバナ(吊り花)ニシキギ科
現地ではスミレだと思っていたのですが、帰宅してよくみたら、どうもノジスミレの花ような・・・。葉柄などをちゃんと見ていなかった事を反省。ツリバナは名前通りつり下がった花がゆらゆらと揺れてピントが合いづらいのですが、何とか撮れていました。
ナツハゼ(夏櫨)ツツジ科スノキ属
この後赤味を帯びた黄緑色の花が咲き、実は黒く熟します。秋の紅葉も見事です。
ギンラン(銀蘭)ラン科
キンランに比べると背も低く、ちょっと地味ですけれど、愛らしさでは負けていません。
オケラ(朮)
「山で旨いはオケラにトトキ」と、かつては山菜に出来る程採れたようですが、今ではみつけるのに苦労するほど減ってしまいました。葉の形に特徴があります。健胃薬やカビ除けにも重宝されていました。姿を覚えても採らないで、また群生してくれる日を祈りましょう。
キンラン(金蘭)ラン科
毎度笑顔が眩しいキンランの花!
曳橋(引橋) ヤマムグラ(山葎)アカネ科
何の気なしに渡った木の橋は、どうやら嘗ては曳橋(引橋)だった処に掛けられた橋らしく、大河ドラマ「天地人」のロケにも使われたとか。
ウマノアシガタ(馬の足形)キンポウゲ科
キンポウゲ科の黄色い花は光を受けるとキラキラ光ります。
ジュウニヒトエ(十二単)シソ科
「アジュガ」と呼ばれる花色の濃いガッチリとした西洋ジュウニヒトエの方が良く見られるようですが、在来種はより上品な花色と姿です。
キンラン(金蘭)ラン科
キンランは落葉樹の根につく菌根菌にも栄養を貰っていますので、根に沿って並んでいるように生えています。
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FIT仲間の会「低山はいかい」で、多摩川と秋川の南、東西に長く連なる加住丘陵にある都立滝山公園、高月町周辺の川沿い等をはいかい、春の自然を楽しんで来ました。また、北条氏照が八王子城を築城する以前の居城であった滝山城跡にて戦国時代の名残を見学、その歴史を偲びました。
【コース】JR昭島駅(バス)〜田中団地西〜拝島橋〜滝山城跡入口〜古峯が原園地〜滝山城跡中之丸(昼食)〜高月〜福生南公園解散
拝島橋を渡る途中、多摩川河川敷に生えていた大きな木々
?ヤナギ(?柳) シンジュ(神樹、ニワウルシ)ニガキ科
何柳か先輩の解説に耳を澄ましたのですが、橋の上の騒音でかき消され、後で確認も忘れてしまいました。ヤナギの仲間は勉強不足で良く分かりません。課題の一つです。
多摩川 拝島橋 地層
川の氾濫で古い地層が露出したそうです。
多摩川 拝島橋 木の化石?
地面に見える黒く丸い盛り上がりは木の根元の化石?
アミガサタケ(編笠茸)
土手に沢山出ていました。日本では殆ど食用にされませんが、フランスではモリーユ、英語圏ではモレルと呼ばれ、乾し椎茸のように乾燥したものを戻して使われることが多く、良い出汁が出る「高級食材」です。日本では他に美味しいキノコが多いので食べないのでしょうか?
クチナシグサ(梔草)ハマウツボ科
数年前、狭山丘陵の池の縁で初めて出会ったクチナシグサ。その時は名前も分からず最寄りのビジターセンターの方に写真を見せて教えて頂きました。今回は、クチナシグサの由来となった実も見られたので、別途掲載します。
ヤマツツジ(山躑躅)ツツジ科
ツツジ科の植物は有毒なものが多いのですが、このヤマツツジの花は食べられるとのことで、皆で少しずつ分けて試食・・・酸っぱくて渇いた喉を潤すのにぴったりの爽やかな味でした。但し、余り沢山食べるとお腹が緩くなるようですのでご注意ください。
ノジスミレ(野路菫) ツリバナ(吊り花)ニシキギ科
現地ではスミレだと思っていたのですが、帰宅してよくみたら、どうもノジスミレの花ような・・・。葉柄などをちゃんと見ていなかった事を反省。ツリバナは名前通りつり下がった花がゆらゆらと揺れてピントが合いづらいのですが、何とか撮れていました。
ナツハゼ(夏櫨)ツツジ科スノキ属
この後赤味を帯びた黄緑色の花が咲き、実は黒く熟します。秋の紅葉も見事です。
ギンラン(銀蘭)ラン科
キンランに比べると背も低く、ちょっと地味ですけれど、愛らしさでは負けていません。
オケラ(朮)
「山で旨いはオケラにトトキ」と、かつては山菜に出来る程採れたようですが、今ではみつけるのに苦労するほど減ってしまいました。葉の形に特徴があります。健胃薬やカビ除けにも重宝されていました。姿を覚えても採らないで、また群生してくれる日を祈りましょう。
キンラン(金蘭)ラン科
毎度笑顔が眩しいキンランの花!
曳橋(引橋) ヤマムグラ(山葎)アカネ科
何の気なしに渡った木の橋は、どうやら嘗ては曳橋(引橋)だった処に掛けられた橋らしく、大河ドラマ「天地人」のロケにも使われたとか。
ウマノアシガタ(馬の足形)キンポウゲ科
キンポウゲ科の黄色い花は光を受けるとキラキラ光ります。
ジュウニヒトエ(十二単)シソ科
「アジュガ」と呼ばれる花色の濃いガッチリとした西洋ジュウニヒトエの方が良く見られるようですが、在来種はより上品な花色と姿です。
キンラン(金蘭)ラン科
キンランは落葉樹の根につく菌根菌にも栄養を貰っていますので、根に沿って並んでいるように生えています。
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'19 生藤山ハイキング(2)
軍刀利神社裏鳥居抜け、三国山方面に向かい瑞々しい沢沿いに登っていくと、
道標 オオバショウマの葉
「奥ノ院」の鳥居、そして・・・
豊かな水を噴き上げるように、「ご神木の大桂」が聳え立っていました。
「大桂」の石碑 奥ノ院社が「大桂」の後に見えています。
ガクウツギ 綴れ坂を上る
ミヤマハハソ
コアジサイがいっぱい! かわいい〜♪
コアジサイ ヤブレガサ
トチバニンジン
道標・女坂分岐 道標・鎌沢コース合流点
イチヤクソウ(下見時の写真、本番では見逃して残念!)
生藤山への最後の登りはちょっとキツイ! 生藤山山頂
生藤山山頂 集合写真
生藤山は武蔵・相模の二国国境で、木を伐らない決まりの「切り止め山」だったため、「きりとめ山」→「きっと山」→「生藤山」と書き習わしたものを、いつしか音読みにして「しょうとうさん」と呼ぶようになったのだそうです。
稲葉班は、先に寄った三国山のベンチにザックを置いて生藤山に登ったことを後で知りました。 場所取りも兼ねたとのこと・・・見張りナシで大胆な・・・(^^;
アオハダ
見晴らしの良い三国山(さんごくさん・三国さんごく峠とも)に戻って来て、お昼です。
三国山山頂標 ベンチのある山頂広場
「三ツ峠、登ったのよね〜!」
三国山山頂から、山笑(やまにこ)会で5月に登ったばかりの三ツ峠が綺麗に見えました。
ミヤマナルコユリ
サワフタギ
サワフタギ撮影会 小さな白い花にピントを合わせようと頑張りました。
軍刀利神社元社 焼失前のお社跡には石祠が残っています。
軍刀利大明神石祠 マルバダケブキ
三ツ峠と富士山の裾野が少しだけ見えました。
道標13C-390 ハナニガナ
熊倉山 966m イヌエンジュ
坊主山851m ササバギンラン
ミヤマナルコユリ この日は、まさに「深山鳴子百合祭」でした!
メグスリノキ アカショウマ
ヒトリシズカ群生 フタリシズカ群生
道々ずっと見分け方を勉強してきた、ヒトリシズカとフタリシズカが隣り合って生えていたので、最後に完璧なおさらいが出来ました! もうみなさん、遠目で見ても見分けられると胸を張っていらっしゃいました。
ウリノキ の蕾
ヤマツツジ 浅間峠 東屋
イカリソウの実
ヤマアジサイ 最後の橋の上で「全員無事下山で〜す!」
浅間峠入口道標13C-540 ハイキング・コースのゴールです。
上川苔バス停までに道でも花々を楽しみ、余裕をもって幹事手配の増便バスに乗車できました。
ウツギ キリンソウ
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道標 オオバショウマの葉
「奥ノ院」の鳥居、そして・・・
豊かな水を噴き上げるように、「ご神木の大桂」が聳え立っていました。
「大桂」の石碑 奥ノ院社が「大桂」の後に見えています。
ガクウツギ 綴れ坂を上る
ミヤマハハソ
コアジサイがいっぱい! かわいい〜♪
コアジサイ ヤブレガサ
トチバニンジン
道標・女坂分岐 道標・鎌沢コース合流点
イチヤクソウ(下見時の写真、本番では見逃して残念!)
生藤山への最後の登りはちょっとキツイ! 生藤山山頂
生藤山山頂 集合写真
生藤山は武蔵・相模の二国国境で、木を伐らない決まりの「切り止め山」だったため、「きりとめ山」→「きっと山」→「生藤山」と書き習わしたものを、いつしか音読みにして「しょうとうさん」と呼ぶようになったのだそうです。
稲葉班は、先に寄った三国山のベンチにザックを置いて生藤山に登ったことを後で知りました。 場所取りも兼ねたとのこと・・・見張りナシで大胆な・・・(^^;
アオハダ
見晴らしの良い三国山(さんごくさん・三国さんごく峠とも)に戻って来て、お昼です。
三国山山頂標 ベンチのある山頂広場
「三ツ峠、登ったのよね〜!」
三国山山頂から、山笑(やまにこ)会で5月に登ったばかりの三ツ峠が綺麗に見えました。
ミヤマナルコユリ
サワフタギ
サワフタギ撮影会 小さな白い花にピントを合わせようと頑張りました。
軍刀利神社元社 焼失前のお社跡には石祠が残っています。
軍刀利大明神石祠 マルバダケブキ
三ツ峠と富士山の裾野が少しだけ見えました。
道標13C-390 ハナニガナ
熊倉山 966m イヌエンジュ
坊主山851m ササバギンラン
ミヤマナルコユリ この日は、まさに「深山鳴子百合祭」でした!
メグスリノキ アカショウマ
ヒトリシズカ群生 フタリシズカ群生
道々ずっと見分け方を勉強してきた、ヒトリシズカとフタリシズカが隣り合って生えていたので、最後に完璧なおさらいが出来ました! もうみなさん、遠目で見ても見分けられると胸を張っていらっしゃいました。
ウリノキ の蕾
ヤマツツジ 浅間峠 東屋
イカリソウの実
ヤマアジサイ 最後の橋の上で「全員無事下山で〜す!」
浅間峠入口道標13C-540 ハイキング・コースのゴールです。
上川苔バス停までに道でも花々を楽しみ、余裕をもって幹事手配の増便バスに乗車できました。
ウツギ キリンソウ
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2022年04月26日
'19 生藤山ハイキング(1)
<コース>
JR上野原駅―(バス)―井戸バス停〜軍刀利神社〜大桂・奥ノ院〜鎌沢コース合流点〜三国山〜生藤山〜三国山(昼食)〜軍刀利神社元社〜笹尾根〜熊倉山〜浅間峠〜上川乗バス停―(バス)―JR武蔵五日市駅
上野原駅には、地元の山の案内に情熱を傾けていらっしゃる名士がいらして、下見の時には色々教えて頂き、バスを待つ時間も短く感じられたのですが、本番の日はいらっしゃらず残念でした。 新しくなった駅舎のすぐ横の観光案内所も8:30オープンで、一便早いバスにしたので蒸かしたてのおまんじゅうも買えず、こちらもちょっぴり残念。
そんなことも全部吹き飛ぶような素晴らしいハイキング日和、バスはほぼ貸切状態の満杯で出発! 井戸バス停で降りると、緑の山並みに青い空、そこを流れる白い雲の影が山肌に映り、暫しうっとりと見惚れました。
まっすぐ車道を行っても良いのですが、庭先の季節の花々を楽しませて頂きながら右手の民家の中の道を進みます。 やがて参道に続く道に曲がると、山の植物が目に留まり出します。
ツルマサキの花 ミヤマタニワタシ
軍刀利神社一之鳥居
軍荼利夜叉明王入口碑 石仏
明治以降、神社のご祭神は日本武尊とされましたが、元々は軍荼利夜叉明王の信仰の地であった名残です。
軍刀利神社社務所 軍刀利神社トイレ
軍刀利神社二ノ鳥居と長い急階段 苔むした階段は滑りやすいので、しっかりと手摺を掴み登ります。
軍刀利神社拝殿
軍刀利神社奉納木刀
ホシザキイナモリソウの見事な群落に夢中☆
ホシザキイナモリソウ アカネ科
この地に限っては「剣咲稲盛草」と呼びたい細い花びらです。
軍刀利神社本殿は、大切に屋根が掛けられ守られています。
本殿の真裏は、知る人ぞ知る・・・
軍刀利神社の裏の鳥居
いよいよここから山道に入ります。 次は、奥の院へ!
(つづく)
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JR上野原駅―(バス)―井戸バス停〜軍刀利神社〜大桂・奥ノ院〜鎌沢コース合流点〜三国山〜生藤山〜三国山(昼食)〜軍刀利神社元社〜笹尾根〜熊倉山〜浅間峠〜上川乗バス停―(バス)―JR武蔵五日市駅
上野原駅には、地元の山の案内に情熱を傾けていらっしゃる名士がいらして、下見の時には色々教えて頂き、バスを待つ時間も短く感じられたのですが、本番の日はいらっしゃらず残念でした。 新しくなった駅舎のすぐ横の観光案内所も8:30オープンで、一便早いバスにしたので蒸かしたてのおまんじゅうも買えず、こちらもちょっぴり残念。
そんなことも全部吹き飛ぶような素晴らしいハイキング日和、バスはほぼ貸切状態の満杯で出発! 井戸バス停で降りると、緑の山並みに青い空、そこを流れる白い雲の影が山肌に映り、暫しうっとりと見惚れました。
まっすぐ車道を行っても良いのですが、庭先の季節の花々を楽しませて頂きながら右手の民家の中の道を進みます。 やがて参道に続く道に曲がると、山の植物が目に留まり出します。
ツルマサキの花 ミヤマタニワタシ
軍刀利神社一之鳥居
軍荼利夜叉明王入口碑 石仏
明治以降、神社のご祭神は日本武尊とされましたが、元々は軍荼利夜叉明王の信仰の地であった名残です。
軍刀利神社社務所 軍刀利神社トイレ
軍刀利神社二ノ鳥居と長い急階段 苔むした階段は滑りやすいので、しっかりと手摺を掴み登ります。
軍刀利神社拝殿
軍刀利神社奉納木刀
ホシザキイナモリソウの見事な群落に夢中☆
ホシザキイナモリソウ アカネ科
この地に限っては「剣咲稲盛草」と呼びたい細い花びらです。
軍刀利神社本殿は、大切に屋根が掛けられ守られています。
本殿の真裏は、知る人ぞ知る・・・
軍刀利神社の裏の鳥居
いよいよここから山道に入ります。 次は、奥の院へ!
(つづく)
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2022年04月25日
むさしの自然観察園(4月4週)
2022年4月25日(月) 閉園日
4月の最終週、4月の花で未だ紹介し忘れていた大好きな花を草陰でみつけました。
ホタルカズラ(蛍葛)ムラサキ科ムラサキ属
わすれな草の花が大きくなったような綺麗な青色の花に白い星形の模様。青緑色に光る蛍を想像しての命名でしょうか。陽当たりの良い崩壊斜面などで時折みかけますが、地を這うように広がるので他の草が茂ってくるとみつけにくなってしまいます。それまでの数週間がスポットライトアワーでしょう。
ラナンキュラス・レペンス(ハイキンポウゲ/這い金鳳花)
トウダイグサ(燈台草)トウダイグサ科
在来種のウマノアシガタにそっくりなヨーロッパ原産のラナンキュラスの原種の一つで、日を受けるとメタリックにキラキラと光ります。ウマノアシガタとの違いは、全草無毛な点で葉の表面に光沢があります。園芸店で売られている八重咲きで花色が豊富なラナンキュラスは、別のアジア産の原種から生み出された園芸品種です。
トウダイグサの名前は、灯台ではなく油を使った昔の灯りとりの燈台の方に草姿が似ていることから。一つの花に着目してみると大変面白いので、又の機会に触れましょう。
ヒイラギソウ(柊草)シソ科キランソウ属
今週は、花序の上の方まで咲きそろって見事な状態になりました。こうしてアップでみると、キランソウやジュウニヒトエ等によく似ています。
アマドコロ(甘野老) チゴユリ(稚児百合)キジカクシ科
園芸店で「ナルコユリ」として売られているのは、大体この丈夫なアマドコロです。よく似たナルコユリは栽培がやや難しいので、可愛い名前だけ頂いて成り代わっているのでしょう。アマドコロの茎をさわると稜があるので、丸い茎のナルコユリと見分けることができます。
観察園でも見比べられるようにナルコユリも植えてあるのですが、勢いが弱く心配です。なんとか生き延びて欲しいと見守っています。
チゴユリは、その名前の通り、背も低くおかっぱ頭の幼子のような風情が可愛らしい春の野山のアイドルです。
ハンカチノキ ミズキ科ハンカチノキ属 中国原産
ユキザサ(雪笹)キジカクシ科ユキザサ属
葉はチゴユリより細長く横に広がり、その真ん中にふわっと新雪が積もったような繊細な小花を咲かせます。ネーミング・センスが素敵です。
ヤブマメ(藪豆)マメ科ヤブマメ属
一年草でありながら、地下茎に着く閉鎖花まで結実するので、地中の豆はほぼ確実に芽吹き猛烈に増殖します。双葉から本葉を広げ始めた頃は、未だ他の草もそれ程茂っておらず、みつけやすいので頑張って集中的に抜き取っています。写真上は抜いて集めて日干しにしている様子。
写真下は、アイヌ民族も食べていたとのことなので、試食しようと良く洗って豆の皮を剥いてラップしてチンしたもの。(マメな相棒が皮まで綺麗に剥いてくれました。)右は豆の部分のアップです。味は薄めの茹でピーナッツという感じでした。発芽前ならもっと美味しいのかもしれません。
ハクサンボク(白山木)レンプクソウ科ガマズミ属
ガマズミがそのまま常緑樹になったようなハクサンボクは、暖温帯の沿岸地域に自生します。初めて見た時は「えっ、ガマズミ?どうして?」と思うほど、常緑である所以外はソックリで驚きました。
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4月の最終週、4月の花で未だ紹介し忘れていた大好きな花を草陰でみつけました。
ホタルカズラ(蛍葛)ムラサキ科ムラサキ属
わすれな草の花が大きくなったような綺麗な青色の花に白い星形の模様。青緑色に光る蛍を想像しての命名でしょうか。陽当たりの良い崩壊斜面などで時折みかけますが、地を這うように広がるので他の草が茂ってくるとみつけにくなってしまいます。それまでの数週間がスポットライトアワーでしょう。
ラナンキュラス・レペンス(ハイキンポウゲ/這い金鳳花)
トウダイグサ(燈台草)トウダイグサ科
在来種のウマノアシガタにそっくりなヨーロッパ原産のラナンキュラスの原種の一つで、日を受けるとメタリックにキラキラと光ります。ウマノアシガタとの違いは、全草無毛な点で葉の表面に光沢があります。園芸店で売られている八重咲きで花色が豊富なラナンキュラスは、別のアジア産の原種から生み出された園芸品種です。
トウダイグサの名前は、灯台ではなく油を使った昔の灯りとりの燈台の方に草姿が似ていることから。一つの花に着目してみると大変面白いので、又の機会に触れましょう。
ヒイラギソウ(柊草)シソ科キランソウ属
今週は、花序の上の方まで咲きそろって見事な状態になりました。こうしてアップでみると、キランソウやジュウニヒトエ等によく似ています。
アマドコロ(甘野老) チゴユリ(稚児百合)キジカクシ科
園芸店で「ナルコユリ」として売られているのは、大体この丈夫なアマドコロです。よく似たナルコユリは栽培がやや難しいので、可愛い名前だけ頂いて成り代わっているのでしょう。アマドコロの茎をさわると稜があるので、丸い茎のナルコユリと見分けることができます。
観察園でも見比べられるようにナルコユリも植えてあるのですが、勢いが弱く心配です。なんとか生き延びて欲しいと見守っています。
チゴユリは、その名前の通り、背も低くおかっぱ頭の幼子のような風情が可愛らしい春の野山のアイドルです。
ハンカチノキ ミズキ科ハンカチノキ属 中国原産
ユキザサ(雪笹)キジカクシ科ユキザサ属
葉はチゴユリより細長く横に広がり、その真ん中にふわっと新雪が積もったような繊細な小花を咲かせます。ネーミング・センスが素敵です。
ヤブマメ(藪豆)マメ科ヤブマメ属
一年草でありながら、地下茎に着く閉鎖花まで結実するので、地中の豆はほぼ確実に芽吹き猛烈に増殖します。双葉から本葉を広げ始めた頃は、未だ他の草もそれ程茂っておらず、みつけやすいので頑張って集中的に抜き取っています。写真上は抜いて集めて日干しにしている様子。
写真下は、アイヌ民族も食べていたとのことなので、試食しようと良く洗って豆の皮を剥いてラップしてチンしたもの。(マメな相棒が皮まで綺麗に剥いてくれました。)右は豆の部分のアップです。味は薄めの茹でピーナッツという感じでした。発芽前ならもっと美味しいのかもしれません。
ハクサンボク(白山木)レンプクソウ科ガマズミ属
ガマズミがそのまま常緑樹になったようなハクサンボクは、暖温帯の沿岸地域に自生します。初めて見た時は「えっ、ガマズミ?どうして?」と思うほど、常緑である所以外はソックリで驚きました。
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2022年04月24日
知床観光船
知床観光船で痛ましい事故が起きてしまいました。あの冷たい北の海に投げ出され命を落とされた方々のご冥福をお祈りします。また一人でも多く助かってくれたらと希望も持ちたいです。
もうあっという間に10年も前のことになりましたが、ケロと二人で北海道を旅し、知床の観光船に乗りました。事故が起きた知床半島の西、ウトロ側ではなく、東、羅臼側からです。どちらにするか随分迷ったのですが、熊よりも鯨が見たかったのです。
沢山のイルカ、そして間近に鯨のダイブを見て、期待以上の大迫力、大感動の体験、今も忘れられない思い出です。
但し、陸が全く見えなくなり、海の色が深く濃くなって行くにつれ、腕の確かな船長さんに命を預るしかない、若し、ここで過って落ちたら死ぬなと観念もしました。船より大きな鯨が船の下を泳いでいるのを感じて戦慄も覚えました。
どうして前日から漁船も出航を控えていたような悪天候に観光船を出したのでしょう。そして乗る方も、とても楽しみにしていたのでしょうし、船長が大丈夫と言い?出航するとなったら疑わずに乗ってしまうでしょうけれど、何か胸騒ぎがして諦めていたら・・・とも思ってしまいます。
大自然の中で、最後に命を守るのは自分の五感プラス第六感です。危険予知力、回避力を日頃から鍛え研ぎ澄ませたらと願います。
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もうあっという間に10年も前のことになりましたが、ケロと二人で北海道を旅し、知床の観光船に乗りました。事故が起きた知床半島の西、ウトロ側ではなく、東、羅臼側からです。どちらにするか随分迷ったのですが、熊よりも鯨が見たかったのです。
沢山のイルカ、そして間近に鯨のダイブを見て、期待以上の大迫力、大感動の体験、今も忘れられない思い出です。
但し、陸が全く見えなくなり、海の色が深く濃くなって行くにつれ、腕の確かな船長さんに命を預るしかない、若し、ここで過って落ちたら死ぬなと観念もしました。船より大きな鯨が船の下を泳いでいるのを感じて戦慄も覚えました。
どうして前日から漁船も出航を控えていたような悪天候に観光船を出したのでしょう。そして乗る方も、とても楽しみにしていたのでしょうし、船長が大丈夫と言い?出航するとなったら疑わずに乗ってしまうでしょうけれど、何か胸騒ぎがして諦めていたら・・・とも思ってしまいます。
大自然の中で、最後に命を守るのは自分の五感プラス第六感です。危険予知力、回避力を日頃から鍛え研ぎ澄ませたらと願います。
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ラベル:知床観光船
2022年04月19日
大多羅法師(だいだらぼっち)
ジブリ映画「もののけ姫」に「ダイダラボッチ様」が出てきた時、以前からこの辺りには「大多羅法師伝説」があり、多摩湖の向こうの橋のたもとに祀られている石像を見に行ったこともあったので、映像の中のカッコイイ「ダイダラボッチ様」と石像の姿との余りの違いに混乱したものでした。
多摩湖畔の「大多羅法師」石像 2022.04.16
何となくポリネシア系のお顔でモアイ像を押しつぶしたようなこの石像と、あのスマートな「ダイダラボッチ様」との共通点は「大巨人」ということ。どれだけの巨人かと言うと「背負っていた藤蔓で編んだ籠の蔓が切れ、中の土が落ちて出来たのが富士山、手を着いた所が富士五湖」等というスケールの大きな話しです。その他にも日本各地に様々な伝説が残っています。
慶性門
以前に訪ねた時は、未だケロが幼稚園生だったでしょうか。未だこの門も傷んでおらず、普通に潜って通れたと思います。すっかり寂れてしい、文化財保護にまで予算が回らないのかと残念に思いました。
慶性門は、今は多摩湖の底になった村にあったお寺・慶性院の山門でした。慶性院が東大和市芋窪に移転した時、山門だけが取り残され荒れ果てていたことに心を痛めた有志の方々の尽力で、ここに移転され保護されて来たとのこと。
寺院の門としてはあまり一般的ではない「長屋門」で両側が部屋で人が住む造りになっています。文久元年(1861年)建立。
この慶性門の上の小高い広場に大多羅法師の石像があります。余り訪ねる人も多くないようですが、スミレやノジスミレやタンポポの可愛い花が咲く中で、割りに機嫌良さそうに笑っておいででした。
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多摩湖畔の「大多羅法師」石像 2022.04.16
何となくポリネシア系のお顔でモアイ像を押しつぶしたようなこの石像と、あのスマートな「ダイダラボッチ様」との共通点は「大巨人」ということ。どれだけの巨人かと言うと「背負っていた藤蔓で編んだ籠の蔓が切れ、中の土が落ちて出来たのが富士山、手を着いた所が富士五湖」等というスケールの大きな話しです。その他にも日本各地に様々な伝説が残っています。
慶性門
以前に訪ねた時は、未だケロが幼稚園生だったでしょうか。未だこの門も傷んでおらず、普通に潜って通れたと思います。すっかり寂れてしい、文化財保護にまで予算が回らないのかと残念に思いました。
慶性門は、今は多摩湖の底になった村にあったお寺・慶性院の山門でした。慶性院が東大和市芋窪に移転した時、山門だけが取り残され荒れ果てていたことに心を痛めた有志の方々の尽力で、ここに移転され保護されて来たとのこと。
寺院の門としてはあまり一般的ではない「長屋門」で両側が部屋で人が住む造りになっています。文久元年(1861年)建立。
この慶性門の上の小高い広場に大多羅法師の石像があります。余り訪ねる人も多くないようですが、スミレやノジスミレやタンポポの可愛い花が咲く中で、割りに機嫌良さそうに笑っておいででした。
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2022年04月18日
むさしの自然観察園(4月3週)
2022年4月18日(月) 閉園日
クマガイソウ(熊谷草)ラン科アツモリソウ属
気難しい事が多いランの仲間の中でも比較的栽培が容易で好適地に植えれば伸び伸びと増え、立派な花を咲かせてくれます。一方、熊谷次郎直美が泣く泣く討ってしまい菩提を弔った平敦盛に因んだアツモリソウは、高貴な身の上故かいささか難物です。(直実と敦盛の記憶が恥ずかしながら間違っており、書き直しました。)
ヤマシャクヤク(山芍薬)ボタン科ボタン属
今週も未だ山芍薬がふっくらと咲いていてくれました。いつまでもじっくりと見ていたくなる花です。
アカネスミレ(茜菫)スミレ科
アカネスミレもスミレの中では花期が長く未だ楽しめます。
ヒイラギソウ(柊草)シソ科キランソウ属
葉の形がヒイラギに似ている?と言えば似ています。地下茎を延ばして好きなところに移動するので、名札の場所に居続けてはくれません。
スズラン(鈴欄)キジカクシ科スズラン属
昨年、山桜が行けなかった間の当番日誌に開花の記述が無く、哀れ枯れてしまったのかとガッカリしていましたが、ちゃんと元気に可愛い小さな鈴を沢山つけてくれました。良く見かけるドイツスズランと違い、在来種は葉陰でひっそりと咲くので又の名を「君影草」。大きな葉の下を覗き込まないと開花に気付かず、見逃されてしまったのかもしれません。
ノジスミレ(野路菫)スミレ科 ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)ケシ科
野原にありふれて咲いていたスミレが太郎坊、それに負けずに沢山さくので次郎坊とも呼ばれ、草相撲にも使われたそうです。
タカオスミレ(高尾菫)スミレ科 ムベ(郁子)アケビ科ムベ属
ヒカゲスミレの変種で葉が茶褐色になるタカオスミレ、蕾が着いたと開花を楽しみにしていたら、残念、閉鎖花だったようで花を咲かせず実を生らしていました。 アケビの仲間で常緑のムベの花、これも葉陰で咲くので見逃されがちな花です。下から見上げるとバッチリ目が合います。
カマツカ(鎌柄)バラ科 サワフタギ(沢蓋)ハイノキ科
カマツカは、牛の鼻を通す程固い材質で別名「ウシゴロシ」。名前の通り鎌などの道具類の柄にも使われます。同じ様な直に同じ様な場所で白い花を見かけるサワフタギは、カマツカが赤い実なのに対して瑠璃色の実をつけるので、別名「ルリミノウシゴロシ」。
ミツバウツギ(三葉空木)ミツバウツギ科 コバノガマズミ レンプクソウ科ガマズミ属
木々の白い花の季節、ミツバウツギ、コバノガマズミ、続々と開花していきます。
スミレサイシン(菫
広く逸出している外来種のアメリカスミレサイシンのプリケアナという品種に似た花色ですが、葉はやはり薄く柔らかな在来種のスミレサイシンの葉です。図鑑では紫の花の筈なのですが、何故かこの花色が出ています。
アリアケスミレ(有明菫) ヤブイチゲ(藪一華)キンポウゲ科イチリンソウ属
アリアケスミレも未だ健在です。ヤブイチゲはヨーロッパ原産のイチリンソウの仲間。花笠のような八重咲きの花です。
フジ(藤)マメ科フジ属 オドリコソウ(踊子草)シソ科
ケージの中は、色々な種類の蝶たちの乱舞が見られます。その中で、フジの花が良い香りを放ち、オドリコソウも蝶と一緒に舞っていました。
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クマガイソウ(熊谷草)ラン科アツモリソウ属
気難しい事が多いランの仲間の中でも比較的栽培が容易で好適地に植えれば伸び伸びと増え、立派な花を咲かせてくれます。一方、熊谷次郎直美が泣く泣く討ってしまい菩提を弔った平敦盛に因んだアツモリソウは、高貴な身の上故かいささか難物です。(直実と敦盛の記憶が恥ずかしながら間違っており、書き直しました。)
ヤマシャクヤク(山芍薬)ボタン科ボタン属
今週も未だ山芍薬がふっくらと咲いていてくれました。いつまでもじっくりと見ていたくなる花です。
アカネスミレ(茜菫)スミレ科
アカネスミレもスミレの中では花期が長く未だ楽しめます。
ヒイラギソウ(柊草)シソ科キランソウ属
葉の形がヒイラギに似ている?と言えば似ています。地下茎を延ばして好きなところに移動するので、名札の場所に居続けてはくれません。
スズラン(鈴欄)キジカクシ科スズラン属
昨年、山桜が行けなかった間の当番日誌に開花の記述が無く、哀れ枯れてしまったのかとガッカリしていましたが、ちゃんと元気に可愛い小さな鈴を沢山つけてくれました。良く見かけるドイツスズランと違い、在来種は葉陰でひっそりと咲くので又の名を「君影草」。大きな葉の下を覗き込まないと開花に気付かず、見逃されてしまったのかもしれません。
ノジスミレ(野路菫)スミレ科 ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)ケシ科
野原にありふれて咲いていたスミレが太郎坊、それに負けずに沢山さくので次郎坊とも呼ばれ、草相撲にも使われたそうです。
タカオスミレ(高尾菫)スミレ科 ムベ(郁子)アケビ科ムベ属
ヒカゲスミレの変種で葉が茶褐色になるタカオスミレ、蕾が着いたと開花を楽しみにしていたら、残念、閉鎖花だったようで花を咲かせず実を生らしていました。 アケビの仲間で常緑のムベの花、これも葉陰で咲くので見逃されがちな花です。下から見上げるとバッチリ目が合います。
カマツカ(鎌柄)バラ科 サワフタギ(沢蓋)ハイノキ科
カマツカは、牛の鼻を通す程固い材質で別名「ウシゴロシ」。名前の通り鎌などの道具類の柄にも使われます。同じ様な直に同じ様な場所で白い花を見かけるサワフタギは、カマツカが赤い実なのに対して瑠璃色の実をつけるので、別名「ルリミノウシゴロシ」。
ミツバウツギ(三葉空木)ミツバウツギ科 コバノガマズミ レンプクソウ科ガマズミ属
木々の白い花の季節、ミツバウツギ、コバノガマズミ、続々と開花していきます。
スミレサイシン(菫
広く逸出している外来種のアメリカスミレサイシンのプリケアナという品種に似た花色ですが、葉はやはり薄く柔らかな在来種のスミレサイシンの葉です。図鑑では紫の花の筈なのですが、何故かこの花色が出ています。
アリアケスミレ(有明菫) ヤブイチゲ(藪一華)キンポウゲ科イチリンソウ属
アリアケスミレも未だ健在です。ヤブイチゲはヨーロッパ原産のイチリンソウの仲間。花笠のような八重咲きの花です。
フジ(藤)マメ科フジ属 オドリコソウ(踊子草)シソ科
ケージの中は、色々な種類の蝶たちの乱舞が見られます。その中で、フジの花が良い香りを放ち、オドリコソウも蝶と一緒に舞っていました。
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2022年04月17日
吾妻峡・龍崖山・柏木山(その7終)
嬉しさ余って撮り過ぎた写真もようやく終わりが見えてきてヤレヤレです。読んで来て下さっている皆さんも同じですね、すみません。これに懲りて、出来るだけ現地で選択削除して枚数を抑えようと反省しております。
山頂で一緒になったご夫妻が、登ってきた道をまた下りられると伺い、ルート選択に些か疲労していたので、間違いのない道をお供させて頂くお願いをしました。
富士見の丘 14:12
暫くフェンス沿いに下るだけで迷いはなかったのですが、途中の道標からフェンス沿いの道と、その下を流れる沢沿いの道が段々と離れて行くではありませんか。私はフェンス沿いの尾根道よりも沢沿いの方が植物が多そうなので、ここでお別れをして沢の道へと下りていくことにしました。
道標 14:22
すると、早速、沢沿いでマルバネコノメソウが出迎えてくれました。一面埋め尽くすほどの、かなりの群落でした。
マルバネコノメソウ 14:33
道標 14:35
次の道標辺りから木漏れ日が明るくなってきて、ヤマルリソウの青い花が引き立ち、ジロボウエンゴサクがさわさわと風に揺れていました。やはり沢沿いは植生豊かで歩いていて心躍ります。
ヤマルリソウ 14;38
ジロボウエンゴサク 14:40
やがて森が終わり、明るい広場が見えてきました。
茜台自然広場 14:43
広場の看板 その手前の沢沿いのツルカノコソウ
広場の崖下にあるモリアオガエルの産卵場
綿飴のような卵塊を探しましたが、時遅しでみつからず・・・水の中には沢山のオタマジャクシが泳いでいました。
東屋では楽器の練習中・・・「コンドルは飛んでいく」(多分・・・記憶は曖昧)が流れる中、来し方を振り返りました。今日の佳き日をありがとうございます。飯能の山々に心の中で手を合せました。
広場を出て、舗装路をぐるりと回って下りた処にある登山口の道標 14:48
舗装路沿いに咲きそろったクサノオウの黄色い花を眺めていた時点でほぼ15時、行きたかった「櫟庵」の閉店時間、次の機会に持ち越しです。
春の龍崖山〜柏木山、一人のんびりと素朴な山里の春を満喫できた一日でした。さて、ここから企画の立て直しです。皆さんに秋の佳き日を楽しんで頂けるように練り直しますね。どうぞお楽しみに!
途中にあったこの案内板をいま見返すと、沢に下りずに行く上の道は「ジャンダルム尾根」(大袈裟な・・・^^;)と呼ばれていて、最後にそちらへ行かれたご夫妻のご主人様が、舗装路を下りていく私に「ヤッホー!」と声を掛けてくださった高い地点が「茜台展望台」だったのですね。成程、そちらも面白そう! ただ、あそこから広場へ下りる道は急勾配でしょうから、今の私には下の道が正解でした。
そして、もう一本地図上ではその下(真ん中の沢を挟んで反対側の「百年ナラ尾根」)のルートもあったのですね。う〜ん、低山の地図にないルート網、おそるべし。
(おわり)
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山頂で一緒になったご夫妻が、登ってきた道をまた下りられると伺い、ルート選択に些か疲労していたので、間違いのない道をお供させて頂くお願いをしました。
富士見の丘 14:12
暫くフェンス沿いに下るだけで迷いはなかったのですが、途中の道標からフェンス沿いの道と、その下を流れる沢沿いの道が段々と離れて行くではありませんか。私はフェンス沿いの尾根道よりも沢沿いの方が植物が多そうなので、ここでお別れをして沢の道へと下りていくことにしました。
道標 14:22
すると、早速、沢沿いでマルバネコノメソウが出迎えてくれました。一面埋め尽くすほどの、かなりの群落でした。
マルバネコノメソウ 14:33
道標 14:35
次の道標辺りから木漏れ日が明るくなってきて、ヤマルリソウの青い花が引き立ち、ジロボウエンゴサクがさわさわと風に揺れていました。やはり沢沿いは植生豊かで歩いていて心躍ります。
ヤマルリソウ 14;38
ジロボウエンゴサク 14:40
やがて森が終わり、明るい広場が見えてきました。
茜台自然広場 14:43
広場の看板 その手前の沢沿いのツルカノコソウ
広場の崖下にあるモリアオガエルの産卵場
綿飴のような卵塊を探しましたが、時遅しでみつからず・・・水の中には沢山のオタマジャクシが泳いでいました。
東屋では楽器の練習中・・・「コンドルは飛んでいく」(多分・・・記憶は曖昧)が流れる中、来し方を振り返りました。今日の佳き日をありがとうございます。飯能の山々に心の中で手を合せました。
広場を出て、舗装路をぐるりと回って下りた処にある登山口の道標 14:48
舗装路沿いに咲きそろったクサノオウの黄色い花を眺めていた時点でほぼ15時、行きたかった「櫟庵」の閉店時間、次の機会に持ち越しです。
春の龍崖山〜柏木山、一人のんびりと素朴な山里の春を満喫できた一日でした。さて、ここから企画の立て直しです。皆さんに秋の佳き日を楽しんで頂けるように練り直しますね。どうぞお楽しみに!
途中にあったこの案内板をいま見返すと、沢に下りずに行く上の道は「ジャンダルム尾根」(大袈裟な・・・^^;)と呼ばれていて、最後にそちらへ行かれたご夫妻のご主人様が、舗装路を下りていく私に「ヤッホー!」と声を掛けてくださった高い地点が「茜台展望台」だったのですね。成程、そちらも面白そう! ただ、あそこから広場へ下りる道は急勾配でしょうから、今の私には下の道が正解でした。
そして、もう一本地図上ではその下(真ん中の沢を挟んで反対側の「百年ナラ尾根」)のルートもあったのですね。う〜ん、低山の地図にないルート網、おそるべし。
(おわり)
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2022年04月16日
吾妻峡・龍崖山・柏木山(その6)
龍掛山にも何通りもコースがありましたが、柏木山は更に「分県登山ガイド・埼玉県の山」に乗っているコース以外の道が幾つかあるのに、どうも道標が少なくて分かりづらかったです。「大きな道標あり」と書かれていた地点にも道標はなかったり、
表示が消えている看板 13:21
看板らしきものには何も書かれていなかったり、迷うような分岐にも表示がなかったり、どうも聞いていた様子と異なるのです。山主さんの要望で各所のそのような手作りのものが撤去されるという記事もあったので、若しかすると現在整理中なのかもしれません。
意味不明の怪しい看板でしたが、たまたま下りて来られた方がいたので、ここを曲がって上がるのが正解と分かりました。登っていくと、湿度の高いやや暗めの道に出て・・・
マルバスミレ 13:27
龍崖山では見なかったマルバスミレが登場。柏木山は、植生が大分異なるようです。
ウラジロ 14:92
お正月の飾りに用いるシダのウラジロの北限の地とのことで、大群落があちこちにありました。2枚の葉の間から新しい芽が出て、また2枚の葉が開きます。
シハイスミレ(紫背菫)13:30
久し振りにシハイスミレに出会えました。
道標 13:30 ニガイチゴの群落
シダの道の道標 13:36 パワースポットへ下る道(この日は通らず)
マキノスミレ(牧野菫)13:37
シハイスミレ 13:38
道標 13:40
クサイチゴ 13:41
カモシカ5丁目道標 13:42
男坂の急登と女坂の緩斜面 13:43
柏木山山頂手前のミツバツツジ
柏木山(高ドッケ)からの展望 13:51
山名板を見ると、今まで山笑(やまにこ)会で歩いた山々が見えることが分かります。
カモシカが覗いています。 小人もいました!
山頂ベンチ
山頂では、反対側から登ってこられたご夫妻が寛がれていました。
眺めの良いベンチ、でもちょっと崖にギリギリのような・・・
(つづく)
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表示が消えている看板 13:21
看板らしきものには何も書かれていなかったり、迷うような分岐にも表示がなかったり、どうも聞いていた様子と異なるのです。山主さんの要望で各所のそのような手作りのものが撤去されるという記事もあったので、若しかすると現在整理中なのかもしれません。
意味不明の怪しい看板でしたが、たまたま下りて来られた方がいたので、ここを曲がって上がるのが正解と分かりました。登っていくと、湿度の高いやや暗めの道に出て・・・
マルバスミレ 13:27
龍崖山では見なかったマルバスミレが登場。柏木山は、植生が大分異なるようです。
ウラジロ 14:92
お正月の飾りに用いるシダのウラジロの北限の地とのことで、大群落があちこちにありました。2枚の葉の間から新しい芽が出て、また2枚の葉が開きます。
シハイスミレ(紫背菫)13:30
久し振りにシハイスミレに出会えました。
道標 13:30 ニガイチゴの群落
シダの道の道標 13:36 パワースポットへ下る道(この日は通らず)
マキノスミレ(牧野菫)13:37
シハイスミレ 13:38
道標 13:40
クサイチゴ 13:41
カモシカ5丁目道標 13:42
男坂の急登と女坂の緩斜面 13:43
柏木山山頂手前のミツバツツジ
柏木山(高ドッケ)からの展望 13:51
山名板を見ると、今まで山笑(やまにこ)会で歩いた山々が見えることが分かります。
カモシカが覗いています。 小人もいました!
山頂ベンチ
山頂では、反対側から登ってこられたご夫妻が寛がれていました。
眺めの良いベンチ、でもちょっと崖にギリギリのような・・・
(つづく)
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2022年04月15日
吾妻峡・龍崖山・柏木山(その5)
龍崖山公園側の登山口は龍崖山公園の一番下に位置するということを把握するまで、少し戸惑いました。
登山口を出た広場から下方の眺め 11:41
クサイチゴ(草苺) ヤブヘビイチゴ(藪蛇苺)
案内図看板 階段下のレンギョウ
案内図看板を見ても、公園の中の何処にいるのか分からず、とにかく長い階段(若しくは遠回りのスロープ)を上らねばならないのかどうか・・・?? 気温も上がっており、一山越えた後で結構キツい上りなので、膝の事を考えると間違いたくなく、良く方角を見定め、グーグルマップも出して確かめようやく決心しました。結果、正解でWCも水場もあり、ホッと一息。
公園頂上からは大展望を眺める筈が、先の道に自信なく心の余裕がなかったのか全く印象に残っておらず、残念。
ここでWC休憩、半分ずつ空いたペットボトルに水を汲み、スポーツドリンクを薄めて増し、こちらもホッとしました。しかし、ここからが迷いました。いきなり大きな工場地帯に出て、その中の地図は無く、うっかり間違えると敷地が大きい分遠回りのロスになるので、公園で出会った方々に「柏木山へ行きたいのですが・・・」と伺っても、どうもピンと来ない様子。そこで登山口がある「あかね公園」を尋ねると、なんとありがたいことに、公園でお子さんと遊んでいた若いお父さんが道案内を買って出てくれました。犬の散歩コースとのことでした。
道に迷った気の毒なオバサンを助けてくれた、可愛いお嬢さんとサッカー選手のハンサムなお父さん、ありがとうございました。心温まるほんわかしたひとときでした。
あかね公園 あかね尾根道ハイキングコース入口の階段
階段を登った上から振り返る龍崖山と工場
工場地帯を下に見ながらフェンス沿いの道を歩くと、香ばしいお煎餅の香りや、キューピーの卵液を作る工場からの消毒の塩素の臭いなど、山へハイキングに来ているのに、チグハグな妙な気持です。先程の若いお父さんのお話では、飯能は地盤が固く地震に強いので、多くの工場が引っ越して来たのだそうです。
道標 12:15 フェンス沿いの道
フェンス沿いの道には所々見晴らしの良い場所にベンチの誘惑もありましたが、道迷いで時間が掛かってしまったので、歩きながらおむすびで昼食で先を急ぎます。
道標 12:26 アカシデ(赤四手)
池 12:35
みはらし台 12:41 ミツバウツギ? 12:45
タチツボスミレ
赤根ヶ峠 12:46
柏木山入口 道標 12:46 ニオイタチツボスミレ
クリの虫こぶ
春の小川はさらさらゆくよ・・・ 12:56
絵に描いたような春の野の道を行きます・・・ 13:01
ミツバツチグリ
ウマノアシガタ
ミツバツツジと新緑 13:03
唯一すれ違った方に、柏木山への道を確かめると、民家のような建物の先を右折とのこと。ありがとうございます。あ、ここですね。
民家の先の柏木山登山口 13:06
龍崖山から下りて公園を上り、工場地帯を抜け、あかね尾根道ハイキングコース、赤根ヶ峠を経て、やっと柏木山(高ドッケ)の麓に辿り着けました。
(つづく)
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登山口を出た広場から下方の眺め 11:41
クサイチゴ(草苺) ヤブヘビイチゴ(藪蛇苺)
案内図看板 階段下のレンギョウ
案内図看板を見ても、公園の中の何処にいるのか分からず、とにかく長い階段(若しくは遠回りのスロープ)を上らねばならないのかどうか・・・?? 気温も上がっており、一山越えた後で結構キツい上りなので、膝の事を考えると間違いたくなく、良く方角を見定め、グーグルマップも出して確かめようやく決心しました。結果、正解でWCも水場もあり、ホッと一息。
公園頂上からは大展望を眺める筈が、先の道に自信なく心の余裕がなかったのか全く印象に残っておらず、残念。
ここでWC休憩、半分ずつ空いたペットボトルに水を汲み、スポーツドリンクを薄めて増し、こちらもホッとしました。しかし、ここからが迷いました。いきなり大きな工場地帯に出て、その中の地図は無く、うっかり間違えると敷地が大きい分遠回りのロスになるので、公園で出会った方々に「柏木山へ行きたいのですが・・・」と伺っても、どうもピンと来ない様子。そこで登山口がある「あかね公園」を尋ねると、なんとありがたいことに、公園でお子さんと遊んでいた若いお父さんが道案内を買って出てくれました。犬の散歩コースとのことでした。
道に迷った気の毒なオバサンを助けてくれた、可愛いお嬢さんとサッカー選手のハンサムなお父さん、ありがとうございました。心温まるほんわかしたひとときでした。
あかね公園 あかね尾根道ハイキングコース入口の階段
階段を登った上から振り返る龍崖山と工場
工場地帯を下に見ながらフェンス沿いの道を歩くと、香ばしいお煎餅の香りや、キューピーの卵液を作る工場からの消毒の塩素の臭いなど、山へハイキングに来ているのに、チグハグな妙な気持です。先程の若いお父さんのお話では、飯能は地盤が固く地震に強いので、多くの工場が引っ越して来たのだそうです。
道標 12:15 フェンス沿いの道
フェンス沿いの道には所々見晴らしの良い場所にベンチの誘惑もありましたが、道迷いで時間が掛かってしまったので、歩きながらおむすびで昼食で先を急ぎます。
道標 12:26 アカシデ(赤四手)
池 12:35
みはらし台 12:41 ミツバウツギ? 12:45
タチツボスミレ
赤根ヶ峠 12:46
柏木山入口 道標 12:46 ニオイタチツボスミレ
クリの虫こぶ
春の小川はさらさらゆくよ・・・ 12:56
絵に描いたような春の野の道を行きます・・・ 13:01
ミツバツチグリ
ウマノアシガタ
ミツバツツジと新緑 13:03
唯一すれ違った方に、柏木山への道を確かめると、民家のような建物の先を右折とのこと。ありがとうございます。あ、ここですね。
民家の先の柏木山登山口 13:06
龍崖山から下りて公園を上り、工場地帯を抜け、あかね尾根道ハイキングコース、赤根ヶ峠を経て、やっと柏木山(高ドッケ)の麓に辿り着けました。
(つづく)
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2022年04月14日
吾妻峡・龍崖山・柏木山(その4)
龍崖山(りゅうがいさん)中段ひと休みの処で一息入れた後、まぁまぁの段々坂を登って行くと、「龍掛山頂130m」の道標が現れます。
登る途中では可愛い花や芽吹き時の初々しい新緑が目を楽しませてくれます。
ニガイチゴ(苦苺)バラ科 アオハダ(青膚)モチノキ科
唐突に山頂が現れたので、パッと開けた風景に目が行って、山頂標があったのかどうかの記憶もなく・・・
龍崖山山頂 246mからの展望
急に現れた遮る物の無い広々とした展望に目を奪われます。ただ、崖下には広大な工場も広がっていて、その対比にも驚きます。何とかヤマツツジで工場を隠して山を撮ろうとしましたが、私の技術では無理。ヤマツツジにばかりピントがいってしまいました。
コナラの芽吹き ヤマツツジ
ヤマツツジ ツツジ科
「富士山見晴らし台」からの富士山
真ん中辺りの二山の間に、肉眼でははっきり白い富士山の頭が見えたのですが、写真だと分かりづらいですね。
ニガイチゴ
先日の狭山湖西縦断では、モミジイチゴの花盛りでしたが、飯能ではニガイチゴが満開で、レースのカーテンのように斜面を覆っていました。
オトコヨウゾメ レンプクソウ科ガマズミ属
薄いピンクを帯びてふっくらした小花をつける大好きな春の花。もっと素敵な名前をつけて欲しかった・・・。
ジグザクの坂道 龍崖山公園940mの道標
手前ニョイスミレ(ツボスミレ)後方タチツボスミレ
燧山山頂 234m
燧山の山頂にはチャートが露出しています。
カンアオイ ウマノスズクサ科
コバノガマズミ レンプクソウ科ガマズミ属
麓が近づいて来た気配・・・そして登山道の終わり、公園の入口が見えました。
龍崖山公園側の登山口の双龍
今下りてきた龍崖山の方を振り返ると、正に今「山笑う」のさざめきに包まれました。さ〜て、次はいよいよ「飯能三山」の最高峰・柏木山(高ドッケ)へ向かいます。
(つづく)
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登る途中では可愛い花や芽吹き時の初々しい新緑が目を楽しませてくれます。
ニガイチゴ(苦苺)バラ科 アオハダ(青膚)モチノキ科
唐突に山頂が現れたので、パッと開けた風景に目が行って、山頂標があったのかどうかの記憶もなく・・・
龍崖山山頂 246mからの展望
急に現れた遮る物の無い広々とした展望に目を奪われます。ただ、崖下には広大な工場も広がっていて、その対比にも驚きます。何とかヤマツツジで工場を隠して山を撮ろうとしましたが、私の技術では無理。ヤマツツジにばかりピントがいってしまいました。
コナラの芽吹き ヤマツツジ
ヤマツツジ ツツジ科
「富士山見晴らし台」からの富士山
真ん中辺りの二山の間に、肉眼でははっきり白い富士山の頭が見えたのですが、写真だと分かりづらいですね。
ニガイチゴ
先日の狭山湖西縦断では、モミジイチゴの花盛りでしたが、飯能ではニガイチゴが満開で、レースのカーテンのように斜面を覆っていました。
オトコヨウゾメ レンプクソウ科ガマズミ属
薄いピンクを帯びてふっくらした小花をつける大好きな春の花。もっと素敵な名前をつけて欲しかった・・・。
ジグザクの坂道 龍崖山公園940mの道標
手前ニョイスミレ(ツボスミレ)後方タチツボスミレ
燧山山頂 234m
燧山の山頂にはチャートが露出しています。
カンアオイ ウマノスズクサ科
コバノガマズミ レンプクソウ科ガマズミ属
麓が近づいて来た気配・・・そして登山道の終わり、公園の入口が見えました。
龍崖山公園側の登山口の双龍
今下りてきた龍崖山の方を振り返ると、正に今「山笑う」のさざめきに包まれました。さ〜て、次はいよいよ「飯能三山」の最高峰・柏木山(高ドッケ)へ向かいます。
(つづく)
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2022年04月13日
吾妻峡・龍崖山・柏木山(その3)
先程の第1ロープ坂分岐で坂を登らず左に進むと、金蔵寺の向かい側からの登山道の合流点に出ました。そちらの登山口からくれば、この地点が右・男坂と左・女坂の分岐となります。先程下っていくけど大丈夫かな?と思ったのは、この地点からみれば確かに男坂を下って来ていた訳で、遠回りにはなりましたが歩いて得した気分の回り道でした。
龍崖山登山口の木彫りの龍10:18 クマ避けの空き缶とハンマー
木彫りの龍の上には鹿の頭骨? ホントの龍の骨の様に見えます。何カ所かでこの缶とハンマーがぶら下がっているのを見ました。熊さん、いるのでしょうね。会いませんように・・・。念の為、一発叩いてから歩き出せば良かったけれど、あんまり平和過ぎて思いつきませんでした。
ヘビイチゴ(蛇苺)ニョイスミレ(如意菫)別名:ツボスミレ(坪菫)
ヒメウズ(姫烏頭)キンポウゲ科
大好きなヒメウズ、今年は見られなかったなぁと思っていたら、ここで星の数ほど出会えてやった〜! 小さな花にピントを合せる為、風との対話が続きましたが、難しい〜っ
ヒメウズ(姫烏頭)キンポウゲ科
これはラッキーなことに倒れて上を向いてくれていた花です。ヒメウズのオダマキに似た花の造りが良く分かります。後ろに見えるのは果実です。ヒメウズについては、また別に記事を書きたいなぁ。
ヒメウズとジロボウエンゴサク
小さな花たちが賑やかに集って、笑いさざめいていました。
ヤブニンジン (藪人参) ウバユリ(姥百合)
地味だけれど、線香花火のような花序が広がっていく藪人参。 ウバユリも艶々の葉を展開していました。
10:28
シロヤブケマン(白藪華鬘)ケシ科 カキドオシ(垣通)シソ科
ヒメウズとタチツボスミレ
10:32
マンガン採掘鉱跡 10:34
ハリギリ(針桐)ウコギ科 10:36
新芽が美味しいハリギリは鋭いトゲで身を守っています。
10:38
龍崖山への看板 10:38 ひと休み(中段)看板 10:40
「ひと休み」と言われれば休みたくなりますが、道草ばかり食っているので、水分補給だけして先に進みます。
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龍崖山登山口の木彫りの龍10:18 クマ避けの空き缶とハンマー
木彫りの龍の上には鹿の頭骨? ホントの龍の骨の様に見えます。何カ所かでこの缶とハンマーがぶら下がっているのを見ました。熊さん、いるのでしょうね。会いませんように・・・。念の為、一発叩いてから歩き出せば良かったけれど、あんまり平和過ぎて思いつきませんでした。
ヘビイチゴ(蛇苺)ニョイスミレ(如意菫)別名:ツボスミレ(坪菫)
ヒメウズ(姫烏頭)キンポウゲ科
大好きなヒメウズ、今年は見られなかったなぁと思っていたら、ここで星の数ほど出会えてやった〜! 小さな花にピントを合せる為、風との対話が続きましたが、難しい〜っ
ヒメウズ(姫烏頭)キンポウゲ科
これはラッキーなことに倒れて上を向いてくれていた花です。ヒメウズのオダマキに似た花の造りが良く分かります。後ろに見えるのは果実です。ヒメウズについては、また別に記事を書きたいなぁ。
ヒメウズとジロボウエンゴサク
小さな花たちが賑やかに集って、笑いさざめいていました。
ヤブニンジン (藪人参) ウバユリ(姥百合)
地味だけれど、線香花火のような花序が広がっていく藪人参。 ウバユリも艶々の葉を展開していました。
10:28
シロヤブケマン(白藪華鬘)ケシ科 カキドオシ(垣通)シソ科
ヒメウズとタチツボスミレ
10:32
マンガン採掘鉱跡 10:34
ハリギリ(針桐)ウコギ科 10:36
新芽が美味しいハリギリは鋭いトゲで身を守っています。
10:38
龍崖山への看板 10:38 ひと休み(中段)看板 10:40
「ひと休み」と言われれば休みたくなりますが、道草ばかり食っているので、水分補給だけして先に進みます。
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2022年04月12日
吾妻峡・龍崖山・柏木山(その2)
未だほんの序盤の吾妻峡に魅了され随分と脚を止めてしまいましたが、まだまだ先は長く、低山とは言え二山の縦走が待っています。途中に小さな祠が祀られていた階段を上りきると明るい春の里山風景が広がっていました。
芽吹き直前の桑畑 9:42
子供の頃には未だ点在していた桑畑、実家の庭にもその名残の桑の木が1本あったのを覚えています。小学校でも紙に産み付けられた卵からお蚕さんを育てていました。飼育栽培係だった私は、裏庭に桑の葉を採りにいったついでに桑の実もご馳走になっていました。
ミツバアケビ アケビ科 9:43 龍崖山登山口 道標 9:44
アケビの花は淡紅紫色ですが、ミツバアケビの花はぐっと濃くてチョコレート色です。(光が強くて色が薄く写っています)その交雑種のゴヨウアケビも私が見た花はほんのり薄いかな?という位のチョコレート色でした。
八耳堂(はちじどう/太子堂) 9:46
一度に八人の言うことを聞き分けられたという聖徳太子(厩戸豊聡耳皇子命/うまやとのとよとみみのみこのみこ)を祀る八耳堂。
モクレン モクレン科 八重桜「関山」 バラ科
コクサギ(小臭木)ミカン科 雄花
今までコクサギをそんなに臭いと思ったことはありませんでしたが、この日は雄花が一斉に咲き誇り、あの独特な苦い青ミカンの皮を爪でひっかいた時のような香りが立ち込めていて『これは確かに名前の通り強烈だわ・・・』『苦い物は身体の中の悪い物を排出するというのは、きっと香りでも効き目があるに違いない』と思い、貴重な機会に胸いっぱいに吸い込んでおきました。さぞかし、心が清められたことと思います。
ヤマエンゴサク(山延胡索)ケシ科
ジロボウエンゴサクの花より少し大きく厚みあり、写真では同じ様な色になってしまいがちですが青味を帯びています。苞葉に切れ込みあり。
ミツバツツジ と 軍太利神社
軍太利神社
ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)ケシ科
ヤマエンゴサクと似ていますが、こちらの方が華奢で花は赤味を帯びています。苞葉が全縁。
歓迎 道標 10:02
「龍崖山を愛する80人衆」の方々の山を愛し大切にしているお気持ちが伝わる道標が至る所に立っていて、なんと杖の貸し出しまであるのです。
ホウチャクソウ イヌサフラン科 ヤブレガサ キク科
キバナアキギリ(黄花秋桐)シソ科
アカショウマ(赤升麻)ユキノシタ科
9月の企画の本番時には咲いていることでしょう。
第1ロープ坂 分岐10:06
右は第1ロープ坂という急坂、左はゆったりの迂回路。はい、迷わず迂回路を行きました。それはキツい斜面を避けるというよりも、暗くて植生が乏しそうな近道より、明るい沢沿いの森の道をのんびり歩く方がきっと楽しい出会いが多いと思ったから。また洞窟好きの私、「マンガン採掘鉱跡」を是非見たかったのです。
コアジサイ(小紫陽花) チゴユリ(稚児百合)
コアジサイの展開した若葉の間には、もう小さな蕾が見えていました。足元にはチゴユリがポツポツと見えてきました。未だ、咲いていないかなぁと思ったら、
チゴユリ(稚児百合)
朝日を浴びて気持ちよさそうに花開いてくれました。
キッコウハグマ(亀甲白熊)アオイスミレ(葵菫)
大好きなキラキラ光るキッコウハグマの新葉、そして花期が短く既に閉鎖花の蕾しかないアオイスミレですが、アオイスミレを見るとどうしてこんなに嬉しくなるのか自分でも分かりません。きっと何かのご縁がある花なのでしょう。
ゆったり迂回路は、期待通り、新緑萌えいづる気持の良い森でした。
三四郎平 10:11
名前の由来は不明(調べてみます)ですが、正に「平ら」な場所が開けていて、未だ休憩したい程に登ってもいないのに、これは一息入れずにはおられない場所でした。さて、道が下っているけれど大丈夫なのかなぁと地図と睨めっこ・・・下ればまた上りが待っているのでしょうけれど、一人気ままな下下見、まぁ、なるようになれと進みます。
さて、お気づきの方もいらっしゃると思いますが(その2)は、たった30分の間の出来事のレポでした・・・この先どれだけの回数を書けば終われるのか、時間が経てば記憶もあやふやになりそうで我ながら不安。(その1)で、既にカジカガエルの鳴き声のことも忘れていて追記したのですから、困った物です(。。;)
(つづく)
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芽吹き直前の桑畑 9:42
子供の頃には未だ点在していた桑畑、実家の庭にもその名残の桑の木が1本あったのを覚えています。小学校でも紙に産み付けられた卵からお蚕さんを育てていました。飼育栽培係だった私は、裏庭に桑の葉を採りにいったついでに桑の実もご馳走になっていました。
ミツバアケビ アケビ科 9:43 龍崖山登山口 道標 9:44
アケビの花は淡紅紫色ですが、ミツバアケビの花はぐっと濃くてチョコレート色です。(光が強くて色が薄く写っています)その交雑種のゴヨウアケビも私が見た花はほんのり薄いかな?という位のチョコレート色でした。
八耳堂(はちじどう/太子堂) 9:46
一度に八人の言うことを聞き分けられたという聖徳太子(厩戸豊聡耳皇子命/うまやとのとよとみみのみこのみこ)を祀る八耳堂。
モクレン モクレン科 八重桜「関山」 バラ科
コクサギ(小臭木)ミカン科 雄花
今までコクサギをそんなに臭いと思ったことはありませんでしたが、この日は雄花が一斉に咲き誇り、あの独特な苦い青ミカンの皮を爪でひっかいた時のような香りが立ち込めていて『これは確かに名前の通り強烈だわ・・・』『苦い物は身体の中の悪い物を排出するというのは、きっと香りでも効き目があるに違いない』と思い、貴重な機会に胸いっぱいに吸い込んでおきました。さぞかし、心が清められたことと思います。
ヤマエンゴサク(山延胡索)ケシ科
ジロボウエンゴサクの花より少し大きく厚みあり、写真では同じ様な色になってしまいがちですが青味を帯びています。苞葉に切れ込みあり。
ミツバツツジ と 軍太利神社
軍太利神社
ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)ケシ科
ヤマエンゴサクと似ていますが、こちらの方が華奢で花は赤味を帯びています。苞葉が全縁。
歓迎 道標 10:02
「龍崖山を愛する80人衆」の方々の山を愛し大切にしているお気持ちが伝わる道標が至る所に立っていて、なんと杖の貸し出しまであるのです。
ホウチャクソウ イヌサフラン科 ヤブレガサ キク科
キバナアキギリ(黄花秋桐)シソ科
アカショウマ(赤升麻)ユキノシタ科
9月の企画の本番時には咲いていることでしょう。
第1ロープ坂 分岐10:06
右は第1ロープ坂という急坂、左はゆったりの迂回路。はい、迷わず迂回路を行きました。それはキツい斜面を避けるというよりも、暗くて植生が乏しそうな近道より、明るい沢沿いの森の道をのんびり歩く方がきっと楽しい出会いが多いと思ったから。また洞窟好きの私、「マンガン採掘鉱跡」を是非見たかったのです。
コアジサイ(小紫陽花) チゴユリ(稚児百合)
コアジサイの展開した若葉の間には、もう小さな蕾が見えていました。足元にはチゴユリがポツポツと見えてきました。未だ、咲いていないかなぁと思ったら、
チゴユリ(稚児百合)
朝日を浴びて気持ちよさそうに花開いてくれました。
キッコウハグマ(亀甲白熊)アオイスミレ(葵菫)
大好きなキラキラ光るキッコウハグマの新葉、そして花期が短く既に閉鎖花の蕾しかないアオイスミレですが、アオイスミレを見るとどうしてこんなに嬉しくなるのか自分でも分かりません。きっと何かのご縁がある花なのでしょう。
ゆったり迂回路は、期待通り、新緑萌えいづる気持の良い森でした。
三四郎平 10:11
名前の由来は不明(調べてみます)ですが、正に「平ら」な場所が開けていて、未だ休憩したい程に登ってもいないのに、これは一息入れずにはおられない場所でした。さて、道が下っているけれど大丈夫なのかなぁと地図と睨めっこ・・・下ればまた上りが待っているのでしょうけれど、一人気ままな下下見、まぁ、なるようになれと進みます。
さて、お気づきの方もいらっしゃると思いますが(その2)は、たった30分の間の出来事のレポでした・・・この先どれだけの回数を書けば終われるのか、時間が経てば記憶もあやふやになりそうで我ながら不安。(その1)で、既にカジカガエルの鳴き声のことも忘れていて追記したのですから、困った物です(。。;)
(つづく)
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吾妻峡・龍崖山・柏木山(その1)
飯能の川・野山に遊び、「生きてて良かった〜♪」と思わず口にしてしまう程、幸せいっぱい夢うつつで帰宅しました。忘れない内に直ぐにレポを書こうと思いながら、自分で思っていた以上に大量の写真を撮っており(電池切れになった程)取捨選択に疲れ果てて挫折していました。漸く一度には無理と悟ったので、少しずつアップしていくことにします。
飯能駅北口から国際興業バスで薬局スーパー前の「永田大杉バス停」下車。そのスーパーの手前(バス停から少し戻る)の「吾妻峡」の道標に従って住宅・畑の中を通り、手作りの道標を見て、
吾妻峡・入口道標 2022.04.12
細い階段道を下りていきます。
荒瀧不動明王
お不動様に道中の安全を祈願。振り返ると素朴な木の鳥居が素敵。
「飯能の奥の細道へび出ず」と書かれていました。「でず」なのか「いず」なのか? 大蛇のような根が浮き出ています。
ヤマネコノメソウ(山猫の目草)ユキノシタ科ネコノメソウ属
ヤマネコノメがもうすっかりタネになっていました。このくらい伸びると互生が分かり易いですね。
ヤマネコノメのびっしり詰まったタネ セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)キンポウゲ科
こうしてみると「猫の目草」と呼ばれるのが分かりますね。中国原産のセリバヒエンソウは、すっかり2本の野山に帰化してますね。
ヒメウツギ(姫空木)アジサイ科ウツギ属 ドレミファ橋
ヒメウツギをみつけて階段を下りていくと、これから渡るドレミファ橋が見えてきました。
ドレミファ橋
ドレミファ橋は、沈下橋で水量が多いときは渡れなくなります。今日も流れが強くて、ダメ膝でちょっと心配でしたが、そんな私でも楽々渡ることができましたのでご安心ください。
橋の中程からの吾妻峡
こんな素晴らしい風景を独り占め・・・清流の歌姫カジカガエルの声が響き渡り、跡は水の流れ、小鳥の囀り、木々を渡る風の音しか聞こえません。(カジカガエルの声を思い出し追記しました)
下下見でなかったら、もう、ここで寝っ転がって、日がな一日過ごしたい気持になりました。暫し風景に溶け込むように休息し、やっと向こう岸に渡ると・・・ニリンソウの大群落が出迎えてくれました。こんなに咲いているとは予想もしておらず、言葉を失いました。
ニリンソウ(二輪草)キンポウゲ科
この美しさを写し取れない自分が情けない・・・
タネツケバナ(種漬花)アブラナ科 ナルコスゲ?(鳴子菅)
ニリンソウ キンポウゲ科
ヤマブキ(山吹)バラ科 シャガ(斜干)アヤメ科
マルバコンロンソウ(丸葉崑崙草)アブラナ科
吾妻峡立ち去り難く、後ろ髪引かれ、何度も振り返りつつ・・・
階段をのぼっていくと
縁日の「スモモ飴」のように輝くキチジョウソウの実 キジカクシ科
何方を祀っているのか分からない小さな祠にも手を合せ、道中の無事を祈り先へ進みます。
(つづく)
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飯能駅北口から国際興業バスで薬局スーパー前の「永田大杉バス停」下車。そのスーパーの手前(バス停から少し戻る)の「吾妻峡」の道標に従って住宅・畑の中を通り、手作りの道標を見て、
吾妻峡・入口道標 2022.04.12
細い階段道を下りていきます。
荒瀧不動明王
お不動様に道中の安全を祈願。振り返ると素朴な木の鳥居が素敵。
「飯能の奥の細道へび出ず」と書かれていました。「でず」なのか「いず」なのか? 大蛇のような根が浮き出ています。
ヤマネコノメソウ(山猫の目草)ユキノシタ科ネコノメソウ属
ヤマネコノメがもうすっかりタネになっていました。このくらい伸びると互生が分かり易いですね。
ヤマネコノメのびっしり詰まったタネ セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)キンポウゲ科
こうしてみると「猫の目草」と呼ばれるのが分かりますね。中国原産のセリバヒエンソウは、すっかり2本の野山に帰化してますね。
ヒメウツギ(姫空木)アジサイ科ウツギ属 ドレミファ橋
ヒメウツギをみつけて階段を下りていくと、これから渡るドレミファ橋が見えてきました。
ドレミファ橋
ドレミファ橋は、沈下橋で水量が多いときは渡れなくなります。今日も流れが強くて、ダメ膝でちょっと心配でしたが、そんな私でも楽々渡ることができましたのでご安心ください。
橋の中程からの吾妻峡
こんな素晴らしい風景を独り占め・・・清流の歌姫カジカガエルの声が響き渡り、跡は水の流れ、小鳥の囀り、木々を渡る風の音しか聞こえません。(カジカガエルの声を思い出し追記しました)
下下見でなかったら、もう、ここで寝っ転がって、日がな一日過ごしたい気持になりました。暫し風景に溶け込むように休息し、やっと向こう岸に渡ると・・・ニリンソウの大群落が出迎えてくれました。こんなに咲いているとは予想もしておらず、言葉を失いました。
ニリンソウ(二輪草)キンポウゲ科
この美しさを写し取れない自分が情けない・・・
タネツケバナ(種漬花)アブラナ科 ナルコスゲ?(鳴子菅)
ニリンソウ キンポウゲ科
ヤマブキ(山吹)バラ科 シャガ(斜干)アヤメ科
マルバコンロンソウ(丸葉崑崙草)アブラナ科
吾妻峡立ち去り難く、後ろ髪引かれ、何度も振り返りつつ・・・
階段をのぼっていくと
縁日の「スモモ飴」のように輝くキチジョウソウの実 キジカクシ科
何方を祀っているのか分からない小さな祠にも手を合せ、道中の無事を祈り先へ進みます。
(つづく)
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2022年04月11日
むさしの自然観察園(4月2週)
4月の1週は、他の所属グループの研修会の予定があり観察園の当番はお休みでしたが、終日雨で研修会も中止、雨では観察園の外仕事も出来ないので結局お休み。大変遅ればせながら4月2週目の様子となります。
ソメイヨシノの花吹雪で地面が桜色に染まる中、春の花の女神のような花々が眩しく開花していました。
2022年4月11日(月)閉園日
シラネアオイ(白根葵)キンポウゲ科シラネアオイ属
かつてはシラネアオイ科として独立していました。花色は淡紅色〜青紫まで変異あり。多雪地帯の渓流沿い等で群落を作るので、武蔵野市で栽培するのは苦労します。出来るだけ好きな環境に寄せての試行錯誤です。
ヤマシャクヤク(山芍薬)ボタン科ボタン属
シラネアオイに負けず劣らずの山野草の女王様の風格があります。こちらは東京近郊の山でも自生しますので、気を付けてやれば比較的順応性があります。
アカネスミレ(茜菫)スミレ科
名前の通りの赤味ある花をつけ印象的なスミレです。
ランヨウアオイ(乱葉葵)ウマノスズクサ科カンアオイ属
カンアオイに似て、葉の基部が外側に張り出します。
ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)クサノオウ(草の黄)
ケシ科キケマン属、クサノオウ属
どちらもこぼれ種で良く増え、手の掛からない山野草の優等生。
ムサシアブミ(武蔵鐙) ウラシマソウ(浦島草)
サトイモ科テンナンショウ属
面白い形の花をつけるテンナンショウ属の2種。前者は馬具のアブミに似た花、後者は浦島太郎の釣り竿から伸びた釣り糸のような付属体が特徴です。
ヤマブキソウケシ科 と イチリンソウキンポウゲ科
どちらもかつては武蔵野の野で普通に見られた野草です。
アリアケスミレ(有明菫) ヤブイチゲ(藪一華)キンポウゲ科
スミレの白花でほんのり紫色がかった色合いを有明の空に見立てた名前が素敵です。ヤブイチゲはヨーロッパ原産。
オサバグサ(筬葉草)ケシ科オサバグサ属
葉の形が織機の「筬(おさ)」に似ていることからの命名。八ヶ岳の沢沿い等で良く見られます。湿っぽい処に生えているけれど高温多湿は苦手、寒さに強いかと思えば霜には弱い、直射日光もダメと、東京で地植えは難しいと思いますが、理事長のチャレンジです。
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ソメイヨシノの花吹雪で地面が桜色に染まる中、春の花の女神のような花々が眩しく開花していました。
2022年4月11日(月)閉園日
シラネアオイ(白根葵)キンポウゲ科シラネアオイ属
かつてはシラネアオイ科として独立していました。花色は淡紅色〜青紫まで変異あり。多雪地帯の渓流沿い等で群落を作るので、武蔵野市で栽培するのは苦労します。出来るだけ好きな環境に寄せての試行錯誤です。
ヤマシャクヤク(山芍薬)ボタン科ボタン属
シラネアオイに負けず劣らずの山野草の女王様の風格があります。こちらは東京近郊の山でも自生しますので、気を付けてやれば比較的順応性があります。
アカネスミレ(茜菫)スミレ科
名前の通りの赤味ある花をつけ印象的なスミレです。
ランヨウアオイ(乱葉葵)ウマノスズクサ科カンアオイ属
カンアオイに似て、葉の基部が外側に張り出します。
ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)クサノオウ(草の黄)
ケシ科キケマン属、クサノオウ属
どちらもこぼれ種で良く増え、手の掛からない山野草の優等生。
ムサシアブミ(武蔵鐙) ウラシマソウ(浦島草)
サトイモ科テンナンショウ属
面白い形の花をつけるテンナンショウ属の2種。前者は馬具のアブミに似た花、後者は浦島太郎の釣り竿から伸びた釣り糸のような付属体が特徴です。
ヤマブキソウケシ科 と イチリンソウキンポウゲ科
どちらもかつては武蔵野の野で普通に見られた野草です。
アリアケスミレ(有明菫) ヤブイチゲ(藪一華)キンポウゲ科
スミレの白花でほんのり紫色がかった色合いを有明の空に見立てた名前が素敵です。ヤブイチゲはヨーロッパ原産。
オサバグサ(筬葉草)ケシ科オサバグサ属
葉の形が織機の「筬(おさ)」に似ていることからの命名。八ヶ岳の沢沿い等で良く見られます。湿っぽい処に生えているけれど高温多湿は苦手、寒さに強いかと思えば霜には弱い、直射日光もダメと、東京で地植えは難しいと思いますが、理事長のチャレンジです。
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2022年04月06日
シロコスミレ?
寒い雨の日、用事があって出掛ける途中、ガードレールの下に見慣れないスミレをみつけました。ノジスミレの白花かと思って立ち止まり、車の切れ目をみて急いで写真を撮りました。
帰宅して写真をよく観て調べてみると、明らかにノジスミレではなく、どうやら中国東部・朝鮮半島原産のシロコスミレに特徴が似ているようです。山野草好きと思われるお宅の前の道なので、栽培品が逸出したのかもしれません。
シロコスミレ? 2022.04.03
中国東部・朝鮮半島原産 対馬のものは自生種とも
和名がシロコスミレなので、紛らわしいですが、在来種のコスミレとは別種です。コスミレにも白花があるので余計にややこしいです。もっと慎重に和名をつけて欲しかった・・・。
対馬のものが自生種なら、在来種とも言えますが、分布的にここに生えているものは園芸店で売られていたものの逸出だと思われます。
アスファルトの隙間から実に逞しく何株も育っていました。ここは常時湧き水が流れ出しているような所なので、発芽に好適だったのでしょう。これだけ見事に花をつけたら、種を飛ばして更に辺りに広がっていきそうです。
シロコスミレの特徴(ネット上の記載から収集):白い花で唇弁に紫の条、距は丸く小さめ、花柄は赤褐色、葉は細長い三角形で基部が張り出す傾向、表裏共に明るい緑。
<参考>過去の記事です。
2019年4月7日
シロ(バナ)ノジスミレ
唇弁に殆ど紫の条がない、距が細長い、花柄は緑、葉は披針形で基部が張り出さない、葉柄に僅かな翼、全体に微毛を帯びている等の違いがあります。
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帰宅して写真をよく観て調べてみると、明らかにノジスミレではなく、どうやら中国東部・朝鮮半島原産のシロコスミレに特徴が似ているようです。山野草好きと思われるお宅の前の道なので、栽培品が逸出したのかもしれません。
シロコスミレ? 2022.04.03
中国東部・朝鮮半島原産 対馬のものは自生種とも
和名がシロコスミレなので、紛らわしいですが、在来種のコスミレとは別種です。コスミレにも白花があるので余計にややこしいです。もっと慎重に和名をつけて欲しかった・・・。
対馬のものが自生種なら、在来種とも言えますが、分布的にここに生えているものは園芸店で売られていたものの逸出だと思われます。
アスファルトの隙間から実に逞しく何株も育っていました。ここは常時湧き水が流れ出しているような所なので、発芽に好適だったのでしょう。これだけ見事に花をつけたら、種を飛ばして更に辺りに広がっていきそうです。
シロコスミレの特徴(ネット上の記載から収集):白い花で唇弁に紫の条、距は丸く小さめ、花柄は赤褐色、葉は細長い三角形で基部が張り出す傾向、表裏共に明るい緑。
<参考>過去の記事です。
2019年4月7日
シロ(バナ)ノジスミレ
唇弁に殆ど紫の条がない、距が細長い、花柄は緑、葉は披針形で基部が張り出さない、葉柄に僅かな翼、全体に微毛を帯びている等の違いがあります。
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2022年04月05日
伐倒、高所作業
カシノナガキクイムシによるナラ枯れ被害で枯損木の伐倒がそこら中で進んでいて、電ノコチェーン・ソーの音が連日響いています。余りにも大きな木は、そのまま切り倒せば周りに被害を及ぼすからでしょう、見上げる程高い木の上で予め上部の、それも結構太い枝を切って降ろす作業をしている姿を度々見かけます。
私も、少しだけ高い木の上で枝下ろし作業をやったことがあるので、その爽快さとスリルと危険度を想像し、作業される方々に頭が下がります。
流石にこれだけ高所は、よじ登るのもハシゴも無理で、デッキ付きの高所作業車で持ち上げていました。
他に人の来ない山では無く人が通る公園や道路沿いの作業は、また別の安全注意が必要です。危険回避のための危険作業、ありがとうございます。
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私も、少しだけ高い木の上で枝下ろし作業をやったことがあるので、その爽快さとスリルと危険度を想像し、作業される方々に頭が下がります。
流石にこれだけ高所は、よじ登るのもハシゴも無理で、デッキ付きの高所作業車で持ち上げていました。
他に人の来ない山では無く人が通る公園や道路沿いの作業は、また別の安全注意が必要です。危険回避のための危険作業、ありがとうございます。
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2022年04月03日
'22年4月 高尾山GREEN CLEAN作戦「琵琶滝・6号路・5号路」
高尾山グリーンクリーン作戦、4月の本番です。たった一週間で、春はまた一足飛びに進みました。何と言っても高尾山の麓のサクラは満開です。ただ、もみじ台の山桜だけは残念ながら未だでした。
2022年4月2日(土)
京王高尾駅のホームから見えた大光寺の桜
遠目ですが、恐らくエドヒガン(江戸彼岸)桜だと思います。ソメイヨシノの一方の親桜ですね。
京王高尾駅のホームから見えた大光寺の桜
<追記>調べたところ、やはり上はエドヒガンで樹齢200年、下は、霊木枝垂れ桜と呼ばれ、樹齢400年とのこと。
高尾山口駅前の川沿いの公園は工事中のため、高尾山森林ふれあいセンター前に集合し、班に分かれての出発です。2年以上ぶりの班長復活で、流石に緊張でしたが、全員女性の班でスミレ愛から生まれた「スミレ眼」を磨きつつ一致団結、賑やかに楽しいひとときを過ごせました。
清滝前のソメイヨシノが満開で見とれていると、何やら見慣れない祭壇が現れてビックリ!
ケーブル清滝駅前 地鎮祭?
何の儀式の祭壇でしょうか・・・説明などは何も無く分かりませんでした。
手前には、恐らくカモシカの皮が・・・
何かは分かりませんが、無事の神事が行われますようにと祈りつつ、進みます。 言葉が出てこなかったらどうしようと思っていましたが、現場に出れば、まぁ喋れるもので喉が渇くほどお話しました〜(^^;)
エンレイソウ(延齢草 ナガバノスミレサイシン(長葉菫
下見時には蕾だったエンレイソウが咲いていました。
ユリワサビ(百合山葵) ミミガタテンナンショウ(耳型天南星)
ミミガタテンナンショウは恥ずかしがり屋で後ろ向きの事が多いのですが、珍しくこちらを向いていてくれました。
エイザンスミレ(叡山菫)
エイザンスミレの花は白〜ピンクまで巾がありますが、これは赤い筋が目立った綺麗な花でした。
アカネスミレ(茜菫)
花も全草的にも赤味があって、微毛を帯びています。
タチツボスミレ(立坪菫)と ヤマルリソウ(山瑠璃草)
可愛い春のコラボ!
ブナ(橅)の新緑
新緑を仰ぐと心が洗われるようです。
ヒナスミレ(雛菫)
ヒナスミレの開花がピークで、沢山の可愛いピンク色の花を愛でることが出来ました。
シロバナナガバノスミレサイシン
ナガバノスミレサイシンの葉は柔らかで、展開しきる前は濡れたような艶があります。
ナガバノスミレサイシン
ひっそり一輪咲いているのも、こうして群落になって一斉に開花しているのも、どちらもそれぞれに美しく、うっとりです。
最後にお楽しみの高尾菫探しです。1号路もそろそろ終盤に近づく頃のシャガの葉の下辺りを探すと、独特な赤茶色の葉が特徴です。ヒカゲスミレの一種で高尾山でみつかり命名されました。ヒカゲスミレの葉は緑色です。
タカオスミレ(高尾菫)
やっとみつけた一番大きな蕾には白い花弁が覗き始めていました。来週には咲き始めることでしょう。
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2022年4月2日(土)
京王高尾駅のホームから見えた大光寺の桜
遠目ですが、恐らくエドヒガン(江戸彼岸)桜だと思います。ソメイヨシノの一方の親桜ですね。
京王高尾駅のホームから見えた大光寺の桜
<追記>調べたところ、やはり上はエドヒガンで樹齢200年、下は、霊木枝垂れ桜と呼ばれ、樹齢400年とのこと。
高尾山口駅前の川沿いの公園は工事中のため、高尾山森林ふれあいセンター前に集合し、班に分かれての出発です。2年以上ぶりの班長復活で、流石に緊張でしたが、全員女性の班でスミレ愛から生まれた「スミレ眼」を磨きつつ一致団結、賑やかに楽しいひとときを過ごせました。
清滝前のソメイヨシノが満開で見とれていると、何やら見慣れない祭壇が現れてビックリ!
ケーブル清滝駅前 地鎮祭?
何の儀式の祭壇でしょうか・・・説明などは何も無く分かりませんでした。
手前には、恐らくカモシカの皮が・・・
何かは分かりませんが、無事の神事が行われますようにと祈りつつ、進みます。 言葉が出てこなかったらどうしようと思っていましたが、現場に出れば、まぁ喋れるもので喉が渇くほどお話しました〜(^^;)
エンレイソウ(延齢草 ナガバノスミレサイシン(長葉菫
下見時には蕾だったエンレイソウが咲いていました。
ユリワサビ(百合山葵) ミミガタテンナンショウ(耳型天南星)
ミミガタテンナンショウは恥ずかしがり屋で後ろ向きの事が多いのですが、珍しくこちらを向いていてくれました。
エイザンスミレ(叡山菫)
エイザンスミレの花は白〜ピンクまで巾がありますが、これは赤い筋が目立った綺麗な花でした。
アカネスミレ(茜菫)
花も全草的にも赤味があって、微毛を帯びています。
タチツボスミレ(立坪菫)と ヤマルリソウ(山瑠璃草)
可愛い春のコラボ!
ブナ(橅)の新緑
新緑を仰ぐと心が洗われるようです。
ヒナスミレ(雛菫)
ヒナスミレの開花がピークで、沢山の可愛いピンク色の花を愛でることが出来ました。
シロバナナガバノスミレサイシン
ナガバノスミレサイシンの葉は柔らかで、展開しきる前は濡れたような艶があります。
ナガバノスミレサイシン
ひっそり一輪咲いているのも、こうして群落になって一斉に開花しているのも、どちらもそれぞれに美しく、うっとりです。
最後にお楽しみの高尾菫探しです。1号路もそろそろ終盤に近づく頃のシャガの葉の下辺りを探すと、独特な赤茶色の葉が特徴です。ヒカゲスミレの一種で高尾山でみつかり命名されました。ヒカゲスミレの葉は緑色です。
タカオスミレ(高尾菫)
やっとみつけた一番大きな蕾には白い花弁が覗き始めていました。来週には咲き始めることでしょう。
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2022年04月02日
イチリンソウ開花
狭山丘陵の自生地でイチリンソウが開花しました。
イチリンソウ(一輪草)キンポウゲ科 2022.04.01
ニリンソウ程ではありませんが、気に入った環境であれば割りに良く増えて群落になります。イチリンソウが好きな明るい林縁、林床は、適度に人の手が入った里山には沢山ありましたが、放置されて他の草木が茂り日が当たらなくなると段々衰えて消えてしまいます。
春の一時期だけ地上に現れて葉を開き花を咲かせ、一年分の養分を蓄えてまた長い眠りについてしまうスプリングエフェメラルの宿命です。
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イチリンソウ(一輪草)キンポウゲ科 2022.04.01
ニリンソウ程ではありませんが、気に入った環境であれば割りに良く増えて群落になります。イチリンソウが好きな明るい林縁、林床は、適度に人の手が入った里山には沢山ありましたが、放置されて他の草木が茂り日が当たらなくなると段々衰えて消えてしまいます。
春の一時期だけ地上に現れて葉を開き花を咲かせ、一年分の養分を蓄えてまた長い眠りについてしまうスプリングエフェメラルの宿命です。
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2022年04月01日
狭山湖西縦断(その3)
件のゲートのドアを開け、きちんと閉め(ここ大事)、ちょっと秘密めいた道に踏み入ります。知っている人しか入らない道でしょう。と言っても、綺麗に手入れされた広々と明るい道で怖いことは全くなく、もう少しワイルドな道を想像していたので拍子抜けでした。
それでも森の真ん中をざっくりと切り取って開いた道は、「十戒」の中で海が真っ二つに割れて出来た道のようで、両側がフェンスなのが残念ですけれど、内緒でそっと森の中に忍び込んだ気持になりました。何より鳥の声が素晴らしい。人を意識していない伸び伸びした賑やかさでした。
さて、まるで門番のように入って直ぐに出迎えてくれたのは、
2022.03.30
マルバスミレ(丸葉菫)スミレ科
ケナシマルバスミレと違って、ちゃんと全体に微毛を帯びています。
狭山湖に注ぐのであろう湧き水の流れを随所で横切ります。
ウバユリ の艶々の葉が沢山生えてきていました。赤い斑入りのあるものと無いもの。
ニリンソウ キンポウゲ科 が初々しく咲き始めていました。
小川 と その上に掛かる「縄竹橋」
モミジイチゴ バラ科
モミジイチゴ ハリギリ ウコギ科
モミジイチゴが斜面から降り注ぐように揺れていました。これだけの花に実がなったら、動物たちも大喜びでしょう。
ミヤマカタバミ カタバミ科
道の脇でミヤマカタバミをみつけ、近寄ってみれば、その向こうのフェンスの中は見事な群生地でした。
ヤマザクラ バラ科
自然の中に咲く山桜に逢いに出掛けた甲斐があり、随所で浴びるほどに山桜の花を眺めることができ幸せでした。一年分の山桜エネルギーを充電できました。ありがたいことです。
反対側のゲートをくぐり、狭山湖外周道に出て、バス停がある「かたくりの湯」方面に向かって歩きます。
ヤブツバキ(藪椿) ツバキ科
見上げる程大きな藪椿が、溢れんばかりに真っ赤な花を文字通り「咲こぼして」道を赤く染めていました。
ニワトコ レンプクソウ科 に赤い花!?
「えっ、何が!?」とギョッとしましたが、近づいて見れば・・・これだけ沢山散っていたら、もう一度木に咲かせてみようと思う気持も分かります。
エイザンスミレ(叡山菫)スミレ科
薄ピンク色のエイザンスミレが、もう、森の斜面中に数え切れない程咲いていて、変な格好をしながらどれだけ写真をとったことか。その割に思うような色の出た写真が撮れておらず、残念。沢山歩いて、疲れが出てきていたのかなぁ
休憩テラス
開けた場所に気持の良い休憩テラスがありました。休んだら歩けなくなるので、ぐっと我慢して素通り。
六地蔵
何となくひんやりとした静けさを感じて気になり、後で調べてみると、赤痢で亡くなった方々を荼毘に付した場所なのだそうです。その供養の為の地蔵塔で、三面に二地蔵ずつ彫られています。いつの時代でも伝染病は恐ろしいものです。いつかコロナ禍の犠牲者供養塔も建つのでしょうか。
ヤマブキ(山吹)バラ科 「あそびの森」
「遊びの森」の看板の傍に山吹の蕾が膨らんでいました。アスレチックの遊具などを沢山作られていて、子供達の楽しそうな声が響いていました。
ナノハナ(西洋カラシナ系)
森を抜け、アスファルトの道に出た所の駐車場の傍に咲いていた菜の花は、朝、畑で見た西洋アブラナ系とは違う、西洋カラシナ系の菜の花でした。西洋アブラナ系は、茎を抱く葉で全体に白い粉を吹いたような感じ。西洋カラシナ系は、茎を抱かない葉、艶のある葉です。
「かたくりの湯」でカタクリの花が見られるかなと思っていましたが、辺りにそのような気配はなく、探す元気も残っておらずでした。もっと中の公園の方に群生地があったようで、下調べしていないとこういうことに。その代り、最後にまた可愛いスミレに会えました。
ヒメスミレ(姫菫)
森ではなく、人家の近くの道路や石垣や墓石の隙間などに良く生えているスミレです。その為、帰化植物ではないかとも言われています。
「カタクリの湯」でバスの時刻表を見ると30分程待つようなので、もっと本数が多いであろう青梅街道の「横田」まで歩いて出ることにしました。バス停には幾つかの行き先と別の種類のバス会社があり、きちんと下調べもせずに出てきたので、迷っている内に目の前にバスが止まり、前側の行き先を確認していると、後ろ乗車口だったようで、乗る気がないと見做されたかあっという間に出発してしまいました。見送りながら行き先をみれば、正にそれは乗るべきバスでした・・・。
次のバスはまた30分程後。黙って立っていると膝が痛くなり歩けなくなるので、仕方なく次のバス停、またその次のバス停と歩いている内に5つも先のバス停まで歩いても未だバスが来ず、また乗り逃しては哀しいので、泣く泣くそのバス停でかかとの上げ下げ等をしながら待ちました。
結局、時刻表より10分遅れでバスは到着。途中で乗り継ぐ予定だったので、10分遅れだとギリギリで焦りました。その後もまた、恥ずかしい失敗をしつつ、何とか次の行き先のバスに乗り継ぐことが出来、無事に家に辿り着けました。
思い立ってふらりと出掛けた散歩は思わぬ長距離(約11km、5時間)となりましたが、こういう行き当たりばったりの旅?は久し振りで、それが出来た自分の膝にちょっぴり自信が持てた日となりました。
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それでも森の真ん中をざっくりと切り取って開いた道は、「十戒」の中で海が真っ二つに割れて出来た道のようで、両側がフェンスなのが残念ですけれど、内緒でそっと森の中に忍び込んだ気持になりました。何より鳥の声が素晴らしい。人を意識していない伸び伸びした賑やかさでした。
さて、まるで門番のように入って直ぐに出迎えてくれたのは、
2022.03.30
マルバスミレ(丸葉菫)スミレ科
ケナシマルバスミレと違って、ちゃんと全体に微毛を帯びています。
狭山湖に注ぐのであろう湧き水の流れを随所で横切ります。
ウバユリ の艶々の葉が沢山生えてきていました。赤い斑入りのあるものと無いもの。
ニリンソウ キンポウゲ科 が初々しく咲き始めていました。
小川 と その上に掛かる「縄竹橋」
モミジイチゴ バラ科
モミジイチゴ ハリギリ ウコギ科
モミジイチゴが斜面から降り注ぐように揺れていました。これだけの花に実がなったら、動物たちも大喜びでしょう。
ミヤマカタバミ カタバミ科
道の脇でミヤマカタバミをみつけ、近寄ってみれば、その向こうのフェンスの中は見事な群生地でした。
ヤマザクラ バラ科
自然の中に咲く山桜に逢いに出掛けた甲斐があり、随所で浴びるほどに山桜の花を眺めることができ幸せでした。一年分の山桜エネルギーを充電できました。ありがたいことです。
反対側のゲートをくぐり、狭山湖外周道に出て、バス停がある「かたくりの湯」方面に向かって歩きます。
ヤブツバキ(藪椿) ツバキ科
見上げる程大きな藪椿が、溢れんばかりに真っ赤な花を文字通り「咲こぼして」道を赤く染めていました。
ニワトコ レンプクソウ科 に赤い花!?
「えっ、何が!?」とギョッとしましたが、近づいて見れば・・・これだけ沢山散っていたら、もう一度木に咲かせてみようと思う気持も分かります。
エイザンスミレ(叡山菫)スミレ科
薄ピンク色のエイザンスミレが、もう、森の斜面中に数え切れない程咲いていて、変な格好をしながらどれだけ写真をとったことか。その割に思うような色の出た写真が撮れておらず、残念。沢山歩いて、疲れが出てきていたのかなぁ
休憩テラス
開けた場所に気持の良い休憩テラスがありました。休んだら歩けなくなるので、ぐっと我慢して素通り。
六地蔵
何となくひんやりとした静けさを感じて気になり、後で調べてみると、赤痢で亡くなった方々を荼毘に付した場所なのだそうです。その供養の為の地蔵塔で、三面に二地蔵ずつ彫られています。いつの時代でも伝染病は恐ろしいものです。いつかコロナ禍の犠牲者供養塔も建つのでしょうか。
ヤマブキ(山吹)バラ科 「あそびの森」
「遊びの森」の看板の傍に山吹の蕾が膨らんでいました。アスレチックの遊具などを沢山作られていて、子供達の楽しそうな声が響いていました。
ナノハナ(西洋カラシナ系)
森を抜け、アスファルトの道に出た所の駐車場の傍に咲いていた菜の花は、朝、畑で見た西洋アブラナ系とは違う、西洋カラシナ系の菜の花でした。西洋アブラナ系は、茎を抱く葉で全体に白い粉を吹いたような感じ。西洋カラシナ系は、茎を抱かない葉、艶のある葉です。
「かたくりの湯」でカタクリの花が見られるかなと思っていましたが、辺りにそのような気配はなく、探す元気も残っておらずでした。もっと中の公園の方に群生地があったようで、下調べしていないとこういうことに。その代り、最後にまた可愛いスミレに会えました。
ヒメスミレ(姫菫)
森ではなく、人家の近くの道路や石垣や墓石の隙間などに良く生えているスミレです。その為、帰化植物ではないかとも言われています。
「カタクリの湯」でバスの時刻表を見ると30分程待つようなので、もっと本数が多いであろう青梅街道の「横田」まで歩いて出ることにしました。バス停には幾つかの行き先と別の種類のバス会社があり、きちんと下調べもせずに出てきたので、迷っている内に目の前にバスが止まり、前側の行き先を確認していると、後ろ乗車口だったようで、乗る気がないと見做されたかあっという間に出発してしまいました。見送りながら行き先をみれば、正にそれは乗るべきバスでした・・・。
次のバスはまた30分程後。黙って立っていると膝が痛くなり歩けなくなるので、仕方なく次のバス停、またその次のバス停と歩いている内に5つも先のバス停まで歩いても未だバスが来ず、また乗り逃しては哀しいので、泣く泣くそのバス停でかかとの上げ下げ等をしながら待ちました。
結局、時刻表より10分遅れでバスは到着。途中で乗り継ぐ予定だったので、10分遅れだとギリギリで焦りました。その後もまた、恥ずかしい失敗をしつつ、何とか次の行き先のバスに乗り継ぐことが出来、無事に家に辿り着けました。
思い立ってふらりと出掛けた散歩は思わぬ長距離(約11km、5時間)となりましたが、こういう行き当たりばったりの旅?は久し振りで、それが出来た自分の膝にちょっぴり自信が持てた日となりました。
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