2022年04月17日

吾妻峡・龍崖山・柏木山(その7終)

 嬉しさ余って撮り過ぎた写真もようやく終わりが見えてきてヤレヤレです。読んで来て下さっている皆さんも同じですね、すみません。これに懲りて、出来るだけ現地で選択削除して枚数を抑えようと反省しております。

 山頂で一緒になったご夫妻が、登ってきた道をまた下りられると伺い、ルート選択に些か疲労していたので、間違いのない道をお供させて頂くお願いをしました。

富士見の丘 14:12
4月柏木山1412富士見の丘image (00F).jpg

暫くフェンス沿いに下るだけで迷いはなかったのですが、途中の道標からフェンス沿いの道と、その下を流れる沢沿いの道が段々と離れて行くではありませんか。私はフェンス沿いの尾根道よりも沢沿いの方が植物が多そうなので、ここでお別れをして沢の道へと下りていくことにしました。

道標 14:22
4月柏木山1422道標小DSC_1517 (002).JPG 4月柏木山1440マルバネコノメソウ小P4127345.JPG

すると、早速、沢沿いでマルバネコノメソウが出迎えてくれました。一面埋め尽くすほどの、かなりの群落でした。

マルバネコノメソウ 14:33
4月柏木山1433マルバネコノメソウDSC_1519 (002).JPG

道標 14:35
4月柏木山1435道標小HORIZON_0001_BURST20220412143526177_COVER (002).JPG 4月柏木山1440ジロボウエンゴサク小P4127339.JPG

 次の道標辺りから木漏れ日が明るくなってきて、ヤマルリソウの青い花が引き立ち、ジロボウエンゴサクがさわさわと風に揺れていました。やはり沢沿いは植生豊かで歩いていて心躍ります。

ヤマルリソウ 14;38
4月柏木山1438ヤマルリソウP4127340.JPG

ジロボウエンゴサク 14:40
4月柏木山1449ジロボウエンゴサクP4127342.JPG

やがて森が終わり、明るい広場が見えてきました。

茜台自然広場 14:43
4月柏木山1443茜台自然広場DSC_1525 (002).JPG

広場の看板   その手前の沢沿いのツルカノコソウ
4月柏木山1443茜台自然広場小DSC_1528 (002).JPG 4月柏木山1445ツルカノコソウ小P4127344.JPG

広場の崖下にあるモリアオガエルの産卵場
4月柏木山1443モリアオガエル産卵場DSC_1526 (002).JPG
綿飴のような卵塊を探しましたが、時遅しでみつからず・・・水の中には沢山のオタマジャクシが泳いでいました。

東屋では楽器の練習中・・・「コンドルは飛んでいく」(多分・・・記憶は曖昧)が流れる中、来し方を振り返りました。今日の佳き日をありがとうございます。飯能の山々に心の中で手を合せました。
4月柏木山1446茜台自然広場DSC_1529 (002).JPG

広場を出て、舗装路をぐるりと回って下りた処にある登山口の道標 14:48
4月柏木山1448道標小DSC_1530 (002).JPG 4月柏木山1455クサノオウ小DSC_1531 (002).JPG

 舗装路沿いに咲きそろったクサノオウの黄色い花を眺めていた時点でほぼ15時、行きたかった「櫟庵」の閉店時間、次の機会に持ち越しです。

 春の龍崖山〜柏木山、一人のんびりと素朴な山里の春を満喫できた一日でした。さて、ここから企画の立て直しです。皆さんに秋の佳き日を楽しんで頂けるように練り直しますね。どうぞお楽しみに!

4月柏木山1343コースガイドDSC_1498 (002).JPG

 途中にあったこの案内板をいま見返すと、沢に下りずに行く上の道は「ジャンダルム尾根」(大袈裟な・・・^^;)と呼ばれていて、最後にそちらへ行かれたご夫妻のご主人様が、舗装路を下りていく私に「ヤッホー!」と声を掛けてくださった高い地点が「茜台展望台」だったのですね。成程、そちらも面白そう! ただ、あそこから広場へ下りる道は急勾配でしょうから、今の私には下の道が正解でした。

 そして、もう一本地図上ではその下(真ん中の沢を挟んで反対側の「百年ナラ尾根」)のルートもあったのですね。う〜ん、低山の地図にないルート網、おそるべし。
(おわり)


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posted by 山桜 at 23:29| Comment(2) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする