2022年04月27日

低山はいかい 加住丘陵・滝山城跡(1)

2022年 4月27日(水)

FIT仲間の会「低山はいかい」で、多摩川と秋川の南、東西に長く連なる加住丘陵にある都立滝山公園、高月町周辺の川沿い等をはいかい、春の自然を楽しんで来ました。また、北条氏照が八王子城を築城する以前の居城であった滝山城跡にて戦国時代の名残を見学、その歴史を偲びました。

【コース】JR昭島駅(バス)〜田中団地西〜拝島橋〜滝山城跡入口〜古峯が原園地〜滝山城跡中之丸(昼食)〜高月〜福生南公園解散

拝島橋を渡る途中、多摩川河川敷に生えていた大きな木々

?ヤナギ(?柳)    シンジュ(神樹、ニワウルシ)ニガキ科
加住1013?ヤナギ小P4277684.JPG 加住シンジュ小1014P4277686 (2).JPG
何柳か先輩の解説に耳を澄ましたのですが、橋の上の騒音でかき消され、後で確認も忘れてしまいました。ヤナギの仲間は勉強不足で良く分かりません。課題の一つです。

多摩川 拝島橋 地層
加住 拝島橋 多摩川 地層P4277687 (2).JPG
川の氾濫で古い地層が露出したそうです。

多摩川 拝島橋 木の化石?
加住1017 多摩川 化石P4277689 (2).JPG
地面に見える黒く丸い盛り上がりは木の根元の化石?

アミガサタケ(編笠茸)
加住1027キヌガサタケ小P4277691.JPG 加住1032滝山城址入口小P4277692.JPG
土手に沢山出ていました。日本では殆ど食用にされませんが、フランスではモリーユ、英語圏ではモレルと呼ばれ、乾し椎茸のように乾燥したものを戻して使われることが多く、良い出汁が出る「高級食材」です。日本では他に美味しいキノコが多いので食べないのでしょうか?

クチナシグサ(梔草)ハマウツボ科
加住1103クチナシグサP4277700.JPG
数年前、狭山丘陵の池の縁で初めて出会ったクチナシグサ。その時は名前も分からず最寄りのビジターセンターの方に写真を見せて教えて頂きました。今回は、クチナシグサの由来となった実も見られたので、別途掲載します。

ヤマツツジ(山躑躅)ツツジ科
加住1113ヤマツツジP4277701.JPG
ツツジ科の植物は有毒なものが多いのですが、このヤマツツジの花は食べられるとのことで、皆で少しずつ分けて試食・・・酸っぱくて渇いた喉を潤すのにぴったりの爽やかな味でした。但し、余り沢山食べるとお腹が緩くなるようですのでご注意ください。

ノジスミレ(野路菫)    ツリバナ(吊り花)ニシキギ科
加住1114スミレ小P4277702.JPG 加住1114ツリバナ小P4277906.JPG
現地ではスミレだと思っていたのですが、帰宅してよくみたら、どうもノジスミレの花ような・・・。葉柄などをちゃんと見ていなかった事を反省。ツリバナは名前通りつり下がった花がゆらゆらと揺れてピントが合いづらいのですが、何とか撮れていました。

ナツハゼ(夏櫨)ツツジ科スノキ属
加住1119ナツハゼP4277707.JPG
この後赤味を帯びた黄緑色の花が咲き、実は黒く熟します。秋の紅葉も見事です。 

ギンラン(銀蘭)ラン科
加住1127ギンランP4277709.JPG
キンランに比べると背も低く、ちょっと地味ですけれど、愛らしさでは負けていません。

オケラ(朮)
加住1129オケラP4277712.JPG
「山で旨いはオケラにトトキ」と、かつては山菜に出来る程採れたようですが、今ではみつけるのに苦労するほど減ってしまいました。葉の形に特徴があります。健胃薬やカビ除けにも重宝されていました。姿を覚えても採らないで、また群生してくれる日を祈りましょう。

キンラン(金蘭)ラン科
加住1136キンランP4277713.JPG
毎度笑顔が眩しいキンランの花!

曳橋(引橋)             ヤマムグラ(山葎)アカネ科
加住1142木橋小P4277714.JPG 加住1155ヤマムグラ小P4277718.JPG
何の気なしに渡った木の橋は、どうやら嘗ては曳橋(引橋)だった処に掛けられた橋らしく、大河ドラマ「天地人」のロケにも使われたとか。

ウマノアシガタ(馬の足形)キンポウゲ科
加住1153ウマノアシガタP4277717.JPG
キンポウゲ科の黄色い花は光を受けるとキラキラ光ります。

ジュウニヒトエ(十二単)シソ科
加住1158ジュウニヒトエP4277719 (2).JPG
「アジュガ」と呼ばれる花色の濃いガッチリとした西洋ジュウニヒトエの方が良く見られるようですが、在来種はより上品な花色と姿です。

キンラン(金蘭)ラン科
加住1203キンランP4277720.JPG
キンランは落葉樹の根につく菌根菌にも栄養を貰っていますので、根に沿って並んでいるように生えています。


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posted by 山桜 at 23:33| Comment(2) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

'19 生藤山ハイキング(2)

軍刀利神社裏鳥居抜け、三国山方面に向かい瑞々しい沢沿いに登っていくと、
P6061644道標1051 (207x310).jpg P6061645オオバショウマ (207x310).jpg
道標                 オオバショウマの葉

P6061646軍刀利神社奥ノ院鳥居1055☆ (440x660).jpg
「奥ノ院」の鳥居、そして・・・

P6061647軍刀利神社奥ノ院 カツラ1055☆ (440x660).jpg

P6131798大桂☆ (440x660).jpg

豊かな水を噴き上げるように、「ご神木の大桂」が聳え立っていました。

P6061651軍刀利神社 大桂碑1056☆ (207x310).jpg P6061648軍刀利神社 カツラ1056 (207x310).jpg
 「大桂」の石碑       奥ノ院社が「大桂」の後に見えています。

P6061657ガクウツギ1100☆ (207x310).jpg P6061658つづれ坂1126☆ (207x310).jpg
ガクウツギ              綴れ坂を上る

P6131800ミヤマハハソ☆ (440x660).jpg
ミヤマハハソ

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コアジサイがいっぱい! かわいい〜♪

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コアジサイ              ヤブレガサ
 
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トチバニンジン

P6061659女坂分岐?1149☆ (210x140).jpg P6061661鎌沢合流点?1156☆ (210x140).jpg
道標・女坂分岐            道標・鎌沢コース合流点

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イチヤクソウ(下見時の写真、本番では見逃して残念!)

P6061664生藤山へ1203☆ (207x310).jpg P6061665生藤山1206☆ (207x310).jpg
生藤山への最後の登りはちょっとキツイ!  生藤山山頂

IMG_4155 生藤山山頂集合1☆ (210x158).jpg 稲葉班 (210x158).jpg
1560562352槙田班 (210x158).jpg 1560562372久保班 (210x158).jpg
生藤山山頂 集合写真

生藤山は武蔵・相模の二国国境で、木を伐らない決まりの「切り止め山」だったため、「きりとめ山」→「きっと山」→「生藤山」と書き習わしたものを、いつしか音読みにして「しょうとうさん」と呼ぶようになったのだそうです。

稲葉班は、先に寄った三国山のベンチにザックを置いて生藤山に登ったことを後で知りました。 場所取りも兼ねたとのこと・・・見張りナシで大胆な・・・(^^; 

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アオハダ

見晴らしの良い三国山(さんごくさん・三国さんごく峠とも)に戻って来て、お昼です。
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三国山山頂標             ベンチのある山頂広場

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「三ツ峠、登ったのよね〜!」
 
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三国山山頂から、山笑(やまにこ)会で5月に登ったばかりの三ツ峠が綺麗に見えました。

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ミヤマナルコユリ

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サワフタギ

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サワフタギ撮影会 小さな白い花にピントを合わせようと頑張りました。

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軍刀利神社元社 焼失前のお社跡には石祠が残っています。

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軍刀利大明神石祠           マルバダケブキ

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三ツ峠富士山の裾野が少しだけ見えました。

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道標13C-390              ハナニガナ

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熊倉山 966m             イヌエンジュ

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坊主山851m               ササバギンラン

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ミヤマナルコユリ この日は、まさに「深山鳴子百合祭」でした!

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メグスリノキ              アカショウマ

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ヒトリシズカ群生           フタリシズカ群生

道々ずっと見分け方を勉強してきた、ヒトリシズカとフタリシズカが隣り合って生えていたので、最後に完璧なおさらいが出来ました! もうみなさん、遠目で見ても見分けられると胸を張っていらっしゃいました。

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ウリノキ の蕾
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ヤマツツジ               浅間峠 東屋

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イカリソウの実

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ヤマアジサイ        最後の橋の上で「全員無事下山で〜す!」

P6061704浅間峠入口道標13C-540 1437☆ (207x310).jpg P6061705浅間峠入口1437☆ (207x310).jpg
浅間峠入口道標13C-540  ハイキング・コースのゴールです。

上川苔バス停までに道でも花々を楽しみ、余裕をもって幹事手配の増便バスに乗車できました。
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ウツギ                キリンソウ


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posted by 山桜 at 00:05| Comment(4) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする