2022年06月30日

夏越の祓

 今年も今日で半分が終わりますね。それにしても、こんなに暑い、梅雨が明けてしまった「夏越の祓」は記憶にありません。

 先日、猿島に渡って、人形代に半年の穢れを移し、海に流して来ました。同行のFITの先輩方は、またまた一体何をしているんだか?と思われたかもしれません。

ヒトデP6229402.JPG

 今朝は早く起きて、庭先の草取りと剪定を二袋分と決めてやり始めました。暑さの中でも、ついやり過ぎてしまうので、タイマーもセットしたのですが、結構涼しくて結局3時間ほど・・・段々暑くなって来て、流石に危ないと止めました。

 蔦の間から、ドクダミ科の方のハンゲショウ(半化粧)が出てきましたが、我が家の株は未だ全く葉が白化していません。今年の夏至は6月21日、半夏生は7月2日ですね。サトイモ科の半夏(カラスビシャク)は、既に咲いていました。半夏生の日にまた紹介しましょう。

 さて、贅沢にもクーラーに当たりながら、半年に一度の大掃除・・・とまではいかなくとも、少しだけ片付けようと思います。茅の輪くぐりが出来る神社は遠いので、今日は無理かなぁ 

 昨日の散歩で見かけたアジサイは日焼けしてカサカサ、6月の紫陽花がこんな姿だなんて・・・。子供達の夏休みの友、コクワガタも暑さにやられたのか、早くも息絶えてしまっていました。
sアジサイHORIZON_0001_BURST20220629170501090_COVER (002).JPG コクワガタ♂sDSC_1613 (002).jpg

 先日の夕闇の中、甘い香りを放っていたネムノキ、昼間は葉が開いて花の色も鮮やかですが、香りは殆ど感じられませんでした。
ネムノキDSC_1612 (002).JPG

 滝の傍に生えているので、このネムノキは暑さにも負けなさそうです。悠々と枝を伸ばして、早い夏を全身で受け止めているようでした。

 
人気ブログランキング 
posted by 山桜 at 15:09| Comment(2) | TrackBack(0) | 祖先からの伝え | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ニイニイゼミ初鳴き

 6月27日に梅雨明けしてしまい、真夏のような猛暑でありながら蝉の声が聞こえないという、どこか「偽物の夏」感が拭えませんでしたが、ニイニイゼミの声がチィ・・・・ジィ・・・・シィ・・・と聞こえてきて、ようやく夏を実感することが出来ました。

 小さくて茶色と白の斑模様のニイニイゼミは、好んで集まる桜の木の模様に溶け込んでみつけづらいですが、比較的動きが鈍いので 子供の頃の私の手でも良く捕まえられたものです。それで親しみが強いのか、拙ブログでも何度も記事を書いていました。下のラベルをクリックするとタイトルが出て来て、飛ぶことが出来ます。

 湿った土の中を好む幼虫は体中に土を纏っていて、脱け殻にも土がついたままです。湿り気のある森が減って、一時は数を減らしていましたが、温暖化に順応したようで最近はまた復活しているそうです。どこの公園でも大体桜の木は植えますものね。
posted by 山桜 at 14:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月29日

城山川・八王子城跡

 膝を壊して以来2年以上遠ざかっていた「山笑(やまにこ)会」のハイキングに班長として、久し振りに参加しました。(もう、一ヶ月も前になりますね・・・この一ヶ月は膝の回復が嬉しくて大分出歩き、ブログへの記録が全く追いついていません。)

【実施日】 2022年5月26日(木)
【コース】高尾駅ー(バス)ー霊園前〜八王子城址管理棟〜(サンコウチョウ観察等)〜(城山川)〜421m合流点〜富士見台〜八王子城山展望台(軽食)〜八王子城跡〜「美し郷」〜八王子城址BSー(バス)ー高尾駅
【幹事】リカさん
【写真撮影】(S):S.アキラさん (T):T.Wさん(ご協力ありがとうございます!)(Y):山桜

 今回は、山笑(やまにこ)会としては初めての、サンコウチョウをはじめとする鳥たちに耳と目を向けたハイキング。そして八王子城の歴史と、今まで、そしてこれからも歩くであろう奥多摩等の山道との関係などにも心を向け、最後は庭園カフェ「美し郷」で寛ぐという、新しい学びと楽しみが山盛りのハイキングでした。

 「八王子城」は、今の大河ドラマの主人公・北条義時の家系である「鎌倉執権北条」とは区別され「後北条」「小田原北条」と呼ばれる小田原に本拠地を置いた北条早雲の流れの「北条氏照」の築いた山城で、それ以前は、同じ八王子の滝山城を居城としていました。

 関東屈指の山城でしたが、未完成の中、豊臣秀吉の命を受けた前田利家・上杉景勝の軍に攻められ、火を放たれて落城しています。建物は失われていますが、その立地は良く保存されており、往時の面影や戦の様子を思い起こしながら歩くことが出来ました。

八王子城址管理棟前(S)    マサさんの鳥説(Y)
1城山川小1654673147421 (002).jpg 城山川 鳥説 小P5268388.JPG
八王子城址管理棟前の広場にて、戸隠でバードウオッチングをして来たばかりのマサさんによるホットな野鳥トーク、山桜による鳥の鳴き声の「聞きなし」、野鳥の声の録音を聞き予習は完璧? 期待が高まります

高い木立の中をスタート(T)
城山川アプローチDSC_7235 (002).JPG

 途中、三脚を構えてサンコウチョウの様子を見守っていらっしゃる方々にアドバイスを受けたり、撮影された写真を見せて頂いたり、サンコウチョウが営巣している場所を教わったりで、さっと飛ぶ姿も見ることが出来ました。先発の班は、
 月日星ホイホイホイ
の鳴き声も聞けたそうです。

ミズキ(S)          御主殿階段(Y)
3城山川ミズキ小1654673147879 (002).jpg 城山川 御主殿階段小P5268389 (2).JPG
曳橋の上から間近に見ることが出来たミズキなどの観察をし、大きな石で組まれた階段を御主殿跡に向けて登ります。

御主殿跡(Y)
城山川 御主殿跡P5268390.JPG
発掘された礎石や水路の遺構
(Y)
城山川 御主殿跡P5198260.JPG
(S)
6城山川御主殿跡1654673148172 (002).jpg
(Y)
城山川 御主殿跡P5198262.JPG
一部復元が進められていました。想像力がかき立てられますね〜

ニワゼキショウ(Y) アヤメ科 北米原産
城山川 ニワゼキショウP5198261.JPG

御主殿跡の整備の情報(S)
5城山川御主殿整備1654673148078 (002).jpg

往時が偲ばれる風情のある橋(私有地内)(Y)
城山川 橋P5198258.JPG

コクサギ(S) ミカン科     トウゴクサバノオ(S) キンポウゲ科
7城山川コクサギ小1654673148288 (002).jpg 8城山川トウゴクサバノオ小1654673148424 (002).jpg
ここで、艶々のコクサギの葉を数枚手に持たれたMさんに『コクサギ飯の作り方、ご存じですか?』と尋ねられ、『えっ、初耳です・・・調べておきますね〜』等と話したり、同じくMさんが桑の実を捥いでは皆さんに手渡し、桑の実の試食会に♪ 口に含んだ懐かしい味に思わず小学生の頃に戻ったような楽しい時間を過ごしました。その代り、下見ではあんなに沢山みつけたトウゴクサバノオのポイントは、いつの間にか通過してしまったようで、その後幾ら探してもみつからず・・・でした。ごめんなさい。

ミツデカエデ(S) ムクロジ科カエデ属 マルバウツギ(Y) アジサイ科
9城山川ミツデカエデ小1654673148569 (002).jpg 城山川 マルバウツギ小P5198266.JPG
カエデの仲間でこのように3枚の小葉に分かれているのは、このミツデカエデとメグスリノキで紅葉もサーモンピンクで美しいです。
白い卯の花「ウツギ」の仲間の季節で、いろいろな「ウツギ」の花も楽しみました。
ガクウツギ(Y) アジサイ科  コゴメウツギ(Y) バラ科
城山川 ガクウツギ小P5198267.JPG 城山川 コゴメウツギ小P5198265.JPG

ジャケツイバラ(S) マメ科ジャケツイバラ属
13城山川ジャケツイバラ1654673165263 (002).jpg
地面に沢山落ちていた黄色い花で、高い梢に絡んだジャケツイバラの存在に気付きました。

こんな筈では・・・の、なかなかの急登を頑張っています。(Y) 
城山川 急登 P5268391.JPG

その間にも、オオルリ、キビタキ、イカル、センダイムシクイなどの鳴き声が励ましてくれました。中でもセンダイムシクイの
 焼酎一杯ぐい〜っ は、
 千代鶴君〜 
にも聞こえたり愉快なひとときでした。

コジュケイは、遠くに聞こえるときは、
 チョット来い、チョット来い と呼んでいるのに、
近づくと、
 グッドバイ、グッドバイ とお別れを言う,
という聞きなしには、『本当?』と訝しがる声もありましたが、そう思うと聞こえてくるから不思議です。

ミヤマナルコユリ(Y)
城山川 ミヤマナルコユリ小P5198275.JPG 
ミヤマナルコユリは小型で、ナルコユリやアマドコロより少し遅れての開花です。普通は葉の下の主脈に沿うようにぶら下がって咲いているのですが、強い風を受け葉の上に出てしまったのでしょうか?

オカタツナミ(Y)
城山川オカタツナミ小P5268396.JPG 城山川 富士見台小P5198276.JPG
オカタツナミは花序が余り伸び上がらず、花がアチコチ向く雰囲気。そして上部の葉が大きく尻つぼみの草姿をしています。

深い緑の中では、メジロが、
 長兵衛忠兵衛長忠兵衛・・・
と賑やかに鳴き交わしていました。

富士見台(S)
19城山川富士見台1654673165730 (002).jpg
「あの辺りに富士山が見える筈・・・」

富士見台(S)
18城山川富士見台1654673165674 (002).jpg
「う〜ん、見えてるかなぁ??」

富士見台(Y)
城山川 富士見台P5198277.JPG
「心の目では、見えている筈!」

道標(S)
20城山川道標小1654673165795 (002).jpg

詰の城、八王子城天守閣跡(Y)
城山川 詰の城小P5198279 (2).JPG 城山川 天守閣跡小P5198280.JPG
切通を挟んで小高くなった場所に天守閣跡がありました。登り口が少し分かりづらい・・・下見時に逆から歩いて来た幹事のリカさんは、その道がみつからず、果敢にも切通の手前の道標めざして急な崖を駆け下りたそうで、ビックリです!

コアジサイ(S) アジサイ科
21城山川コアジサイ1654673182384 (002).jpg
ほんのり色づき始めたコアジサイが随所に見られました。

八王子神社(Y)
城山川 八王子神社P5198285.JPG
午頭天王とその眷属である八人の王子「八王子権現」が祀られています。

横地社(Y)
城山川 横地社小P5198286.JPG 城山川 慰霊碑小P5198287.JPG
横地社は、落城の折、何かの使命を帯びてか、浅間嶺から風張峠を越え、遠く今の奥多摩湖の辺りまで落ち延びて自刃した横地監物吉信が祀られています。奥多摩湖の底に沈む前に、有志によってこの地に移されました。

本丸跡(S)
23城山川本丸跡1654673182591 (002).jpg
その横地監物吉信が最後まで守っていたのがこの本丸です。

フタリシズカ(Y) センリョウ科
城山川 フタリシズカP5198290.JPG
「しずやしず しずのおだまき繰り返し むかしを今になすよしもがな」
菜摘女に取り憑いた源義経の愛妾 静御前の亡霊の舞姿がだぶって見えるでしょうか・・・

ヤブデマリ(Y) レンプクソウ科ガマズミ属
城山川 ヤブデマリP5198289.JPG
一見ガクウツギに似て見えますが、装飾花が蝶々の形をしているのが特徴です。

展望台(S)
25城山川展望台1654673182775 (003).jpg
八王子神社の境内の横にある展望台からは、八王子市内や関東平野が一望出来ます。

旧道・新道の分岐(Y)
城山川 旧道分岐小P5198291.JPG
旧道は山道、新道は階段が整備されています。

ようやく、シジュウカラ、ヤマガラ、ヒガラの鳴き声の違いも、何となく分かってきたかなぁと思う頃・・・

八王子神社鳥居(Y)
城山川 下山鳥居P5268401.JPG
鳥居が見えて山道は終わり、ハイキングもゴール間近です。

地形の模型(S)
28城山川地形模型1654673183023 (002).jpg
これは何処にあったのでしょう・・・地形がとても分かり易いですね。私も良く見たかったなぁ

ノアザミ(Y) キク科アザミ属
城山川 ノアザミ小P5198293 (2).JPG
アザミは秋の花のイメージかもしれませんが、ノアザミだけは春咲きです。

クジャクシダ(Y)        苔むす石の家(Y)
城山川 美し郷クジャクシダ小P5268404.JPG 城山川 美し郷石家小P5268403.JPG
庭園カフェ「美し郷」にお庭に生えていた美しいクジャクシダと苔むした石の小さなお家です。こちらには、やむなく日本庭園を閉じてしまった処から譲り受けた貴重な品々がさりげなく風情に取り込まれています。それを見つけ出すのも楽しみのひとつです。

初参加の方々ともすっかり打ち解けて和気藹々、美しいお庭の外ベランダで窯焼きピザとビールで乾杯し、楽しかった一日を振り返り、疲れも吹き飛びました。「美し郷」の皆さま、ありがとうございました。大勢で押し寄せて、忙しい思いをさせてしまい申し訳ありません。

北条氏照家臣のお墓(Y)
城山川 北条氏照家臣のお墓P5268405.JPG
「美し郷」の裏手から長い長い階段を上った先で、久し振りのビールに酔った山桜は、途中で心が折れそうになりましたが、頑張って登り切りました。今日一日、俄に得た知識で八王子城の歴史の一部を語ってしまった事へのお詫びと、城址を歩かせて頂いた御礼を、氏照公の墓前に手を合せて申し上げたかったからです。氏照公は優しく受け入れてくださったように思います。ありがとうございました。

 今回は、久し振りの山笑(やまにこ)会での班長復帰、お陰様で、懐かしい常連の皆さん、そして初参加の皆さんともご一緒に、和気藹々の楽しいひとときを過ごすことが出来ました。改めまして、心より御礼申し上げます。

 また、ゆっくり歩き隊をリードして下さったマサさん、この企画を思いつきサポートして下さったつーさん、そして4班編成の大変な仕切りを見事に成し遂げて下さった幹事のリカさん、仲間内ながら大変お世話になりました。ありがとうございました。


人気ブログランキング 
posted by 山桜 at 22:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月28日

もう梅雨明け!

 未だ6月だというのに、昨日27日、関東地方は梅雨明けしてしまったそうで、俄には信じ難く立ちすくんでしまいました。丁度観察園の当番日だったので、萎れたり葉焼けしたりで元気の無い植物たちの為、朝夕の水遣りに追われました。ホースの先の蓮口の水漏れが酷くて、ズボンはびしょ濡れ、もう汗なのか何だか分からない状態。

 水浴びしたようで涼しいのはよかったけれど、乾かなかったら帰れないかと・・・。まぁ、カンカン照りでしたから、帰る頃には生乾きでしたけれど、何とか目立たなくなって助かりました。

 じめじめした梅雨は鬱陶しくも、四季ならぬ五季とも呼ばれる日本の大事な季節の一つ。こんなに早く明けてしまって、水や電力は大丈夫なのでしょうか。

 「梅雨明けが早いと台風が少ない」という話しを聞きました。水害が減るのは嬉しいけど、カラカラの日照りも辛いなぁ

 もう、余りにも暑いので、涼しげな白い花のシャワーをお届けしましょう。

リョウブ(令法)
リョウブP6279491.JPG

リョウブP6279493.JPG

 庭のスモモも完熟してポトポト落ちてしまったので、綺麗なものだけ拾い集めて来ました。完熟だけあって、はち切れんばかりにジューシーで甘いこと! お店で買った物とは比べものになりません。暑さでボーッとした頭も、一瞬だけ、キリリとしました。

スモモ(李)”サンタ・ローザ”
スモモDSC_1608 (002).JPG


人気ブログランキング  
posted by 山桜 at 19:27| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月27日

ネムノキ・追記

 夕暮れ時、甘い芳香を放っていたネムノキの花、今朝には既に散り始めていました。

ネムノキP6279494.JPG

 小さな刷毛(一つの花)が集まった大きな刷毛の塊のままでポトポトと落ちます。手に取って香りを確かめると、あの夕闇に漂っていたのと同じ香りでした。(厳密に言えば、空気中を漂っていた香りとは少し違います。そこが香りの不思議です。)

 そうそう、早速、良く分からなかっためしべを探してみましょう。

ネムノキP6279496.JPG

 全体にピンク色ばかりに見えていましたが、よく観ると、そこから飛び出して少し長い白いしべが見えますね。 

ネムノキP6279495.JPG
更に一つの花をとって見てみると、先端までピンクで先に花粉の入った葯がある雄しべの中に、一本だけ白一色の長いしべ、これがめしべですね。「数本のめしべがある」という記述もどこかで見たのですが、「一つの花には一本のめしべ」でした。何でも書いてあることを鵜呑みにしてはいけませんね。

ネムノキP6279497.JPG
緑色の萼のように見える部分が筒状の花冠で先が五つに分かれています。その下に境目が見づらいですが萼が見えます。


ネムノキP6279498.JPG
筒状の花冠を開いて見ました。開ける所までが花冠、その下が萼でしょう。

萼の中に収まっているだろう子房を見たかったのですが、この小さな部分を剃刀で切るには時間が・・・もう出掛ける準備をしなくては。それは又の機会に!


人気ブログランキング 
posted by 山桜 at 08:20| Comment(2) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月25日

ネムノキ(合歓木)

 今日は暑かったですね〜 それでも高尾山の森の木陰、沢沿いでは涼しい風が吹き抜けて、下界にいるよりはずっと過ごしやすかったです。
 
 高尾山から戻り少しでも涼しいようにと公園の中を歩いていたら、夕暮れの光の中にネムの大きな木にピンクの花がふわふわと浮かんでいるのが見えました。

ネムノキ(合歓木)マメ科 2022.06.25
ネムノキP6259479.JPG

思わず近寄ってもう1枚、もう薄暗くてピントが合わず・・・
ネムノキP6259478.JPG

更に近づいてみました。
ネムノキP6259473.JPG
葉っぱは既に畳まれ眠っています。

頬紅様のブラシのよう
ネムノキP6259474.JPG

更に寄ってよく観ると、細い刷毛の束になっています。
ネムノキP6259484.JPG ネムノキP6259477.JPG

萼は小さく目立たず、
その上に伸びている黄緑色で先が5つに裂けているのが花冠(筒状になっている花)、
そこから長く伸び出しているピンクで葯が着いているのがおしべ、
白くて目立たないめしべが数本あるはずです。
この上の写真だと、ピンクの雄しべの中に白いめしべが見えています。
雄しべが役目を終えて萎れてくるとめしべの存在がもっと分かってくるようです。

未だ小さかった蕾 2022.06.09
ネムノキP6098853.JPG

この状態から花が咲くまで、2週間程掛かったのですね。


人気ブログランキング 
posted by 山桜 at 23:32| Comment(2) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月15日

鎌倉ぶらさんぽ

 さて、ケロの処から何処へ行こうか・・・そうそう、長谷寺の観音様、1300年記念でおみ足に触れられる「御足参り」中と聞いていたので、折角だから行ってみようと出掛けたら、なんと紫陽花苑が30分待ち! そもそも並んで待つのが嫌いな上、膝にも宜しくないので諦めて、懐かしい長谷寺の裏の小路をぶらぶら歩き始めました。

鎌倉 小道P6058712.JPG 鎌倉 権五郎神社へP6058714.JPG

 大好きな御霊神社(権五郎神社)へお参り。高徳院の大仏様や長谷寺の観音様の大賑わいが嘘のように静かなお宮さんです。それでも鎌倉ブームで参拝者が増えた為なのか、以前には無かったと思う「境内撮影禁止」の立て札が出ていました。

 お参りを終えて振り返る御霊神社
鎌倉 御霊神社P6058708.JPG
参道を江ノ電が横切るので、撮り鉄さんらしき姿がありました。もしかしたら「境内撮影禁止」も、その影響? 彼らは至ってマナーの良しでした。

電車が来ないうちに私も1枚、踏切で撮らせて頂きました。
鎌倉 江ノ電P6058711 (2).JPG

元鎌倉はせYHは「むつき庵」に
鎌倉 元YHP6058709.JPG
ガールスカウトで何度かお世話になりました。夕食は、新鮮なお刺身の大盤振る舞い、そして朝食のサンドイッチ、美味しかったなぁ
今は大人のおむつの相談などをされているようです。YHという宿泊形態は、コロナ禍で大打撃を受けたと聞きますが、こちらはどうだったのでしょう・・・。

ちょっと重いけれど、忘れずに美味しい「力餅」も買って由比ヶ浜に出ました。

鎌倉 由比ヶ浜P6058710.JPG
風が強くてウィンドサーファーが大喜びでしょう。私はコンタクトレンズに砂が入るので、長居はできず退散です。

水路沿いにホウライシダ(アジアンタムの類い)
鎌倉 川とシダP6058715.JPG
鎌倉は羊歯の種類が多くて緑が綺麗です。自生種のホウライシダなのか、栽培種のアジアンタムの類いが逸出しているのか分かりません。

江ノ電
鎌倉 江ノ電P6058717.JPG

江ノ電と紫陽花、THE 鎌倉の一風景
鎌倉 江ノ電P6058719.JPG

江ノ電沿いの奇妙な松
鎌倉 奇妙な松P6058716.JPG
高尾山の「蛸杉」を思い出しました。あちらは参道の道の邪魔にならないように足を引っ込めたとの言い伝えですが、こちらも江ノ電の邪魔にならないように枝を折り曲げたのでしょうか??

ぶらぶら歩いて、途中でお茶とケーキでお休みして、鶴岡八幡宮の段葛の始まりの鳥居まで来たら、
鎌倉 鶴岡八幡宮鳥居P6058723.JPG
狛犬さんもマスクをしていました。いつになったら、マスクが取れるのでしょうねぇ

いつか鎌倉に住んでみたいという夢が、ケロのお蔭でほぼ叶いました。気楽にぶらりと散歩に出られるとは、なんて幸せなのでしょう・・・ありがとう、ケロ! 又遊びに行くね〜♪


人気ブログランキング 

posted by 山桜 at 20:41| Comment(6) | TrackBack(0) | 旅・町歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月13日

大船観音

 大分膝が良くなって来たのが嬉しくて、調子に乗って出歩き働き・・・ちょっと疲れが溜まって来たようで、今日の外仕事でぐったり・・・。

 こんな時、大船に住む人達は、大きな観音様の慈愛に包まれて癒やされるのでしょうね。羨ましいです。間近に拝めた観音様を思い出して、ぐっすり眠れますように・・・

 大船の観音様は白衣を纏われていて、どこか聖母マリア様にも似ているような・・・とても優しい眼差しです。

大船観音P6048705.JPG

大船観音P6048703.JPG

大船観音P6048707.JPG

 下半身が埋まっているという都市伝説もあるそうですが、半身像であの鎌倉の大仏様より10m以上も大きいのだそうです。もし、立像だったら更に巨大! でも、地盤が弱く立像は無理で半身像になったとのこと。 夢の中なら、立ち上がられた観音様に会えるかも・・・

 皆さま、良い夢を・・・おやすみなさい


人気ブログランキング 
posted by 山桜 at 23:08| Comment(2) | TrackBack(0) | 神社・仏閣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月12日

鎌倉 常楽寺 北条泰時・木曽義高・大姫の墓所

 昨秋、初めて訪れた常楽寺。その時は、期せずして裏山から訪問したので、木曽義仲の息子・義高とその許嫁だった源頼朝の娘・大姫のお墓?にお参りすることが出来ました。今年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、悲劇的な義高の最後、そして大姫の姿を見ているので、再訪し感慨も一入でした。

 そして今回は、お参りし損なっていた北条泰時公のお墓に手を合せることが出来ました。金剛と呼ばれていた子役から、今日の放送で成人した泰時となっていて、こちらも又不思議な機会にお参り出来たものと思います。

粟船山常楽寺 山門
鎌倉 常楽寺P6078760.JPG

鎌倉 常楽寺P6078731.JPG

鎌倉 常楽寺P6078755.JPG

鎌倉 常楽寺P6078754.JPG

鎌倉 常楽寺P6078753.JPG

鎌倉 常楽寺P6078749.JPG

「御成敗式目」で武家政治の基礎を作った三代執権 北条泰時公のお墓
鎌倉 常楽寺 泰時墓小P6078733.JPG 鎌倉 常楽寺 泰時墓小P6078740.JPG
念願の泰時公の墓前に立ってお参りさせて頂いた後、恐れながら撮影したのですが、何枚撮ってもピントが合いません・・・立ち位置が良くないのかとずらしてみて、やっと撮ることが出来ました。

三つ並んだお墓の中央と左のお墓
鎌倉 常楽寺 中墓小P6078738.JPG 鎌倉 常楽寺 左墓小P6078739.JPG

三つのお墓
鎌倉 常楽寺 墓所P6078742.JPG
泰時公のお墓の方から撮ると、またピントが合いませんでした。立ってはいけない場所だったのでしょうか・・・気付かずにいて申し訳無いです。

鎌倉常楽寺墓碑P6078732.JPG

鎌倉 常楽寺P6078744.JPG

鎌倉 常楽寺P6078751.JPG 鎌倉 常楽寺 裏階段P6078763.JPG
今回は山門の方から訪れましたので、裏手の階段を上って

鎌倉 常楽寺 テリハノイバラ小P6078725.JPG 鎌倉 常楽寺 クチナシ小P6078770.JPG

木曽義高公の墓所
鎌倉 常楽寺 木曽殿墓小P6078764.JPG 鎌倉 常楽寺 義高墓小P6078765.JPG

姫宮の塚(義高公の許嫁・大姫 若しくは 泰時公の姫君説あり)
鎌倉 常楽寺 姫塚小P6078766.JPG 鎌倉 常楽寺 アジサイ小P6078777.JPG
前にも書きましたが、義高公のお墓から丁度見える位置でもあり、大姫のお墓であって欲しいと思ってしまいます。

前回は、竜胆の花咲く秋でしたが、今回は紫陽花や蛍袋の咲く梅雨時で、しっとり濡れた参道や苔の道が美しかったです。

鎌倉 常楽寺 ホタルブクロP6078728.JPG

鎌倉 常楽寺 ホタルブクロP6078727.JPG

脇の道沿いの店先で見かけた水鉢
鎌倉 常楽寺 裏P6078771.JPG

 ケロが鎌倉市に引っ越してくれたお蔭で、大好きな鎌倉散策を気軽に楽しめるようになり嬉しいです。本当は大阪や神戸にいる内に関西方面を歩き回りたかったけれど、コロナ禍で叶わなかった分、鎌倉を歩き回りたいです。

 嗚呼、鎌倉とんぼさんがご存命だったら「鎌倉殿の13人」を巡って、どれだけ興味深いお話が伺えたかと残念でなりません。お空の上から、あれもこれも物言いたいとヤキモキされていらっしゃる気がします・・・。

 常楽寺について詳しくは、昨年の記事をご覧下さい。
 「粟船山 常楽寺 その1」
 「粟船山 常楽寺 その2」
 「粟船山 常楽寺 その3」 


人気ブログランキング 
posted by 山桜 at 22:50| Comment(4) | TrackBack(0) | 神社・仏閣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年06月11日

ジシバリ と オオジシバリ

 ジシバリとオオジシバリ、違いが分かっている積りだったけれど、どちらも身近で良く見かけるので観察をし続ける内に、本当に違う種なのかな?と疑問に思えて来るのです。

 一般的に、

ジシバリ(地縛り)別名:イワニガナ キク科タカサゴソウ属
ジシバリP4297757.JPG
やや乾燥した陽当たりの良い場所に生える。茎は地面を這う。葉柄は細く長い。葉身0.9〜3cmで卵形〜広卵形。花径2〜2.5cm。岩の上でも這い上がるので「岩苦菜」の別名がある。


オオジシバリ(大地縛り)キク科タカサゴソウ属
オオジシバリP4297754.JPG
やや湿った場所に生える。茎は浅く地中を這う。葉身6〜20cmのヘラ状、時に羽状の切れ込み。花径2.5〜3cm

オオジシバリP4221118.JPG

オオジシバリ小P4221119.JPG オオジシバリP4241175.JPG

 典型的な株は納得なのですが、完全に棲み分けている訳でもなく、同じ様な場所に生えていると、栄養状態の悪いオオジシバリはジシバリに良く似ていて、どちらか迷います。

 ジシバリのように見えていた株が成長するとオオジシバリのようになっているようで、自信がなくなってくるのです。

 地表を這う茎と、地中を這う茎、今度はここに着目して観察してみようと思います。


人気ブログランキング 
posted by 山桜 at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする