2022年06月11日

ジシバリ と オオジシバリ

 ジシバリとオオジシバリ、違いが分かっている積りだったけれど、どちらも身近で良く見かけるので観察をし続ける内に、本当に違う種なのかな?と疑問に思えて来るのです。

 一般的に、

ジシバリ(地縛り)別名:イワニガナ キク科タカサゴソウ属
ジシバリP4297757.JPG
やや乾燥した陽当たりの良い場所に生える。茎は地面を這う。葉柄は細く長い。葉身0.9〜3cmで卵形〜広卵形。花径2〜2.5cm。岩の上でも這い上がるので「岩苦菜」の別名がある。


オオジシバリ(大地縛り)キク科タカサゴソウ属
オオジシバリP4297754.JPG
やや湿った場所に生える。茎は浅く地中を這う。葉身6〜20cmのヘラ状、時に羽状の切れ込み。花径2.5〜3cm

オオジシバリP4221118.JPG

オオジシバリ小P4221119.JPG オオジシバリP4241175.JPG

 典型的な株は納得なのですが、完全に棲み分けている訳でもなく、同じ様な場所に生えていると、栄養状態の悪いオオジシバリはジシバリに良く似ていて、どちらか迷います。

 ジシバリのように見えていた株が成長するとオオジシバリのようになっているようで、自信がなくなってくるのです。

 地表を這う茎と、地中を這う茎、今度はここに着目して観察してみようと思います。


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posted by 山桜 at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする