2022年07月31日

リスさん も ぐったり


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 井の頭自然文化園のリスの小径では、ニホンリスが放し飼いにされていて、間近で動き回る様子を見ることが出来るのですが、この日の東京は「前例のない猛烈な暑さ」って、もう何回聞いたことか・・・。

 その暑さの中、一頭だけ、元気に目の前をすり抜けていくのを見ましたが、その他は・・・

ニホンリスP7310220.JPG

 枝の上にダラリと伸びきっているリスさん、見えますか?
 もう少し寄ってみましょうか・・・

ニホンリスP7310268.JPG

 あちこちの木陰の枝にニホンリスが避暑していました。

ニホンリスP7310266.JPG

 ニホンリスは冬眠もせず、一年中活動しているとのことですが、流石にこの暑さではお昼寝するしかなさそうでした。

 
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2022年07月28日

先週の人気記事「雪の中、一人きり」


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 ふと気付くと、右袖の先週の人気記事リストの一番上に、なんと10年以上も前の「雪の中、一人きり」が上がっていて驚きました。

 『ナンデダロウ?』と思いつつ、その記事に飛んでみたら、一面に広がる白銀に包まれてしばし暑さを忘れました。雪のちから、恐るべし。

 そして、懐かしいコメントの数々に胸が熱くなりました。今もお付き合いのある方々、そして私も含めて、コメント内容もどこか若い感じがします。亡くなられた鎌倉とんぼさんのコメントは、お声も甦って再生されました。こんな拙いブログの片隅に、素敵な皆さんの足跡が残っていることに感謝です。


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2022年07月25日

むさしの自然観察園(7月4週)



2022年7月25日(月) 記録の為、ちょっと遡り分の投稿(8月18日投稿)です。後にこの日付の位置に戻します。

オミナエシ          アキノタムラソウ
オミナエシs P7250171.JPG アキノタムラソウs P7250173.JPG

ソバナ
ソバナ P7250159.JPG

ソバナ            クサアジサイ
ソバナs P7250152.JPG クサアジサイs P7250154.JPG

オトギリソウ         スズラン
オトギリソウs P7250156 (2).JPG スズランs P7250157.JPG

ミソハギ           ハンゴンソウ
ミソハギs P7250162.JPG ハンゴンソウs P7250165.JPG

ツリガネニンジン
ツリガネニンジンs P7250166.JPG ツリガネニンジンs P7250161 (2).JPG

フシグロセンノウ       ヒメガマ
フシグロセンノウs P7250169 (2).JPG ヒメガマs P7250164.JPG

オニユリ
オニユリP7250167.JPG

 
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2022年07月24日

’22 尾瀬 尾瀬沼BC〜三平下〜大清水


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元長蔵小屋 10:51
尾瀬 元長蔵小屋 DSC_1692 (002).JPG

尾瀬沼 10:52
尾瀬 湿原 DSC_1695 (002).JPG

尾瀬 湿原 DSC_1696 (002).jpg

尾瀬 尾瀬沼 DSC_1697 (002).JPG

船着き場跡 10:54
尾瀬 船着き場跡 HORIZON_0001_BURST20220713105411781_COVER (002).JPG
尾瀬の環境を守る為、生活の手段であった船の使用を止められた決断を、朽ちた船着き場が物語っています。

福島県/群馬県 県境 10:58
尾瀬 県境 HORIZON_0001_BURST20220713105827823_COVER (002).JPG
小さな沢ですが、ここで福島県から、また群馬県へと戻ります。

10:58
尾瀬 尾瀬沼 DSC_1698 (002).JPG

11:00
尾瀬 ? P7130028 (2).JPG

早稲ッ沢湿原 11:12
尾瀬 早稲ッ沢湿原 DSC_1700 (3).JPG

11:12
尾瀬 尾瀬沼 DSC_1701 (002).JPG

三平下で、お昼を広げた頃から何やら雲の動きが早くなり、「食べたら早目に下山しましょう」と言っていたら、食べ終わるかどうかの頃にポツポツ落ちてきました。大急ぎで尾瀬沼休憩所の中に駆け込むと同時、殆ど瞬く間にザーザー降りとなり、間一髪で濡れずに済み、落ち着いて雨装備を調えることが出来ました。と言う訳で、ここから先の写真は残念乍らありません。

雨で滑る木道に気を付けながら1時間ほどで一ノ瀬まで下り、低公害乗り合いバスに乗り、大型バスに乗り換えの大清水へ。

大清水で濡れた装備を脱ぎ、乾いた衣服に着替えてさっぱりしても未だ未だ時間はたっぷりあったので、マサさんお薦めの花豆ジェラートを頂き、ほっと寛ぎました。流石アスリートのリカさんは、甘味は控えて、野菜たっぷりけんちん汁を選択。う〜ん、見習わなければ・・・と思いつつ、甘いものの誘惑には勝てず、その結果は自分に跳ね返っております。

尾瀬 花豆ソフトs DSC_1702 (002).JPG

最後の最後で降られましたが、直前までの天気予報から考えれば、これ以上無い程、お天気が好天し恵まれたハイキングとなったことに大感謝です。

(おわり)

 
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ラベル:尾瀬
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2022年07月23日

'22 尾瀬 沼尻〜三本唐松


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沼尻分岐
尾瀬 沼尻分岐 DSC_1672 (002).JPG

尾瀬 木道 DSC_1673 (002).JPG

尾瀬沼 旧船着き場
尾瀬 尾瀬沼 船着き場跡 DSC_1675 (002).JPG

尾瀬 船着き場跡 DSC_1674 (002).JPG

尾瀬 ?山 DSC_1676 (002).JPG

尾瀬 池とう DSC_1678 (002).JPG

尾瀬 池とう DSC_1679 (002).JPG

ギンリョウソウ
尾瀬 ギンリョウソウ P7139983.JPG

尾瀬 オンダシ沢? DSC_1682 (002).JPG

タニギキョウ          樹洞
尾瀬 タニギキョウs P7139984 (3).JPG 尾瀬 樹洞s HORIZON_0001_BURST20220713100141549_COVER (002).JPG

オヒルムシロ
尾瀬 オヒルムシロ P7139989 (2).JPG

コバイケイソウ
尾瀬 コバイケイソウ DSC_1684 (002).jpg

ムラサキコマノツメ
尾瀬 ムラサキコマノツメ? P7139990 (3).JPG

もしかして・・・カキラン
尾瀬 カキラン? P7139991 (2).JPG
本番で開花していた写真を見て、葉や蕾や苞葉等を見比べて、若しかして・・・と思いましたが、どうでしょう?

三本唐松 見えてきました!
尾瀬 三本カラマツ  HORIZON_0001_BURST20220713102036056_COVER (002).jpg

 
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posted by 山桜 at 17:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年07月22日

'22 尾瀬 三本唐松〜尾瀬沼ビジターセンター


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三本唐松
尾瀬 三本? CENTER_0001_BURST20220713102114110_COVER (002).JPG
こんもりとした塚の上の三本のカラマツの景色は有名ですが、「尾瀬」の地名の由来ともなった尾瀬氏(竜宮小屋の傍の岩の話しで先述)の墳墓と伝えられています。

大江湿原 ニッコウキスゲ
尾瀬 大江湿原 ニッコウキスゲ P7139995 (2).JPG

ここは「鹿害」を避ける為に鹿柵(2014年〜、今年で8年目)で守られた湿原で、ニッコウキスゲの回復が顕著でした。

尾瀬 ニッコウキスゲ P7130003.JPG

ニッコウキスゲのお花畑の中のスタッフ、花に会えた嬉しさ一杯です。
尾瀬 ニッコウキスゲとスタッフ P7130005.JPG

何処までも続くニッコウキスゲ・・・これが昔の尾瀬の姿に近いのでしょう。
尾瀬ニッコウキスゲP7130012 (2).JPG

ニッコウキスゲ カキツバタ ハクサンチドリのそろい踏み
尾瀬 ニッコウキスゲ カキツバタ ハクサンチドリ P7130014.JPG

ハクサンチドリ         サンカヨウの果実
尾瀬 ハクサンチドリs P7130015.JPG 尾瀬 サンカヨウs P7130017 (3).JPG

尾瀬沼ビジタセンター周辺
尾瀬 ? P7130025.JPG
保護と手入れが良いのでしょう、同じ花でも湿原より大きく立派でした。中でも一際目を惹いたのは、ヒメサユリの群落。

ヒメサユリ
尾瀬 ヒメサユリ P7130020.JPG

尾瀬 ヒメサユリ P7130018 (2).JPG

元々ここに生えていたのか、保護して集めたのか不明ですが、山小屋近くのタカネイバラ同様、尾瀬が分布域ではあります。

三本唐松の前当たりから爆音と姿があったヘリが、目の前に到着でした。
尾瀬 ヘリs DSC_1690 (002).jpg 尾瀬 ヘリ荷物s DSC_1691 (002).JPG
こんな大きな荷物を運んでいたのですね。お疲れさまです。

ハクサンチドリ
尾瀬 ハクサンチドリ P7130021 (2).JPG

尾瀬 ハクサンチドリP7130022.JPG

ヤマオダマキ
尾瀬 ヤマオダマキ P7130023.JPG
ヤマオダマキもみつければ、ついつい撮ってしまう魅惑的な色合い、姿です。

 
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ラベル:尾瀬
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2022年07月21日

'22 尾瀬 見晴十字路〜白砂峠〜沼尻


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山小屋の目覚め
尾瀬 山小屋の朝 P7139896.JPG

尾瀬 景鶴山 P7139902.JPG

尾瀬 朝景色 P7139898.JPG

尾瀬 至仏山 P7139914.JPG

尾瀬 朝景色 P7139916.JPG

山小屋の朝食
尾瀬 朝食sP7139919.JPG 尾瀬 山小屋朝食s P7139918.JPG

山小屋を出発
尾瀬 朝 山小屋 P7139921.JPG

木漏れ日の中、尾瀬沼に向けて進む
尾瀬 木漏れ日出発s P7139922.JPG 尾瀬 ミズチドリs P7139912 (2).JPG

尾瀬 木漏れ日の道 P7139923.JPG

シシガシラ         ブナの果実
尾瀬 シシガシラs P7139924.JPG 尾瀬 ブナの果実 P7139925.JPG

マルバダケブキ       ゴゼンタチバナ
尾瀬 マルバダケブキs P7139926.JPG 尾瀬 ゴゼンタチバナs P7139927.JPG

道標            シラタマノキ?
尾瀬 尾瀬沼へ道標s P7139928 (2).JPG 尾瀬 シラタマノキs P7139930.JPG

テツカエデ         オオイタヤメイゲツ
尾瀬 テツカエデs P7139931.JPG 尾瀬 オオイタヤメイゲツs? P7139933.JPG

いよどまり沢? ヤグルマソウ
尾瀬 いよどまり沢? P7139934.JPG

尾瀬 いよどまり沢? P7139935.JPG

オククルマムグラ 奥車葎    アズマモグラ ヒミズ
尾瀬 オククルマムグラs  P7139936.JPG 尾瀬 アズマモグラs P7139937 (2).JPG
「クルマ」が名前に付く植物は多くてややこしいですね。
ぱっと見た時、小さいので「ヒミズ?」と口に出したものの、アズマモグラとヒミズの区別を覚えておらず、多数決でメジャーな方の名前を書いてしまいました。生息環境によって、大きさは異なるそうです。今回、やっと調べて、アズマモグラは尻尾が短く、ヒミズは尻尾が「長い」と覚えました。

熊の爪痕
尾瀬 熊の爪痕 P7139938.JPG
ちょうど熊がしがみつきやすいような撓みのある大きな木でした。(また何の木か見て無くてスミマセン)

ショウキラン(鍾馗蘭)
尾瀬 ショウキラン P7139942.JPG
 マサさんに「さぁ、ショウキラン、みつけてや〜!」とハッパをかけられ、目を見開いた途端、マサさんが真っ先に発見してくれました。よかった〜! 見慣れてくると、他の個体もみつかりましたが、最初のこの子が一番見事でした。

コケイラン
尾瀬 コケイラン? P7139944.JPG

尾瀬 コケイラン? P7139946.JPG

渓流が育む多彩な命
尾瀬 渓流が育む命 P7139947.JPG

尾瀬 林 P7139949.JPG

段小屋坂 
昔、茶屋があった場所? 樵など山仕事をする方の小屋が建っていた場所でした。
尾瀬 段小屋 P7139950.JPG
 最初、耳から聞いた時はてっきり「団子屋坂」だと・・・そういえば、中央高速にも「談合坂」という紛らわし地名ありますね。あちらも子供の頃はずっと「団子坂」だと思っていました。

ミヤママタタビ
尾瀬 ミヤママタタビs P7139953 (2).JPG 尾瀬 ミヤママタタビs P7139965.JPG
未だ普通のマタタビ同様白化した葉ですが、段々とピンク色になってくるのがミヤママタタビの特徴です。また、葉の基部が明瞭に湾入し、マタタビより幅広なハート型が典型です。丁度ツルが通り道に垂れ下がっていたので、みつけやすかったです。

雄花
尾瀬 ミヤママタタビ P7139963 (2).JPG

果実
尾瀬 ミヤママタタビ P7139954.JPG

ハリブキ
尾瀬 ハリブキ P7139959.JPG

ナナカマド
尾瀬 ナナカマド P7139964 (2).JPG

ハリブキ 果実         白砂峠
尾瀬 ハリブキ果実s P7139960 (2).JPG 尾瀬 白砂峠s P7139966.JPG

オガラバナ
尾瀬 オガラバナ P7139968.JPG

オガラバナ
尾瀬 オガラバナ CENTER_0001_BURST20220713084236100_COVER (3).jpg

ミズバショウ
尾瀬 ミズバショウ DSC_1659 (002).jpg

尾瀬 ミズバショウ DSC_1660 (002).jpg

タテヤマリンドウ         チングルマ
尾瀬 たてやまりんどうs P7139971 (2).JPG 尾瀬 チングルマs P7139972.JPG

白砂田代
尾瀬 白砂田代?DSC_1661 (002).JPG

尾瀬 白砂田代? DSC_1663 (3).JPG

ツルコケモモ
尾瀬 ツルコケモモ TRIPART_0001_BURST20220713085042777_COVER (002).JPG

ハクサンシャクナゲ
尾瀬 ハクサンシャクナゲ P7139973.JPG

コバイケイソウ沼尻川?
尾瀬 コバイケイソウと川 P7139975.JPG
 
(つづく)

 
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2022年07月20日

'22 尾瀬 第2長蔵小屋〜尾瀬ヶ原半周


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 第2長蔵小屋に到着しお昼を頂き、重い荷物を置いて身軽になってから、東電小屋〜ヨッピ吊橋〜龍宮と尾瀬ヶ原半周して、また小屋へ戻って来ました。

 本当はお弁当を受け取って、東電小屋で頂く予定でしたが、連絡の行き違いでお弁当ができてなくて・・・その代り、お茶などサービスして頂き、ゆっくり休憩してから出掛けました。

ハクサンチドリ        マイサギソウ
尾瀬 ハクサンチドリs P7129858 (2).JPG 尾瀬 マイサギソウ?s P7129868 (2).JPG

サワランキンコウカ
尾瀬 サワラン キンコウカ P7129862.JPG

見事なコケの島
尾瀬 コケ P7129863 (2).JPG

ナツトウダイ?        サワラン
尾瀬 ナツトウダイ?s P7129864 (2).JPG 尾瀬 サワランs P7129871.JPG

ツルコケモモ
尾瀬 ツルコケモモ P7129866 (2).JPG

ホソバノキソチドリ? ワカラン(笑)
尾瀬 ? 7129870 (2).JPG

トキソウ
尾瀬 トキソウ P7129873.JPG

ハクサンチドリ
尾瀬11 ハクサンチドリ DSC_1651 (3).jpg

アキアカネ?         コバノカモメヅル
尾瀬 アキアカネs? P7129875.JPG 尾瀬 コバノカモメヅルs P7129876 (2).JPG

オオウバユリ
尾瀬 オオウバユリ P7129877.JPG

ヨツバヒヨドリ        東電尾瀬橋
尾瀬 ヨツバヒヨドリs P7129889 (2).JPG 尾瀬 東電尾瀬橋s P7129878.JPG

只見川 東電尾瀬橋より
尾瀬 只見川 P7129879.JPG

ミヤマカワラハンノキ
尾瀬 ミヤマカワラハンノキ? P7129881 (2).JPG

オゼヌマタイゲキ
尾瀬 オゼヌマタイゲキs P7129883.JPG 尾瀬 オゼヌマタイゲキs P7129882 (2).JPG

オゼヌマタイゲキ
尾瀬 オゼヌマタイゲキ P7129884.JPG

スミレサイシン?       ダイセンヤマナメクジ
尾瀬 スミレサイシンs P7129885.JPG 尾瀬 ダイセンヤマナメクジs P7129886 (2).JPG
木道に落ちている藤マメを拾おうと思ったマサさん・・・「うわっ!!」と叫び声〜〜大きなナメクジを触ってしまい、暫くショックから立ち直れず、「さわってしもた〜」と繰り返し呟いていました。落ちてるものを拾う時は、気を付けましょう!

東電小屋のイワツバメの巣
尾瀬 イワツバメの巣 P7129887.JPG
東電小屋の写真は撮っておらず、何故かツバメの巣だけ・・・

リュウキンカ
尾瀬 リュウキンカ P7129890 (2).JPG
名残のリュウキンカに赤トンボのお客さん 

ツルアジサイ
尾瀬 ツルアジサイ P7129891.JPG
大きな木(何の木か確認もせず)にツルアジサイがしがみついて花を咲かせていました。ここまでに沢山の幼木をみてきましたが、花が咲いていたのはここだけでした。

ヨッピ吊橋          ヨッピ吊橋道標
尾瀬 ヨッピ吊橋s P7129892.JPG 尾瀬 ヨッピ吊橋道標s P7129893 (2).JPG

カキツバタ
尾瀬 カキツバタ DSC_1652 (002).jpg
鹿にとって、ニッコウキスゲは美味しいけれど、カキツバタはそうでもないのかな。あちこちに群落が見られました。
 
トキソウ
尾瀬 トキソウ DSC_1653 (002).JPG
トキソウが好きすぎて、ついついトキソウばかり撮ってしまっています。

トキソウ
尾瀬 トキソウ P7129895 (2).JPG

トキソウ          キンコウカ
尾瀬10 トキソウs CENTER_0001_BURST20220712142241008_COVER (3).jpg 尾瀬 キンコウカs DSC_1655 (002).jpg

ぐるっと回って、また山小屋に戻ってきました。お風呂(お湯が少なく、カランもないので、桶で汲み上げるのに苦労しましたが)に入ってさっぱりし、お喋りしたりゴロゴロしたりストレッチしたりしている内に夕飯の時間が来ました。

第2長蔵小屋の夕食
尾瀬 山小屋夕食 DSC_1656 (002).JPG
疲労した筋肉回復の為のタンパク質もたっぷり、優しい味付けで疲れた身体を癒やしてくれました。右上のデザートはシュークリームでした。

お腹いっぱいになって、また横になってストレッチなどしている内に、消灯も知らずに眠ってしまい、目覚めたら真っ暗! 充電していたスマホを取りに行ったら、なんとスイッチを入れて無くて充電されておらず・・・情けない。もう一度、夜中に起きて回収して来ました。

(つづく)

*今日、注文していた「尾瀬 植物手帳」がやっと届きました。 追々「?」つぶしていきますね。

 
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2022年07月19日

'22 尾瀬 牛首分岐〜龍宮〜第2長蔵小屋


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牛首分岐で振り返り「牛首」を見る
尾瀬 牛首 P7129796.JPG

タテヤマリンドウ       ミズチドリ
尾瀬 タテヤマリンドウs P7129798 (2).JPG 尾瀬 ミズチドリs P7129848 (2).JPG 

オオマルバノホロシ
尾瀬 オオバマルバノホロシ P7129800.JPG

燧ヶ岳 山頂の凸凹まで見えてきました!
尾瀬 燧ヶ岳 P7129803.JPG

下の大堀川          ヤマドリゼンマイ
尾瀬 下の大堀川s P7129804.JPG 尾瀬 ヤマドリゼンマイs P7129808.JPG

ナツトウダイ?        シラネセンキュウ
尾瀬 ナツトウダイs P7129811.JPG 尾瀬 シラネセンキュウ?s P7129821.JPG

サギスゲ
尾瀬 サギスゲs P7129818.JPG

サギスゲ燧ヶ岳
尾瀬 サギスゲ 燧ヶ岳 P7129814.JPG

カラマツソウ
尾瀬 カラマツソウ P7129813.JPG

クロバナロウゲ(黒花狼牙)
尾瀬 クロバナロウゲ P7129822 (3).JPG

コタヌキモ
尾瀬 コタヌキモs P7129823 (2).JPG 尾瀬 コタヌキモs P7129824.JPG

木道改修中          龍宮小屋
尾瀬 木道改修s P7129825.JPG 尾瀬 龍宮小屋s P7129826.JPG

「皮籠岩」龍宮小屋傍 「尾瀬」の名の発祥伝説あり
       尾瀬 岩s P7129827 (2).JPG 
以仁王(もちひとおう)という落ち武者が、戦を逃れ山奥にある檜枝岐村にやってきましたが、臣下の尾瀬大納言藤原頼国公が病で倒れ、やむなく頼国公を置いて出発、数日後、回復した頼国公は以仁王の後を追いましたが、どちらへ行けばよいか検討がつかなくなり、広い高原地帯で人の気配がまったく感じられない地に、そのままひっそりと暮らすことに決めました。そして頼国公の背負っていた籠がこの「皮籠岩」になり、「尾瀬」という地名の由来は、この地で生涯を過ごした尾瀬大納言頼国公の姓からとったと伝えられています。

地質的な見地から「景鶴山」から飛んできた岩、という説もあり裏付け研究がされているようです。


クロビイタヤ 葉  
個体数が少ない希少種で、北海道南部、東北北部、中部山岳に隔離分布。
尾瀬 クロビイタヤ P7129828.JPG
クロビイタヤ 果実      黒い樹肌と高木に育った姿
尾瀬 クロビイタヤ果実s P7129829.JPG 尾瀬 クロビイタヤs P7129830.JPG
クロビイタヤの翼が付いた二つの果実が「ほぼ水平」に着いているのが特徴です。(拾ったときには何カエデの果実か不明だったので調べて分りました。)

沼尻川
尾瀬 沼尻川s P7129831.JPG
沼尻川の両岸に形成された拠水林
尾瀬 拠水林 P7129832.JPG
山から川によって運ばれた養分により、養分の少ない湿地の中でも川沿いに木が育っている「拠水林」は、尾瀬の特長の一つです。

クロヒカゲ          ナナカマドの若い果実     
尾瀬 クロヒカゲs P7129833 (2).JPG 尾瀬 ナナカマドs P7129834 (2).JPG
クロヒカゲが何かの糞のミネラルを夢中で吸っていました。

ツルコケモモ         タテヤマリンドウ
尾瀬 ツルコケモモ P7129835.JPG 尾瀬 タテヤマリンドウs P7129843 (2).JPG

ハイイヌツゲ        トキソウ
尾瀬 イヌツゲの仲間s P7129836.JPG 尾瀬 トキソウs P7129841.JPG

尾瀬 何ラン? P7129839.JPG

キンコウカ
尾瀬 キンコウカ P7129844.JPG

ミズバショウ
尾瀬 ミズバショウ P7129847.JPG

ミズチドリ
尾瀬 ミズチドリ P7129849 (2).JPG

オトギリソウの仲間       木道のキノコ
尾瀬 ? P7129852 (2).JPG 尾瀬 木道のキノコs P7129853 (2).JPG

見晴らし十字路から山小屋方面へ
尾瀬 見晴らし十字路から山小屋へ P7129854.JPG

タカネバラ           第2長蔵小屋
尾瀬 タカネバラs P7129856.JPG 尾瀬 第2長蔵小屋s P7129857.JPG

(つづく)

 
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2022年07月17日

'22 尾瀬 山ノ鼻〜牛首分岐


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 山ノ鼻の研究見本園を半周して戻り、燧ヶ岳を前方に仰ぎながら牛首分岐に向かいます。

尾瀬6 燧ヶ岳望むHORIZON_0001_BURST20220712094244624_COVER (002).JPG

マイサギソウ(舞鷺草)?
尾瀬 マイサギソウ? P7129743.JPG

マイサギソウ?       ホソバタマミクリ
尾瀬 マイサギソウs P7129742 (4).JPG 尾瀬 ホソバタマミクリ?s P7129749.JPG

カキツバタ
尾瀬 カキツバタ P7129746.JPG

ズミ 果実          ヤチヤナギ
尾瀬 ズミs P7129754.JPG 尾瀬 ヤチヤナギs P7129755 (2).JPG

クロヅル
尾瀬 アオハダ似? P7129748.JPG 
葉や花はアオハダに似ているように思えたのですが・・・20日に届いた図鑑を見ると「クロヅル」のようです。

ハナニガナ         シロバナハナニガナ
尾瀬 ハナニガナs P7129756.JPG 尾瀬 シロバナハナニガナs  P7139978 (2).JPG

逆さ燧
尾瀬 8 逆さ燧 DSC_1646 (002).JPG

ヒツジグサ(上) と ミツガシワ(下)
尾瀬 ヒツジグサ ミツガシワ P7129761.JPG

浮島
尾瀬 浮島 P7129762 (2).JPG

尾瀬 ?s P7129760 (2).JPG

白い花に擬態しているクモ?
尾瀬 昆虫? P7129765 (2).JPG

オクヤマオトギリ?     サワラン
尾瀬 オクヤマオトギリ? P7129767 (2).JPG 尾瀬9 サワランs DSC_1648 (002).jpg

ウラジロヨウラク?の実に出来た虫コブ
尾瀬 虫コブ?s P7129769.JPG 尾瀬 虫コブ?s P7129768.JPG

モウセンゴケ(毛氈苔)全体  モウセンゴケの白い花
尾瀬 モウセンゴケs  P7129775 (3).JPG 尾瀬 モウセンゴケ花s P7129763 (2).JPG

モウセンゴケ(左) と ナガバノモウセンゴケ
尾瀬 モウセンゴケ ナガバノモウセンゴケ P7129777 (2).JPG
この他に、モウセンゴケとナガバノモウセンゴケの交雑種の「サジモウセンゴケ」があるそうですが、イマイチ違いがハッキリ分りませんでした。

燧ヶ岳望む 山小屋へ重い荷を運ぶ歩荷さん
尾瀬 燧山望む 歩荷 P7129771.JPG

オゼコウホネ(尾瀬河骨)
尾瀬 オゼコウホネ P7129783.JPG

ヒツジグサ
尾瀬 ヒツジグサ P7129788.JPG

ノアザミニッコウキスゲ
尾瀬7 ノアザミ ニッコウキスゲ HORIZON_0001_BURST20220712100922394_COVER (002).JPG

ノリウツギ
尾瀬 ノリウツギs P7129789 (2).JPG 尾瀬 ?s P7129793.JPG

スギナモ
尾瀬 スギナモ P7129791 (3).JPG

牛首(うしくび)分岐
尾瀬 牛首分岐s P7129794.JPG

(つづく)

 
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2022年07月16日

'22 尾瀬 山ノ鼻「研究見本園」


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 山ノ鼻ビジターセンターから直ぐの「研究見本園」は、地図を見れば順路の盲腸のような小さな出っ張りに見えますが、ここから離れたくない!と思うほど、見どころ満載のエリアでした。

ワタスゲ
尾瀬 ワタスゲ P7129684.JPG

ワタスゲ           サギスゲ
尾瀬 ワタスゲs P7129686.JPG 尾瀬 サギスゲs P7129719 (2).JPG 

サギスゲ
尾瀬 サギスゲ P7129720 (2).JPG

どちらも白い綿毛の果穂が目立ちますが、ワタスゲは丸く、サギスゲは鷺が飛ぶような姿に見えます。サギスゲの方がより水気のある湿地を好み、ワタスゲはやや乾いた湿地と棲み分けているそうです。(すみません、最初、逆に書いていたのを訂正しました。)

チングルマ 果実        立山リンドウ 果実
尾瀬 チングルマs P7129694 (2).JPG 尾瀬 タテヤマリンドウs P7129695 (2).JPG
チングルマも立山リンドウも花後の果実の形が面白く、目を惹きます。

ヒオウギアヤメ(檜扇菖蒲)   カキツバタ(杜若)
尾瀬 ヒオウギアヤメs P7129654.JPG 尾瀬 カキツバタs P7129726.JPG
「いずれアヤメかカキツバタ」と比べられるように、この二つは同じ時期に花を見ることができます。アヤメは花弁の基部に「綾目模様」が、カキツバタは一本の「白い目(筋)」があります。アヤメの方がやや乾いた草原に、カキツバタは湿地を好みます。ノハナショウブは花期が約一ヶ月程後で「黄色い目(筋)」があります。

ヒメシャクナゲ 果実     ウラジロヨウラク
尾瀬 ヒメシャクナゲs P7129697 (2).JPG 尾瀬 コヨウラクツツジs P7129700 (2).JPG

ウラジロヨウラク
尾瀬 ウラジロヨウラク?P7129701.JPG

イワカガミ 果実        ショウジョウバカマ 果実
尾瀬 イワカガミ? P7129698 (2).JPG 尾瀬 ショウジョウバカマs P7129837.JPG
花は良く知っていても、その後結実した姿は意外と知らないものです。この二つも最初はナンダロウ?と考えましたが、根生葉を見てやっと分りました。

トキソウ 鴇色のものの他に白花も見られました。     
尾瀬 トキソウs P7129693 (2).JPG 尾瀬 トキソウ白花s?P7129705 (2).JPG

サワラン           ミズチドリ
尾瀬 サワランs P7129712.JPG 尾瀬 ミズチドリs P7129725 (2).JPG

シラカバダケカンバ
尾瀬 シラカバ ダケカンバ P7129715.JPG
白樺と岳樺が同じ場所で群生している様子はなかなか見られない光景

コバイケイソウ        コオニユリ
尾瀬 コバイケイソウs P7129721.JPG 尾瀬 コオニユリs P7129723.JPG

ミズバショウ 果実       オオバタチツボスミレ 果実
尾瀬 ミズバショウs P7129716.JPG 尾瀬 オオタチツボスミレs P7129724.JPG

カキツバタ
尾瀬 カキツバタ P7129729 (2).JPG

カラマツソウ         ノアザミ
尾瀬 カラマツソウs P7129717 (2).JPG 尾瀬 ノアザミs P7129718.JPG

リュウキンカ 咲き残りのひと花  果実
尾瀬 リュウキンカs P7129734 (2).JPG 尾瀬 リュウキンカs P7129730.JPG
リュウキンカは、もう右側の果実の姿になっていて、これも葉を見るまではそれと分りませんでした。やっとみつけた、たった一つ残っていた花に、良くぞ残っていてくれたと感激でした。

ヤナギトラノオ        行者ニンニク
尾瀬 ヤナギトラノオs  P7129731.JPG 尾瀬 行者ニンニクs P7129737.JPG
ヤナギトラノオは尾瀬では数が少なく、みつけられたらラッキーとのこと。
ギョウジャニンニクは、国立公園内では勿論採取できないので食べられずに沢山生えています。鹿は臭いのは嫌いなのかな?

オノエヤナギ         山ノ鼻小屋
尾瀬 オノエヤナギs P7129733.JPG 尾瀬 山ノ鼻小屋 P7129738.JPG

研究見本園は一周せずに半周で時間切れでした。「一周しても見られる花は同じ」とのことで、後ろ髪を引かれつつ、また山ノ鼻小屋の前に戻って来ました。 

(つづく)

 
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2022年07月14日

'22 尾瀬 鳩待峠〜山ノ鼻


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 数日前まで雨マーク一色でしたが、予報に反して夜行バス4:10戸倉到着時から活動時間はほぼ雨は降らず、時折晴れ間も覗く天気に恵まれました。戸倉からは少し歩いて無公害ミニバスに乗換え鳩待峠へ向かいます。

 噂に違わぬ尾瀬の豊かさに初めから歩みは止まってばかり、鳩待峠〜山ノ鼻までコースタイム1時間の処、2時間近くを観察に要しました。下見組の3名共に、二日間でカメラが電池切れになる程の写真を撮ってしまいました💦

 鳩待峠〜山ノ鼻の登り(コースタイム1時間)は、尾瀬へのアプローチとして殆どの人は足早に通り過ぎてしまいますが、湿原に行ってしまったら見ることが出来ない植物も多数あります。勿論、混み合っているときには立ち止まることは出来ませんが、若し、他に人の居ない時でしたら、宝物をみつけながら、ゆったりと歩くのも楽しいものです。

鳩待峠 鳩待山荘前      道標
尾瀬1 鳩待山荘DSC_1640 (002).JPG 尾瀬3 鳩待峠道標s HORIZON_0001_BURST20220712055042524_COVER (002).JPG

尾瀬 看板          靴底の土をよく落とし、出発!
尾瀬2 看板DSC_1641 (002).JPG 尾瀬4 出発sDSC_1642 (002).JPG

オオバタケシマラン
尾瀬 オオバタケシマランs P7129591 (2).JPG 尾瀬 オオバタケシマランs P7129592 (2).JPG
葉の裏に果実がぶら下がっていました。この果柄(花が咲いていたときは花柄)がクルリと捻れているのがオオバタケシマランの特徴とマサさんに習いました。(竹縞蘭は捻れない)

カニコウモリ        白花エンレイソウ(深山延齢草)
尾瀬 カニコウモリs P7129593.JPG 尾瀬 シロバナエンレイソウs P7129609.JPG
カニコウモリとヨブスマソウの違いがあやふやだった山桜、今回の尾瀬でマサさんにしっかり教えて貰いました。それにしても、葉の形は、蟹なのか蝙蝠なのか?? ヨブスマソウは後程登場します。

シロバナエンレイソウは、果実だけではシロバナとわかりませんが、全体的に大きいことと、白い内花被片は消えて緑色の外花被片が残っていることでシロバナだろうと類推。エンレイソウには臙脂色の外花被片だけで、内花被片は普通はありません。

トチバニンジン        ヤマトユキザサ
尾瀬 トチバニンジンs P7129612.JPG 尾瀬 ヤマトユキザサs P7129614 (2).JPG
トチバニンジンは、栃の木の葉にそっくりで、根は朝鮮人参のように生薬とされるのでこの名があります。

ユキザサには、ヒロハユキザサ、ヤマトユキザサ、ユキザサの三種類があるそうです。違いは本番で聞いて下さいね。

ミヤマガマズミ
尾瀬 ミヤマガマズミ P7129613 (2).JPG
里山で良く見る葉がザラつくガマズミと違い、葉に光沢があり殆ど無毛。よく観ると葉などになどに長い絹毛が生えているとのこと、未確認。

似ている木に「オオカメノキ(ムシカリ)」がありますが、葉が余り尖らず丸く大きく無骨で基部がハート型に深く湾入、実もガッチリとして小豆粒くらいの大きさです。ごめんなさい、何故か写真を1枚も撮っていませんでした。

ゴゼンタチバナ        オニシモツケ
尾瀬 ゴゼンタチバナs P7129627.JPG 尾瀬 オオシモツケs P7129635.JPG
ゴゼンタチバナは、花が着く株では一番上の葉が6枚着くそうです。

シモツケソウの花はピンクですが、オ二シモツケの花は白、托葉は耳状で茎を抱きます。

ヤグルマソウ
尾瀬 ヤグルマソウ P7129634 (2).JPG
葉が鯉のぼりの一番上で回っている矢車に似ています。花が矢車に似ているのは、外来種のヤグルマギクですが、園芸店の名札が時々間違っているのを見かけます。

モミジカラマツ        ミヤマカラマツ
尾瀬 モミジカラマツ P7129637.JPG 尾瀬 ミヤマカラマツs P7129661 (2).JPG
カラマツソウの仲間の花は、唐松の短枝に着く傘状の葉に似ています。カラマツソウ、ミヤマカラマツ、モミジカラマツは葉の形と托葉の有無が決め手です。見比べてみて下さい。

「尾瀬のET」
尾瀬 ET P7129649 (2).JPG
どうしてこのような複雑な形に育ったのでしょう? 尾瀬の四季の自然の変化を知れば答えが分ります。

熊鈴を鳴らすマサさん     熊が実を食べた後の水芭蕉
尾瀬 熊鈴s P7129651.JPG 尾瀬 熊食後s P7129652.JPG
右のような熊の食痕が見られるように、熊は尾瀬の住人です。私たちは旅人。熊の住処にお邪魔していることを忘れないように。

     トリカブト        コバイケイソウ
尾瀬 トリカブト コバイケイソウ P7129655.JPG
鹿が食べずに増えている毒草のそろい踏み

ヤマオダマキ         ナツノタムラソウ
尾瀬 ヤマオダマキ P7129657 (2).JPG 尾瀬 ナツノタムラソウs P7129656.JPG

オオレイジンソウ
尾瀬 オオレイジンソウ P7129658 (2).JPG

ズダヤクシュ         何岩
尾瀬 ズダヤクシュs P7129638 (2).JPG尾瀬 蛙?岩s P7129660.JPG

山ノ鼻ビジターセンター前   イワツバメの巣
尾瀬 山ノ鼻BCs P7129676.JPG 尾瀬 イワツバメの巣s P7129675 (2).JPG
イワツバメの巣は「お椀型」です。

オニノヤガラ(鬼の矢柄)
尾瀬 オニノヤガラ P7129668.JPG

クルマバツクバネソウ     ヨブスマソウ(夜衾草)
尾瀬 クルマバツクバネソウs P7129669.JPG 尾瀬 ヨブスマソウs P7129672 (2).JPG
ツクバネソウの輪生葉は4枚、クルマバツクバネソウは6〜8枚。
ヨブスマソウの夜衾とは「ムササビ」のことで、葉の形を夜空を飛ぶムササビに擬えたものです。カニコウモリが大きくても草丈1m程なのに対し、2m近くまで達します。葉柄に幅のある翼があるのが特徴です。葉の形を見る為に未だ丈の小さな個体を上から撮りました。

オオウバユリ         オオアマドコロ
尾瀬 オオウバユリs P7129664.JPG 尾瀬 オオアマドコロs P7129673.JPG

マユミ            ノアザミ
尾瀬 マユミs P7129665.JPG 尾瀬 ノアザミs P7129667.JPG

山ノ鼻十二山神の石碑     この日最初のニッコウキスゲ
尾瀬 山ノ鼻十二山神s P7129679.JPG 尾瀬 ニッコウキスゲs P7129677.JPG
山ノ鼻ビジターセンターの記載によれば、山ノ鼻十二山神さまは、みなさんの暮らす街に行って、田畑の神様になったり、安産の神様になったり、山に来て、山の仕事をする人々や登山者の方の安全を守ったりしてくれているそうです。お祀りの日は9月12日、これは山桜にとっても大事な日です。それでこの神様に「こっちこっち」と呼ばれたのかもしれません。 

ヒオウギアヤメの群落
尾瀬 ヒオウギアヤメ P7129678.JPG
花の美しさに目を奪われがちですが、名前の由来である「檜扇型」の葉の形にも目を向けてみて下さい。

山ノ鼻ビジタセンター前を出発し、研究見本園へ向かうと、目の前に至仏山が顔を出して迎えてくれました。

湿原の向こうに聳える至仏山
尾瀬5 山の鼻HORIZON_0001_BURST20220712083004792_COVER (002).JPG

(つづく)

 
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2022年07月10日

むさしの自然観察園(7月1週)


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2022年7月4日(月)

モクゲンジ ムクロジ科 花から実へ
モクゲンジDSC_1624 (002).JPG
先週は花盛りで、道にも沢山の花が落ちていましたが、今週は早くも実になり始めていました。お馴染みのフウセンカズラと同じムクロジ科なので、中の実が膨らんだ萼片に包まれていきます。

ヤマユリ ユリ科
ヤマユリsDSC_1625 (002).JPG
園内のヤマユリは突然葉が落ちて枯れてしまったので、外花壇のヤマユリがこの後、元気に開花したことを当番日誌で知り、嬉しかったです。出来れば、この目で見たかったなぁ

エゴノネコアシフシ      ペパーミント シソ科
エゴノネコアシフシsDSC_1630 (002).JPG ペパミントsDSC_1629 (002).jpg
今年もエゴノネコアシフシ(エゴの芽に出来る虫コブ)が沢山出来ていました。エゴノキにとっては迷惑でしょうけれど、目の高さで観察出来るのは有り難いです。

ボタンクサギ シソ科      キアゲハ幼虫
ボタンクサギsDSC_1626 (002).JPG キアゲハ幼虫DSC_1628 (002).JPG
ボタンクサギは、先週は未だ蕾も目立ちましたが、今週は満開。キアゲハの幼虫は、園内のセリ科の植物(ハマウド、アシタバなど)を食べてすくすくと育っています。

フシグロセンノウ ナデシコ科
フシグロセンノウDSC_1631 (002).JPG
緑が深まって、森がすっかり夏となった頃、鮮やかなオレンジ色の花を咲かせて人目を惹きます。

 
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2022年07月09日

むさしの自然観察園(6月5週)


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2022年6月27日(月)

モクゲンジ
モクゲンジP6279499.JPG
下に落ちた花
モクゲンジP6279500 (2).JPG モクゲンジP6279501 (2).JPG

カラマツソウ
カラマツソウP6279513.JPG

アキノタムラソウ
アキノタムラソウsP6279510.JPG アキノタムラソウsP6279509.JPG

オミナエシ          アガパンサス
オミナエシP6279511.JPG アガパンサスsP6279508.JPG

クサアジサイ         ヤブカンゾウ          
クサアジサイsP6279519.JPG ヤブカンゾウsP6279523.JPG

オオダイコンソウ       ミツモトソウ
オオダイコンソウsP6279507.JPG ミツモトソウsP6279506.JPG

ヤナギイチゴ         エビガライチゴ
ヤナギイチゴsP6279505.JPG エビガライチゴsP6279504.JPG 

ホタルブクロ         ヒメヒオウギアヤメ
ホタルブクロsP6279524.JPG ヒメヒオウギアヤメsP6279516.JPG

クロタネソウ         ウコマツナギ
クロタネソウsP6279520.JPG トウコマツナギsP6279521.JPG

ハンゲショウ(半化粧)    ハガクレツリフネ(葉隠釣船)
ハンゲショウsP6279522.JPG ハガクレツリフネsP6279531.JPG

ボタンクサギ(牡丹臭木)   イヌワラビ(ニシキシダ)
ボタンクサギP6279525.JPG シダsP6279515.JPG

アオスジアゲハ
アオスジアゲハsP6279502.JPG アオスジアゲハsP6279526 (2).JPG
観察園で育って羽化したアオスジアゲハです。

モリアオガエルのオタマジャクシ     ジャコウアゲハの幼虫
モリアオガエル オタマジャクシsP6279532.JPG ジャコウアゲハ 幼虫P6279527.JPG

 
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2022年07月08日

安倍元首相、銃弾に倒れる


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 何と言うことでしょう。SPは一体何を・・・言っても仕方ありませんが・・・日本でこんなことが起きるとは、信じられません。

 昨日、安倍さんが長年苦しめられている難病「潰瘍性大腸炎」について、東京医科歯科大などの研究チームが、腸の粘膜から採取した幹細胞を培養した「オルガノイド」を患部に移植する臨床研究を実施したと言うニュースを聞いて、安倍さんも救われるといいなと思ったばかりでしたのに・・・。

 心肺停止状態との報ですが、奇跡的な蘇生を祈るばかりです。

  *     *     *     *     *

 17時3分、多くの人々の願いも叶わず、昭恵夫人の到着を待っていらしたかのように、旅立たれてしまいました。

 かつて、偶然にも私の新聞への投稿タイトルと同じ
「美しい国、日本」
を目指すという国家観を発表され、驚いた日を忘れません。
亡き主人と同じ歳の生まれでもありました。

 健康を取り戻し、未だ未だ活躍して頂きたい方でした。あの世で安穏とされるのは早すぎます。後を継ぐ者を全力で支えお守り下さい。そして、後を継ぐ者たちよ、奮起しましょう! そこには私も含まれます。

「美しい国、日本」を理想に、その実現に向けて、歩み続けることを誓います。

 
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ミンミンゼミ初鳴き


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 2022年7月8日、ミンミンゼミも鳴き始めました。未だ喧しい程の蝉しぐれではなく、初々しい少し覚束ない鳴き声です。朝の散歩の時には聞こえていたのに、今は耳を澄ませても聞こえません。烏にでも捕まってしまったのかなぁ・・・

 昨日は幕を張って盛大に芝草刈りをしていましたが、その後、どこにこんなに居たのかと驚くほど沢山のカラスが芝草の上をつついて歩いていました。ミミズでも飛び出しているのでしょうか。

 芝草って刈り立ての時は「スイカの香り」、少し乾いてくると「トウモロコシの香り」がしますよね。カラスもいい匂いに誘われて集まったのかもしれませんね。

 
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2022年07月07日

梅雨明け後の七夕


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 恐らく生まれて初めて、少なくとも記憶に無い「梅雨明け後の七夕」を迎えました。熱帯低気圧になった台風余波で涼しい風が心地よい、晴れ渡った青空に星空を期待してしまいます。

 ケロが小さい頃には毎年作っていた七夕飾り、折り紙好きのケロとあれこれ工夫しながら楽しかったなぁ。どうしても手頃な笹がみつからず、大きく育ったアスパラに飾り付けた事もあったなぁ

 今年は公園の飾りに、備え付けで用意して下さっていた短冊に願いを記して掛けさせて頂きました。

多摩湖DSC_1635 (002).JPG 七夕DSC_1636 (002).JPG

 願い事は天の神様にだけお伝えします。他の人の願い事を覗いてはいけないのは、神社の絵馬も同じですね。

 さて、天の川の織り姫の糸に見立てた素麺とカササギに見立てた茗荷も頂きましたし、お空を眺めに行って来ます。

 
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カッコウ初鳴き


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 ここ10数年程、カッコウの声を聞けなくなっていたので、空耳かと疑いましたが、ハッキリと、2022年7月7日の七夕の日、

 ♪ カッコウ カッコウ ・・・

の声を聞くことが出来ました。傍を通った方に思わず声を掛けて喜び合いたかったけれど、ぐっと我慢。一人歩きは、こういう時、辛いなぁ

 カッコウの飛来が嬉しい反面、今年はホトトギスの声が少ないような気もします。

 6月中の梅雨明けは、生物の暮らしも変えることでしょう。これから、どんな影響を及ぼすのか、経験したことの無い気候が心配です。

 
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2022年07月06日

'22年7月 高尾山GREEN CLEAN作戦


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2022年7月2日(土) 本番では殆ど写真は撮れないので、下見時の写真には06.25の日付を入れてあります。

 前例の無い猛暑が続いた中、少しだけ暑さが和らいだ日に7月の高尾山グリーンクリーン作戦が開催されました。今回の山桜班には、この所連続参加の若者に加え初参加の大学院生2名も加わり、一気に若返った気分でした。

 少しでも「涼しさ」を感じて貰いたいので、「高尾山の霊気と冷気を感じる場所とその理由」を探しましょう!を合い言葉に歩き出しました。

 町では暑さに萎れたり焼けたりしているアジサイも高尾山では未だ未だ元気、そして真夏に咲くタマアジサイにも小さな蕾ができはじめていました。

タマアジサイ 06.25      マタタビ♂ 06.25
タマアジサイsP6259430.JPG マタタビ♂sP6259432.JPG

 足元にはマタタビの雄花・・・あ、これは下見時のことで、本番では見られませんでしたが、白くなった葉の下で咲いている様子は見られました。

琵琶滝
琵琶滝P6259433.JPG

 沢沿いの道を水音を聞きながら歩けば充分涼しいけれど、橋の上はまた一段と涼しいことを全身で体感。そして琵琶滝からの飛沫を受ければ、冷気と共に霊気も感じられます。気持は滝に打たれている修行者の様・・・?

ムクロジ♂ 06.25        シオデ 06.25
イイギリsP6259435 (2).JPG シオデsP6259436.JPG

オカタツナミソウ 06.25      キジョランの若い実
オカタツナミソウsP6259437.JPG キジョラン実sP7029533.JPG
キジョランがしがみついていた木が倒れて、若い青い実が落ちていたのをサポートの方が割って中を見せてくれました。完熟して割れた中から種髪付きの種が飛び出るところは良く見ますが、この状態は初めてで新鮮でした。恐らく今見えている綿毛のようなフワフワは保護する役目で、完熟の頃には乾いて消えるのでしょう。その中にうっすら見えている部分が後に種になる部分だろうと思います。

ゴマダラチョウの幼虫      ギンリョウソウ 06.25
ゴマダラチョウsP7029545.JPG ギンリョウソウsP6259444 (2).JPG
エノキの葉の上にゴマダラチョウのカワイイ幼虫がいました。 ギンリョウソウは下見時の写真です。本番ではひょろりと伸びて倒れていました。

イチヤクソウ 06.25
イチヤクソウsP6259439.JPG イチヤクソウsP6259442 (2).JPG

 お昼はもみじ台での予定でしたが、日影が殆ど無いので山桜班は文字通りの「かしき台園地」で涼みながらのランチにしました。駅前のお店が未だ開いておらずお弁当を買い損ねた大学院生には、他の参加者から様々な食料のカンパが寄せられ「人の情け」でお腹いっぱいになったことと思います。(「かしき」とは炊事をする処の意味です。平らになったこの場所で昔の人も火を焚いて食事をしたのではと思います。)

クモキリソウ 06.25        ヤマホタルブクロ 06.25
クモキリソウsP6259448.JPG ヤマホタルブクロsP6259449.JPG

もみじ台からの富士山 06.25
富士山P6259450.JPG
本番では富士山は霞の向こうでした。

サワシバ 06.25
サワシバP6259452.JPG
シデの仲間の中で一番長い果穂です。

レンゲショウマ 06.25
レンゲショウマP6259453.JPG
未だ固い小さな蕾でした。

ボダイジュ 06.25       シナノキ 06.25
ボダイジュsP6259457.JPG シナノキsP6259488.JPG
同じシナノキの仲間。ボダイジュは中国原産、シナノキは在来種です。こんなに綺麗に咲いているのを初めて見て感激でした。

オオバジャノヒゲ
オオバジャノヒゲsP6259466.JPG オオバジャノヒゲsP7029540.JPG
オオバジャノヒゲの鈴生りの花が群生して見事でした。少しピンクがかった色から真っ白まで個性があります。

カヤ 06.25          アカショウマ
カヤsP6259468.JPG アカショウマsP7029539 (2).JPG
今年はブナもカヤも鈴生りで、ちょっと天変地異が心配。何事も起こりませんように・・・。

ツチアケビ
ツチアケビP7029541.JPG
蘭の仲間なのに、全く関係ないような名前がついていますが、後に成る実が真っ赤な楕円形なことによります。でも、アケビって赤いかなぁ? 熟しても紫色ですよね。 若しかしたら赤実がアケビに訛ったのかもしれません。

 兎に角、今回は熱中症にならないように参加者の顔色・様子を折々に気を付けながら、楽しみつつ無事に下山することを心がけ、何とかその様にできましたので、ホッとしました。十一丁目茶屋前の自販機で買った、冷え冷えの炭酸の美味しかったこと! そのお蔭で全員麓まで歩いて下山の元気も出ました。本当に暑い中、皆さん、お疲れさまでした〜!

 
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2022年07月04日

懐かしの浅間嶺(2)


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展望広場から、残念乍ら余り展望も得られなかったし霧で湿っていたので、コアジサイの群生する階段を下りて、ベンチやお手洗いもある休憩広場に向かいました。

コアジサイ(Y)
浅間嶺 コアジサイP6098806.JPG

休憩広場(S)         ハナウド(Y)
浅間嶺27休憩所小1655000711555 (002).jpg 浅間嶺 ハナウド小P6098807.JPG
休憩広場には東屋もあり、そこでお昼を頂きましたので、霧で体や荷物が湿っぽくならずに済みました。下見時には沢山咲いていたハナウドがすっかり刈り取られていましたが、その奥に少しだけ残っていたのを、皆さん頑張って背伸びしながら観察しました。

その先の道、皆伐地が増えて明るく開けた場所には、色々な種類の花が咲いていました。

ニシキウツギ(Y)       ヤブデマリ(Y)
浅間嶺 ニシキウツギ小P6028616.JPG 浅間嶺 ヤブデマリ小P6028617.JPG

ハンショウヅル(Y)      コゴメウツギ(Y)
浅間嶺 ハンショウヅル小P6028609 (2).JPG 浅間嶺 コゴメウツギP6028651.JPG

ハクウンボクの落花(Y)    ウリハダカエデ(Y)
浅間嶺 ハクウンボク小P6028619.JPG 浅間嶺 ウリハダカエデ小P6028572.JPG
ハクウンボクの花は、エゴノキの花に似ていますが、やや大きめで水平に開ききらず漏斗型です。
葉に楊柳のようなシボが目立つウリハダカエデの幼木の葉。

沢山のギンリョウソウをみつけて早速の撮影会です。(Y)
浅間嶺 ギンリョウソウ撮影会P6098811.JPG
斜面で撮りやすかったので、沢山の傑作が撮れたことと思います。

微笑ましいような仲良しカップル(S)
浅間嶺34ギンリョウソウ1655000723417 (002).jpg

正に銀の龍のような精悍な個体(Y)
浅間嶺 ギンリョウソウP6028602.JPG

ヤマウツボ(Y)        トチバニンジン(Y)
浅間嶺 ヤマウツボ小P6098812 (2).JPG 浅間嶺 トチバニンジン小P6028626.JPG
ヤマウツボは何だか雰囲気が違うと思ったら、花が終わって実が膨らんだ状態でした。トチバニンジンの葉は本当に栃に似てます。

オオバアサガラ(M:マサさん撮影)
浅間嶺 オオバアサガラ IMG_6392 (002)久保s.JPG
緑の森にシャワーが降り注ぐように真っ白なオオバアサガラの花がたわわに咲いていました。これもハクウンボク同様、エゴノキの仲間です。

美しい緑茂れる中で新鮮な空気を吸いながら・・・
浅間嶺 緑の中P6098821.JPG

お目当ての花を探す目だけは鋭く光らせて・・・イチヤクソウも発見です! 未だ蕾でしたが、愛らしい姿を捉えるのに四苦八苦。

イチヤクソウ撮影会(Y)     イチヤクソウ(Y)
浅間嶺 イチヤクソウ撮影会小P6098826.JPG 浅間嶺 イチヤクソウ小P6098852.JPG

イチヤクソウ(S)
浅間嶺33イチヤクソウ1655000723328 (3).jpg
蕾と葉が離れているので、両方にピントを合せるのがなかなか難しいのです。

ミヤマナルコユリ(S)
浅間嶺36ミヤマナルコユリ1655000723533 (002).jpg
こちらも斜面でしたので、葉の下に咲いている花も見やすかったですね。

もう一つのギンリョウソウ群生スポットです。こちらは沢山集まって咲いているものが多く見応えがありました。
浅間嶺 ギンリョウソウP6028645.JPG 

「猿石」(Y)          ニガナ(Y)
浅間嶺 猿岩P6028778.JPG 浅間嶺 ニガナP6028638 (2).JPG
お猿さんの顔らしきものは何とか見えます。以前は「猿の手形」と書いてあって、それが分からなかったのですが(何処にあるか分からない的な落書きもありました^^;)、今回それが無くなって(消えて?)いました。

数馬分岐
ヤマオダマキ(Y)       花 2017.06.15   
浅間嶺 ヤマオダマキP6028641.JPG P6155383ヤマオダマキ (207x310).jpg
 
サワフタギ(Y)
浅間嶺 サワフタギP6028639.JPG
クモキリソウの花が咲く頃には、ヤマオダマキも咲いているのですが、今年は未だ蕾も上がっていませんでした。その代り、真っ白なサワフタギの花が盛りで目の高さで見ることができました。

本日の主役、クモキリソウ! マサさんの大きな写真を見て、また生えている様子や大きさ等を手で示して予習した後、雲霧仁左衛門の話しまでしていた時(時代劇ファンが意外に多くて嬉しかったです)、
「こんな事を話していたら、若しかして雲霧草も現れるかも・・・」
なんて言っていたら、丁度その時、前を歩いていた参加者Yさんが、
大谷翔平の如く、イチヤクソウのクリーンヒットに続くホームランでみつけて下さいました。Yさん、ありがとうございます!

クモキリソウ(雲霧草)(Y)
浅間嶺 クモキリソウP6098831.JPG

浅間嶺 クモキリソウ小P6098833.JPG 浅間嶺 クモキリソウ小P6098832 (2).JPG
一株みつかれば、目が慣れてきてもう二株みつけました。未だ小さな蕾でしたが、この状態でみつけられたのは、やはり予習の効果でしょう。

クモキリソウ発見!の興奮冷めやらぬまま、ゴールの民宿「浅間坂」の「木庵」へ到着しました。もう殆ど諦めていたクモキリソウをみつけたことを話したくて、それぞれに休憩中の先着班の方々に伝えると、皆さん流石の健脚隊、あっという間に坂を駆け登るようにクモキリソウに会いに出て行かれました。これできっと見たかった人は全員、クモキリソウに会えたことと思います。良かった良かった。

「木庵」の付き出し小鉢、お料理、せいろ蕎麦(Y)
浅間嶺 木庵小皿小P6098836.JPG 浅間嶺 木庵せいろ小P6098838.JPG
柚子の皮の甘煮、爽やかな香りと優しい甘さに疲れも吹き飛びました。コンニャクの味噌田楽やタケノコ煮物のお裾分けまで頂きました。どれもこれも料理して下さった方のお人柄が表れていて、口に含む度にじ〜んと癒やされました。

せいろ蕎麦は、到着した人の顔を見てから打ちたいとのこと(打ってから置くと切れやすくなってしまうそう)で、流石に打ち立ての香り高いちょっと太めで他に無い不思議な食感のお蕎麦でした(繋ぎは小麦粉とのこと)。ここまで頑張って歩いて来た甲斐がありました。ご馳走様でした。

所が、これだけでは終わらず、なんとバス待ち迄の間に展望風呂まで楽しむ方も! その迷いのない素早い行動に、人生を楽しむ達人の姿を見た思いがし、見習いたいものと感服いたしました。今回ご一緒したマサさん班の皆さん、素晴らしいチームワークで盛り立ててくださり、ありがとうございました。

 
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2022年07月03日

懐かしの浅間嶺(1)


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 森林インストラクターに成り立ての新人の頃、初めて班長を務めた懐かしの浅間嶺に戻ってくることが出来ました。先だって5月4日に一人で下下見をした時の記録を載せ損なってました。時間をみつけてアップ出来たら、この約一ヶ月後の様子と比べられるかな・・・。

【実施日】 2022年6月9日(木)
【コース】JR武蔵五日市駅ー(バス)ー払沢の滝入口BS〜時坂峠〜峠の茶屋〜蕎麦処みちこ跡〜浅間嶺展望台〜人里峠〜藤倉分岐〜数馬分岐〜浅間坂「木庵」〜浅間尾根登山口BSー(バス)ーJR武蔵五日市駅
【幹事】つーさん
【写真撮影】(S):S.アキラさん(ご協力ありがとうございます)(Y):山桜

バス下車、お豆腐屋さんの左の坂からスタートです。 水階段(S)
浅間嶺1スタート小1655000680741 (002).jpg 浅間嶺2水階段小1655000680966 (002).jpg

橋から見える滝
浅間嶺 滝P6098785.JPG
払沢の滝とは別の流れですが、水量豊かで澄み切った流れです。

マタタビとミツバウツギ(Y)  タケニグサ(Y)  
浅間嶺マタタビ ミツバウツギ小P6098779.JPG 浅間嶺タケニグサ小P6098780.JPG
マサさんの「ゆっくり歩き隊」早速丁寧な解説開始です。上の方の植物を見た後、足元には未だ初々しいタケニグサの蕾が出て来ていました。

クジャクシダ(Y)       ミツバウツギ(Y)
浅間嶺クジャクシダ小P6098784.JPG 浅間嶺 ミツバウツギsP6028536.JPG

ヒメコウゾ(S)        モミジイチゴ(Y)
浅間嶺 ヒメコウゾ小1655000681446 (002).jpg 浅間嶺 モミジイチゴ小P6028650.JPG
ヒメコウゾの実はもっと熟せば食べられますが、イマイチ後味悪し。陽当たりの良い場所で大きく実ったモミジイチゴは文句なく美味しいです。

サラサウツギ(Y)
浅間嶺 サラサウツギP6028535.JPG
更紗模様の型染めのように縁取りが目立つので「サラサ」の名を貰ったのでしょう。

ユキノシタ(S)
浅間嶺 ユキノシタ小P6098786.JPG 浅間嶺 ユキノシタ小1655000681526 (002).jpg
足元にも崖にもユキノシタの群生が見事でした。上から見ると花ばかりで葉が見えませんでしたが、アキラさん撮影の右の写真を見れば、その全体の姿が良く分かります。

キバナアキギリ(S)     ツルマンネングサ(Y)
浅間嶺 キバナアキギリ小1655457308069 (002).jpg 浅間嶺P6028546.JPG
黄花秋桐は秋に花咲くのですが、葉の形が特徴的なのでそれと分かります。 マンネングサの仲間はどれも黄色い花でよく似ていますが、葉が扁平で蔓が伸びていれば、ツルマンネングサ。 

サワギク(Y)         ニワフジ(Y)
浅間嶺 サワギク小P6098847.JPG 浅間嶺 ニワフジ小P6098848.JPG
サワギクは、繊細な切り込みが入った葉に黄色い小花が集まり、沢沿いを明るく彩ってくれます。ニワフジは岩藤が訛った説があります。

ウツギ(Y)
浅間嶺 ウツギP6098849.JPG
空木の文字通り、枝が中空になっています。姫空木の花もよく似ていますが、花期が一ヶ月程早いので、同時に咲いていることは殆ど無いと思います。空木の葉はざらつきます。

ガクウツギ(S)       ウツギ(S)
浅間嶺13ガクウツギ小1655000697760 (002).jpg 浅間嶺12ウツギ小1655000697682 (002).jpg
小さなガクアジサイの様な花ですが装飾花がふつう3枚、そして「紺照木」の別名もある濃い緑の葉が特徴です。群生した場所の上の道を歩くとふんわり甘い「ハチミツ」のような香りが漂ってきます。ウツギの花を下から覗いて見て下さい。なかなか凝った造りをしていますよ。

アカショウマ(Y)      イボタノキ(S)
浅間嶺アカショウマ小P6098796 (2).JPG 浅間嶺15イボタノキ小1655000697932 (002).jpg
○○升麻の先陣を切って咲き出すのがアカショウマ。緑の森に白い穂が目立ちます。イボタノキは、ライラックの仲間。こちらもほんのり香ります。

ナツミカン?(Y)      時坂峠道標(Y)
浅間嶺 ナツミカン?小P6028548.JPG 浅間嶺 時坂峠道標小P6028551.JPG
大きなミカン科の花が咲いていました。何が成るかタイミングが合えば確かめたいです。

時坂峠看板(S)       時坂峠 石仏(Y)
浅間嶺16看板小1655000698030 (002).jpg 浅間嶺 時坂峠石仏小P6028552 (2).JPG
かつては交通・物流の要として往来が多かったそうです。八王子城から落ち延びた横地監物吉信や、八王子へ落ち延びた松姫様も通ったのかもしれません。

ヤマホタルブクロ(Y)     ミヤマハハソ(Y)     
浅間嶺 ヤマホタルブクロ小P6098794 (3).JPG 浅間嶺ミヤマハハソ小P6098843.JPG
ヤマホタルブクロとホタルブクロの違いは、萼の裂片の間が膨らむか反り返るか。花が咲き進むと、はっきりしなくなることもありますが、蕾の時の萼を見れば間違いありません。

ウリノキ(Y)
浅間嶺 ウリノキ小P6098797.JPG 浅間嶺ウリノキ小P6098844.JPG
ウリノキの花は葉陰で揺れるのでピントが合うと嬉しいです。落ちた花で構造が分かります。

ツタウルシ(S)        ギンバイソウ(S)
浅間嶺18ツタウルシ小1655000698194 (002).jpg 浅間嶺21ギンバイソウ小1655000711077 (002).jpg
危険植物のツタウルシは何度もよく観て覚えてください。葉柄が赤く、3枚の内の下2枚の小葉が左右非対称、上部の木を伝う大きな葉は全縁、下部を這う幼葉には粗い鋸歯があります。ツタのような吸盤はありません。
ギンバイソウは、先が二つに割れた地下足袋のような形が印象的です。この葉から、あの豪華な花が咲くとは想像しづらいですね。

峠の茶屋前(6月2日 下見時)
浅間嶺 峠の茶屋前P6028558.JPG

蕎麦処みちこ(瀬戸沢)跡
浅間嶺 蕎麦処みちこ跡P6028559.JPG
山笑(やまにこ)会の貸し切りでお蕎麦や山菜の天ぷら等を楽しんだこともありました。いつまでも忘れられない懐かしい思い出です。

クリンソウの実(S)     5月4日の下下見時の花(Y)               
浅間嶺19クリンソウ小1655000698259 (002).jpg 浅間嶺 クリンソウsP5048013.JPG

沢沿いの道(S)
浅間嶺22沢沿い1655000711216 (002).jpg
この綺麗な沢の水で「みちこ」さんはお蕎麦を打っていらしたのでしょう。蕎麦粉を挽いていたであろう水車は既に外されていました。

エンレイソウ(S)       カメバヒキオコシ(S)
浅間嶺23エンレイソウ小1655000711318 (002).jpg 浅間嶺20カメバヒキオコシ小1655000698346 (002).jpg 

ヤマアジサイ(S)
浅間嶺24ヤマアジサイ1655000711401 (002).jpg

コンロンソウ(Y)       オオバショウマ(S)
浅間嶺 コンロンソウ?小P6028566 (2).JPG 浅間嶺25オオバショウマ小1655000711446 (002).jpg

チドリノキ(Y)        ミヤマタニソバ(Y)          
浅間嶺 チドリノキ小P6028563.JPG 浅間嶺 ミヤマタニソバ小P6028564 (2).JPG

稜線に出た所からの景色(6月2日 下見時)
浅間嶺 景色P6028569.JPG

浅間嶺 景色P6028570.JPG

キーウィ(Y)       ナワシロイチゴ(Y)
浅間嶺キーウィ小P6098798 (2).JPG 浅間嶺 ナワシロイチゴ小P6098801.JPG

立ちこめ始めたガスの中を行く
浅間嶺ガスの中を行くP6098799.JPG

浅間嶺(903m)山頂標(S)  マルバウツギ(S)
浅間嶺26山標小1655000711509 (002).jpg 浅間嶺28マルバウツギ小1655000711619 (002).jpg
山頂標はありますが、ここは「展望台」。本当の山頂は少し離れた所で浅間神社の祠があります。「浅間」=「火山」=「富士山」で、富士山の遙拝神社があるので「浅間嶺」と呼ばれています。この日は残念乍ら富士山は拝めず、奥多摩の山々は、雲の下から少し顔を覗かせてくれました。覗き穴から見える大岳山、御前山の写真は、後で探してきますね。

探してきました! 
浅間嶺 覗き穴P5047985.JPG 浅間嶺 覗き穴 P6028591.JPG 
左・大岳山(2022.05.049、右・御前山(2022.06.02) だったかな?

展望広場からの風景(S)
浅間嶺31風景1655000723081 (002).jpg

キヌタソウ(S)       コゴメウツギ(S)
浅間嶺29キヌタソウ1655000711667 (002).jpg 浅間嶺30コゴメウツギ小1655000711742 (3).jpg

(つづく)

 
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2022年07月02日

半夏生に纏わる植物

 半夏生については、以前にも書いたと思うので重複するかな?と調べてみたら、2006年のことで、そんなに昔に書いたきりだったかと些か驚きました。そんな前なら、改めて書いてもいいでしょう。

 七十二候の1つ「半夏生(はんげしょう)=半夏生ずる頃」は、嘗ては「夏至から数えて11日目から七夕までの5日間」とされていましたが、現在は「天球上の黄経100度の点を太陽が通過する日」とされており、毎年7月2日頃となっています。

 例年ならば、梅雨の最中に当たり、ジメジメとしてカビが生えたり物が痛んだりしやすくなる季節。「毒が降る」と言われ、この季節が来る前に田植えを済ませないと良い収穫は見込めないと言われている地方もあるそうです。

 半夏生ずるの「半夏」とは、「カラスビシャク」という和名のサトイモ科の薬草で小さなマムシグサに似た植物です。これも嘗ては根絶しがたい厄介な雑草と見做されてきましたが、めっきり見る機会が減り、私は見かけると嬉しくなる位です。(但し、私の周りでも未だに繁茂に悩まされている方は多いようで、トンデモナイ!と言われることも度々です。)

カラスビシャク(烏柄杓)生薬名:ハンゲ(半夏)サトイモ科
カラスビシャクP5168208.JPG

 生薬として用いるのは塊根で、妊婦のつわり止めや健胃薬などに用いられ、昔は農家のお嫁さんやお年寄りの小遣い稼ぎにもなったそうで「ヘソクリ」の別名も残っています。 

 一方、丁度、6月終わり〜7月初めに掛けて、花の下の葉が数枚白くなって目立ち始めるのが、

ハンゲショウ(半化粧)別名:片白草 ドクダミ科
ハンゲショウP6279522.JPG

 ドクダミ科で、やはり独特の香りを持っていますが、ドクダミよりは優しく爽やかに感じます。
ハンゲショウはカラスビシャクが先だと思いますが、そこに半化粧と漢字を当てたところが何とも日本的で良いなぁと、水辺に生える半化粧の白い葉が風に吹かれ、涼やかな香りを運んでくると、先人の思いつきに微笑んでしまいます。

 この葉の白化はマタタビ同様、花期が終わるとまた緑色に戻ります。ハンゲショウの場合、花弁の代わりに虫を呼び、マタタビは折角の綺麗な花を梅雨に濡らさぬように葉の下に咲かせているので、この下に花が咲いているよと葉を白化して虫たちに知らせているようです。

 
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2022年07月01日

蛍袋と源氏蛍

 早くも7月、今年も後半に入りました。真夏が早く来てしまい、伴侶のみつかっていない蛍は慌てているかもしれません。

 蛍が飛び交う季節には、蛍袋の花も咲き始めます。一度で良いから、蛍袋の花の中で蛍がぽうっと光るのを見てみたいものです。

ヤマホタルブクロ(山蛍袋)
ヤマホタルブクロP6179087.JPG

ゲンジボタル(源氏蛍)
ゲンジボタルP6189218.JPG

 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、頼朝の落馬が、縁の人に鈴の音によって胸騒ぎがするように伝わる印象的なシーンで描かれていました。不吉な予感に苛まれていた頼朝は「平家の赤」をも怖れていましたが、源氏蛍だからといって「源氏の白」な訳ではなく、やはり黒と赤です。

 それでは名前の由来は何なのでしょう? 

 ゲンジボタルの方が大きく光も強いので、「光源氏」に擬えたという説、源平合戦で勝ったから説など諸説あるようです。

 私は、ゲンジボタルは流れのある河川、ヘイケボタルは田んぼや湿地などに生息しているので、源氏=山育ち、平家=里育ち、そんなイメージも持っていました。ゲンジボタルは昔は「山蛍」「大蛍」とも呼ばれていたそうです。

 
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