自然観察ランキング 森林インストラクターに成り立ての新人の頃、初めて班長を務めた懐かしの浅間嶺に戻ってくることが出来ました。先だって5月4日に一人で下下見をした時の記録を載せ損なってました。時間をみつけてアップ出来たら、この約一ヶ月後の様子と比べられるかな・・・。
【実施日】 2022年6月9日(木)
【コース】JR武蔵五日市駅ー(バス)ー払沢の滝入口BS〜時坂峠〜峠の茶屋〜蕎麦処みちこ跡〜浅間嶺展望台〜人里峠〜藤倉分岐〜数馬分岐〜浅間坂「木庵」〜浅間尾根登山口BSー(バス)ーJR武蔵五日市駅
【幹事】つーさん
【写真撮影】(S):S.アキラさん(ご協力ありがとうございます)(Y):山桜
バス下車、お豆腐屋さんの左の坂からスタートです。 水階段(S)

橋から見える滝

払沢の滝とは別の流れですが、水量豊かで澄み切った流れです。
マタタビとミツバウツギ(Y) タケニグサ(Y)

マサさんの「ゆっくり歩き隊」早速丁寧な解説開始です。上の方の植物を見た後、足元には未だ初々しいタケニグサの蕾が出て来ていました。
クジャクシダ(Y) ミツバウツギ(Y)

ヒメコウゾ(S) モミジイチゴ(Y)

ヒメコウゾの実はもっと熟せば食べられますが、イマイチ後味悪し。陽当たりの良い場所で大きく実ったモミジイチゴは文句なく美味しいです。
サラサウツギ(Y)

更紗模様の型染めのように縁取りが目立つので「サラサ」の名を貰ったのでしょう。
ユキノシタ(S)

足元にも崖にもユキノシタの群生が見事でした。上から見ると花ばかりで葉が見えませんでしたが、アキラさん撮影の右の写真を見れば、その全体の姿が良く分かります。
キバナアキギリ(S) ツルマンネングサ(Y)

黄花秋桐は秋に花咲くのですが、葉の形が特徴的なのでそれと分かります。 マンネングサの仲間はどれも黄色い花でよく似ていますが、葉が扁平で蔓が伸びていれば、ツルマンネングサ。
サワギク(Y) ニワフジ(Y)

サワギクは、繊細な切り込みが入った葉に黄色い小花が集まり、沢沿いを明るく彩ってくれます。ニワフジは岩藤が訛った説があります。
ウツギ(Y)

空木の文字通り、枝が中空になっています。姫空木の花もよく似ていますが、花期が一ヶ月程早いので、同時に咲いていることは殆ど無いと思います。空木の葉はざらつきます。
ガクウツギ(S) ウツギ(S)

小さなガクアジサイの様な花ですが装飾花がふつう3枚、そして「紺照木」の別名もある濃い緑の葉が特徴です。群生した場所の上の道を歩くとふんわり甘い「ハチミツ」のような香りが漂ってきます。ウツギの花を下から覗いて見て下さい。なかなか凝った造りをしていますよ。
アカショウマ(Y) イボタノキ(S)

○○升麻の先陣を切って咲き出すのがアカショウマ。緑の森に白い穂が目立ちます。イボタノキは、ライラックの仲間。こちらもほんのり香ります。
ナツミカン?(Y) 時坂峠道標(Y)

大きなミカン科の花が咲いていました。何が成るかタイミングが合えば確かめたいです。
時坂峠看板(S) 時坂峠 石仏(Y)

かつては交通・物流の要として往来が多かったそうです。八王子城から落ち延びた横地監物吉信や、八王子へ落ち延びた松姫様も通ったのかもしれません。
ヤマホタルブクロ(Y) ミヤマハハソ(Y)

ヤマホタルブクロとホタルブクロの違いは、萼の裂片の間が膨らむか反り返るか。花が咲き進むと、はっきりしなくなることもありますが、蕾の時の萼を見れば間違いありません。
ウリノキ(Y)

ウリノキの花は葉陰で揺れるのでピントが合うと嬉しいです。落ちた花で構造が分かります。
ツタウルシ(S) ギンバイソウ(S)

危険植物のツタウルシは何度もよく観て覚えてください。葉柄が赤く、3枚の内の下2枚の小葉が左右非対称、上部の木を伝う大きな葉は全縁、下部を這う幼葉には粗い鋸歯があります。ツタのような吸盤はありません。
ギンバイソウは、先が二つに割れた地下足袋のような形が印象的です。この葉から、あの豪華な花が咲くとは想像しづらいですね。
峠の茶屋前(6月2日 下見時)

蕎麦処みちこ(瀬戸沢)跡

山笑(やまにこ)会の貸し切りでお蕎麦や山菜の天ぷら等を楽しんだこともありました。いつまでも忘れられない懐かしい思い出です。
クリンソウの実(S) 5月4日の下下見時の花(Y)

沢沿いの道(S)

この綺麗な沢の水で「みちこ」さんはお蕎麦を打っていらしたのでしょう。蕎麦粉を挽いていたであろう水車は既に外されていました。
エンレイソウ(S) カメバヒキオコシ(S)
ヤマアジサイ(S)

コンロンソウ(Y) オオバショウマ(S)

チドリノキ(Y) ミヤマタニソバ(Y)

稜線に出た所からの景色(6月2日 下見時)


キーウィ(Y) ナワシロイチゴ(Y)

立ちこめ始めたガスの中を行く

浅間嶺(903m)山頂標(S) マルバウツギ(S)

山頂標はありますが、ここは「展望台」。本当の山頂は少し離れた所で浅間神社の祠があります。「浅間」=「火山」=「富士山」で、富士山の遙拝神社があるので「浅間嶺」と呼ばれています。この日は残念乍ら富士山は拝めず、奥多摩の山々は、雲の下から少し顔を覗かせてくれました。覗き穴から見える大岳山、御前山の写真は、後で探してきますね。
探してきました!
左・大岳山(2022.05.049、右・御前山(2022.06.02) だったかな?
展望広場からの風景(S)

キヌタソウ(S) コゴメウツギ(S)

(つづく)
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