
秋になると、シソ科の花が目白押し、どれも花が小さく似通っています。最近は画像検索で調べる方も多くて悩みも減ったかもしれませんが、自分の目でよく観察して図鑑等で調べないと、その場限り分っても直ぐに忘れてしまいがちではないでしょうか。
トウバナ属の中でも、クルマバナは数も少なく特徴的なので、他のトウバナ属(トウバナ、イヌトウバナ、ヤマトウバナ、ミヤマトウバナ)と見分けやすいと思います。
クルマバナ(車花)シソ科トウバナ属
2022.08.28 玉原
はっきりピンクの花が、数段輪生して(茎に車状に固まって)咲いています。輪生した塊の間が空いています。これは、トウバナ属ではクルマバナだけの特徴です。
イヌトウバナ(犬塔花)シソ科トウバナ属
2022.08.27 高尾山
白〜淡紫色の花が、塔のような形の花序になって咲いています。段になっているようにも見えますが、輪生はしていません。よく観ると萼に開出した長い毛が生えています。透かすと葉に腺点が見えます。
イヌトウバナが尤も普通に見られるので、先ずはこれを覚えてしまい、その他は、これとは違う点を順次覚えていきましょう。また他のトウバナ属をみつけたら写真を撮って続きを書きたいと思います。(自分も何度も調べて分った積りになっても、直ぐに忘れるので・・・)

人気ブログランキング