2022年12月27日
千葉 照葉樹の森 八幡神社の新年お飾
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裏山にモクレイシの自生があるということで訪れた塩浦の富士嶽浅間神社では、丁度、氏子の皆さんが集まって新年を迎える準備中でした。鳥居等に飾られているのは、3つのダイダイ、ウラジロ、そしてしたに下げられている海藻は昆布ではなく、ホンダワラ。
プチプチの玉が沢山ついたホンダワラは、玉藻(魂の宿る藻)として、また、俵に見立てて「穂俵」として、縁起の良いものとされているそうです。
この玉に関して、下に掲げた「稚児参り」の風習から私が連想したのは、乳房ですが、どうでしょう。おっぱいが沢山出るというのも子育てには大切なことですよね。若しくは、子宝そのものかもしれません。ホンダワラからは、子沢山のイメージも湧いてきます。
富士嶽浅間神社 鳥居 2022.12.25
門松やお飾が海風にそよいで清々しいです。
富士嶽浅間神社 扁額
お正月飾り
竹ひごで刺して三つ寄せられたダイダイとホンダワラが地域ならではですね。ダイダイは、代々続くの縁起物。その下にホンダワラだと、やはり子孫繁栄の願いが込められているように感じます。
一心に注連縄を縒っていらっしゃる氏子の皆さん
鎮守様の為に皆で力を合わせる姿、素敵です。
朝日が差し込んで神々しく静粛な雰囲気でした。
<追記>
注連縄についてメッセージを頂き、思い出しましたが、こちらでは藁は海水(潮水)に漬けてから綯っていらっしゃるそうです。そのままよりもずっと持ちが良くなるそうです。その他に柔らかになって綯いやすいと伺ったように思うのですが、既に記憶が曖昧で情けないです。メモしておけば良かった・・・。もう、自分の記憶力に自信が無いので、これからは出来るだけきちんとメモを残すことにします。
拝殿からは鳥居越しに海が見えます。
長年潮風に打たれ、まるで見越しの松の様に異形となっているのは、なんとエノキでした。
稚児参りの看板
富士山の山開きの日に合せて、祖父が稚児を背負って海に入り、潮垢離(しおごり)をするのだそうです。潮で厄を落とし、強く立派な子に育つのでしょうね。ずっと続いて欲しい、海辺ならではの羨ましい風習です。
(つづく)
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