2022年12月28日
千葉 照葉樹の森 フウトウカズラ、トベラ
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この日は少し登れば汗ばむ程の暖かさ。流石は房総、常緑照葉樹の森が広がる訳です。
森林インストラクターの観察会とくれば、数歩行けば何かをみつけ、談義が始まり殆ど進まないのが常。次にみつけたのは、日本に自生するコショウにそっくりのフウトウカズラの葉、そして真っ赤な実も!
2022.12.25
フウトウカズラ(風藤葛)コショウ科コショウ属
この個体の果序は短く丸く固まって見えますが、本来は右上の写真のように細長い花序になります。林先生に促され、葉っぱを囓ってみると、コショウそっくりの香りが口に広がりました。実もコショウのような香りはあるものの、辛味が少ないそうです。
この香りを生かして入浴剤として使われます。薬効(鎮痛、消炎、関節炎、リウマチ)もあり。
トベラ(扉)トベラ科トベラ属
中の赤い実には粘りがある。爆ぜて暫くは粘って糸を引いてぶら下がっている。右は果皮だけが残った様子。
爆ぜる前の果実 2022.11.20 鎌倉市
沿岸部では、節分の鬼祓いにヒイラギではなく、このトベラ(臭気がある)に鰯を刺して「扉」に掲げることから「トベラ」と呼ばれるようになったとのこと。
むさしの自然観察園で剪定したことがあるが、鬼が嫌がるほどの臭気を感じた覚えがありません。季節に依るのでしょうか。節分の頃に是非、その臭気を確かめてみたいと思います。
<追記>
1月30日、観察園のトベラの木の目立たない部分で臭気を確かめた処、冬期の為か余り強くはありませんでしたが、ほんのり「魚臭い」ような臭いがしました。
(つづく)
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