2023年02月20日

観梅会 大宮第二公園


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 梅の香りに誘われ、初めての大宮で沢山の梅の花を堪能して来ました。とても全部は無理なので、目に留まったお花のお裾分けです。馥郁とした香りも感じて頂けたら嬉しいです。

曙枝垂 あけぼのしだれ 
P2203113 ウメ 曙枝垂 あけぼのしだれm.JPG
日本人が好きなほんのりサクラのような色合いの花が滝のように枝垂れていて、誰しも見とれて足を止めてしまいます。開ききると、花弁の先が少し反る傾向。

見驚 けんきょう        鴛鴦 えんおう
sP2203129 ウメ 見驚 けんきょう..JPG P2203112 ウメ 鴛鴦 えんおうs.JPG
こちらも正に「見て驚く」程、大きくふっくらした優雅な梅で、今日一番のお気に入り。若し、庭に余裕があったら植えたい!と思った程! 無理ですが・・・。

鴛鴦とはオシドリのことで、仲良しのつがいのように実が二つくっついて生るそうです。そう言えば、神戸で一つの花から沢山の実がなる梅を見ました・・・あの品種は何だったか? 後で調べてみます。

芳流閣 ほうりゅうかく     緑萼枝垂 りょくがくしだれ
sP2203118 ウメ 芳流閣 ほうりゅうかく..JPG P2203117 ウメ 緑萼枝垂 りょくがくしだれs.JPG
芳流閣は、白梅の中で一番大輪で、実梅としても沢山栽培されている品種。
同じ白梅でも、萼や若枝が赤いものと青いもの(青軸)があります。青軸の中でも「緑萼」は、八重咲きの品種。

緑萼枝垂 りょくがくしだれ
P2203116 ウメ 緑萼枝垂 りょくがくしだれm.JPG

宇治の春
P2203119 ウメ 宇治の春 うじのはる.m.JPG
今まさに満開状態・・・男性陣は「見事だねぇ!」でしたが、女性陣は「咲き始めで蕾があった方が好き!」と意見が分かれました。

紅牡丹 べにぼたん       茶筅梅 ちゃせんばい
P2203120 ウメ 紅牡丹 べにぼたん.s.JPG P2203121 ウメ 茶筅梅 ちゃせんばい.s.JPG
紅牡丹は、梅の花ではないような真っ赤な花色。

茶筅梅は花弁が退化して殆ど見えず雄しべが茶筅のよう。茶席の話題としては面白そうですけれど、出番は待合止まりでしょうか。余り重なり(茶筅)を良しとしませんし、梅の花自体、香りが強いので用いませんね。

蓮久 れんきゅう        蓮久の裏側    
P2203123 ウメ 蓮久 れんきゅう.s.JPG P2203122 ウメ 蓮久 れんきゅう.s.JPG
蓮久は、花弁の裏側が濃い紅色で、それが透けて覆輪のように見えました。

大盃 おおさかずき       白加賀 しろかが
P2203128 ウメ 大盃 たいはい.s.JPG P2203124 ウメ 白加賀 しろかがs.JPG
スッキリした花形で、紅梅・白梅の見本のような二品種。

白加賀 しろかが
P2203125 ウメ 白加賀 しろかが.m.JPG

花香実 はなかみ
P2203126 ウメ 花香実 はなかみ.s.JPG P2203127 ウメ 花香実 はなかみ.s.JPG
「花美しく香り良く実も良し」と、後水尾天皇が命名されたとのこと。

春日野 かすがの
P2203130 ウメ 春日野 かすがのm.JPG
枝によって白と桃の花が咲き分けます。一つの花の中で花色が先分けることも。

緋の司枝垂 ひのつかさしだれ
P2203132 ウメ 緋の司枝垂 ひのつかさしだれm.JPG
こちらも濃い緋色で、遠目にはアクが強い雰囲気ですが、近づいて見ると簪細工のような繊細な美しさです。

藤牡丹枝垂? ふじぼたんしだれ
P2203142 ウメ 藤牡丹枝垂? ふじぼたんしだれ.JPG P2203143 ウ メ藤牡丹枝垂? ふじぼたんしだれ.JPG
これは、先輩方が協議の結果、花姿に乱れがある、開ききった花弁が反り返っている点で「?」印がとれませんでした。

 こんなに梅の品種を沢山、じっくり見て歩いたのは初めてで、今も頭がパンクしそうです。梅が咲いているほんの短い間に見比べなければ、なかなか見分けられるようにならないですよね。これから何年かかることやら・・・というか、後何年梅の花をみられるのか・・・。

 今日は、梅の花が好きで、亡くなる6日前にも家の冬至梅を愛で、今は梅の名所の水戸に眠る祖母の命日。沢山の梅の花を一緒に見られて祖母も喜んでくれているでしょう。


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posted by 山桜 at 23:26| Comment(2) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする