2023年02月20日
観梅会 大宮第二公園
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梅の香りに誘われ、初めての大宮で沢山の梅の花を堪能して来ました。とても全部は無理なので、目に留まったお花のお裾分けです。馥郁とした香りも感じて頂けたら嬉しいです。
曙枝垂 あけぼのしだれ
日本人が好きなほんのりサクラのような色合いの花が滝のように枝垂れていて、誰しも見とれて足を止めてしまいます。開ききると、花弁の先が少し反る傾向。
見驚 けんきょう 鴛鴦 えんおう
こちらも正に「見て驚く」程、大きくふっくらした優雅な梅で、今日一番のお気に入り。若し、庭に余裕があったら植えたい!と思った程! 無理ですが・・・。
鴛鴦とはオシドリのことで、仲良しのつがいのように実が二つくっついて生るそうです。そう言えば、神戸で一つの花から沢山の実がなる梅を見ました・・・あの品種は何だったか? 後で調べてみます。
芳流閣 ほうりゅうかく 緑萼枝垂 りょくがくしだれ
芳流閣は、白梅の中で一番大輪で、実梅としても沢山栽培されている品種。
同じ白梅でも、萼や若枝が赤いものと青いもの(青軸)があります。青軸の中でも「緑萼」は、八重咲きの品種。
緑萼枝垂 りょくがくしだれ
宇治の春
今まさに満開状態・・・男性陣は「見事だねぇ!」でしたが、女性陣は「咲き始めで蕾があった方が好き!」と意見が分かれました。
紅牡丹 べにぼたん 茶筅梅 ちゃせんばい
紅牡丹は、梅の花ではないような真っ赤な花色。
茶筅梅は花弁が退化して殆ど見えず雄しべが茶筅のよう。茶席の話題としては面白そうですけれど、出番は待合止まりでしょうか。余り重なり(茶筅)を良しとしませんし、梅の花自体、香りが強いので用いませんね。
蓮久 れんきゅう 蓮久の裏側
蓮久は、花弁の裏側が濃い紅色で、それが透けて覆輪のように見えました。
大盃 おおさかずき 白加賀 しろかが
スッキリした花形で、紅梅・白梅の見本のような二品種。
白加賀 しろかが
花香実 はなかみ
「花美しく香り良く実も良し」と、後水尾天皇が命名されたとのこと。
春日野 かすがの
枝によって白と桃の花が咲き分けます。一つの花の中で花色が先分けることも。
緋の司枝垂 ひのつかさしだれ
こちらも濃い緋色で、遠目にはアクが強い雰囲気ですが、近づいて見ると簪細工のような繊細な美しさです。
藤牡丹枝垂? ふじぼたんしだれ
これは、先輩方が協議の結果、花姿に乱れがある、開ききった花弁が反り返っている点で「?」印がとれませんでした。
こんなに梅の品種を沢山、じっくり見て歩いたのは初めてで、今も頭がパンクしそうです。梅が咲いているほんの短い間に見比べなければ、なかなか見分けられるようにならないですよね。これから何年かかることやら・・・というか、後何年梅の花をみられるのか・・・。
今日は、梅の花が好きで、亡くなる6日前にも家の冬至梅を愛で、今は梅の名所の水戸に眠る祖母の命日。沢山の梅の花を一緒に見られて祖母も喜んでくれているでしょう。
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