2023年03月05日

クヌギカメムシ


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 いきものふれあいの里センターのガイドウォークに初めて参加。これまた初めてのカメムシの幼虫と卵を観ることが出来ました。

 先日ご紹介したヨコヅナサシガメ同様、樹名板の裏側でびっしり蠢いていました。こういうのが苦手な方、ごめんなさい(。。;)

クヌギカメムシ 1齢幼虫 2023.03.05
P3053392 クヌギカメムシ 幼虫m.JPG

クヌギカメムシ 卵塊
P3053380 クヌギカメムシ 卵m.JPG

 どうもカメラのレンズに埃でも付いていたのか、ピントが甘くて残念。樹肌の凹みの中で、一見苔でも生えているように見えましたが、苔の方は晴天続きでカラカラに干からびていたのに、この緑の塊だけが濡れて光っていたので、見つけることが出来ました。

 卵はゼリー状の物質で守られていて、レンジャーさんの解説写真では、呼吸するための「呼吸管」が出ているとのことでしたが、この卵では分かりませんでした。

 このゼリー状物質の成分は、水分60%・炭水化物26%・タンパク質8%で、幼虫が成長するのに必要な栄養分が十分に含まれている上に、共生細菌も含まれていることが最近の研究で解明されたそうです。

 この細菌は、幼虫が植物の汁を餌にするのに役立つもので、親から産卵時にゼリー状物質に移り、それを子が食べることで受け継がれていくとのこと。

詳しくはこちらのサイトへ:
産総研マガジン「クヌギカメムシの共生細菌入り卵塊ゼリーの機能を解明」

 

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posted by 山桜 at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする