2023年04月30日
'23年4月 倉見山 (4)クマガイソウ
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【写真・キャプション協力】
(S)印=S.アキラさん撮影 いつもありがとうございます
木漏れ日の中を下る (S)
なだらかに続く下りの中腹ほど、見晴らしの良い堂尾山公園に到着。
クロモジの花 (S) フデリンドウ
堂尾山公園に立つ二つの石碑
蠶影(こかげ)大神 高尾神社
蠶影(こかげ)大神:蠶=蚕の旧字で、お蚕さまを祀る神社。養蚕が農家の副業だった江戸期に、筑波の「蚕影(こかげ)神社」から関東各地に広く分祀されたとのこと、また「蚕=コ=子」に通じ、子宝・子孫繁栄への願いも込められていることなど、山笑(やまにこ)会常連のMさんより教えて頂きました。養蚕で財を成し倉が建った様子を眺められるので「倉見山」と呼ばれたという話もあります。
高尾神社:元は高龗(たかおかみ)でしたが、省略化され「高尾」「高男」などと書かれるようになったようです。龗=雨と龍の真ん中に口が三つで、一般的には、雨乞いの神、また、水害忌避の神様のようです。高龗神(たかおかみのかみ)と闇龗神(くらおかみのかみ)は同神異名であるとされていますが、調べると謎の深まる神様で、また宿題が増えました。
堂尾山公園からの富士山 (S)
この公園の外側の斜面の下にクマガイソウが群生しています。自然群生なのか植えたものなのかは分かりませんが、柵などもなく間近に見ることが出来ます。
クマガイソウ 同じ株の蕾の頃
堂尾山公園十字路の道標 (S) 杉林の中の道を下る (S)
チゴユリ (S) マツカゼソウ (S)
クマガイソウ群生地へ道標(S) フデリンドウ
コロナ禍前には、川を渡って群生地に行ける近道があったのですが、橋の老朽化で通行不可になっており、もうひと頑張りの遠回りになっています。
三つ峠山 木無山、開運山、御巣鷹山 (S)
数年前に山笑(やまにこ)会で何度か上った三つ峠が直ぐそこに見えました。また違う季節にも登りたいなぁ
キランソウ (S) レンリソウ
キランソウは、地を覆って広がる姿から、また薬効により死を免れることから「地獄の釜のふた」の名もあります。
レンリソウは二枚ずつの葉を「連理の翼」に例えたもので、スイートピーに似た花が咲きます。生息地が減少しつつある絶滅危惧種で、ひょこり出会えて驚き、思わず興奮してしまいました。(ピンク色に見えているのは、姫オドリコソウです。)
カキドオシ(S) ホタルカズラ(S)
ホタルカズラ
青い花弁の中に白い星模様を、青い蛍の光に擬えています。
クマガイソウ群生地入口にある看板
ここを曲がり高速道路を潜った先を更に右に結構な距離を登って行きます。大分歩いた後ですから、ちょっとシンドイのですが、頑張ったご褒美がその先に待っていました!
クマガイソウの大群落
右も左も手前も奥もクマガイソウ・・・「熊が居そう」ではなく
「熊谷草」ですよ〜(笑)
(S)
素晴らしい晴天に続き幸運は重なるもので、丁度この日から群生地の公開が始まり、下見では入れなかった柵の中に入ることが出来ました!
珍しい双子のクマガイソウ
横顔
トリオのクマガイソウ (S)
まるでラインダンスの踊り子さんのようですね。
開き始め
蕾 後ろ姿
クマガイソウの他にも、色々な山野草の花が・・・電車までの時間に余裕がありましたので、ゆっくりと堪能することが出来ました。
エビネ
イカリソウ
ホウチャクソウ
ユキザサ
シロバナエンレイソウ(ミヤマエンレイソウ)
下山後の道路から見る倉見山 (S)
桂川
菜の花とレンゲソウ
ピンクのレンゲソウが黄色の菜の花と一緒で、懐かしい春の景色
三つ峠駅に到着 (S)
先着した班の皆さんは駅のフォームの待合で乾杯をされていたようですが、山桜班はビールより花で、
「もう次の電車でもいいから、ゆっくり花を見たい」
ということでのんびりしましたが、それでも休憩時間をとっても未だ待ち時間の余裕ありで駅に到着できました。
大月で途中下車された皆さんは、今度は「庄屋」で本番の乾杯!
お通しの鶏手羽と大根の炊き合わせも柔らかで美味しかった〜🎵
願ってもないような素晴らしい晴天に恵まれ、春の花々で沢山出会え、柔らかな木々の新緑に包み込まれ、クマガイソウ自生地の公開日にもぴったりで、本当に思い出に残る最高の一日となりました。久し振りに山桜と同行してくださった山笑(やまにこ)会の皆さま、ありがとうございました。
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2023年04月29日
'23年4月 倉見山 (3)フデリンドウ 富士山
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【写真・キャプション協力】
(S)印=S.アキラさん撮影 いつもありがとうございます
倉見山山頂から少し下って登った見晴らし台からの富士山
裾野の広がりまで見渡せて、一層雄大な姿に見惚れました。
いつまでも眺めていたく、立ち去り難し・・・
新緑の唐松と富士山が鮮やか!
相定ヶ岳 道標 (S)
クマガイソウ自生地経由三つ峠駅へ向かいます。
西方を見て下るつーさん班(S)
ナガバノスミレサイシン アカネスミレ
アカネスミレ
マルバスミレ アカフタチツボスミレ
クサボケ メギ
エビネ (S)
ツルキンバイ と ミツバツチグリ
輝く黄色の花たち、似ているけれど、よ〜く見て違いをみつけて下さい。
タチツボスミレ
咲き始めで花びらが開ききっておらず、初々しい姿
フデリンドウ
コース中至る所で無数に咲いていたフデリンドウの中でも一番沢山の花を着け、濃い青色でした。
カラマツの新緑 木々の新緑(S)
新緑越しの富士山(S)
見送りの富士山
富士山が下山中もずっと見送って下さっていました。
(つづく・・・)
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2023年04月28日
'23年4月 倉見山 (2)アケボノスミレ
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【写真・キャプション協力】(S)印=S.アキラさん撮影
いつもありがとうございます
(本番で撮れなかった写真は下見時のものを使用しています。)
ホオノキの若葉 (S)
北方に見えたのは、大菩薩の黒岳と雁ヶ腹摺山か? (S)
アブラチャンの若葉(S) トリケラトプスみたいな木の根
若葉越しの光注ぐ尾根歩き
新緑の向こうに覗く雪山
アケボノスミレ
曙の空のようなほんのりピンクで丸みのある花。本番でも綺麗な個体に出会えて良かった! 開花の頃、葉は開ききらずに巻物状に丸まっています。(写真左下参照)
ミツバツツジの道を山頂へ (S)
ミツバツツジの花に染まる道 山頂手前の道標 (S)
倉見山(1,256m)山頂標 火の用心の天狗さん
火の用心の天狗さんは、確か他の山にもいらっしゃいましたね。
倉見山山頂から 赤松と富士山
山桜班は、ここから下りた先の見晴らし台ベンチではなく、こちらでランチタイム。これ以上は無い素晴らしい春の富士山を心ゆくまで拝み続けながらの休息でした。
倉見山からの西方眺望1 (S)
右手前は府戸尾根、右端奥は御坂山地(十二ヶ岳、王岳)、中央右は足和田山、中央は竜が岳〜毛無山、大室山、背後の黒い山並みの中央は笊が岳、背後の白い山は南アルプス荒川岳、赤石岳、聖岳
倉見山からの西方眺望2 (S)
手前は府戸尾根、右奥は御坂山地(節刀ヶ岳、鬼が岳十二ヶ岳、王岳)、左は足和田山、背後の白い山は南アルプス荒川岳、赤石岳、聖岳
ツクバキンモンソウ センボンヤリ(紫タンポポ)
山頂からの下りはじめの足元にも小さな可愛い花々が・・・
(つづく・・・)
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2023年04月27日
'23年4月 倉見山 (1)ユウシュンラン
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もう6月、梅雨入りの声も着替える中、大雨でイベントが中止になり、明日からまた暫く更新作業はできなくなるので、4月の記録を頑張って更新中です。早く季節に追いつきた〜い
【開催日】2023年4月27日(木)(日帰り)
【コース】富士急行線東桂駅〜登山口〜分岐1〜倉見分岐〜
厄神社の分岐〜倉見山南峰〜展望台〜相定ケ峰〜
倉見山洞谷コース〜十字路〜クマガイソウ群生地
〜桂川沿道〜桂川公園〜三つ峠駅
【幹事】リカさん
【写真・キャプション協力】(S)印=S.アキラさん撮影
いつもありがとうございます
(本番で撮れなかった写真は下見時のものを使用しています。)
久し振りの山笑(やまにこ)会ハイキング。富士急 東桂駅に集合、またとない素晴らしい晴天に恵まれ、意気揚々と出発!
「倉見山かい? 晴れて良かったねぇ」
地元の方が笑顔で声を掛けて下さり、ますます爽やかな気持🎵 シャツ1枚でも寒くない気候、早速服装調節です。
富士急 東桂駅前(S) 登山口前の広場(S)
倉見山 長泉院登山口 ムラサキケマン(S)
倉見山登山口は、長泉院というお寺のお墓の間を進んだ上にあります。チラリと見えた寺紋は「武田菱」でしたので、武田家由来のお寺なのでしょう。下見時に見られたヤマエンゴサクは姿を消し、同じ仲間のムラサキケマンが咲いていました。
アメリカスミレサイシン(紫、白’スノープリンセス’)
丈夫で繁殖力の強い外来種で、人里で良く見かけます。スミレサイシンの仲間の特徴で、後ろに突き出す距が丸く短いです。
ニリンソウ イチリンソウ
辛うじて、ニリンソウもイチリンソウも残っていました。
鹿よけのゲート(登山口) ツルカノコソウ
いきなり急登が続く ユウシュンラン
その急なステップの合間合間に、貴重種のユウシュンランが下見時よりも上方で多数開花していて、興奮で疲れも吹き飛びます。
下見時には最初ギンラン!との声が上がりましたが、よく観ればギンランとは葉も花も違います。
「おお、これは、噂のユウシュンランでは!?」
と思い、帰宅後調べると、正にそのものでした。なかなか見られないもので、気づけてラッキーでした。
ユウシュンラン ラン科キンラン属
ギンランの花は、俯いて殆ど開きませんが、ユウシュンランは上向きに半開して笑っていました。どちらかというと咲き方はキンランに似ているように思います。葉は細く小さめ(特に下方)で、ギンランよりも栄養摂取法が、自分での光合成より菌従属性が高いのでしょう。
ユウシュンランの名は、秋田県のお寺の長男として生まれた植物学者、工藤 祐舜(くどう ゆうしゅん 1887年(明治20年)3月26日 - 1932年(昭和7年)1月8日)の名に因みます。奇しくもお寺の裏手で見つかったのも何かのご縁を感じます。自家のお寺は弟さんが継いだそうです。どこか牧野富太郎先生と境遇が似ている? もっと調べてみたいです。
急登が続くので・・・
次々と現れる花たち等を見ながらゆっくり息を整えます。
ヒトリシズカ こちらは「大勢賑やか」
こちらは、本当に「一人静」
と言っても、ご覧のように小さなお花が沢山集まって一つの穂の形になっています。
フデリンドウ
リンドウの仲間はお日様が差さないと開きませんが、この日は陽光たっぷり、あちこちで青い宝石が輝くようでした。一体幾つのフデリンドウをみたことでしょう🎵 夢のような一日の始まりです。
エビネの蕾 イカリソウ
満開もいいですが、むくむくと伸び上がって来た蕾が愛おしい。
この日、最初に見たイカリソウの花です。
ツチグリ ジュウニヒトエ
急登で土が間近なので、ツチグリまでみつかりました。ジュウニヒトエも土の上に着物の裾を広げていました。
杉に絡みつくツタウルシの新緑 (S)
下ばかり見がちですが、上を見れば生まれたばかりの柔らかな葉が青空の下で伸び伸び。
ルイヨウボタン(類葉牡丹)メギ科ルイヨウボタン属
変わった名前ですが、漢字を見れば納得ですね。葉っぱが牡丹に似ています。類葉升麻(ルイヨウショウマ)という植物もあって、山桜は時々言い間違えます(^^;)下山の頃に沢山出会えたメギの仲間です。小さいですが、よく観ると凝った造りがメギの花とも似ています。
(つづく・・・)
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2023年04月18日
高尾 蕎麦 「杜々(とと)」
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「蕎麦 杜々(とと)」さんは、高尾山参道のお蕎麦屋さん群とは別の場所で、静かな隠れ家のように営まれているお蕎麦屋さんです。幟が立っていなかったら、ちょっとみつけづらく、折角近くまで行っても通り過ぎてしまうかもしれません。私はこの日で3回目で、流石に迷わず行けました。
南浅川で鳥見の後のお昼、幹事はこってり横浜家系ラーメンを予定していたようですが、蕎麦好きメンバーの意見が一致でこちらに向ってしまいました。幹事さん、ごめんなさい(。。;) 次はラーメンかな?
このプレートを見ても、知らない人はお蕎麦屋さんとは気づけないでしょう。
細い路地を通り、普通のお家の玄関からお邪魔する感じです。
天せいろ
お蕎麦と蕎麦つゆは、見ての通りとても繊細で香り高く美味しかったです。お香々も良い感じ。ただ天ぷらは、パブリカ等の野菜でしたが、余りお蕎麦に合うとは言えずイマイチで残念でした。この季節でしたら、高尾山ならいろいろ生えている山菜が欲しかったなぁ
今日は、Kさんのお誕生日、お蕎麦と山菜の天ぷらが大好きだったので・・・
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2023年04月16日
タカオスミレ 2023
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ここ数年、タカオスミレの開花に予定が合わず、4月1日の高尾山GC作戦では今にも咲きそうな蕾でしたので、今年こそはと一週間後の雨上がり、他のイベントの始まる前に早起きして会いに出掛けました。
前日の雨に未だ濡れてはいましたが、タカオスミレがそこここに咲いてていてくれ、出掛けた甲斐がありました。
私が高尾山に毎年通うようになってから8年ほど、最初の頃は探すのも大変でしたが、目が慣れたのか個体数が増えてきているのか、沢山の花が見られるようになり嬉しいです。
タカオスミレ 高尾菫 2023.04.08
ヒカゲスミレの品種で葉が赤褐色になるもの。独特の葉色ですが、花後は赤味が淡くなって緑色に近くなります。
花色は白に紫の条が下弁にだけ入るものと、このように側弁、上弁にも淡く入って淡い紫に染まるものもあります。
2023.04.01
一週間前のつぼみ。葉は全体に皺が寄ったような感じで葉柄に毛があります。
やや暗い林縁などに生えているので、ピントが・・・
葉の形はコスミレにも似ています。葉色が緑になってしまうとちょっと見分けが難しい・・・葉柄の毛で判断できるか見比べてみます。
距は水平かやや先が下がり気味。
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2023年04月15日
シロヤブケマンの色変わり?
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初めて白い花のムラサキケマン(別名:ヤブケマン)=シロヤブケマンを見てブログに記事を書いたのは、2006年の4月、もう17年も前になることに驚きです。それ以来、毎年同じフィールドを歩いていますが、シロヤブケマンがどんどん増えて、今では珍しいものではなくなりました。
今年驚いたのは、シロヤブケマンの群落の中に、ポツンとムラサキケマンの花が咲いていたのを見たことです。
シロヤブケマン 2023.04.06
種で増えた中、一株だけムラサキケマンが混じっていたというのなら、白い花の方が遺伝的に優勢ということなのでしょうか。
普通、ムラサキケマンの方が葉の色が濃いめの傾向にあると思うのですが、この場所ではシロヤブケマンと全く同じ葉色でした。もしかしたら、同じ株の枝変わりだったかもしれないですが、残念乍らそこまで確認しませんでした。
「白花が萎れてくると紫色が濃くなる場合がある」というネット上の記載もありましたが、周りには白い花のまま茶色に萎れている花もあったので、必ずしも紫色に変色するとは限らないと思います。
今頃、撮りためた写真で記事を書いているので、残りの花をみつけて観察出来るかどうか・・・ダメなら確認は来年までお預けです。
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2023年04月14日
ダイサギ と 肉汁うどん
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クチナシグサに出会えた良いことずくめの日、菜の花満開の温んだ川辺に、ダイサギがのんびり寛いでいました。いや、そう見えただけで、ダイサギ本人は必死に餌の魚を見定めていたかもしれません。自分がぼんやり散歩しているせいで周りの時間もゆったりに見えてしまっていました。
菜の花とダイサギ 2023.04.06
春で嘴が黄色くて、足が先まで真っ黒で、首が長くて大きめですから、ダイサギですよね。これだけ近くで見たのに間違えたら恥ずかしいけれど、元?日本野鳥の会仲間の瓜亀仙人さん、違っていたら教えてくださいね。
何故一山越えて、この川まで来たかと言えば、美味しいうどんやさん「石庭 こまち」に行くため。
「石庭 こまち」肉汁うどん 糧と精進揚げ添え
我が市は地粉打ちの黒めで腰の強い「武蔵野うどん」で有名ですが、こちらのうどんはそれよりも白くて腰はあるけれど少し柔らかめです。それでも美味しい小麦粉の味はしっかり楽しめます。三味線のバチ型の「端っこ」もちゃんとのっています。
「糧(かて)」は、茹でた野菜やちょっとした野菜料理(この日はキンピラ牛蒡)で、薬味と共にうどんと一緒に頂きます。精進揚げはお店のお品書きでは天ぷらと書いてあったかもしれません。魚介類などの生き物が入らないのは精進揚げと呼ぶのだと、祖母に言われて育ったので、つい天ぷらではないな・・・と思ってしまいます。
そう言えば、ごめんなさい。「ダイサギと肉汁うどん」なんてタイトルでは、まさか、ダイサギのお肉!?と思われてしまうかもしれませんね。見ての通りの豚バラ肉と野菜たっぷりの温かいつけ汁ですのでご安心を。冷たい麺に温かいつけ汁で、鴨汁そば・うどん系です。
うどんの盛りが多いので、初めての方は「小盛」が無難です。上の写真が「小盛」です。十分な量ですよね。あ〜美味しかったぁ ごちそうさまでした。
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2023年04月13日
高尾山のスミレたち
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高尾山はスミレの種類の多いことで有名ですけれど、種によって花期が違いますので、一度に全部の花を見ることは出来ません。今年はいつもの年より開花が早く、追いかけっこをしているようで忙しい・・・それでも、最後を飾るコミヤマスミレは未だ葉っぱだけでした。
タチツボスミレ 2023.02.25 今年の高尾山の初スミレでした。
花だけだと、コスミレにも似て見えますが、柱頭の先が棒状なので写真でも見分けられます。
タチツボスミレは一番たくさんの株があり花期も長いので、どんどん咲いてくると気の毒にも、
「な〜んだ、タチツボか」
と言われてしまうことが増えますが、大株になれば花数も多く群生すれば更に見事で、やはり「スミレの花形」だと思います。
アオイスミレ 2022.03.05
今年は高尾山域でアオイスミレの花を撮れず、去年の写真ですみません(。。;)側弁が前に伸びて、そっと顔を隠しているようで奥ゆかしいのです。
ナガバノスミレサイシン 2023.03.10
未だ開ききらない柔らかで濡れたように光る葉が初々しい。
ヒナスミレ 2023.03.30
淡いピンクの可愛いスミレは、女性に大人気!
斑入りヒナスミレ 2023.03.30
これは葉脈が白っぽい斑入りと呼ばれるタイプです。
エイザンスミレ 2023.03.30
エイザンスミレは白〜淡いピンクまで個体差があり、ついつい立ち止まって見てしまいます。
オクタマスミレ(ヒナスミレ X エイザンスミレ の交雑種)
2023.03.30
最初に発生した年に盗掘され暫く姿を消していましたが、自然交雑種なのでまた出てきてくれました。花が咲いていなくて残念。花はどちらよりなのでしょう・・・? 左下の小さめで深い切れ込みがない葉はヒナスミレの葉です。
ニオイタチツボスミレ 2023.03.30
名前ほど香らないといつも言われていますが、群生していると分かるようです。
スミレ? 2023.03.30
スミレにしては花に赤味がなく、葉柄にハッキリした翼もない。でも、ノジスミレのような微毛もなく、ピンボケですが実際に見て、下弁に殆ど白抜けがない。消去法でスミレ? 高尾山のこんな山中に咲いているなんて珍しい。
アカネスミレ 2023.04.01
独特な赤味のある花色に目が惹かれます。少しずつ数が増えてきて嬉しいです。
アリアケスミレ 2023.04.01
石垣の間で頑張って咲いていました。これは白色が強いタイプ。
マルバスミレ 2023.04.08
今年はあちこちでとても沢山咲いていて、順路から少し外れた場所で大群落をみつけました。
タカオスミレ 2023.04.08
去年も先週見た時も、今にも咲きそうな蕾だったので、今年こそ見逃したくなく一週間後にやっと花に会えて感激でした。
スミレ 2023.04.08
階段の隙間に生えていた、これぞ全ての特徴を持ったTheスミレ!でした。
アリアケスミレ
こちらは淡い青色で、名前の通り「有明の空の色」です。
番外編(外来種)2023.03.30
アメリカスミレサイシン
アメリカスミレサイシン スノープリンセス(白雪姫)
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2023年04月12日
入間川沿いハイキング
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4月5日(水)、春の入間川沿いハイキング・コースを散策、最後は勘が冴えて美味しいお蕎麦屋さんに遭遇しました。
スタートは、西武新宿線 狭山市駅。緩い勾配を上がり、先ずは地域の鎮守さまの狭山八幡神社へお参り。
狭山八幡神社 拝殿
ご由緒には、「創建は、社宝『砂破利のつぼ』の推定年代から、室町時代初期とされている。源氏一族の保護により、武門の神として隆盛をみて後世、新田義貞の信仰厚く一時『新田の八幡宮』と称されたこともある。」とありました。文武運・必勝祈願の神様です。
本殿(狭山市指定文化財)
見事な彫刻が見られる本殿は、江戸時代末期の建造で、唐破風向拝付、千鳥破風付入母屋造。
ホナガカワヂシャ?
花はオオイヌノフグリにそっくりで水辺に咲く外来種。特定外来生物のオオカワヂシャと在来種のカワヂシャとの交雑種で名前の通り花穂が長く伸びので、これがそうかなと・・・。種子は殆ど不捻性ですが、稔った種子には発芽力があり、カワヂシャの遺伝子汚染が危惧されています。
桜並木
カリン オニグルミ
シャクチリソバ(赤地利蕎麦) オオジシバリ
シャクチリソバ(赤地利蕎麦)は、朝ドラで注目が高まっている牧野富太郎先生の命名です。小石川植物園で栽培為れていた者が逸出して広がっています。越冬し叢生するので宿根ソバとも呼ばれます。
最初に見た時はカンアオイやフタバアオイの仲間かと思ったのですが、後日、先輩に写真を見て頂き、ダッタンソバに似ているとのこと。今回ブログ掲載にあたり、再度調べたところ、どうやらダッタンソバへと品種改良される前の原種のシャクチリソバ(原産地:パキスタン、インド、ブータン、ネパール、中華人民共和国の南西、タイ)らしいことが分かりました。入間川流域で繁茂しているとの記述がありました。
ノジスミレ
ノジスミレは、不思議と地面が割りに固く締まっていて他の草が生えないような所に生えますね。日照を好むのとアリの種子散布の結果でしょうか?
広福寺
4月8日のお釈迦様のお誕生日「花祭」の支度が調っていて、お釈迦様に甘茶をお掛けしてきました。
奥富神社
とても暑い日で、ビール&お蕎麦は欠かせない!と調べておいたお蕎麦屋さんが大当たりで、大変美味しかったです。シャクチリソバといい、蕎麦に縁のあるハイキングでした。 しかもKさんと同じ秋田出身のご主人(訛りで直ぐに秋田の方と分かりました。)とお話出来て嬉しかったです。
弥助そば
お蕎麦だけ頂きに再訪したいほど、美味しくてお手頃のお値段で献立の工夫も好みでお店の方々の雰囲気もあたたかく、とても気に入ってしまいました。ごちそうさまでした!
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2023年04月11日
バイカオウレン と セツブンソウ
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奥多摩に行けば、バイカオウレンはそれほど珍しくはないのですが、写真を探していて花期にめぐり逢えていないことに気づきました。むさしの自然観察園にもあると聞いていましたが、平地で開花が早く、当番の日に見たら、5弁の花弁に見える萼片が残り3枚という状態でした。あと2枚あると想像してみてくださいね。
バイカオウレン(梅花黄連)開花 4月(関東)
花の名残(;;) 果実 2023.04.10
白い花弁に見える部分は萼片で、その中に黄色い密腺をつけた花が丸く並んでいて、その中に雄しべと雌しべがある筈なのですが抜け落ちてしまっています。雌しべは多数あって実って広がるとカザグルマのような形が印象的です。
苔の中に広がっていた葉 雲取山7月
小葉が五枚あるのが特徴で、ゴヨウオウレンの別名があります。
調べてみると、バイカオウレンは四国にも自生地があって、2月には咲き出すのだそうです。そうなるとシコクバイカオウレンと言うことかもしれません。
参考ページ 高知県佐川町で2月に満開の様子
シコクバイカオウレン(四国梅花黄連)
朝ドラ「らんまん」で、万太郎くんが危篤のお母さんが大好きなバイカオウレンを探していてみつけた、似たような花はセツブンソウでした。上の参考ページの写真と見比べてもよく似た花ですね。
セツブンソウ(節分草)開花 2月
セツブンソウも白い花弁に見える部分は萼片で、中に二つに割れた先に黄色い密腺をつけていつのが花弁、薄青い雄しべの葯の真ん中に先が伸び出しているのが雌しべ。右の写真はその雌しべの元で実った果実です。
花はどちらも実際に見ると、写真で見ている印象よりずっと小さくて、バイカオウレンは1pほど、セツブンソウは2p弱(1円玉位)ほどです。
また、セツブンソウには、花(に見える部分)の下に襟巻き状の茎葉がありますが、バイカオウレンにはありません。
ニリンソウ(二輪草)開花 3〜4月
個体差はありますが、花は大体2.5p(10円玉位)と一回り大きく、よく観れば花の造りはバイカオウレンやセツブンソウとは異なります。葉は、バイカオウレンにちょっと似た形。ドラマの中で使われていた造花が、画面映えを考えてか大きめに造られていたので、番組タイトルを知らずに見て、且つ、実際に自然の中で咲いている様子をよく知っている方は、このニリンソウに見えたかもしれません。
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2023年04月10日
「らんまん」この花の名前が知りたい
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先程書いた記事に植物の名前を書いてしまいましたが、タイトルになっている「バイカオウレン」以外、ドラマの中では未だ名前は出ていません。何しろ、未だ主人公の万太郎くんは、どの花の名前も知らないのですから・・・。
やがて、
「この花の名前を知りたい!」
と、強く思うことになるのでしょう。いよいよ壮大なドラマの始まりですね!
自然ガイドをしていると、
「どうしてそんなに花の名前を覚えられるのですか?」
と、聞かれることがありますが、いつも、
「好きな人の名前は知りたいし、覚えられるでしょう?」
と、答えます。
今日、好きになった花の一つだけでも覚えられたら、素敵なことですよね。
何なら、別に標準和名でなくても、自分で好きな名前をつけるのも楽しいですよね。自分だけの大切な思い出の花の名前、これまた素敵じゃないですか・・・
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2023年04月09日
「らんまん」やはり造花でしたね。
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公式にドラマのスタッフが裏話として「造花を用いている」ことを書かれていました。
ヤマトグサにしろ、バイカオウレン、セツブンソウにしろ、非常に良く出来てはいますけれど、茎や葉の揺れ方がどうしても固くて不自然なのが気になりました。「風にそよぎ、しなやかでいて倒れない」いかに精巧に形は作れても、そこは難しいと思います。
オオバコだけは、ちゃんと茎がしなって本物に見えましたが、あれも造花でしょうか・・・
それでも、貴重な種や季節に合わない植物の撮影の為、あれほど精巧に植物を再現された方々のご苦労には頭が下がります。数々のドラマで酷い造花を何度も目にしてきたので、流石に牧野先生がモデルのドラマ、その観察力・再現力の素晴らしさには拍手ですし、植物への愛を感じています。
ただ、花の大きさが画面映えの為なのか、バイカオウレンもセツブンソウも、実物より大きく造られているように感じました。実際に山で咲いている様子を知っている人ほど、バイカオウレンというタイトルを知らずに遠目で見ていれば、ニリンソウと間違えてしまうかもしれません。
牧野先生は、その細密なスケッチでも有名です。このブログでも繰り返し書いていますが、スケッチ=正確な観察。いくらカメラで撮影しても、自分の目で見て書き留めた記憶、記録とは比べものになりません。あの凄い造花も本物を再現するために、隅々までどれほど観察したことでしょう。
牧野先生も空からきっとご覧で、目を細めて下さっていると思います。ご自分も造りたくて悔しがっていらっしゃるかもしれませんね。
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狭山丘陵 朝散歩
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朝6:00集合の野鳥観察会に向かう為、家を5:00に出発。
2023/04.09
未だ月が残る西の空に富士山が姿を現わしました。
ぽっかり開けた高台からパノラマ風景が見渡せました。
すっかり命の洗濯をした気分です。「早起きは三文の得」は、本当ですね。
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2023年04月08日
空から降るアケビ
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今日は春の小川沿いで鳥見の会。ふと見上げた空から、無数のアケビの花が降り注いでいました。
アケビ 2023.04.08
足元にも花びらが舞い落ちて、本当に空から降り注ぐアケビのシャワーでした。
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2023年04月07日
クチナシグサ に呼ばれたか・・・
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用事を済ませて真っ直ぐ帰る積りだったのに、何かがこっちへおいでと招いている気がしてふらふらと森の中へ足を向けたら・・・なんとなんと!ずっと探していたクチナシグサにバッタリ出会ってしまいました。
クチナシグサ(梔子草)ハマウツボ科クチナシグサ属
2023.04.06
ハマウツボ科で葉緑素がある半寄生植物です。
約1cm程の小さな花でピンボケですが、花の着き方が分かるように掲載しておきます。
草姿はこんな風に、茎を四方に伸ばして低く這っていく感じです。クチナシグサの名前は、果実の形がクチナシの実に似ていることから。その写真は、確か昨年、加住丘陵で撮った筈・・・探して来ました。
クチナシの実に似た果実 2022.04.27 加住丘陵
2018年にみつけた池の畔の場所を幾ら探してもみつからなかったのに、まさかまさか、いつもの散歩道に生えているとは思いも寄りませんでした。
やはりこれも、カシノナガキクイムシによる楢枯れの大伐採により、林床が明るくなった所為でしょうか。反対に、以前生えていた場所では、周りの木々が生長し、すっかり暗くなってしまったために姿を消したのかもしれません。2018年のその池の畔には明るい日差しが差していましたし、加住丘陵で見た群落も明るい林縁でした。
また、半寄生であるのなら、森が整備され人々が入り込み土が踏み固められてしまい、上手く宿主に寄生が出来なくなった可能性もありそうです。
身近に観察出来る個体を発見出来たので、観察を続けられて嬉しいです。どうか引き抜かれたりしませんように・・・。立て札立ててしまおうかな・・・。
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2023年04月06日
’23年4月 花木くらぶ「田島ヶ原サクラソウ自生地」(3)
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満開のサクラとサクラソウの共演
ノウルシが繁茂するエリアとハンノキ
ノウルシ
ノウルシばかりが広がるエリアでは、サクラソウの姿が見えませんでした。
田島ヶ原サクラソウ自生地は、国指定の特別天然記念物となっていて、保全活動と言えども有志が自由に草取りなどは出来ないそうで、サクラソウの成長を阻害していると思われるノウルシも保護対象で刈ることができないので、指定外のバックヤード的な区画でのノウルシを除いた栽培の試みを見せて頂くこととなり、そちらへ移動。
その途中で観察できた植物
ゴマギ ?ヤナギの芽
ムラサキサギゴケ
スズメノエンドウ イヌガラシの仲間?
オニグルミ
落葉樹の様々な芽吹きの色
カントウタンポポ シロバナタンポポ
このシロバナタンポポは、真ん中の黄色みが強く真っ白ではありませんでした。
サクラソウにも白花ありましたが、遠くて撮影難しく・・・
鴨川
サクラソウ ヒキノカサ
ヒキノカサはサクラソウよりも草丈が低いので、日照の妨げにならないようです。
こちらがノウルシ除去地区です。ノウルシの代わりにヒキノカサの黄色が光っていました。
サクラソウの群生
ノウルシのいない場所では、明らかにサクラソウが伸び伸びと元気に育っているように見えました。
サクラソウが元気に育つためには、適当な川の氾濫による土壌の富栄養化やライバルの消失(陽当たりの確保)が必要なようで、近年の洪水被害は人間には大きなダメージでしたが、サクラソウは元気を回復し個体数も増加したそうです。
江戸時代のサクラソウ・ブームによる盗掘被害と並んで、行き届いた河川管理による氾濫防止がサクラソウの数を減らしていたとは・・・。サクラソウの最大の敵は人間であり、また最大の保護者も人間なのですね。
のんびり水面に佇むオオバンの群れ
白鷺(コサギ?)もほのぼの・・・
そこへやって来た人間の団体さんに追われたオオバンの群れがダッシュ! 慌てて逃げる白鷺
動物の平穏を乱したのも、やはり人間でした。
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2023年04月05日
’23年4月 花木くらぶ「田島ヶ原サクラソウ自生地」(2)
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サクラソウ サクラソウ科
ノウルシ トウダイグサ科
圧倒的な数のノウルシとサクラソウの他にも、次々と心躍る植物たちが現れます。
ウマノスズクサ ウマノスズクサ科
むさしの自然観察園に生えているウマノスズクサは芽生え時から緑色ですが、田島ヶ原のウマノスズクサは伸びてきた葉も展開した葉も紫色でした。
トダスゲ
ヒロハハナヤスリ ヒロハノアマナ
ヒロハハナヤスリは、この状態だとまるで水芭蕉のようですが、シダの仲間だそうです。
ヒロハノアマナの花は終わりで葉っぱだけでした。
ベニシジミ
ベニシジミの幼虫の食草はタデ科植物。田島ヶ原のタデ科は、スイバが多く、ギシギシは見られないそうです。
レンリソウ マメ科 花(参考 2022.04.27)
二枚ずつの葉を「連理の翼」に例えられた名前。
チョウジソウ 蕾 キョウチクトウ科 花(参考2021.04.23)
アリアケスミレ
アリアケスミレ ツボスミレ(ニョイスミレ)
どちらも白いスミレですが、違いが分かりますか?
アマドコロ
ジロボウエンゴサク
(つづく)
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2023年04月04日
’23年4月 花木くらぶ「田島ヶ原サクラソウ自生地」(1)
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4月の花木くらぶの観察会は、ここ数年企画しては流れてしまっていた「田島ヶ原サクラソウ自生地」、田島ヶ原の保護活動にも携わっているマサさんのご尽力でやっと念願が叶いました! そんなマサさんにガイドして頂けるのですから贅沢極まりないです。
そしてまた、花木くらぶの人間百科事典のような諸先輩方と一緒なら、分からない植物は殆ど無い程。名前だけでなく、その植物に纏わる知識も膨大で、毎回情報量が多くて頭がはち切れそうになりますが、得がたい貴重な時間が楽しくて溜まりません♪
駅から歩く道すがら、フェンスに巻き付くクサフジに似た見慣れない花をみつけたら、すかさず「ナヨクサフジよ〜」と教えてくださいました。
ナヨクサフジ マメ科 2023.04.04
ヨーロッパ、西アジア原産のナヨクサフジは有毛で、在来種のクサフジよりもふんわり華やかな雰囲気でした。飼料用として流入し河川敷などで繁殖が見られているようです。
ノヂシャ アカメガシワ
ノヂシャも外来種で、フランスではマーシュ、イギリスではコーン・サラダと呼ばれ、美味しく食べられます。
アカメガシワの葉の上の赤い毛は擦ると綺麗にとれてしまいます。緑の部分は私が指でこすった跡。
鴨川に掛かる「昭和水門」 田島ヶ原入口の広場
田島ヶ原サクラソウ自生地石標 頂いたバッヂ
ノウルシ
直ぐに目に飛び込んできたのは、明るい黄緑色のノウルシの群生です。これ程沢山のノウルシを見るのも初めてでした。
サクラソウ
目が慣れてくると、ノウルシの蔭のそこここに可愛いサクラソウの姿が・・・
ヒキノカサ
そして光を受けてキラキラ輝く小さな花の群れはヒキノカサ。同じキンポウゲ科のウマノアシガタよりも更に小型で花弁もやや細めです。葉っぱの形から、ヒキガエルの差す雨傘という名前です。
ノウルシ サクラソウ
黄緑色のノウルシとピンクのサクラソウの色合いが春の河川敷を彩っています。余りにも見事でこの後、同じ組み合わせで何枚写真を撮ったことか・・・。
(つづく)
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2023年04月03日
ヤマトグサ(大和草)!
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「ヤマトグサ!」
いよいよ始まった牧野富太郎先生が主人公モデルの朝ドラ「らんまん」の冒頭で、あのヤマトグサが出てきましたね〜
画面に出てきた姿は、図鑑で見るような典型的な草姿(茎が固く不自然でしたので採取シーンのものは造花?一瞬だけアップでピントがあった時は本物のよう?)でしたので直ぐにそれと分かりましたが、地味なハシカグサに似たアカネ科の植物です。私も実物は未だ見たことがありません。
牧野先生が1884年高知県で最初に発見した日本固有種で、日本人により記録され、日本の学術雑誌に発表された初めての植物です。その誇らしさが「ヤマトグサ」という名前に託されているように思います。
以前はヤマトグサ科と単独だったように思うのですが、今はアカネ科ヤマトグサ属となっていました。
万太郎さん(富太郎さんがモデルの主人公、演じるのは大好きな神木隆之介さん)が山の中をわくわくしながら歩く姿はまるで我が身を見るようで、これから毎朝が楽しみです
<ヤマトグサ 参考ページ>
HiroKen山さんぽ 野山に自然に咲く花のページ ヤマトグサ
そしてBSプレミアムでは、「らんまん」の前に「あまちゃん」も始まりました。能年玲奈さんの名前が、懐かしい・・・どちらも見逃せません!
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'23 4月 高尾山GREEN CLEAN作戦 下見と本番 (3)
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小仏城山から高尾山へと続く尾根をゆけば、あちこちで黄色いキブシの花の房が青空から降り注いでいました。
キブシ 雄花(花序が長め)
ヒナスミレ タラの芽
この尾根には可愛いヒナスミレも沢山。山菜としても人気のタラの芽は、食べられない様に必死にトゲトゲで防いでいます。
皆伐された山肌の向こうに残されたソメイヨシノが満開の絶景でした。
一丁平のソメイヨシノ
こちらは天狗巣病で切り取られた枝がちょっと痛々しくも満開。
一丁平からの展望
一丁平の東屋周りでランチタイム。お喋りしている内、ある話題から、今日の山桜班の半数以上がFITの先輩の元職場仲間の方々と判明して驚きました。お薦め新商品やその注文方法等も教えて頂き、楽しい時間でした。企業で自然保護活動にも取り組まれているので、自然に向ける目も優しく、高尾山の自然にも興味を持って下さり有り難かったです。
ホオノキの芽
筆先のような冬芽の芽鱗が取れると、中からサーモンピンクの苞につつまれた新芽が・・・ヴィーナスの誕生のよう・・・と毎回見惚れてしまいます。
キブシ(雌花)花序が短め
ノジスミレ?スミレ? ニオイタチツボスミレ
満開のソメイヨシノ
その桜下で記念撮影 クサボケ
センボンヤリ アカネスミレ
アカネスミレ(無毛のアカネスミレの変種オカスミレだったかも)
ナガバノスミレサイシン
エイザンスミレ
マルバスミレ
クロモジ ヤマルリソウ
薬王院の下のミツバツツジから枝垂れ桜を見上げる
タカオスミレ
タカオスミレ(後日の開花) アリアケスミレ
毎回、山桜の班には初参加の方が多いので、お互いに新鮮な驚きがあってドキドキさせて頂いております。またお会い出来るのを楽しみにしています♪
(おわり)
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2023年04月02日
'23 4月 高尾山GREEN CLEAN作戦 下見と本番 (2)
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沢沿いの林縁、湿気の多い半日影を好む植物たちが次々と・・・
ユリワサビ ミヤマキケマン
ツルカノコソウ カテンソウ
マルバスミレ エイザンスミレ
この子らは、スミレの中でもやや半日影を好むタイプです。
コクサギ♀(め花) カキドオシ(垣通し)
コクサギは雌雄異株。雄株に比べると雌株は少なめですが、去年の実が残っているので探せば「め花」もみつかります。
カキドオシはお茶にも薬にもなる良い香りの持ち主。お花も綺麗で言うこと無し・・・斑入りの園芸種が「グレゴマ」の名で売られていますが、いつの間にか斑入りでなくなり、もの凄く増えるので要注意です。
ショカッサイ(諸葛菜)別名:紫花菜、オオアラセイトウ
ヤマブキ
クサイチゴ (参考)6月の赤い実
クサイチゴの実の写真に写っている葉は別の植物(ミヤマフユイチゴ?)のものです。紛らわしい写真しか無くてすみません。
カスミザクラ?
山桜同様、花と葉が同時に開きます。山桜より開花が遅く、花は小さめ。
山萌える
私の一番好きな、様々な木々芽吹きと山桜の織りなす、点描画タッチで優しい彩りに包まれていく山萌える頃
ナガバノスミレサイシン
日本海側では葉がハート型でサイシンという植物に似ているのでスミレサイシン。太平洋側では細長いハート型です。花の後ろの距の部分が尖らずに丸いのが特徴。
ナツトウダイ ヨゴレネコノメ
ヤマネコノメ
左は猫の目が閉じた状態。右は水滴等の刺激で開いて、中の茶色い種子が見えた状態。
イノデ
イノデの仲間は猪のように毛むくじゃらで、むくむくと伸び上がり巻いた葉が開いていく様子は、まるで動物のよう!
ミツバツツジ
葉よりも先に花が開くので、株全体がピンク色に染まります。
ヒナスミレ エイザンスミレ
ヒナスミレもエイザンスミレもやや湿った半日影がお好みの様子。但し、日照が多い所の方がピンク色が濃い様にも思えます。
モミジイチゴ
下向きに咲くモミジイチゴを撮るときは、ちょっと下から覗く怪しい人になってしまう・・・
ミツマタ アオイスミレ
沈丁花の仲間のミツマタ、咲き始めには甘い香りを放ちます。その香りに誘われてふらふら歩いていたら、咲き残りのアオイスミレを一輪、発見! 早咲きのスミレで、殆ど3月の初めの10日間ほどしか見られないので、とてもラッキーでした。
ハナモモ
ハナモモを植える人は、何故だか、赤・白・ピンクの三色を並べて植えますね(^^)出来れば一斉に咲いて欲しいのでしょうけれど、少しずつ花期が違うのも惜しくて面白い。
ミツバアケビ
頭上から垂れ下がっていたミツバアケビたち。ハナモモを見上げたお蔭でみつけました。アケビの花はもっと薄いピンク(肉色と呼ばれる微妙な色合い)です。
モクレンの園芸種(小仏城山)
本当の紫木蓮は花の中も紫色なので、これは白蓮などとの掛け合わせかもしれません。
小仏城山の斜面に広がる里の風景
山の中に広がる人の手が加わった里の風景。これはこれで桃源郷のよう。
(つづく・・・)
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2023年04月01日
'23 4月 高尾山GREEN CLEAN作戦 下見と本番 (1)
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(雨が降っている間に、たまったブログ更新がんばるぞ〜)
'23 4月 高尾山グリーンクリーン作戦
下見: 3月30日(木)
本番: 4月1日(土)
コース: 小仏バス停〜小仏城山〜お花道〜高尾山
〜富士道〜薬王院下〜浄心門〜清滝
「高尾山の一番美しい季節にようこそ!」
開口一番、思わずそう大きな声を上げてご挨拶してしまった程、実に美しく「山萌える」から「山笑う」の日でした。
今日も我が「山桜班」は、初参加の方々と植物観察好きな方々の布陣。宝生寺前の沢沿いの道からスタートです!
この時期、アチコチに姿を現わしながら、なかなかこっちを向いていてくれないのが、ミミガタテンナンショウ。どうも恥ずかしがり屋さんが多いようです。
ミミガタテンナンショウ セツブンソウ
セツブンソウは、こんな所に自生している筈がないので、どなたかが植えたものでしょう。既に結実していました。朝ドラ「らんまん」で、万太郎くんがお母さんが一番好きな花「バイカオウレン」と間違えて摘んで帰ってきたのが、この「セツブンソウ」でしたね。お花は確かに似ていますが、実の形は全然違うこと、先日ブログに書きましたので、ご興味があればご覧ください。
アズマヒキガエルの卵塊
もこもこ固まって産卵されるヤマガエルの卵塊と違い、うねうねと蛇のようなチューブに包まれています。
アメリカスミレサイシン 同 'スノープリンセス'
園芸用に持ち込まれたアメリカスミレサイシンは繁殖力が強く、アチコチで野生化が広まっています。原種の青紫色の他に、このような白やエンジ色、中心が青紫でぼかしになった’プリケアナ’などの品種があります。
ニリンソウ
沢沿い等の水気の多い場所が大好きなニリンソウは、条件が合えば大群落を作ります。キンポウゲ科の仲間では珍しく食用となり、東北などで呼ばれる山菜名は「ふくらべ」です。
ニリンソウ イチリンソウ蕾
ニリンソウは、5弁花が基本ですが、このように3弁、6弁、八重咲きになったりもします。薄くピンクがかったり、時に「ミドリニリンソウ」と呼ばれる緑色の花ものもあります。
ニリンソウもイチリンソウも「スプリング・エフェメラル(春の儚い命・春の妖精)」と呼ばれる、春のいっときだけ姿を現わして直ぐに消えてしまう春植物です。写真を撮るために踏み荒らすことなく、そっと見守ってやってください。
オッタチカタバミ ジロボウエンゴサク
在来種のカタバミは地面を這うように広がりますが、この外来種は背伸びするように立ち上がって咲きます。
タチツボスミレ?
殆ど日が差さない湿った場所に咲いていたスミレ。上弁がとても短く側弁も唇弁も細く・・・「??」しかし、葉柄基部に櫛型の托葉があったので、やはりタチツボスミレの栄養不良状態だったかもしれません。右は直ぐ近くに咲いていた、痩せ型のタチツボスミレ。
(つづく・・・)
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