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【写真・キャプション協力】
(S)印=S.アキラさん撮影 いつもありがとうございます

木漏れ日の中を下る (S)

なだらかに続く下りの中腹ほど、見晴らしの良い堂尾山公園に到着。
クロモジの花 (S) フデリンドウ


堂尾山公園に立つ二つの石碑
蠶影(こかげ)大神 高尾神社


蠶影(こかげ)大神:蠶=蚕の旧字で、お蚕さまを祀る神社。養蚕が農家の副業だった江戸期に、筑波の「蚕影(こかげ)神社」から関東各地に広く分祀されたとのこと、また「蚕=コ=子」に通じ、子宝・子孫繁栄への願いも込められていることなど、山笑(やまにこ)会常連のMさんより教えて頂きました。養蚕で財を成し倉が建った様子を眺められるので「倉見山」と呼ばれたという話もあります。
高尾神社:元は高龗(たかおかみ)でしたが、省略化され「高尾」「高男」などと書かれるようになったようです。龗=雨と龍の真ん中に口が三つで、一般的には、雨乞いの神、また、水害忌避の神様のようです。高龗神(たかおかみのかみ)と闇龗神(くらおかみのかみ)は同神異名であるとされていますが、調べると謎の深まる神様で、また宿題が増えました。
堂尾山公園からの富士山 (S)

この公園の外側の斜面の下にクマガイソウが群生しています。自然群生なのか植えたものなのかは分かりませんが、柵などもなく間近に見ることが出来ます。
クマガイソウ 同じ株の蕾の頃


堂尾山公園十字路の道標 (S) 杉林の中の道を下る (S)


チゴユリ (S) マツカゼソウ (S)


クマガイソウ群生地へ道標(S) フデリンドウ


コロナ禍前には、川を渡って群生地に行ける近道があったのですが、橋の老朽化で通行不可になっており、もうひと頑張りの遠回りになっています。
三つ峠山 木無山、開運山、御巣鷹山 (S)

数年前に山笑(やまにこ)会で何度か上った三つ峠が直ぐそこに見えました。また違う季節にも登りたいなぁ
キランソウ (S) レンリソウ


キランソウは、地を覆って広がる姿から、また薬効により死を免れることから「地獄の釜のふた」の名もあります。
レンリソウは二枚ずつの葉を「連理の翼」に例えたもので、スイートピーに似た花が咲きます。生息地が減少しつつある絶滅危惧種で、ひょこり出会えて驚き、思わず興奮してしまいました。(ピンク色に見えているのは、姫オドリコソウです。)
カキドオシ(S) ホタルカズラ(S)


ホタルカズラ

青い花弁の中に白い星模様を、青い蛍の光に擬えています。
クマガイソウ群生地入口にある看板

ここを曲がり高速道路を潜った先を更に右に結構な距離を登って行きます。大分歩いた後ですから、ちょっとシンドイのですが、頑張ったご褒美がその先に待っていました!
クマガイソウの大群落

右も左も手前も奥もクマガイソウ・・・「熊が居そう」ではなく
「熊谷草」ですよ〜(笑)
(S)

素晴らしい晴天に続き幸運は重なるもので、丁度この日から群生地の公開が始まり、下見では入れなかった柵の中に入ることが出来ました!

珍しい双子のクマガイソウ

横顔

トリオのクマガイソウ (S)

まるでラインダンスの踊り子さんのようですね。
開き始め

蕾 後ろ姿


クマガイソウの他にも、色々な山野草の花が・・・電車までの時間に余裕がありましたので、ゆっくりと堪能することが出来ました。
エビネ

イカリソウ

ホウチャクソウ

ユキザサ

シロバナエンレイソウ(ミヤマエンレイソウ)

下山後の道路から見る倉見山 (S)

桂川


菜の花とレンゲソウ

ピンクのレンゲソウが黄色の菜の花と一緒で、懐かしい春の景色
三つ峠駅に到着 (S)

先着した班の皆さんは駅のフォームの待合で乾杯をされていたようですが、山桜班はビールより花で、
「もう次の電車でもいいから、ゆっくり花を見たい」
ということでのんびりしましたが、それでも休憩時間をとっても未だ待ち時間の余裕ありで駅に到着できました。
大月で途中下車された皆さんは、今度は「庄屋」で本番の乾杯!

お通しの鶏手羽と大根の炊き合わせも柔らかで美味しかった〜🎵
願ってもないような素晴らしい晴天に恵まれ、春の花々で沢山出会え、柔らかな木々の新緑に包み込まれ、クマガイソウ自生地の公開日にもぴったりで、本当に思い出に残る最高の一日となりました。久し振りに山桜と同行してくださった山笑(やまにこ)会の皆さま、ありがとうございました。

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