2023年04月07日

クチナシグサ に呼ばれたか・・・


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 用事を済ませて真っ直ぐ帰る積りだったのに、何かがこっちへおいでと招いている気がしてふらふらと森の中へ足を向けたら・・・なんとなんと!ずっと探していたクチナシグサにバッタリ出会ってしまいました。

クチナシグサ(梔子草)ハマウツボ科クチナシグサ属
2023.04.06
P4064121 クチナシグサm.jpg
ハマウツボ科で葉緑素がある半寄生植物です。 

P4064120 (2) クチナシグサm.jpg
約1cm程の小さな花でピンボケですが、花の着き方が分かるように掲載しておきます。

P4064119 (2) クチナシグサm.jpg

P4064123 (2) クチナシグサm.jpg

草姿はこんな風に、茎を四方に伸ばして低く這っていく感じです。クチナシグサの名前は、果実の形がクチナシの実に似ていることから。その写真は、確か昨年、加住丘陵で撮った筈・・・探して来ました。

クチナシの実に似た果実 2022.04.27 加住丘陵
P4277699 クチナシグサ 果実m.jpg

 2018年にみつけた池の畔の場所を幾ら探してもみつからなかったのに、まさかまさか、いつもの散歩道に生えているとは思いも寄りませんでした。

 やはりこれも、カシノナガキクイムシによる楢枯れの大伐採により、林床が明るくなった所為でしょうか。反対に、以前生えていた場所では、周りの木々が生長し、すっかり暗くなってしまったために姿を消したのかもしれません。2018年のその池の畔には明るい日差しが差していましたし、加住丘陵で見た群落も明るい林縁でした。

 また、半寄生であるのなら、森が整備され人々が入り込み土が踏み固められてしまい、上手く宿主に寄生が出来なくなった可能性もありそうです。

 身近に観察出来る個体を発見出来たので、観察を続けられて嬉しいです。どうか引き抜かれたりしませんように・・・。立て札立ててしまおうかな・・・。


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posted by 山桜 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 山野草木 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする