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もう6月、梅雨入りの声も着替える中、大雨


【開催日】2023年4月27日(木)(日帰り)
【コース】富士急行線東桂駅〜登山口〜分岐1〜倉見分岐〜
厄神社の分岐〜倉見山南峰〜展望台〜相定ケ峰〜
倉見山洞谷コース〜十字路〜クマガイソウ群生地
〜桂川沿道〜桂川公園〜三つ峠駅
【幹事】リカさん
【写真・キャプション協力】(S)印=S.アキラさん撮影
いつもありがとうございます

(本番で撮れなかった写真は下見時のものを使用しています。)
久し振りの山笑(やまにこ)会ハイキング。富士急 東桂駅に集合、またとない素晴らしい晴天に恵まれ、意気揚々と出発!
「倉見山かい? 晴れて良かったねぇ」
地元の方が笑顔で声を掛けて下さり、ますます爽やかな気持🎵 シャツ1枚でも寒くない気候、早速服装調節です。
富士急 東桂駅前(S) 登山口前の広場(S)


倉見山 長泉院登山口 ムラサキケマン(S)


倉見山登山口は、長泉院というお寺のお墓の間を進んだ上にあります。チラリと見えた寺紋は「武田菱」でしたので、武田家由来のお寺なのでしょう。下見時に見られたヤマエンゴサクは姿を消し、同じ仲間のムラサキケマンが咲いていました。
アメリカスミレサイシン(紫、白’スノープリンセス’)


丈夫で繁殖力の強い外来種で、人里で良く見かけます。スミレサイシンの仲間の特徴で、後ろに突き出す距が丸く短いです。
ニリンソウ イチリンソウ


辛うじて、ニリンソウもイチリンソウも残っていました。
鹿よけのゲート(登山口) ツルカノコソウ


いきなり急登が続く ユウシュンラン


その急なステップの合間合間に、貴重種のユウシュンランが下見時よりも上方で多数開花していて、興奮で疲れも吹き飛びます。
下見時には最初ギンラン!との声が上がりましたが、よく観ればギンランとは葉も花も違います。
「おお、これは、噂のユウシュンランでは!?」
と思い、帰宅後調べると、正にそのものでした。なかなか見られないもので、気づけてラッキーでした。
ユウシュンラン ラン科キンラン属

ギンランの花は、俯いて殆ど開きませんが、ユウシュンランは上向きに半開して笑っていました。どちらかというと咲き方はキンランに似ているように思います。葉は細く小さめ(特に下方)で、ギンランよりも栄養摂取法が、自分での光合成より菌従属性が高いのでしょう。
ユウシュンランの名は、秋田県のお寺の長男として生まれた植物学者、工藤 祐舜(くどう ゆうしゅん 1887年(明治20年)3月26日 - 1932年(昭和7年)1月8日)の名に因みます。奇しくもお寺の裏手で見つかったのも何かのご縁を感じます。自家のお寺は弟さんが継いだそうです。どこか牧野富太郎先生と境遇が似ている? もっと調べてみたいです。
急登が続くので・・・

次々と現れる花たち等を見ながらゆっくり息を整えます。
ヒトリシズカ こちらは「大勢賑やか」

こちらは、本当に「一人静」

と言っても、ご覧のように小さなお花が沢山集まって一つの穂の形になっています。
フデリンドウ

リンドウの仲間はお日様が差さないと開きませんが、この日は陽光たっぷり、あちこちで青い宝石が輝くようでした。一体幾つのフデリンドウをみたことでしょう🎵 夢のような一日の始まりです。
エビネの蕾 イカリソウ


満開もいいですが、むくむくと伸び上がって来た蕾が愛おしい。
この日、最初に見たイカリソウの花です。
ツチグリ ジュウニヒトエ


急登で土が間近なので、ツチグリまでみつかりました。ジュウニヒトエも土の上に着物の裾を広げていました。
杉に絡みつくツタウルシの新緑 (S)

下ばかり見がちですが、上を見れば生まれたばかりの柔らかな葉が青空の下で伸び伸び。
ルイヨウボタン(類葉牡丹)メギ科ルイヨウボタン属

変わった名前ですが、漢字を見れば納得ですね。葉っぱが牡丹に似ています。類葉升麻(ルイヨウショウマ)という植物もあって、山桜は時々言い間違えます(^^;)下山の頃に沢山出会えたメギの仲間です。小さいですが、よく観ると凝った造りがメギの花とも似ています。
(つづく・・・)

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