2023年08月22日
生き続ける・・・田邊教授
↑ ポチッとして下さると、ランキングにカウントされます。応援ありがとうございます✨
<スマホの方は「PC版」選択で、山桜オリジナルの画面デザインでご覧頂けます。>>
毎朝、NHK BSP7:15〜「あまちゃん」、7:30〜「らんまん」を心待ちにしています。
「あまちゃん」は、最初の放送時からBSP、NHKと朝2度、お昼も観れば3回、土曜の一週間分再放送も含め4回ずつ観て、数年後の再放送も観て、今回も同様・・・もう何回観ているのか分からず台詞も覚えているのに、いつも新鮮で面白い! どれだけ笑ったり泣いたりさせられているやら・・・もはや、オチの分かっている落語のようで、次の台詞を待って笑いたくてウズウズしてしまいます。
そして「らんまん」。植物オタクの私には、牧野先生は憧れと共感の人、どっぷり嵌まっています。
今日は、史実に基づいた展開「田邊教授が鎌倉の海で溺死」・・・観るのが辛い回、と気が重かったのですが、遺された聡子さんの強さ、嫉妬やしがらみから解放された素のユーシーらしい遺言(心ならずもそうなってしまった)と形見分けに救われました。
「これって、本当に事故!?」
私も含め、そう思ってしまう人々への、このドラマからの一つの答えでもありました。海に出掛けた教授の心は、生きる力に満ちて晴れ晴れとしていたに違いありません。
一方、万太郎に贈られた蔵書に挟まれていた、教授が愛したシダ、ホウライシダ(愛妻 聡子さんの面影)にあの優しい笑顔が重なって・・・手紙ではなく植物で「聡子、愛しているよ」から「聡子をよろしく頼む」へ、と。
私は未だに、主人の蔵書を開けないでいます。主人の心を勝手に見るようで憚られて。もし、何かをみつけてしまったら、また新しい哀しみが生まれてしまいそうで、とても恐くて開くことが出来ないのです。
聡子さんに、教授の遺伝子を継ぐ新しい命が宿っていて幸いでした。私も娘のケロの中に生きている主人に、どれだけ救われていることでしょう。
そして教授の遺伝子は、生命的なものだけではなく、植物学に命を燃やす万太郎や弟子達に受け継がれています。そして、そして末端に居る私にも、きっと!
田邊(矢田部)教授、ありがとうございます。教授の遺伝子、受け継いで生きて生きて、そして、周りの人と分かち合い次代にも渡して参ります。
嗚呼、鎌倉の海に・・・合掌
(鎌倉の海辺で、長屋の人達のように、子供達とスイカを食べて種を飛ばしたでしょうか・・・)
人気ブログランキング
2023年08月07日
キツネノカミソリ 狐の剃刀
↑ ポチッとして下さると、ランキングにカウントされます。
<スマホの方は「PC版」選択で、PC版デザインでご覧頂けます。>
20年位前までは、宅地となった間に残っている林縁の土手などでも良く見かけましたが、最近はなかなか会う機会がなくなりました。むさしの自然観察園でも毎年葉っぱは出てくるのに、花が咲かない年が続いていて今年もダメか・・・と草をかき分けては溜息。
今年も猛暑が続き山野草の様子が気になりつつ全く行けない日が続き、先日久し振りに朝早めに行ってみると・・・
わぁ、咲いてる・・・なんてなんて可愛らしいのでしょう。通り雨を浴びて露をまとい光っていました。
キツネノカミソリ 狐の剃刀 ヒガンバナ科ヒガンバナ属
2023.08.07 むさしの自然観察園
まるで私が来るのを待って咲いてくれたようで、私の目にも露が。
花被片(花弁と萼片を含めて花びらのように見える部分)と雄しべの長さがほぼ同じなので、普通のキツネノカミソリです。(花被片より雄しべが長く伸び出していて、花や葉が大型のものはオオキツネノカミソリ。)
夕方、少し日が翳って来た頃、露も乾き花の朱色が透けるよう。
立ち姿もすくっと美しい。
春先に伸び出すカミソリ似の葉が名前の由来と言いますが・・・
それなら水仙なども似てますよね。やはり「狐の」と付くのは、蕾が上がる頃には跡形も無く消えている葉、何も無いところから突然ひょっこり蕾を伸ばして咲く花の様子が「狐に化かされているよう」だからかなと。そして私には、花の形も狐の顔に似て見えて・・・ちょっと贔屓が過ぎますかね。
他の草が伸び出してくる前の早春2〜3月頃に葉を伸ばし光合成に励み、周りが茂ってきたら葉は枯らし花茎を伸ばして咲かせことに専念。エネルギーを効率よく使う賢い植物です。
図鑑に結実しやすいと書いてあったので、実ったら大事に種を播いて増やしてみたいです。いや、自然に任せた方がいいかな。貴重な種なので、そのまま落ちるに任せる分と少しだけ苗床に播かせて貰おうかな。そこから花が咲くまであと何年だろう・・・生きて見られたら嬉しいけれど、後に続く人が喜んで見てくれるのなら、それもまたいいなぁ
人気ブログランキング
2023年08月05日
'23年7月 白山花紀行(20)別当出合登山口へ
(編集中・・・)
ヨツバシオガマ 9:01
エゾノヨツバムグラ? 9:06
葉の巾が広く、葉先に丸みがあることから、オオバノヨツバムグラではなく、エゾノヨツバムグラかと。
ゴヨウイチゴ 葉 ゴヨウイチゴ 茎のトゲ
花後
茎にトゲがあったので、ゴヨウイチゴ。ヒメゴヨウイチゴにはトゲがない。
コメツガ 新緑
栂に比べ、葉が短く先が丸くやや凹む。より標高の高い所に生え、森林限界付近では低木状。
ゴゼンタチバナ 9:13
オオカメノキ 若い果実 9:16
未だ青い果実と果柄の赤の対比が美しい。
オタカラコウ
ヤグルマソウ
甚之助避難小屋上の広場
甚之助避難小屋道標 甚之助避難小屋
もぐもぐタイム 福井銘菓「五月ヶ瀬」
有り難いことに金沢の友は、ザックの中に美味しいオヤツを色々詰めてきてくれていて、今度は福井銘菓「五月ヶ瀬」。ピーナッツ煎餅というか、殆ど洋菓子のクッキーに近いような味わいで、噛むほどに口中で柔らかくほぐれてピーナッツの風味と甘みが広がり疲れを癒やしてくれました。
シモツケソウ 9:43
トンボソウ?
センジュガンピ
タマガワホトトギス
ミヤママタタビ 葉 アカソ
ノリウツギ エゾアジサイ
エゾアジサイ
オオウバユリ
オオハナウド?
ミヤマシシウド?
中飯場から別当出合登山口への道は、登りの「付け替え道」は急勾配でスリップの危険があるため登り専用、下りは旧道(下り専用)へ。
別当出合吊橋 メンテナンス中の方々
雨の中でも橋のメンテナンス作業、ありがとうございます。
別当出合吊橋より 旧吊橋?など
別当出合登山口の鳥居下 11:52
途中雨に降られながらも無事に下山しました。お昼を食べて、温泉に向かいま〜す!
↑ ポチッとして下さると、ランキングにカウントされます。
<スマホの方は「PC版」選択で、山桜オリジナルの画面デザインでご覧頂けます。>
2023年08月04日
園ちゃんのヒメスミレ
↑ ポチッとして下さると、ランキングにカウントされます。
<スマホの方は「PC版」選択で、PC版デザインでご覧頂けます。>
園ちゃんがお空に帰っていってしまいました。朝ドラでこれほど涙が止まらなくなったのは初めてです。史実でこうなると分かっていたものの、園ちゃん役の赤ちゃんの余りにも愛らしい仕草、天使のようなあどけない表情、「七歳までは神の内」そのものでした。残されたヒメスミレの絵・・・愛しい命の確かに生きた証、胸が締め付けられます。
ヒメスミレは、ある所にはある、それ程珍しくないスミレの仲間ですが、いざ探すとなかなか見つからないかもしれません。私のフィールド内(狭山丘陵の森林、林縁)での株数は、スミレ>ノジスミレ>ヒメスミレ、一番少ないです。(名前が似ているヒナスミレはやや湿り気のある林縁に多く、薄いピンク色の花)
春の花ですので今は花に会うことが出来ませんが、園ちゃんに会いたくて、これまでブログに書いて来た「ヒメスミレ」の部分を集めてきました。
改めて写真の日付をみると、丁度ソメイヨシノが咲いている時期ですね。小さなスミレなので、園ちゃんのように目線が低い子供の方が仲良しになれるのかもしれません。ソメイヨシノが咲き出したら、是非、足元にも目を向けて、園ちゃんのヒメスミレをみつけ、可愛い面影を重ねて頂けたら嬉しいです。
2018.04.04
花も葉もスミレやノジスミレより小型でいかにも「姫」
花色は、スミレ、ノジ、ヒメの3種の中で一番青みが強い
2022.03.30
葉は、あまり立ち上がらず、地面に伏せ広がるように生える
2017.04.08
花はスミレより小さく青みがかり条腺目立つ
葉は縁が波打つ 葉柄に翼は殆どない 裏は紫を帯びることが多い
上弁がウサギの耳様に立つ 側弁基部有毛 距は白っぽく太い
草丈が低く、周りに高い草の生えていない日向に生えることが多く、住宅地のアスファルトや縁石の隙間、公園の芝生の中、畑の周り、墓地・石碑の石の間、などで良く見かけます。お地蔵様の足元なども探して見て下さい。
園ちゃん、お空の上は気持がいいですか。お父さん、お母さん、これから生まれる弟妹を応援してくださいね。園ちゃんが一緒なら、百人力です。合掌
人気ブログランキング
'23年7月 白山花紀行(19)南竜道
(編集中・・・)右手の人差し指を突き指、固定中で、キーボード操作が進まず・・・
ミヤマハタザオ/深山旗竿 アブラナ科 8:45
充実した結実の写真がなかなかみつからず、葉形、茎を抱かない葉の着き方を見て、ハクサンハタザオと迷いましたが、しっかりした茎の立ち上がりからミヤマハタザオかと。
?アザミ
?アザミ
アザミは難しくて、調べていると遅くなるので取り合えず載せて置きます。
ミヤマアカバナ
ヒトツバヨモギ?
カニコウモリ サンカヨウ結実
科も質、大きさも違いますが、葉形はちょっと似ていますよね。
カニコウモリ
タテヤマアザミ?
ヤマハハコ
エゾシオガマ
エゾシオガマ シモツケソウ
ヤマブキショウマ
南竜道/砂防新道 合流点の俯瞰図看板 8:58
(つづく)
↑ ポチッとして下さると、ランキングにカウントされます。
<スマホの方は「PC版」選択で、山桜オリジナルの画面デザインでご覧頂けます。>
2023年08月03日
'23年7月 白山花紀行(18)エコーライン(下)
?アザミ 8:16
アザミ属だとは思うのですが、アザミは難しい。
ゼンテイカ 8:17
ヤマブキショウマ? 8:20
展望 8:21
下山する相棒たち 8:29
ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)と 白い花 8:30
この白い花が何だったのか、今となっては・・・
展望 8:31
ハクサンコザクラ 結実
ハクサンコザクラもここまで下りてくると、花は終わり結実状態。
ゼンテイカ 8:35
やっと近くで綺麗に咲いているゼンテイカの花に出会えました。
エコーライン終点/南竜道を経て別当出合/南竜ヶ馬場・別山方面への三叉分岐 8:36
テガタチドリ
どうやらテガタチドリの咲く標高に下りてきたようです。
(つづく)
↑ ポチッとして下さると、ランキングにカウントされます。
<スマホの方は「PC版」選択で、山桜オリジナルの画面デザインでご覧頂けます。>
2023年08月02日
’23年7月 白山花紀行(17)エコーライン(中)
湿原からエコーラインを下っていくと植生が随分変わってきます。
ミヤマクロユリ
この日一番黄色っぽかったミヤマクロユリ
コバイケイソウ と ミヤマクロユリ
7:54
7:55
ミツバオウレン 7:58
バイカオウレンに似ていますが、葉が三葉です。
ピンボケ花のアップとカザグルマのような果実の集まり
アカモノ と コイワカガミの葉
葉先が、アカモノは尖り、コケモモは丸いか凹む。
葉の鋸歯の数が、コイワカガミは8、イワカガミは10数個と多い。
ハクサンコザクラ オヤマリンドウ? 8:06
リンドウの仲間なのは間違いないですが・・・
ハクサンフウロ 8:11
ゼンテイカ 8:12
ヨツバシオガマ
ヤマブキショウマ
8:14
8:15
(つづく)
↑ ポチッとして下さると、ランキングにカウントされます。
<スマホの方は「PC版」選択で、山桜オリジナルの画面デザインでご覧頂けます。>
2023年08月01日
’23年7月 白山 花紀行(16)下山・エコーライン(上)
7:36 湿原を抜け、エコーラインへ
ゼンテイカ/禅庭花(ニッコウキスゲ)
ワスレグサ科ワスレグサ属
今まで見られなかったゼンテイカがチラホラと現れてきました。一般的には「ニッコウキスゲ」の名前で広く知られますが、各地で呼び名が違っています。花の形はユリに似ていますが、ノカンゾウなどの仲間(ワスレグサ科)です。
ゼンテイカ
この頃から風が強くなりピント合わせが難しく・・・
ハナヒリノキ/ 嚏の木 ツツジ科イワナンテン属 7:38
ハナヒリとはクシャミの古語なのですが、ハナがヒリヒリする感じで見ただけでクシャミが出そうな気持。
エコーライン 7:39
眼下に南竜小屋の赤い屋根
「アルプスの少女ハイジ」が駆け抜けて行きそう!
オンタデ/御蓼 タデ科オンタデ属 7:42
山に生える大きなイタドリという感じ。「御」は「御嶽山/おんたけさん」で発見されたことから。
チングルマ/稚児車 7:45
一面カザグルマのような果実かと思えば、未だ花の絨毯もあり、どちらも好きなので両方見られて嬉しい♪
アオノツガザクラ
一体どこが「サクラ」なのかと思うけれど、ツガザクラの方がピンク色に染まった花を一斉に咲かせるからでしょうね。それに似て全体が青っぽいのでアオノ・・・と。
ハクサンコザクラ 7:46
こちらは正に「我が国は草も桜を咲きにけり」小林一茶、です。
(つづく)
↑ ポチッとして下さると、ランキングにカウントされます。
<スマホの方は「PC版」選択で、山桜オリジナルの画面デザインでご覧頂けます。>