2023年12月28日

君もか、さようなら…観覧車



 久し振りに「多摩湖寿司」の美味しくお得なランチ、そして大将と女将さんの笑顔でお腹も心も幸せ満杯になっての帰り道、何故だかいつもと違うコースで帰りたくなりました。あんまり空が青くて吸い込まれそうだったからかな。

 そんな青空を見上げていたら、
DSC_1250 (002) 観覧車m.jpg

 見慣れた観覧車の様子がおかしい…
 「えっ、ええええ〜っ??」

DSC_1254 (002) 観覧車m.jpg
ゴンドラが、無い!! ぶら下がっていたカラフルなゴンドラが全部無くなっていました。

 なんだか喧しいなぁと思っていた音の正体は、
DSC_1251 (002) 観覧車m.jpg
外したゴンドラを叩き潰して、荷台に積み上げている音、でした。 

 この重機の名前は分かりませんが、物凄い力でゴンドラをガンガン叩いてペシャンコに潰して摘まみ上げていきます。

DSC_1253 (002) 観覧車m.jpg
バラバラになって摘まれていくゴンドラ。

DSC_1252 (002) 観覧車m.jpg
トラックの右にはまだそのままのゴンドラ、左には潰されたゴンドラ… 

自分だけでは受け止めきれず、ケロに写真を送ると、返事が…
「ええー! 衝撃映像(;;)」
「その場に遭遇したのも、縁だね。」
「いろいろ思い出をありがとう…」

駅へ向かう時、駅へ戻ってきた時、あの桜「楊貴妃」と共にいつもそこに居てくれた観覧車。花火が上がる時も、空に花火と競うように丸い輪を広げてた観覧車。いつか観覧車に乗って花火を見たい、そんな夢を叶えたこともありました。

「ありがとう、観覧車。さようなら、観覧車」

DSC_1255 (002) 観覧車m.jpg

 いつかまた新しいゴンドラが下がる日が来るのでしょうか…それともこの土台も消えてしまうのでしょうか。

 そんな広すぎる空に慣れる日が、寂しい。


<追記> 営業終了、撤去が決定されているそうです。



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ラベル:観覧車
posted by 山桜 at 09:53| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年12月22日

蕎麦処「ごろう」本店



 当地に引っ越してきて嬉しかったことの一つは、美味しい蕎麦処「ごろう」に歩いて行けることだった。

 蕎麦好き一家揃って、何度ここへ足を運んだことだろう。一人になっても散歩の途中に度々立ち寄った。『最近、一人でばかりね』と思われていたかもしれないが、そんなことは一言も尋ねない素っ気なさがまたいい。

 配管系統の故障で長くお休みが続き、やっと再開後も最近は週の後半だけの営業。それも不定休もあり、開いている日にめぐり逢えればラッキー!という日々。

 11月に御嶽の「ごろう」(ご子息のお店)を訪れる前、10月にこちらに来たときには、初めて女将さん不在でお嬢さんが蕎麦を打ってくれていた。

PA121230 ごろう420.jpg
この時、初めて注文してみた、あたたかいつけ汁の「きのこ蕎麦」だったか? 女将さんの手打に比べても遜色ない美味しさ、より繊細なくらいだった。今まで「せいろ」か「天せいろ」しか頼んだことがないのに、何故かこの日は変わった品を頼んでみたくなった。

DSC_1248 (002) ごろう420.jpg

 11月〜12月もめまぐるしく過ぎ、営業日の筈の日に『年越し蕎麦を頼もうかな』と立ち寄ったら、暖簾が出ていない。『残念、お休みか…次はいつやっているかな?』と、近づいてみると、

420DSC_1246 (002) ごろう420.jpg

 「閉店のお知らせ」

 ああ、また一つ大好きな場所を失ってしまった。今年はなんて年なのだろう。

「春の天せいろ」の蕗のとう、山菜
DSC_1142 (002) ごろう420.jpg
毎年「春の天せいろ」が楽しみだったなぁ 来年の春は、何処で蕎麦を楽しめばよいのやら。


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posted by 山桜 at 16:37| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年12月17日

官ノ倉山 ヘリ救助隊



本番1週間前の下見に、埼玉県小川町の石尊山・官ノ倉山周辺へ行った時のこと、石尊山へ登る手前から、ヘリコプターの爆音が近くに聞こえ、
「何かの取材?」
と、空を仰ぐと真っ赤な消防のヘリ。
「救急ヘリ?」
「どこかに要救助者が待ってる?」
不穏な気持になりつつも石尊山に登り、目の前に広がる素晴らしい景色に見とれ、また、山座同定に夢中になっていましたが、その間もヘリのプロペラ音は遠ざかりません。
「なかなか、みつからないのかなぁ・・・大丈夫かなぁ」
気になって、これから向かう官ノ倉山の方をふと見ると、いつもは殆ど人のいない山頂に立ち並ぶ大勢の人!!
「うわ、団体さん? 誰か滑落した?」
「んんんっ、いや、ヘルメット被ってない?」
ちょっと様子がおかしいと首を傾げていたら、さっきのヘリが官ノ倉山の上でホバリングし始めました!

PC142979 官ノ倉山 救助訓練m.jpg
石尊山山頂標の左にヘリコプターが見えます。

次第にヘリが降下して官ノ倉山山頂に近づくと、山頂の木々がワサワサっと揺らぎ出し、
PC142977 官ノ倉山 救助訓練m.jpg

再生してみたら音が凄い!
全画面表示をクリック、大きくしてみると、木が揺れているのが分かります。

「あああ〜っ、吊り上げてる!」
気づいたスタッフの声に驚き見上げると、何か大きなボードのような物に掴まっている?人がスルスルとヘリに引き込まれて行くところでした。

PC142978 官ノ倉山 救助訓練m0.jpg

PC142978 官ノ倉山 救助訓練m.jpg
よく見ると、回らないようにする為か、下へもロープが繋がっているようでした。

DSC_1242 (002) 官ノ倉山 ヘリm.JPG
こちらを見ると、要救助者が救助用具に載せられていて、救助隊の方がサポートされている?

今、官ノ倉山に向かって救助の妨げになってはいけないし、強風で近づくのも危険なので暫く石尊山で待機していましたが、このままでは下見が遂行できないので、先ずは様子を見に近づいてみることに。

恐る恐る最初に出会った救助隊の方に声を掛けると、「救助訓練」とのことで、一先ず安堵。誰も怪我などしていなくて本当に良かったです。

不謹慎ながら、今日のニュースで放送されたら、見た人が恐くなってキャンセルが出るかも・・・などと不安もチラりと頭を過ぎりました。

「登山者3名、向かいます」と連絡が飛ぶ中、未だ少しドキドキしながら進みました。
PC142980 官ノ倉山 救助訓練s.jpg PC142981 官ノ倉山 救助訓練s.jpg
ありがとうございます。救助訓練、お疲れさまです。

この方々が石尊山から見えたヘルメット姿の大勢ですね。点検ふりかえりもテキパキと素早く撤収されていきました。
PC142982 官ノ倉山 救助訓練m.jpg

何事もなかったように鎮まり平穏が戻った山頂で、反対側から上ってこられた方々も一緒にランチタイム。

先程、官ノ倉山山頂を見守っていた石尊山の山頂が見えました。
PC142983 官ノ倉山 救助訓練m.jpg

日々、訓練をして下さっている皆さんに感謝しつつ、決してお世話になることのないよう、安全に充分気をつけての登山を心がけたいです。


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posted by 山桜 at 11:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年12月13日

御嶽神社参拝 下りのお楽しみ



89歳を迎えた母、神坐す山の御力を得て、無事登頂。玉垣の奥からの「奥ノ院遙拝」も叶え、感激でした。

御嶽神社 奥ノ院(男具那社、男具那山)遙拝所
PB142027 御岳山 奥ノ院m.jpg
何度拝んでも美しい姿。多摩湖から見える御岳山は、姿から見て、この奥ノ院かなと思います。美しい円錐形の山容から「甲羅山」ともよばれていたそうです。

また、日本武尊が、この地に武具を納めたことから「武蔵」の名があるとも伝わります。それで畠山重忠公もこちらに武具を奉納されたのでしょう。

常磐堅磐社(ときわかきわしゃ)
PB142028 御嶽神社m.jpg
朝日が差すお社は、また格別の神々しさ。

参道の老舗「紅葉屋」名物の胡桃蕎麦
DSC_1161 (002) 御岳山 紅葉屋 胡桃蕎麦m.jpg
参拝後のお楽しみは「紅葉屋さん」。行列が出来ていて諦めることも多いですが、今年は8月に続いてまた頂くことが出来ました。胡桃のつけ汁は見た目よりもふんわりのさっぱり系、幾ら頂いても飽きることなく、また訪れたくなってしまいます。女将さんの笑顔もいつも素敵、舞茸の天ぷらもご馳走様でした。

リンドウ
PB142031 御岳山 リンドウm.jpg
ちょっと道から外れていましたが、青い花に呼ばれ、出会うことが出来ました。

早朝とはまた別の光に輝く紅葉
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同じ景色も違って見えます。
PB142038 御岳山 紅葉m.jpg

山々の展望
PB142040 御岳山 展望m.jpg

キチジョウソウ       テンナンショウの仲間
PB142041 御岳山 キチジョウソウs.jpg PB142037 御岳山 テンナンショウの仲間s.jpg

東馬場家
PB142043 御岳山 東馬場家s.jpg PB142044 御岳山 東馬場家s.JPG
母とお茶の寄り道をしたかったのですが、この日はお休みで残念。

ヤクシソウ
PB142045 御岳山 ヤクシソウm.jpg

ケーブル近くの赤鳥居     ナギナタコウジュ
PB142048 御岳山 赤鳥居s.jpg PB142050 御岳山 ナギナタコウジュs.jpg
前日は、この辺りから母の歩が進まずドキドキしましたが、遂に無事、赤鳥居まで戻って来られて、心底ホッとしました。背筋が伸びた時の母の姿と薙刀コウジュの凜々しさが重なりました。

ツリフネソウ         キバナアキギリ
PB142049 御岳山 ツリフネソウs.jpg PB142051 御岳山 キバナアキギリs.jpg
私がLINEで送る山野草の写真を見て、母は、
「山に行って可愛いお花を見てみたい」
とも言い出したので、秋の花が咲き残っていてくれて、とても嬉しかったです。

神様、最後の最後まで母に山の恵みを見せて下さり、ありがとうございました。

さて、母は『また山へ行きたい』と言ってくれるかな? どこなら登れるかなぁ


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posted by 山桜 at 20:51| Comment(2) | TrackBack(0) | 神社・仏閣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年12月11日

御岳山 89歳バースディ登頂



 八十路最後の誕生日記念に「山に行きたい!」と言っていた母・・・1日目は美味しいお蕎麦も頂き元気いっぱい、一番心配していた急坂、バス停からケーブルカー乗り場までも無事にクリアしたのに、何故かケーブルカーを降りて広場でひと休みしてから急に元気が無くなり、
「大丈夫って騙されてこんな所まで来ちゃって、どうする?」
などと言いだし、少し歩いては止まるの繰り返し・・・
『ああ、これは明日、神社まではとても行けないなぁ』
と、内心諦めの境地でした。

 今、思い返すと、急に高い所へ上がったので少し酸欠か血圧が不安定になっていたのかもしれません。歳を重ねるということは、思いもしない症状が出るものですよね。毎日平地をスタスタ散歩しているからと言っても、やはり山は状況が異なります。そして一緒に暮らしていない為に、そのようなことにも気遣いが及ばず情けない。ごめんなさい(。。;)

 それがどうでしょう! 夕朝とお山の神様と一緒にお食事し猪などの山の幸パワーを得て、2種類のお風呂に朝晩2回ずつ入って英気を養えたのか、翌朝は見違えるほど元気溌剌に回復したのです。

山香荘 朝食
DSC_1133 (002) 山香荘 朝食m.jpg
朝から食べきれない程のご馳走。蒟蒻が美味しい!

PB142016 御岳山 山香荘発s.jpg PB142017 御岳山 山香荘発s.JPG
苔むす飛び石に紅葉の彩り。さぁ、御嶽神社めざして出発です。

お世話になった山香荘、名残惜しい気持・・・
PB142020 御岳山 山香荘出発s.JPG PB142021 御岳山 山香荘発s.jpg

母は、ストックを持つのを頑なに拒否していましたが、
「騙されたと思って試しに使ってみて」
と、半ば無理矢理持たせた所、見事に使いこなし始めました。流石は元実業団バレーボール選手!

神代欅も応援してくれています。階段もなんのその!
PB142010 御岳山 神代欅s.jpg DSC_1137 (002) 御嶽神社へ 母s.jpg 

殆ど休むことなく、テンポ良く歩き出してビックリ!
DSC_1138 (002) 御嶽神社へ 母m.jpg

紅葉の鮮やかさも元気をくれます。
DSC_1139 (002) 御嶽神社 紅葉s.jpg DSC_1145 (002) 御嶽神社へ 母s.jpg

最後の階段、もう一息、やった〜!拝殿前に到達、仁王立ち(笑)
DSC_1147 (002) 御嶽神社へ 母s.jpg DSC_1150 (002) 御岳山 神社 母s.jpg
背骨を圧迫骨折してから座高が縮んでしまいましたが、脚は長いのです。胸を張って、背中、丸めないでね。

Vサインや\(^o^)/の写真も撮りましたが、流石に勝手に顔の写った写真をアップしては怒られそうなので止めておきま〜す。

一歩一歩の母の山登りは、すれ違う方々の目に留まり、私が、
「今日、89歳の誕生日なんですよ〜」
というと、皆さん
「おお〜!そんなお歳には見えないです。」
等と驚いて拍手してくださるので、母も満更ではない様子でした。いいお誕生日になって、よかったねぇ♪


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posted by 山桜 at 23:07| Comment(2) | TrackBack(0) | 神社・仏閣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年12月06日

御嶽神社女坂下り 光る水面



武蔵御嶽神社 女坂より
PB141988 御嶽神社 裏道m.jpg
結構な急坂ですので、景色を見るときは立ち止まりまって・・・お世話になっているお宿はあの辺りかな。

PB141996 御嶽神社 裏道からm.jpg
流石に奥多摩、山々の奥が深い。

勾配が緩やかになってきて女坂の終わり近し
PB141989 御嶽神社 女坂m.jpg

PB141992 御嶽神社 女坂m .jpg

鳥居下で、階段の参道と合流です。
PB141998 御嶽神社 鳥居下m.jpg
女坂はこの鳥居の右にあるお手洗いの裏手です。余り通る人も居ないので、合宿の運動部が走り込みに使っているのを見たことがあります。

開店前の参道のお店
PB141999 御嶽神社 参道お店s.jpg PB142000 御嶽神社 参道お店s.jpg
中から開店準備の息づかいを感じます。

振り返り見る参道のお店
PB142001 御嶽神社 参道お店m.jpg

上る朝日の眩しさに目を細めつつ日の出山方面を見ると・・・
PB142002 日の出山と多摩湖m.jpg
日の出山の向こうに光る水面が! 海にしては近すぎますよね。この方角は、若しかして、多摩湖!?

PB142003 日の出山と多摩湖m.jpg
そう言えば、多摩湖から御岳山がよく見えますので、きっとそうだと思います。感動〜! 今まで光っていない時には気づけませんでした。

神代欅まで戻って来ました。大きいなぁ
PB142012 御岳山 神代欅m.jpg
ここまで、神社の支度をされていた方以外、どなたとも出会わず、御岳山を独り占め気分でした。早起きは三文の得ですね♪

山香荘の紅葉も朝日に染まって
PB142013 御岳山 山香荘m.jpg

山香荘に帰着、ただいま〜
PB142007 御岳山 山香荘s.jpg PB142015 御岳山 山香荘s.jpg

朝日注ぐ檜風呂
DSC_1129 (002) 山香荘 お風呂m.jpg
朝散歩の後の朝風呂・・・至福のひととき、あたたまりました〜♪


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posted by 山桜 at 21:38| Comment(2) | TrackBack(0) | 旅・町歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年12月05日

御岳山 早朝参拝帰り道



 PB141981 御嶽神社 朝日m.JPG
早朝の武蔵御嶽神社、拝殿より後ろの玉垣内には縄が張ってあってお参り叶いませんでしたので、縄の手前から手を合せました。

拝殿 左手
PB141956 御嶽神社 拝殿左手m.jpg

武蔵御嶽神社 本殿      常磐堅磐社(ときわかきわしゃ)
PB141985 御嶽神社 本殿s.jpg PB141983 御嶽神社 境内社s.JPG
一間社流造で漆黒に塗られ荘厳な装飾が施されている「常磐堅磐社」現在は諸国一宮をお祀りしていますが、この社殿は永正8年(1511年)以前造営の御嶽神社旧本殿で、東京都指定有形文化財。 

宝物殿(下から)       参道階段
PB141958 御嶽神社 宝物殿s.jpg PB141959 御嶽神社 階段s.jpg

三柱社
PB141964 御嶽神社 三柱社m.jpg
大歳(おおとし)神(農耕神・食物神)、御歳(みとし)神(大歳神の子、穀物神)、大山咋(おおやまくい)神(大歳神の子、山の神、酒の神)の三柱をお祀りする社。

今まで見過ごしていましたが、左手前の謎の石彫刻に目が留まりました。
「えっ、何これ??」
大山咋神は山の神であり、松尾さまとも呼ばれる酒の神でもあるので、山から湧き出て酒の元ともなる水の恵みを表わしているのか・・・一対に見える2つの彫刻の石の素材が異なるのも気になります。大分古びてはいますが、フォルムはどうみても現代風ですよね。

さて、登ってきた道を一旦ここまで下りたのですが、この彫刻が気になって佇んでいる内に、
畠山重忠公に、
「おおい、こっちの道もよいぞ〜!」
と呼ばれたような気がして、それはそれは仰せの通りと上り返し、宝物殿裏手の道(女坂)を下りることにしました。
PB141979 御嶽神社 畠山重忠像m.jpg
重忠公、戻って参りました! 後ろから失礼・・・後ろ姿も凜々しくて素敵。

良く見れば、重忠公、本当に
「こちらを行け!」
と道を指し示しているようにも・・・

紅葉の下の重忠公       古びた庫裏?
PB141986 御嶽神社 裏道s.jpg sPB141987 御嶽神社 庫裏.jpg

「女坂」とは言うものの、階段ではないというだけで結構な急斜面なので、選択はお好みと体調によりけりですね。私は階段が苦手なので・・・。

(つづく)


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posted by 山桜 at 21:42| Comment(2) | TrackBack(0) | 神社・仏閣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年12月04日

御岳山 武蔵御嶽神社ご来光



 日帰りで登れる御岳山に折角一泊したのですから、ご来光を拝まねばと夜明けを待って御嶽神社を目指しました。

東の空は曙色
PB141940 御岳山 夜明けm.jpg

この双耳峰は筑波山?
PB141943 御岳山 夜明けm.jpg

PB141944 御岳山 夜明けm.jpg

実は、ちょっと寝過ごしてしまい、大急ぎで支度して外に飛び出ました! 早く神社に登らないとお日様が・・・日の出と競争です。

朝日を浴びる「神代欅」神々しい
PB141946 御岳山 朝日を受ける神代欅m.jpg

神社に着いたと同時にお日様も上って、何とか間に合いました〜
PB141952 御岳山 神社 夜明けm.jpg

武蔵御嶽神社の眷属さんは、日本武尊を案内したと伝わる白い山犬(狼)さんです。
PB141954 御岳山 神社 夜明け 狛犬s.JPG PB141953 御岳山 神社 夜明け 狛犬s.jpg
この白狼さんは、日本武尊により「大口真神(お犬さま)」と名付けられ、この地を守ってくれています。秩父の三峯神社も山犬さんでしたね。日本武尊の由来がある神社さんは、山犬さんがお守りしています。

「もののけ姫」に出てくる白狼のモロたちも大口真神さんの一族なのでしょうか。

真っ赤な神社が一層明々と
PB141950 御岳山 神社 夜明けm.jpg
圧倒的な美しさ、思わず手を合せ頭を垂れました。

武蔵御嶽(みたけ)神社の御嶽とは、修験道の中心地である奈良県吉野地方の金峯山(きんぷせん)のこと。(木曽の御嶽(おんたけ)山とは関係がありません)

吉野金峯山寺のご本尊は、山桜に彫られた蔵王大権現さまと吉野山人さんより伺っていますので、山桜のご縁で繋がっているようで嬉しいのです。

坂東武士の鑑 畠山重忠公の像
PB141957 御岳山 神社 夜明け 畑山重忠像m.jpg
御嶽神社の宝物殿には、畠山重忠公が奉納された
【国宝】赤糸威大鎧(あかいどおどしのおおよろい)
をはじめてとする武具等が保管展示されています。

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、中川大志さんが演じ、初めは線が細すぎかなと思いましたが、なかなかの豪傑ぶり、イケメンで気高く清廉潔白な人柄、素晴らしい重忠でした。


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posted by 山桜 at 17:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 神社・仏閣 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年12月03日

御岳山「山香荘」夕餉



御岳山の民芸のお宿「山香荘」のとても評判高く、母とも楽しみにしていた夕餉の時間です。

PB131919 山香荘 夕食m.JPG
おっと、食前酒の自家製梅酒は飲み終えてしまいました。

PB131926 山香荘 夕食 前菜m.JPG
左上は黒焼きのニンニク、真ん中は山葵の茎のお浸しだったか。

酢の物
mPB131923 山香荘 夕食 酢の物.jpg
きのこなどの酢の物。茗荷、黄菊、ルビーグレープフルーツ・・・色美しく、眼福。

ふろふき大根
sPB131924 山香荘 夕食 大根m.jpg
しっかり大きくて、これだけでお腹がいっぱいになりそうな食べ応え。

次に運ばれてきたのは、ぼたん鍋! 
PB131925 山香荘 夕食 猪鍋m.JPG
一番楽しみにしていました。冬越しに蓄えた猪のエネルギーを頂いて暖まります!

PB131920 山香荘 夕食 猪鍋m.JPG
一度も冷蔵(冷凍?)していない猪のお肉。その色は「ぼたん」とも称される美しさ。そしてこのぶ厚い脂身の美しいこと!うわもう絶対に美味しい♪

PB131931 山香荘 夕食 猪鍋m.jpg
さぁ、ホカホカとろりと煮上がりました。立ち上る香り、あの脂身が醸し出す独特なお出汁・・・たまりません、いただきま〜す♪♪ 
(よく見たら、写真は未だ猪肉に赤味が残っていましたね。野生の猪ですので、この後、火はきちんと通して頂きました。)

PB131930 山香荘 夕食 青梅鮎m.jpg
清流を泳いでいた鮎は、オリーブオイルと山葵で頂きます。蓼酢とはまた違う味わい。お酒がすすむ〜♪

PB131932 山香荘 夕食 茶碗蒸しs.jpg PB131933 山香荘 夕食 蕪のグラタンs.jpg
茶碗蒸し、グラタンと熱々が続き、身も心もほっかほか。

DSC_1120 (002)  山香荘 蕪のグラタンm.jpg
絶対熱い・・・と猫舌の私は用心していましたが、やっぱり熱かった・・・味が分かる程に冷ましてリトライ。これは絶品、とろける美味しさでした。家でも作ってみたい。

PB131938 山香荘 夕食 栗山菜おこわm.jpg
〆は山菜と栗のご飯。新米に山の幸たっぷり。

食後の甘味は栗のデザート
PB131936 山香荘 夕食 栗のデザートs.JPG PB131937 山香荘 夕食 栗のデザートs.JPG
素敵な鶴の折敷にのっていました。トゲトゲは茶素麺、中は渋皮煮の餡でした。

最後まで作り立てを供してくださり、ありがとうございます(^^)大変美味しゅうございました。ご馳走様です。

最近は食が細くなっている母も、全てのお料理を美味しい美味しいと喜んでくれて、頑張って一緒にここまでやって来た甲斐がありました。


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2023年12月01日

「神坐す山」のお宿「山香荘」

 

 母の誕生日記念にやって来た奥多摩の御岳山。お宿は、こちらも何度も前を通りながら、なかなか営業中にめぐり逢えなかった「山香荘」。

 浅田次郎さんの母上のご実家で「神坐(いま)す山の物語」に登場する宿坊です。代々御嶽神社の御師(神官)を務めておいでのご家系でありつつ、素晴らしく美味しい地物のお料理、温浴効果のあるお風呂、民芸品で彩られた趣あるお宿を提供してくださっています。

 昔ながらの造りですので、足元の怪しい母を躓かせないようにしていて余り写真は撮れませんでしたが、ご紹介します。

 どちらかと言えば、見えてしまったり感じてしまったりする方なので、今回はそちらの目が開かないように過ごしました。現実的に母の世話に気が向いていたので良かったです。

P5105884 山香荘s.jpg P5105883 (2) 山香荘s.jpg

奥へと続くアプローチ
PB131901 山香荘 アプローチm.jpg

PB131902 山香荘 アプローチm.jpg

玄関
PB131903 山香荘 玄関m.jpg
浅田次郎さんの伯父上が神上がりされる際、佇んでいらしたのはこの辺りでしょうか・・・

部屋の窓からの景色
PB131909 山香荘 窓からm.JPG

PB131907 山香荘 窓からm.JPG
山が錦に色づき始めていました

お風呂 入口
DSC_1113 (002) 山香荘 お風呂m.jpg

お風呂 
DSC_1112 (002) 山香荘 お風呂m.jpg
二つあるお風呂の内の一つ「微細泡風呂」。もう一つは「ラジウム風呂」

DSC_1114 (002)  山香荘 設えs.jpg DSC_1115 (002)  山香荘 設えs.jpg

夜景 17:02
DSC_1116 (002)  山香荘 夜景m.jpg

夜景 17:12
DSC_1119 (002)  山香荘 夜景m.jpg
東京の街灯りはきらめく光の海。

夜景
mPB131918 山香荘 夜景.jpg
この日歩いて来たケーブル駅からの道の灯りが点々と。

(つづく)


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posted by 山桜 at 20:16| Comment(2) | TrackBack(0) | 旅・町歩き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする