2024年02月26日

'24年3月高尾山 いろはの森コース下見(2)

ご訪問ありがとうございます

<2024.02.24>

上に登るにつれ、地面にも未だ雪が残っていました。

根っこで縞模様
P2243636 高尾山 雪景色.jpg
こんなにも複雑に綿密に根っこが張り巡らされていることに改めて目を見張りました。

階段も真っ白
P2243637 高尾山 雪景色.jpg
真っ赤な冬装備のKスタッフが雪に映えてます。

P2243640 高尾山 雪景色.jpg

可愛い雪だるまトリオ
P2243641 雪だるまm.jpg

P2243644 高尾山 雪景色.jpg
お天気でもフードをかぶらないと・・・

こんな氷片が樹上からバサッと落ちてきます。
P2243638 落ちてくる氷の破片m.jpg

雪を纏ったアブラチャン 
P2243642 アブラチャン 雪m.jpg
繊細な枝と雪の織りなす自然の美にうっとり・・・

雪をかぶったアブラチャンの花芽
P2243639 アブラチャン 雪m.jpg

クロモジの花芽も雪帽子
P2243643 クロモジ 雪m.jpg

日向のダンコウバイでは既にクリスタルに
P2243650 ダンコウバイm.jpg
雪を被ったダンコウバイを見たい!と、当初のコースから変更して行ってみたら、ドンピシャの景色でした♪

P2243651 ダンコウバイ 雪m.jpg
とけた雫に見えても触れると氷っています。

ダンコウバイのつぼみ     シュンランのつぼみ
P2243646 ダンコウバイs.jpg P2243647 シュンラン 蕾s.jpg
ダンコウバイは来週の本番には綺麗に咲いてくれそう。 
シュンランも咲きそうですね。 

ナワシログミ         シキミ
P2243649 ナワシログミ 実s.jpg P2243653 シキミs.jpg
ナワシログミも葉陰で実り、シキミも繊細な花を開いて、春は確実に進んでいました。

(おわり)

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2024年02月25日

'24年3月 高尾山 いろはの森コース下見(1)

ご訪問ありがとうございます

<2024.02.24>

 3月2日(土)実施の高尾山GC作戦の下見で「いろはの森コース」を歩いて来ました。前日に降った雪が思いの外残っていて、美しい一期一会の風景に感嘆すると共に、自然の厳しさも目の当たりにしました。

高尾山駅前から
P2243603 高尾駅前からm.jpg

キクザキイチゲ
P2243608 キクザキイチゲm.jpg
雪の精のような可憐さで早春のひと時だけ地上に現れるスプリング・エフェメラル

細い枝先を飾るのは名残雪か霧氷か・・・
P2243617 高尾山 霧氷m.jpg

アオキの雪化粧
P2243627 アオキ 雪.jpg

雪綿をかぶったアオキの赤い実 湿り気で広がったツチグリ
P2243634 アオキ 雪s.jpg P2243626 ツチグリs.jpg

湿り雪の重みでねじ曲がった木
P2243628 雪で折れた木m.jpg

倒木を越えて進むスタッフ
P2243629 高尾山 倒木.jpg

未だ生々しい折れてしまったモミ
P2243630 雪で折れたモミ.jpg

倒れ落ちたモミにも雪が積もる  繊細な葉に雪化粧(カンスゲ?)
P2243632 折れたモミs.jpg P2243635 高尾山 雪景色s.jpg

白と黒、水墨画の世界
P2243633 高尾山 雪景色m.jpg

スタッフの白い息だけが流れていく静かな世界・・・

(つづく)

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2024年02月24日

霧氷・雫氷

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 今日は高尾山GC作戦の下見の日。高尾駅前のお店の植え込みのハボタンがお砂糖でフロスティングされたように光っていました。

P2243607 ハボタンm.jpg

 光る大粒の水滴と思って触れてみたら・・・

P2243606 氷雫 ハボタンm.JPG

 なんと固く凍った雫氷!

P2243606 氷雫m.JPG 

 その中に、また小さな氷の華が咲いていました。


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ラベル:高尾 ハボタン
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2024年02月22日

府中市郷土の森博物館(2)

ご訪問ありがとうございます

<2024.02.21>

昨年2月の花木くらぶは、大宮第二公園で観梅会でしたが、なるべく去年と被らない品種をご紹介します。最初の「藤牡丹枝垂れ」は、去年「?」付でのご紹介でしたが、今年は名札も付いていたので間違い無いと思います。

藤牡丹枝垂れ(豊後性・八重)  (参考)去年「?」付だった花
P2213551 ウメ 藤牡丹枝垂s.jpg P2203142 ウメ 藤牡丹枝垂? ふじぼたんしだれ.JPG
藤牡丹枝垂は、藤と牡丹の名前を併せ持つ、藤の花房のように花付良く枝垂れ、牡丹のようにふっくら豊かな八重の花弁の豪華な風情。去年「?」付だった株の花付は、イマイチこのゴージャスさがなかったような・・・。確かに枝垂れていたのですが、花は寧ろ下に掲げた唐梅に似て覆輪ぽい? だとすれば呉羽枝垂? 今となっては、益々???

唐梅/とうばい(緋梅性・八重)   小向(野梅性・一重・小輪)
P2213553 ウメ 唐梅s.jpg P2213555 白梅 小向?s.jpg
唐梅は花弁に白い縁取りの覆輪に見えます。雌しべが3〜4本あり、くっついた果実を数個付けます。そう言えば、明石でそんな梅の実を見ましたっけ。あの品種はなんだったのかなぁ

満開の梅林
P2213558 ウメ 梅林m.jpg

P2213559 ウメ 梅林m.jpg

香川(豊後性)         武蔵野(豊後性・最大輪)
P2213564 ウメ 香川s.jpg P2213566 ウメ 武蔵野s.jpg
杏系統の豊後性の薄桃色の花が好きなので、その系統の花ばかり、ついつい撮ってしまいます。

酈懸/てっけん、茶筅梅    江南所無/こうなんしょむ
P2213569 ウメ テッケンs.jpg P2213570 ウメ 江南所無s.jpg
花弁の無い茶筅のような梅は、奇異なようですが目を惹かれてしまいます。本来は難しい漢字の名前ですね。酈懸は中国の地名だそうです。
江南所無は、こちらも中国の地名を頂く中国の品種で古くから知られているそうです。

輪違い/りんちがい、思いのまま(野梅性)   フクジュソウ
P2213575 ウメ 輪違い 思いのままs.jpg P2213576 フクジュソウs.jpg

雛曇(緋梅性・底紅)       道知辺/みちしるべ(野梅性)
P2213578 ウメ 雛曇りs.jpg P2213581 ウメ 道しるべs.jpg
雛曇は、緋梅性の中では淡く桃の花のような色合いで、咲き進むと真ん中が赤く染まる底紅。
道知辺は、早咲きで春咲きの道案内をするようにポッと明るく咲いてくれます。

サンシュユ          川崎平右衛門さん像
P2213583 サンシュユs.jpg P2213584 川崎平右衛門s.jpg
梅と同時期に咲く黄色のサンシュユは、良く梅に混じって植えられていることが多いですが、ここ府中ではまた特別の意味がありました。府中の名主だった川崎平右衛門さんは、私財をなげうって窮民を救い、大岡越前守からサンシュユを賜わり、新田の名主に分け与えたのだそうです。

川崎平右衛門さんについて
P2213585 川崎平右衛門についてm.jpg
府中のみならず、岐阜や島根にも赴いて治水灌漑、銀山の採掘などの指導をされたとは、なんと立派な人生・・・像からも優しさが溢れています。正に郷土誇りですね。

塒出錦(錦性の枝色)
P2213587 ウメ 錦性の枝m.jpg
梅は枝の色合いも鑑賞するとのことで、このように緑や赤で錦に染まるものを「錦性」と呼ぶそうです。「塒」=鳥の巣? 花が終わっていて、イメージが分かりませんでした。

鶯宿            不明
P2213589 ウメ 鶯宿s.jpg P2213572 ウメ ?s.jpg
鶯宿と言う名前の梅は、花梅と実梅があるそうで、見梅は薄紅色の一重、花梅は白の八重と図鑑にありましたが、これは一体どっち? 名札と写真、取り違えたかもしれません。ごめんなさい(。。;)

蝶の羽重/ちょうのはがさね
sP2213593 ウメ 蝶の羽重.jpg P2213595 ウメ 蝶の羽重s.jpg
今年一番「素敵!」とドキドキした品種です。花弁は薄めで、ふっくらと大きな花。蕾はまるで薔薇のようでした。

庚申塔
P2213591 庚申塔s.jpg P2213592 庚申塔s.jpg
どうも体内に、悪事の告げ口に出掛ける三匹の虫がいるようで、庚申塔が気になって仕方がない今日この頃(笑)

旧府中郵便局        旧府中町役場
P2213597 旧府中郵便局s.JPG P2213599 旧府中町役場s.jpg

旧島田家住宅
P2213600 旧嶋田家住宅s.jpg P2213598 嶋田家住宅裏?s.jpg

旧島田家住宅に飾られていたお雛様
P2213601 お雛様m.jpg

御殿雛
P2213602 御殿雛m.jpg

この他にも早咲きの桜の園にも連れて行って頂いたのに、傘をさしていてウットリするばかりで写真も撮らずでした。お天気が良いときに再度行きたいと思っていたのに、5月まで休園とは残念。まぁ、元気で居れば、また、あっという間に来年ですね。


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2024年02月21日

府中市郷土の森博物館(1)

ご訪問ありがとうございます

<2024.02.21>
2月の「花木くらぶ」の月例会は、梅の名所「府中市郷土の森博物館」。正式名称は、こんなに長かったとは・・・ずっと「府中の森」と勝手に呼んでいて知りませんでした。すみません(。。;)

菜種梅雨のつづくお天気の中、なんとか行動時間中は曇りの予報ながら・・・しとしと降られましたが、家の中でじっとしているより、ずっとずっと楽しい時間を過ごせました。同好の先輩方が仲間に入れてくださり、本当に幸せなことで感謝でいっぱいです。

芝生広場で出番待ちのお猿さん(本番中は撮影禁止)
P2213544 猿回しm.jpg
未だ新人(猿)さんとのことでしたが、見事な演技を披露してくれました。ただ、どうやら雨音がとても気になるらしく、こうして時々ビクッと辺りを見渡して緊張した面持ちなど垣間見せ、人と変わりませんね。

まいまいず(井戸)
P2213545 まいまいずm.jpg
「まいまい」とは「カタツムリ」のことで、見ての通りの姿からの命名。
「何故、わざわざ手の掛かる方法で井戸を掘ったの?」
「水を汲みに下りるのも大変なのに・・・」

「まいまいず」=武蔵野にかけた和歌が沢山残されているように、武蔵野で特有の井戸形態が生まれた理由は、

・武蔵野台地が多摩川の扇状地で脆い砂礫層。
・そのまた上に富士山の火山灰層が積もっている。
・その為、地表面から地下水脈までの距離が長い。
・砂礫層・火山灰層は脆い為、垂直な井戸掘りが困難。
・よって、先ずスリ鉢状に掘り下げて粘土層に到達後、垂直堀とした。

柄鏡形敷石住居跡
P2213546 柄鏡形敷石住居跡m.jpg
縄文時代中期の集落跡(清水が丘遺跡)で発掘調査された遺構を移築。
柄鏡(丸い鏡の部分と張り出した柄の部分がある)のような形に、床に平面を上にした石や破損した土器などを敷き詰めた形式の建物跡。関東から中部地方に多い。敷石は出土品をそのまま利用、土器や石皿は複製を配置。とのこと。

旧三岡家長屋門(東京都指定文化財)
P2213547 旧三岡家長屋門m.jpg
江戸時代時後期(1829年 文政十二年)創建。門の両袖部分が総塗込み蔵造りで茅葺きの置き屋根形式の類例は少ない。
三岡家は、是政村の村役人だったとのこと。

「府中市郷土の森博物館」公式HP、パンフレット等より抜粋
(なんと、梅〜桜のお花見シーズン到来というのに、全館(園内も含めて)休館中だそうです。
 令和6(2024)年3月4日(月)〜5月31日(金)まで
 (電気設備改修のため)


紅梅・白梅がお出迎え
P2213549 紅白梅m.jpg

点々と散り敷かれた紅白の花びら
P2213548 足元の梅の花びらm.jpg

紅千鳥?(緋梅性)       白梅 小向?      
P2213550 ウメ 紅千鳥?s.jpg P2213555 白梅 小向?s.jpg
紅千鳥は、遅咲き(4月)とされていますが、今年は超暖冬で既に開花が進んでいました。雄しべの先が旗弁化することが多く、それを「千鳥」に見立てたとのこと。5弁の花弁の他に花弁化したものが見えますが、千鳥っぽい?

白梅は「白加賀」が圧倒的に開花株が多かったのに、写真を撮り忘れました。沢山あると撮らないのは、悪い癖で反省。
(つづく)


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2024年02月18日

武蔵野自然観察園(2月4週)

ご訪問ありがとうございます

<2024.02.18>

2月の声を聞くと、セツブンソウが咲いてしまいそうでソワソワしますが、今年はなかなか観察園に行くことが出来ず・・・やっと第4週目に訪れると、嬉しいことに可愛いセツブンソウが満開で出迎えてくれました!

セツブンソウ/節分草 キンポウゲ科セツブンソウ属
P2183513 セツブンソウm.jpg
写真で見ると分からないのですが、一つの花の大きさは一円玉ほどと小さく可憐な姿です。

P2183512 セツブンソウm.jpg
開き立ての花は、雄しべの葯(花粉袋)が青くて一層美しいです。この色を見たかったので、本当にラッキーでした♬

P2183508 セツブンソウm.jpg
繊細な切れ込みの入った葉も青みがかっていて、早春の空の色を集めて土から生まれたかのようです。

キクザキイチゲ/菊咲一華 キンポウゲ科イチリンソウ属
P2183516 キクザキイチゲm.jpg
毎年、観察園のスプリングエフェメラルの先陣を切っていの一番に咲いてくれます。花も菊の花の様ですが、葉の切れ込み方もちょっと鑑賞菊系統の葉に似ています。

ユキワリイチゲ/雪割一華 キンポウゲ科イチリンソウ属
P2183540 ユキワリイチゲm.jpg
自生地は近畿以西なので、余り目にすることのない花です。数年前に、新宿区の林芙美子記念館で初めて出会いました。その時の見た花がこちらです。林芙美子記念館のユキワリイチゲ

オウメソウ/青梅草 キンポウゲ科フクジュソウ属
P2183517 オウメソウm.jpg
フクジュソウの原種の一つと青梅で伝わる花で、来園者が分けて下さった貴重な株です。花弁が細めでやや隙間がある感じがします。(私の主観ですが・・・)もう少し咲き進むとすくっと立ち上がる姿も特徴の一つとされています。

カワヅザクラ/河津桜 バラ科サクラ属
P2183518 カワヅザクラm.jpg
すっかり有名になり、休息に植栽が増えていますね。濃いめのピンクに丸い可愛らしい花弁、早咲きなので花持ちも良いのが人気の一因かもしれません。

ナニワヅ/難波津 別名エゾオニシバリ ジンチョウゲ科
P2183536 ナニワヅm.jpg
北海道〜本州中部以北の冷涼地に咲く沈丁花の仲間ですので、花色以外はよく似ていて淡い芳香もあります。オニシバリ(花は黄緑色)に比べ、黄色の花色が鮮やかです。

マンサク/万作 マンサク科
P2183520 マンサクm.jpg
黄色いリボンがヒラヒラするような不思議な花は、春に先ず咲く(東北弁では「まんずさぐ」)ことからこの名を貰いました。「マンサクの花が沢山咲いたら豊年満作」とも言われ、春を告げる縁起の良い花です。

マンサクの花芽・葉芽    ウラジロノキの冬芽
P2183521 マンサク 花芽 葉芽s.jpg P2183523 ウラジロノキ 冬芽s.jpg
マンサクは花芽と葉芽が分かり易い ウラジロノキの葉痕が、ウソの付けない竈門炭治郎くんが必死にウソをついている時の顔に見えて来て可笑しくて!

コクサギ/小臭木の冬芽   ザイフリボク/采振木の冬芽
ミカン科コクサギ属     バラ科ザイフリボク属
P2183533 コクサギ 冬芽s.jpg P2183532 ザイフリボク 冬芽s.jpg
先月もご紹介しように、もう一つネジキも含めて「日本三大美芽」とも称されています。膨らみ始めた芽は先月よりも一層美しさが際だって来ましたね。


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2024年02月14日

浅川 ハチオウジゾウ化石

ご訪問ありがとうございます

浅川で鳥見とメタセコイアの化石を観察した後、近くのコニカミノルタ サイエンスドーム(八王子市こども科学館)の見学に向かいました。

館内は、元気な子供達の声が溢れていました。このような施設が身近にあるのは恵まれていますよね。私も小学生時代は杉並区でプラネタリウムもある「科学館」に通って随分お世話になりました。大好きな場所でした。とても懐かしいです。

先程現地で見てきたメタセコイアの化石の近くで発掘されたハチオウジゾウの化石の展示です。

ハチオウジゾウの牙
CIMG8074 ハチオウジゾウの牙m.jpg

ハチオウジゾウの歯
CIMG8079 ハチオウジゾウの葉.jpg

ハチオウジゾウ物語
CIMG8073 ハチオウジゾウ物語m.jpg
400万年の地層から発見されたミエゾウと100万年前の地層から発見されたアケボノゾウとの中間の時代、つまりミエゾウ〜アケボノゾウへの進化の過程にハチオウジゾウが存在していたようです。

メタセコイアの化石
CIMG8072 メタセコイアの化石m.jpg

八王子に落ちた隕石
CIMG8078 八王子隕石m.jpg

八王子隕石は、昭和25年頃、京都で調査されていた土御門家(大河ドラマにも登場している安倍晴明の末裔。江戸時代には暦編纂の権利を持っていた)文書から発見されたそうです。陰陽師は、あのような呪詛ばかりでなく、森羅万象の気を読むことができ、天文学から暦も管理する科学者でもあるのです。ユースケ・サンタマリアの清明さんは、どうなっていくのか・・・

北浅川の地層
CIMG8082 北浅川の地層m.jpg

CIMG8085 北浅川の地層m.JPG

高尾山の地層
CIMG8084 高尾山の地層m.JPG

CIMG8086 高尾山の地層m.JPG
高尾山で観察出来る小仏層の傾きとその上に堆積した関東ローム層の水平の差が良く分かりますね。

コニカミノルタ サイエンスドーム
子供が理解出来るような展示になっているので、私にも分かり易く勉強になります。機会があれば、またゆっくりと見学したい場所でした。


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2024年02月13日

浅川 メタセコイアの化石

ご訪問ありがとうございます

 先日の浅川鳥見の際、河原でメタセコイアの化石が露出している場所に案内して貰いました。

浅川
mCIMG8052 浅川 .jpg

浅川から奥多摩の山々
CIMG8051 浅川から 奥多摩m.jpg
真ん中に特徴ある大岳山、左手はどうやら御前山のようです。多摩湖から見るのと位置が違うので三頭山と間違えました。同行の皆さん、すみません(。。;)右手のトンガリは御岳山奥の院(男具那山)だと・・・。

化石が露出している川床傍の流れ
CIMG8056 浅川 化石m .jpg
CIMG8057 浅川 化石m.jpg
川床の様子がなんとなく太古の世界を創造させ、約230万年前には、ここにメタセコイアの森がありハチオウジゾウなどが闊歩していたのかとドキドキしました! 看板も出ているのですが、その看板が意外に見つけにくく、訪れる人はそれほど多くなさそうです。

メタセコイアの化石
CIMG8055 浅川 メタセコイア化石m.jpg
案内の看板は出ていても、現場には何の看板も柵もなくて、これでいいの?と心配になります。誰でも訪れる事が出来ますが、傷つけないようにして大切に守りたいものです。

CIMG8066 浅川 メタセコイア化石m.jpg
知らなかったら、ここに腰掛けてお弁当を食べてしまうかも・・・

CIMG8067 浅川 メタセコイア化石m.jpg
年輪までちゃんと残っています。

CIMG8065 浅川 メタセコイア化石m.JPG
風化して脆くなり崩れた破片。

CIMG8062 浅川 ランチm.jpg
嘗てメタセコイアとハチオウジゾウが存在していた河原で日だまりランチ。悠久の時と川の流れ・・・

(参考)紅葉したメタセコイア
PC162432ヤドリギ メタセコイア.JPG
紅葉した様子から「曙杉」とも呼ばれており、あちこちの公園に植えられています。これらは中国で発見され「生きている化石」と呼ばれたものの子孫です。日本に自生していたものは絶滅しています。(上の方の丸い黒く見える塊は、ヤドリギです。)

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2024年02月12日

浅川・鳥見(2)カワセミ、コガモ、カワウ

ご訪問&応援、ありがとうございます

 高尾山での定例会とは別に浅川での鳥見に予定が合い、やっと参加が叶いました。

 住宅地の中の川かと思っていましたが、予想以上に大きな河川域には昔ながらの川の自然が残っている場所も多く、落葉期で草刈りもされていて視界が広く、殆ど他の人にも会わず、ゆったりのんびり鳥見を楽しむことが出来ました。

浅川
CIMG8044 浅川m.jpg
この辺りは、住宅地の中の川のイメージ通りでしたが、歩き出して間もなく目の前をキラリと青い弾丸が・・・

CIMG8046 カワセミm.jpg
お気に入りであろう枝に留まりました。カワセミです。

カワセミ♂
CIMG8047 カワセミm.jpg
嘴が黒く、目の前に白斑もなく、♂ですね。

小ガモの番い♂♀
CIMG8068 コガモm.jpg
静かに夫唱婦随かと思っていたら・・・

CIMG8070 コガモm.jpg
痺れを切らしたように♀がスイ〜っと前に泳ぎ出て、♂が慌てて後を追いました。どんな会話があったのかなぁ(笑)

孤高のカワウ
CIMG8049 カワウm.jpg
多摩湖では群れていることが多いカワウ、孤高な姿も凜々しいです。
川に居れば、カワウ・・・でしょうけれど、ウミウに比べると羽の色が暗褐色(ウミウは青緑というか緑紫っぽい光沢があります)


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2024年02月11日

浅川・鳥見(1)アオサギ ダイサギ

ご訪問&応援、ありがとうございます

<2024.02.11>

八王子の浅川へ鳥見に行って来ました。双眼鏡ではいろいろ観察出来ましたが、鳥を撮れるような良いカメラを持っていないので、写真は殆ど動かない大きな鳥さんです。

アオサギとダイサギのペア
CIMG8060 アオサギ ダイサギm.jpg
気があっているのでしょうか、ずっと並んで同じ方向を眺めていました。

CIMG8053 アオサギm.jpg
アオサギは色も目立たず殆ど動かないので、ふと気づいたら、目の前のこんな所に潜んでいてビックリ!

CIMG8054 アオサギm.jpg
ガヤガヤしている我らなど気にもせず、獲物に狙いを澄ませていたようです。

CIMG8048 ダイサギm.jpg
ダイサギはナルシスト? いやいや水の中のお魚を狙っているのでしょうけれど、美しい我が身に見惚れているようにも・・・


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2024年02月07日

「意識下鎮静法」内視鏡検査

ご訪問&応援、ありがとうございます

 みぞおち辺りの不快感が続き、あの積雪の中を出掛けて内視鏡検査を受けたのですが、未だに本当に受けたのか信じられない程、全く恐怖も痛みもなく終わりました。

 これぞ正に「狐に摘ままれた」状態、意識を失ってから目覚める時までの一切の記憶がありません。飲み過ぎて記憶が無いという状態を良く聞きますが、こんな風なのでしょうか。

 意識の無い間の自分がどうなっていたのか不安でもありますが、こんなに楽に内視鏡検査が受けられるようになったことを、辛い記憶で二度と内視鏡検査をしたくないとお思いの方々に、是非、知って頂きたく、健忘と戦いながら?書いております。

「意識下鎮静法」とは、意識を失い呼吸も止る全身麻酔とは違い、鎮痛剤と鎮静剤を対象者に併せて調整して用い、ウトウト眠ったような状態としつつ、自力で呼吸できる程度の鎮静状態にすることだそうです。

 私の診療明細書によれば、多分この鎮静法に用いられたものは、

@ ミダゾラム(鎮静剤)
  内視鏡検査で最もよく使われる安全性の高い鎮静剤。
  抗不安・鎮静・睡眠作用を併せ持つ。
  早く効き、覚めるまでの時間も比較的早い。
 「健忘」効果があり、検査中の痛みなども忘れてしまう。

A ペチジン塩酸塩(鎮痛剤)
  痛みを感じにくくする。
  軽い鎮静効果で、ぼんやりとした感じになる。
  腸の動きを抑える作用がある。
  唾液の分泌を減らし、嘔吐反射を抑える。

➂ キシロカインポンプスプレー
  局所麻酔剤

だったと思います。他にもあったのかもしれませんが、調べきれずですみません。

最初に紙コップで200cc程の酸味のある液体を飲み、その後、他の薬液を喉で10秒留めてから呑んだ後、点滴用の針を打たれ、左を下に横になり、口に器材を据えられた時に、
「ちょっとズレてます・・・」
と、言おうとした所で眠りに落ちたようで、以降の記憶が全くありません。

 目覚めた時、内視鏡検査をした場所とは違うカーテンで仕切られた中にいましたが、運ばれてきた記憶もなく、
「えっ、もう、終わったのですか!?」
と、心底驚きました。

 「意識下鎮静法」という名の通り、検査中も意識が残って会話をしたり画像を見たり出来る人もいるようですが、私は本当に全く記憶「ゼロ」でした。それとも「健忘効果」で忘れてしまったのでしょうか??

 それでもちゃんと(当たり前なのですが、余りにも実感が無くて・・・^^;)内部の写真が残されていて診断も出ていました。転移するような悪い腫瘍などはできておらず、内服薬での治療となり、ホッとしました。

 麻酔が覚めたときのような酷い頭痛もなく、まだ何となくフワフワとして健忘症が増したような気もしますが、元々なので仕方ないか・・・。

 *これはあくまでも個人の体験と感想です。医師の診断を受け、ご自分の体調などとご相談の上、もし選択肢が示されていましたら、お試しの価値はあると思います。

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posted by 山桜 at 11:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年02月06日

オオムラサキ 越冬幼虫



昼前から降り出した雪、こちらでは5cm程となり、まだしんしんと牡丹雪が降り続いています。

この雪の下、先日エノキの根元に積もった落ち葉の裏でみつけた、オオムラサキの越冬幼虫(4齢)はどうしているでしょう。

2024.1.11
P1113171 オオムラサキ幼虫m.jpg

P1113169 オオムラサキ幼虫m.JPG

体色は、葉が緑の内は緑色、茶色になれば茶色にと、葉脈状の模様まで見事な擬態で、目が慣れないと見つけるのも困難です。

厚く積もった落ち葉のベッドの中、羽布団のような雪に守られた方が、寧ろ保温もされ湿度もあって居心地が良いかもしれないですね。

エノキの木をご存じでしたら、日本の国蝶オオムラサキの幼虫たちが眠っているかもしれない根周りを踏まないように、そっと見守りをよろしくお願いいたします。


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2024年02月05日

雪と雷

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 しんしんと静かに雪が降っていると思っていたら、突然ゴロゴロゴロ〜と轟く音が! まさか東京で「雪起こしの雷」を聞くとは思わず、何事かと驚きましたが、やはりどう聞いても雷のようです。未だ、びっくりした動悸が収まりません。

 秋田では、冬の雷が鳴る頃にやってくる魚、ハタハタを「鱩」とも「鰰」書きますが、そもそも秋田弁では「ハダハダ」と鼻濁音で発音されるこの言葉は雷鳴の擬音だと言われています。今、それを耳にして、確かにゴロゴロゴロ!よりハダハダハダ!の方が、冬の雷鳴にはぴったりに思えました。

 秋田では「冬の雷は雪を連れてくる」と馴染み深いものですが、東京では生まれて初めて聞きました。こんなことが生じると、どれだけ雪が降るのか、何だかとても心配になって来ました。

 雪掻きに出ようか、大人しくしていようか、玄関を開けては逡巡しています。


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posted by 山桜 at 21:09| Comment(2) | TrackBack(0) | 気象・天文・暦など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年02月03日

’24年2月 高尾山 琵琶滝(6号路)コース

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2024.02.03

 2月の高尾山GC作戦は、丁度「薬王院・節分会」の日で、辰年生まれの歳男・歳女さんの豆まき受付所もあり、賑わっていました。

 集合場所の、森林ふれあい推進センターと599の前に広がる芝生広場の片隅には、職員さんの水撒き効果で小さな「氷の華」シモバシラができていて、早めに集合して下さっていた方数名をご案内しました。

シソ科のシモバシラの根元に出来た「氷の華」の結晶
森林ふれあい推進センター前 8:09
P2033484 シモバシラ 結晶m.jpg

琵琶滝
P1273412 GC作戦 琵琶滝s.jpg

ハナネコノメの葉      (参考)花 3月
P1273413 GC作戦 ハナネコノメs.jpg GC4月 ハナネコノメ小P3266207.JPG

もみじ台北側巻き道 11:35
P2033485 シモバシラ 結晶m.jpg

もみじ台北側巻き道 2024.01.27(下見時) 11:17
P1273431 高尾山 シモバシラm.jpg

参加者の方のお手製の伊達巻!
P2033486 伊達巻きs.jpg P2033487 伊達巻きs.jpg
伊達巻が大好きな私、思いがけないご馳走に舞い上がりました〜♪ 美味しゅうございました〜

鈴生りのムクロジの実 12:37
P2033488 イイギリm.jpg

オニシバリ/鬼縛 別名:ナツボウズ ジンチョウゲ科
P2033489 オニシバリ ナツボウズs.jpg P2033490 オニシバリ ナツボウズs 1244.jpg
ここのオニシバリの花は花筒の色色が強いタイプです。

ミズキ           アカハナワラビ 
ミズキ小P2045262.JPG P2033491 アカハナワラビs.jpg

ツノハシバミ?       クロモジ
P1273414 GC作戦 ? ツノハシバミ?冬芽s.jpg sP1273417 クロモジ 冬芽s.jpg 

ガマズミ          キブシ
P1273419 ガマズミ 冬芽s1.jpg P1273418 キブシ 冬芽s.jpg 

カシワバハグマ       コウヤボウキ
P1273422 カシワバハグマs.jpg P1273423 コウヤボウキs.jpg

高尾山見晴らし台からの富士山
P1273433 高尾山 富士山m.jpg

高尾山見晴らし台からの展望
P1273437 高尾山から 展望m.jpg

紅梅と四天王門
P1273438 紅梅s.jpg P1273440 四天王門 紅梅s.jpg

ハダカホオズキ(下見時)
P1273444 ハダカホオズキs1.jpg
1週間前の下見時には未だ赤い実が残っていましたが、本番には全て消えていて残念。また来年生えてきてくれますように・・・。 

1号路のドラゴン?
P2033492 1号路のドラゴン?m.jpg
下山時、いつもはカンガルーに見えるのですが、一旦通り過ぎて見上げたら辰年らしく「ドラゴン」に見えました!


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2024年02月01日

懐かしい「夜咄(よばなし)」の茶事



 今朝、NHKの朝ドラの続きで「朝イチ」を見ていたら「冬の京都の楽しみ」というテーマの中に「夜咄の茶事」が出てきて、余りにも懐かしくなり、随分前に書いた記事を読み直してしまいました。

 「茶の湯」関連の記事は、「ご意見」をいただき多くを非公開にしてしまいましたが、これは特に問題なさそうですし、なかなか経験できない幽玄の世界を知って頂きたく、公開に戻しました。

 既に先生がお稽古をされなくなり、私も正座が出来ない膝になってしまい、二度とあの世界に浸ることは叶いそうもありませんが、貴重な体験を何年も続けてさせて頂いたこと、どれだけ感謝しても足りません。

2007年12月23日 お稽古日誌27「夜伽(夜咄)の茶事」
2008年05月06日 石菖(セキショウ)
2008年12月22日 稽古日誌62「夜咄の茶事」


 ああ、頂いたコメントの数々も懐かしく有り難く、涙が出そうになりました。皆さま、お元気でいらっしゃるでしょうか・・・。

 鎌倉とんぼさんは、神上りされて天にお住まいですね。鎌倉とんぼさん筆の種子が刻まれたKさんの五輪塔を遺してくださり、ありがとうございました。大切に守って参ります。


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posted by 山桜 at 11:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 茶の湯 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする