2024年10月31日

高尾山 日影沢〜いろはの森〜4号路(3)

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ご訪問ありがとうございます

2024.10.26
高尾駅北口ーバスー日影バス停〜キャンプ場〜いろはの森〜1号路〜5 号路〜もみじ台(昼食)〜高尾山頂〜1 号路〜4号路〜清滝前広場

山頂下トイレ前〜もみじ台
ジイソブ 花後 キキョウ科    アキノキリンソウ キク科
PA268748 ジイソブ ツルニンジンs.JPG PA268754 アキノキリンソウs.JPG
数日前まで咲いていたジイソブの花も終わり子房を膨らませていました。
アキノキリンソウは生育環境によってかなり印象が変わります。

キチジョウソウ 吉祥草 キジカクシ科
PA268749 キチジョウソウm.JPG
花が咲くと縁起が良いと聞きますが、花は毎年良く咲いています。寧ろ真っ赤な実がみのることが少ないので、そちらの方が吉兆のように思えるのですが・・・。

タイアザミトネアザミ    アズマヤマアザミ キク科
PA268750 トネアザミ タイアザミs1.JPG PA268752 アズマヤマアザミs.JPG
総苞片が反り返り先が尖って痛いので(イ)タイアザミとか。
アズマヤマアザミの総苞片は反り返らず少しペタつきます。

高尾山頂
ナワシログミマルバツルグミ(ツルグミとの交雑種)グミ科
PA268755 ナワシログミm.JPG
ナワシログミは葉縁が波打ち、葉裏が白い。これは葉の波打ちが少なめでツルグミとの中間型かもしれません。

山頂下トイレ前
シロヨメナ キク科
PA268756 シロヨメナm.JPG
シロヨメナはゴミが取り除かれ、盛り返して満開に。

オオウラジロノキの果実 バラ科 アキノキリンソウ キク科
PA268758 オオウラジロノキs.JPG PA268753 アキノキリンソウs.JPG
オオウラジロノキの果実は小さなリンゴそっくり。
花数が多いアキノキリンソウ。

1号路から4号路への分岐
「見返りブナ」ブナ科
PA268759 見返りブナm.JPG
分岐辺りから見上げると、左手にこの「見返りブナ(本ブナ/白ブナ)」右手に「イヌブナ(黒ブナ)」の両方を見比べることが出来ます。

(つづく)

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2024年10月30日

高尾山 日影沢〜いろはの森〜4号路(2)

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2024.10.26
高尾駅北口ーバスー日影バス停〜キャンプ場〜いろはの森〜1号路〜5 号路〜もみじ台(昼食)〜高尾山頂〜1 号路〜4号路〜清滝前広場

ハダカホオズキ 裸酸漿 ナス科
PA268736 ハダカホオズキm.JPG
普通のホオズキは、萼片が成長して果実を袋状に包みこみますが、ハダカホオズキには最初からスパッと切り取られたように萼片がなく、名前通り果実を包み込むことなく剥きだしです。

PA268735 ハダカホオズキm.JPG
本当に今年はハダカホオズキをあちこちで沢山みかけました。反対に、イガホオズキ、ヤマホオズキには一度も出会えず・・・どこへ消えてしまったのでしょう。希少種の有り場所を人に伝えるのは慎重にならざるを得ません。

ヤマナシ 山梨 バラ科
PA268737 ヤマナシm.JPG
小さくとも、仄かに梨の香りがします。

コテングタケ?小天狗茸
PA268740 コテングタケ?s.JPG PA268741 コテングタケ?s.JPG

イモムシ 未同定
PA268742 不明 イモムシm.JPG

シロヨメナ 白嫁菜 キク科 サルトリイバラ 猿捕茨 サルトリイバラ科
PA268743 シロヨメナ サルトリイバラm.JPG

ヤクシソウ 薬師草 キク科
PA268745 ヤクシソウm.JPG

リュウノウギク 竜脳菊 キク科 リンドウ 竜胆 リンドウ科
PA268744 リュウノウギクs.JPG PA268747 リンドウs.JPG
ここの竜脳菊は香りが薄いのですが、蕾の形が独特で栽培菊とは趣が異なります。
今年、この場所のリンドウは蕾が育ちませんでした。残念。

(つづく)

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2024年10月29日

高尾山 日影沢〜いろはの森〜4号路(1)

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2024.10.26
高尾駅北口ーバスー日影バス停〜キャンプ場〜いろはの森〜1号路〜5 号路〜もみじ台(昼食)〜高尾山頂〜1 号路〜4号路〜清滝前広場

日影沢入口から橋を渡るすぐ手前。常緑のサンショウの仲間のフユザンショウが、今年は生り年のようで沢山の赤い実をつけていました。

フユザンショウ 冬山椒 ミカン科
PA268721 フユザンショウm.JPG
雌雄異株だが「日本では雄株はなく、雌株だけで実をつける単為生殖」とされています。一体、その仕組はどうなっているのか?? 私にはわかりません。誰か教えて・・・。

サラシナショウマ 更科升麻 キンポウゲ科
PA268723 サラシナショウマm.JPG
少しピンクがかったイヌショウマに遅れてやっと純白のサラシナショウマの花が満開になりました。

シラネセンキュウ 白根川芎 セリ科
PA268724 シラネセンキュウm.JPG
ジグザクの茎が特徴。主に婦人科で用いられる「川芎」という生薬になり、当帰芍薬散等に調合されます。

レモンエゴマ 檸檬荏胡麻 シソ科
PA268729 レモンエゴマm.JPG
香りの確認に葉を千切る方が多い(私もそうでした・・・ごめんなさい)ですが、果穂を軽くしごくだけで香りが手に移りますので、どうぞお試しを。この株も千切られた痕が痛々しい。

オオガンクビソウ 大雁首草 キク科
PA268727 オオガンクビソウm.JPG
まるで小さなヒマワリのようなオオガンクビソウ。2019年の台風で溜まった土砂を搔き出して盛り挙げた土の下敷になり、すっかり数が減ってしまいました。今年、やっとみつけてホッとしました。

アマチャヅル 甘茶蔓 ウリ科   クサギ 臭木 シソ科
PA268732 アマチャヅルs.JPG PA268733 クサギ 果実s.JPG
アマチャヅルの実には、丸に目鼻の模様があってカワイイ。
クサギの実、赤い萼に瑠璃色の実の色合いは絶妙。
鳥でなくとも釘付けです。

シラネセンキュウ 白根川芎 セリ科
PA268734 シラネセンキュウm.JPG
真上から見ると、繊細なレースのようでウットリ。

ハダカホオズキ 裸酸漿 ナス科
PA268735 ハダカホオズキm.JPG
今年は、ハダカホオズキも豊作で、あちこちで沢山の実りを見ました。

(つづく)

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2024年10月28日

ミズヒキ と シロヨメナ の紅白

ご訪問ありがとうございます

秋の花の楽しみの一つに姿や色合いの調和の美しさがあります。

ミズヒキとシロヨメナ 私が好きな組み合わせのひとつ。
2023.10.13
PA131245 シロヨメナ ミズヒキm.JPG
丸くて真っ白なシロヨメナの花の集まりと、細くて赤勝ちの紅白のミズヒキの花穂の調和がいつ見ても素晴らしい! シロヨメナの葉色が深緑なのも花色をぐっと引き立てています。
誰かが寄せ植えした訳でもなく自然にこの場所をお互いに選んだ結果、醸し出しているこの雰囲気に魅了され、毎年楽しみにしていました。
PA131246 シロヨメナ ミズヒキm.JPG

それが今年は、どうしたことか、折れた枝やむしった草などがこの群生地の上に投げ込まれていて無惨な姿になっていて、とても全景を撮る気持になれず、辛うじて残っていたきれいな部分だけ撮影。公式な伐採・除草の仕事だったら片付けをきちんとなさるはずなので、気まぐれな誰かの仕業なのかなと思います。

2024.09.28
P9288156 シロヨメナ ミズヒキm.jpg

宿根草なので、来年はこんな風にならず復活して欲しいと願っています。またダメージを受けないうちに気がついたらゴミを除けてやりたいです。

皆さんも荒らされないように見守っていてくださいね。高尾山山頂下トイレの前の分岐地点、斜面の縁です。

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2024年10月27日

秋のカワヅザクラ

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暑かったり急に冷え込んだりで、咲く時を間違えた花が多いですね。

カワヅザクラ 河津桜 2024.10.25 狭山丘陵
PA258707 カワヅザクラm.JPG

春を待ちかねたように春一番、伸びやかに咲いているときの河津桜と比べると、間違えちゃった感で縮こまっているようです。

PA258708 カワヅザクラm.JPG
『結構注目を集めてるし、ま、いいか・・・』かな?

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2024年10月26日

優しい色の アキノノゲシ

ご訪問ありがとうございます

 秋は「赤」より派生した言葉とも言われるように、明るくハッキリした色合いが目に付く中、アキノノゲシの花の何とも言えない薄黄色の色合いが秋の空に優しくて、みつけると嬉しくて見入ってしまいます。 

2024.10.25 狭山丘陵

アキノノゲシ 秋の野芥子 キク科アキノノゲシ属
PA258713 アキノノゲシm.JPG
とても良い状態で咲きそろっていて、これなら多くの方も「きれい!」と言ってくださるかなと思いますが・・・

P9090920 アキノノゲシm.JPG
背丈も大きくなり、花も直ぐに萎んで寂しげになり、

P9278124 アキノノゲシm.JPG
どこにでも生えて大きくなる邪魔な「雑草」と見られがちですが、

この唯一無二の優しい色合いの美しさ・・・
PA151493アキノノゲシm.JPG
この色を何と呼べば良いのでしょう。日本の伝統色図鑑などを見ても、ぴったりする名前がみつかりません。絵の具でこの色出せるかなぁ 描いてみたい!

意外かもしれませんが、実は野菜のレタスも同じアキノノゲシ属で花もよく似ています。そして、アキノノゲシの葉も柔らかい時は食べられますよ♪

花後には綿毛を膨らませます。
PA258714 アキノノゲシm.JPG

その下には黒々とした種子。
PA258715 アキノノゲシm.JPG
ふわふわ良い場所に飛んでいって、しっかり芽を出して来年も楽しませてね。

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2024年10月25日

マヤラン 摩耶蘭

ご訪問ありがとうございます

 数年前に公園内で見かけ、確か翌年にも開花を確認しましたが、その後、姿を見ないなぁと思いつつ探すことも忘れていました。

 最近、他所でマヤランが咲いているという話を幾つか耳にし、
「今頃咲くのだったっけ?」
「猛暑の影響で開花が狂ってるのかな?」
などと考えていたら、思いがけず数年前に咲いていた場所の一段下がった所の笹藪が刈られた中で久し振りに咲いているのをみつけました。以前の株から種子が飛んだのでしょうか? 

 最短、発芽から3年程で花を咲かせるそうですが、私が気づかなかっただけで、数年前からずっと咲き続けていたのかもしれません。

マヤラン 摩耶蘭 ラン科シュンラン属  2024.10.25 狭山丘陵
PA258719 マヤランm.JPG
未だ神戸にケロが住んでいた頃に登った摩耶山で初めてみつかったのだと聞き、俄然親しみが湧いてしまった蘭です。絶滅危惧種といわれながら、意外と公園等でみつかることが多いのは、雑木林の下草刈りなどがされている環境が良いのかもしれません。

PA258716 マヤランm.JPG
背丈も小さく、地味な色合いで草むらに溶け込んでいますので、気づかれることは殆どなさそうです。私も帰りに再度写真を撮ろうとしてみつからず、ちょっと焦ったほどでした。

PA258717 マヤランm.JPG
小さくとも、蘭はやはり気品がありますね。

PA258718 マヤランm.JPG
横顔を見ても、また萎みかけた姿でさえ貴族のお姫様のようで、失礼のないように遠慮がちに撮影していた私です。

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2024年10月21日

葦の葉を編んだのは誰?

ご訪問ありがとうございます

2024.10.22 埼玉県 北本自然観察公園

えええっ! これは何? ヨシの葉が梯子状に編まれている・・・一体、誰のイタズラ!?
PA228657 タテシマノメイガ 編んだヨシm.JPG

近寄って見ると、う〜ん、どうも人間の仕業ではなさそう・・・
PA228656 タテシマノメイガm.JPG

おお、タイムリーにちゃんと傍らに看板が!
PA228658 タテシマノメイガ 看板m.JPG
看板によれば、タテシマノメイガという蛾の幼虫の仕業とのこと。梯子状になっていく仕組みが説明を読んでもイマイチ良く分からないけれど・・・。NHK辺りがこの巣が育って梯子になっていく様子を動画にしてあげてくれないかなぁ

分解して中を見てみたいけれど、編まれていたのはこのヨシ1本だけだったので、それも叶いませんでした。

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2024年10月20日

キクイモ 天高く

ご訪問ありがとうございます

高坂駅に向かってのぶらぶら歩きの途中、天高く咲きそろっていたのは・・・

キクイモ 菊芋 キク科ヒマワリ属 2024.10.13 東松山市
PA138515 キクイモm.JPG
背丈が大きいのは「ヒマワリ属」の血筋からでしょうか。
北アメリカ原産、幕末の頃に渡来。
地中に出来るサトイモの様な形の塊根を飼料等にするため戦時中に栽培された名残りで、畑の隅などで昔は良く見かけましたが、久し振りに伸び伸びと育っているのを見ました。

2022.09.09 飯能
P9090924キクイモs.JPG PA051329キクイモs.JPG
こちらは荒れ地の土手に咲いていたので、若しかするとイヌキクイモかもしれませんが、塊根が小さい以外は花はよく似ています。
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2024年10月19日

イシミカワ 石実皮

ご訪問ありがとうございます

2024.10.13 埼玉県高坂

♪知〜らな〜い町を〜歩いて見〜た〜い

「カビ・きのこ・粘菌研修」の後、美味しいお蕎麦を頂き気分良くバスに乗って高坂駅へ・・・の予定でしたが、折角全く知らない町へ来たのだし、余りにも良いお天気だし、
『歩けない距離じゃないな〜♪』
と、スマホの地図を頼りに歩き出すと、秋の空は青く高く風爽やか・・・最近短くなってしまった秋を一人ぶらりと満喫しました。

sPA138499 高坂駅へ.JPG PA138500 高坂駅へs.JPG
のどかな景色・・・こんなに広いのに誰にも会わない。と思いきや、大好きな植物に出会えました!

イシミカワ 石実皮/石見川/石膠 タデ科イヌタデ属
PA138507 イシミカワm.JPG
紫・青・ピンク・白緑・・・この美しい色の変化と調和は、ノブドウの果実と双璧ですよね。
この色づいている部分は萼片が多肉化したもので、中に黒い種子が包まれています。

PA138503 イシミカワm.JPG
果序(花序)の下には、お皿のように丸い苞がついていているのもカワイイ

PA138505 イシミカワm.JPG
色づき方は様々で、下からとも上からとも限らないようです。陽当たり具合にも依るのかな?

PA138506 イシミカワm.JPG
とまっている緑の平たいカメムシみないなのはナンダロウ?

PA138510 イシミカワm.JPG
鏃のような三角の葉。葉柄は蓮の葉のように葉の裏面から伸びています。葉柄にも茎にも蔓を引っかけて這い上がっていくための下向きの棘がびっしりついています。生えて欲しくない所に生えた場合、非常に厄介者でしょうね。

PA138511 イシミカワm.JPG
花序の下の苞葉も葉の下の托葉も茎が真ん中を突き抜けているのも面白い。独特な個性が光り、一度見たら忘れられない植物。

名前の由来は諸説あり、はっきりしないそうです。
・石の用に固い実が皮に包まれている。
・かつて大阪の石見川で採れたものが薬効が高いとされた。
・南方熊楠が柳田国男にあてた手紙に、
 「この草を用い薬とし、威神膏とか一心膏とか名づけたるより、イシンコウ、イシミカワと転訛したるかと察し申し候」とあった。
・東北地方の骨折の民間薬で膠のように骨に貼ったから。(他の植物と誤認されたとも)

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2024年10月18日

オギ と ヨシ

ご訪問ありがとうございます

2024.10.07 東村山市北川

川辺に揺れる オギ 荻 イネ科キビ亜科
ヨシ 葦 イネ科ダンチク亜科
PA078370 オギ ヨシml.jpg
イネ科に弱くて、秋の日に光るススキが綺麗〜と撮ってきたけれど、よく考えてみたら水の中に生えるのはオギ? 根元も芒も観てこなかったけど、「ススキは水中には生えない」と図鑑にあるので、きっとオギなのでしょう。いい加減ですみません(。。;)

そしてその隣には、多分ヨシ。ツルヨシとか似た種もあるようだけれど、私には分かりません。後で分かったら訂正しますね。

ヨシの群生
PA078367 ヨシm.jpg

ヨシセイタカアワダチソウ 背高泡立草 キク科
PA078369 ヨシm.jpg
黄色のセイタカアワダチソウのお蔭で、一本立ちの姿が見えたヨシ。
他者の発育を抑制するアレロパシー作用が蓄積し自分の種子の発芽も抑制しはじめたとこと、また肥料分も使い果たし土壌の栄養不足で、姿が減ってきたセイタカアワダチソウが細々と残っていた。水の流れがあるので、アレロパシー物質も溜まらないけれど、栄養は足りてない模様。

オギフジバカマ
PA078371m.jpg
このフジバカマは園芸店で売られている外来の繁殖力の強いタイプと思われますが、今時得がたい秋の風情は良き。

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2024年10月17日

手打蕎麦 つかもと

ご訪問ありがとうございます

 先日の高坂での研修は午前中の予定だったので、お弁当は少なめにして帰路で何処か美味しそうなお店を探す積りでした。

 他の皆さんは埼玉県在住でお近くの方も多かったのか、三々五々解散してしまわれました。さて、「虹の橋」を渡った向こうのバス停の近くに見えるお蕎麦屋さんが気になり、未だ残っていらした方に伺うと、
「美味しいですよ!ちょっと高いけれど・・・」
とのこと。ちょっと高いと聞き敷居も高そうでしたが、ここへ再度来ることもそう無さそうなので、思い切って入ってみました。

PA138498 蕎麦 つかもとs.JPG PA138497 蕎麦 つかもとs.JPG

 中へ入ると、忙しそうな店員さんから、
「少しお時間かかりますが・・・」
といきなり声を掛けられましたが、
「せいろだけなら直ぐ出来ます。」
とのことでしたので、ホッとしました。勿論せいろだけでOK!

天井の高い古民家 寛いでいると先に生山葵と鮫皮のおろしセットが運ばれてきて「山葵をおろしてお待ち下さい」と。
PA138494 蕎麦 つかもとs.JPG PA138496 蕎麦 つかもとs.JPG
けれども、未だ山葵を充分におろしきらない内にお蕎麦が到着!伸びない内に頂かなくては〜とちょっと焦って摺下ろしました。

評判通り香り高く喉越し良く美味しいお蕎麦でした! つけ汁も山葵も蕎麦湯も申し分なく、お値段はもう忘れましたが決して高くないと思いました。
PA138495 蕎麦 つかもとm.JPG
オマケに残った山葵持ち帰り用の袋まで卓上に用意されていました。実は今でも未だ家で、お蕎麦屋お刺身に山葵をおろして楽しんでいます。すご〜く得した気分♪ 機会があったら是非また寄って見たいです。

手打うどんも試してみたいけれど、やはり行ったらお蕎麦を頂いてしまいそうです。どっちも好きなのですが、どちらか一方となると・・・。

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ラベル:蕎麦 うどん 山葵
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2024年10月16日

きのこ・粘菌・カビ 研修

ご訪問ありがとうございます

2024.10.13

 森林インストラクター埼玉会の先輩主催「岩殿谷津田自然くらぶ」の「きのこ、粘菌、カビを学ぶ」 講座・観察 研修会に行って来ました。

 初めて行く東武東上線の高坂駅からバスで虹の橋バス停下車、高坂丘陵市民活動センターへ。初めての場所、初めての方々にお目に掛かるというのは幾つになってもドキドキするものですね。

 講師は、 埼玉県立「川の博物館」学芸員 板垣ひより さん 。若くて元気いっぱい新進気鋭の女性、
・きのこ、粘菌、カビがどういうものか
・自然界でどのような働きをしているのか
など、ハキハキしたテンポの良いお話で、全く眠くなる隙もない楽しい講義でした。

 講義の後に出掛けてフィールドのきのこ類は、あいにく好天続きで乾いていてきのこが出ているか危ぶまれましたが、流石みなさんの自然観察の目は鋭くて、続々と発見!

ただ、板垣先生はきのこの同定は余り得意ではないそうで持参され調べられるとのことでした。

テングタケの仲間      未同定のきのこ
PA138472 テングタケの仲間s.JPG PA138473 不明のきのこs.JPG

未同定のきのこ(した3枚同種)
PA138474 不明のきのこs.JPG PA138475 不明のきのこs.JPG

PA138476 不明のきのこm.JPG

キイボカサタケ
PA138479 キイボカサタケm.JPG

未同定のきのこ       ヒイロタケ
PA138482 不明のきのこs.JPG PA138489 ヒイロタケs.JPG

クロホコリタケ?
PA138492 ホコリタケの仲間s.JPG PA138491 ホコリタケの仲間s.JPG 

未同定の変形菌(粘菌)
PA138483 変形菌 粘菌m.JPG

PA138485 変形菌 粘菌m.JPG
まるで「風の谷のナウシカ」の王蟲が触手をのばしているような迫力・・・ですが、この状態の時は移動しません。(粘菌アメーバ〜変形体の時、バクテリアや菌類などを食べながら移動)
昔は「粘菌」と呼ばれ現在は「変形菌」と呼ばれてる謎めいた動く菌類。その子実体は可愛らしいものも多く、なかなかの人気者です。

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2024年10月15日

シャクチリソバ 赤地利蕎麦

ご訪問ありがとうございます

昨年4月、入間川沿いハイキングで初めて見たシャクチリソバ、末は入間川に注ぐ高麗川(高麗川→越辺川→入間川)の巾着田近辺でまた出会いました。

シャクチリソバ 赤地利蕎麦 タデ科ソバ属
PA088413 シャクチリソバm.JPG
ソバの花にそっくり。5弁の花びらに見える部分は萼片で花びらはありません。

4月に初めて見たときは花も蕾もなく、葉だけ見て葉の形はランヨウアオイに似てるけど、生え方は全く違うしナンダロウ?? と迷いましたが、今回は茎も伸び上がっており葉の着き方、花から見てもタデ科でソバの仲間と分かる風情でした。
PA088393 シャクチリソバm.JPG

葉っぱだけ茂っていると、やはり分かりづらい。
PA088387 シャクチリソバm.JPG

ヒマラヤ、中国南西部原産の外来種。宿根草で冬期に地上部は枯れるが、年々根が太り叢生していく。原産地は乾燥地なのに、川沿いに広がっているのは何故だろう。乾燥地でも生きられる、というだけで実は湿地が好きだったのか。ということは、ヒマラヤが嘗ては湿地で、その頃からの生き残りなのだろうか。

一時ルチンが多いと人気の出たダッタンソバの近縁ながら、果実は苦みが強すぎて食用にならず、若葉の頃の茎葉は茹でて晒すなどすれば食用になり「野菜蕎麦」と呼ばれ利用する地域もあるとのこと。

ダッタンソバも苦みが特徴だけれど、それ以上のエグさとは・・・どれだけ生き残る為に頑張って生き延びて来たのかと、川辺でそよぐ柔らかな草姿からは想像できない壮絶な?歩みに思いを馳せてしまう。

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2024年10月14日

ヒガンバナ 果実

ご訪問ありがとうございます

「花木くらぶ」で高麗にヒガンバナを観に行くことなったら、有り難いことに、参加出来なかった先輩がヒガンバナの開花についての資料を送って下さり、俄予習をして観察会に臨みました。

ヒガンバナで埋め尽くされ真っ赤に染まることで有名な「高麗の巾着田」
PA088391 高麗 巾着田ml.JPG

満開の頃は車の渋滞も起きるほどで入場料も掛かるのですが、花の盛りを過ぎた雨の日、殆ど訪れる人も無く静かなそのもの・・・
PA088402 ヒガンバナm.JPG

しかし、こういう時こそ本領を発揮される「花木くらぶ」の先輩方、日本のヒガンバナは三倍体で結実をみられない筈なのに・・・

ヒガンバナの果実を発見しました!
PA088397 ヒガンバナ 果実m.JPG
興奮しすぎてピンボケなのが切ない・・・

ただ、良く観ると奥の方の終わった花殻に比べて日数が大分経っているようで、これは早咲きの「コヒガンバナ(ヒガンバナの2倍体変種と呼ばれるが、寧ろ母種?)では?」とのことでした。 見た目は殆ど変わらないものの、開花が1ヶ月程速いのが特徴だそうです。そうだとすると・・・

2024.09.06 狭山丘陵 コヒガンバナ
P9067737 ヒガンバナm.jpg
9月の初めに咲き出していたこれもコヒガンバナかもしれません。結実しているかどうか観に行かなくては!

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ヒガンバナ お彼岸に咲く訳

ご訪問ありがとうございます

「桜前線」は南から北上、「紅葉前線」は北から南下というように、縦長の日本列島で少しずつ時期がずれるのに、ヒガンバナだけは何故だか日本中でほぼお彼岸の頃に咲くのが不思議でした。

 先輩の送って下さった資料によると、その理由は、積算温度でも適温到来でもなく「急激な気温降下」なのだそうです。

 今年、ヒガンバナの開花日が狂った場所は、夏の高温が続いて気温の急降下が生じなかったからと思われます。

 先日訪れたヒガンバナの名所高麗の巾着田でも、林の中の群生地では全体的に少し遅れたものの、「気温の急降下がお彼岸頃にあり」開花が揃ったので既に終わってしまっていましたが、

開花後のヒガンバナ 2024.10.08 高麗 巾着田
PA088400 ヒガンバナm.JPG

日向の土手沿いなどでは夏の高温が続き「気温の急降下が起きた時期が遅かった」と思われ、まだ満開の状態でした。

満開の彼岸花 2024.10.08 高麗 土手沿い
PA088426 ヒガンバナm.JPG

また、先日お伝えしたように、稀に二倍体のコヒガンバナが混じっていた場合、開花期が数週間早い特徴があり、結実も見られます。

コヒガンバナ? 2024.09.06 狭山丘陵
P9067737 ヒガンバナm.jpg
(結実は未確認)


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2024年10月13日

ヒメウラナミジャノメ 姫裏波蛇目

ご訪問ありがとうございます

ヒメウラナミジャノメ 姫裏波蛇目 2024.10.13
タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科 花はミゾソバ
PA138490 ヒメウラナミジャノメ  ミゾソバm1.JPG
近縁種のウラナミジャノメは絶滅危惧種ですが、こちらは未だ近辺でも普通に見られます。幼虫の食草であるチヂミザサもススキも沢山生えているので安泰のようです。

「裏浪」といえば、葛飾北斎の大きな波が振りかぶる波裏からの富士山の雄大な浮世絵が思い浮かびますが、名前は後翅裏のさざ波模様からでしょうね。

 後翅裏(翅を閉じたときに見えている側)の蛇の目模様が普通は5コ。6〜8コの個体も(この個体も良く見ると6コ)。
学名 Ypthima argusのアルガスは100の目を持つ巨人アルゴスに因んでいるそうです。この小さな蝶に、常にどの目かが覚めていて死角のない巨人の名前とは・・・孔雀の羽の目玉模様も同様に「アルゴスの目」と呼ばれています。人にも動物にも大きな沢山の目の威嚇力は大きそうです。

 ウラナミジャノメ(近年、生息地である湿地の消滅や生息地の孤立化及び生息地のブッシュ化、森林化により急激に減少し、本州産亜種が環境省レッドリストの絶滅危惧II類に指定されている)
幼虫の食草は、イネ科ササクサなど、カヤツリグサ科。
後翅裏の蛇の目模様は3コ。

山野草を見ていると、そこへやってくる虫や鳥たちにも目が留まります。元々虫も鳥も好きでしたが、植物ほどのめり込んで来なかったので、今更ながら少し足を踏み込んでみようかなと・・・。願っても叶わないような昆虫や鳥の師匠が身近にいてくださるのに勿体ない! この期を逃さず追いかけたいです。

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2024年10月12日

実の生るヤブカラシ二倍体の葉

ご訪問ありがとうございます

 先日、初めて関東以北では殆ど実が生らないヤブカラシの実を見ました。

ヤブカラシの果実 2024.08.29 狭山丘陵
DSC_1891 (002) ヤブカラシ 果実m1.JPG

その話を先輩方にした際、
「実の生るヤブカラシは左右の小葉がくっつく事が多い」
との、新情報を頂きました。

 実のことばかりに目が捕らわれていて、そんなことには全く気づいていなかったので、確認に行って来ました。採集し損なった果実も手に入れようと思ったのですが、残念ながら果実は既に無くなっていました。生っていた場所だけは覚えていたので葉を見てみると・・・おおおっ、本当だ!

実る二倍体ヤブカラシの葉 2024.10.08 狭山丘陵
PA088434 実が生ったヤブカラシの葉m.jpg
全てではありませんが、左右の小葉がくっついている葉が多く、切れ込みもなく5枚小葉の鳥足状複葉ではなく、3枚小葉の三出複葉のまるでイチゴの葉のようなものまでありました。
PA088432 ヤブカラシ 二倍体 葉s.JPG PA088433 ヤブカラシ 二倍体 葉s.JPG

関東では一般的な実らない三倍体の鳥足状複葉
P9228090 ヤブカラシ 葉m.JPG

ああ、未だ未だ知らぬことのみ多かりき・・・探索は楽しい♪

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謎のブドウ科の正体

ご訪問ありがとうございます

名残のヒガンバナを楽しもうと出掛けた埼玉県高麗(こま)の人家の庭先で、初めて見る「謎のブドウ科」植物に出会いました。

2024.10.08

PA088374 謎のブドウ科m.JPG
園芸種では斑入りが多い「ヘンリーヅタ」の原種かな?と思ったのですが、鋸歯や葉の厚み、表面の艶の様子(側脈が目立たない)が違うかなと・・・。
PA088375 謎のブドウ科m.jpg
PA088376 謎のブドウ科ml.JPG

PA088377 謎のブドウ科m.jpg
蔓の出方(巻きひげが2節続けて出て1節休む)からしてブドウ科ブドウ属のようです。(ノブドウ属は全節から巻きひげが出る。)

PA088378 謎のブドウ科m.JPG
ヘンリーヅタ(ツタ属)なら巻きひげの先に吸盤があるのですが、どうみても・・・無い!

はて?と悩んでいたら、同行の先輩よりメールが入り「アメリカヅタ」ではないかと・・・ヘンリーヅタに似ていて吸盤がない! 正体はこれのようです。 初めて見る植物でビックリでした。 どこに新しい植物が入り込んでいるか分かりませんね。

ネット上、若しくは園芸店でも、外見のよく似ているヘンリーヅタとアメリカヅタは混用されているようですが、吸盤があるのがヘンリーヅタ、無いのがアメリカヅタです。壁面を吸盤で汚したくない方は、アメリカヅタを探してフェンスなどに誘引すると良さそうです。

紅葉はヘンリーヅタより綺麗だそうで、是非見てみたいものです。

(参考写真)アメリカヅタ
アメリカヅタm.jpg
上の写真は、こちらの「ガーデニング花図鑑」さんより借用編集したものです。

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2024年10月11日

高尾山 琵琶滝・カツラ林コース(2)

ご訪問ありがとうございます

本番予定だった10月2日(土)が残念乍ら、雨天中止となってしまいましたが下見のレポです。

2024.09.28 

琵琶滝(6号路)コース 
高尾森林ふれあい推進センター〜琵琶滝〜6号路
〜5号路〜もみじ台(昼食)〜高尾山頂〜1号路〜清滝前広場

シロヨメナ 白嫁菜 キク科 ミズヒキ 水引 タデ科 イヌタデ属
P9288156 シロヨメナ ミズヒキm.jpg
いつも白いシロヨメナと赤いミズヒキが一緒に咲いて、とても秋らしく美しい一角なのですが、今年は伐採した草木が投げ込まれていて残念でした。少し取り除いてみたものの、潰れて傷ついた部分は直らないです。

モミジガサ 紅葉傘 キク科 コウモリソウ属
P9288157 モミジガサm.jpg
東北の春、「シドケ」という山菜名で市場に並ぶモミジガサには、こんな花が咲きます。

ジイソブ 別名ツルニンジン 爺斑 蔓人参 キキョウ科
P9288159 ジイソブ ツルニンジンm.JPG
風船みたいな蕾ばかり見てきましたが、やっとふっくら咲いた花に会えて嬉しい♪

オクモミジハグマ 奥紅葉白熊 キク科 モミジハグマ属
P9288160 オクモミジハグマm.JPG
よく観ると、3つの小さい花が集まって一つの花に見えているのが分かりますね。

ムカゴイラクサ 零余子刺草 イラクサ科ムカゴイラクサ属
P9288161 ムカゴイラクサm.JPG
葉腋に零余子がつくイラクサの仲間。名前の通り細かく鋭い棘があるので迂闊に触らないで下さい。チクチクがなかなか取れずに長引きますよ。

アマチャヅル 甘茶蔓 ウリ科 ダンコウバイ 壇香梅 クスノキ科
P9288162 アマチャヅル 果実s.JPG P9288169 ダンコウバイs.jpg
アマチャヅルの実は少し注意すればみつけられますが、ダンコウバイは意外と結実が少ない。

イチモンジセセリ ノハラアザミ
P9288163 イチモンジセセリm.JPG
翅に「一文字」がチャームポイントの愛らしい蝶々。

イチモンジセセリ一文字セセリ 蝶
P9288164 イチモンジセセリml.JPG
長いストロー状の口吻を伸ばして蜜を吸っています。

テイカカズラ 定家葛 キョウチクトウ科 ヤブラン 藪蘭 キジカクシ科
P9288165 テイカカズラ 果実s.JPG P9288166 ヤブラン 果実s.JPG

ツルニンジン(ジイソブ)   ジャコウアゲハ幼虫
P9288168 ツルニンジン ジイソブs.JPG P9288171 ジャコウアゲハ 幼虫s.jpg
ジャコウアゲハの幼虫の食草はウマノスズクサ科。オオバウマノスズクサの葉を食べていました。

ギンミズヒキ銀水引 タデ科
P9288170 ギンミズヒキm.JPG
赤いミズヒキの白花種を銀水引といいます。

イワギボウシ 岩擬宝珠 キジカクシ科
P9288172 イワギボウシm.JPG
ギボウシの仲間で一番遅く咲くイワギボウシ。沢山の園芸種の親でもあります。

赤花 ゲンノショウコ 現の証拠 フウロソウ科
P9288173 ゲンノショウコ 赤花m.jpg
関東は白花、関西は赤花が多いようで、高尾山で赤花は珍しい。コースの谷側で数年前にみつけ暫くは谷側ばかりでしたが、今年は山側で発見! タネがここまで飛んだのでしょうか。

ハダカホオズキ 裸酸漿 ナス科 ヤクシソウ 薬師草 キク科
P9288174 ハダカホオズキs.JPG P9288176 ヤクシソウs.JPG
ハダカホオズキの花が終わり果実ばかりになりました。この緑の実が赤く熟していきます。

ミツバアケビ 三葉木通 果実
P9288177 アケビm.jpg
アケビが紫色に染まってきました。先日まで夏日だったのに、あっという間に秋が進んでいきます。

(おわり)

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2024年10月10日

高尾山 琵琶滝・カツラ林コース(1)

ご訪問ありがとうございます

本番予定だった10月2日(土)が残念乍ら、雨天中止となってしまいましたが下見のレポです。

2024.09.28 
琵琶滝(6号路)コース 
高尾森林ふれあい推進センター〜琵琶滝〜6号路
〜5号路〜もみじ台(昼食)〜高尾山頂〜1号路〜清滝前広場

琵琶滝コースは沢沿いに上っていくので、主に半日影で湿り気のある場所に生きるものの観察となります。

ミズヒキ 水引         オオヤマハコベ 大山繁縷
 タデ科 イヌタデ属       ナデシコ科ハコベ属
P9288140 ミズヒキs.jpg P9288143 オオヤマハコベs.jpg
湿っぽい所は、タデ科の植物に人気です。同じ属のイヌタデは比較的明るく乾いた場所でも見られますが、水引は名前の如く湿っぽい所が好きです。名前は、おめでたい紅白の紙の水引細工にも擬えています。とても小さな花ですが、拡大してよ〜くみれば、真ん中辺りから上が赤、下が白に見事に染め分けられています。図鑑に寄っては「下の1枚だけが白い」と書いてありますが、実際に見ればちょっと違いますよね。

オオヤマハコベも「どこが大?」の類いの小さなお花ですが、草丈が高い所が来ているそうな。沢山咲き揃っている時は、同じナデシコ科のカスミソウにも似て可憐な姿です。

ウスゲタマブキ 薄毛玉蕗 キク科コウモリソウ属
P9288141 ウスゲタマブキm.jpg
この名を言うときは、参加者の頭部をチラッと確認。差し障りが有りそうな時は、さりげな〜く伝えて連呼は避けます(^^;)

倒木更新
P9288144 倒木更新ml.jpg
大きな木が倒れて朽ちて行く過程では沢山の小さな生命を育みます。さながら保育園のよう?

チドリノキ 千鳥の木 ムクロジ科 果実
P9288145 チドリノキ 果実s.jpg
まるでシデ類のような葉を付けるカエデの仲間ですが(今はムクロジ科になっています)、この果実を見ればカエデの仲間ということに納得して頂けるので、見て頂けると嬉しい♪

イヌセンボンタケ 犬千本茸
P9288146 イヌセンボンタケm.jpg
何故イヌが付くのか分からなかったのですが、スタッフの撮った写真の拡大を見たらモワッと粉を吹いた姿が子犬のようでした。それが謂れかは不明です。

オオハナワラビ 大花蕨
P9288147 オオハナワラビm.JPG
花の少なくなってきた時期に注目を集めるフユノハナワラビの仲間です。高尾山には「オオ」が多い。

イナモリソウ 稲盛草 花後    未同定のきのこ
 アカネ科イナモリソウ属
P9288149 イナモリソウs.jpg P9288151 きのこs.jpg
イナモリソウの花後を初めてしっかり見ました。萼の部分が残って網目のようになっていました。中に刺さっている?のは上から落ちてきた他の植物の欠片のようです。

ノブキ 野蕗 キク科ノブキ属
P9288150 ノブキm.JPG
ノブキの花は小さくて余り目に留めて貰えませんが、見れば見るほど面白い集合花です。真ん中の両性花は実らず、周りの雌花だけが放射状に実っていきます。果実は粘着性があるくっつき虫で「勲章」と称すると子供達に人気があります。

ミツバアケビ 三葉木通 アケビ科  コバノガマズミ レンプクソウ科
P9288152 コバノガマズミ ミツバアケビ 果実m.JPG
見上げる程大きく育ったコバノガマズミが沢山の果実を着けているので眺めていたら、その上の方にミツバアケビが生っているのをみつけました。未だ紫色になっていないので、ちょっとみつけづらいですね。お分かりでしょうか・・・

ノコンギク 野紺菊 キク科シオン属
P9288154 ノコンギクm.JPG
殆ど紫色がなく白い花でしたが、すくっとした草姿と横から見た総苞の形(ワイン型)、総苞弁の先の紫色からノコンギクと分かります。

シモバシラ 霜柱 シソ科シモバシラ属
P9288155 シモバシラm.JPG
冬の氷の華(結晶)で有名ですが、本当の花も霜柱が立ったような透明感にハッと目が留まります。特に咲き始めは葯が薄紫で美しさも一入。

(つづく)

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2024年10月09日

高尾山 静かな林道ハイク

ご訪問ありがとうございます

2024.10.04

JR相模湖駅ー(バス)ー大垂水峠バス停〜学習の道〜大平林道〜
高尾林道〜稲荷山コース〜5号路〜高尾山頂〜富士道〜1号路〜
ケーブル高尾駅

 9月20日に下下見を行った「高尾山 静かな林道ハイク」の本番は、明け方には小雨も上がり終日晴れの予報でしたのに、お昼前までシノシノと小雨が降ったりやんだりのお天気となりました。

 このような天気予報の場合、雨具をお持ちにならない参加者がいらっしゃる怖れがあるのですが、皆さんきちんと装備されていて大変助かりました。「そなえよつねに」ですね。

 下下見のレポを(1)〜(5)まで載せましたし、本番では殆ど写真も撮れなかったので、出来るだけ重複しない新しく開花が見られたものをお知らせしますね。

ヤマハッカ 山薄荷 シソ科
PA048340 ヤマハッカm.JPG
こうしてアップでお見せしたら、私が「キリンさん」のお顔と言い続ける気持も分かって頂けるでしょうか・・・(^^;)?

クサボタン 草牡丹 キンポウゲ科
PA048341 クサボタンml.jpg
高尾山域では余りみられない花。蔓性ではありませんが、ベル型のクレマチスに似た花を咲かせています。葉の形が牡丹に似ています。

ウバユリ 姥百合 ユリ科
PA048342 ウバユリm.JPG
ウバユリは花は沢山咲かせますが、結実は一つ程が多く、このように沢山生らせているのは珍しい。

キジョラン 鬼女蘭 キョウチクトウ科
PA048343 キジョランm.JPG
今年はキジョランの果実の当たり年のようで、あちこちで鈴生り! ここでも10コ以上の果実が見られました。

ウルシ? 漆 ウルシ科
PA048344 ウルシ?m.jpg
遠くに見えたので自信が無いのですが、消去法でウルシかなと。

テンニンソウ 天人草 シソ科テンニンソウ属
PA048347 テンニンソウm.JPG
下見の時は固い蕾で、てっきりナギナタコウジュかと思っていたのですが、開花をみてテンニンソウと分かりました。高尾山で見たのは初めてです。この場所は何度もこの季節に歩いているはずなのに・・・いつから生えていたのでしょう? 他所から持ち込まれたのかなぁ

コバノガマズミ レンプクソウ科ガマズミ属
PA048348 コバノガマズミm.JPG
やっと真っ赤に色づきました。
PA048349 コバノガマズミm.jpg

ジイソブ 爺斑/ツルニンジン 蔓人参 キキョウ科ツルニンジン属
PA048350 ジイソブ ツルニンジンs.jpg PA048351 ジイソブ ツルニンジンs.jpg
ちょっと人為的に誘引されていましたが、鈴生りに咲いてビックリでした。この場所も今年初めて知りました。

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2024年10月08日

田島ヶ原 観察会(5)田島ヶ原Bツルフジバカマ他

ご訪問ありがとうございます

(編集中・・・)

「日本植物友の会」田島ヶ原観察会

2024.10.02 田島ヶ原さくらそう自生地

バアソブ
PA028312 バアソブ 果実m.jpg

スズメウリ
PA028316 スズメウリm.jpg

ツルフジバカマ
PA028322 ツルフジバカマm.jpg

サクラタデ
PA028324 サクラタデm.jpg

メハジキ
PA028325 メハジキ?m.JPG

ミズタマソウ
PA028327 ミズタマソウm.JPG

イシミカワ
PA028328 イシミカワm.JPG

ママコノシリヌグイ
PA028310 ママコノシリヌグイm.JPG

アキノウナギツカミ
PA028331 アキノウナギツカミm.JPG

イヌホオズキ
PA028338 イヌホオズキm.JPG


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2024年10月07日

田島ヶ原 観察会(4)田島ヶ原Aマメ科、クマツヅラ他

ご訪問ありがとうございます

(編集中・・・)

「日本植物友の会」田島ヶ原観察会

2024.10.02 田島ヶ原さくらそう自生地入口〜
PA028304 田島ヶ原 入口m.jpg
サクラソウが咲いていた春とは、すっかり様変わりしていて同じ場所とは思えませんでした。

名残のセンニンソウ
PA028305 センニンソウm.JPG

ヤブツルアズキ 花と豆果 小豆の原種
P9251240ヤブツルアズキs.JPG
PA028307 ヤブツルアズキml.JPG

ツルマメ 花(別所にて)と豆果
ツルマメP9103406s.jpg
PA028311 ツルマメm.JPG

ヤブマメ 花と豆果
PA028317 ヤブマメs.jpg ヤブマメ小PA033816.JPG

クマツヅラ
PA028319 クマツヅラm.JPG

(つづく)

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2024年10月06日

田島ヶ原 観察会(3)田島ヶ原@コナギ、フジバカマ他

ご訪問ありがとうございます

(編集中・・・)

「日本植物友の会」田島ヶ原観察会

2024.10.02 田島ヶ原入口手前の小さな池〜ベンチ広場(昼食)

コナギ 小梛
PA028287 コナギm.jpg
ミズアオイかと思って近づいたら「コナギでしょ」と教えて頂いた。ナギ=ミズアオイの古名で、ナギより小型で葉より下で咲くことから。

タカサブロウ
PA028336 タカサブロウ?m.JPG
最近は、アメリカタカサブソウばかり見てきましたが、ここのは本物のタカサブロウ?? 

タカサブロウ 種子
sPA028336 タカサブロウ? 種子.JPG PA028288 ?カエルs.JPG
種子に翼があればタカサブロウ・・・あるような気がします。 小さなカエルが逃げもせず、のんびりと佇んでいました。

サザナミスズメ
PA028289 サザナミスズメm.JPG
トウネズミモチの木の葉を食べていた芋虫は、サザナミスズメ

コミカンソウ
PA028297 コミカンソウm1.JPG
これは蕾と花? 小さすぎて何が何だか・・・

コミカンソウ
PA028298 コミカンソウm.jpg
小ミカンというけれど、ミカンには似てないなぁとずっと思っていましたが、拡大して見たら、小房に分かれている所など本当にミカンそっくりでした! 名付けた人、偉いなぁ

フジバカマ
PA028302 フジバカマm.jpg
ヒヨドリバナかと思ったら、在来種のフジバカマでした。クマリン系の香りが漂っています。

フジバカマ 花と葉
PA028301 フジバカマs.JPG PA028300 フジバカマ 葉s.JPG
花はほんのりピンクっぽく、深い切れ込みが有る葉を確認。 

ダイコンドラに似た不明植物
PA028303 田島ヶ原 不明植物m.jpg
ハマヒルガオのようなダイコンドラのような・・・田島ヶ原にそんなものがあるのかどうか・・・?

(つづく)

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2024年10月05日

田島ヶ原 観察会(2)西浦和駅〜田島ヶ原Aオオエノコログサ他

ご訪問ありがとうございます

(編集中・・・)

「日本植物友の会」田島ヶ原観察会

2024.10.02 田島ヶ原へ向かう道端にて

オオエノコログサ 大狗尾草 キビ亜科
PA028257 オオエノコログサm.JPG
何だかアワ(粟)っぽいエノコログサだと思ったら、アワxエノコログサの雑種と思われる植物だそう。穂も直立していて、余り群生していない。

PA028259 オオエノコログサm.JPG
ぎっしり実が詰まっている感じです。

タマガヤツリ
PA028261 タマガヤツリm.JPG

ユウガギク
PA028264 ユウガギクs.jpg PA028263 ユウガギクs.jpg

ヒメツルアズキ
PA028267 ヒメツルアズキm.JPG

イヌホオズキ
PA028270 イヌホオズキs.jpg PA028269 イヌホオズキs.jpg

マルバヤハズソウ
PA028278 マルバヤハズソウm.jpg

アレチウリ雌花
PA028280 アレチウリ♀m.JPG

アレチウリ雄花
PA028281 アレチウリ♂m.JPG

(つづく)

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2024年10月04日

田島ヶ原 観察会(1)西浦和駅〜田島ヶ原@白花サクラタデ他

ご訪問ありがとうございます

「日本植物友の会」田島ヶ原観察会

2024.10.02 田島ヶ原へ向かう道端にて

ショウジョウソウモドキ 猩々草擬 トウダイグサ科
PA028234 ショウジョウソウモドキm.JPG
アメリカ〜アルゼンチン原産 戦後沖縄に帰化、神奈川など港のある地域からも侵出中。

アメリカセンダングサ 亜米利加栴檀草 キク科センダングサ科
PA028235 アメリカセンダングサm.JPG
北アメリカ原産。大正時代に帰化。ほぼ日本全土に分布。

オニヤブマオ 鬼藪苧麻 イラクサ科カラムシ属
PA028236 オニヤブマオm.JPG
ラセイタソウxヤブマオ説あり。

ノブドウ 野葡萄 ブドウ科ノブドウ属
PA028237 ノブドウm.jpg

ツルドクダミ 蔓蕺 タデ科 中国原産
PA028244 ツルドクダミm.JPG

ツルドクダミ         ホウキギク
PA028246 ツルドクダミs.jpg PA028241 ホウキギクs.jpg

チャガヤツリ 茶蚊帳吊 カヤツリグサ科
PA028238 ?イネ科m.jpg
(上下)こんな拡大写真だけでは、何が何だかですね、すみません(。。;)
コゴメガヤツリ 小米蚊帳吊 カヤツリグサ科
PA028239 ?イネ科m.jpg

オオクサキビ 大草黍 イネ科
PA028240 オオクサキビm.jpg

オオニシキソウ 大錦草 トウダイグサ科
PA028242 オオニシキソウm.JPG
北アメリカ原産。杯状花序。白い花弁に見えるのは、発達した腺体の付属体・・・って、訳分かりませんよね。いつか詳しく・・・。

シロバナサクラタデ 白花桜蓼 タデ科
PA028249 シロバナサクラタデm.jpg
希少種と思っていましたが、田島ヶ原まで到達する前に用水路?脇の空き地で見られてビックリでした。

(つづく)

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2024年10月03日

時透兄弟の故郷 景信山

ご訪問ありがとうございます

2024.09.29

【コース】
 高尾駅ー(バス)ー大下BS〜小下沢梅林〜小下沢登山口〜
 ザリクボの滝〜景信山東尾根出合〜小下沢登山道/小仏登山道
 出合〜景信山(727m)〜小下沢登山道/小仏登山道出合〜
 景信山登山口〜小仏BSー(バス)ー高尾駅

キバナアキギリ 黄花秋桐 シソ科アキギリ属
P9298214 キバナアキギリm.jpg
アップの写真が多いですが、引きで全体を見れば学名の「Salvia nipponica 日本のサルビア」とういのも納得ですね。基部が張り出した「鉾状」の葉形で花が無い時期もみつけやすい。

ヒキオコシ 引起 別名延命草 シソ科ヤマハッカ属
P9298215 ヒキオコシm.jpg
花はヤマハッカに似た「キリンさん型」ですが、花色は殆ど白二近く、全体の姿や花の着き方も違います。延命草、引き起こしの名の通り、病んだ人も引き起こされる程の薬効があるとか・・・。ただ、生えていたのがトイレの脇で、ちょっと噛んでみる気持になれず残念。それでここで生き残っているのかも!?

鬼滅の刃」柱たちの出身地のポスター
P9298216 鬼滅の刃ポスター.jpg
主人公の竈門炭治郎(雲取山)、同期の我妻善逸(新宿 牛込)、嘴平伊之助(大岳山)と共に、東京出身者ばかりなのは何故か?(音柱 宇髄天元は「忍(しのび)」の家系で出身地不明)「鬼滅の刃」は既に一度完結している物語だが、残された謎は多い。

霞柱(かすみばしら) 時透 無一郎(ときとう むいちろう)
P9298219 景信山 時透無一郎 霞柱m.JPG
14歳にして僅か2ヶ月の修行で鬼殺隊の「柱」となった天才剣士。あまりにも過酷な体験から入隊前の記憶を失っていた。双子の兄は、有一郎。
連載マンガは完結していますが、アニメ製作が継続中ですので、語りたいことは山ほどありますが・・・(笑)、詳細は書かないでおきますね。

景信山の茶屋 と ナメコ汁
P9298220 景信山 茶屋s.jpg P9298217 景信山 ナメコ汁s.jpg
休んでいると少し肌寒い日で、温かいナメコ汁が身に沁みました〜。ナメコは沢山底に沈んでいて勢いよく啜ると熱いので要注意。
 
ホソエノアザミ 細柄薊 キク科アザミ属
P9298221 ホソエノアザミm.JPG
アズマヤマアザミと似ているが、総苞弁が反り返っている。

イチモンジセセリ/ノハラアザミ
P9298222 イチモンジセセリ ノハラアザミm.JPG

クルマバナ 車花 シソ科トウバナ属
P9298224 クルマバナm.JPG
茎を車状に丸く取り巻き、段々に咲いていく。

ヒキオコシ 引起 別名延命草 シソ科ヤマハッカ属
P9298228 ヒキオコシm.JPG
細い花柄で風に吹かれチラチラ動いてピントが合わない・・・

ツルリンドウ 蔓竜胆 リンドウ科
P9298229 ツルリンドウm.JPG
蔓性なのだが、このように枝にクルクルと巻き付いているのは、どうも人の手が加わっているように思える。この場所でも地面に突き刺された枝に巻き付いて(巻き付けられて?)いた。

キハギ 木萩 マメ科
P9298231 キハギm.JPG
少し花が細面に見えるが、この配色はキハギしかないかと。

ゴンズイ 権萃 ミツバウツギ科
P9298232 ゴンズイm.JPG
赤いゴンズイの実が弾けて黒い種子が飛び出すと「秋になったなぁ」と思う。 

昼食後、小仏城山方面へ下山しようとすると、そちらから登って来られた方が、
「スズメバチが飛んでいて危険」
「刺された人がいる」
という情報を下さり、危険回避の為、先程の分岐まで戻り小仏バス停への下山となった。女王蜂が巣作りを終え働き蜂が羽化し始める頃の山歩きは要注意。

下見時のゆったり行程に比べ全体に速いペースであったのに加えコースも短くなり、「低山はいかい」お楽しみの「ふりかえり」に早々と向かう。この日は、蕎麦&中華&甘味という摩訶不思議なお店で乾杯! 今月からスタッフに加われた宴会部長のさすがな采配に感謝。(おわり)

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2024年10月02日

ザリクボの滝上〜景信山分岐

ご訪問ありがとうございます

2024.09.29

【コース】
 高尾駅ー(バス)ー大下BS〜小下沢梅林〜小下沢登山口〜
 ザリクボの滝〜景信山東尾根出合〜小下沢登山道/小仏登山道
 出合〜景信山(727m)〜小下沢登山道/小仏登山道出合〜
 景信山登山口〜小仏BSー(バス)ー高尾駅

ジャコウソウ 麝香草 シソ科
P9298199 ジャコウソウm.JPG
下見時にはもっと沢山咲いていたそうですが、これほど出会えたら満足♪
P9298201 ジャコウソウm.JPG

ツクバネソウ 衝羽根草 シュロソウ科
P9298200 ツクバネソウm.JPG
高尾山域では、なかなか珍しいのでは? 生き残り続けて欲しい。葉だけ見たらアカネ科かと間違えそうだなと思っていたら、葉にピントが・・・。

カノツメソウ 鹿爪草 セリ科  シモバシラ 霜柱 シソ科
P9298202 カノツメソウs.jpg P9298204 シモバシラs.jpg
小さなカノツメソウの花も茎も細くて揺れ、撮るのが難しい。
シモバシラは未だ緑色の蕾でした。

ムカゴイラクサ 零余子刺草 イラクサ科
P9298205 ムカゴイラクサm.JPG
先日、ムカゴイラクサの花のアップを撮ろうと花序の辺りに触れチクチクがとれず大変だったので、今回はそ〜っと触れずに撮りました。

イヌショウマ 犬升麻 キンポウゲ科
P9298207 イヌショウマm.JPG
イヌショウマは若干ピンクっぽいことが多いですが、ここでは真っ白でした。

キバナアキギリ 黄花秋桐 シソ科
P9298208 キバナアキギリm.JPG
この花を見ると、どうも歯医者さんで大きく口を開けているところを連想してしまう。喉の奥まで覗き込んで、雄しべの動きの実験するからかなぁ

分岐の道標         アキノキリンソウ 秋の麒麟草
                キク科
P9298210 分岐道標s.jpg P9298211 アキノキリンソウs.JPG

カシワバハグマ 柏葉白熊 キク科 分岐の道標
P9298213 カシワバハグマs.jpg P9298212 分岐道標s.jpg
この分岐は、小仏バス停から上るコースとの合流点です。ここからは広く歩かれているお馴染みのコースになります。

(つづく) 
 
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2024年10月01日

小下沢〜ザリクボの滝あたり

ご訪問ありがとうございます

2024.09.29

【コース】
 高尾駅ー(バス)ー大下BS〜小下沢梅林〜小下沢登山口〜
 ザリクボの滝〜景信山東尾根出合〜小下沢登山道/小仏登山道
 出合〜景信山(727m)〜小下沢登山道/小仏登山道出合〜
 景信山登山口〜小仏BSー(バス)ー高尾駅

 JR高尾駅から小仏行バスに乗り、大下バス停下車、暫く下って道なりに左へ上がっていくと、小下沢梅林入口近くの高速道路下が工事の資材置き場になっているようで、工事車両の出入りが多く要注意です。

 梅林沿いの道を小下沢キャンプ場に向かって進むと、沢沿いの湿気の多い環境で育つ植物たちが次々と現れます。

 *「こげさわ」には、「小下沢」「木下沢」の二つの表記が混在しています。ここでは「小下沢」を使用。

ハカタシダ 博多羊歯     ツリフネソウ 釣舟草
               ツリフネソウ科
P9298178 ハカタシダs.JPG P9298180 ツリフネソウs.JPG
博多帯の模様に似てるから?

ハダカホオズキ 裸酸漿    オオヤマハコベ 大山繁縷
ナス科ハダカホオズキ属    ナデシコ科ハコベ属
P9298181 ハダカホオズキs.jpg P9298182 オオヤマハコベs.jpg今年はハダカホオズキが豊作。 
オオヤマハコベは地面だけでなく空中湿度も必要。

セキヤノアキチョウジ関屋秋丁字 ミツバアケビ 三葉木通
 シソ科ヤマハッカ属       アケビ科アケビ属
P9298186 セキヤノアキチョウジs.JPG P9298183 ミツバアケビs.jpg
セキヤノアキチョウジも水が滴るような場所が好きな様子。
落ちていたアケビを開けたら虫がいて流石に食べられず。

チカラシバ 力芝 イネ科チカラシバ属
P9298179 チカラシバm.JPG
特に沢地ではなく普通の道端に生えている見慣れた草だけれど、朝露を含んだ姿はとても美しい。

小下沢キャンプ場      木橋を渡って・・・
P9298188 木下沢キャンプ場s.JPG P9298187 木下沢の橋渡るs.jpg
森林インストラクター一年生の時、何度もお世話になった懐かしいキャンプ場。
ジャブジャブ企画でお世話になった木橋も懐かしい。

ザリクボの滝へ向かう    ムササビの食痕?
P9298189 ざりくぼへ向かうs.jpg P9298192 ムササビの食痕?s.JPG

澄んだ沢の流れ
P9298190 澄んだ沢の流れm.JPG
澄んだ水と水音に心も洗われる・・・

ザリクボを振り返る
P9298191 ザリクボm.jpg

ツチガキ 土柿        オウギカズラ 扇葛 シソ科
P9298193 ツチガキs.JPG P9298196 オウギカズラs.JPG
ツチグリとツチガキは属レベルで別物なのですが、良く混同される。
ここはとてもオウギカズラが多く、花咲く頃は素晴らしい。

ハナオチバタケ
P9298198 ハナオチバタケ?m.JPG
ピンク色の方がハナオチバタケらしいけれど、この褐色型も多い。

ザリクボ沿いに上るこの斜面にはケヤキの巨木が多い。
P9298195 ケヤキの巨木が多いm.jpg

ホウキタケの仲間?
P9298197 ホウキタケの仲間?m.JPG
似たものが多く同定できず、すみません(。。;)

(つづく) 

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