2024年12月30日

干し柿づくり(3・終)

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11月29日に始めた干し柿作り、晴天に恵まれて無事に美味しく出来上がりました。

2024.12.19
DSC_2249 (002) 干し柿m.JPG
3週間が過ぎて「そろそろ良いかな?」と思ったのですが・・・

DSC_2250 (002) 干し柿m.JPG
大きな「甲州百目柿」でしたので、未だ中が柔らか過ぎるようでした。

2024.12.30
DSC_2247 (002) 干し柿m.JPG
1ヶ月目、遂に良い感じに干し上がりました! 
さて、早速頂こうかと思いましたが、ずっと軒下に吊してありましたが、やはり埃などが付いていそうで・・・

先ず、濡れ布巾で拭ってみましたが、特に汚れてはいませんでした。洗ってしまうと、折角表面を覆った白い糖分を落としてしまうことになるので勿体ないし・・・

ネットで調べても「そのまま食べて問題ナシ」とのことでしたが、念の為、表面を濡れ布巾で拭った後、サッと熱湯に潜らせ、再度室内で干して表面が乾いてから頂きました。

もう、最高!! 手塩にかけて?育てた干し柿は、今までで一番甘くてねっとり美味しい干し柿でした〜♪ 

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ラベル:干し柿
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2024年12月29日

高尾山 山頂・仏舎利塔広場・浄心門・清滝前広場

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本来行くはずだった高尾山山頂からの富士山
2024.11.30 下見時
PB309336 富士山 山頂m.JPG

山頂の紅葉 2024.11.30
PB309333 山頂 紅葉m.JPG

リュウノウギク 2024.11.30  ダンコウバイ 2024.11.30
PB309337 リュウノウギクs.JPG PB309338 ダンコウバイs.JPG

薬王院・四天王門の紅葉 2024.11.30
PB309340 薬王院 紅葉m.JPG

PB309341 薬王院 紅葉m.JPG

PB309342 黄葉 ブナ?m.JPG

静かな(林業関係者)慰霊塔広場で昼食を頂いた後、慰霊塔裏の近道を下って仏舎利塔広場へ寄道しました。

仏舎利塔広場の紅葉
PB309343 仏舎利塔広場の紅葉m.JPG

PB309334 仏舎利塔 紅葉m.JPG

ヤブムラサキ
PB309332 ヤブムラサキm.JPG

浄心門
PB309331 浄心門m.JPG

キジョラン 果実
PB309330 キジョランm.JPG

キッコウハグマ
PC079367 キッコウハグマm.JPG
なかなか見ることが出来ないでいたキッコウハグマの閉鎖花ではない本当の花になんと「3年ぶり!」出会えました。

PC079366 キッコウハグマm.JPG

ハダカホオズキ
PB309347 ハダカホオズキm.JPG

マユミ
PB309348 マユミm.JPG

メグスリノキ 金比羅台
PC079370 金比羅台 メグスリノキml.JPG
金比羅台のメグスリノキは半日影の場所で未だ真っ赤になっていませんでしたが、これはこれでまた美しい色合い。

PC079371 金比羅台 メグスリノキml.JPG

麦播きイチョウ 金比羅台 2024.11.30
PB309349 麦まきイチョウm.JPG

ヒイラギ 花 清滝前広場
PC079372 ヒイラギm.JPG
ほんのりといい香り・・・癒やされました〜♪

今回は、初参加の方がアメリカ出身の英語の先生も同行して下さり、高尾山の歴史や自然を楽しみながら沢山のゴミを拾ってくださいました。新しい参加者や外国の方がいらっしゃると、何となく私も他の皆さんも意気が上がり、解散時までにこにこ元気いっぱいでした。

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2024年12月28日

裏高尾 十一丁目へ・ツルギキョウ・メグスリノキ

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青龍堂から上は道が細く急になるので、慎重に進みます。光が差して明るくなったばしょに赤く色づいた実が光っていました。

ツルギキョウ 果実 キキョウ科
PC079361 ツルギキョウm.JPG
私が毎年出会いを楽しみにしている高尾山の大好きな植物の一つです。

今年は豊作〜鈴生りです!
PB309323 ツルギキョウm.JPG

ツルギキョウ 果実      マルバノホロシ 果実
PB309325 ツルギキョウs.JPG PB309322 マルバノホロシs.JPG
マルバノホロシは、ヒヨドリジョウゴに似ていますが、葉にヒヨドリジョウゴのようなアサガオ形の切れ込みが入りません。

黄葉も鮮やか! 
PB309328 黄葉m.JPG
何だったかなぁ もう忘れてしまい、すみません。イヌシデ、イヌブナ辺り?

メグスリノキ 紅葉 ムクロジ科カエデ属
PC079362 メグスリノキ 紅葉m.JPG
青い空にピンクがかった独特な色合いの紅葉が鮮やか!
珍しい三出複葉のカエデの仲間で、葉柄・葉ともに毛に覆われています。

メグスリノキイロハカエデ 紅葉
PC079363 メグスリノキ イロハカエデm.JPG
イロハカエデの紅葉との共演もまた素晴らしい。

メグスリノキ 紅葉
PC079364 メグスリノキ 紅葉m.JPG
更に近づいて真下から。
余りにも鮮やか過ぎるようですが、無加工無編集でこの色です!

(つづく)

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2024年12月22日

「修理固成」

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 世間ではクリスマスの華やぎの中、私の頭の中は日本の神様でいっぱいで頭が破裂しそうなので、兎に角、先ずは書きだしておきます。

 最終回を迎えたフジテレビのドラマ
「全領域異常解決室」のキーワード「修理固成」
國學院大學の古典文化学事業HP内「国土の修理固成」より

伊耶那岐命・伊耶那美命二柱の神に
「是多陀用弊流国修理固成」
(この ただよへながるるくに おさめかためなせ)
と詔(みことの)りして・・・ 

「この漂い流れて固まらぬ地上を修め固めて国をつくれ」
と言うような意味でしょうか。

 これからゆっくり年末年始にネット配信をご覧になる方、先を知りたくない方はこの後は読まずにお楽しみください。しかも、日本の神様大好きなので、長いです(^^;)

***ネタバレあり***

 「ヒルコ」を名乗る者が発信するSNS情報を鵜呑みにし、
「信じる自分は正義、
 反する者たちはどんなに攻撃しても滅びて構わない。」
と、ヒルコを信じてSNSを読み続けてきた者たちこそを、ヒルコは自死に追い込み粛正してしまいます。

 「自分の考えを持たず大きな強い声に流され、
  自分の考えに反する対象を執拗に攻撃する。」

 そんな風になりつつある愚かな人間を、人間の姿に宿って今も守り続ける神様方と「ヒルコ」を名乗る者(神なのか人間なのか不明。今回のラストでは役小角とされていたが疑問)の対決という構図で幕を降ろしました。役小角とされる人物は一応敗れましたが、ヒルコに乗っ取られていただけとみられていた人物は姿を消しています。

 「今回の」と書いたのは、ラスト近くで「全領域異常解決室」の「京都本部」の神々が登場し、謎を残して消えた人物もいることで、続編があるだろうなという気持からです。

 いろいろ思うところはありますが、家族にも『面白くなくなるからドラマを観ている途中で先読み予想などを言うな』と言われ続けていたので、これ以上は書かないでおきます。とか言いながら、チョロチョロ*印の所に書いていますが・・・

 今の世相を見ると、もう一度「修理固成」した方が良いのか、という気持にもなりますが、「天地の理」に適わぬこと「無理」は、日本の神様の思し召しではないでしょう。とは言え、今まで殆ど無かった「日本の神様が活躍するフィクション・ドラマ」の先がどうなるのか、今からとても楽しみにしています。

【登場された神々と宿られていた人間名】
 人間名に神名が匂わされているので、名乗った時点で何となく分かってしまいますよね。荒波警部が荒ぶる神でスサノオノミコトでは?と予想していた人が多かったようですが、法則的に違うなと思っていました。 

 一方、直毘吉道は、直毘神(ナオビノカミ)= 穢れを祓い禍を直す神、そのものの名前なので「ヒルコと名乗る何者か」かな?と思っていたのですが、あのままで終わりなのでしょうか・・・。

興玉神(オキタマノカミ)
 伊勢神宮の内宮の御垣内に鎮座する岩を神籬として祀られる。同所にて祀られる宮比神(みやびのかみ)と共に正宮の守護神。
 猿田毘古神の子孫とされ、また宮比神は猿田毘古神の妻・天宇受売命とも言われている。
 *ドラマの中での三人(柱)のご縁の深さはここからか。

↓(実はこちらの神でもあったと後に判明) 
天石戸別神(アメノイワトノワケノカミ)
 又の名を 櫛石窓神(くしいわまどのかみ)、
      豊石窓神(とよいわまどのかみ)と言い、
 二柱一組となって、四方の門を守護。
 天岩戸を開ける時に精神的な役割を担ったとされれるが、神話では物理的に力で開けた天之手力男神(アメノタヂカラオノカミ)の方が名を知られている。異名同神との説もあり。
  ドラマでは、あらゆる世界の境を守りこの世と黄泉の国をつなぐ門・黄泉戸をも守るとされ、若し滅ぼされれば全ての神々が消滅するとされていた。
 *興玉神も天石戸別神も、二柱の神が力を合わせて正宮を守護しています。ドラマでの「興玉と天野」の立ち位置と似ているなぁ。
(上のニ柱とも)

 ドラマでは全領域異常解決室 室長代理。 
 人から漏れ出す善意や悪意を見定める力を持つ。 
 → 興玉雅(おきたま みやび)演・藤原竜也

天宇受売命(アメノウズメノミコト)
 天岩戸の前であられもない姿も晒しながら鈴を鳴らし歌い踊り、天照大御神の興味を引き天岩戸を開かせる突破口を開いた。
 日本最初の踊り子。猿田毘古神の妻となり猿女の君とも。

 ドラマでは警視庁音楽隊MEC(Metropolitan Color-Guard)のダンサー。
 鈴の音で呼び出す力を持つ。
 → 雨野小夢(あまの こゆめ)演・広瀬アリス

猿田毘古神(サルタビコノカミ)
 天孫降臨時、天照大御神に遣わされた邇邇芸命(ににぎのみこと)を道案内した。

 ドラマではデリバリースタッフ。
 行先不明でも行先に向かえる力を持つ。
 → 芹田正彦(せりた まさひこ)演・迫田孝也

宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)
 稲荷神、五穀豊穣の神。

 ドラマでは全領域異常解決室 局長。
 料理が得意で皆に振る舞うのが好き。
 → 宇喜之民生(うきの たみお)演・小日向文世
 
豊玉毘売命(トヨタマビメノミコト)
 海神・大綿津見神(オオワダツミノカミ)の娘。
 浦島太郎の竜宮の乙姫のモデル。鰐(鮫)神。

 ドラマでは巫女。
 水を操り、神々の中でも屈指の武闘派。
 → 豊玉妃花(とよたま ひめか)演・福本莉子 

少名毘古那神(スクナビコナノカミ)
 大国主命と共に国造りをされた小さな体の医薬・酒造等の神。
 一寸法師やコロボックルのモデルとも。
 → 村主虎飛矢(すぐり こびや)演・名村辰

大宜津比売神(オオゲツヒメノカミ)
 五穀・養蚕の神。身体の各所から五穀や蚕も産みだした。

 ドラマでは料理研究家、全領域異常解決室の食事担当。
 荒波警部の幼馴染み。
 → 大月比呂佳(おおつき ひろか)演・田山由起

大物主神(オオモノヌシノカミ)
 蛇神。国造の神。奈良の三輪山・大神神社に祀られる。
 ドラマでは大学理事長。
 *簡単にやられてしまうような神様ではない筈なのに・・・
 → 大守浩志(おおもりひろし)演・藤岡大樹 

伊斯許理度売命(イシコリドメノミコト)
 天岩戸開きの時、天照大御神を映す八咫鏡を作った女神。
 ドラマではジュエリーデザイナー。
 → 石狩愛実(いしかりめぐみ?)演・清水なな

建御雷神(タケミカヅチノカミ)
 雷神、軍神、地震神。鹿島神宮に祀られる。
 ドラマでは、元格闘家の政治家。
 → 健実和生(たけみかずお)演・西将輝
 *拙ブログにご訪問くださっていらした鎌倉とんぼさんがお祀りされてい神様。ご存命でしたらもっと詳しくお話を伺いたかった・・・

布刀玉命(フトダマノミコト)
 太占の神。
 ドラマでは広告代理店社長。
 → 刀田楓真(とうだ ふうま)演・ジャン・裕一

市寸島比売命(イチキシマヒメノミコト)
 水神。宗像三女神の一柱。絶世の美女とされる。
 弁財天と習合。
 ドラマでは千里眼(予知能力)を持つ。
 → 生嶋未琴(いきしま みこと)演・諸林めい(小学1年生)

大国主神(オオクニヌシノカミ)
 国造の神。少名毘古那神と共に大物主神を三輪山に祀る。
 ドラマでは病気平癒の力を持つ。
 大黒天と習合。 
→ 大隈邦男(おおくまくにお) 演・吉田鋼太郎

月読命(つくよみのみこと)
 月の神。暦の神。天照大御神と共に三貴神の一柱。
 ドラマでは、月明かりの下で時間を操る力を持つ。
→ 佃未世(つくだみよ)演・石田ひかり

建速須佐之男命(タケハヤノスサノオノミコト)
 天照大御神三貴神の一柱。嵐神、水神、農耕神と様々な性質。
 牛頭天王と習合。
 凄まじい力を持つ神との認識でしたが、なんと・・・
 ドラマでは治癒能力を持ち、父親から虐待を受けている設定。
 → 佐野速雄(さの はやお)演・岩川晴(小学生)

一言主大神(ヒトコトヌシノオオカミ)
 凶事も吉事も一言で言い放つ託宣の神。
 奈良の葛城一言主神社に祀られる。
 ドラマでは、別人に変身できる能力を持つ。
 →古戸沼人志(ことぬま ひとし)演・草野イニ

蛭子(ヒルコ)
 伊弉諾尊・伊弉冉尊の最初の子。
 女神から先に声を掛けた為に「良くない」状態で生まれ葦の舟に乗せられて海に流された。

この他にも、香取さん、秋葉さんなど、神様だった?と思われる名前が散見されますが、一先ずここまで。


<警視庁捜査一課 ヒルコ専従班>

 荒波健吾(あらなみ けんご)演・ユースケ・サンタマリア
 警部、班長。全決への全面的な協力を任じられるが懐疑的。
 *「神など俺は信じない。ただ大月だったら神と信じても良い」というような発言からは、人間なのかなと。

 二宮のの子(にのみや ののこ)演・成海璃子
 警部補。全決を快く思っていない。
 最後に自ら編んだ葦の舟を残し姿を消す。ヒルコなのか?
 *二つの宮に「のの」=祈る子?の意味は・・・

 北野天馬(きたの てんま)演・小宮璃央[4]
 巡査部長。雨野のファン、全決には比較的協力的。
 *北野天満宮と関係あり?

<その他の人間>

 寿正(ことぶき ただし)演・野間口徹
 テミスホールディングス CEO。国家安全保障会議のIT部門メンバー。
 「ヒルコ」の強信者。「ヒルコ」に操られ、人魚のミイラを蘇らせ不老不死の薬を作り、神の総入れ替え=修理固成を目論むが粛正される。

役小角(えんのおづぬ)? 「ヒルコ」と称していた?
 → 直毘吉道(なおび よしみち)演・柿澤勇人
  *直毘神そのものの名前過ぎるが関係ありや?

八百比丘尼(やおびくに)
 人魚を食べ不老不死となって何百年も生きている人間。
 →犬塚真澄(いぬづか ますみ)演・関めぐみ

 未だ、天照大御神は登場していません・・・しかし、天照大御神が宿られるのは天皇陛下しか考えられないのですが・・・どうするのでしょう。 國學院大學の教授が監修されているので、私等が心配することではないですが気になります。

 続編の放送はいつ頃かなぁ・・・

FOD「全領域異常解決室」

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posted by 山桜 at 00:00| Comment(16) | TrackBack(0) | 映画・ドラマ・芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月21日

冬至 一陽来復 

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 今年も無事に冬至を迎えました。一陽来復、明日から日一日と光が力を取り戻して明るい時間が増え、気持も明るくなりますね。

 柚子湯で温まり、「ん(運)」のつくものを召し上がりましたでしょうか。

 不思議とこの季節は、意識していなくとも自然と「ん」のつくものを身体が欲しているようで、ちゃんと召し上がっているかもしれません。

 冬の七草等とも呼ばれる代表的な縁起物は、
 南瓜(なんきん)、人参、蓮根、銀杏(ぎんなん)、金柑、寒天、うどん

 その他にも こんにゃく、大根、みかん、ニンニク・・・以前の冬至の記事を読み返したら、ケロは「インスタントラーメン!」と言っていて「なるほど〜」と思い出しました。身体に良いかは分かりませんが、確かに「ン」は3つも付いてますね(笑)

 そんなことでも何でも「笑う」門には福来たる。
 皆さまにも新しい光と共に福が沢山舞い込みますように! 

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posted by 山桜 at 22:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月19日

ガマズミ が豊作

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今年はガマズミがとても豊作で、あちらこちらで真っ赤な実に出会いました。

ガマズミ レンプクソウ科 → ガマズミ科
2024.09.20 高尾山
P9208053 ガマズミm.jpg

2024.11.04 小金井市 野川
PB048879 ガマズミm.JPG

2024.11.13 多摩丘陵
PB139055 ガマズミm.JPG

2024.11.15 狭山丘陵
PB159092 ガマズミm.JPG

2024.11.17 狭山丘陵
PB179123 ガマズミm.JPG

色づき始めた9月から12月になっても未だ赤い実を着けていますが、そろそろ霜に当たって酸味がぬけて美味しくなってきているので、小鳥に食べられて段々と果柄だけになってきています。

赤くて美味しそう・・・と口にしたら酸っぱくて吐き出した方々、生で頂くのなら今が食べ頃ですよ。

ところで・・・ガマズミはスイカズラ科→レンプクソウ科と思っていたら、今度はガマズミ科になったのですね・・・もう、本当に覚えきれないです。毎回確かめないと危なくて仕方ない。

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2024年12月18日

マツバラン??

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 パイナップルは早めに避難したけれど、そろそろ他の植物たちも冬支度せねば・・・と、久し振りにベランダや庭を見ていたら、隅っこに寄せてあった空いた鉢に勝手に生えてきていたセンニンソウの根元に、これまた見慣れないものが・・・!
「何これ!?」

DSC_2251 (002) マツバラン?m.JPG

 日陰の湿っぽい所で、周りは苔なので胞子体かなにか出てきたのかな?と思って調べても該当するものみつからず、厚かましくも苔や羊歯に詳しい先輩にご相談・・・
「マツバランにも似てますが、、、」
とのお返事が!
「えっ、あの江戸園芸植物で名高いマツバラン??」

マツバランは名前に蘭がつきますが、シダの仲間です。

DSC_2251 (002) マツバラン?m1.JPG
思いもしなかった展開に動転しましたが、確かに似ているような・・・

 自然界では準絶滅危惧種ですが、栽培されている園芸種があり繁殖力は弱くないとのこと。
分布は日本中部以南となっていますが、近くの愛好者のお庭からでも胞子が飛んできて、温暖化で繁殖しやすくなっていた可能性もないことはない?

「取らぬ狸の皮算用」かもしれませんが、正体が掴めるまで観察する楽しみが増えました〜♪

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2024年12月17日

フクラスズメ 蛾

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木枯らしの中、葉の落ちた木の中で無数の雀が肩寄せ合い羽を膨らませて囀っている。そんな雀の姿に似ていると名付けられたのでしょう。

2024.11.24 越生
フクラスズメ ヤガ科ウスベリケンモン亜科
PB249161 フクラスズメ 蛾m.JPG
前翅長:50cm前後 冬にも成虫が見られる。
食草:イラクサ科、ユキノシタ科、アサ科、クワ科
後翅の瑠璃色の模様は、普通飛翔時しかみえないのですが、この時はチラ見せしてくれていました。

実は、そのチラ見せの瑠璃色の所為で、図鑑からみつけるのに手間取り、やっとみつけ、
「あっ、これ、フクラスズメ!」
と、嬉しい驚きでした。
フクラスズメは、カラムシの葉陰などに良くおり、派手な模様、激しい首振りダンスで威嚇する幼虫が有名ですが、成虫の姿を確認していなかったのです。これでやっと覚えられました。

派手派手なイモムシ型の幼虫 2022.08.01 高尾山
フクラスズメs P8010265.JPG フクラスズメs P8010264.JPG
刺激すると、頭を下にして首を左右に激しく振り威嚇! 本人は必死なのでしょうが、どこかユーモラスに見え、特に子供たちの観察会で大人気です。

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2024年12月16日

オオイタビ (フィカス・プミラ)

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先日、多摩丘陵の「よこやまの道」へのアプローチの壁面でイチジク型の実のなる常緑蔓性の植物を観察。
2024.12.10
オオイタビ大崖石榴 クワ科イチジク属
PC109377 オオイタビ 果実m.JPG
こちらの葉と果実を見れば、オオイタビで間違いないのですが・・・

PC109375 オオイタビ 成形葉と幼形葉m.JPG
下の方で壁に這い上がっている小さな葉を見ると、ちょっと同じ植物とは思えないかもしれません。
テイカカズラも同様ですが、余り日の当たらない下の方では先ずは日向に這い上がることを優先するのか、幼形葉はとても小さいのです。

オオイタビ  幼形葉
PC109378 オオイタビ 幼葉m.JPG
葉身 1〜3cm  凹凸あり、艶なし 茎に褐色伏毛あり
ハート型の全縁(ヒメイタビには、粗い鋸歯あり)

園芸店では、斑入りの幼形葉を鉢植えにして「フィカス・プミラ」の学名で扱っています。
鉢植えで蔓が垂れ下がったままの状態では、大きな成形葉にはならないようです。

オオイタビ 成(形)葉
PC109386 オオイタビm.JPG
葉身 5〜10cm  ほぼ無毛、艶あり 茎に褐色伏毛あり
主脈から出る側脈の角度が40°前後。
(イタビカズラ、ヒメイタビは60°前後)

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2024年12月15日

ニッセイ緑の財団 木工イベント

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2024.12.15

埼玉県越谷レイクタウンにて行われたニッセイ緑の財団の木工イベントに、森林インストラクター埼玉会のメンバーと参加しました。

木のキーホルダーの材料
mDSC_2231 (002) ニッセイ緑の財団 キーホルダー材料1.JPG mDSC_2232 (002) ニッセイ緑の財団 キーホルダー材料2.JPG
こちらは、森林インストラクター宮城会の仲間が宮城の木を用いて作ってくれたものと伺い、遠い地の仲間の気持と活動が繋がって感動でした。

木片のキーホルダー
ニッセイ緑の財団 キーホルダーm.jpg
選んで頂いた木についての説明などをしてから、選んだスタンプを押しストラップを付けて完成。簡単なようですが、木の種類、緑か赤の色、スタンプの種類、インクの付け方、押し加減など、向きなど、練習を重ねた後の一発勝負はなかなかの緊張感で、思い通りに出来た!の笑顔が沢山花開いて、こちらもプレゼントを頂けたイベントでした。

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2024年12月14日

ガガイモ 種子飛ぶ

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今年はガガイモの生り年なのか、あちこちで沢山の果実を見ました。
未だ爆ぜていないもの、飛び去っていないものもあって長く楽しめています。

紅葉の中、葉の上でひと休みしているガガイモの種子あり。
2024.12.05 狭山丘陵
ガガイモ 蘿藦 キョウチクトウ科ガガイモ属
R0010107 ガガイモ 種子m.JPG

R0010106 ガガイモ種子m.JPG
休んでいるのか、はたまた、葉の鋸歯に冠毛が絡まってしまったのか・・・

R0010109 ガガイモ種子ml.JPG
優雅に舞っているようにも、絡んだ糸をはずそうと藻掻いているようにも・・・

R0010110 ガガイモ 種子m.JPG
この後、そよと風が吹いてふわり空に吸い込まれていきました。

ガガイモの果実は、細くて小さなゴーヤのような形。二つに割れて、中から冠毛のついた種子が飛び立ちます。
2022.12.16 狭山丘陵
ガガイモの果実と飛び出す前の種子の配列
PC162431ガガイモm.JPG

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2024年12月13日

多摩よこやまの道(4)

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 「よこやまの道」は多摩丘陵の尾根に東西に延び、奈良時代から都と府中国府、板東、奥州を結ぶ主要道、鎌倉時代の鎌倉と北関東を結ぶ複数の南北に延びる古道と稜線上でほぼ直角に交差しています。そしてこの付近は、古戦場、多摩の志士が多く参加していた「新撰組」に関わる史跡も多く残されています。

古道五差路 道標
PC109421 古道五差路 道標m.JPG
多くの古道と交差する「よこやまの道」の中でも特徴的な五差路

5つの道がわかりますでしょうか・・・
PC109422 古道五差路s1 .JPG PC109423 古道五差路s2.JPG
尾根で交差しているので、それぞれの道が下っているのが何となく分かります。

歴史に思いを馳せてる一方で、こんなものに目を留めてしまうのが自然観察好きな我々の性質で・・・

ナガコガネグモの卵嚢
PC109424 ナガコガネグモ 卵嚢m.JPG
キラキラ光って綺麗

クロガネモチ 黒金糯 モチノキ科
PC109425 クロガネモチm.JPG

一本杉公園 道標      落ち葉を踏み分け進みます
PC109426 一本杉公園分岐 道標s.JPG PC109427 前進s.JPG
この後だったか手前だったか、細いケヤキの枝を持つ奇妙な株立ちをみつけ、
「ケヤキはこんな生え方はしない」
「だけど、この枝葉は確かにケヤキ・・・」
やがて少し先の同様の株立ちの中にトサミズキの残り葉をみつけて、やっとトサミズキの中からケヤキの実生枝が伸び上がって来たという結論に達して「な〜んだ(笑)!」
そんなこんなで、同好の仲間(先輩方なのですが・・・)と好きなだけ道草を食いながら、楽しくあーだこーだとお喋り出来るのが「花木くらぶ」の本当に嬉しいところなのです。葉の落ちた木々の皮目だけの同定も流石で楽しかったなぁ♪

さて、「一本杉公園」は、「よこやまの道」のほぼ中央にあり、今回のハイキングではゴール地です。その手前で・・・

うわ〜小さな柿がいっぱい! もしかして、禅寺丸?
PC109428 小さな柿m.JPG

拾ってきた柿と落ちていたキーウィ
PC109432 キーウィ 柿m.JPG
小さいといっても豆柿ほどではなく、キーウィ位の大きさです。

PC109435 拾った柿m.JPG
落ちていた柿なので外側には触れず、慎重に中の方だけ試食・・・まぁまぁ甘かったのですが、後味が渋く残りました。帰宅後、ちょっとお腹が痛くなったのは、この柿の所為かなぁ 

タマノカンアオイ 多摩の寒葵 ウマノスズクサ科
PC109429 タマノカンアオイm.JPG
タマノカンアオイは、多摩丘陵で発見され今も主要な自生地でもありますが、ぽんぽこ狸同様、ニュータウン開発の波に呑まれて絶滅危惧種となっています。学芸大学名誉教授 小泉武栄先生のお話では、狭山丘陵、加住丘陵、高尾山等にも点在することから、嘗ては地理的に連なっていたことが考えられるとのこと。確か飯能南部でも群生があったと何かで読んだ覚えがあります。人知れず生き残っていてくれている内に保護が進むと良いのですが・・・。

旧有山家住宅
PC109434 旧有山家住宅s.JPG PC109433 旧有山家住宅s.JPG

旧加藤家住宅
PC109436 旧加藤家住宅s.JPG PC109437 旧加藤家住宅s.JPG

PC109440 旧加藤家住宅s.JPG PC109439 旧加藤家住宅s .JPG

PC109441  旧加藤家住宅m.JPG

防人の歌の歌碑
PC109442 歌碑m.JPG
 赤駒を 山野に放し 捕りかにて 多摩の横山 徒歩ゆか遣らむ
 (あかごまをやまのにはなし とりかにて たまのよこやま かしゆかやらむ)

赤馬を多摩に横たわる丘陵に放していて捕まえられない。遠く防人に向う夫に馬なしの徒歩で行かせられないのに・・・。
遠く遥かなる地に夫を送る妻の心情が切なく心に響きます。

ああ、今日の日も傾いて、
PC109443 夕日の一本杉公園m.JPG
バス停まではやや遠し・・・後ろ髪を引かれながら、我々も帰途につきました。

参考サイト
多摩市よこやまの道
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2024年12月12日

多摩よこやまの道(3)

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先程から「よこやまの道」の解説板等の雰囲気が変わったと思ったら、いつの間にか川崎市に入ったようです。

黒川はるひ野の解説板
PC109408 黒川はるひ野の解説板ml.JPG
「黒川」と言われると水が濁っていたのかと思いきや、余りにも澄んでいて川底が透けて黒く見えたのだそうです。

「多摩丘陵」と言えば、ジブリ映画「平成狸合戦ぽんぽこ」「平成ぽんぽこ狸」≪うろ覚えで適当なタイトル書いてすみません(。。;)実はどうも苦手で一度だけしか観ていないので・・・≫の舞台でもあり、開発が進んで居場所を失ってゆく狸たちの戦いが描かれていましたが、「ぽんぽこ狸」の訴えもこの地の保護に一役かっているのでしょう。

良かったねぇ 狭山丘陵同様、きっと今でも狸たちは逞しく生き残っていることと思います。

尾根道と畑
PC109409 尾根道と畑m.JPG
(※)反対側に堀り割った様な平らな道が続いています。それが古街道跡だったのでしょうか?

丹沢の山々と富士山
PC109410 富士山 丹沢m.JPG

三頭山  大岳山
PC109411 三頭山 大岳山m.JPG
展望図が出ていて、やはりあの特徴的なデベソ山容は大岳山、その左は三頭山でした。

丹沢の海側の最後が大山(左端)
PC109413 大山 丹沢m.JPG

ゴンズイ ミツバウツギ科
PC109416 ゴンズイm.JPG
ゴンズイの赤い実と紅葉が青空に一際映えます。
PC109418 ゴンズイm.JPG

PC109419 紅葉m.JPG

大きく堀り割った古街道跡の解説標
PC109420 道標m.JPG

(つづく)

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2024年12月11日

多摩よこやまの道(2)

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2024.12.10 花木くらぶ月例会

小田急多摩線の南側に広がる多摩丘陵の尾根に「よこやまの道」はあります。やっとよこやまの道の入口に到達。

「よこやまの道」入口
PC109394 よこやまの道入口s.JPG PC109395 よこやまの道へs.JPG

因みに「よこやまの道」の名前は、万葉の昔、奈良時代、武蔵の国府が置かれていた府中からこの山並みを眺めると、東西に長々と峰を連ねるその様を「多摩の横山」「眉引き山」などと、中央より赴任していた国司らが呼んだことに由来します。

また「万葉集」にはこの地から出征した兵士を思う「防人歌」が撰ばれ、奈良の都の人々にも知られた名でした。現在、この丘陵の尾根に全長約10qのハイキングコースが整備されています。

丘の上広場よりの展望
PC109397 展望ml.JPG

PC109398 展望ml.JPG
この見覚えのある山容はもしかして大岳山? こんなに近くに見える??

PC109399 紅葉m.JPG

関東の鎌倉古道
PC109400 関東の鎌倉古道m.JPG
多摩丘陵よこやまの道は東西に延びて、北の狭山丘陵とほぼ平行ですね。鎌倉古道上ノ道で繋がっています。

多摩の尾根道と古道
PC109401 多摩の尾根道と古道m.JPG
やっと最近歩いている場所の点と線が繋がって来ました。

多摩丘陵とよこやまの道
PC109402 多摩丘陵とよこやまの道m.JPG

よこやまの道案内図・右
PC109403 よこやまの道地図ml.JPG

よこやまの道案内図・左
PC109404 多摩丘陵とよこやまの道ml.JPG

諏訪ヶ岳 四等三角点   道標
PC109405 諏訪ケ岳 三角点s.JPG PC109407 道標s.JPG

PC109406 道標m.JPG
去年気になって追っていた「禅寺丸柿」も運んでいた道なのですね。やはりご縁があると、いろいろ繋がってくるなぁ・・・

(つづく)

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2024年12月10日

多摩丘陵よこやまの道(1)オオイタビ他

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2024.12.10 花木くらぶ月例会

京王線若葉台〜防人見返りの峠〜一本杉公園
歩行距離 約5q 緩やかなアップダウンあり

京王若葉台駅で下車、暫くショッピングセンターの裏手の道を上がると左手に道標も何もありませんが「よこやまの道」へ続く歩道があり、左折します。
PC109373 若葉台〜アプローチ入口s.JPG PC109374 横山の道 アプローチ歩道s.JPG

よこやまの道に続くアプローチの部分で、観察好きの皆が直ぐに引っかかったのが、斜面を覆う蔓草です。

オオイタビ クワ科イチジク属
PC109376 オオイタビ 果実m.JPG
イチジクの仲間でそっくりな果実が生っていました。この大きさはオオイタビで間違いないのですが・・・

PC109375 オオイタビ 成葉と幼葉m.JPG
上の方の葉と下の方の葉の大きさも様子も大分異なるので、下は別種のヒメイタビではないか?説が出ました。
確かに大きさ、形、質感も大分異なるのですが、山桜的にはテイカカズラと同じ様に幼形葉と成形葉の形態が異なるのではと・・・
帰宅後に調べると、やはり上下の葉は同種のオオイタビの成形葉と幼形葉でした。

オオイタビ 成形葉
PC109385 オオイタビ 成葉m.JPG

オオイタビ 幼形葉
PC109378 オオイタビ 幼葉m.JPG
このぐらいの小さい葉の内に鉢植えにされたものが園芸店では、フィカス・プミラの学名のまま売られています。
ヒメイタビの幼形葉には切れ込みが入ることが多く、オオイタビにはありません。

コトネアスターの仲間 バラ科シャリントウ属
PC109379 コトネアスターの仲間m.JPG
これも植え込まれたもので、品種名までは分かりませんでした。
PC109380 コトネアスターの仲間m.JPG

エゴノキタケ
PC109387 ?きのこm.JPG

PC109388 ?黄葉m.JPG
コナラやケヤキの黄葉は個体差があってグラデーションが美しい。

大通りに出て信号を渡ります。 洒落た校舎
PC109389 信号渡るs.JPG PC109390 恵泉?s.JPG

トキリマメ マメ科
PC109391 トキリマメm.JPG

アメリカイヌホオズキ ナス科
PC109393 アメリカイヌホオズキm.JPG

(つづく)

多摩市よこやまの道

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2024年12月09日

干し柿づくり(2)

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11月28日に渋柿を干してから・・・
PB289306 干し柿m.JPG

12月9日 12日目の様子です。
DSC_2217 (002) 干し柿m.JPG
ご近所のアンテナの入り方からすると、ほぼ、同じアングルの筈ですが、大分小さく萎んで来ました。

1週間程経って外側が固まってきたら、3日に一度軽く揉むと早く渋が抜けるそうです。
触ってみると、一つ一つ微妙に硬さが異なるのですね。
これもやってみないと分からないことでした。

電柱の上から狙っているようだったカラスも今の所、やって来ていません。
シャカシャカビニールの効果かな?
黒いビニールをカラスの亡骸のような形にして、吊り下げるという技も伺いましたが、何となく気持ち悪くて・・・。

*撮影時は青空の下に吊しましたが、普段は軒下の夜露が当たらない場所に吊してあります。

プロペラ4発の飛行機が写り込んでいたので調べてみると、
自衛隊のC-130H 輸送機「ハーキュリー」のようかな?
https://www.mod.go.jp/asdf/equipment/yusouki/C-130H/index.html

被災地の応援に向かっているのでしょうか。ご活躍を祈ります。

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ラベル:干し柿 自衛隊
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2024年12月08日

裏高尾 高尾天満宮・千代稲荷・蛇滝

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高尾天満宮
PC079354 高尾天満宮s.JPG PC079353 高尾天満宮s.JPG
「天神水」の前は通っても、その上の天満宮へお参りする方は少ないかなと思います。天神様好みの梅が沢山ですので、梅の花の咲く頃にまたお参り出来たらと思います。

千代田稲荷大明神へ
PC079357 千代田稲荷階段からの紅葉m.JPG

PC079356 千代田稲荷神社拝殿跡m.JPG 

PC079359 千代田稲荷拝殿跡m.JPG

詳しくは、こちらの以前お参りしたときに記事をどうぞ

千代田稲荷大明神

苔に紅葉が映えます。
PC079360 千代田稲荷 苔に紅葉m.JPG

千代田稲荷から見える紅葉
PC079358 千代田稲荷 紅葉m.JPG

タマノカンアオイ
PB309316 タマノカンアオイm.JPG

イワタバコ          ヤマミズ
PB309317 イワタバコs.JPG PB309320 ヤマミズs.JPG

蛇滝(水行場)        青龍堂
PB309318 蛇滝s.JPG PB309319 青龍堂s.JPG

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2024年12月07日

裏高尾 駒木野・小仏関所跡〜小仏川遊歩道

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2024.12.07

高尾山GREEN CLEAN作戦、この12月は「蛇滝コース」。先ずは駒木野の小仏関所跡からスタートです。

駒木野(小仏)関所跡に残る「手形石」と「手付石」
PC079352 駒木野関所跡s.JPG
小仏関所は、江戸時代には甲州道中でもっとも堅固と言われた関所。
天正の頃、北条氏照が武蔵国と相模国境の要衝として小仏峠の頂上に築き、後に麓に下ろし、北条氏滅亡後の天正18年(1590年)、徳川家康により現在地に移設され整備されたとのこと。

明治の太政官布告により関所は廃止され建物は取り壊されました。現在は通行人が手形を置いた手形石と吟味を待っている間に手をついていた手付石が残っています。

明治21年(1888)、甲州街道は小仏峠を通る道から、現在の大垂水を越える道へ路線変更されています。

開会式で準備体操を始めると、ジョウビタキが傍にやって来てしきりに鳴いていました。縄張りの公園を大勢で占領されて不機嫌だったのかもしれませんね。

小仏川遊歩道への橋を渡る (撮影 ミッキー)
IMG_2377k_小仏川遊歩道の橋を渡るm.jpg

コクサギ         ミツバウツギ
PB309307 コクサギs.JPG PB309309 ミツバウツギs.JPG

サイカチの実の解説 (撮影 ミッキー) サイカチの果実(莢と種子)
IMG_2387k_サイカチの実の解説s.jpg P3023797 サイカチ 果実s.JPG

アキノタムラソウ     ミヤマフユイチゴ
PB309310 アキノタムラソウs.JPG PB309314 ミヤマフユイチゴs.JPG
秋の花の名残と冬の果実の共演でした。アキノタムラソウは「日本のサルビア」という学名ですが、サルビア同様にとても花期が長く楽しませてくれます。
ミヤマフユイチゴも熟して食べ頃。特に日向のものは美味しいです。

ツタウルシの紅葉
PB309311 ツタウルシm.JPG
触れれば殆どの一がかぶれるというツタウルシ。サーモンピンクの紅葉が美しいですが、落ち葉をうっかり拾わないように、特徴を説明しました。

霜に覆われた枯葉
PB309313 枯葉に霜m.JPG
キラキラと美味しそうなシュガーフロスティング状態でした。

オオモミジの黄葉
PB309315 オオモミジm.JPG
オオモミジは、イロハカエデより大きな葉で鋸歯が細かいものを言います。

(つづく)

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2024年12月06日

大高取山(4)幕岩・桂木観音・虚空蔵尊

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第 12回 大高取山自然観察会
主催:公益社団法人日本山岳会埼玉支部 自然保護委員会
期日:2024年11月24日(日)
集合:9:00 法恩寺東武・越生/JR八高線・越生駅 徒歩 1分 
行程 : 9:30法恩寺出発〜 越生神社〜 高取山・要害山・高取城跡
   〜西山高取下〜白岩様〜大高取山 (昼食)〜 幕岩(好展望)
   〜桂木観音/柚の里(給水・WC)〜 虚空蔵尊(給水・WC)
   〜 15:00法恩寺 (解散)
累積標高差: 574m 歩程:約 5時間

 大高取山から桂木観音へ向かう途中、好展望の開けた平場に出ました。「幕岩」の真上で、ここから幕岩は見えません。
断崖絶壁、覗き込んだら危険!

「幕岩」展望台からの展望
PB249184 幕岩からの展望1m.JPG

PB249185 幕岩からの展望2m.JPG

コースから外れ、巻き込んで下から見上げた「幕岩」
PB249186 幕岩 展望台からm.JPG
「幕岩」は、高さ 約16m、巾 約36mのチャートで、まるで幕を張ったような大岩。またしてもチャートですよ。深い海の底に堆積していた筈がこんな山の上に・・・しかも地層が縦になってます!大地変動の壮大なドラマが頭の中でゴゴゴ〜と・・・

この辺りから下には、和紙の材料となるミツマタの木が見られました。次に訪れる桂木観音辺りで行基さんが感じた香りはミツマタだったのでしょうか。

道標 先ずは桂木観音へ向かい、その後、虚空蔵尊へ向かいます。
PB249187 道標s.JPG

桂木観音
PB249188 桂木観音m.JPG
養老3年(719) 伝 行基創建。この辺りで何とも言えない芳しい香りに包まれ、草庵を建てて一心に観音経を唱えたのが始まりだそうです。
ご本尊の千手観音は榧(カヤ)材の一本造りで県内最古とのこと。
珍しい四等三角点があった筈らしいのですが、見当たらなくなっていました。

桂木観音への階段
PB249189 桂木観音m.JPG

ヤマユリの果実       ランの仲間?
PB249190 ヤマユリの果実s.JPG PB249192 ?s.JPG

虚空蔵尊
PB249193 虚空蔵尊?m.JPG
虚空蔵尊 (菩薩)は梵語の “akasa"の訳語で一切の限定を越えた絶対の世界を表わすとのこと。私は宇宙的存在かなと思っています。

法恩寺に戻り解散、越生駅へ向かいました。懐かしいFIT同期に会うことができ、初めて奥様にもお目にかかれ、また日本山岳会埼玉支部の方々による詳細な資料、解説を賜り、歴史・地質・植生など大いに学ばせて頂き、新しいご縁を広げることもでき、大変貴重な1日となりました。

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2024年12月05日

大高取山(3)クリッペ・白岩様・大高取山山頂

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第 12回 大高取山自然観察会
主催:公益社団法人日本山岳会埼玉支部 自然保護委員会
期日:2024年11月24日(日)
集合:9:00 法恩寺東武・越生/JR八高線・越生駅 徒歩 1分 
行程 : 9:30法恩寺出発〜 越生神社〜 高取山・要害山・高取城跡
   〜西山高取下〜白岩様〜大高取山 (昼食)〜 幕岩(好展望)
   〜桂木観音/柚の里(給水・WC)〜 虚空蔵尊(給水・WC)
   〜 15:00法恩寺 (解散)
累積標高差: 574m 歩程:約 5時間

高取山(越生神社奥の院・要害山・高取城址)から、大高取山へ向かう途中に露出していた大きな岩は古い時代のチャート。

PB249176 地層m.JPG
この下にチャートよりも新しいみかぶ緑色岩の層があります。新しい地層が下に?それがこの地の特徴「クリッペ」です。

チャート(英chert) 熱変成珪質岩:
・約1億6千万年前の中生代ジュラ紀中世、緻密で細かい石英からなる固い堆積岩。生物起源と非生物起源のものがある。
 生物起源: 放散虫などのシリカの殻を持つ微生物の死骸が遠洋深海底で堆積したもの。
 非生物起源: 水中での熱水活動に伴って放出されたシリカが積もったもの。
・褐色、赤茶色、緑色、淡緑灰色、灰色、黒色など様々な色のものがある。この違いは、堆積した環境(特に酸化還元状態)の違いや、堆積語の二次的な変質・変成作用によって構成鉱物にる。 
 赤褐色・茶色: 微細な酸化鉄鉱物(赤鉄鉱hematiteなど)を含む。
 黒色・灰色: 硫化鉄(主に黄鉄鉱pyrite)や炭素化合物(石墨や不定形炭素、有機物など)を含む。
 緑色: 二価の鉄を含む緑色の粘土鉱物を含む。
・割れ口は貝殻状になるものが多い。
 鋭利に尖るので刃物やヤジリ等に利用された。

みかぶ緑色岩
約1億4千万年前の中生代ジュラ紀新生に火山活動で作られた。関東山地の御荷鉾山周辺をはじめ,三波川変成帯と秩父帯中・古生層との境界に沿って,断続的に分布する玄武岩質火山岩類。
*「みかぶ」という謎の呼称は、この「御荷鉾(みかぼ)山」から来ている筈ですが、どこかで誤記が生じてそのままに・・・よって漢字表記されずカナで書かれているとのこと。

大高取山は、古いチャートが上に、新しいミカブ緑色岩が下に、通常の堆積とは上下逆になっている「クリッペ」という珍しい構造とのこと。

クリッペ(独 klippe) 横移地塊、根無し地塊: 
衝上断層により押し出された岩体がずり動いて別の岩体の上に乗り、その後の浸食によってつながりが切られ、基盤岩体とは違った岩体が孤立している地形をいう。
山用語では単に「断崖・絶壁」という意味でも使われます。

山笑(やまにこ)会で先日上った堂平山もクリッペ構造だったのですね。みかぶ緑色岩とは何か、もう少し調べる内、一番分かり易かったのはこちらです。↓

参考サイト:詳しく知りたい方は、こちらへ!
*山で宝探し*
「関東山地東部の秩父帯とみかぶ緑色岩類」
「みかぶ緑色岩と木呂子緑色岩メランジュ」

聞き慣れない用語が次々と出てきて頭がおいつきません。こうして帰宅後に調べても、未だ薄ぼんやりとした理解で情けないです。思えば、森林インストラクター受験勉強でも、地質は用語が覚えられずに苦労したのに既に大半は忘れて・・・興味はあるのですが、記憶力が落ちているのは致し方なし。それでも繰り返し学べば少しは残るかな。

ヤブムラサキ        道標
PB249177 ヤブムラサキs.JPG PB249178 道標s.JPG

白岩様(石灰岩の露頭)
PB249179 白岩様ml.JPG
説明板によれば、「白石様」と呼ばれ信仰の対象として祀られているそうですが、どんな信仰なのかの記載はなく不明。
約3億年前の地殻変動で転がり落ちてきたものらしく、良く観れば表面にウミユリの化石がみられるそうです。
ここから切り出された石は大宮神社などにも用いられているとのこと。

石灰岩:海底でサンゴ、貝類、コウサン虫などが堆積してできた岩石。セメント原料、ガラス工業の原料となる。

大高取山山頂(376m)越生10名山
PB249181 大高取山山頂m.JPG
こちらからは、先にも見えた筑波山がよく見えました。

大高取山山頂からの展望(多分反対側、曖昧な記憶)
PB249182 大高取山山頂からの展望ml.JPG

 こちらでお昼休憩。筑波山側に開けた展望がみられる側はこの時間帯は日陰で、良くご存じの皆さんは反対側の日向斜面で寛いでいらっしゃいました。見晴らしを優先した我々も食事を終えて早々に日向に引っ越しました。

(つづく)

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2024年12月04日

大高取山(2)高取山・越生神社奥の院・アリドオシ

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ご訪問ありがとうございます

第 12回 大高取山自然観察会
主催:公益社団法人日本山岳会埼玉支部 自然保護委員会
期日:2024年11月24日(日)
集合:9:00 法恩寺東武・越生/JR八高線・越生駅 徒歩 1分 
行程 : 9:30法恩寺出発〜 越生神社〜 高取山・要害山・高取城跡
   〜西山高取下〜白岩様〜大高取山 (昼食)〜 幕岩(好展望)
   〜桂木観音/柚の里(給水・WC)〜 虚空蔵尊(給水・WC)
   〜 15:00法恩寺 (解散)
累積標高差: 574m 歩程:約 5時間

越生神社を出て、次は大高取山の手前、大の付かない高取山へと向かいます。

PB249163 大高取山へm.JPG
コースの右手は里の人々が薪炭等として利用して来たクヌギ、コナラ、山桜などの広葉樹林。左手はスギ・ヒノキの針葉樹林。広葉樹林は日が入って明るく、針葉樹林は薄暗く明暗が分かれ植生も異なります。

コアジサイ         アカマツの幼樹
PB249162 コアジサイs.JPG PB249164 アカマツs.JPG
黄葉せず未だ青いままだったコアジサイ。
理由を伺い損ねましたが、結界のように守られていたアカマツ他の実生苗。アカマツは松枯れで経年木が減ったので実生幼樹は大切にされているのでしょう。

越生神社 奥の院 (高取山・要害山・高取城 170m)
PB249165 越生神社 奥宮s.JPG
関東平野が一望できるため、越生二郎が物見砦を置き、児玉四郎基行が館を築いたとも。
越生氏が館を構えるに当たり、琴平神社を守護神として勧請したのが始まりとも。
館跡とされる場所は平らで、空堀や土塁で画された曲輪の遺構がみられます。

高取山から関東平野(筑波山方面)
PB249167 筑波山方面m.JPG

双耳峰の筑波山が良く見えました。
PB249168 筑波山m.JPG

アリドオシ 蟻通 アカネ科
PB249169 アリドオシm.JPG
越生町は、北が山で寒風が遮られる為、暖温帯の植物が生育できるのだそうで、絶滅危惧種アリドオシが群生していて驚きです。
蟻を突き刺すという鋭い棘が見えています。
敵兵の侵入を防いだスコットランドのアザミのように、鋭い棘で魔を祓ってくれているのでしょう。

アリドオシ(一両)とヤブコウジ(十両) サクラソウ科
PB249170 アリドオシ ヤブコウジm.JPG
お正月の縁起物として知られる千両や万両と一緒に植えると「千両・万両・有り通し」となって、更に縁起が良いとされていますが、ここでは十両と一緒に自然に生えていました。そんなに大金持ちでなくとも、十両程が品が良いですね。(因みに江戸時代の一両は今で言うと8万〜20万円位の間で変動していたそうなので、10万として考えると十両は約100万円ほど?)

石祠と塚
PB249171 塚m.JPG
どうも何かを感じる場所を撮るとボケてしまう・・・

石祠・塚を守るご神木のスダジイ
PB249172 スダジイm.JPG

(つづく)

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2024年12月03日

大高取山(1)法恩寺・越生神社

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ご訪問ありがとうございます

第 12回 大高取山自然観察会
主催:公益社団法人日本山岳会埼玉支部 自然保護委員会
期日:2024年11月24日(日)
集合:9:00 法恩寺東武・越生/JR八高線・越生駅 徒歩 1分 
行程 : 9:30法恩寺出発〜 越生神社〜 高取山・要害山・高取城跡
   〜西山高取下〜白岩様〜大高取山 (昼食)〜 幕岩(好展望)
   〜桂木観音/柚の里(給水・WC)〜 虚空蔵尊(給水・WC)
   〜 15:00法恩寺 (解散)
累積標高差: 574m 歩程:約 5時間

 FIT同期手作りの「久那小屋」中心に活動しているちちぶ里森の会つながりで、歴史のある寺社、「クリッペ」と呼ばれる新しい地層の上に古い地層が乗る珍しい地層の大高取山(376m)、絶滅危惧種「アリドオシ」等の豊かな植生を、日本山岳会埼玉支部自然保護員の方の解説を頂き乍ら観察して歩いて来ました。

 先ずは、越生(おごせ)駅から正面へ徒歩1分の「法恩寺」に集合です。越生(おごせ)は難読地名の一つで、私も長年間違っておごぜと読んでたので変換できず、やっと今回誤りに気がつきました。

松渓山法恩寺(しょうけいさん ほうおんじ) 真言宗 智山派
中門
PB249136 法恩寺m.JPG
正徳元年(1711)建立。
明治34年の火災でも焼け残った越生最古の建造物の一つ

松渓山の名の通り見事な松
PB249142 法恩寺の松m.JPG

本堂
PB249137 法恩寺m.JPG
ご本尊は大日如来。越生―族の氏寺。

鐘楼            地層
PB249139 法恩寺 鐘堂s.JPG PB249138 法恩寺 地層s.JPG 
享保6年(1721)建立。
中門と共に明治34年の火災でも焼け残る。
境内を広げる為に手掘りで掘削した後とのこと。

武州 越生 松渓山法恩寺HP

天平10年(738)行基大師が東国遊行の際、大日如来、釈迦如来、阿弥陀如来、薬師如来、観音菩薩の5体を発見して祀り霊場としたと伝えられている。境内のソメイヨシノは樹齢100年の現役。

越生神社 

入口の石碑群
PB249145 越生神社m.JPG

鳥居
PB249148 越生神社 鳥居m.JPG

狛犬たち
PB249150 越生神社 狛犬s.JPG PB249149 越生神社 狛犬s.JPG

拝殿
PB249153 越生神社 拝殿m.JPG
ご祭神: 素戔嗚尊(スサノオノミコト)、饒速日命(ニギハヤミノミコト)
明治42年(1909)金毘羅神社、八幡神社、日吉神社、八坂神社、稲荷神社を合祀し造営。
7月下旬の越生祀りは牛頭天皇を祀る八坂神社の祭典(祇園祭の系譜)

稲荷社の狐さんたち
PB249156 越生神社 稲荷社s.JPG PB249155 越生神社 稲荷社s.JPG

稲荷社           境内のチャートの石垣
PB249157 越生神社 稲荷社s.JPG PB249151 越生神社 石組s.JPG

サカキの果実        大イチョウ
PB249154 サカキ 果実s.JPG PB249158 越生神社 大イチョウs.JPG
サカキの果実は結構めずらしい。

神社の脇から抜けた道     アキノノタムラソウ
PB249159 越生神社 抜けた道s.JPG PB249160 アキノタムラソウ?s.JPG 
神社の脇から抜けた道沿いにアキノタムラソウに似た花が咲いていましたが、羽状複葉形の葉ではなく丸い葉ばかりでした。

フクラスズメ 蛾
PB249161 フクラスズメ 蛾m.JPG
派手にダンスをする幼虫は良く見かけますが、成虫をきちんと観察できたのは初めてで、帰宅後調べてやっとフクラスズメと分かりました。普通、こうして止まっている時には、後翅の瑠璃色模様は見えない筈で迷いましたが、前翅の模様で判断しました。

(つづく)

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2024年12月02日

ピーチパイン栽培記

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今年の5月、ケロの嫁ぎ先のご実家(沖縄)で世にも美味なパイナップル2種(ご本家の西表島のパイナップル農場直送)をごちそうになりました。

ゴールド・バレル(奥の2つ)/ピーチ・パイン(手前)
DSC_1658 (002) ピーチパイン 脇芽矢印入m.JPG
黄金色に輝き、これ程香り高く甘くて美味しいパイナップルは生まれて初めて!何も知らずにパクパクと頂いてしまいましたが、帰りに空港で売られているゴールド・バレルのお値段を見てビックリ(当時約8,000円、今はもっと高額に・・・)! とても自分では手が出ませんので、このご縁がなければ一生味わえなかったかもしれません。ありがたや・・・。

写真手前(お皿の上も)少し小型でピンク色、見た目も「ピーチ」なピーチ・パインは、味も食感もまるで「桃のよう」、ゴールド・バレルとはまた違う美味しさでパインの酸味が苦手な方はこちらがお好みかもしれません。但し、ピーチ・パインは実が柔らかで日持ちしないため、殆ど流通していないそうです。

さて、ご主人様は、そのピーチ・パインの頭の部分をおもむろに捥ぎ取られ、忽ちポキポキっと芽を搔き私にくださいました。
ピンク色を帯びたピーチ・パイン
mDSC_1662 (002) ピーチパイン.JPG

ピーチ・パインの吸芽 まるで小さな筍のようです。
DSC_1659 (002) ピーチパイン脇芽m.JPG

その時は聞き慣れない用語で聞き取れなかったのですが、調べてみるとパイナップルの芽には、
・冠芽 かんが  ヘタ crown  果実の上の冠
・吸芽 きゅうが 脇芽 sucker ,pup 冠の葉の間から生える
・裔芽 えいが  新芽 slip  果実の下から生える
の、三種類があり・・・

冠芽 から育てる方法は良く聞きますが、葉の間から出てくる吸芽(一番上の写真の青い矢印)から育てる方が少し早く(適地で1年半ほど)収穫出来るそうです。因みに冠芽からだと適地で2年ほど。

更に果実の下方から出てくる「裔芽 えいが」からなら、適地で1年で収穫可能とか。これは栽培地でしか手に入りませんね。

面白いことに、この裔芽は暫くすると自らポロリと下に落ち、環境の良い所に転がれば発根して増えていくようです。生存方法が何通りもあって逞しいなぁ

帰宅後、「掻き落とした部分を乾かしてから」適度な酸性で水はけのよい土を調合して植え付けました。貝殻粉も混ぜてみました。
DSC_1672 (002) ピーチパインの脇芽m.jpg

数週間、1ヶ月と経っても根が出て来ず心配(パイン発根には気温が低かった?)・・・挙げ句に左の鉢は台風で吹き飛ばされ(用土も鉢も軽かった)行方不明に・・・生き残った右の芽は猛暑の夏に沖縄を思い出し元気を盛り返したか、根を張りグンと葉も伸ばし出しました。

2024.10.30 猛暑を越えて成長
DSC_2039 (002) ピーチパインm.JPG

やっと元気に育ち始めたと思ったのも束の間、関東の丘陵地の我が家では急に冷え込んで来たので、霜が降りる前に空の水槽にガラスの蓋をした中に避難させました。その後、直ぐに2回も霜が降りたので危機一髪。

さて、無事に冬越しが出来るか・・・最低耐寒温度が10℃の記載もあるので、家の中に取り込むのが無難なのでしょうね。家の中に鉢物を入れない(そこまで無理して育てない)主義でしたが・・・。

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2024年12月01日

ガーデン・ハックルベリー

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田島ヶ原の観察会でイヌホオズキの仲間のお話を聞き、
「アメリカイヌホオズキだけでなく、他にも色々あるんだなぁ・・・」
と、少し闇が晴れて来て嬉しかったのですが、多摩丘陵でまた見たことも無い大きなイヌホオズキの仲間に出会しました!

もう、興奮して
「な、なんじゃ、こりゃ〜!」状態 

巨大イヌホオズキ(仮称) 2024.11.13 多摩丘陵
PB139043 ガーデンハックルベリーm.JPG
この写真だけ見ても、大きさが分かりませんので、手モデルのご協力を得たのが下の写真。

PB139047 ガーデンハックルベリーm.JPG

PB139048 ガーデンハックルベリーm.JPG

この時点で、既に「ハックルベリーなんとかじゃない?」という流石のサジェスチョンがO先輩から出ていましたが、帰宅後、直ぐに手モデルをして下さったN先輩より解決メールが届き、
「ガーデン・ハックルベリー」と同定されました。ありがとうございます!

ガーデン・ハックルベリー 果実 ナス科
PB139044 ガーデンハックルベリーm.JPG


PB139045 ガーデンハックルベリーm.JPG

草姿
PB139046 ガーデンハックルベリーm.JPG

北米原産、ツツジ科スノキ属などの小さい酸っぱい果実の総称(俗称、方言的)の「ハックルベリー」に似て、家の庭でも簡単に栽培できることが「ガーデン・ハックルベリー」の語源。ナス科であり、全く違う植物ですが、同じ様にジャムやソースなどに利用出来ます。

その場で少しだけ舐めてみた限り、独特の臭みがあり美味しいものではありませんでした。
また、未熟果には毒性の強い「ソラニン」(ジャガイモの芽に含まれることで有名)があるので、見かけても生で口にするのは避けましょう。
日本で見られるイヌホオズキの仲間も食用にはなりませんのでご注意ください。

***

話は変わりますが・・・
その昔、”ハックルベリー・フィン” と言えば、”トム・ソーヤ” の親名の名前としてしか知らなかった私、長じて「ムーン・リバー」の歌詞で再会した時、懐かしさと共に、アメリカの人々の心の中で「ハックルベリー」の名前が持つ、幼い頃を思い出す郷愁のようなものに共感しました。日本だったら「桑の実」でしょうか。

Two drifters, off to see the world
There’s such a lot of world to see
We’re after the same rainbow’s end
Waiting ’round the bend
My huckleberry friend
Moon river, and me

ハックルベリー・フィンの様な、又は、ハックルベリーを共に摘んだ幼馴染み、冒険仲間、のような意味合いなのかな。
口の中を紫色に染めて笑い合った友達の顔が思い浮かびます。

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