2024年12月02日
ピーチパイン栽培記
ご訪問ありがとうございます
今年の5月、ケロの嫁ぎ先のご実家(沖縄)で世にも美味なパイナップル2種(ご本家の西表島のパイナップル農場直送)をごちそうになりました。
ゴールド・バレル(奥の2つ)/ピーチ・パイン(手前)
黄金色に輝き、これ程香り高く甘くて美味しいパイナップルは生まれて初めて!何も知らずにパクパクと頂いてしまいましたが、帰りに空港で売られているゴールド・バレルのお値段を見てビックリ(当時約8,000円、今はもっと高額に・・・)! とても自分では手が出ませんので、このご縁がなければ一生味わえなかったかもしれません。ありがたや・・・。
写真手前(お皿の上も)少し小型でピンク色、見た目も「ピーチ」なピーチ・パインは、味も食感もまるで「桃のよう」、ゴールド・バレルとはまた違う美味しさでパインの酸味が苦手な方はこちらがお好みかもしれません。但し、ピーチ・パインは実が柔らかで日持ちしないため、殆ど流通していないそうです。
さて、ご主人様は、そのピーチ・パインの頭の部分をおもむろに捥ぎ取られ、忽ちポキポキっと芽を搔き私にくださいました。
ピンク色を帯びたピーチ・パイン
ピーチ・パインの吸芽 まるで小さな筍のようです。
その時は聞き慣れない用語で聞き取れなかったのですが、調べてみるとパイナップルの芽には、
・冠芽 かんが ヘタ crown 果実の上の冠
・吸芽 きゅうが 脇芽 sucker ,pup 冠の葉の間から生える
・裔芽 えいが 新芽 slip 果実の下から生える
の、三種類があり・・・
冠芽 から育てる方法は良く聞きますが、葉の間から出てくる吸芽(一番上の写真の青い矢印)から育てる方が少し早く(適地で1年半ほど)収穫出来るそうです。因みに冠芽からだと適地で2年ほど。
更に果実の下方から出てくる「裔芽 えいが」からなら、適地で1年で収穫可能とか。これは栽培地でしか手に入りませんね。
面白いことに、この裔芽は暫くすると自らポロリと下に落ち、環境の良い所に転がれば発根して増えていくようです。生存方法が何通りもあって逞しいなぁ
帰宅後、「掻き落とした部分を乾かしてから」適度な酸性で水はけのよい土を調合して植え付けました。貝殻粉も混ぜてみました。
数週間、1ヶ月と経っても根が出て来ず心配(パイン発根には気温が低かった?)・・・挙げ句に左の鉢は台風で吹き飛ばされ(用土も鉢も軽かった)行方不明に・・・生き残った右の芽は猛暑の夏に沖縄を思い出し元気を盛り返したか、根を張りグンと葉も伸ばし出しました。
2024.10.30 猛暑を越えて成長
やっと元気に育ち始めたと思ったのも束の間、関東の丘陵地の我が家では急に冷え込んで来たので、霜が降りる前に空の水槽にガラスの蓋をした中に避難させました。その後、直ぐに2回も霜が降りたので危機一髪。
さて、無事に冬越しが出来るか・・・最低耐寒温度が10℃の記載もあるので、家の中に取り込むのが無難なのでしょうね。家の中に鉢物を入れない(そこまで無理して育てない)主義でしたが・・・。
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