2024年12月04日

大高取山(2)高取山・越生神社奥の院・アリドオシ

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第 12回 大高取山自然観察会
主催:公益社団法人日本山岳会埼玉支部 自然保護委員会
期日:2024年11月24日(日)
集合:9:00 法恩寺東武・越生/JR八高線・越生駅 徒歩 1分 
行程 : 9:30法恩寺出発〜 越生神社〜 高取山・要害山・高取城跡
   〜西山高取下〜白岩様〜大高取山 (昼食)〜 幕岩(好展望)
   〜桂木観音/柚の里(給水・WC)〜 虚空蔵尊(給水・WC)
   〜 15:00法恩寺 (解散)
累積標高差: 574m 歩程:約 5時間

越生神社を出て、次は大高取山の手前、大の付かない高取山へと向かいます。

PB249163 大高取山へm.JPG
コースの右手は里の人々が薪炭等として利用して来たクヌギ、コナラ、山桜などの広葉樹林。左手はスギ・ヒノキの針葉樹林。広葉樹林は日が入って明るく、針葉樹林は薄暗く明暗が分かれ植生も異なります。

コアジサイ         アカマツの幼樹
PB249162 コアジサイs.JPG PB249164 アカマツs.JPG
黄葉せず未だ青いままだったコアジサイ。
理由を伺い損ねましたが、結界のように守られていたアカマツ他の実生苗。アカマツは松枯れで経年木が減ったので実生幼樹は大切にされているのでしょう。

越生神社 奥の院 (高取山・要害山・高取城 170m)
PB249165 越生神社 奥宮s.JPG
関東平野が一望できるため、越生二郎が物見砦を置き、児玉四郎基行が館を築いたとも。
越生氏が館を構えるに当たり、琴平神社を守護神として勧請したのが始まりとも。
館跡とされる場所は平らで、空堀や土塁で画された曲輪の遺構がみられます。

高取山から関東平野(筑波山方面)
PB249167 筑波山方面m.JPG

双耳峰の筑波山が良く見えました。
PB249168 筑波山m.JPG

アリドオシ 蟻通 アカネ科
PB249169 アリドオシm.JPG
越生町は、北が山で寒風が遮られる為、暖温帯の植物が生育できるのだそうで、絶滅危惧種アリドオシが群生していて驚きです。
蟻を突き刺すという鋭い棘が見えています。
敵兵の侵入を防いだスコットランドのアザミのように、鋭い棘で魔を祓ってくれているのでしょう。

アリドオシ(一両)とヤブコウジ(十両) サクラソウ科
PB249170 アリドオシ ヤブコウジm.JPG
お正月の縁起物として知られる千両や万両と一緒に植えると「千両・万両・有り通し」となって、更に縁起が良いとされていますが、ここでは十両と一緒に自然に生えていました。そんなに大金持ちでなくとも、十両程が品が良いですね。(因みに江戸時代の一両は今で言うと8万〜20万円位の間で変動していたそうなので、10万として考えると十両は約100万円ほど?)

石祠と塚
PB249171 塚m.JPG
どうも何かを感じる場所を撮るとボケてしまう・・・

石祠・塚を守るご神木のスダジイ
PB249172 スダジイm.JPG

(つづく)

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posted by 山桜 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする